2016-06-30 11:35

戦後71年のアカ落とし<青山さん街頭演説

 参議院選挙も中盤、サプライズで立候補した青山繁晴さんの動画がアップされている。
立候補のいきさつなどがよくわかるので取り急ぎ拡散。


青山繁晴の街頭演説で明かされた安倍総理との約束!選挙カー事故も語る!参議院選挙-IN尼崎


青山さんが出れば
1. 害務省(外務省)が変わる
2. 経済産業省が変わる
3. 自民党が変わる

そしてもう一つ、拉致問題はもう時間が無い

こんな話です。
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2016-06-29 16:56

理念が正しければ民主性は問わない

 24日のエントリー「戦後71年のアカ落し」で『一般意思』という考え方を書いた。
戦後71年のアカ落とし
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1268.html

ここで一般意思というのはもう250年も前のルソーが提唱した概念
(1762年に発表した『社会契約論』において、社会契約と一般意志なる意志による政治社会の理想を論じた)
そしてこの一般意思が読みようによっては、『理念が正しければ民主性は問わない』、こう解釈される。そしてこれが今日に続く問題点と書いたのだが、もう少し詳しく書いてみたい。
なおこの件は上掲エントリーに頂いたよもぎねこさんのコメントへの回答でもあります。

最初にちょっと歴史を振り返ってみます。

1. ルソーが社会契約論で一般意思なる概念を提唱したのが1762年

2. フランス革命勃発~1789年
   ロベスピエールによる虐殺をルソーの血塗られた手とも言われるが、これはロベスピエールが自らこそが「一般意志」を解することができる者だとした上で独裁・恐怖政治を行ったことによる。
   https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E8%88%AC%E6%84%8F%E5%BF%97
   フランスの標語「自由・平等・友愛」は1790年頃から使われ始めた

3. マルクスが資本論で剰余価値を提唱したのが1867年
   エンゲルスが反デューリング論(1878年)、「空想から科学へ」(1880年)で弁証法的唯物論と科学的社会主義を訴えた

   この段階で社会主義とは科学に裏付けられた正しいものというお墨付きを得たことになる(と社会主義者は考えた)

ルソーから100年以上たって、一般意思という考え方が科学的なものとされることとなった。
この一般意思なる訳の分からない、鵺(ぬえ)みたいなもの、これがこんな経緯で『理念が正しければ民主性は問わない』ということになってしまった。

さらに一般意思は絶対的に正しいものなので、政治はこれに従わねばならないが民衆もすべてこれに従わねばならない。
だから一般意思には『全員賛成』が必要となる。つまり全体主義になるわけだ。、

その結果出てきたのがソ連のコミュニズム、毛沢東の共産主義だがもう一つある
ヒットラーのナチ、ナチスである。
ナチ、ナチス=国家社会主義ドイツ労働者党(NSDAP)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E5%8A%B4%E5%83%8D%E8%80%85%E5%85%9A

なぜNSDAPをナチ、ナチスというのかは以下参照
http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%8A%E3%83%81%E3%82%B9



歴史の話は以上で終わりにして現代の話に移ります。

実はこの一般意思から連綿と続いてきた考え方が現在はグローバリズムと名前を変えて今も生き続けています

ちょうどよい話があります。西尾幹二先生のこんな話

西尾幹二氏と語る、世界と日本の現在(いま)[桜H28/6/25]


この動画の5分50秒あたりから、西尾先生はこんなことを言っています。
ソ連が崩壊した90年ころ、西尾先生は東ヨーロッパを回った。
そこの知識人たちはコミュニズムとナチズムを区別しない。まったく同質の全体主義だと。
しかし西欧の知識人はこのソ連型共産主義・全体主義の怖さが分からず、ナチズムを絶対悪とみている。しかしこれは間違い。
西欧知識人はコミュニズムに甘い。これが問題だと。


この西尾幹ニ先生の話は大変面白く参考になります。
この動画はNINJA300さんの最近のエントリーで紹介されています。
ヨーロッパが消える
http://ninjafighter.blog.fc2.com/blog-entry-1910.html

西尾先生は約1時間、いろんなことを話されたのですが、それをNINJA300サンは要点を上手くまとめていますので、大変参考になります。


先へ進みます。

コミュニズム、全体主義から現在のグローバリズムへと考え方の基本は受け継がれています。
その一番最近の事例が「イギリスのEU離脱問題」。
ベルギーではEU首脳やら官僚が猛烈に怒っていますが、その内容が今問題でピッタリ説明できます。
またこの問題で、EU高級官僚の無茶苦茶な高額所得が問題視されていますが、すべてそのルーツはこんなところ。


そしてこれから24日のエントリーへの「よもぎねこさん」のコメントの回答を書いてみます。

ヨモギネコさんは ⇒ 理念が正しければ、民主性は問わない=自己中!!
このようにおっしゃっています。

ご指摘はその通り、自己中ではあります。
しかしこれはことの本質では無い、ここが問題なのです。
例えば身近な例、学校の先生などで実は共産党活動家だった、こんな人はいると思います。
そしてこんな人の多くは温和で優しい人、人格者と言われることも少なくありません。
世界で見ても、例えばカンボジアのポルポト、彼に会った人はだれでも優しい好々爺だったと言うそうです。


「強欲で傲慢で凶暴」な性向の人間は共産主義者となりやすい」、こんなことを言う人もいまして事実ではあります。
しかし一見温厚な、優しい人もまたこんな思想に染まりやすい。これを肝に銘ずるべきでしょう。

最後に20世紀に共産主義がどれくらいの人を殺したか、そんなことが分かるものがあります。

共産主義黒書
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Yasunari/7517/nenpyo/yougo/kyosanshugi_kokusho.html
1997年にフランスで「共産主義黒書」という本が発売され、大評判になった。

著者の6人の研究者たちがこの本を書こうと思い立ったのは、ヒトラーもスターリンもやったことは同じというところにある。
この中で、共産党が戦争以外で殺した人の数、つまり粛清やテロや強制収容所などで虐殺した人の数を調べて以下のように列挙している。

 ソ連(ロシア):2000万人
 支那:6500万人
 ベトナム:100万人
 北朝鮮:200万人
 カンボジア:200万人
 東欧:100万人
 ラテンアメリカ:15万人
 アフリカ:170万人
 アフガニスタン:150万人
 国際共産主義運動(コミンテルン)と政権についていない共産党によって殺害された人:約1万人
 総計:約1億人


ナチスのユダヤ人虐殺はどんなに多く見積もっても共産党が殺した数の4分の1にすぎない。
これほどの残虐行為を行なった共産主義は、これまで一度も裁かれていない。

<引用ここまで>

数日前にも
共産党の藤野保史氏が26日出演したNHK番組で、防衛費は「人を殺すための予算」と言ったという
http://www.sankei.com/politics/news/160626/plt1606260016-n1.html

こんな奴にこそ、共産主義が世界で1億人も殺したことをどう考えるか、そんなことを問いただしたいものだ。
おっと、その共産党とつるんでいる旧民主党も同類でっせ。
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2016-06-26 18:22

イギリスのEU離脱に思うこと

 イギリスのEU離脱の是非を問う国民投票、結果は離脱となったのだが、BBCを見ていると昨日から延々とこの問題ばかり報道している。天気予報やスポーツ関係のニュース以外は殆どこの問題。
多分イギリス人にとっても意外な結果だったのだろう

離脱賛成票を投じた人も、まさか離脱となろうとは思わなかったのではないか、そんな狼狽えぶりだ。
さらにスコットランドの独立問題もまたまた騒ぎ出している。


ところでこの問題、多分歴史を振り返って見てみないとよく分からないのではないか。
私もこのあたりの歴史には明るくないが、多分ノルマン・コンクエスト(1066年~1074年頃)頃からの長い因縁があるのだろう。
そしてその後もイギリスとフランスは何度も戦争をしている。もっとも有名な実は百年戦争だろう。
ノルマン・コンクエスト
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%88

英仏戦争
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8B%B1%E4%BB%8F%E6%88%A6%E4%BA%89


そしてEU側はと言えば、今日の報道を見るとまさに喧嘩腰。
「何っ、EUから出ていくだとっ。だったらとっとと離縁届でも持ってきやがれっ!」、こんな感じである。

そんなことが分かる今日の報道

<以下引用>

http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20160625-118-OYT1T50096/list_KOKUSAI
離脱ドミノ防止へEU、英に早期交渉入り要求へ
2016年6月25日20時44分

2016-6-26イギリスのEU離脱関連記事

 【ブリュッセル=横堀裕也】英国が国民投票で欧州連合(EU)からの離脱を決めたことを受け、EU加盟国のドイツ、フランス、イタリアなど6か国の外相は25日、ベルリンで緊急会合を開いた。

 共同声明によると、外相らはEUからの離脱ドミノを防ぐため、英国に早期に離脱交渉に入るよう求め、政治経済面の不透明感を速やかに払拭する方針で一致した。離脱の衝撃を和らげるようEUが結束する方針も確認した。

 共同声明は、「英政府が(国民投票の)決定をできる限り、明快に早く実行することを期待する」とし、速やかに離脱通知をするよう求めた。EUが目指す統合深化の道筋について、加盟国に不満があることも認め、各国の事情に配慮した柔軟なEUのあり方を検討する考えも打ち出した。

 EUは、長引く景気低迷に加えて、難民問題への不安が広がる。ポピュリズム(大衆迎合主義)政党が批判の矛先をEUに向け、反EUをあおり台頭している。6か国は離脱問題を早期に収束させ、域内に波及するのを封じ込めたい考えだ。

 EUが、英国に対し早期交渉を求めるのは、辞意を表明したキャメロン英首相が当初の方針を覆し、交渉を先送りしたためだ。英国の離脱派には、拙速な交渉で不利な条件をEUにのまされるとの警戒感がある。

 EUからの離脱手続きは基本条約であるリスボン条約50条に定められている。離脱時には新たな自由貿易協定や、EU法に代わる取り決めをまとめる必要があるが、詳細な手続きは決まっていない。拡大を続けてきたEUが、加盟について具体的な手続きを定めているのとは対照的だ。離脱通知から2年後にEU法の執行停止となるが、具体的な手続きは今後の交渉次第となる。離脱日や移行期間、英国に住むEU加盟国からの移民の取り扱いなど検討項目は多岐にわたる。

 EUは週明けから離脱手続きを本格化させる。27日にベルリンでメルケル独首相、オランド仏大統領、レンツィ伊首相、トゥスク欧州理事会常任議長(EU大統領)が会談。28~29日にブリュッセルで予定されているEU首脳会議に備える。初日はキャメロン氏に早期に離脱交渉を開始するよう求め、29日は英国を除く27か国で今後の戦略を練る方針だ。

<引用終り>


所でこのEU離脱問題、今年の3月だがフランスはこんなことを言っている。
曰く、若しイギリスがEU離脱なら、フランスは今フランスで止めている移民を全部イギリスに送り込むぞ。
イギリスの銀行マンが持っていた特権だって、全部チャラだっ。だから銀行マンはどんどん引っこ抜くぞ。


<以下引用>

2016年 3月 3日 7:24 PM JST
英国がEU離脱なら、仏から移民流入させる─仏経済相=FT
http://jp.mobile.reuters.com/article/idJPKCN0W5123

[エディンバラ 3日 ロイター] - フランスのマクロン経済相は、英国が6月の国民投票の結果、欧州連合(EU)から離脱するならば、フランスから英国への移民流入を食い止めていた国境管理をやめると警告した。

また、ロンドンから逃げ出す金融関係者は手厚く迎えると述べた。英仏首脳会議を前に英フィナンシャル・タイムズ紙(FT)とのインタビューで語った。

マクロン経済相は、EUとの関係解消と同時に「(フランス北部)カレーの難民キャンプにいた人々は自由に移動し、(EU全体で通用する)金融業界のパスポートは機能しなくなる」と述べた。

経済相は2国間貿易に障害が生じるとも指摘。(英国行きを望む)移民をフランス側に押しとどめていた国境管理協定も解除されるとした。

フランスが2012年に税率を引き上げた際、英国が仏企業の誘致に動いたことを受け、マクロン経済相は「ロンドンの金融街シティーからの帰還者を受け入れることになるだろう」と述べた。

また英国が加盟権を拒否するならば、EUの「集団エネルギーは新たな関係を再構築するのではなく、今までの絆を解消することに向けられるだろう」と述べた。

<引用終り>

この二つの記事を見るとEUとイギリスはまさに喧嘩状態なのが分かる。
新たな戦争の始まりではないか、そんなふうにもみえる。

最近EUはドイツ帝国だとの話が色々あるが、西尾 幹二氏と川口 マーン 惠美氏のこんな対談本が興味深い。

膨張するドイツの衝撃―日本は「ドイツ帝国」と中国で対決する 単行本(ソフトカバー) – 2015/8/7
西尾 幹二 (著), 川口 マーン 惠美 (著)
https://www.amazon.co.jp/%E8%86%A8%E5%BC%B5%E3%81%99%E3%82%8B%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E3%81%AE%E8%A1%9D%E6%92%83%E2%80%95%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AF%E3%80%8C%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E5%B8%9D%E5%9B%BD%E3%80%8D%E3%81%A8%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%A7%E5%AF%BE%E6%B1%BA%E3%81%99%E3%82%8B-%E8%A5%BF%E5%B0%BE-%E5%B9%B9%E4%BA%8C/dp/4828418334


さてそんなドイツの膨張、これがEUに正体なのだが、そこに「ノー」を突き付けたのがイギリス。

しかしこの問題は昨年来のEUに押し掛けた難民問題、この難民問題を新たな戦争だといった人がいる。
ドイツ在住の「丸山光三さん」である。

以下ブログ参照ください。
「欧州の移民問題は新たな戦争?」
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1163.html


これが丸山光三さんのブログ
独逸で発生しているのは移民問題ではなく戦争であるという件
http://marcooichan2.blog129.fc2.com/blog-date-201509.html

これからもまだ紆余曲折があると思う。まだまだ目が離せない状態が続く。


最後に、まったく関係ない話ですが、ブログの広告を出ないように変更しました。
パソコンでは別に不都合はなかったのですが、スマートフォンで見ると広告が最初に出てきて大変見にくい。
そこで契約を変更したわけです。
少しは良くなったと思います。
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2016-06-24 19:00

戦後71年のアカ落とし

 参議院選挙が公示されました。
戦後71年の垢落とし、垢掃除です
その掃除すべきアカ、共産党が今回は異状に頑張っています。我が家では今日も共産党のチラシが入っていました。

がしかし、23日のイギリスのEU離脱の是非を問う国民投票結果が出ました。
結論はEU離脱、いよいよ世界は混乱の度を増しました。

そんな中でも参院選挙なのです。
マスゴミのウソ虚言に騙されないよう、よく考えて投票したいと思います。

所でその選挙、びっくりしたのは青山繁晴さんが立候補されたこと。やはり時代が青山さんのような人を要求しているのでしょう。
当選した暁には『鋭い質問』で害務省改革など、今までできなかったことがやってもらえそうな予感がします。

とにかく応援しなくては!!


所でそのアカの垢掃除なのだが、このアカの垢、戦前から溜りに溜ったものなので一筋縄ではいかない。
そこで13日のエントリー『日本が目指す国は中国・ベトナム・キューバ<共産党の狙い』で皆さんからいろいろご指摘いただいたベトナムについて、視点を変えて考えてみたい。

ベトナム・ラオス・カンボジアの3ヵ国が旧フランス植民地。そしてアセアンでも発展の遅れた国々である。
フランス植民地がどうしてアカく染まっているのか、これはフランス革命より前の頃にさかのぼって、ジャン=ジャック・ルソーからの因縁だ。

ジャン=ジャック・ルソー (1712年 - 1778年)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%EF%BC%9D%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%BC


ルソーは「一般意思」なる概念を提唱したが、この一般意思が読みようによっては全体主義、ファシズム、一党独裁、専制政治を理想とするようにも解釈できる
だからその後のフランス革命(1789年7月)、ロベスピエールなどの虐殺(ルソーの血塗られた手と言われるが諸説あり)、そしてナポレオン登場((1799年)となる。


この一般意思とは、上掲wikiによれば
「1762年に発表した『社会契約論』において、社会契約と一般意志なる意志による政治社会の理想を論じた。・・・中略・・・
ルソーは、「一般意志」は、単純な「特殊意志(個人の意志)」の和(全体意志)ではないが、そのそれぞれの「特殊意志」から、相殺しあう過不足を除けば、「相違の総和」としての「一般意志」が残るのだと説明している。・・・中略・・・ルソーの議論が導く理想は、政治が一般意志に服従するというもの・・・以下略」

というものだそうだ。

何とも分かりにくいが、要するに『理念が正しければ民主性は問わない』ということだと思う。

そしてこの考え方がその後のマルクス主義に受け継がれ、ソ連崩壊で共産主義の夢が潰えても、グローバリズムと名前を変えて生き続けている。
毛沢東思想だって突き詰めれば、まったく同じだろう。
今の中国バブルだって、毛沢東思想に拝金主義がのっかったものだ。
中国夢と称して集金平が推し進めているものだって、突き詰めれば同じと思う。

そして『理念が正しければ(と妄想している)、民主性は問わない』、これが2012年12月まで続いた旧民主党政権だったことを忘れてはならない。自分らが正しいと妄想していることを推し進められた結果、地獄の超円高、大震災・原発事故へのでたらめ対応等など、いまだにその後遺症を引きずっていることを思い出すべきだと思う。
とにかく今はアカ掃除です。
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2016-06-21 08:08

梅雨の合間に

 最近ちょっと重い話が続いたので、ちょっと梅雨の合間の風景など


これは昨日6月20日

2016-6-21昨日の田んぼ6月20日

下の田植え直後の写真と見比べると、分蘖(ぶんげつ)がどんどん進んでいます。
稲の成長と子供の成長は早いですね。


同じ田んぼでもこれは田植え直後の5月27日

2016-6-21田植え直後の田んぼ5月27日

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2016-06-13 22:36

日本が目指す国は中国・ベトナム・キューバ<共産党の狙い

 前回正論7月号の江碕道朗氏の論考を紹介したのだが、ほかにも興味深い記事が色々ある。
中でも小川榮太郎氏の『亡国前夜或いは自由の喪失』は面白い。
「同時進行で日本を蝕む五つの病変」というのだが、中でも共産党に関するものが私には興味深い。

ちょうど選挙が近いので、そんな話をするときに共産党、共産主義とは何なのか、そんな話のネタになるかもしれません。

何はともあれその関連部分だけ引用。(仮名遣いなど原文のまま、ただし読みやすくするため改行・強調などした)
(正論7月号、p80より)


<以下引用>

日本共産党の台頭は何を招く

 その上、まるでそれと軌を一にするかのやうに日本に起きてゐるのが、自由社会を窒息させるやうな動きです。

 日本を全体主義化する圧力と言ひ換へてもいい。

 細かい社会的圧力は多々ありますが、ここではその象徴として日本共産党の台頭を上げておきたい。野党連合を呼び掛け、三年前の政権政党だった民進党が選挙協力に応じてゐる始末だが、共産党は綱領において、未だに社会主義革命を明確な目標としてゐる政党です。

 社会主義革命とは何かもはっきりしてゐる。

 現在も共産党の実権を握ってゐるとされる不破哲三氏が、『「科学の目」で見る日本と世界』(新日本出版社、2011年)の中で次のやうに粍‥いてゐるのを見れば、難しい理論など聞かなくとも一目瞭然だ。

 「旧ソ連は、・・・途中で社会主義の道の外に踏み出した。・・・いま私たちが社会主義をめざす国としてあげているのは、中国、ベトナム、キューバの三つの国です。」

 驚くべき認識でせう。要するに、今後、日本共産党が万一政権に潜りこみでもしたら、中国、ベトナム、キューバのやうな国を目指すと言ってゐるのと同じ事だからです。

 民進党はそれを知ってゐるのでせうか。又、反安倍プロパガンダに乗って共産党に投票してゐる国民はかういふ事を知ってゐるのでせうか。
・・・以下略・・・

<引用終わり>


私の地域の仲間は情報源は新聞とテレビだけ、こんな人が大部分。
その新聞も中日新聞か朝日新聞、だから毎日左巻き情報にどっぷりつかっている。

こんな人と話をするのにこの記事はちょうどいいと思う。

最初に
野党連合を呼び掛け、三年前の政権政党だった民進党が選挙協力に応じてゐる始末

旧民主党は元々をたどれば左右ごちゃごちゃの寄せ集め政党、だから旧々左派社会党(古いなあ)のような共産党より左と言われた連中まで含んでいる。だから共産党との選挙協力などお茶の子と言えるのだろう。

しかし
いま私たちが社会主義をめざす国としてあげているのは、中国、ベトナム、キューバの三つの国

こんな事が5年前(2011年)に刊行された本に堂々と書いてある。
骨の髄までそう信じ切っている証拠だろう。

同じ意味のことを不破哲三は2006年にも中国で講演している。
学術講演:マルクス主義と二十一世紀の世界
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-05-30/2006053004_01_0.html

間違いなく確信犯なのだ。

所で話は前後したが
>現在も共産党の実権を握ってゐるとされる不破哲三氏

今の共産党はシールズの親玉志位和夫がトップなのだが、不破哲三はやはり裏で糸を引いているらしい。

これは2012年の共産党90周年の新聞赤旗のものだが
2016-6-13日本共産党90周年(2012年)
共産党は序列にうるさい。これを見れば志位和夫の上に不破哲三がいるのは一目で理解できる。


本論に戻ります。

その日本共産党が大好きな中国・ベトナム・キューバがどんな国になったのか。

例えばこれは中国の地下水の汚染

2016-6-13中国の地下水汚染
http://www.recordchina.co.jp/a133072.html


8割の地下水が汚染されている。あの広大な国土が人の住めない土地になろうとしているのだ。

日本をこんな国にしたいんですかねえ。


そして次はベトナム。

ベトナムには日本は多額の援助(ODA)をしている。
これはその一部
2016-6-13ベトナムへの日本の支援

詳細は
http://www.global-kansai.or.jp/bukai/img/H25.8.20-ajia,toshi.pdf

ベトナムは発展している。最近では中国を逃げ出した日系企業の受け皿にもなっている。
しかしその発展を支えているものは日本からの多額の援助、そしていろんな分野での人材派遣による協力である

日本をこんなベトナムみたいな国にしたいというが、ベトナムが日本に援助してくれるというのかいな???。


そしてもう一つの国がキューバ。
キューバと言えばクラシックカーの宝庫

2016-6-13キューバ1

こんなクラシックカーがあれば見るだけで楽しそうだ。(ただし見るだけです。使うのは??)
1馬力のオープンカーもありますね。楽しそうだ。

しかしこれは1馬力ならぬ2牛力(?)
2016-6-13キューバ2

キューバは60年代で時計が止まってしまった。
そのまま50年以上過ぎてしまった。

共産党がこんな国を目指すと言っているが、彼らは現実を全く見ていない。
共産党とは「空想と妄想」に生きている人たちの集団なのだ。

共産党、その仲間になった元民主党を支持するということはこんな国を目指すということである。
  1. 政治
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2016-06-07 10:52

トランプ現象の奥にあるもの

 アメリカ大統領選挙は共和党はトランプ氏が大統領候補になったことで、それを論評する記事があちこちにある。
中でも大変興味深い論考ものが以下二つ。

一つ目は正論7月号(現在発売中)の江崎道朗氏のもの
題して「反米自虐「ホワイト・ギルト」への伝統保守の反旗」(p94-p99)

もう一つは青山繁晴さんの新著:「壊れた地球儀の直し方」(扶桑社新書 2016年6月1日刊)
ただしこの本は、2004年に扶桑社から刊行された「日本国民が決断する日」を改題し、一部改編と新たな書下ろしを加えたもの。
興味深いのはその書下ろしの部分である。


最初に江崎道朗氏の論考から


  江崎道朗氏 論考 by正論7月号
反米自虐「ホワイ卜・ギルト]への伝統保守の反旗
(引用者駐:第一章~第四章という章の番号は引用者が追加した)
(第一章:)社会主義者オバマはアメリカの破壊を目論む?

(第二章:)アメリカを左傾化させた「草の根社会主義運動」

(第三章:)White Guilt(白人の罪)

(第四章:)サヨクーリベラルと戦うトランプ


この中で第二章のまとめとして以下の文章を紹介し、次の第三章と第四章を引用したい。

<以下引用>

 そしてこの草の根社会主義運動を推進する「コミュニティー・オーガナイザー」に1985年から3年間、従事していたのが、若き日のオバマ大統領なのだ。
 オバマは、反体制の住民組織を構築する草の根社会主義活動家だったのだ。


(第三章:)White Guilt(白人の罪)

 デスーザ(引用者注:オバマ批判で知られる政治評論家、第一章に詳述)によれば、オバマ大統領は、《オバマはケニア人の父から受け継いだ反植民地主義的で反資本主義的で反キリスト教的な「夢」のために、アメリカを破壊しようと突き進んでいる》確信犯なのだ。
 確かにそう考えれば、オバマ政権のおかしな政策も理解できる。
 まず外交政策だ。2013年9月、オバマ大統領は「アメリカは世界の警察官ではない」と演説し、国際社会に衝撃を与えた。
 テロとの戦いで経済的に疲弊し、米軍は縮小に向かっていたとは言え、アメリカ国防総省は、国際社会の秩序に対して懸命に責任をとろうとしていた。ところがオバマ大統領は積極的に米軍予算を削減し、中国の軍事的台頭を容認してきた。
 このオバマの外交政策を、米軍関係者は自嘲をこめて「アメリカ封じ込め政策」と呼んでいる。「アメリカが国際社会に関与しないよう封じ込めることが世界の平和につながるんだ」という反米・自虐史観をオバマ大統領は持っているというのだ。
 確かに、オバマ大統領は、近代西洋の価値観やキリスト教を反植民地主義や人種差別反対と連動させて厳しく批判する。例えば、2015年2月、全米祈祷朝食会でオバマ大統領は「十字軍や異端審問で、人々はキリストの名で恐ろしい行為をした。アメリカでもキリストの名で奴隷制度やジム・クロウ(南部で行われた黒人隔離政策)が正当化された。我々には信仰を悪用・歪曲する罪深い傾向がある」と演説した。
 草の根社会主義運動の広がりと共にアメリカでは、人種差別反対、反植民地主義という名目で、西洋文明とキリスト教を否定する自虐教育が横行する一方で、「有色人種、特に黒人を批判することは人種差別に当たるので控えるべきだ」という形で言論統制が強まっている。
 このように、欧米キリスト教社会の伝統的な価値観を否定する自虐的な見方は、White Guilt(白人の罪)と呼ばれ、アメリカの保守派の間で近年、深刻な社会問題になっている。自虐史観に苦しんでいるのは我々日本人だけではないのだ。
 こうした自虐的なWhite Guiltに対して敢然と立ち向かっているのが、デスーザであり、レーガンの側近であったパットーブキャナン(『病むアメリカ、滅びゆく西洋』成甲書房)であり、フェミニズムとの戦いを主導した草の根保守のリーダー、フイリスーシュラフリー女史だ。

 そして彼らが今回、アメリカ大統領選挙で懸命に応援しているのが、レーガンの後継者と呼ばれるドナルド・トランプなのだ。
 トランプは、「再びアメリカを偉大にしよう(Make America greatagain)」と叫んでいる。
 それは、社会主義者オバマの自虐的なアメリカ封じ込め・破壊政策に断乎として立ち向かおうと主張しているのだ。アメリカが自由と民主主義を支える自らの価値観に自信を失い、サヨクーリベラルに屈したら、世界の自由主義と民主主義、そして繁栄はどうなっていくのか、アメリカ国民よ、自らの歴史と価値観に誇りを持とうと訴えているのだ。

 これまでならば、そんなことを言えば、マスコミから人種差別主義者だと非難され、社会的に抹殺されていた。ところが大金持ちのトランプは、いくら「人種差別だ」と非難されようがひるまない。その勇気と自信が、「人種差別だ」と非難されることを恐れて沈黙してきた白人男性たちを鼓舞し、国益を考えない「エスタブリッシュメント」の政治を嫌悪してきた保守派の熱狂的な支持をーー政策の違いを超えてーー集めているのだ。


(第四章:)サヨクーリベラルと戦うトランプ

 「アメリカを破壊しようとしている社会主義者のオバマに代表されるリベラルに敢然と戦いを挑むトランプ」、この構図を指摘しているのが、″テキサス親父、ことトニー・マラーノ氏だ。
 《米大統領選の共和党指名争いで、不動産王のドナルドートランプ氏(69)が指名獲得を確実にしたぜ。日本では、過激な発言ばかりが報道されているようだが、今回は、日本のメディアではきっと分からない、トランプ氏を後押しした米国の危機的な事情について説明したい。(中略)
 米国は「移民の国」だ。俺の先祖もイタリアから移住してきた。米国の「建国の理念」に賛同する移民たちが、わが国に活力を与え、発展させてきた。ただ、それは合法でなければならない。トランプ氏が「不法移民を強制送還させる」と主張していることは、ある意味当然といえる。
 社会主義者の増長は、米国型リベラリズムが、民主党や教育機関、映画などの大衆娯楽を乗っ取った結果だ。彼らは幼稚園のころから「資本主義の邪悪さ」と「社会主義への同情」を刷り込まれた。洗脳だ。自由主義や資本主義の象徴であるトランプ氏は「叩きのめすべき敵」なのだろう。
 彼らが、トランプ氏を政治的に低めようとすればするほど、それが逆効果になっている。米国民の多くは「抗議団=米国を3等国に転落させたい連中」とみている。最近、テロリストを支持する集会が開催されたことが、トランプ氏への得票につながったことも、米国民は知っている。
 かつて、カリフォルニア州は米国全体の流れを決めていたが、今や、他の49州の「軽蔑の対象」でしかない。現在のトランプ旋風は「伝統的な米国を守れ」という国民的運動ともいえる》(2016年5月13日付夕刊フジ・電子版)
(引用者注:この記事は以下で全文が読めます。
【痛快!テキサス親父】トランプ旋風には理由があるんだぜ 日本では伝えられない米国の危機的事情
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20160513/dms1605131140010-n1.htm

 テキサス親父が指摘しているように、今回の大統領選挙は、「米国を3等国に転落させたいリベラル・社会主義勢力」対「アメリカを再び偉大な国にしようとする保守・自由主義勢力」との戦いという側面がある。日本で朝日新聞をはじめとする左派リベラル系メディアへの批判が高まっていることとも通じるだろう
 こうした構図は、アメリカのリベラルに毒されたマスコミや政治学者の分析だけを読んでいては絶対に理解できない。
 日本外務省も、アメリカのリベラル系のシンクタンクやマスコミ、そしてリベラル系の国務省とばかり付き合っているので、トランプがなぜ支持されているのか、恐らく理解できないに違いない
 それは、朝日新聞を読んでいるだけでは、安倍政権がなぜ支持されているのかが判らないのと同じ構図だ。外務省も本腰を入れてアメリカの保守系との付き合いを始めなければ、アメリカ情勢を正確に判断することなどできないだろう。
 何よりもアメリカ自身がサヨク・リベラルによって弱体化し、自信を失っていけば、中国共産党政府を喜ばせるだけだ。現にオバマ政権の時代に、中国共産党政府による南シナ海「侵略」は着々と進んできているではないか。
 トランプは決して親日家でも知日家でもないし、日米同盟について正確な知識があるとも思えない。が、だからと言ってトランプを否定的に見るだけでいいのか。
 日米のサヨク・リベラルのマスコミや学者たちの言説に惑わされて、トランプを支持するアメリカ世論の動向を見誤ってはなるまい。

<引用終り>


この話には私も思い当たる節があり、以下のようなエントリーをしている。

「元国防長官によるオバマ大統領批判」
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-878.html

ここでゲーツ元国防長官の著書はこれ
2016-6-7ゲーツ国防長官の著書任務

ゲーツ元国防長官に関してはこんなものも参照ください。
http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-11-01

ゲーツ氏はオバマ大統領を評してこんな風に言っています。
「海図もなしに、ますます危険な航海に臨んでいる」





次に青山繁晴氏の新著から

「壊れた地球儀の直し方」(扶桑社新書 2016年6月1日刊)

2016-6-6壊れた地球儀の直し方

その「壊れた地球儀の直し方」の最終章がこれ

<以下引用>

『いま、そしてこれから』

 (新書版のおわりに)

 さて、「ぶっとい新書」版の終章です。
 原著の冒頭に近いところに、次の一文があります。
 ~さあ、できれば開いてみてください。この一冊の新しい地図帳を。~
 まさしく原著は、世界の終わりと始まりを手言しようと試みた、ささやかな地図帳だと思います。

 世界の終わりとは、第二次大戦のあとに勝者が造った世界の終わりです。始まりとは、もはや勝者も敗者もなく、いやむしろ敗者こそが切り開く次の世界の始まりです。
 古い地球儀はどんどん壊れていきます。まず新しい地図をじっくりと完成させ、それを元に世界観を一新する地球儀をぼくらが創る番です。

 破壊の中心はアメリカです。だから破壊者であるドナルド・トランプさんが大統領選をかつて例のない異様な姿に変える主役となりました。
 世界の破壊の出発点は、イラク戦争でした。イラクでの戦いはアメリカ市民にとって「戦死者が凱旋しない初めての戦争」でした。

 アメリカでは、戦地から凱旋するのは勲章を胸にした生者だけではありません。
 頭が割られ顔も崩され、四肢が吹き飛ばされた死者であっても、顔と身体の隅々まで生前の姿へ戻して、血に染まって壊れた腕時計もすっかり元のように復元されて死者の腕に嵌められ、そしてピシリと制服を着た凛々しい姿になって棺に納められます。この棺を上官が護って、どんな一兵卒の死者であっても故郷の自宅へ送り届けられます。
 アメリカ合州国は、戦争に勝ったために苦しみを背負った国です。

 日本は大戦に負けて苦しみましたが、アメリカは勝ったために戦争が正しいことになってしまい、戦争をやめられなくなった。だから大戦後、わずか五年で悲惨な朝鮮戦争に突入して四万人を超えるアメリカの青年を戦死させました。その朝鮮戦争がきちんと終わらない間にもう、ベトナム戦争です。
 そのベトナム戦争では建国以来初めて、「戦争をするな」という大きな声が国民から湧かあがり、一九七五年についに初めて負けました。それでもベトナム戦争の死者は、前述のように誇りある姿仁戻されてそれぞれの故郷へと凱旋したのです。
 勝った戦争であれ負けた戦争であれ、第二次大戦のように「ファシズムに対する自由の戦い」と称揚された戦争であれ、ベトナム戦争のように「戦う理由が分からない」と批判を浴びた戦争であれ、祖国のために死したひとは最善の敬意をもって扱う。それが戦争の国アメリカの、いちばん大切なモラルです。

 ところがイラク戦争では、戦死した若者が「行方不明者」にされて故郷になかなか帰れなかったり、あるいは帰ってもそれが秘密にされてしまい誰の敬意も受けられないということが起こった。わたしはアメリカでその現実を知って、信じられない思いでした。
 最近になってアメリカ軍のわたしの知友は、ぽっりぽっり真実を語り始めています。「IED(Improvised Explosive Device、直訳すると即席爆発装置。テロリストがありあわせの材料を加工して作った手製爆弾のこと)で爆死した遺体はさ、プラスティック爆薬の強烈な爆発力に手を触れてしまったときなどは、あまりにパラパラで、軍の伝統の復元技術をもってしても姿形にならないんだよ。困って、当面は行方不明にしたこともあるし、その遺体をみられないように秘密にしたこともある」
 このあまりに無残な現実が、ロコミとインターネットでアメリカ国民に広がったこともあって、イラク戦争はアメリカ国民に深い厭戦気分を生んだのでした。
 ベトナム戦争の時にすら起きなかったことが起きていると、アメリカ人は考えたのでした。

 だから黒人のオバマさんが大統領になれた。

 白人には決してできない、「もう戦争はしない」という公約を掲げて大統領選を戦ったからです。
 戦争はアメリカの最大の既得権益です。軍需産業だけではなく、経済のほぼすべてが戦争と繋がっていて、ハリウッド映画といった文化まで戦争が主人公です。
 だから既得権益から疎外された黒人でないと「戦争をしない」という約束はできない。

 日本の著名なジャーナリストのなかには「オバマは神の子だ。だから黒人差別を乗り越えた」とテレビで叫んだ人もいます。それは現実からはとても遠かっか。
 神の子のはずのオバマさんは大統領となって、かつて国際法をまるで無視してアメリカ大使館を占拠したイラン、アメリカが悪魔と呼んだイランと手を組みました。
 なんのために。戦争をイランに頼むためです。それも本当はブッシュ政権の時代に芽があるのは原著で指摘している通りです。
 オバマ大統領のもとでアメリカ軍が身動き取れなくなったのをみた世界は、一斉に変わり始めました。

 たとえばイラクとシリアのそれぞれ北部にまたがる地域では、自称イスラーム国(IS)という新しいテロ組織が、女性を性奴隷にし、日本人の首を刎ね、やりたい放題となりました。オバマさんは、この自称イスラーム国と戦うために米軍の地上部隊を出すことをせず、アメリカ大使館を占拠したイラン革命防衛隊に頼んだのです。
 イランの革命防衛隊は、国防省のもとにあるイラン国軍と違い、実質的に宗教指導者のもとにあり、動きやすいのです。したたかなイランは、見返りに、アメリカなど西側諸国と核合意なるものを二〇一五年に結びました。日本の報道では、これを「イランに核開発を放棄させた」と伝えていますが、とんでもない、逆です。
 時間を掛けてゆっくりと、量も少なく、質もやや落としさえすれば核兵器を作って良し、それが核合意です。
 イランは長年、北朝鮮と共に核開発をしてきました。イラン政府が否定していることは公平を期すために記しておきます。しかし世界の本物の核問題の専門家で知らない人はいません。

 北朝鮮は、イランからドルが入ってくることを期待できることになりました。オバマさんがイランへの経済制裁も解除して、イランは凍結されていた一二兆円の海外資産のうち、すでに八兆円分が手に戻り、そこから北朝鮮に「予約金」も支払われたとみられます。
 だから突然、北朝鮮の金正日総書記に続く金正恩委員長の独裁政権は日本の安倍政権と拉致問題について交渉しなくなったのです。拉致被害者は、またお金の当てが無くなったときのために取っておくつもりです。
 いま記した通り、金正日総書記の三男坊、金正恩さんは三六年ぶりに朝鮮労働党大会を開いて「委員長」に就きました。何のことはない、祖父の金日成主席のそっくり真似をする道を歩いているだけです。
 拉致被害者を取り返せずに、こんな個人的欲望の支配する国に囚われたままにしている現実はいわば日米の合作のようなものです。

 いずれも世に出ていない、イラク戦争の真実、オバマ大統領のほんとうの姿、これらが物語るのは、アメリカが「世界のどこでも、いつでも支配できる軍事力」をすでに見失ったということです。

 日本軍と戦ったときのアメリカ軍は、ある意味で幸せだった。制服があり、司令官がいて、正面からやってくる正規軍だったから。アメリカ軍は今でも、正規軍同士の戦いなら世界最強です。陸軍も海軍も空軍も、海兵隊もすべてそうです。
 ところがイラクでその正規軍のイラク共和国軍を粉砕したために、抑えつけられていたテロリストが喜んで跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)するようになり、そのテロリストにはアメリカ軍は勝てません。テロリストには、ICBM(大陸間弾道核ミサイル)も原子力潜水艦も使えないからです。
 こうやってアメリカ軍が神通力を失うと、そのアメリカ軍に護ってもらうから憲法も自衛隊法も、自衛隊そのものも不備でよかった時代は過ぎ去りました。
 否が応でも日本が自立する時代です


 日米同盟は初めて対等になることを前提に堅持する時代です。

・・・中略・・・


 安倍内閣が成立させた安保法制とは、集団的自衛権を極めて限定的に容認した法制です。
 PKO活動を幾分やりやすくすることを除けば、ただそれだけであって、たとえば自衛隊が拉致被害者の救出作戦を遂行するという国際社会では当たり前のこともできないままです。
 そして集団的自衛権とは、人類が世界大戦の悲惨からようやく学んだ智恵です。
 諸国が個別的自衛権を行使すると称して角を突き合わせていると、戦争になります。
 そこで集団によって平和を維持する仕組みができあがりました。その最大のものが国連です。国連とは集団安全保障そのものであり、だから国連憲章には加盟国の権利であり義務としても、集団的自衛権の行使が明記されているのです。
 日本は国連のもっとも有力な加盟国(拠出金はアメリカを除けば世界一)でありながら、それを無視してきました。もう一度言います、ひたすらアメリカ頼みだったからです。
 ところがアメリカが自らを壊し、それによって今までの地球が壊れていくのなら、日本はほんらいの責任を果たし始めていかねばなりません。
 
それが安保法制そのものです。

 しかし村山さんは「アメリカの戦争に巻き込まれる法律じゃ」と叫び、あろう事か国会議事堂のデモ隊に参加して、そう叫び、さらには中韓の反日喧伝を助けるという恥すべきことをなさっています。

 アメリカが壊れているという現実はまったく見ないまま、村山政権の果実を自分で踏みつけにしています。そして、いわけ先祖返りです。思い込みだけで生きる社会党時代へのリターン現象とも言えます。
 村山さんの胸中にはおそらく、社会党を潰してしまったことへの代償という気持ちもあるのでしょう。ただ、これは村山さんだけの問題ではありません。

 最近の世論調査では、憲法改正、なかでも第九条の改正に反対する人が急増しています。いったんは改正論が次第に満ちてきていたのが逆コースです。
 「安保法制は戦争法」というプロパガンダに負けて、国民あげて先祖返りになりかねない情況です。

 では、どうするか。

 わかしは実は、難しいことだとは思っていません。客観事実を国民が知ること、それだけです
 もちろん、それに至る道は遠く、日は暮れて、この「ぶっとい新書」を手に取るあなたは少数派です。
 しかし道は一本です。
 その道を歩くのか、歩かないのか。
 問うべきは、それだけです。
 難しい、複雑だと思ったら、その言い訳にわたしたちは自分自身が負けて、祖国は出番を失います。
 歩き出すには、唯ひとつの条件があるだけです。

 それは、これまでの立場の違い、意見の違いに囚われないことです。

 破壊は、創造の始まりです。

 世界の壊れぶりは凄絶です。中国が習近平政権で「第二の文革」すなわち弾圧と圧政の強化で共産党独裁を守ろうとするほど経済を含めて壊れ始め、ヨーロッパでは難民の怒濤の流入でEUが壊れそうです。ドイツが「悪かったのはナチだけ。ドイツそのものは人道的だ」という主張で敗戦後を乗り切ってきたためにメルケル首相が「難民歓迎」と無責任に呼びかけた結果です。都合のよい話のツケが回ってきました。アメリカも、やがて公害の深化で使えなくなるシェールオイルに走り、イラク戦争で目指した石油支配を自ら放棄する壊れぶりです。

 そのアメリカは、原著に記した北朝鮮を崩壊させる作戦計画(OPLAN)2030の発展形として作戦計画2015を策定し、二〇一六年春の米韓合同軍事演習で実際にやってみせました。
 つまりオバマ政権でも、北朝鮮の独裁者排除を目指す軍事計画は進化させたのですね。
 これに昂奮した金正恩第一書記(当時)は核実験やミサイル・ロケット発射を重ねて対抗しました。イランや、さらにイランの敵サウジアラビアに売り込むビジネスも目的ですが、「独裁者排除だけは変わらないアメリカ」に怯えた結果でもあるのです。

 世界がこうやって壊れ、縮むなかで、経済では日本の円だけが信認されている事実を見ましょう。歴史的必然の円高に耐えられる、新しい日本経済の創造がわれらの役割です。それには例えばメタンバイトレートをけじめ建国以来初めて抱擁している自前資源を、エネルギーの既得権益と戦って実用化し、日本には絶対に不司能だったはずの資源産業を勃興させるなどして為替に左右されない体質を造ることが必頂です。
 絶対に動かせないと思ったこれまでの世界が壊れつつある今ほど、生き甲斐のある時代があるでしょうか。

2016年5月3日

<引用終わり>


ここでイラク戦争は戦死者が凱旋できない戦争だ、この話で実は私の以前からの疑問が解けた。
実はオバマ大統領が就任直後、アフガニスタンで戦死したアメリカ兵と麻薬捜査官の棺を大統領自ら空軍基地まで出迎えに行ったことがあるのだ。

2016-6-6オバマ大統領戦死者出迎え1


2016-6-6オバマ大統領戦死者出迎え2

大統領自ら戦死者の棺の出迎え、これは確かアメリカで初めてのケースだった筈。私もそんな事でとても気になっていた。
(どうでもいい話だが大統領が敬礼したことまで大騒ぎになっていた記憶)
それがこの青山さんの記事で納得できた。

アメリカはここまで病んでいたとは・・・


そして
> 世界の壊れぶりは凄絶です。中国が習近平政権で「第二の文革」すなわち弾圧と圧政の強化で共産党独裁を守ろうとするほど経済を含めて壊れ始め、ヨーロッパでは難民の怒濤の流入でEUが壊れそうです。ドイツが「悪かったのはナチだけ。ドイツそのものは人道的だ」という主張で敗戦後を乗り切ってきたためにメルケル首相が「難民歓迎」と無責任に呼びかけた結果です。都合のよい話のツケが回ってきました。アメリカも、やがて公害の深化で使えなくなるシェールオイルに走り、イラク戦争で目指した石油支配を自ら放棄する壊れぶりです。
この青山さんの意見がすべてだと思う。

こんな現状認識で、では一人一人がどうするか、それがいま問われている。

さて人に言うのは簡単だが、では自分はどうするか・・・・・・。
  1. 政治
  2. TB(0)
  3. CM(39)

2016-06-03 07:22

コメント欄異常<解消しました

 6月3日早朝以降ですが、コメント欄への投稿ができない状態が続いています。
原因は不明です。
新規エントリーの投稿は可能です。


⁂ 追記します。
コメント欄不具合は何時からかは分かりませんが解消しました。
確認した不具合時刻と解消時刻は
・ 不具合時刻、6月3日午前5時20分頃~午前7時20分頃までは不具合を確認
・ 解消時刻 6月3日午前10時15分頃には解消していた。
こんな結果でした。

ご心配をおかけし恐縮です。
  1. 社会一般
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