2015-06-28 14:37

見えない向こう側へのチャレンジ

 歴史通7月号に筑波大学の古田博司教授の話が載っている。これが私には大変興味深い。
しかもそれが「羯諦羯諦(ぎゃあていぎゃあてい)」という謎の呪文にも結び付くのだが、ちょっとそんな話など纏めてみた。

さてどんな話になるのか、はたまた妄想か・・・


最初に古田博司氏の話はと言えば・・・

「近代が終わってあがく日本国 ー「向こう側」の哲学から「今」を見るー」

と言う事なのだが、この向こう側が良く分からない。詳しくは以下の本を読めと書いてある。
「ヨーロッパ思想を読み解く --何が近代科学を生んだか」
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480067937/

私もこの本は早速amazonで注文したのだがまだ届かない。
しかし言いたい事はカントやヘーゲルなどのドイツ哲学では「こちら側だけの普遍的な知識を求めているが、理由や根拠は見えない向こう側にあるから駄目だ」とまあこんな話。

その向こう側に飛ぶために実例としてトヨタの例を挙げている。こんな話だ。

トヨタ自動車が2016年3月期、2兆円を超える利益を出し、3年連続で最高益を更新する見通しとなった。豊田章男社長は、「チャレンジしなくなれば必ず成長は止まる。結果が出る、出ないではなくチャレンジし、実践する段階に入った」(引用者注:この件は文末参照)と5月8日の記者会見で強調した。そうなのだ。グローバリゼーションとは、永遠のサバイバルの時代なのである。こちら側をどんどん便利にして、「無知の苦痛」を減らし、「知の快」を増やしてゆく、その為には直観と超越でつぎつぎとイノベーションしていかなければならない「向こう側」へ飛ぶのである。

<引用此処まで>


なるほど、見えない向こう側へのチャレンジか。結果が出る出ないではなく、実践することか。

そんな事を考えていてこんな図を思い出した。

2015-6-28アインシュタインの思考方法

これは二十数年前のNHKのアインシュタインロマンに出てきた「アインシュタインの思考」についての説明。
詳しくはこんなモノ。

2015-6-28アインシュタインの思考方法setsumeizu

ここでEはじかの経験、Aは高利系、SはEに関連付けられる
そして下から上へのカーブした矢印、これがアインシュタインの指摘するジャンプ。
詳細は以下参照ください
http://blogs.yahoo.co.jp/mochy2156/41987419.html


そうか、ジャンプかぁ、それならと言う事で思い出した呪文がある。
「羯諦羯諦(ぎゃあていぎゃあてい)、波羅羯諦はらぎゃあてい)、波羅僧羯諦(はらそうぎゃあてぃ)、菩提薩婆訶(ぼだいそわか)。般若心経」

ナニ! 般若心経だと! そうか短足も遂に年貢の納め時が来たか・・・ と言う話しはちょっと置いといて・・・(笑)

私がタイ時代にタイ人のモノの考え方を知るためにタイの仏教も少々勉強した。(ほんの少しです)
狙いはタイ人にお説教する時、例えばごみをポイ捨てするなと言うとき、「お釈迦様も言ってるだろ、だから駄目だ」と言うのが仏教徒のタイ人には一番有効だったためだ。
そんな事でタイのお寺もアチコチ見て回ったが、小乗仏教の国タイにも大乗仏教の寺も有るらしい。あるお寺の写真を撮っている時中から読経が聞こえてきた。勿論聞いても何が何やら全く分からないのだが・・・
「パンニャ~パ~ラ~ミィタ~」と聞こえるではないか。如何聞いても般若波羅蜜多(はんにゃはらみた)と聞こえる。
(注:この摩訶般若波羅蜜多心経と言う経典は原始仏教の数百年後、大乗仏教が出来る時に成立した時に出来た、だから大乗仏教用の経典)

日本の経典はサンスクリット語を漢訳したもので、だから原則漢文である。しかし所々漢訳せず原語のサンスクリット語のままになっている(真言(しんごん)と言う)。この羯諦羯諦(ぎゃあていぎゃあてい)も般若波羅蜜多(はんにゃはらみた)もサンスクリット語だ。
タイの仏教は上座部仏教で経典はパーリー語だがこれはサンスクリット語と同系統。
だから般若波羅蜜多(はんにゃはらみた)と「パンニャ~パ~ラ~ミィタ~」、良く似ている訳だ。

そして訳が分からないのは羯諦羯諦(ぎゃあていぎゃあてい)である。研究者は「行けよ、行けよ、彼岸に行けよ」と訳している。彼岸とは向こう岸だが悟りの境地の事。だから悟りの境地に行けよと言っている。
しかし良く分からない。

タイのある所でサンスクリット語の「羯諦(ぎゃあてい)」には実践すると言う意味があると聞いた。此れなら「実践せよ、実践せよ」で何となく意味が分かる。
そして仏教とは元々自己実現のための教え、そう思えば何となく分かる気がする。


そして今回古田博司氏の「見えない向こう側へのチャレンジ」との事。
此れで私としてはミッシングリンクがつながった。古田教授は向こう側、仏教では彼岸と言う訳だ。
だから見えない向こう側へのチャレンジと結果を恐れず実践すること。なるほどだ。

良く考えて見れば子どもは中学校から高校へ、高校から大学へ、大学から一般社会へ、皆そのチャレンジをしている訳だ。
先ずは実践か・・・
古田先生も、豊田社長も、アインシュタイン博士も、お釈迦様も、みんな同じことを言っている。
今日は大いに納得しました。


最後に冒頭引用したトヨタの豊田社長の話がどんなものか、その報道を引用します。参考になると思います。

<以下引用>

http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150525-00015302-president-nb

日本初の純利益2兆円突破! それでもトヨタの危機感
プレジデント 2015/5/25 15:15 ジャーナリスト 山田清志=文


チャレンジしなければ成長が止まる

 「これからの経営テーマは、チャレンジし続けるということ。効果が出ないときもあるかもしれないが、チャレンジしなくなれば必ず成長は止まる。結果が出る出ないではなく、チャレンジし続ける、その実行段階が始まった」

 トヨタ自動車の豊田章男社長は、5月8日に開いた決算発表会見の席上でこう強調し、「意思ある踊り場から実践する段階に移ってきた」と宣言した。

 ちょうど1年前、豊田社長は2014年度を「意思ある踊り場」と位置づけ、量を追わずに質を高め、将来の成長に向けた足場固めを優先する方針を打ち出した。しかし、2014年度の業績は“踊り場”どころか、本業の儲けを示す営業利益が前年度比20.0%増の2兆7505億円、純利益は同19.2%増の2兆1733億円とともに過去最高。円安の追い風があったものの、純利益については日本企業として初めて2兆円を突破した。

 それだけに、豊田社長がどんな発言をするのか注目されていた。その口から出てきたのは“最高益”という言葉ではなく、むしろ危機感だった。そして、何度も「チャレンジ」という言葉を口にした。

 「トヨタでは、打席に立って1割しか打てないなら、ゼロ打数ゼロ安打が評価された。仮にヒットが打てなくてもバッターボックスに立った人が評価される会社にしたい。チャレンジし続ける人材を育成することが自分の一番大切な仕事だと考えている」

今年は大きな分岐点という理由

 かつてトヨタにも「チャレンジ」という言葉をよく口にした経営者がいた。それは奥田碩元社長だ。1995年8月に社長に就任するや否や、閉塞感に陥っていた社内に向かって「何もしないことが一番悪いことだ」と新しいことにチャレンジすることを訴え、社内改革を進めた。その結果、社内の雰囲気は徐々に変わり、会社も大きく発展した。

 今回はその時以上に会社が発展する可能性があると言っていいかもしれない。なにしろ、創業家社長ということで、求心力があり、社員の間で豊田社長を盛り立てようという意識も強いからだ。

 その一つとも言えるのが「もっといいクルマをつくろうよ」ということだ。これは豊田社長が社長就任以来言っていることで、今や社内の隅々にまで浸透している。その結果、開発部門だけでなく、さまざまな部署でいいクルマづくりについて考えるようになり、いろいろな提案が出るようになったという。

 そして、今年後半にはその思いを基本にしたTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)という新しい開発手法を用いた第一弾のクルマが投入される。「20年頃には世界の半分がTNGA車に切り替わる」と豊田社長。

 一方、製造現場である工場では、「もっといい工場づくり」が着々と進められてきた。各工程でさまざまな改革が行われ、その数は数え切れないほどだそうだが、端的に言うと、工場新設に必要な初期投資を4割減らすことができるという。今後建設されるメキシコ新工場や中国新ラインでは、「もっといい工場づくり」で培った改革がふんだんに活かされる予定だ。

 トヨタは2015年度の営業利益を2兆8000億円(前年度比1.8%増)と見込んでいるが、TNGAを活かした生産・販売の拡大が想定を上回れば、3兆円台も夢ではないだろう。しかし、豊田社長は「今年は持続的成長に向けて踏み出すのか、これまで積み重ねた努力にもかかわらず元に戻るのか、大きな分岐点」と一切浮かれた様子を見せない。その辺りがトヨタの強さの秘密と言えるかもしれない。

<引用終り>
  1. 社会一般
  2. TB(0)
  3. CM(12)

2015-06-25 17:12

ハングル談義<オマケ

 ハングル談義をいろいろしてきたのだが、皆さんから色々貴重ななコメントを頂いた。そんな事でハングル談義の最後にそんな事から分かった事を書いてみたい。
最初に少々長いが、商社マンの泉幸男氏の意見が貴重なので、それを紹介したい。

泉幸男氏のメルマガはコレ
http://hyakka.seesaa.net/article/403811591.html

このメルマガで「平成13年3月20日の産経新聞「談話室」に、わたしの投稿が載ったことがある」として以下の内容がのっている。
もう14年も前の話しながら大変貴重なので、引用させていただくとこんなモノ。

<以下引用>
http://www.f5.dion.ne.jp/~t-izumi/giga-korea1.htm

異文明圏韓国の小学生用国語辞典

 外国語学習のために、いい教材がある。現地の小中学生用の国語辞典だ。注釈の書きぶりも分かりやすいし、文字も大きく、挿絵もたのしい。
 中国語(北京語)、フランス語、スペイン語、朝鮮語の児童用辞書を買い求め、折々使っている。

 さて、韓国で出版された小学生用国語辞書を読んでいて、驚くべきことに気が付いた。
 日本でいう「放送禁止用語」が堂々と見出し語になっているのだ。

 日本のテレビで評論家が「チャンコロ」という言葉を使ったら、その人の評論家人生は終ったと思ったほうがよい。政治家なら平謝りだが、大臣職は即座に辞めねばなるまい。

 1億総お坊ちゃま・お嬢ちゃま化の無菌社会では、ことばの浄化も進んでいて、「チャンコロ」「アメ公」「露助ろすけ」といった差別語は表に出なくなった。日本社会そのものに余裕ができてきて、差別語にストレス発散のはけ口を求める必要がなくなったこともあるだろう。

 ところが、韓国はそうではない。
 『産経新聞』3月20日号「談話室」に、コラム子の投稿が載ったので、引用させていただく。

 《残念なことだが、いずれの言語にも「アメ公」とか「露助」のような、他民族をさげすむ言葉がある。
 英語の「ジャップ」はよく知られているが、朝鮮語にも「ウェノム」という単語がある。「ウェ」は「倭」の音読み、「ノム」は「奴」というほどの意で、「日本人野郎」といったところか。》

 《日本では「アメ公」「露助」は、成人用の国語辞典でも収録はまれだ。ましてや、小中学生用の国語辞典には収録されていないといってもよいのではないか。》

 《ところが、韓国の小学生用国語辞典には、この「ウェノム」が堂々と収録されている。
 教学社の『初等学生学習国語辞典』と 斗山出版の『東亜初等新国語辞典』で、いずれにも「日本人のことをののしって言う言葉」と注釈がある。
 成人向けの辞典ならいざ知らず、児童向けの辞典に載せる神経が理解できない。》

 これらの辞書の出版社は、日本でいえば小学館や三省堂に相当する大手。ソウルの書店の児童書のコーナーで平積みにして売られていたポピュラーな辞書である。

 問題の「ウェノム」ということば、投稿では「日本人野郎」と訳語を付けたが、ニュアンスとして言えば「チャンコロ」に倣って「日コロ」といったところかもしれない。
 「初等学生」とは「小学生」のこと。韓国では小学校のことを、ごく最近まで「国民学校」と呼んでいたが、この名称が日本統治の残滓だという批判があり「初等学校」に改められた。

 たかが1単語のことで何を目くじら立てて投書に及ぶのか、と思う人もいよう。
 実は、問題の収録語はこれだけではないのだ。
 以下、見出し語と注釈を引用する。<教>は教学社の辞書、<斗>は斗山出版の辞書の注釈である。

「ウェグク 倭国」 <教> 「日本」を見下していうことば
           <斗>  同上
「ウェグン 倭軍」 <教> 日本の軍人
           <斗> 「日本の軍隊」を見下していうことば
「ウェノム 倭―」 <教> 日本人の男をおとしめ、ののしっていうことば
           <斗> 「日本人」または「日本人の男」のことをののしっていうことば
「ウェラン 倭乱」 <教> (収録されず)
           <斗> (1)倭人らの起こした騒乱。 (2)「壬申倭乱」の略。
「ウェビョン 倭兵」 <教> 日本の軍人を見下していうことば。
            <斗> 「日本の兵士」を見下していうことば
「ウェソン 倭船」 <教> 日本軍の船
           <斗> かつての「日本の船」を見下していうことば
「ウェイン 倭人」 <教> かつて、「日本人」のことを見下していったことば
           <斗> 日本人を見下していうことば
「ウェジャン 倭将」 <教> 日本軍の大将
            <斗> 「かつての日本の大将」を見下していうことば
「ウェジョク 倭敵」 <教> 敵国たる日本
            <斗> 「かつての日本」を敵国としていうことば

 「倭敵」は、21世紀版の「鬼畜米英」か。それにしても、「敵国たる日本」という語釈が隣国の小学生の使う辞書に出ているとは、いまどきちょっと信じられない話だろう。よくぞワールドカップの共催にこぎつけたものだ。

 辞書の貴重な紙面をここまで割いて差別語の数々を載せているのは、日本人に対してだけだ。
 韓国人がこの対日本人コンプレックスを乗り越えないかぎり、「植民地時代」といわれる日本統治時代にはケリがつかない、というべきだろう。

 この小学生用辞書の例を見ると、対日本人コンプレックスを一生懸命に再生産して次の世代に引き継いでいるのは、韓国人自身ではなかろうか。こういう観念的コンプレックスは、どうすれば払拭できるのだろうか

 さて、コラム子の新聞投書は、こう続く。
《日本の歴史教科書をうんぬんする前に、韓国政府・国民は自国の児童生徒向けの国語辞典をしっかり監督してほしい。在日韓国大使館のコメントがぜひ聞きたいものである。》
 
 これを読むと、この「倭なんとか」語の数々を削除せしめよ、と韓国人に対して訴えているようでもあるが、実のところを言わせてもらえば、そんなことはどうでもいいのだ。
 むしろ日本人に、韓国と日本の文明のありさまがいかに異なるものかをしみじみと知ってほしかった。

 たとえば広島市の教育委員会なり出版社なりが、原爆投下を恨うらんで米国人を侮辱する用語の数々を児童の使う教材に盛り込む、といったことが想像できるだろうか。日本の文明のありようとして、ちょっと考えられないことである。

 ところが、それに相当することをやっているのが、韓国ソウルの大手出版社の辞書である。
 出版社が悪いわけではない。良い悪いで判断すべきではないのだと思う。文明のありようが違うと思った方がよい。

 かくも異なる文明圏である日本と韓国の間の国境を廃するなど、考えただけでぞっとして鳥肌が立ちそうだが、明治43年8月にそれが行われた。日韓合邦、いわゆる韓国併合である。

 当時は、列強が植民地獲得のために地球を巡った、究極のグローバリズムの時代であった。日韓合邦も、その時流に乗った重大な誤りであったと、しみじみ思うのだ。
(平成13年3月25日)


    韓国人と漢字
 
 仕事で韓国電力の人たちとお付き合いがある。さすがに五十代の人たちは漢字も読めるのだが、「同僚の皆さんの名前は漢字で書くとどう書きますか」と聞くと、もうお手上げである。「日頃、同僚の名前を漢字で書くことなんてないからねえ」。
(引用者注:この記事は14年前のモノだ。だからこの当時50代に人はとうの昔に引退していると思われる 。残ったのは漢字の分からない人たちばかり。最近反日が狂気の沙汰なのもこんな所が原因か)

 韓国の学校教育では、中学校で900字、高校で900字、あわせて1800字の「基礎漢字」を習うことになっている。これ以外に「人名用漢字」が1162字ある。合計2962字なり。
 日本の場合、小学校で習う「教育漢字」が1006字、これを含む「常用漢字」が1945字。これ以外に「人名用漢字」が284字ある。合計2229字なり。
 日本人の場合、2500字ていどは読めねば恥だ。しかし、韓国の場合、本来読まれうるべき漢字は多数潜在しているのであるが、日常生活で触れる機会がない。
 新聞も書籍も基本的にハングルだけで書かれているからだ。


 「新聞の見出しだけでも努めて漢字を多用して、振り仮名ならぬ振りハングルを振ってはどうか」
 「テレビのニュースの字幕は、どうせアナウンサーが音読するのだから、思い切り漢字を使ってはどうか」
 韓国電力の旧人類たちにそう話すと、いちいち頷うなづいてくれる。日常生活のなかに漢字に触れる機会がもっとないと、韓国で漢字は復活できないだろう。

 霞が関の国会図書館へ行くと、大正時代の『東亜日報』の縮刷版がアジア資料室の開架の棚にあってすぐ読める。読めば決して御用新聞ではなく、日本の対中政策への批判あり、独立運動関連記事ありで、びっくりさせられる。明らかに、現在の大陸中国よりも言論の自由を謳歌している。
 ただし、文章は漢字がてんこ盛りである。
 最終面だけは、漢字をほとんど使わずに書かれてある。連載小説などが載っている。漢字を使わぬハングル専用の文章にもそれなりの伝統があった、ということだ。これが戦後の朝鮮国・韓国を席捲してしまった。
 
 韓国電力の若手たちと話していると、曰く 「漢字は中国の文字である。漢字を使うと民族のプライドが傷つけられる。日本人はそういうことを感じないんですかねぇ?」
 答えて言った。
 「日本には、漢字を使った日本語文献の膨大な遺産がある。これは民族の宝。これを受け継げぬとすれば、それ以上の悲劇があるだろうか。日本人が漢字を捨てることは絶対にないですよ」。
 座の話題はその後、何となく他に移ってしまった。
 
 先の『東亜日報』がいい例だが、日本統治時代の朝鮮のナマの資料を、今日の韓国人にも読んでみてほしい。その能力を身につけてほしい。
 日本人の私が読める朝鮮語を、あなたが読めないとは情けない ―― とソウルの若い人たちに言えば、少しは発奮してもらえるだろうか。
(平成12年5月 月刊『正論』「編集者へ・編集者から」掲載。11月12日加筆。)

<引用終り>


これを読んで教育者の方はどう思うだろうか。隣国、それも日韓併合時代は散々世話になった国に対し、小学生の頃から徹底的に反日を教え、日本に対する罵り言葉を教え込む。
矢張り異なった文明圏の国と言うよりほかないのだろう。

そしてもう一つ、私が色んなエントリーで漢字を失ったことの問題点を書いてきたが、それに対する韓国人の考え方が説明されている。
「漢字は中国の文字である。漢字を使うと民族のプライドが傷つけられる。日本人はそういうことを感じないんですかねぇ?」

漢字語を失った悲劇は色々説明できる。しかしそれより自分らの優越性を証明するためには意地でも漢字を無視する
なるほど、これでは幾ら何を言っても馬耳東風だ。


そしてこんな事を考えていたら fcq821さんから興味深い事例を紹介いただいた。
その部分を引用すると
「以前にKTXの関係の新聞記事を探していて「サクジョンが行われていない」という記述があり、辞書にも載っていないらしく訳者も分からないと書いていたのですが、ジョンといえば「正」かな?鉄道用語で「サク正」となると「削正」だろうとなったわけですが、踏面削正せずに歪んだ車輪で300km/hで走るとは怖い話で。 」

最初に鉄道用語の「削正」と言うのはこんなモノです。
http://news.mynavi.jp/column/railway_it/052/
鉄道の安全を支える、正に「縁の下の力持ち」作業。

さてその「削正」が行われていないと言う記事。そしてそれがハングル表記の記事では日本語に翻訳も出来ないと言う現実があります。

特に最後の「削正」の話は実に興味深い。私も翻訳ソフトでテストしてみました。

日本語で「削正」をハングルに訳すと訳せます。多分「サクジョン」でしょう。
その「サクジョン」を日本語に訳そうとすると何も出てきません。翻訳不能なんでしょう。
考えてみれば日本語で「さくせい」の漢字は「作製、削正、削成、作成、鑿井」と色々あります。
此れでは訳分からないですね。
更に「サクジョン」を「サク」「ジョン」に分け、それぞれハングルから日本語に訳させてみても、カタカナで「サク」「ジョン」と出るだけですね。

これをやってみて分かりました。
韓国人は日本の情報を日本語⇒ハングルに自動翻訳で殆ど翻訳できるので読むことができる。しかし難しい漢字語は読めても意味が理解できない、結局わからないと言う事になる。
典型的な例として民主党政権時代に日本の自衛隊の機密文書3万件が韓国に流出、此処から更に中国に流出した件がある。
中国ではこれを日本語⇒中国語に翻訳解読するのに1年くらいかかったらしい。その結果が色々有るのだが、不思議な事に韓国ではこの情報を解読した形跡が見当たらないという情報がある。(注)
可笑しいなあと思っていたのだが、自動翻訳でハングルにしても意味が理解できないと言う「オチ」になるようです。

(注) この件のソースは以下です。
http://kt-yh6494.blog.so-net.ne.jp/2014-02-07
http://kt-yh6494.blog.so-net.ne.jp/2014-02-11
此処に機密情報漏えいに関し以下の記述があります。
「各関係筋の方とお話しする機会がありましたが、皆さん共通して首をかしげているのは韓国は「機密情報を知っているようには思えない」という不思議な実態です」


更に最近の韓国がらみの外国での問題プロジェクト、これも日本語⇒ハングルで訳した意味不明な用語山盛りの文書を自動翻訳でさらに英訳。此れでは何が何だか分からないのも無理有りません。

例えばインドネシアのポスコの製鉄所の高炉事故、これに関してこんな話が有ります。
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-date-201404-1.html

現地の工事関係者は「ポスコから渡された設計図を見ると、工事が難しいほどでたらめなものだった。工事期限も設定できず、資材の供給にも問題があった」と振り返った。


この設計図が出鱈目、これはポスコの高炉は元々新日鉄(現新日鉄住金)が丸抱えで指導したもの。だから図面なども用語はすべて日本語をハングルに訳したものであろう。
漢字の読める世代の人がいれば難しい概念も分かる。ハングルで書いても元の漢字が分かるからだ。
しかしその世代の人がいなくなり、更にハングルの設計図を英訳しても上掲の「削正」の事例のように、「削正」なら分かるモノが「サクジョン」では分からない。それを英訳すればサッパリチンプンカンプン。
材料手配にも支障が出る、その原因の一つにこんな言葉の問題が潜んでいる。こんな事が言えるようだ。


最近の韓国がらみの海外プロジェクトは惨憺たるものだ。ウクライナの高速鉄道事故もその一環だが、奥にこんな問題が潜んでいてはもはや手の施しようがないだろう。


とまあ、ハングル談義がいつの間にか文明論になってしまったようです。
ここらでハングル談義を終りにしたいと思います。
最後に拙いブログに色々沢山のコメントを寄せてくださった皆さんに感謝申し上げます。
  1. 朝鮮韓国
  2. TB(0)
  3. CM(12)

2015-06-23 22:15

街角で見かけたクルマ

 今日クルマの車検だったので夕方引取りに行った。
その道すがらふと見かけたのがこのクルマ。 ん? 何だこのクルマ。

2015-6-23シボレーフリートライン1948年型縮小版

フロントガラス(正確にはウィンドーシールド)の上にはサンバイザーがついている。ヘッドライトにもヘッドライトバイザーが・・・
ヘッドライトなんかにバイザーが要るかと言う話しは置いといて・・・
リヤーフェンダーにはスパッツまでついている・・・、 う~~ん 無駄のカタマリの様なクルマだが・・・

シボレー フリートライン 1948年型、そうか 車齢67年なのか・・・

このガレージのオヤジさんが出てきたので聞いてみた。現在レストア中なのだとか。チャンとナンバーもついている。

日本車やヨーロッパ車と違ってアメ車はまだ部品が有るので、レストアは比較的容易なのだとか。

現代の目から見ると、この時代のクルマは無駄のカタマリ。しかしソレでいいんだろうなあ。

無駄もまた良きかな・・・。
  1. 自動車
  2. TB(0)
  3. CM(6)

2015-06-19 23:19

朝鮮のハングル表記

 ハングル談義を色々やってきたのだが、或る方から面白い話を頂いた。
「朝鮮」と同じハングル表記が色々あると言うものだった。
がしかし・・・
他の方からの指摘もあり、誤解が拡散してもいけないので現在私の知る所を書いてみたい。

最初にどんな話かと言うと
「ハングルで表記した文章の理解と発音の一例

釣船の操船で有名な朝鮮人たちの祖先が造船した商船に率先して乗船し商戦に挑戦

チョスンのチョスンで有名なチョスン人たちのチョスンがチョスンしたチョスンにチョスンしてチョスンしチョスンにチョスン」

こんな事で朝鮮と「釣船、操船、祖先、造船、商船、率先、乗船、商戦、挑戦」が同じハングル表記だと言うモノ。

結論は「朝鮮とハングルが同じなのは操船、祖先、造船」でした。(釣船は多分意味が通じない)
以下その概要を説明します。

ベースとした資料
http://ci.nii.ac.jp/els/110006424360.pdf?id=ART0008430592&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1434717788&cp=

この中の「韓国教育用基礎漠字 1,800字のハングルとの対比表」を使いました。

ハングル漢字対比表① :朝、造、祖、操(以上右側)、戦(左側)
2015-6-19ハングル漢字比較戦と造・朝・造・操

ハングル漢字対比表② :先、船、鮮(以上右側)、商(左側)
2015-6-19ハングル漢字比較商、鮮ほか

ハングル漢字対比表③ : 乗
2015-6-19ハングル漢字比較乗

この対比表の①右側、②右側で朝鮮と同じハングルが何かわかります。
「朝鮮とハングルが同じなのは操船、祖先、造船」でした。(釣船については下記参照)
表①左側で戦、表②左側で商、表③で乗のハングルが分かります。

商船、乗船、商戦、挑戦この四つは朝鮮とはハングル表記が異なります。理由は上掲対比表参照。

分からないのは釣船の釣、率先の率、挑戦の挑、これを翻訳ソフトで見てみました。
釣船=조선、率先=[률율슐]선、挑戦=도전となります。
この文字は教育漢字1800文字には含まれないのですが、訳せばこうなると言う事。
これで見ると釣船も朝鮮と同じ発音になる筈ですが、教育漢字に無い言葉なので恐らく意味が通じないと思います。
又率先についても同様ですが、発音が色々あるようです。
挑戦については戦が朝鮮の鮮と違うのですが(上掲対比表①)、挑も朝鮮の朝とは違います。

結論として
朝鮮とハングルが同じ(つまり発音が同じ)なのは「操船、祖先、造船、そして釣船は同じ発音の筈だが多分意味が通じない」と言う事ではないでしょうか。
  1. 朝鮮韓国
  2. TB(0)
  3. CM(12)

2015-06-19 09:31

今年の夏の天候は?

 最近の気象について少し気になる事がある。今はエルニーニョ現象が発生しているのだが、今までは大したことのないレベルだった。
しかし直近のデータを見るとエルニーニョ現象が相当強まっている。何か急変したと言っても良いレベルではないだろうか。
エルニーニョ現象が発生すると夏は冷夏になりやすいなど心配な事がある。最初に直近の気象庁発表について。

直近のエルニーニョ監視速報はこちら。
http://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/elnino/kanshi_joho/kanshi_joho1.html

そしてここではこんな事を言っている。
2015-6-19エルニーニョ監視速報6月10日発表の主文

そしてこんなグラフ
2015-6-19エルニーニョ監視速報6月10日発表shukushoubann

このグラフ、2か月前にはこんなグラフだった。
2015-6-19エルニーニョ監視速報4月10日発表

例えばこのグラフで今年の8月の予測を見ると、2ヶ月前の4月10日発表の予測では8月の海水温は+1.0℃~+2.5位。
これが6月10日発表の予測では+1.8℃~+2.7℃位、更に10月には+2.0℃~+3.4℃位となっている。
今迄エルニーニョ現象と言っても大したことは無かった。しかし今回のエルニーニョ現象はかなり強いらしい。

これは典型的なエルニーニョ現象(左)とラニーニャ現象(右)
2015-6-19典型的なエルニーニョ現象とラニーニャ現象

なるほどねえ、+2.0℃~+3.4℃と聞くと凄いなあと思うけれど、最強クラスのモノに比べればそうビックリするレベルでもなさそうだ。
しかしエルニーニョ現象で日本の夏の天候がどうなるか、気象庁のHPに依れば

エルニーニョ現象発生時の夏(6〜8月)の天候の特徴

平均気温は、北日本、東日本、および西日本で低い傾向があります。 降水量は、北日本太平洋側と西日本日本海側で多い傾向があります。 日照時間は、北日本、西日本太平洋側、および沖縄・奄美で少ない傾向があります(図2)。


2015-6-19エルニーニョ発生時の典型的な夏の気候


しかしこの件で今年の稲作が私には心配なのだ。農家の方以外は余り気にもしていないと思うが、最近コメの買い入れ価格が大きく下落している。だから農家の方が今やる気をなくしている。そんな事で今年の夏の天候と稲作、注意して見ていきたい。

  1. 気候変動
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2015-06-18 19:04

朝鮮半島の旱魃

 朝鮮半島が南北とも深刻な干ばつに見舞われている。
最初は北の方から

<以下ロイターより引用>
http://jp.reuters.com/article/JPNKorea/idJPKBN0OX07620150617

北朝鮮の干ばつ、過去100年で最悪 水田被害全土に=KCNA
2015年 06月 17日 11:57 JST

[ソウル 16日 ロイター] - 朝鮮中央通信社(KCNA)は16日、北朝鮮がこの100年で最悪の干ばつに見舞われており、農作物に甚大な被害が出ていると伝えた。

同通信によると、北朝鮮では降水量の不足で全国的に水田が干上がっているという。

国連北朝鮮事務所の代表に当たるイサクザイ常駐調整官は5月、ロイターとのインタビューで、昨年の干ばつにより深刻な食糧危機が起きる可能性があると述べた。北朝鮮の昨年の降水量は過去30年で最低だった。

北朝鮮では夏季の干ばつや洪水により、農業生産が周期的に打撃を受けている。農業技術の近代化やコメから他の作物への生産転換を進めているが、被害を食い止めるには至っていない。 

国連は4月、北朝鮮への人道支援に1億1100万ドルの拠出を募ったが、これまで集まった額は目標を大きく下回っているという。

<引用終り>

これはロイターの報道だがBBCでも同様の報道をしていた。極めて深刻な状況の様だ。
BBCの報道では田んぼの3割が完全に干上がったと言っていた。ではあと7割が如何か、それは分からない。


一方南でも特に韓国の北の方で旱魃になっている。

<以下引用>
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/06/16/2015061601466.html
(注:徒に長い記事だが朝鮮日報はすぐ読めなくなるので全文引用しました)

韓国で干ばつ深刻 一部地域では観測史上最低の降水量
   2015/06/16 11:42


【ソウル聯合ニュース】朝鮮半島の中部と北部が雨不足に苦しんでいる。韓国の首都圏を含む中部地方の場合、梅雨入りが遅かった上に空梅雨が予想されており、農業への影響も懸念される。

 専門家らは気候変動を原因に挙げる。朝鮮半島の大干ばつ周期説も飛び出している。

◇江原道の一部で過去最悪の雨不足
 韓国気象庁によると、中部地方のソウル、京畿道の年初から今月14日までの降水量は161.5ミリと、平年の55%程度となっている。北部・江原道の嶺東地域は141.9ミリと平年の39%にとどまる。さらに同道の束草は139.8ミリ、江陵は144.0ミリで、気象観測が始まった1973年以降で降水量が最も少ない。

 気象庁関係者は「韓国の地域的な特性上、もともと冬と春は降水量が少なく乾燥するが、今年は特に雪と雨が少なかった」と説明した。昨年から降水量が少なく、雨不足が一層強く感じられるという。

 中部地方は高気圧の影響が大きい。南部地方ではある程度雨が降っているが、水蒸気が山脈を越えず、中部地方に雨を降らせずにいる。

◇原因は気候変動
 専門家は雨不足の原因として、地球温暖化による気候変動を挙げる。

ソウル大地球環境科学部の許昌会(ホ・チャンフェ)教授は、2012年を含む近年の雨不足の原因はまだ明らかでないとしながらも、「地球温暖化により気候が変わる過程で、不安定になっているとみられる」と話す。春と秋が短くなり、春夏は亜熱帯性気候に変わりつつある。特に、「雨不足だけでなく、集中豪雨や台風、熱波、寒波など極端な現象が発生している」と指摘した。

 韓国気候変化学会の権ウォン台(クォン・ウォンテ) 会長は「韓国周辺の高気圧が長期停滞しており、低気圧が中部地方まで北上できない。昨年から雨が少ない状態が続き、雨不足が深刻化した」と分析した。

 一方、気候変動だけでは歴史的に繰り返される雨不足を説明できないとの意見がある。このため朝鮮半島が124年周期の大干ばつ期に入ったという説も関心を集めている。

◇雨不足、7月にある程度解消か
 気象庁は、中部地方に例年よりやや遅く、7月初めに梅雨前線が北上すると予測する。同庁関係者によると、最近は雨が降っても降水量が絶対的に足りないが、7月初めを過ぎれば梅雨前線の影響で雨不足がある程度解消される見通しだ。

 しかし、今年に限らず、朝鮮半島が次第に干上がっていくとの懸念の声も強まっている。専門家らは雨不足に対する体系的な備えが必要だとする。

 高麗大の崔勝一(チェ・スンイル)教授(環境システム工学)は、一部の官庁が行っている対策は短期的なものにすぎないと指摘する。雨不足地域の周辺の水源開発にとどまらず、相対的に水資源が豊富なほかの地域の水を利用する方法も考慮する必要があるとした。また、下水の再活用にも目を向けるよう提言した。

 ほかにも、気温の変化に応じ農作物の種類の変更を長期的に検討したり、水の貯蔵施設やダム、貯水池などの整備、これらをコントロールする政府レベルの組織を設けたりする必要性などが指摘されている。

<引用終り>


日本人は余り気が付かないが、日本は緑の多い国である。
しかし朝鮮半島は日本が併合した頃は禿山ばかりで実に酷いものだった。だから日本は真剣に植林を進めたのだが、最近韓国では日帝が緑を収奪したので禿山ばかりになったと正反対の事を言い募っている。困った事だ。

所でその緑の状況だが、事実把握の為衛星写真をいくつか見てみたい。

最初はコレ

2015-6-18日本韓国中国の衛星写真縮小版

これは鮮明で良く分かるのだがネットで拾った衛星写真で、何時のモノか分からない。
しかし日本に比べて朝鮮半島は南も北も緑が少ないのが良く分かる。
そして更に中国は悲惨な状況だ。


出所のハッキリしているモノとしてはこんなモノ。これは黄砂の写真だが、中国・韓国・日本の緑がどうなっているか良く分かる。

2015-6-18日本韓国中国の衛星写真黄砂関係

朝鮮半島だけのものとしてはこんなモノ
これは2005年3月14日のものだから、今から10年前である。
2015-6-18朝鮮半島衛星写真(2005年3月14日)


何故同じような写真を並べるか、中国・韓国・北朝鮮の森林の状態を知っておくことが、この旱魃などの問題を知る上で重要だと思うからである。

最初に日本は衛星写真で見ても明らかに緑が多い。これは江戸時代、いやその前から連綿と続く治山治水の歴史、これは明治になっても変わることなく今日に受け継がれてきた結果だ。

一方朝鮮半島は南も北も緑が少ない。特に一番下の半島だけの写真を見るとはっきりするが、38度線近傍の軍事境界線(国境)を境にして南の方が明らかに緑が多い。
これはクネたんのオヤジさん、朴 正煕が植林活動を推進した成果である。衛星写真ではっきり差が出るくらいだから大したものだ。

とは言っても日本と比較したら・・・ もう言うまでもないだろう。
そして山に木が無ければ当然水不足になる。降れば洪水、降らなければ渇水と言う事だ。

此れだけ緑が少なければ、ちょっと少雨なら深刻な干ばつになるわけだ。


それから今回のテーマとは外れるが是非見てほしい事。
韓国西部(黄海側)から南部(釜山辺り)にかけて海が汚れている。どの衛星写真を見ても同じで、韓国は環境破壊が酷いと言う事だ。
日本の大都市周辺の海を見てもこんな酷い汚れは無い。
更に目を中国の方に向ければ海の汚れは酷い。しかしこの写真は10年位前のモノ、今はもっと汚いだろう。

中国の崩壊は近いが、その後この環境破壊から如何回復させるか、地球全体の問題として考えないといけない問題となると思う。
最もその前に中狂が崩壊してくれないと話にならないが・・・・


話を戻して旱魃の件である。
これを深刻にしているのがエルニーニョ現象。実はここ1、2ヶ月でエルニーニョ現象の状況が激変している。
これに注目せねばいけないのだが、どうも気象予報士の方々は熱中症しか気にならないようだ。
今年の夏はエルニーニョ現象で特に東北地方は冷夏になる可能性が高い。
そんな事を次回書いてみたいと思っています。
  1. 朝鮮韓国
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2015-06-15 16:06

中国からネズミが逃げ出しているが

 世界の工場を自認していた中国、しかし沈みかけた船から逃げ出すネズミの如く企業が中国から逃げ出しているようだ。
その実態がこんな風に報道されている。

<以下サーチナの記事より>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150612-00000010-scn-bus_all

「世界の工場」中国に圧力・・・東南アと「勝負にならぬ人件費」=広東省
サーチナ 6月12日(金)6時37分配信

 中国メディアの中国経営報は6日、世界の工場と称される中国において、ひときわ多くの工場が存在する都市の1つである中国広東省東莞市において、多くのメーカーが倒産していると伝え、東南アジアとの人件費の差は10倍に達している業種もあると伝えた。

 記事は、東莞市で電線を製造する企業の経営者の話として、「経営環境は極めて厳しい」と伝え、一部の統計として、2013年から14年にかけて東莞市では約3000社の工場が倒産したと紹介。さらに、倒産した工場のうち約40%が電子計器のメーカーであり、約20%がプラスチック製品メーカー、さらに約10%が金属製品メーカーだったと紹介した。

 続けて、中国の中山大学嶺南学院の林江主任の話として、「ここ10年ほど、東莞市政府は製造業の高度化に向けた取り組みを行っているが、大きな成果は出ていない」と指摘。また、東莞市の工場経営者の話として、「経営を圧迫している主な理由は人件費が絶えず上昇していること」と伝え、国が給与の最低基準と残業手当の基準を定めたことが企業側にとって大きな圧力になったと報じた。

 さらに、人件費上昇を嫌い、東莞市の中小規模の工場の顧客だった日本企業や韓国企業は東南アジアへ工場を移転させていると伝え、ベトナムなどは1カ月の人件費が1000元(約2万416円=約160ドル)前後だと紹介。一方の東莞市では工場労働者の1カ月あたりの人件費は4000元(約8万1600円=約642ドル)前後に達すると伝えた。

 記事は、東莞市の服飾製造業の経営者の話として「人件費は一般の労働者で5000元(約10万2080円=約802ドル)、技術力のある労働者の1カ月あたりの人件費は8000元(約16万3000円=約1283ドル)に達することもある」と伝える一方、バングラデシュでは400-500元(約8166円-1万200円=約64ドル~80ドル)ほどで雇用することができると紹介し、人件費の差は約10倍に達していると指摘した。(編集担当:村山健二)
(引用者注:人件費のドル表示は1ドル=6.23元で計算し追記)

<引用終り>

この人件費では話にならんだろう。おまけに中国では決算書に出ない経費がベラボーにかかる。賄賂だ。
その分がこれに上乗せされれば堪ったものじゃない。
参考までにアジア各地の人件費はこうなっている。

ジェトロの資料 2014年4月 による。
https://www.jetro.go.jp/jfile/report/07001721/07001721d.pdf
2015-6-15アジアの人件費比較(2014年ベースbyジェトロ)

そして少し古いがこんなデータがある
2015-6-15アジアの基本給上昇率 比較(2011年ベースbyジェトロ)
https://www.jri.co.jp/page.jsp?id=22573

中国の突出した人件費上昇が分かると思う。こんなのを10年ちょっとやったら人件費が10倍になるのも無理はない。
(注:複利計算だから上昇率1,22と言う事は12年後には10,88倍になる)


さてこれからが私の経験からの見方。
私は1997年~1998年のアジア通貨危機の時、丁度海外進出を進めていた。そんな時アジアの通貨危機に見舞われたのだが、後になってなるほどあんな異常な事が徴候だったのかと納得したことがある。

先ずはこの二つのグラフ

これは事務所の賃料比較
2015-6-15アジアの事務所賃料比較(2014年ベースbyジェトロ)

これは駐在員用住宅の借上料比較
2015-6-15アジアの駐在員用住宅借上料 比較(2014年ベースbyジェトロ)

この二つのグラフはいずれもジェトロのデータからなのだが、事務所の賃料、駐在員の住居費を冒頭のワーカーの給料と比較してみてほしい。
ワーカークラスの給料が香港・ソウル・シンガポール・オーストラリアが高いのは納得できる。
しかし駐在員の住居費を見ると全く想像もつかない所がベラボーに高い。
進出してきた先進国の人を食い物にしようとベラボーな値段を吹っかけているのだ。
そして此れこそ発展途上国のバブルがはじける直前の姿なのだ。

1997年~98年、アジア通貨危機の時もタイ、インドネシアなど正にこの状態だった。通貨が暴落しバブルがはじけるとなるほどこの値段ならと言う所に落ち着く。
そんな見方をしていいと思っている。

危ないのは確かに中国も危ない、そして意外な国ミャンマーがこんな指標で危険信号を発している訳だ。
中国から東南アジアに逃げ出すのは勿論いい事だ。しかしそこにも落とし穴が潜んでいる事を忘れてはいけない。


尚参考までに、オーストラリアのワーカーの人件費がムチャクチャである。しかしその割には事務所の賃料や駐在員の住宅費が大したことが無い。これはネズミがすでに逃げ出してしまって、あとは船が沈むのを待っている状態と見ていいのだろう。
(だからこの頃オーストラリアがいやに日本にすり寄ってきている・・・・)
  1. 中国
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2015-06-13 13:32

頑迷で噂話にだまされやすい人の作り方

 ハングル談義をいろいろしてきたのだが、今回の韓国のMERS騒動、これに言葉・文字の問題が深く絡んでいる事が分かった。
minaQさんのブログでそんな事を紹介している記事が2件あった。

最初はコレ。

診断の結果”陽性”が出たので安心です 安心なの?

詳細は以下参照ください
http://blogs.yahoo.co.jp/illuminann/13329883.html

양성=양성  陽性=良性 (ハングルでは同じなんだけど)
医者にも区別ができないほど深刻な愚民化教育、どうやって区別しているの?

 陽性と陰性が並んでいるのをみれば、抗体が陽性なほうがヤバイと思いますよね、でもそれは私たちニホン人が”ふつうの教育”を受けているから区別できるのです。

愚民化教育の盛んな韓国では医師のお勉強をしたひとのなかで、陽性=良性(ハングル表記が同じ)ということで真逆に考えるひとがかなりの頻度で存在しているらしいことがわかりました

・・・以下略・・・

<引用終り>

 全く同じ発音・表記で別の意味があれば、そりゃあ混乱するのは当たり前だろなあ。
日本語だって同じ発音で別の意味、こんな事はいくらでもある。しかし漢字表記は別。だからwikiには「同音異義語」という項目がある。
日本語において最も同音異義語が多いとされる熟語は「こうしょう」だそうだ。48語も有るのだとか。そう言えば話し言葉では「しりつ」を私立(わたくしりつ)、市立(いちりつ)と区別しているよなあ。株をやる人なら日本精工と日本製鋼所をコメコウ、アームで区別したりする。

しかしこれらは全部漢字が違う。これが全く同じ発音、漢字で意味が違ったら・・・、正に話にならんだろう。
それが今韓国で起こっている事だ。


 所でこれにさらに困った事が起こっている。minaQさんは指摘していないが、こんな事がある。
これはハングル・漢字対照表。
(ソース:http://ci.nii.ac.jp/els/110006424360.pdf?id=ART0008430592&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1434016934&cp=
陽のハングル
2015-6-11漢字ハングル対照表2

良のハングル
2015-6-11漢字ハングル対照表1

これを見ると「良」のハングルは「陽」と同じではない。推測するに「良」のハングル表記=読み方が何時の間にか変わってしまっているのではないか。漢字表記なら若し読み方が間違っていても元に戻る事が出来る。しかしハングルだけだと元の正しいものが何なのか、辞書を引くことも出来ないのではないだろうか。



更にすごい愚民化政策の結果がある。

「自宅隔離がなん?」...制御ならない農村の隔離者

無断外出続出·‥保健所訪ね強力抗議...電話番号は虚偽申告、制御は混線
"隔離概念を理解することができない、高齢者が農耕地に出入りすること茶飯事"

これがminaQさんの記事。
http://blogs.yahoo.co.jp/illuminann/13330744.html

<以下引用、全文は上掲リンク先参照ください>

高齢者が隔離の意味を分かってくれない>>>っとしていますが”50代の重機運転者は抗議のために保健所にやってきた”というんですから韓国では50代といえばもうすでに高齢者に分類されるわけですね。

・・・中略・・・

当時の韓国人の教育水準といえば、いえいえ、そんなハナシはどーでもいいんです、かれらはそのまま現在まで脈々と同じ暮らしをしてきたのでしょう。当時は朝鮮日報でも漢字交じりの紙面だったし、ハングル専門横書き新聞のハンギョレ新聞が創刊されたのもそのころです。政府による愚民化政策が一層強化された時代のひとたちなんですね。

そんなひとたちに자택 격리(引用者注:自宅隔離)って言っても(もちろん書いて渡しても)通じないですよ
なにしろ新聞に出てくる文字のうち意味のわからない単語が5%を超えるまではどうにかなるが、意味が通じなくなる10%を超えて、20%以上の単語が理解できない場合には文章全体と前後の文脈から内容を推測するしかなくなり、30%を超えるとほとんど意思疎通のツールとしての価値を失うとありますから、とにかく書いてあってもダメ、話して見てもダメ、やってみせてもダメという三重苦のような暮らしをしているひとたちなのです、そしてそうした生活が日常化していますから頑迷で噂話にだまされやすい韓国人ができあがるのです。 いえいえ、そーじゃないひとも少数ならいますよ、たぶんいます。いたかなぁ。

・・・以下略・・・ 

<引用終り>


意味の分からない単語が30%を超えると、殆ど意思疎通のツールとしての価値を失う、この話には私も納得できる。
私はタイで仕事をしてきた。その中でタイ人に仕事をさせないといけないのだが、これをきちんと教えるのは難物なのだ。
特にタイに無い概念の事を教えるのは難しい。

このケースでは자택 격리(引用者注:自宅隔離)が全く理解されていない。
その結果「とにかく書いてあってもダメ、話して見てもダメ、やってみせてもダメ」となり、そうした生活が日常化することで「頑迷で噂話にだまされやすい韓国人ができあがる」


なるほどねえ。最近になって韓国人の頑迷な反日が酷くなってきた裏側にはこんな国民の民度が有ったのだ。納得!!。

そしてこんな話を色々見ると日本も大丈夫かいなと思う。
何が心配か、ゆとり教育で円周率を「3」とならったような人がこれから社会にどんどん出てくる。
韓国のケースを他山の石として日本人は如何すべきか、考えるいい事例ではないだろうか。

  1. 朝鮮韓国
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2015-06-11 11:05

ミャンマーの今はどうなっているか

 タイの鉄道の話をいろいろエントリーして泰麺鉄道に行きついたのだが、その目的地ミャンマー(旧名ビルマ・中国語では緬甸)がどうなっているのか。

最近こんなニュースが流れてきた。

<以下バンコク週報記事から引用>

サハ・グループがミャンマーでの工業団地開発を断念
http://www.bangkokshuho.com/article_detail.php?id=5768
09/06/2015

消費物資コングロマリットの「サハ・グループ」は、隣国ミャンマーで工業団地を開発する計画だったが、同グループ首脳はこのほど、コストがかかりすぎるとの理由で計画を断念したことを明らかにした。

計画では160ヘクタールの区画に工業団地を建設することになっていた。

だが、同首脳によれば、工業団地を開 発した場合、この先数年間にどの程度の収益があるかなどを慎重に検討したが、土地の賃料が非常に高額であるといった理由から、計画の中止を決めたとのことだ。

<引用終り>

 私はミャンマーは軍事政権から民政化に切り替わってまだ間が無いと思っていた。しかし最近の話ではミャンマーは物価が高騰し、最早進出は手遅れ。今から出てくるところではない。そんな事を昨年あたりから聞いている。そこにこんなサハグループの進出断念、一体どうなっているのだろう。

最初に此処に出てくるサハグループ(左派ではない)とはどんなものか。
詳細は以下参照ください
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%8F%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97
主な合弁企業はワコール、イトキン、ライオン、資生堂、ツルハホールディングスなど、ファッションや化粧品・ドラッグストア関連企業が多い。
尚サハグループの工業団地では年一回の大安売り(ファクトリー・アウトレット)が名物にもなっている。今年も間もなく始まるんじゃないかな・・・。


所でミャンマーである。

最初に日本人のミャンマー(ビルマ)に対するイメージ、これは「ビルマの竪琴・水島上等兵・心優しいビルマ人」、これに尽きる。
インパール作戦で苦労した方々、その関係者の方々はあの時の「一碗の飯」の恩を忘れず、もう「メロメロ」と言ってよい親ビルマ感情を持っているそうだ。そう言う私も小学生の頃に読んだビルマの竪琴の本、未だに忘れない。

ビルマの竪琴
2015-6-11ビルマの竪琴


しかしタイ人のミャンマー(ビルマ)に対する感情は全く違う。コン・バーマ(コン=人、バーマ=ビルマ)?、あんな奴は嫌いだ。
これはもう徹底している。なぜか。

これは古都アユタヤの寺院遺跡。首を切られた仏像がずらり並んでいる。
2015-6-11首を切られた仏像が並ぶ

そしてその首はこんな風に
2015-6-11巨木にはさまれた仏像の首


この廃墟は1767年のタイがビルマとの戦争で敗れ、アユタヤが陥落した際のもの。
こんなモノを見ていればタイ人がビルマ人が嫌いになるのも無理ではない。

私はタイにいる時、どうしても解けない疑問がこのビルマ人観のギャップだった。
日本人から見ると心優しいビルマの人々、しかしタイ人が見ると仏像の首まで刎ねる、ビルマ人はどこまで残虐な連中なんだ・・・。

日本に帰ってから何年もたってから偶然このなぞを解くヒントを見つけた。ビルマがタイに攻め込んだのは飢饉で食料不足に陥った事が原因だったようだ。
ビルマに比べるとタイは、特にチャオプラヤ平野は豊かな穀倉地帯で十分なコメがとれる。当時タイに侵入してきたビルマ王はスパンブリ辺りの水田地帯を眺め、こんな豊かな土地が有ったらいいなあ、是非分捕りたいと言っていたとか。


話が横道にそれました。

今ミャンマーでは永年の軍政がやっと終わった所ですが、猛烈なインフレと物価の偏りがあるようです。
その為ある分野では無茶苦茶な物価高、一番典型的なのが外国人向けのアパートなどの家賃、日本より高いそうです。
こんな問題の陰にあるのがミャンマーの民度の問題。貧しいながらもそれなりにやってきた連中が一度覚えた甘い蜜の味。
此処に問題が潜んでいるのではないだろうか。


これが消費者物価指数

2015-6-11ミャンマーの消費者物価指数

平均でこんなモノなので、特に輸入ものだとか高価格品は無茶苦茶な値段。
そして人件費の高騰が凄いと言われている。


ミャンマーについては私もこんな程度しか知識が無い。又ボチボチ分かった事など書いていきたいと思います。
  1. 海外
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2015-06-07 14:31

泰麺鉄道がまたもや蘇るのか

 先日タイの高速鉄道が日本が建設することで決まった事をエントリーしました。
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1116.html

この話には高速鉄道とセットでバンコクからカンチャナブリ(更にミャンマーのダウェーへ)への貨物鉄道線がセットになっている事も含まれていました。(正確にはカンチャナブリ⇔バンコク⇔アランヤプラテート(さらに将来カンボジア・ベトナムまで)の路線です)
またこの合意にはメソット=ピサヌローク=コンケン=ムクダハンをつなぐ718キロの鉄道開発の実行可能性調査も含まれていました。

このバンコク⇔カンチャナブリ⇔更にミャンマーのダウェーへ、これが第三泰麺鉄道と書きました。
そんな事で第二泰麺鉄道、第三泰麺鉄道、そして将来第四泰麺鉄道(?)、そんな事情を書いてみたいと思います。

最初に現在の泰麺鉄道について。
参照エントリーはコレ
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-713.html

最初に泰麺鉄道がどんな所を通っていたか。

 

 


この①~③が現在も使われている。③~④間はミャンマー側を含め終戦直後にイギリスによって撤去された。

チョット観光案内、これが戦場にかける橋、クウェー・ヤイ川鉄橋。
2015-6-7クウェー・ヤイ川鉄橋

そしてこれが現存する泰麺鉄道の最大の見どころ、アルヒルの桟道橋
2015-6-7アルヒルの桟道橋

此処を列車は時速5キロの最徐行、どんなものか動画でご覧ください


終点ナムトクから更に行くと泰麺鉄道の工事で最大の難所、ヘルファイヤーパスにつく。
日本名はヒントクの大切通しという
2015-6-7ヘルフィアーパス


さてでは第二泰麺鉄道はどうなっているか。

第二泰麺鉄道はマレー半島が最も狭くなった所、クラ地峡に有った。
2015-6-7クラ地峡の地図

バンコクから国道4号線をマレーシア方面に向かって南下するとマレー半島の最も狭くなったところ、チュンポンと言う所でタイ湾側からアンダマン海側に出る。そこがクラ地峡だ。タイ湾からアンダマン海まで約60キロ。
その国道のほぼ中間地点にこんなモノがある。
第二泰麺鉄道を記念してチョットした広場と記念碑、そして記念に泰麺鉄道のレールの一部が保存されている。

2015-6-6クラ地峡-15

2015-6-6クラ地峡-16

この第二泰麺鉄道は泰麺鉄道の工事が終わった1943年10月以降工事が始まったようだ。
しかし相当の労力を投入したものの連合軍の攻撃目標になり破壊され、完成することは無かった。
最近そんな遺構が発見されたとタイでは報道されている。
http://www.newsclip.be/article/2013/01/09/16399.html


前段が長くなりましたが、此処からが本題です。
泰麺鉄道は当初五つの案が検討されました。
1案 ・・ チェンマイ⇔タウングー ルート トンネルと長大橋必要
2案 ・・ ピサヌローク⇔ターク⇔モールメイン ルート トンネルと長大橋必要
3案 ・・ カンチャナブリ⇔タンビューザヤ(スリーパゴダ峠) ルート 
      距離は長めだがトンネルを必要とせず、長大橋もカンチャナブリだけの為、この案に決定した
4案 ・・ カンチャナブリ⇔タヴォイ(現ダウェイ) ルート トンネルとビルマ側の鉄道新設が必要
5案 ・・ チュンポン⇔メルグイ ルート、(クラ地峡ルート) 距離は短いがアンダマン海を海上輸送が必要

ルート決定は工期短縮の為、トンネルを掘らない、川の本流を渡らない、長大橋を作らないと言う方針で検討の結果、3案が川の本流は渡るモノの物流の拠点カンチャナブリであることから、この案で決定された経緯があります。

その各案の位置はこんな所。
2015-6-5泰麺鉄道地図2
 
現在では想像もつきませんが、この各ルートはビルマ(ミャンマー)とタイが過去何度も戦争をした、そのビルマ軍の侵入ルートと同じ。当時としてはタイ・ビルマ間にはこんな所しか通行できるルートが無かった、だから現在でもまともな道が無いという実態が有ります。
たとえばタークからモールメインへの山道は「象の山道」と言われ、いわゆる踏み分け道だが乾季の条件の良い時でさえ象部隊で一日運べる量が10トン程度、勿論雨季には通行不能なのだとか。


さてこの五つのルートの最後、第五案がクラ地峡ルートで第二泰麺鉄道。
そして第四案が冒頭紹介した今年合意した高速鉄道とセットのもの、バンコクからカンチャナブリ(更にミャンマーのダウェーへ)への貨物鉄道線である。

この図を見てほしい。この鉄道線の将来構想なのだが

2015-4-5南部経済回廊図

この図のバンコクから西へ(図上の左へ)伸びる路線が泰麺鉄道の第四案と同じなのだ。つまりこの路線は第三泰麺鉄道と言えるものとなる。旧日本軍が苦心してきた路線が70年の時を経て復活したわけだ。

そしてもう一つ上の第二案のルート、これもこのルート(現在は東西経済回廊と称している)も重なることが分かる。

2014-7-10東西経済回廊と3か国ハイウエー

今はこの東西経済回廊は道路を作っている段階。今年2015年中にミャンマー側が完成する筈なのでいずれ報道があると思う。
そしてここに鉄道が出来れば、第四泰麺鉄道になる・・・ さてでもこれは何時の事になるやらですね。

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