2014-12-11 22:05

「物語」がないと物事を「理解」できない

 朝日新聞が面白い事を報道している。
自民党の谷垣幹事長の選挙演説を報道したもの。
この件はfcq821さんに教えて頂いたのだが、とにかく谷垣さん良い事を言っている。
おかしいなあ、アカヒが自民党の良い事を報道??、こんな疑問は置いといて・・・

<以下引用>
http://www.asahi.com/articles/ASGD946PTGD9UTFK00G.html

「日本に成長のきっかけはある」 自民・谷垣幹事長
2014年12月9日17時26分

■谷垣禎一・自民党幹事長
特集:2014衆院選

 野党時代に、民主党政権の、どこが問題か、私なりに一生懸命考えた。「民主党政権は、日本を成長させることに関心が乏しい」というのが私の結論だった。偉い学者の中でも「日本はこれ以上、成長できない」という人もいる。今は家の中に物が増え、「まず、捨てるのが先だ」という時代だから、そういう議論もあるが、そうは思わない。日本人は、何も欲しいものが無くなったわけじゃない。例えば私は69歳。来年70。家も狭いから「あれ買いたい、これ買いたい」というのはあんまりないが、「老後を健康で暮らしたい」と思う。娘たちに「お父さん、このごろ、体が弱って、世話が大変だ」なんて、あんまり言わせたくない。そういう需要に対して、どう供給していくのか、と考えたら、成長のきっかけはあると思う。(滋賀県彦根市の街頭演説で)

<引用終り>


私がこの件で興味深いと思った事、ちょうど2年前の衆議院選挙(民主党から政権を奪還した選挙)に関して藤井聡氏がこんな事を言っていた。
その話につながると思ったからだ。

何はともあれ、2年前の話である。どんな話かと言うと

<以下引用>
http://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/tba/archives/257

11月 30, (引用者注:日付は2012年11月30日)
日本の復活は「共有物語」が転換できるか否かの一点にかかっている

~「真冬の向日葵」特別ページインタビュー~
京都大学大学院教授 藤井聡

人間というものは、「物語」がないと物事を「理解」することも、ましてや何かを「判断」したり「決定」したりすることもできなくなる、ということが昨今の認知心理学で知られるようになりました。いわば、人間は「物語」がないと、文字通り「人間」として生きていくことが出来なくなるのです。
だから言うまでもなく、「今回の総選挙というものが一体どういうものなのか、という物語」がどの様なものであるのかによって、総選挙にどう臨むのかという判断や態度は全く違ったものになるのです。
橋下大阪市長が口にする「ふわっとした民意」なるものが、「国政選挙」に関して共有している「物語」は次のようなものです。「昔の自民党に象徴される日本の古くさい体質のせいで日本は閉塞した。だからこれを打ち破るには改革や維新が必要だ。それを信じて民主党に政権を取らせてやったのだが、彼等は結局、抵抗勢力に敗れて何も出来なかった。あぁ、もっと維新や改革を過激に進められる救世主が現れればいいのに…..」
この物語が世論で共有されている限り、世論が選択するのは維新や改革を過激に言い募る政党となるでしょう。

しかしこの物語は、現実と完全に乖離しています。そもそも日本が閉塞しているのは、「古い自民党」が断行しようとしていた適切なデフレ脱却策の展開が「阻止」されたからです。そして、それを阻止したのが何を隠そう、過去10年以上にわたって繰り広げられた「改革や維新」だったのです。
臨床心理学で明らかにされているように事実と完全に乖離した物語を信じ込んだ人々は確実に不幸になります。だから維新・改革物語が共有される限り、日本が幸せな国になる事はあり得ないのです───。
だからこそ、明るい日本の未来を手に入れるためには、国民の物語を「転換」しなければならないのです
三橋さん、さかきさんの『真冬の向日葵』は、こうした「選挙を巡る物語」を大きく転換させる大きな力を秘めたお話です。明るい日本の未来を構想するためにも、この度の総選挙に向けて、一人でも多くの国民にこの物語にお触れいただくことを、心から強く祈念いたしたいと思います。
どうぞ、よろしく御願いいたします。

<引用終り>

2年前の文章である。しかし今日見ても全く違和感が無い。

そして私が言いたい事。
この藤井さんが言っている「人間というものは、「物語」がないと物事を「理解」することも、ましてや何かを「判断」したり「決定」したりすることもできなくなる」という事。
此れこそこれからの日本復活に必要な事なのだと思うのです。

例えば「民の竈は賑わいにけり」と言えば、税をとるのを止めた話ね、仁徳天皇でしょうと誰でも分かる。
こんな事が今の世の中に必要なのだ。

日本の明日を創る話には矢張りこんな物語が必要。
そんな思いを強くした次第。
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コメント

 そう言えばマスゴミは延々と、アベノミックスについて成功か失敗かを論じています。

 しかし失敗論を見ていると、そもそもアベノミックスの政策コンセプトを全然理解していないんじゃないかと思える話が少なくないです。

 これは結局、アベノミックスの金融政策などの理論的根拠の説明が、「物語」にしづらいからでしょうね。

 逆に「痛みに耐えて財政再建をする」とか「既得権益を打破して、自由な競争を促す」と言う話は、現実のデフレ脱却策として、有害無益でも、個人の日常感覚にピッタリと合う物語です。

 アベノミックスを成功させるには、これを国民全部が理解できるような物語を作る必要がありますね。
  1. 2014-12-12 10:51
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  3. よもぎねこ #-
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To:よもぎねこさん

>  そう言えばマスゴミは延々と、アベノミックスについて成功か失敗かを論じています。
>
>  しかし失敗論を見ていると、そもそもアベノミックスの政策コンセプトを全然理解していないんじゃないかと思える話が少なくないです。
>
>  これは結局、アベノミックスの金融政策などの理論的根拠の説明が、「物語」にしづらいからでしょうね。
>
>  逆に「痛みに耐えて財政再建をする」とか「既得権益を打破して、自由な競争を促す」と言う話は、現実のデフレ脱却策として、有害無益でも、個人の日常感覚にピッタリと合う物語です。
>
>  アベノミックスを成功させるには、これを国民全部が理解できるような物語を作る必要がありますね。


ご指摘の通りなんです。今のマスゴミは適当に騒いでいるだけで本質を知らない。
もっとわかりやすい言葉で物語を語るべきなんですね。
そんないい例
私の若い頃は合言葉が「追いつき追い越せ」でした。誰も言いませんが敵はアメリカでした。
あの野郎、絶対一泡吹かせてやる、そう思って歯を食いしばって頑張ってきたものです。

みんなで知恵を出し合って新しい物語、合言葉を作って、未来に向かって頑張って行きたいです。
  1. 2014-12-12 14:01
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  3. 短足おじさん二世 #-
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日本再起動!

こんばんわ。

あくまで私なりの物語として。
1997年に独占禁止法が改正され純粋持株会社が解禁されました。
これは戦後の財閥解体以来の封印を解き、財閥の構築を認める、正にパンドラの箱を開ける大きなターニングポイントだったでしょう。

自由化とは資本の流動性を高めること、将来的には集積した資本を国内インフラ整備にも回したい、財閥の再構築とは表裏一体です。
しかし長年の自己投資で技術を磨いてきた業界に、後から参入するのは敷居が高い、それを下げるための規制緩和。
敷居を下げ過ぎれば、長年の投資を無にしてしまう、そればかりではなく、技術的優位性を失い、延いては国益を損ねてしまいます。

資本主義の本来の形を取り戻す、この流れは止めようがないでしょう。
その形を決めるのは、外圧でもなければ、既得権との闘いでもありません、日本人自身が考え決めていくことです。
幸いに水田稲作という投資回収の原理の手本がありますから、外国を手本にするのではなく、日本人の中で共通する理念を見出すのは、難しくないでしょう。

如何に国益を損ねずに、そこに到達するか、いや永遠に追い掛けることになるかもしれません。
長い長い戦略で、この微妙な舵取りを任せられる政党は、今の所おそらく一つしかないでしょう、間違っても難破船の3人組でないことは確かです。

-閑話-
一昨年ようやく光電話にしました。
光電話はVoIPですから、IPアドレス枯渇問題に対する解答が得られるまで躊躇していたのですが、「フレッツ光の中ではIPv6なのでIP枯渇問題とは無縁である」という答えが偶然ネット上で見つかりました。
実際にPCから確認すると、フレッツからのIPv6と、プロバイダーからのIPv4の双方のアドレスが割り振られています。
宣伝しませんが見えない所に技術的優位性を担保しているんですね。

「白犬」マークの公衆無線LAN(Hot Spot)を良く見かけるようになりましたが、逼迫してしまった3G回線の、苦肉の回避策だそうです。
ユーザーサービスのように宣伝はしていますが、電波という資源の有限性を無視して、端末を売りまくった結果ではないかと、残り少ないIPv4アドレスを大量に買い付けて、国際的な顰蹙を買ったのも、この会社だったような・・・
  1. 2014-12-13 02:58
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  3. fcq821 #/lkjinTE
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Re: 日本再起動!

> こんばんわ。
>
> あくまで私なりの物語として。
> 1997年に独占禁止法が改正され純粋持株会社が解禁されました。
> これは戦後の財閥解体以来の封印を解き、財閥の構築を認める、正にパンドラの箱を開ける大きなターニングポイントだったでしょう。
>
> 自由化とは資本の流動性を高めること、将来的には集積した資本を国内インフラ整備にも回したい、財閥の再構築とは表裏一体です。
> しかし長年の自己投資で技術を磨いてきた業界に、後から参入するのは敷居が高い、それを下げるための規制緩和。
> 敷居を下げ過ぎれば、長年の投資を無にしてしまう、そればかりではなく、技術的優位性を失い、延いては国益を損ねてしまいます。
>
> 資本主義の本来の形を取り戻す、この流れは止めようがないでしょう。
> その形を決めるのは、外圧でもなければ、既得権との闘いでもありません、日本人自身が考え決めていくことです。
> 幸いに水田稲作という投資回収の原理の手本がありますから、外国を手本にするのではなく、日本人の中で共通する理念を見出すのは、難しくないでしょう。
>
> 如何に国益を損ねずに、そこに到達するか、いや永遠に追い掛けることになるかもしれません。
> 長い長い戦略で、この微妙な舵取りを任せられる政党は、今の所おそらく一つしかないでしょう、間違っても難破船の3人組でないことは確かです。
>
> -閑話-
> 一昨年ようやく光電話にしました。
> 光電話はVoIPですから、IPアドレス枯渇問題に対する解答が得られるまで躊躇していたのですが、「フレッツ光の中ではIPv6なのでIP枯渇問題とは無縁である」という答えが偶然ネット上で見つかりました。
> 実際にPCから確認すると、フレッツからのIPv6と、プロバイダーからのIPv4の双方のアドレスが割り振られています。
> 宣伝しませんが見えない所に技術的優位性を担保しているんですね。
>
> 「白犬」マークの公衆無線LAN(Hot Spot)を良く見かけるようになりましたが、逼迫してしまった3G回線の、苦肉の回避策だそうです。
> ユーザーサービスのように宣伝はしていますが、電波という資源の有限性を無視して、端末を売りまくった結果ではないかと、残り少ないIPv4アドレスを大量に買い付けて、国際的な顰蹙を買ったのも、この会社だったような・・・


日本ではあまり大きく言われませんが1991年のソ連崩壊と冷戦終了、この前後で世界は大きく変わりました。
残念ながら日本はその変化に対する意識が乏しい、特に国民の意識が旧態然とした敗戦国意識。
しかし冷戦終結で日本の立場が全く変わったので、その為に国民一人一人の意識変革が必要になったとみています。
大きく言えば国の青磁のあり方から一個人個人の生き様に至るまでです。
難しいですが、今の若い人が健全な思想を持っている。
将来が楽しみだと思っています。
  1. 2014-12-13 17:15
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  3. 短足おじさん二世 #-
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持株会社の解禁の話が出ておりますので、以前、中小企業庁の役人に聞いた話を紹介します。
実はこの制度は中小零細企業対策として構想されたものだったようです。
独立心が旺盛で合併は嫌、でも資金力が無い。この問題を解決するためのグループ戦略としての持株会社の解禁です。
各社の余剰資金を持株会社に集めることで中小企業の弱い部分・資金供給・マネジメントの部分をサポートできる。
素晴らしい構想でしたが、この制度を使ったのは大企業ばかりで、当時の中小企業者は理解していませんでした。マスコミも、こうした視点では報道しませんし。
でも、私が思うに最近になり、ようやく、この制度を使えるような環境になりつつあるなと思います。消費税8%の厳しさと後継者難の問題です。
協同組合なんかも、さっさと持株会社に移行すれば良いのです。
  1. 2014-12-14 12:32
  2. URL
  3. 友遊 #-
  4. 編集

To:友遊 さん

> 持株会社の解禁の話が出ておりますので、以前、中小企業庁の役人に聞いた話を紹介します。
> 実はこの制度は中小零細企業対策として構想されたものだったようです。
> 独立心が旺盛で合併は嫌、でも資金力が無い。この問題を解決するためのグループ戦略としての持株会社の解禁です。
> 各社の余剰資金を持株会社に集めることで中小企業の弱い部分・資金供給・マネジメントの部分をサポートできる。
> 素晴らしい構想でしたが、この制度を使ったのは大企業ばかりで、当時の中小企業者は理解していませんでした。マスコミも、こうした視点では報道しませんし。
> でも、私が思うに最近になり、ようやく、この制度を使えるような環境になりつつあるなと思います。消費税8%の厳しさと後継者難の問題です。
> 協同組合なんかも、さっさと持株会社に移行すれば良いのです。


なるほど、貴重な話有難うございます。
ヤル気のある人を育てるシステム、これは日本の弱い所なんですね。
日本の銀行はカネを貸さないのが仕事、ですから銀行では企業は育てられません。

日本が明治期に発展した土台になっているのが人や企業を育てる風土だったんですが、今はそれが最大の弱点でしょう。
こんな持ち株会社などもその回答の一つになればいいですね。
  1. 2014-12-15 08:38
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
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財閥って言葉の響きが良くないようで。

こんばんわ。

友遊さん、ご助言ありがとうございます。
私もそうなのですが、戦後の四大財閥で習ったので、長らく財閥の意味を全く勘違いしていました、戦後は財閥ではなく単なる銀行グループですね。
同族経営の前近代的で封建的な制度だと思い込まされていましたが、世代を超えて実業を通じて社会に貢献するという日本固有のシステムであり、新旧の違いではないと、気付いて見れば200年超え企業の過半数が日本にあることが、その査証だと思えるようになりました。
継続性を重んじる辺りは、都市から発生した西洋の資本と、農村から発生した日本の資本の違いではないかと。

中央財閥のことはさておき、数え方にも拠りますが戦前の日本には100を超える地方財閥があった言われます。商工業資本は元より、造り酒屋に代表される農業資本も多く、明治から昭和初期に掛けて、これら中小の地方財閥が、産業網を大都市だけに集中させず、全国に広げる大きな原動力になりました。

GHQに目を付けられたのが84財閥、それ以来資本というものに、どこか悪のようなイメージを植え付けられてしまったのは、GHQの思う壺だったでしょう。
ですから戦後レジュームからの脱却の大きな柱だと考えています。

資本が無ければ何も始められないのも事実です。
分割されてしまった地方資本を集約して、そこに中央資本も巻き込んで資本の再構築をする。そこからの再投資で産業と雇用を生み出す、かつて電力網や鉄道網を構築したように。税に頼らない地方創生の道筋の一つではないかと思います。
業種の垣根を越えて資本を統合するのですから、財閥(コンツェルン)の再構築で間違ってはいないと思います。

農業資本を基盤に持つ地方財閥、前近代の特権階級の名残りではないのですから、この存在を日本人はもっと誇りに持って良いと思うのです。
そしてこの手法は、外資に頼らない国造りとして、発展途上国の参考となるのではないでしょうか。
勿論その前に政界と財界を別次元とするなどの諸問題の解決は必要ですが。
  1. 2014-12-16 02:44
  2. URL
  3. fcq821 #/lkjinTE
  4. 編集

fcq821 様
ご丁寧な返信ありがとうございます。
財閥=大企業グループというだけでなく地域に地方財閥があるのもそうなのですが、全国に3万以上の事業協同組合があります。一時、メンバーの高齢化により活動が形骸化しているところもありますが、若手経営者で運営しているところは元気が良いです。私の関係している組合は首都圏で100店舗を展開しておりますので、全部合わせるとかなりの売上になります。また、大手よりも中小零細の社員の方が仕事はできるのですが・・一番の悩みは各社は零細なので資金不足です。ところが各社の資本を集めて持ち株会社に組織を変えると巨大流通グループが出来てしまいます。
新自由主義的な政策が続いているので、いよいよ現実味を帯びてきましたね。

  1. 2014-12-16 23:52
  2. URL
  3. 友遊 #-
  4. 編集

Re: 財閥って言葉の響きが良くないようで。

> こんばんわ。
>
> 友遊さん、ご助言ありがとうございます。
> 私もそうなのですが、戦後の四大財閥で習ったので、長らく財閥の意味を全く勘違いしていました、戦後は財閥ではなく単なる銀行グループですね。
> 同族経営の前近代的で封建的な制度だと思い込まされていましたが、世代を超えて実業を通じて社会に貢献するという日本固有のシステムであり、新旧の違いではないと、気付いて見れば200年超え企業の過半数が日本にあることが、その査証だと思えるようになりました。
> 継続性を重んじる辺りは、都市から発生した西洋の資本と、農村から発生した日本の資本の違いではないかと。
>
> 中央財閥のことはさておき、数え方にも拠りますが戦前の日本には100を超える地方財閥があった言われます。商工業資本は元より、造り酒屋に代表される農業資本も多く、明治から昭和初期に掛けて、これら中小の地方財閥が、産業網を大都市だけに集中させず、全国に広げる大きな原動力になりました。
>
> GHQに目を付けられたのが84財閥、それ以来資本というものに、どこか悪のようなイメージを植え付けられてしまったのは、GHQの思う壺だったでしょう。
> ですから戦後レジュームからの脱却の大きな柱だと考えています。
>
> 資本が無ければ何も始められないのも事実です。
> 分割されてしまった地方資本を集約して、そこに中央資本も巻き込んで資本の再構築をする。そこからの再投資で産業と雇用を生み出す、かつて電力網や鉄道網を構築したように。税に頼らない地方創生の道筋の一つではないかと思います。
> 業種の垣根を越えて資本を統合するのですから、財閥(コンツェルン)の再構築で間違ってはいないと思います。
>
> 農業資本を基盤に持つ地方財閥、前近代の特権階級の名残りではないのですから、この存在を日本人はもっと誇りに持って良いと思うのです。
> そしてこの手法は、外資に頼らない国造りとして、発展途上国の参考となるのではないでしょうか。
> 勿論その前に政界と財界を別次元とするなどの諸問題の解決は必要ですが。


確かに財閥と言うと悪の権化のようなイメージで語られますね。
しかしご指摘のように本当は財閥が悪ではなく、発展の原動力なんですね。

私の住む町の地方財閥、昔はこんな人は旦那衆と言われました。
新田開発など、こんな人たちの財力が無ければ出来ませんでした。
そんな人たちは新しい技術にもいち早く取り組んでいました。
所謂地場産業と言うものなどはこんな人たちが出資したものが多いです。
そしてもう一つ、この人たちは文化の発展と教育にも力を入れていました。

私の街の図書館には古い本のコレクションが有ります。
江戸期の和本、漢籍、明治期の和装本で合計約1万点。
これはこの時代の街の旦那衆が勉強会や回し読みなどをしていた本のコレクションで、こんな人たちが図書館に寄付したもの、今では貴重なコレクションで東京から先生方が見にくる事も有るのだとか。
こんな文化を主導したのも地方財閥なんですね。

そして貧しい人の子どもでも優秀な子どもはこんな旦那衆がカネを出して学校に行かせました。
私の身近にもそんな事例が転がっています。

考えてみるとホリエモンがいくらカネを儲けてもこんな活動はしないでしょう。
そんな所を見ると、昔の人の方が偉かったと言えますね。
  1. 2014-12-17 17:45
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
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To:友遊 さん

> fcq821 様
> ご丁寧な返信ありがとうございます。
> 財閥=大企業グループというだけでなく地域に地方財閥があるのもそうなのですが、全国に3万以上の事業協同組合があります。一時、メンバーの高齢化により活動が形骸化しているところもありますが、若手経営者で運営しているところは元気が良いです。私の関係している組合は首都圏で100店舗を展開しておりますので、全部合わせるとかなりの売上になります。また、大手よりも中小零細の社員の方が仕事はできるのですが・・一番の悩みは各社は零細なので資金不足です。ところが各社の資本を集めて持ち株会社に組織を変えると巨大流通グループが出来てしまいます。
> 新自由主義的な政策が続いているので、いよいよ現実味を帯びてきましたね。


興味深い話です。
日本が戦後70年で失ったものはそう簡単には取り戻せません。
一つずつコツコツやっていくしかないですね。
色んな所に沢山のアイディアが有るわけですから、若い人たちががんばれる場を作れば後はその人たちでやってくれるでしょう。
  1. 2014-12-17 17:50
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  3. 短足おじさん二世 #-
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