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2019-02-26 17:07

南米一豊かだったベネズエラはどうなってしまったか


 南米ベネズエラが危機的状況のようだ。つい最近もボルトン米大統領補佐官補佐官が韓国訪問予定を中止したが、その理由がベネズエラ情勢が不安定なので対応するためだとか。

聞こえて来るのは悲惨なニュースばかり。
例えば
飢えた自国民を経済封鎖し、支援物資を求める人々に発砲するマドゥロの狂気
2019年2月25日(月)15時30分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/02/300-5.php

ペンス米副大統領、ベネズエラ問題で62億円支援表明
2019.2.26 09:26
https://www.sankei.com/world/news/190226/wor1902260013-n1.html

そんなベネズエラだが、私はベネズエラは南米一の豊かな国、こんなイメージを永らく持っていた。タイ時代にはベネズエラへの部品輸出もやっていたので、どうしてそんな事になってしまったのか。「国の自殺」とまで言われるに至る過程は大いに興味がある。


最初に昔の豊かなベネズエラの豊かさに関して、宮崎正弘さんのメルマガにこんな読者の投稿があった。

<以下引用>
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 平成31年(2019年)2月25日(月曜日)
通巻第6002号 

(読者の声2)私は1984年から13年間、ヴェネズエラの大学で教鞭を執っていました。
 当時のヴェネズエラの大学の教授の給料は世界で1,2の高さで、日本の大学教授、アメリカの教授の、実感として数倍以上貰っていました。日本に一時帰国したとき、日本の物価が総て安く、驚異的に感じました。
トリニダードから来ていた私の女中は、休みにマイアミに旅行に行き、女中の給料で、アメリカの物価が安く、爆買いをしていました。アメリカ人に、ヴェネズエラ人ではなく「2つおくれ(Da meDame  dos)」と呼ばれたりしていました。(引用者注:Dame はスペイン語で”頂戴”とか”よこせ”・”おくれ”の意、 dosは”二つ”です。爆買いで一つで良いのに何でも二つ買っていたのを揶揄した言葉)
私の学生のお金持ちのお父さんはマイアミで週末に買い物をしてきて、「何を買ったの?」と尋ねると、アメリカの「ショッピングセンターを一つ買った。」と言っていました。
私も、フロリダに、ヨットの係留出来る桟橋付きの別荘を持っていました。チャベスなどの出てくるずっと前に日本に帰国しました。チャベス大統領は、国名まで変えました。それまでは正式名はヴェネズエラ共和国ですが、そこに、建国の父である、「シモン・ボリバール」の名を入れ、国名を「ヴェネズエラ・ボリバル共和国」にしました。

シモンという名には、ヴェネズエラ人が好きなようです。私の大学はヴェネズエラの国立大学でエリート育成のために新しく出来た大学で、創立25周年で私は5人目の名誉教授・名誉博士になりました。日本の大学と違い、定年で辞めた教授はただの退官教授で名誉教授にはなれません。私の前は、イスラエルのノーベル平和賞を貰ったシモン・ペレス。その前は作詩家のシモン・ディアスでした。「シモンの付いていない名誉教授はめずらしい〜」と言われました。
 資源のある国の宿命は、「国民が怠け者、投資家はイージーマネーに走る投資しかしない投資家」になって、国内に産業は育たないと言うことだと思います。
    (K.I生)
<引用終り>


凄い話です。1980年代、90年代で日本やアメリカの大学教授の数倍以上の給料・・・
裏山鹿~~、
しかし資源国というのはこれなんですね。使いきれない位のカネが入ってくる。女中さんがベネズエラ(多分首都カラカス)からマイアミまで飛んで爆買いする。考えてみると、カラカスーマイアミ間は約2200キロ、東京ー台湾(台北)間とほぼ同じです。唯々すごい。

資源国のこんなカネ余りが人の心を蝕み、怠け者を作るのですが、この件は別にします。
もう一つ、家電や鉄鋼などの技術者が日本の2倍とか3倍の給料で引き抜かれて韓国や中国に行きました。そんな人たちも同様の思いをしているのですが、そんな事は別の機会にします。


そしてこんな豊かなベネズエラがどうして食うに困る程の貧困になったのか。その原因は社会主義だあ~と言っている動画をtarafuku10さんが翻訳してくれているので引用します。

2019-2-26ベネズエラ1 

https://twitter.com/tarafuku10/status/1099976705345753088
元動画:https://youtu.be/CCIdm3cM6zQ
(引用者注:この動画を開くとなんちゅう悪夢という広告がでますのでご注意ください)


かつて、明るい未来が約束された南米の国がありました。民主主義が機能し、経済は急速に発展し、中間所得層も拡大していました。教育、医療、海外投資などの重要な指標はすべて良い方向を指し示していました。完璧には程遠い国でしたが、希望にあふれていました。そして、それは根拠のある希望でした。
2019-2-26ベネズエラ11 


しかし、その希望は露と消えました。以前の輝かしい姿は失われ、抜け殻のような破綻国家となりました。電力や水道の供給は滞り、パンやトイレットペーパーなどの生活必需品は慢性的に不足。犯罪件数はうなぎ登りで、報道の自由はほぼ存在しません。事実上の独裁制が民主主義にとって代わりました。
2019-2-26ベネズエラ12 

 
残念なことに、その国とは私の愛するベネズエラです。私の家族が深いルーツを持つ国です。そこで何が起きたのか、私は一言で言い表すことができます。それは「社会主義」です。1999年、大統領候補だったウゴ・チャベスは、ベネズエラの人々を社会主義のパラダイスに導くと約束しました。
2019-2-26ベネズエラ13 


チャベスのテーマは、「Esperanza y Cambio」(希望と変化)です。「ベネズエラは富にあふれる国家である」と彼は言いました。「しかし、その富は邪悪な資本家や企業によって市民から奪い取られている」。当選した暁には、この不正をただして見せると彼は有権者に約束します。そして彼は当選します。
2019-2-26ベネズエラ14 


有権者にとって、これは悔やみきれない選択となりました。チャベスは、師と仰ぐフィデル・カストロからインスピレーションを得ました。師と同様に、演説を好みました。7時間も演説を続けたこともあります。自分が主役のテレビ番組を毎週放送していたのですが、そこで突然歌いだしたこともありました。
2019-2-26ベネズエラ15 
(引用者注:カストロのキューバ革命のときの同志がチェ・ゲバラ、この件は後ほど書きます)

覚えておいてください。国の指導者が全国放送のテレビで歌を歌い始めたら、あなたはピンチです。

チャベス政権は、次々と産業を国有化しました。政府は私企業よりもうまく事業を運営できる。そして、利益は人々に「分け与えられる」とチャベスは約束しました。
2019-2-26ベネズエラ16 


石油/ガスの多国籍会社との契約を華々しく破棄し、油田/ガス田使用料の値上げを要求しました。企業が拒否すると、撤退を命じ、企業は撤退しました。ハリウッド・スターが、金持ちから金を奪って貧者に与えるというチャベスの素晴らしい仕事を見るために国を訪れ、彼のイメージアップに一役買いました。
2019-2-26ベネズエラ17 


米国や欧州の進歩派の政治家たちも、彼に惜しみない称賛を与えました。もう1つ覚えておいてください。ハリウッド・スターがあなたの国を訪れて指導者を褒めたたえたら、あなたはピンチです。指導者が全国放送のテレビで歌を歌い、ハリウッド・スターに称賛されたら、万事休すだと思ってください。
2019-2-26ベネズエラ18 
(引用者注:doomは運命にあるとか、判決を下すとかいう意味があり「万事休す」となった)


社会主義はいつも最初はうまくいくのです。だから人々は騙されるのです。少なくとも始めのうちは。政府がお金を差し押さえるのは簡単ですが、そのうち差し押さえるお金がなくなります。これは、文字通りベネズエラで起こったことです。国を脱出するお金のあった人々は脱出しました。
2019-2-26ベネズエラ19 



ベネズエラの社会学者であるトマス・パエスによれば、200万人近くが国を捨てました。富を成す能力のある人々は引き続き富を成していますが、それはマイアミやマドリードをはじめとしたベネズエラ以外のさまざまな場所での話です。

1999年にチャベスが初めて大統領に立候補したとき、人々が満足しなければ2年以内に辞任すると言いました。しかし、カストロと同じように、チャベスには権力を譲る意思はまったくありませんでした。チャベスは大統領のまま2013年に死亡し、副大統領だったニコラス・マドゥーロが後を継ぎました。
2019-2-26ベネズエラ20 


チャベスからカリスマ性や声を差し引いたのがマドゥーロです。

ベネズエラは今、世界からのけ者にされ、孤立しています。数多くの国際線がこの国へのフライトを拒否しています。人々は食べ物を手に入れるためだけに長時間、列に並びます。それでも、手に入れられれば幸運です。
2019-2-26ベネズエラ21 


最近の調査によれば、2016年にベネズエラの成人の75%が体重を減らしました。平均9キロ近くも。この国家的な減量プログラムは「マドゥーロ食事療法」などと揶揄されています。それでもマドゥーロは権力にしがみついています。野党の指導者や真実を伝えるジャーナリストは逮捕されました。
2019-2-26ベネズエラ22 


ベネズエラの事例は教訓です。

国がいったん社会主義の道を進み始めれば、引き返すのは容易ではありません。社会主義国である期間が長いほど、改革は難しくなります。ベネズエラは過去20年間社会主義者が支配しています。
2019-2-26ベネズエラ23 


あなたがいる場所が米国でも、欧州でも、世界のその他の場所でも、こんなことは自分がいる場所では起こらないと考えているなら、あなたは自分をごまかしています。人が政府に頼ることに慣れてしまうと、どれだけ貧乏な状態に置かれ続けようとも、その依存関係を断ち切るのは難しくなります

これが、社会主義者のウソを信じてはいけない理由です。社会主義は麻薬です。あらゆる麻薬と同様に、最初は気持ちがよくなります。しかし、最終的にはあなたの国を破滅させます。

ちょうどベネズエラのように。

デビー・ダスーザでした。(了)
2019-2-26ベネズエラ24 

<引用終り> 


遠い南米の話ではあるが日本も無関係ではない。特に国民が怠け者になってしまう所が問題なのだと思う。

そして日本が社会主義者に国を乗っ取られて悪夢を見たのはつい7年ほど前です。
その悪夢の残党がいまだに国会で騒いでいます。


大変困ったことですが、官僚の中にもこんな社会主義者がいて、日本破壊工作をやっています。
その代表者がビーチ前川さん。

ビーチ前川さんのパソコンの待ち受け画面はゲバラの写真だそうだ。
2019-2-26ビーチ前川の肖像 

チャペスはカストロを信奉し、そのカストロの盟友ゲバラを信奉しているのがビーチ前川さん。これでは聖徳太子抹殺事件が起こるもの無理ないですね。

聖徳太子は日本史上重要な人物で、日本国家自立の精神的よりどころとなった人だ。こんな人を抹殺するというのは日本破壊を目指す社会主義者でなければできない。その社会主義者が最高権力者になれば、ベネズエラのようになってしまうが、部分的にだって教育行政に関しては日本の国体を揺るがすような問題を起こす。

ベネズエラで起こっていることは、どこででも起り得るのだと思う。

  1. 社会主義・共産主義
  2. TB(1)
  3. CM(6)

2019-02-25 18:00

悪夢の民主党政権をふり返る<続編

 
 安倍首相の悪夢の民主党政権時代という指摘が元民主党連中には相当応えたらしい。あちこちで変な理屈での反論が聞こえてくる。
しかし事実は事実。
前回もそんな事をアップしたのだが、今回はその続編。

髙橋 洋一先生が「比べてみると一目瞭然…!長期政権と株価の密接な関係」で興味深いことを言っている。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/60055
テーマは安倍政権についてなのだが、民主党政権がいかにダメだったのかも良く分かる。多分高橋先生も悪夢の民主党政権とアベノミクスがどう違うのかといいたいのであろう。

そこで高橋先生の論稿からグラフを拝借し紹介したい。
そのグラフはこれ。

歴代政権と就業者数推移

2019-2-25歴代政権と就業者数 このグラフは高橋洋一先生の論稿のグラフをJackRussellCroweさんが手を入れたものを拝借。
https://twitter.com/JackRussellCrow/status/1099818602868273158


これは就業者のグラフですが、以前のエントリーで失業者と自殺者数のグラフを出しましたがこれです。

2019-2-13自殺者数・失業者数推移 
スケールが違うので見にくいですが、就業者数と失業者数は見事に反対の傾向です(当たり前ですが)。


また同じエントリーで税収と歳出、公債発行額のグラフを示しましたが之です

2019-2-13一般会計税収、歳出、公債発行額推移  

全部のグラフが揃いも揃って民主津政権時代が悪夢だと言っています。
これでもまだ反省しない連中。
こんな奴を国民の代表として選んで国会に送り込んだ・・・、このことを国民一同反省せねばいけませんね。
元民主党の皆さん、早くお引き取り下さい。過ちは繰り返しませんから。
  1. 政治
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2019-02-21 15:27

アメリカの社会主義への道


 アメリカ社会の分断がますます激しくなってきたようだ。日本ではトランプがどうのこうのは報道されるが、アメリカ民主党のとんでもない連中は殆ど報道されない。
しかしこんな連中が跋扈するようでは世も末、そんな事を感じさせる話がある。なに日本だって自慢できるわけではない。ポッポ時代や空き缶時代など、悪夢の民主党政権時代を繰り返してはならない。
そうでしょう、自称保守本流のエダノンさん。悪夢でしたよね。


さてアメリカの悪夢と言えば、こんな話がある。
2018年のアメリカ中間選挙で登場した新人議員に「女性で28歳(現在29歳)、元ウェイトレス」、こんな経歴の人が登場した。名前は アレクサンドリア・オカシオ=コルテス【英語: Alexandria Ocasio-Cortez、略してAOC、1989年10月13日 生まれ、父はプエルトリコ系アメリカ人(姓はオカジオ)、母はプエルトリコ出身(旧姓はコルテス)】。

そんな経歴の新人がグリーン・ニューディールと銘打った法案を提出すると発表した。
残念ながら日本だけでなくアメリカでも「実現不可能」とか「荒唐無稽」との報道はあるものの具体的にどんな事なのか分からない。


グリーン・ニューディール法案を発表するオカジオ=コルテス議員、2019年2月7日

2019-2-21グリーンニューディールを発表するコルテスねえちゃん 

若い姐ちゃんの夢物語ではない。民主党上下両院の議員さんにも賛同者が結構いる。

ではどんなことを言っているのか、其の10項目とはこんなもの。

<以下トレンドウォッチャーより引用>

10.02.2019

 民主党のアレクサンドリア・オカシオ・コルテス下院議員と上院議員のエド・マーキー上院議員は7日、10年以内に気候変動を逆転させ、すべての米国の炭素排出をゼロにする計画「グリーンニューディール法案」を発表した。既に、共和党だけでなく、産業界、民主党内からも実現不可能な無謀な計画として強い反対が上がっている。

グリーンニューディール法案の概要

 10年以内に炭素排出をゼロ、化石燃料から100%再生可能エネルギーに移行することを目指す。実現に当たって14のインフラと大型産業プロジェクトを立ち上げ、経済全てのセクターから温室効果ガスの排出を無くす。

 ①-気候変動による災害にも対応できるインフラを整備 

 ②-全ての建造物を再生エネルギー対応に建て替え、もしくは改造する

 ③-全てのエネルギー需要を再生可能エネルギーで供給する(原子力も廃止)

 ④-スマートグリッド(次世代送電網)を通じて全ての国民に手頃な価格で電気を供給する

 ⑤-大規模インフラ投資を行う(コストは約4兆6000億ドルと推定)

 ⑥-産業からの温室効果ガスの排出をゼロにする

 ⑦-空気中から温室効果ガスを完全に除去する(牛のおならが含まれている)

 ⑧-農業から温室効果ガス排出のない持続可能な食料供給システムを構築

 ⑨-交通システムの見直しで、電気自動車など炭素排出がゼロの自動車に切り替え、公共交通手段を拡大、全米に高速鉄道を整備、飛行機などによる移動を不必要にする

 ⑩-国民全員への医療保険と雇用保険を保証する(仕事をしたくない人にも経済的保証が与えられる)

・・・以下略・・・


全体に夢物語なのだが、一つずつ見ると愕然とする。
例えば
③のエネルギーは、すべての電力を再生可能エネルギーに変える。こう見るべきだが、このネエチャン、電気とはどういうものか(貯めておけない、必要以上に押し込めない)、こんな事すらご存じないだろう。
また石炭などは製鉄所の高炉、セメント工場のキルンの熱源にもなっているのだが、ご存じだろうか。

①②のインフラ、建物の建替え、増改築には鉄やセメントがいるのだが、分かってないだろうね。

⑦の牛のオナラもダメだって(!)、牛のオナラ禁止⇒牛の禁止⇒ビーフステーキ、牛乳禁止
(モオ~オ~、嫌だねえ・・byギュウちゃん)

⑧の温室効果ガス排出の無い農業、ビニールハウスなどでは、生育促進のため炭酸ガス施用をしているのだがご存じか。炭酸ガス濃度が減ると生育が悪くなるですよ。

⑨の交通システム見直しで電気自動車、電車への切り替・・・日本の新幹線をどうぞご採用ください。


全体で支離滅裂、荒唐無稽としか言いようがない。しかしこれがネエチャン一人だけでなく賛同者がいる事、一般の国民にも支持者がいることが問題で、これでは社会主義国になること間違いなしだ。


アメリカが社会主義化しようとしていることについて、こんなエントリーをしました。

アメリカの共産主義は今もアメリカを破壊中  2017-11-30 15:33

なぜマルクス主義は魅力的なのか  2018-10-25 13:29



そしてアメリカの社会主義化について、丁度WSJに良い記事が有った。
まあ読んでみて欲しいのだが、例えばこんな話
1930年代に議論されていた共産主義社会主義といった事柄を、再び議論することになるとは思ってもいなかった」とか、45歳以下の民主党員のうち、社会主義を好むとの回答は45%、資本主義を好むとの回答は19%だった」、こんな話を聞くと、半世紀以上前に赤狩りをやったマッカーシー氏などは腰を抜かすと思う。

何はともあれ、そのWSJ記事から。

<以下引用>

【寄稿】オカシオコルテス氏は新時代の先駆け
米国で社会主義は主流にならないかもしれないが、消えそうもない

By Fred Barnes
2019 年 2 月 19 日 13:51 JST 更新

――筆者のフレッド・バーンズ氏は米保守系週刊誌「ウィークリー・スタンダード」の創業者で編集長

***

 われわれは政治の新時代を迎えようとしている。直面する問題は以前より大きく、主流からかなり外れていて、遠い過去を思い起こさせるものだ。そして、大きな利害が掛かっている。

 共和党のミッチ・マコネル上院院内総務は、こうした状況を最初に認識した人物の1人だ。彼はインタビューの中で「米国のエッセンスが議論の対象になっていると感じたのは、私の政治家人生の中でこれが初めてだと言って間違いない」と語った。

 マコネル氏は「1930年代に議論されていた共産主義や社会主義といった事柄を、再び議論することになるとは思ってもいなかった」と指摘。こうしたイデオロギーは「大恐慌の最中には極めて魅力的な考えと受け止められる可能性があったが、その時点でほぼ信頼性を失っていた」と述べた。

 マコネル氏は、経済的に繁栄し失業率が低いこの時代に社会主義を売り込むことは難しいだろうと考えている。しかし、そうではないかもしれない。社会主義の伸長は、マコネル氏が新時代の到来を示す証拠とみなしている各種世論調査からも読み取れる。同氏が指摘するように、ギャラップが昨年行った調査では、民主党員が資本主義よりも社会主義に「ポジティブ」な評価を示した。これは同社の調査で初めてのことだった。

 2016年に実施された別の世論調査では、民主党の大統領予備選挙の投票者が社会主義に好意的であることが示された。その傾向はすべての年齢層、性別、人種で同じだった。45歳以下の民主党員のうち、社会主義を好むとの回答は45%、資本主義を好むとの回答は19%だった

 調査機関が社会主義と資本主義の定義を示した場合には、結果は若干異なるものとなった。その場合、民主党員のうち社会主義の方を好むと回答した者は40%、資本主義を選んだ者は25%だった。それでも、全体の60%近くが、社会主義が「ポジティブな影響」をもたらすだろうと回答した。1000人の民主党員を対象としたこの2016年の世論調査は、中道右派の組織であるアメリカン・アクション・ネットワークが実施した。

 社会主義は新たな時代にも支配的にはならないかもしれないが、消えそうもない。2つのことがそれを持続させるだろう。1つは中道左派の考え方の拡散だ。こうした考え方は社会主義と融合しやすい。もう1つはニューヨーク州選出のアレクサンドリア・オカシオコルテス下院議員が、民主党の新星として出現したことだ。彼女は自身を「民主社会主義者」と呼ぶ。

 民主党が最優先とする政策課題には、富裕層に対する大幅増税の実現がある。共和党が税制改革法案を成立させてから14カ月もたたないうちに増税するのは早すぎると考える人もいるだろう。まず、状況の展開を見守る方が賢いかもしれない。だが、民主党員たちは2018年中間選挙のときに押し寄せた青い波が全てを変えたと信じている。彼らは下院での勝利について、米国の政治の方向を逆に転換することを付託された結果だと解釈した。依然として共和党が上院とホワイトハウスを支配しているにもかかわらず、民主党は彼らを過去の遺物だとみている。

 増税に関しては、民主党は及び腰ではない。彼らは富裕層の中でも最も富裕な層に標的を定めている。彼らの最も大胆な武器は、エリザベス・ウォーレン上院議員が提案した前例のない富裕税、いわゆる「マルチミリオネア税」だ。

 オカシオコルテス氏は、ウォーレン氏をわずかの差で追っている。オカシオコルテス氏は所得税の最高税率を現行の37%の2倍近い70%にすることで、富裕層を狙い撃つことを提案している。もう1人の自称社会主義者であるバーニー・サンダース上院議員は、遺産税の最高税率を77%に上げたいとしている。

 これだけではない。医療保険が「メディケア・フォー・オール(高齢者向け公的医療保険の全国民への拡大=国民皆保険)」として国で制度化されるだけでなく、全国民が民間の医療保険の放棄を迫られることになるかもしれない。「グリーン・ニューディール(オカシオコルテス議員らが議会に提出した温暖化対策の決議案)」は米国を社会主義の方向に押し進めるかもしれない。グリーン・ニューディールには、左派の誰に対しても何かしらいい点がある。それは、社会福祉に何十億ドルを新たに提供すること、化石燃料を禁止することや、航空機での移動を電車の移動で代替することを約束する。これはリストの一部だ。

 このグリーン・ニューディールは、オカシオコルテス氏のもう1つの野心的なアイデアだ。彼女が下院議員になってから2カ月もたっていない。彼女は29歳と若く、魅力的で自信を持っている。メディアは彼女を大物、つまりナンシー・ペロシ下院議長に次ぐ2番手の下院議員のように扱っている。彼女がいかに目立つ存在かは、彼女が既にそのイニシャルである「AOC」で知られていることからも分かる。

 この新たな政治の時代を規定する者がいるとすれば、それはAOCだろう。彼女の魅力の1つは、イデオロギーに凝り固まった信奉者のような話し方をしないことだ。彼女はラジカルな大学生のような熱心さを持ち、印象もそうした学生のようだ。彼女は率直で、地球温暖化を食い止める闘争に「大規模な政府介入」が必要かとの質問をNPR(米公共ラジオ)から受けた際、「そう、そう、その通り。そう言って問題ない」と答えている。

 大半の共和党メンバーはグリーン・ニューディールを真剣に受け止めていない。だがマコネル氏はグリーン・ニューディールを笑いものにするやり方に気づいた。同氏は同構想を上院での投票にかける意向を明らかにした。これに対し、グリーン・ニューディールに関する決議案の上院における提案者である民主党のエドワード・マーキー議員(マサチューセッツ州)は激怒し、共和党の上院トップが法案の抹殺を試みようとしていると非難した。

 また共和党メンバーは、民主党の検討している税法案がいかに高い支持を集めているのかについても懸念していない。ギャラップ調査によれば、米国民は長い間、富裕層が支払う税金が「あまりにも少ない」と感じていた。モーニング・コンサルトの今月初めの調査結果によると、米市民の61%がウォーレン氏の提案を「強く」あるいは「幾分」支持していることが明らかとなった。ウォーレン氏は5000万ドル(約55億2750万円)超の資産に2%を課税、また10億ドル超の部分についてはさらに1%上乗せするよう求めている。

 こうした提案に対する懐疑的な見方には理由がある。グリーン・ニューディールにしても増税案にしてもこれまで精査の対象となっていない。提案はいったん議会に上程されれば、厳しい審査にさらされるだろう。エール大学の気候コミュニケーション・プログラムとジョージ・メイソン大学の気候変動コミュニケーション・センターが行った調査によれば、民主党の92%、共和党の64%がグリーン・ニューディールを支持しているという結果が出た。この支持率は維持されるのだろうか。想像してみよう。

 共和党はこうした提案が法律になると心配する必要はない。上院で共和党が多数派を占め、ホワイトハウスにドナルド・トランプ大統領がいることを考えれば成立する可能性はない。しかし、共和党によるこうした障害物は2020年に消滅するかもしれない。トランプ氏は再選が確実視されているわけではない。上院における共和党と民主党の議席数は53対47だが、2020年の選挙では共和党議員の改選数が22議席なのに対し、民主党は12議席である。民主党が下院の過半数を維持しながら、上院と大統領選で勝利する可能性もある。もしそうした事態が実現すれば、マコネル氏の懸念する「新時代」が本格化することになろう。

<引用終り>


アメリカが社会主義国になる。何か信じられないことが今起こっているようだ。

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2019-02-18 08:28

日本を“母国”にしたい〜豊田章男氏のメッセージ


 日本を“母国”にしたい、こんな言葉で車の販売店に話した人がいる。トヨタの豊田章夫氏だ。

2019年1月23日。 日本全国のトヨタ販売店280社の社長たちが一同に会して行われる国内営業最大の行事、販売店代表者会議でのこと。

先ずはその動画から




この話は掛谷英紀さんのツィッターから
https://twitter.com/hkakeya/status/1097087564358373378

日本を“母国”にしたい〜豊田章男が国内販売店トップに送ったメッセージ〜

豊田章男社長
「リコール問題は 、私個人にとっても、大きな転機となりました。」
「私が守ろうとしていた方々に、実は、私自身が守られていた。」
販売店社長の言葉
「母国という言葉で日本を表してくれたのは豊田社長がはじめてです


詳細は私が説明するより、先ずは動画を見てください。
先ずナンバーワンを目指す、この言葉を聞かせたい国籍不明女が国会界隈にいますね・・・。


今日は今から眼科医に行きますが、眼科医では瞳孔を開いて目玉の奥を覗かれるので、しばらく眩しくて車は運転できません。だから病院まで約5キロを歩いていく。いい運動です。
そんな事で今から出発です。

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2019-02-13 21:56

悪夢の民主党政権をふり返る


 悪夢の民主党政権という言葉でアチコチ盛り上がっているようだ。
元民主党のオカラ先生が国会で安倍首相に噛みついたり、アホ丸出しの醜態を晒している。
でも考えてみれば、現実にあれだけやりたい放題をやれば、悪夢と言われるのも無理はない。そんな事で、その悪夢の結果どうなったのか、ちょっといろいろなグラフを見てみたい。


最初はこれ。財務省が発行する「税収・歳出・公債発行額」のグラフ、通称ワニの口グラフ。

2019-2-13一般会計税収、歳出、公債発行額推移
https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/a02.htm

このグラフはバブル崩壊後の日本の財政状況を現している。バブル崩壊以前は税収と歳出がほぼ平行になっている。財政は健全だったわけだ。しかしバブル崩壊後は歳出は増えていくのに歳入は減少の一途。二本の線の乖離具合がワニがガバッと口を開けたように見えることから通称「ワニの口グラフ」。

このグラフで先ず見て欲しいのが右側の民主党政権時代の惨状。民主党のバラマキで歳出はドーンと増えた超円高で企業業績は壊滅状態だから税収もどん底。だから税収が歳出の半分以下という悲惨な状態。そして公債は垂れ流しであった。

アベノミクスは民主党政権の悪夢ともいえる失政からスタートして、やっと税収が30年前のレベルに肩を並べる所に来た。その間ばらまいた金はみんな借金なので、その重圧で苦しんでいるのが現状なのです。

その悪夢の民主党政権だけでなく、その前の段階でワニの口がガバッと大きく開いたのは橋龍政権時代。この時は自民党じゃないかというけれど、この時は自社さ連立政権で、社さは後に民主党になりました。
更にもう一つ、最初にワニが口を開け始めたのは宮沢内閣時代ですが、宮沢内閣には後に民主党に合流する人物がいる。、大蔵大臣ー羽田 孜(はた つとむ)、通産大臣ー渡部 恒三(わたなべ こうぞう)等だ。国の財政を大きく毀損したのはこんな元民主党一味だということを頭に置くと、安倍さんが「悪夢の民主党政権」と言うのも頷ける。


では最近の企業業績はどうかというと、これは2月9日の読売新聞記事。

2019-2-13三月期決算上場企業の利益推移

 上場企業3年ぶり減益…3月期見通し 米中貿易摩擦響く
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20190208-OYT1T50232/

読売新聞は減益だと言って騒いでいるが、民主不況で大きく利益を下げた、それが回復してきたが中国問題などで微減したもの。
アップダウンはあるものの、日本経済は今の所順調だ。


それともう一つ気になることがある。これは私が以前から気にしていた日本の自殺者数推移。

2019-2-13自殺者数・失業者数推移https://honkawa2.sakura.ne.jp/2740.html

この自殺者数は1998年3月、突如急増し、そのまま14年も年3万人レベルだった。
実はこの1998年初めから私はタイで仕事をしていたので、この間何が有ったのか全く分からなかった。しかしこの原因が分かって対策出来れば日本は復活する。そう信じていた。
こんな異常な事が起こる。そこには日本人一人一人の心の中に入り込んで死を決意させるほどの何か、そんなモノが必ずある筈だ。これが私の確信だった。

だがこの原因は政府も警察、自治体も一生懸命対策しようとしていたが、結果は効果無し。
この頃は自殺防止キャンペーンがやられていたので、記憶されている方も多いと思う。
悲しいことに私の知っている人もこの中に入っている。 

そしてついに2012年、自殺者数が年3万人の大台を割り込んだ。
この件は以下エントリー参照ください
2012年自殺者数3万人以下に、これこそ日本再生が始まった証拠  2013-01-20 21:43」
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-642.html

その後の自殺者数推移はアベノミクスの効果で毎年減り続け、一昨年昨年と年2万人を少し超えた程度、実に1998年の急増の前より少なくなってきた。

そして自殺急増の原因もわかってきた。
デフレだった。
以下「サラリーマンの平均年収の推移」参照ください。

2019-2-13サラリーマン平均年収推移
https://nensyu-labo.com/heikin_suii.htm

問題はデフレである。1998年、これは自殺急増の年だが、サラリーマンの所得が初めて前年を下回った(給料が減った)年でもある。
デフレがこんな所で、人を死に追いやる程の苦しみを国民に与えてきたわけだ

1998年から14年続いた自殺者数の年3万人越え。これがアベノミクスの効果で年2万人強まで減ってきた。アベノミクスは毎年約1万人の命を救っていることになる。
凄いことでは無いでしょうか。


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2019-02-12 19:12

米艦コール襲撃事件から日本の安全保障を考える


 昨日のエントリー「アメリカは社会主義国にはならない<トランプ一般教書演説です」でトランプ大統領の一般教書演説を取り上げたのだが、実は他にも注目すべきものが有った。


最初にトランプ大統領演説のこの部分

<以下引用>

 敵味方の区別なく何より重要なのは、国民を守ろうとするこの国の力と意思を疑ってはならないことだ。18年前、テロリストたちは米駆逐艦「コール」を襲撃した。そして先月、米軍はこの襲撃の首謀者の一人を殺害した。

 我々は今夜、トム・ウィバリーが参加してくれたことを光栄に思う。彼の息子で海軍上等兵のクレイグ・ウィバリーは、我々が悲劇的に失った17人の乗組員の1人だった。トム、我々はいつでも、駆逐艦コールの英雄たちを記憶にとどめると誓う。ありがとう、トム。

これは2000年10月に発生したアデン湾での米ミサイル駆逐艦コール襲撃事件のことで、アルカイダ系テロ組織の犯行だった。アメリカは18年以上前の事件であっても決して忘れてはいないことが良く分かる事例だと思う。

米艦コール襲撃事件



この自爆攻撃は、ガラス繊維強化プラスチック製の小型ボートを用い、被害の規模から算定されたところでは約180kgから320kgの爆薬を搭載しており、爆薬は成形炸薬として加工されていたと推定されている。この自爆攻撃により17名の水兵が死亡し、39名が爆風で負傷した。


こんな自爆攻撃なのだが、これは日本人には思い当たる節がある。大東亜戦争末期に製造された震洋である。
震洋


震洋は小型のベニヤ板製モーターボートの船内艇首部に炸薬(約250kg)を搭載していた。
注目すべきは爆薬の量。駆逐艦コール攻撃に使ったのが約180kgから320kgの爆薬と言われています。日本の震洋開発段階でわかった事は「実験の結果、300kgの爆薬であれば水上爆発でも喫水線下に約3mの破口を生じ、商船クラスであれば撃沈できる」と言う事。駆逐艦コールの事例とピッタリ符合するじゃないですか。
大東亜戦争当時の技術が半世紀以上たってテロ攻撃に使われる。これがテロ攻撃の問題点なんですね。


どうしてこんなものを思い出したかというと、コール襲撃事件の10年後、今度は日本がそのテロの対象になったから。

被害にあったのはこの船 商船三井の巨大タンカーM STAR 16万トンです。
2019-2-12巨大タンカーMSTAR 
デッカイ船ですね。

2010年7月28日深夜、ホルムズ海峡で謎のテロ攻撃を受けた。
この当時の日本は民主党政権ポッポ首相で、アメリカ軍の情報が全く入らない状態。結局アルカイダ系のテロ攻撃だったのだが、日本では人的被害軽微だったので殆ど報道されなかった。
以下ブログ参照ください。


問題は此処からです。
この損傷個所の写真を見てください。
16万トンという巨大タンカー、その外壁は暑さ60~70ミリの高張力鋼板。そんなものがこれ丈へこんでいます。

2019-2-12巨大タンカーMSTAR損傷個所 

巨大原油タンカーという特殊性の為、極めて頑丈に出来ています。それが幸いしてこんなテロ攻撃でも大きくへこんだだけで済んだ。
そしてこんな爆発なら、損傷程度から爆発の規模、爆薬の量も計算できるはずですが、そんな事は一切公表されていません。

同年12月に公表された事故調査報告書は、瓢箪で鯰を捕まえるがごとく、とんと要領を得ません。

これが事故調査報告書

しかし外国の報道ではテロと断定しています。例えばこんな報道。
2010年11月23日 / 13:22 / 8年前 ロイター
商船三井のタンカー損傷はアルカイダ系の犯行=米政府


アメリカは安全保障の為、20年近く前のテロ攻撃を忘れていない。しかし日本はと言えば僅か8年ほど前のことでもすっかり忘れている。
テロ攻撃は攻撃する側は簡単な平気で十分だが、防御する側は大変な労力がかかる。
丁度いま、シナと朝鮮半島がきな臭くなってきているが、未だにモリカケの蕎麦屋騒動を蒸し返そうとしているアホもいる。

日本の安全保障をもっと真剣に考えると気ではないだろうか。

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2019-02-11 14:23

アメリカは社会主義国にはならない<トランプ一般教書演説です


 トランプ米大統領の一般教書演説が終わった。面白いことにこの演説に対する評価はまさにアメリカの分断そのものと言って良い。そしてアメリカメディアは揃いも揃って反トランプなので、日本のメディアの論調もこのトランプの一般教書演説の評価は低い。

そして恐れ入ったことに日本のメディアの中では良識派の長谷川 幸洋氏でさえ、アメリカメディアの偏向報道に毒されている。

例えば、これは長谷川 幸洋氏の直近の寄稿文。
トランプ大統領が「一般教書演説」で韓国に触れなかったことの意味 2019-2-8」
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/59787

この寄稿文の冒頭はこうなっている。

米国のトランプ大統領が2月6日(日本時間)、政権の基本課題を示す一般教書演説を行った。率直に言って、目新しさに欠けた印象である。議会下院の多数派を野党、民主党に握られ、大統領は安全運転に徹するのだろうか。
中略
フタを開けてみれば、拍子抜けといってもいいほど、中身は乏しかった。2月27、28両日にベトナムで北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と2回目の会談を開くことが明かされた程度である。それも事前に報道されていた内容をなぞっただけだ。


こんな書き出しである。
長谷川幸洋さんはトランプ大統領がKOREAと一言も言わなかったことを評価しているので、これはこれでまあ良しとするが、しかしこの評価は本当だろうか。
実はトランプ大統領は日本ともイギリスとも言っていない。だから別にKOREAと言わなかったからと言って別に騒ぐことでは無いだろう。

これは一般教書演説全文

この一般教書演説、アメリカの評価は民主党系の(つまりマスメディアの)評価を除けば極めて高い。こんなものである。

2019-2-10トランプ一般教書演説評価 
https://twitter.com/JackRussellCrow/status/1093277231953006592

JackRussellCroweさんのツィッターによれば、共和党支持者の97%が肯定的というのは納得できるとしても、無党派層の82%が肯定的、これは凄い事だと思う。
私は特に次の2点が凄いと感じた。読売オンラインの全文記事から該当部を引用すると

1、アメリカの妊娠中絶法の見直しに言及
(引用者注:アメリカは1973年に妊娠中絶禁止が憲法違反となった。その結果無制限な中絶が蔓延し出産直前まで中絶できるようになった(州によって違うが)。)

 母親が幼児を抱く美しい映像と比べ、我々の国で最近流れた身も凍るような映像ほど、大きなコントラストを示すものはない。

 ニューヨークの議員は、生まれる寸前の赤ちゃんを中絶できるようにする法案の通過を喜んだ。こうした赤ちゃんは、生きていて感覚を備える美しい存在なのに、この世の愛も夢も決して触れられない。バージニア州の知事に至っては、その発言で、出産後に赤ちゃんを処刑する意図まで示した。

 全ての人の尊厳を守るため、私は、母親の胎内で子供が痛みを感じることができる妊娠後期の中絶を禁止する法案を通過させるよう求めている。

 無垢(むく)の生命を大事にする文化を共に築こう。根本の真実を再確認しよう。生まれた子もこれから生まれる子も、神の神聖な御姿をかたどったものだ。

この件は私も知らなかった。これでは嬰児殺しと言える。アメリカの現状の悍ましい部分だろう。


2、アメリカは決して社会主義国にならない

 2週間前、米国は正統なベネズエラ政府および新しい大統領、フアン・グアイド氏を正式に承認した。ベネズエラの人々の高貴な自由の追求を支持する。マドゥロ政権の残忍性を非難する。彼らの社会主義政策は、南米で最も裕福だった国を、みじめな貧困と絶望の国に転落させたた。

 ここ米国で、我々の国に社会主義を採用しようという新たな要求を警戒している。米国は、政府の強制でも支配でも統制でもなく、自由と独立の上に築かれた。我々は生まれながらに自由で、自由であり続ける。今夜、米国が決して社会主義国にならないという決意を再確認する

この件はトランプ大統領が「アメリカは決して社会主義国にならない」というと共和党の議員は大拍手。民主党の議員はしらけているというアメリカ分断の象徴的な部分。
アメリカ民主党はフランクリン・デラノ・ルーズベルト大統領からの伝統的な社会主義派がクリントン・オバマ政権で猛烈に力をつけてきた。そこに遂に反社会主義・反共産主義を宣言したことになった。

以下動画参照ください。


掛谷英紀さんのツィッター
2019-2-11一般教書演説でのバーニー・サンダース 

拍手する人の中で一人苦虫を噛み潰しているのがバーニー・サンダース

大事なのは「米国は、政府の強制でも支配でも統制でもなく、自由と独立の上に築かれた、(これからも)自由であり続ける」の部分。
自由と独立とは、自由に切磋琢磨、競争し、進歩させていくこと。自由とは競争であり、そこから活気が生まれるということ。いい言葉です。


このトランプの反共姿勢はもう70年近く前のマッカーシーによる赤狩り(1950-1953)まで溯らないと実態が見えません。マッカーシーの片腕にロイ・コーンという弁護士がいましたが、このロイ・コーンがその後トランプの仕事をするようになりました。トランプが最も尊敬する人物がロイ・コーンでホワイトハウスの執務室に写真が掲げられているそうです。マッカーシーは結局失脚したが、その後1995年になってソ連との秘密交信記録「ヴェノナ文書」が公開され、マッカーシーがやった共産主義者・そしてスパイとしての指摘が事実だったことがハッキリしました。更にマッカーシーに賛同した人には「暗殺されたケネディ大統領」、「任期途中で退任したニクソン大統領」がいますが、そのニクソンの補佐官だった人がパット・ブキャナンでアメリカ保守派の重鎮でトランプの支持者。こんな関係になっています。

この件は以下ブログ参照ください
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1493.html


こうして見てくると、トランプの「アメリカは社会主義国にはならない」という発言は、FDR政権の共産主義汚染、マッカーシーの赤狩りの挫折、ニクソンの失脚などを踏まえての熟慮を重ねた「満を持した発言」と見ていいでしょう。
トランプは一般に言われる「思い付きで発言する無茶苦茶な大統領」ではなく、そんな面を隠れ蓑にして、ケネディやニクソンの轍を踏まないよう慎重に、しかし果敢に満を持して行動しているように見える。
それが今回の一般教書演説のハイライトになっている。
アメリカの中の社会主義・共産主義は負の遺産です。これからそれに対する戦いも始まると思います。
こう言ったトランプの姿勢には最近の調査で支持率が上がっており、現在50%になっていることもあると思います。
https://twitter.com/JackRussellCrow/status/1094001058110525440
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2019-02-08 17:35

ヨーロッパから見た日本・日本車

 
 1月29日のエントリー「マクロンが日産とルノーの経営統合を要求  2019-01-29 19:13」のコメント欄に縄文人さんから興味深いコメントをいただいた。
マクロンが日産とルノーの経営統合を要求する背景には「マクロンは日本を知らない」という問題があるのではないかとの指摘である。
根の深い問題で、コメント欄では書ききれなかったので、この問題についての私の考える所を書いてみたい。この問題の根っこにあるのはマクロン=フランスだけではない。ドイツが問題だという話になってくる。そしてマクロンは自動車を知らないということにもなるのだが、さてどうなりますか。


最初に縄文人さんの投稿から

<以下引用>
マクロンは日本を知らない

少し気になることがあります。
それはヨーロッパから見て日本はどのように映ってるいるのかということです。
そこが解らないとマクロンの言動あるいはメルケルの行動が解らないかも知れないと思います。
というのは、トッドの著書を読めば、彼が日本について「人口減少に苦しみ経済が縮小している斜陽の国」という印象を持っていることが解ります。
トッドの日本観は、おそらくヨーロッパのインテリの日本観でしょうから、マクロンやメルケルの日本観でもあることは間違いないと思います。
これはもしかしたら朝日新聞の創作した日本です。ヨーロッパのインテリは「朝日新聞の英語版」しか読まないのかなと思います。
そこから推測してマクロンは日産とルノーの合併は、日本にとって大変有り難いことであったと推測しており、ゴーンの先見の明でEV開発に成功したと考えているとも想像します。
マクロンにしてみれば、経済が縮小している日本にはもともとEVなど開発する必要もなく、トヨタなど安いから売れる車であり、日産のEV開発はルノーのおかげであり、日産がルノーの子会社になることは、当然の流れで、かつ日本にとってもそう悪い話ではないはずだと推測していないか。もしそうならマクロンの言動も解るような気がします。
トヨタのハイブリッドが奈辺の技術であるかは、ボッシュは知っているでしょうが、そのボッシュが緘黙すれば、ヨーロッパ中誰も知らない技術になります。
マクロンにしてみれば、まさか安倍が自分の申し出を断るとは信じ難いと思っているかも知れません。きっと日本にとっても良い提案であるはずだと思っているに違いありません。
昔々のまた昔、アメリカにケリー国務長官という人がいたそうですが、彼が就任するとき、アジアの担当官に「なぜ日本は孤立しているのか」と聞いたという話があります。担当官から「孤立しているのは日本ではなく中国だ。」と聞いてたいそう驚いたというホラ話があります。
もしかしてこれと同じかなあと考えた次第です。
2019-02-05 08:43 URL 縄文人 

<引用ここまで>


ここで現状認識として自動車メーカー別の生産台数ランキングと売上高ランキングを見てみます。報道では日本のトヨタとドイツのVWがトップ争いをしている。そこにルノー・日産・三菱グループが割り込んで三つ巴の争いと言われていますが・・・。





2017年 自動車メーカー販売台数
            メーカー        販売台数
第1位 VW(注)      1074.2 万台
第2位 ルノー・日産     1060.8 万台
                   ・三菱連合
第3位 トヨタ   1038.6 万台
第4位 GM       960.0 万台
第5位 現代-起亜         725.1 万台
第6位 フォード         660.7 万台
第7位 ホンダ         518.8 万台
第8位 FCA                 474.0 万台
第9位 PSA                 363.2 万台
第10位 ダイムラー          327.4 万台
(出所:https://car-moby.jp/295745#c12
(注:VWグループにはこんな企業も含まれる)
フォルクスワーゲン・アウディ・ランボルギーニ・ドゥカティ・セアト・シュコダ・ベントレー・ブガッティ・ポルシェ・スカニア・MAN

有名どころではアウディとかポルシェなどがVWグループとして台数に入っています。こんなことまでして台数世界一を追い求めたんでしょうね。そういえば日本のスズキもVWに騙されてVWに取り込まれそうになりました。スズキの爺様の英断で手切れ金を払って縁を切ったんですが、まさに正解でした。流石スズキの爺様、英断です。


そんな事でこれをブランド別にみると
1)トヨタ 938万台
2)GM 797万台
3)VW 623万台
4)日産 581万台
5)ホンダ 522万台
6)フォード 491万台
7)現代自動車 451万台
8)ルノー 376万台

こんな事でVWブランドとしては日産より少し上と言った所でしょうか。


しかしこれを売上高ベースで見てみるとどうなるか。

2019-2-7世界の自動車メーカー売上ランキング2017 
https://automotive.ten-navi.com/article/29752/

売り上げベースではトップは台数3位のトヨタですが、僅差でVW。しかしそれより3位にびっくり、ダイムラーです。昔は車の名前はメルセデス・ベンツ、会社の名前はダイムラー・ベンツでしたが、クライスラーとの合併・合併解消を経て、現在の社名はダイムラーです。
高級車ベンツと大型トラックを作っているので、台数は少ないが売り上げ高は凄いです。
(下の表の台数順位が12位、上の表の台数順位が10位と可笑しいですが、これはこんなものとして見てください)

台数ベースでドイツ勢が凄いのは分かりますが、ルノー、あるいはフランス勢も健闘しているように見えます。しかし売上金額で見るとダイムラー(車名はメルセデス・ベンツ)の存在感は大きいことが分かります。
流石自動車王国ドイツです。

ヨーロッパの自動車メーカーはこのようにドイツ勢が圧倒的で、フランス勢などはルノーとプジョー・シトロエングループを合わせてもVWの半分程度、そこにダイムラーとBMWが加わり、部品メーカーの巨人ボッシュがいる。ドイツ勢の圧倒的な強さが分かります。こんな現状認識の上でこの問題を見ていきます。


さてこんな現状認識に立ってみてみたいのがカーオブザイヤー。
欧州には欧州カーオブザイヤーと世界カーオブザイヤーが有ります。ここでどんな車がカーオブザイヤーに選ばれたのか見ていくと欧州のジャーナリストの考えていることが大体見当がつくのではないかと調べてみました。

最初に欧州カーオブザイヤー
欧州カーオブザイヤー概要:1964年に始まり、ヨーロッパ7か国の自動車雑誌社各1社により構成され、自動車ジャーナリストが審査員となる。2006年には22か国からの58人が審査。

最近30年の欧州カーオブザイヤー受賞車
1990年 - シトロエン・XM
1991年 - ルノー・クリオ(日本名ルーテシア)
1992年 - フォルクスワーゲン・ゴルフ(3代目) - フォルクスワーゲン(VW)車初の受賞
1993年 - 日産・マイクラ(日本名マーチ) - 日本車初の受賞
1994年 - フォード・モンデオ
1995年 - フィアット・プント
1996年 - フィアット・ブラーボ/ブラーバ(日本名ブラビッシモ)
1997年 - ルノー・メガーヌ/ルノー・セニック - セニックはミニバンとして初の受賞
1998年 - アルファロメオ・156 - アルファロメオ初の受賞
1999年 - フォード・フォーカス - 史上初・欧州/北米のカー・オブ・ザ・イヤー同時受賞
2000年 - トヨタ・ヤリス(日本名ヴィッツ)
2001年 - アルファロメオ・147
2002年 - プジョー・307 - プジョー3度目の受賞
2003年 - ルノー・メガーヌ(2代目)
2004年 - フィアット・ニューパンダ
2005年 - トヨタ・プリウス(2代目) - 日本車初の欧州/北米カーオブザイヤー同時受賞
2006年 - ルノー・クリオ(3代目) - ルノー6度目、クリオとして2度目の受賞
 (注:2005年にはトヨタ・プリウスが37人からの最高得点を得て計406点で1位を受賞したのに対し、2006年にはルノー・クリオが235点の得票で1位となったが、同車に10点満点を投票したジャーナリストは僅か一人であった。)

2007年 - フォード・S-MAX - フォード8年ぶり、ミニバンとして2度目の受賞
2008年 - フィアット・Nuova 500 - フィアット(傘下ブランド除き)9回目の受賞
2009年 - オペル/ヴォクスホール・インシグニア - 欧州GMの22年ぶり受賞
2010年 - フォルクスワーゲン・ポロ(5代目) - VWとして18年ぶり、2度目の受賞
2011年 - 日産・リーフ - 電気自動車初の受賞
2012年 - シボレー・Volt/オペル(ヴォクスホール)・アンペラ - 電気自動車として2年連続の受賞
2013年 - フォルクスワーゲン・ゴルフVII - VWとして3度目、ゴルフとして2度目の受賞
2014年 - プジョー・308 - プジョー4度目の受賞
2015年 - フォルクスワーゲン・パサート
2016年 - オペル・アストラ
2017年 - プジョー・3008

欧州カーオブザイヤーは欧州ですからアメ車が無いのは分かります。欧州車中心ですが、日本車も結構入っています。
2005年のプリウスについては、圧倒的な支持でトップとなり受賞しました。この間の経緯は以下ブログ参照ください。

このブログで引用しているプリウスの設計者八重樫さんの話が興味深い。要点だけ引用すると

冒頭(欧州カーオブザイヤー)の選考委員会委員長Mr. Rey Huttonのスピーチの中で
「トヨタは(自動車としての)厳しい道を学んできた。カーオブザイヤーの審査委員は、2000年プリウスも候補としたが、その投票は割れていた。当時では、プリウスが将来のビーコン(引用者注: beacon 、標識、かがり火、航空標識などの意味、将来の方向を指し示すものと言う意味と思われる)と見なした委員と、ハイブリッドのアイデアは見当違いと片づけた委員に分かれていた。新型プリウスは2000年には無かった大部分を持つようになった。今回は、32の候補車の中で、過去最高得点の一つ139点を獲得し、58人の審査員のうち39名がトップとした。」
などとこの受賞を紹介してくれました。

・・・中略・・・

このブログを書きながら、はたと思い至ったことがあります。この欧州カーオブザイヤーの受賞式は2005年1月、これがひょっとすると今大騒ぎになっているVWスキャンダルの引き金の一つになったのではとの思いです。
プリウスハイブリッドが米国で、欧州で認知度が高まり、急激に販売を伸ばし始めたのもこの頃からです。講演会、フォーラムでの欧米エンジニアの態度、目線に変化を感じ始めたのもこの時期からのような気がします。特に、欧州のエンジニア、ジャーナリストは、審査員のコメント、委員長のスピーチにあったように2000年のモデルまでは、ハイブリッドを収益無視の広告宣伝用のシステム、欧州では通用しないとの意見が主流であったのに対し、この2003年二代目でその見方が変わったように思います。

・・・中略・・・
この二代目プリウスは、このブログのように、2005年欧州カーオブザイヤー受賞の他、北米カーオブザイヤーも受賞しました。
以下略
<引用ここまで>

長々と引用したのは、私の見る所ですが、この2台目プリウスの成功が発端になって、その後のヨーロッパメーカー(特にドイツのカーメーカー)のクリーンディーゼル(というマヤカシ)への傾斜とキャンペーンが始まり、日本敵視政策が始まったと見ているためです。
最近もトヨタはEVに出遅れているキャンペーンをやっていますね。

そんなものの一環がこんなもの。もう一つの「世界カーオブザイヤー

世界・カー・オブ・ザ・イヤー (World Car of the Year 、WCOTY)概要:2004年創設、23国・82人の国際的自動車ジャーナリストにより選考される自動車賞である。
その年に、世界各地域・各国で発売される新車を平等に評価・投票するものとして創設された。選考の対象となる自動車は、該当年の1月1日の時点で2つ以上の大陸にまたがる5か国以上で販売されていることが条件である。

歴代受賞車
  ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー
2005   アウディ・A6
2006  BMW・3シリーズ
2007   レクサス・LS 460
2008   マツダ・デミオ
2009   フォルクスワーゲン・ゴルフ VI
2010   フォルクスワーゲン・ポロ 6R
2011   日産・リーフ
2012   フォルクスワーゲン・up!
2013   フォルクスワーゲン・ゴルフ VII
2014   アウディ・A3
2015  メルセデス・ベンツ・Cクラス
2016   マツダ・ロードスター[3]
2017   ジャガー・F-PACE
2018   ボルボ・XC60

14車種のうちドイツ車が8車種、中でもVWが4車種、VWグループとしてアウディも入れると6車種がVWグループです。日本車はトヨタ1、日産1、マツダ2。
これだけ見てもこの世界カーオブザイヤーがドイツ車マンセーが目的と分かります。世界と言いながらアメ車が有りません。

実はこれにはからくりが有ります。「選考の対象となる自動車は、該当年の1月1日の時点で2つ以上の大陸にまたがる5か国以上で販売されていることが条件である。」、これです。これでアメリカ専用車とか日本専用車はパージされます。日本車がアメリカでいくら売れても、日本(アジア大陸)とアメリカ(北米大陸)で、2大陸はクリヤーしますが、5ヵ国以上という縛りでこれも選考対象から外れます。一方ヨーロッパは小さな国が沢山ありますから、5ヵ国以上は簡単にクリヤーできる。2大陸も多分トルコ位を入れればヨーロッパ大陸とアジア大陸がクリヤーできるから問題なし、巧妙ですね。

しかももう一つの問題。この欧州カーオブザイヤーは「World Car Awards -  Steering Committee」の6人の委員が審査員を指名するようですが、その6人は日本、イギリス、カナダ、ドイツ。アメリカ、インドとなっているものの日本の委員というのはPETER LYON というオーストラリア人(やっぱりねえ)。
こんな所が14車種中ドイツ車が8車種も受賞する原因ではないかと思う。

そこで直近の状況はというと、2019年はこんな車がノミネートされている。

2019ワールドカーオブザイヤーの第2次選考10車種
・アウディe-tron
・BMW3シリーズ
・フォード・フォーカス
・ジェネシスG70
・ヒュンダイ・ネクソ
・ジャガー I-PACE
・メルセデスベンツAクラス
・スズキ・ジムニー
・ボルボS60/V60
・ボルボXC40

日本車はスズキ・ジムニー、まあノミネートされるだけ良しとせねばいけないかもしれないがどうなんだろう。


結論です。ヨーロッパのメディアが伝える自動車関連のニュースはこのようにとんでもないバイアスがかかっています。そして残念ながらゴーンもマクロンもこんなニュースを見て日本の実情を判断しますから、縄文人さんが言われる懸念も尤もです。
つまり
>マクロンにしてみれば、経済が縮小している日本にはもともとEVなど開発する必要もなく、トヨタなど安いから売れる車であり、日産のEV開発はルノーのおかげであり、日産がルノーの子会社になることは、当然の流れで、かつ日本にとってもそう悪い話ではないはずだと推測していないか。
こんな見方になるように欧州のメディアが情報を垂れ流している訳です。
そして
その黒幕はどう見てもドイツのVW・ダイムラーを代表とする自動車関連でしょう。

騙されてはいけませんね。



  1. 自動車
  2. TB(1)
  3. CM(2)

2019-02-06 13:32

韓国朝鮮人への基本認識が甘い


 宮崎正弘さんのメルマガの読者の声欄で大変興味深い話がやり取りされている。
最初は落合道夫さんの「韓国への警戒」についての投稿。それを受けてのKI生さんのご自身の体験談である。特にKI生さんの話は日本人として真剣に受け止めなければいけない話。
KI生さんはご自身の体験から『日本人全般に、「朝鮮(韓国+北朝鮮)と朝鮮人への基本認識」が甘いと感じます』と言っています。
先ずはその読者の声の紹介から。


<以下引用>

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
より読者の声2のみ引用

(読者の声2)「韓国への警戒」
1.韓国の企図不明
レーダー照射事件は、韓国政府の異常な対応に驚いて韓国を馬鹿にする向きが見られるがよくない。というのはこの事件の裏がまだ見えていないからだ。
これは日本人が気付かない事情があるということでそれは即日本にとって危険ということである。分かるまで警戒を固める必要がある。

 2.制裁論
こうした状況で制裁を声高に主張するものがいる。しかし、制裁は強い者が弱い者にすることだ。日本は韓国に比べて強いのだろうか。たしかに経済力は大きいが国防力ではどうか。政治力などを含めた総合力ではどうか、見直す必要がある。なお極東では武器と金なら武器を取ると云われている。武器があれば金は巻き上げられるからだ。

 3.武器
専門家の間には両国の新型戦闘機の性能を比較する人がいる。しかしこれは第二次大戦の発想だ。国防力は政治を含めた総力戦だ。核ミサイルを除き武器、兵器の優劣は二の次、三の次の話だ。

 4.政治力の差
そこで、韓国の日本に対する浸透振りを見ると、半端ではないことに気付く。何しろ国政の最高機関である議会に多数の議員を送り込んでいるのだ。一方日本はどうかというと、韓国議会に日系議員は見当たらない。また、帰化した朝鮮人が政財官マスコミ文科教育界に多数いると言われている。
それが日本社会の韓国エッジになり、日本の正常化を妨害しているという。
では日本人は韓国に同じように浸透しているだろうか。全く聞いていない。それどころか今年、多数の著名な日本人の国会議員が恥ずかしそうに東京の韓国人の新年会に出席していた。当然理由があるのだろう。ということで、韓国を軽視することなどまったくできない。これでは制裁どころの話ではない。自衛を固めなければならない。

 5.国家の基本
地政学は「隣国は敵対する」と規定している。マキャベッリは「隣国を助ける国は隣国に滅ぼされる」と記している。国家と人間関係を混同してきた戦後日本の対韓外交は大失敗だった。
 6.国防の心配
今日本と韓国の軍事力を比較すると韓国は徴兵を完成している。愛国心も非常時の組織行動も日本人より優れている。また最近水中発射ミサイル装置を持つ潜水艦を進水させた。これを北朝鮮に供与すれば北は固定基地に縛られることなく自由に核ミサイルを発射できるようになる。
米国は身代わり被曝はしない。だとしたら日本が核自衛するしかない。時間が無いから占領憲法は棚上げして特例法で再軍備し核自衛すべきだ。核開発には3年、3兆円が必要というが年間予算と比べると安いものだ。国民に急速に危機到来をひろめるべきである。
   (落合道夫)

<落合氏の投稿は終わり、以下はKI生さんの投稿>

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」

(読者の声4)貴誌5973号の、「読者の声2」「韓国への警戒」に関しまして、投稿します。
日本人全般に、「朝鮮(韓国+北朝鮮)と朝鮮人への基本認識」が甘いと感じます。幼馴染の親友の在日韓国人(74歳)より、朝鮮人のホンネを聞かされたことがあります。
(1)秀吉、伊藤博文は、殺しても殺したりないほどの憎悪を、深層に持っている。秀吉の二度にわたる暴虐は、400年前であろうと許さないし、忘れない。まして36年間の併合という植民地支配は、昨日のことであり、絶対に許すことなどできるはずがない。 
(2)朝鮮人は、一民族として、南北統一を心から希っている。我々は好んで南北に分かれた訳ではない。統一は「民族の悲願」である。ドイツは統一なって発展している。
(3)日韓条約で賠償して全て済んでいると日本は云うが、あんなはした金で、済まそうとは何たる傲慢な態度か等々
しかし彼はそれがホンネであっても、経済交流、観光文化スポーツの交流、自由にやれば良い。
 韓流ブームは在日には嬉しいことである、日本人もどんどん韓国に旅行したらいい、と語りました。また米韓軍事同盟、米日軍事同盟は成立していますが、日韓軍事同盟はないのです。なにも韓国とべたべた付き合う必要など全くありません。
 しかし、「朝鮮」は未来永劫、日本の「隣国」です。
(KI生、尼崎市)

<引用終り>


私がこの投稿で絶句したこと、それは私にも在日朝鮮人の同級生が一人いたからである。
KI生さんの「幼馴染で親友」という方は現在74歳。ということは昭和19年か20年生まれ位。だから親が戦前から日本に来ていたのか、又は昭和25年頃の朝鮮戦争前後に日本に逃れてきた人の子供ということだと思う。

実は私も小学校時代の同級生に一人在日朝鮮人がいた。日本名を名乗っていたので、早くから帰化していたかもしれない。小学校時代はその子の家に遊びに行ったりしていた。
その子の家に行くと、土間に汚いバケツが置いてあり、中に白い変なものが入っていた。親父さんがその変なものを欠けた茶碗ですくって「さあ飲め」と飲ませてくれた。どぶろく(マッコリ)だった(笑)。
子供が昼間っから赤い顔をしてフラフラしているのだから平和な時代だった訳だ(笑)。
その同級生とは中学高校とも同じ学校だったが、クラスが違い疎遠になった。それでも小学校の同窓会をすると遠路はるばるやって来る。そして二次会三次会まで付き合っていくので、在日朝鮮人としての苦労話などもきいたことがある。その同級生は日本人女性と結婚したのだが、相手の親に反対され大変だった。それでも頑張って親を説得し、今のカミさんと一緒になった。そんな苦労話が色々あるようだった。


本題に戻ります。
KI生さんの幼馴染で親友という人の話。恐らく小学校の頃からの知り合いなのであろう。しかしそんな人が「秀吉、伊藤博文は、殺しても殺したりないほどの憎悪を、深層に持っている」、こんな感情を持つに至ったのはどうしてだろう。私の同級生の話と比較すると、どうしてそんな感情を持つのか理解できない。
「まして36年間の併合という植民地支配は、昨日のことであり、絶対に許すことなどできるはずがない
この日韓併合を植民地支配などというのは朝日新聞史観であり、日本は併合したのだが植民地として朝鮮を搾取したわけではない。実態は日本の大幅持ち出しである。

こんな所を私の同級生と比較して考えると、多分KIさんの親友という方はどこかで朝鮮学校にでも行っていたのではないか。
朝鮮学校は現在でもこんな風である。

2019-2-5朝鮮学校の授業風景 
この写真は以下より拝借しました
https://kaikai.ch/board/8795/


ここで使っている教科書は北朝鮮のモノ。ここで教えているのは猛烈な反日である、こんな所で学んでいれば、今回のKIさんの友人の方のような日本に対する憎悪も良く分かる。

朝鮮人学校を卒業した人の書いたものを見ると、「実に偏った教育を受けてきたものだと痛感しているが、今となっては最早手遅れ」、こんな感想を述べているがこれが本音だろう。

しかし、実際の人格は愚衆ではなく悪鬼、これが心ある韓国人の言葉であるのが問題の深刻さだ。

以下ブログ参照ください。
韓国人のアイデンティティを一言で言えば「憎悪」 2017-05-21 18:30」
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1392.html

ここにこんな記事がある。バンダービルドさんの発言だが・・・

分かってみると愚衆ではなく悪鬼だった
バンダービルド

 私は、韓国人の多くは、よく騙されて扇動される愚衆だと思っていたが、現在の一般的な韓国人たちが見せている不気味な態度は、韓国人たちの多くが単純な愚衆ではなくて、悪鬼に属するという感じを消すことができない

愚衆とは、愚かで騙されやすい人々という意味である。
これに対して悪鬼は、悪いことをする者を意味する。
最近の混乱期に徐々に現れているのは、相当数の韓国人たちが悪鬼に近いという点である。
最近の韓国人が見せている行動をもとにして、その源となるそれぞれの思考や潜在意識を推測すると、具体的な例(象徴的な例)としてこのような表現が可能である。

「米国は嫌いだから退け!日本も嫌いだから退け!財閥(大企業)も全部嫌いだから退け!」

しかしこれはおとなしい表現で、もっと誇張してリアルに表現すると、相当数の韓国人たちの今日の精神状態はこれに近い。

「米国を引き裂いて殺し、日本も引き裂いて殺そう!財閥も全部引き裂いて殺そう!」
(引用者注:この考え方が韓国朝鮮人が時折見せる凶悪な犯罪の原点と言ってもいいだろう)

<引用終り>


このKI生さんの投稿を取り上げたのは、普段何でもない人が内にとんでもない「憎悪」、「怨念」、「悪意」を持っているかもしれない。その対象が韓国朝鮮人だということで、日本人がもっと気をつけねばいけない事なんだと思う。

私もタイ時代に一番気をつけていたのが悪意による「故意の機械故障」、「良品の箱に不良品をわざと混入させ、信用失墜を図る」、こんな事だった。残念ながらローカルのレベルより大幅に向上したと言ってもゼロでは無かった。むずかしい問題である。

是非皆さんも身の回りからまずチェックしてほしいと思います。


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2019-02-05 16:52

春はあけぼの


 今日は旧暦の1月1日。一昨日が節分で昨日が立春。
昔の人の感覚なら、明けましておめでとう御座います。いよいよ春ですね。こんな感覚でしょうか。

春と言えば、
春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎはすこしあかりて、むらさきだちたる雲のほそくたなびきたる

枕草子です。
所で今朝、ヒョイと外を見たらこんな雲が

2019-2-5本日の夜明け、紫色の細い雲
2月5日06:49

むらさきだちたる雲のほそくたなびきたる」というのはこんな雲なんでしょうか。
でも清少納言の見た空は、「やうやう白くなりゆく山ぎはすこしあかりて」なのでもっと薄暗い感じだったかもしれません。


実は朝、こんな雲があるのに気が付いて慌てて手元のカメラで撮ったのがこれ
2019-2-5本日の夜明け、紫色の細い雲6時44分 
2月5日06:44 (冒頭の写真の5分前)

これだと「むらさきだちたる雲のほそく」になるかも知れません。
でもこの場所では何ともならないので、大急ぎでもう少し見晴らしの利く所まで小走りで行ったのが冒頭の写真。わずか5分で随分違います。
(影の声:望遠も持って出ればよかったとすぐ気が付いたが、取りに帰る時間なし、トホホ)


そしてこれが冒頭の写真の1分後。
2019-2-5本日の夜明け、紫色の細い雲6時50分 
2月5日06:50

太陽がさらに上ってきたので雲が金色に光っています。美しいですが、でもこれでは「むらさきだちたる雲」とは言えないですね。

旧暦(太陽太陰暦)元旦の朝はこんな感じでした。
雲の色が紫から金色に変わるのにほんの数分。清少納言はこんな瞬間の色の移り変わりを目にして「春はあけぼの」と言ったんですね。
素晴らしい感性です。

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