2014-10-10 18:50

クマラスワミ報告書に反駁

 産経の 阿比留瑠比さんが「クマラスワミ報告書」について、「幻の反論文書を公開すべき」との論を展開している。
このクマラスワミ報告書については前回その感想文について私もとり上げた。
クマラスワミ報告書を読んだ感想文

これはその続編である。

最初にこれが阿比留瑠比さんの話

<以下引用>

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クマラスワミ報告書に反駁
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      阿比 留瑠比

幻の反論文書を公開すべき

慰安婦を強制連行された「性奴隷」と認定した1996年(平成8年)の「ク
マラスワミ報告書」について、6日の衆院予算委員会で興味深い質疑が
あったので紹介したい。次世代の党の山田宏幹事長が、日本政府がいった
ん明快な反論文書を作成しておきながら、なぜかすぐに引っ込めた経緯を
ただすと、岸田文雄外相はこう答弁した。

「文書に関し、詳細すぎるといくつかの国から指摘を受けて、簡潔な文書
を改めて出した。(初めの)文書は、現状では取り扱いは非公開となって
いる」

この幻の反論文書の内容については産経新聞は今年4月1日付紙面で既報
だ。簡単におさらいすると、クマラスワミ報告書に対して、具体的な事例
を示して次のように反駁(はんばく)している。

「客観的資料は無視し」「事実調査に対する姿勢は甚だ不誠実」「無責任
かつ予断に満ちた」「軽率のそしりを免れない」「歴史の歪曲(わいきょ
く)に等しい」…。

その上で国際法上、「いわゆる『従軍慰安婦』の制度を『奴隷制度』と定
義することは法的観点からは極めて不適当である」と指摘し、クマラスワ
ミ報告書は「かえって問題の真の解決の妨げとなることを深く懸念する」
と結論する。

報告書は、慰安婦狩りを証言し、朝日新聞もこのほど記事を取り消した吉
田清治氏の著書などに依拠しているのだから当然だろう。

今月6日の質疑で山田氏が「なかなか良く書けている。日本の立場を説明
できる文書だ。ぜひ公開してほしい」と求めたほどで、今読んでも違和感
はない。

ところが、現実にはこの反論文書は撤回され、慰安婦募集の強制性を認め
た河野談話や、元慰安婦への支援を行うアジア女性基金の取り組みを紹介
した簡略版の文書に差し替えられる。クマラスワミ報告書への直接的な批
判は圧縮され、抑制的なものとなった。

歴史の事実関係は一切争わず、「法的には決着済み」「もうすでに謝罪し
ている」で片付けようという、われわれが見慣れた日本の「事なかれ外
交」に落ち着いたわけである。

とはいえ不思議なのは、当初は日本側も「日本政府として法的に反論すべ
きことはしていく」(当時の橋本龍太郎首相)などと強気だったのに、そ
の後は反論文書自体をなかったことにしていることだ。

そもそも、一度は関係各国に配布された公の文書だったはずの反論文書
が、現在では日本国民にも「非公開」とされている理由がさっぱり分から
ない。

当時、反論文書に対して中国や韓国、北朝鮮などの国や日本の人権派弁護
士やNGO(非政府組織)が反発したことは分かっている。ただ、それと
政府の方針転換が直接結びついているのかは藪の中だ。

反論文書が取り下げられた経緯について、現在の外務省幹部はこういう。

「われわれが調べても分からない。だが、きちんと間違いを指摘したもと
の反論文書と簡略版はまるで別のシロモノだ。いつか反論文書は公開すべ
きだ」

反論文書を公開すれば、安倍晋三政権が歴史を修正しようとしているので
はなく、日本政府は平成8年当時から、慰安婦問題の事実関係についてこ
う認識していたのだと内外に示すことができる。無意味な非公開指定は
さっさと解くべきである。(政治部編集委員)
産経ニュース【阿比留瑠比の極言御免】2014・10・9

<引用終り>

これが阿比留瑠比さんの言っている「次世代の党の山田宏幹事長が、日本政府がいった
ん明快な反論文書を作成しておきながら、なぜかすぐに引っ込めた経緯を
ただす
」と言っている質問の動画



この動画の10:00~12:54辺りが問題のクマラスワミ報告書に対する「幻も反論書」についてである。
岸田外相は非公開となっていると答弁している。

この動画は友遊さんもとり上げている

こんな話が堂々と議論される、とてもいい事だと思うのだが、この動画で言っている「非公開とされた幻の反論報告書」だが、実は雑誌正論で発表されている。

http://www.howitzer.jp/korea/box5/a01.pdf
尚この文書については日本談児さんから紹介いただきました。

その幻の反論書だが全31ページのもの。正論平成26年6月号と7月号に掲載された。
これはその最初に1ページ
2014-10-10クマラスワミへの幻の反論書1ページ

全文は上掲文書参照ください。

阿比留瑠比さんが言っているように明確に反論しています。
尚この文書が撤回されたのは1996年、村山内閣か橋龍内閣当時だがアメリカは民主党のビル・クリントン政権である。
アメリカ民主党はこの当時も今もその体質は変わっていない、そう思える話である。
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コメント

村山内閣は、1996年1月11日に終わってます。報告は同年2月5日です。
  1. 2014-10-10 23:08
  2. URL
  3. Cerry Blossoms #-
  4. 編集

追記願います。

幻の反論文をupしたのは氏です。

彼のブログはこちらです。他にも貴重な資料がありますので慰安婦問題に関心のある皆様は是非ご参照下さい。

http://www.howitzer.jp/korea/page03.html#top


http://www.howitzer.jp/korea/page01.html
  1. 2014-10-11 01:59
  2. URL
  3. 日本談児 #-
  4. 編集

すいません、肝心のブログ主の名前が抜いていました。

喪黒福造氏のブログです。
  1. 2014-10-11 02:06
  2. URL
  3. 日本談児 #-
  4. 編集

To:Cerry Blossoms さん

> 村山内閣は、1996年1月11日に終わってます。報告は同年2月5日です。


確かにご指摘の通りなのですが、だからこそ村山内閣と橋龍内閣の合作なのがこの問題と見ています。
国連で慰安婦問題がくすぶり始めたのは報告書提出より随分前、その頃は村山内閣です。
村山談話を見れば分かるでしょう。

最終的に報告書が提出されたのは村山から橋龍に変わった直後。
実は橋龍は自民党と言いながら、その実態は村山内閣と何ら変わりないモノなんです。
村山内閣も橋龍内閣も自・社・さの連立内閣であることは変わりません。
しかも自・社・さの連立内閣の特徴は「社・さ」が拒否権を持ってる事。
こんな内閣なんです。
それともう一つ、橋龍は極めて脇の甘い人物! 中国女のハニートラップに引っかかったのは有名な話。

この問題の根の深さが分かろうと言うものです。
  1. 2014-10-11 09:03
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

Re: 追記願います。

> 幻の反論文をupしたのは氏です。
>
> 彼のブログはこちらです。他にも貴重な資料がありますので慰安婦問題に関心のある皆様は是非ご参照下さい。
>
> http://www.howitzer.jp/korea/page03.html#top
>
>
> http://www.howitzer.jp/korea/page01.html


貴重な情報、有難うございます。
もう少し検証してから載せたいと思います。
少々お待ちください。
  1. 2014-10-12 06:48
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

『従軍慰安婦』は存在しなかった。

こんばんわ。

簡潔にこの一言で終わりでしょう、長い反論は自ら墓穴を掘る可能性があります。
あの村山首相でさえ「いわゆる従軍慰安婦」としか表現できなかったわけですし。

もし検討するなら、1910年以降朝鮮半島が占領下にあったとする北朝鮮の主張を利用して、「戦場と性の問題」に帰着させているのですから、まず占領下とする主張が通用し得るかから始める必要があるでしょう。

当時は一方で北朝鮮の出方待ちのところがあり、他方で韓国国内で日韓基本条約が非公開であったために説明できない部分もありました。
現在公開された予備交渉の記録に照らすと、78段落に奇妙な記述があります。
>1965年条約が「慰安婦」の被害者への補償も十分に含んでいたとする意見か
>どうか、特別報告書は質問した。これに対して孔魯明外務大臣は、1965年の
>韓日条約は二国間の国交を「正常化」するもので、これに基づき戦時中に
>被った財産の損害は日本政府が補償を支払ったと強調した。その時点では、
>軍性奴隷の問題は取り上げられていなかった。
時の外務大臣の発言ですから、この発言が正しいとすると「軍性奴隷」は「慰安婦」ではないということになります。戦時賠償の性格を持っていないことは脇に置くとして「慰安婦」は予備交渉の俎上に上がっています。
  1. 2014-10-15 00:56
  2. URL
  3. fcq821 #/lkjinTE
  4. 編集

Re: 『従軍慰安婦』は存在しなかった。

> こんばんわ。
>
> 簡潔にこの一言で終わりでしょう、長い反論は自ら墓穴を掘る可能性があります。
> あの村山首相でさえ「いわゆる従軍慰安婦」としか表現できなかったわけですし。
>
> もし検討するなら、1910年以降朝鮮半島が占領下にあったとする北朝鮮の主張を利用して、「戦場と性の問題」に帰着させているのですから、まず占領下とする主張が通用し得るかから始める必要があるでしょう。
>
> 当時は一方で北朝鮮の出方待ちのところがあり、他方で韓国国内で日韓基本条約が非公開であったために説明できない部分もありました。
> 現在公開された予備交渉の記録に照らすと、78段落に奇妙な記述があります。
> >1965年条約が「慰安婦」の被害者への補償も十分に含んでいたとする意見か
> >どうか、特別報告書は質問した。これに対して孔魯明外務大臣は、1965年の
> >韓日条約は二国間の国交を「正常化」するもので、これに基づき戦時中に
> >被った財産の損害は日本政府が補償を支払ったと強調した。その時点では、
> >軍性奴隷の問題は取り上げられていなかった。
> 時の外務大臣の発言ですから、この発言が正しいとすると「軍性奴隷」は「慰安婦」ではないということになります。戦時賠償の性格を持っていないことは脇に置くとして「慰安婦」は予備交渉の俎上に上がっています。


なるほどねえ、情報有難うございます。
確かにご指摘の通り、「従軍慰安婦は存在しなかった」、これで終わりですね。
この問題は矢張りアメリカの影を考えないといけない話。
朝日新聞の盛大な自爆でアメリカの黒一分に日が当たりだした、そう思います。

そんな意味で私の思う所を書いてみたいと思います。
  1. 2014-10-15 17:19
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

それで納得してくれるなら

>「従軍慰安婦は存在しなかった」、これで終わりですね。

これで、中韓米が納得してくれます?
言葉数はやはり要るんです。
  1. 2015-04-09 12:22
  2. URL
  3. 瑞穂 #-
  4. 編集

Re: それで納得してくれるなら

> >「従軍慰安婦は存在しなかった」、これで終わりですね。
>
> これで、中韓米が納得してくれます?
> 言葉数はやはり要るんです。


従軍慰安婦や南京大虐殺問題は中韓と日本の問題ではありません。アメリカが中韓を手先に使って日本を貶めている事なのです。
だから従軍慰安婦は存在しない、事実はコレで終わりです。
しかしそこからプロパガンダ戦争がはじまります。
このプロパガンダにはたくさんの言葉とカネが要ります。特にカネです。
慰安婦像がアメリカに建てられる不思議、これを考えてください。
これが問題の根っこです。
  1. 2015-04-09 17:52
  2. URL
  3. 短足おじさん二世 #-
  4. 編集

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