2010-01-17 09:14

日本を逃げ出す日本企業<これがタイからの生の声

昨日タイの投資奨励委員会への投資申請状況についてアップしたところ gurigurimomonga さん より貴重なコメントを頂いた。

これが日本企業が海外に逃げ出す生の声、このコメントをそのまま紹介したい。

 

<以下引用>

Commented by gurigurimomonga さん

昨年末、世話になったジェトロバンコクのコンサルタントさんにご挨拶してきました。
お話によれば、日本の中小企業は、地元で生産を止めてタイに生産拠点を丸ごと引っ越してくるようになったと言っていました。東京の大田区なんか、行政が手助けするような時代です。


そう言えば、昨年、株主の頼みで神奈川県の中小企業さんの工場訪問を受けて、現地進出の説明をしたこともありました。
日本は、設計開発・品質管理部門等を一部残し、製造はタイへ現地進出するパターンが増えているそうです。
自分が13年前、96年にISOの文書を書くためにタイに来た時は、こんなことは想像もできませんでした。本当に、今驚いています。


そして、今思うのですが、直接投資の仕向け先は中国よりタイだと、日本の企業経営者も思い直しているのかもしれません。


また、中国の投資に関連して、家電メーカーのハイアール(注:中国の家電メーカー)が12年までに年産百万台のエアコン生産能力を持つ工場の増強を実施すると、つい最近発表しました。同社は、かってのサンヨー工場を買収して生産に着手したのですが、中東・アフリカ向けの輸出拠点にすると説明しています。

中国も空洞化が既に始まったのです


そのような生産拠点の引き受け先をタイが担っています。
なかなかにタイは成長してくれたと思います。

 

<引用終り>

 gurigurimomonga さんのブログは以下を参照ください。
http://gurigurimomonga.blogspot.com/

 

これがタイからの生の声である。

これでは日本の空洞化が加速するのは当たり前、

さて如何するか? 今日本全体にこれが問われている。

 

例えば学校の先生にこう考えて欲しい。

「今までは子どもは学校を出たら何処かに就職する、これが当たり前。しかし今は、これからはそのような就職先がどんどん少なくなっている。

だから海外に出て仕事を探さねばならない。

学校にいるときから子どもたちにそのような力を身に付けないといけない」

苦しいが現実を直視せねばならない。

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コメント

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確かにグリグリモモンガさんの仰る通りの雰囲気なんでしょうね。
投資先が中国よりタイ、ベトナム、マレーシアと云う雰囲気も感じます。特にその筆頭はタイでしょう。政情不安を云う方もいますが、それ程政情不安とも思わないのですがどうでしょう?
そして一番の問題は日本、ついこの間迄は中国の投資リスクを避けて東南アジアでしたが、最近は日本への投資リスクを避けて東南アジアに忌避する「日本企業」が加速しているように感じます。自分の国が投資リスクになるなんて誰が思ったでしょうか?しかし民主党政権下では冗談で無く現実になっています。危なくてこんな国に投資は出来ません。



  1. 2010-01-17 14:45
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  3. sonoraone #79D/WHSg
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小生の記事をご紹介下さりありがとうございます。
続けてと言っては何ですが、サムソナイトと言うカバン屋さんも、中国の生産を止めてタイとベトナムにシフトするそうです。
中国での人件費はタイを一部で上回り、メリットが無くなったと話しています。(時事通信の記事)
中国政府も、メード・イン・チャイナの評価は価格のみがこれまで武器でしたから、今は必至で品質の高さを売り込もうとコマーシャルまで作って放映しています。さてどうなることでしょうか、、、
私は、学校を出たらどこかに就職する場所が、国境を越えたとしても、どれは良いチャンスなのだと思っています。
そこに、海外に日系企業があるのです。
そう思って、意欲的に海外で働いていただける若者に、次の時代を託したいと考えています。
  1. 2010-01-17 17:12
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  3. ぐりぐりももんが #79D/WHSg
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To sonoraoneさん
>確かにグリグリモモンガさんの仰る通りの雰囲気なんでしょうね。
>投資先が中国よりタイ、ベトナム、マレーシアと云う雰囲気も感じます。特にその筆頭はタイでしょう。政情不安を云う方もいますが、それ程政情不安とも思わないのですがどうでしょう?

タイには報道されるような政情不安は有りません。
理由は官僚がシッカリしているからです。確かに融通は利かない面は有りますし、賄賂も横行していますが(中国よりは遥かにマシです)彼らは王様の言っている事を基本において行動するので大きく道を外れる事はありません。だから大丈夫といえるわけです。

>そして一番の問題は日本、ついこの間迄は中国の投資リスクを避けて東南アジアでしたが、最近は日本への投資リスクを避けて東南アジアに忌避する「日本企業」が加速しているように感じます。自分の国が投資リスクになるなんて誰が思ったでしょうか?しかし民主党政権下では冗談で無く現実になっています。危なくてこんな国に投資は出来ません。

悲しいの一語、しかし残念ながら事実です。
この4ヶ月間の民主党政権の出鱈目ぶりで海外への逃避が爆発的レベルと言っていいでしょう。声も有りません。
  1. 2010-01-17 21:12
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  3. 短足おじさん #79D/WHSg
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To gurigurimomongaさん

>続けてと言っては何ですが、サムソナイトと言うカバン屋さんも、中国の生産を止めてタイとベトナムにシフトするそうです。
>中国での人件費はタイを一部で上回り、メリットが無くなったと話しています。(時事通信の記事)

中国は表面上の人件費が安くても賄賂その他裏の経費が高すぎる。この為トータルの人件費が高いのです。
遂に中国から逃げ出す企業が増えてきた、これは中国のバブル崩壊の前兆と思います。

>私は、学校を出たらどこかに就職する場所が、国境を越えたとしても、どれは良いチャンスなのだと思っています。
>そこに、海外に日系企業があるのです。
>そう思って、意欲的に海外で働いていただける若者に、次の時代を託したいと考えています。

前向きないい考え方です、でも若い人にこれだけは言いたい。
日本語が話せるだけでは役に立ちません、現地のスタッフの方がマシです。
日本人だからといって特別優れているわけではない、それなりに(いやムチャクチャに)努力しないと現地スタッフには勝てません。
現地スタッフはエリート教育を受けています、それを凌駕するだけの力がないと話しになりません。
理由はgurigurimomonga さん のような方が現地人を教育しているから。
是非若い人に世界に羽ばたいていただきたいものです。
  1. 2010-01-17 21:26
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  3. 短足おじさん #79D/WHSg
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No title

短足おじさんへ、
ずいぶんと持ち上げていただいて、こそばがゆいです。
ありがとうございます。
13年前にタイに来たときは、ボーダーレスは単なる流行り言葉だけの感じでした。
そして、今現在の働く環境を見ていると、これが本当に実現した印象を受けるのです。
日本で働けるのも当然ですが、若い方には洋行して羽ばたいていただきたいと思っております。
  1. 2010-01-18 12:26
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  3. ぐりぐりももんが #79D/WHSg
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To gurigurimomongaさん
>短足おじさんへ、
>ずいぶんと持ち上げていただいて、こそばがゆいです。
>ありがとうございます。
>13年前にタイに来たときは、ボーダーレスは単なる流行り言葉だけの感じでした。
>そして、今現在の働く環境を見ていると、これが本当に実現した印象を受けるのです。
>日本で働けるのも当然ですが、若い方には洋行して羽ばたいていただきたいと思っております。

私もタイで仕事をしていましたので、毎日必死に仕事に取り組んで見える方と、面白おかしく日を過ごしている方がいる事を知っていますし直ぐ分かります。
日本が不景気なので様々な要求が来て苦労されてみえると思います。健康第一で頑張ってください。
  1. 2010-01-18 16:21
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  3. 短足おじさん #79D/WHSg
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大変興味深い記事をいつもありがとうございます。

人間の経済活動というのは、本当にダイナミックですので、常に状況が変化していきますね。
賃金が上がれば、新たな低賃金地域へ経済(生産)活動が移っていく。
(個人的には、今後のマーケットとして、特に中東、アフリカを興味深く見ております。)

現在、そしてこれからは今以上に、ボーダーレスな環境になっていく中で、日本が取り残されていくことのないよう、ほんと、政治家たちにももっとしっかりして欲しいところなのに。。。

>是非若い人に世界に羽ばたいていただきたいものです。

私も中長期の海外滞在を通じて、国際競争力の重要性を身に沁みて感じて参りましたので、若い方々には折に触れ、その話をさせていただくようにしております。
言葉が出来るだけではダメだし、かといって、言葉が出来ないと土俵にすら上がれない。
economic animalとか自己中心的な人間を育てろとは言わないけれど、あまりに競争力や勤勉、努力が過小評価される社会もどうなんだろうと思うことがあります。
教育の過程に、大卒ストレートではなく、国際経験、社会経験のある人がもっと携わることが出来れば、変わっていくのかなとも考えるのですが。教育って、どのレベルにおいても、本当に大事だと思うので。

長々と失礼いたしました。
  1. 2010-01-20 12:52
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  3. kei-iza #79D/WHSg
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To kei-izaさん

お久しぶりです、コメント有難うございます。

>私も中長期の海外滞在を通じて、国際競争力の重要性を身に沁みて感じて参りましたので、若い方々には折に触れ、その話をさせていただくようにしております。
>言葉が出来るだけではダメだし、かといって、言葉が出来ないと土俵にすら上がれない。

正にその通り、言葉は基本中の基本です。

>economic animalとか自己中心的な人間を育てろとは言わないけれど、あまりに競争力や勤勉、努力が過小評価される社会もどうなんだろうと思うことがあります。
>教育の過程に、大卒ストレートではなく、国際経験、社会経験のある人がもっと携わることが出来れば、変わっていくのかなとも考えるのですが。教育って、どのレベルにおいても、本当に大事だと思うので。

確かにその通り、教育は学校だけでなくあらゆるレベルで重要ですね。
教育について、最大の問題は教育者(つまり先生)に危機意識が足りない人が多すぎる。
別に四六時中心配しろと言うわけではないが、世界が必死に走っているのにのんびり居眠りしている。でもこれからは淘汰の時代、子ども達だけでなく先生も淘汰される時代が来ると見ていますがどうでしょうか。
  1. 2010-01-20 22:27
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  3. 短足おじさん #79D/WHSg
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>でもこれからは淘汰の時代、子ども達だけでなく先生も淘汰される時代が来ると見ていますがどうでしょうか。

当然、そうなると思います。
そういう意味では、教師免許更新制、研修制度には期待していたのですが。

>教育について、最大の問題は教育者(つまり先生)に危機意識が足りない人が多すぎる。

以前、恩師と話す機会があったときにつくづく感じました。
先生の質をあげないと生徒の質は上がらないな、と。
恩師への感謝の念、敬意は変わりません。けれど、もう少し、社会や国際情勢を知っていて欲しいと少し残念に思ったのです。

例えば、中高の英語の先生は「国際化」「グローバル化」って、よく仰るけれど、そこで揉まれた経験のある教員は少ないのではないでしょうか。
先生がすべて担う必要はありませんが、外部講師や卒業生を上手に使うなどして、上手に生徒の知識、興味を育ててあげて欲しい気がします。
知識って、世を渡るために必要な武器である側面があると思いますし。

子どもって、本当に先生(教育)によって生かされたり、殺されたりすると思いますから。
そういう意味では、教師や教育理念を選ぶことの出来る、私学志向が高まるのも「淘汰」の一部なんでしょうね。
  1. 2010-01-21 10:32
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  3. kei-iza #79D/WHSg
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To kei-izaさん

>例えば、中高の英語の先生は「国際化」「グローバル化」って、よく仰るけれど、そこで揉まれた経験のある教員は少ないのではないでしょうか。
>先生がすべて担う必要はありませんが、外部講師や卒業生を上手に使うなどして、上手に生徒の知識、興味を育ててあげて欲しい気がします。
>知識って、世を渡るために必要な武器である側面があると思いますし。

鋭い意見と思います。
やはり井の中の蛙ではダメ、世界を見るべきです。
実は私の子どもが中学の国語教師をしています。子どもには若いうちに世界を見ろと言って海外に連れて行きましたし、一人でアメリカに勉強にも行かせました。今その経験が役に立っているようです。
個人でできる事には限界が有ります、しかしやる気のある人にはどんどん機械を与えるべきですね。
  1. 2010-01-21 11:47
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  3. 短足おじさん #79D/WHSg
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>やはり井の中の蛙ではダメ、世界を見るべきです。

世界に出て行くと、日本の良いところ、悪いところが見えやすくなる気がします。比較対象が広がるからでしょうか。
手放しで賞賛する訳でなく、課題もよく見えてくる。

もちろん、全員が語学を習得する必要もなければ、海外に出て行く必要もないでしょうけれど。

>実は私の子どもが中学の国語教師をしています。子どもには若いうちに世界を見ろと言って海外に連れて行きましたし、一人でアメリカに勉強にも行かせました。今その経験が役に立っているようです。

お子様が先生をされておられるのですね。素晴らしいですね。

結局のところ、教育とは一方的に知識を押しつけるのではなく、「共有」だと考えています。
学校で言えば、先生方は、お持ちの知識、教養を学生に伝えることで、学生と共有していく。すると、学生は0から学ぶよりも早く習得でき、その分、次のステップへと進みやすく、さらなる吸収が出来、集団として発展につながる。

教育とは呼べないかもしれませんが、例えば、海外経験組がその経験を国内組へと伝え共有していくことで、国内組は海外に出なくても、自身の蓄えを増やせる。
同様に海外組も国内組からその経験を聞き、共有していくことで、自身の蓄えを増やせる。そして、双方の幅が広がっていく。

>個人でできる事には限界が有ります、しかしやる気のある人にはどんどん機械を与えるべきですね。

そうですよね。
個々人がinput、outputを増やし、それを共有していくことは、共同体として大変に重要だと考えます。
  1. 2010-01-21 23:46
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  3. kei-iza #79D/WHSg
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To kei-izaさん

>結局のところ、教育とは一方的に知識を押しつけるのではなく、「共有」だと考えています。
>学校で言えば、先生方は、お持ちの知識、教養を学生に伝えることで、学生と共有していく。すると、学生は0から学ぶよりも早く習得でき、その分、次のステップへと進みやすく、さらなる吸収が出来、集団として発展につながる。

なるほどねえ、共有ですか、分かります。
指導・教育については私はこんな風に考えてやってきました。
第一ステップは
「俺の知っている事は全部教える、だから俺について来い」です。
日本でもそうしていましたが、タイに行っても同じでした。
若い日本人などは日本にいたら10年かかっても覚えられない事がここでは1年で教えてもらえる。本当に有り難い、と言っていました。
心配性の人は短足さんが全部教えたら短足さんの知恵袋が空っぽになってしまうが大丈夫か?と心配してくれます。しかし答えは、皆が全部覚えた頃には俺は新しい事が沢山出来るので知恵袋が空になる事は決してない、心配するな。

第二ステップは
「自分で考え、実行する力を身に付けさせる」事です。
細かい方法は判っていても教えません、自分で考えろです。
但し目標だけはきちんと指示します。そこまでのステップは相手のレベルがによって教える場合と教えない場合が有りますが、肝心なのは自分でやる力。

第三ステップは
「自分で目標を決め、自分で管理する」です。
これが出来るようになる為には基礎になる色んな教育が必要です。特に人間性とか哲学とかが必要で私自身道半ば・・・道は遠いです。

こんな事を考えているのですが言うは易く行うは・・・・日暮れて道遠し・・・
  1. 2010-01-22 08:51
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  3. 短足おじさん #79D/WHSg
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