2015-04-30 17:17

世界の車に「日本の技術」・・・ボンネットを開けてみよ!<中国の報道です


 世界の携帯電話の中では日本のメーカーはどうも元気が無いように見えるが、実は世界の携帯電話の中身を見ると肝心な所は必ず日本の部品が使われている。
所でこんな事が携帯電話だけでなく自動車の世界でもじわじわと日本製部品の力が認められてきた。

知る人ぞ知ると言う話しなのだが、そんな一部始終をサーチナが報道しているので紹介。

<以下引用>
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2015&d=0421&f=business_0421_009.shtml

世界の車に「日本の技術」・・・ボンネットを開けてみよ!=中国メディア
【経済ニュース】 2015/04/21(火) 06:32


 中国の大手ポータルサイト、捜狐は19日「日本を罵るなかれ。フォルクスワーゲンもこれら日本製品を使っている」と題する記事を発表した。

 記事は、フォルクスワーゲンだけでなく、ゼネラルモーターズなども日本製の重要な部品を使っていると指摘した。

 まずターボチャージャーではIHIや三菱重工業の製品が使われていると説明。日本製は品質がよく安価と指摘し、「信じないなら(ボンネットを開けて)見てみればよい」と論じた。

 トランスミッションについてはアイシン精機を紹介。欧州ブランド車としてはフォルクスワーゲン、ボルボ、サーブ、オペル、ランドローバー、プジョーに使われており、上海GMも、アイシン精機製品を使っている車種があると紹介。

 中国では、自動車用の鋼板は自国を代表する製鉄会社の宝鋼が生産するようになったと認識されている。記事は、宝鋼の自動車用鋼板は、新日本製鉄の技術によってつくられていると指摘。フォルクスワーゲン車も日本の技術による宝鋼の鋼板を用いていると紹介した。

 さらに、レーザー溶接ロボットやそれ以外の製造用ロボットでも「日本製が最高の品質」であり、「フォルクスワーゲンの生産ラインは、すべて日本製ロボットを使っている」と紹介。

 自動車用半導体については、日本で生産され空輸されている。記事は、2011年の東日本大震災発生後の状況を紹介。日本国内の生産がストップしたため、中国におけるドイツ系自動車会社も完成車の生産を停止をせざるをえなくなったという。

 記事は最後の部分で「今の時代に、技術に国境はない。本当に自動車を理解している人は、精密機械製造の分野で、日本には実際に優れた部分があると知っていると論じた。

◆解説◆
 捜狐は上記記事の属性を「自動車文化>新科技>安全技術」とし、「安全技術」のジャンルで掲載した。中国では日本車に対する批判が続いている。このところは「安全性が低い」との主張が多くなった。

 一方で、日本車批判に対する反論も、発表されつづけている。多くは「日本車批判に根拠はない」、「日本車の安全性は国際的にも認められている」、「中国市場で劣った車を販売して、日本企業が得る利益はない」といった内容だ。

 捜狐が上記記事を「安全技術」のカテゴリーで発表したことは、日本車批判を目にする読者を念頭に置き、自動車分野における日本企業の優秀さを改めて紹介する意図があった可能性がある。(編集担当:如月隼人)

<引用終り>


自動車で中身の部品が全部日本製などという事はそう簡単にはおこらない。
スマートフォンなどとは中身が違いすぎるのだ。
しかしそれでもエンジンに次ぐ重要部品、トランスミッションがこんな状況。
日本頑張れ! です。
  1. 自動車
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2015-04-28 18:44

今地殻はパンドラの箱を開けたまま

 ネパールの大地震は死者が4000人を超えたと報道されている。
空前の大災害に言葉も無い、そして日本人にとっても他人事ではない。

2015-4-28ネパール地震1

貴重な文化財も瓦礫の中
2015-4-28ネパール地震2


所で最近の地震の頻発。これについて東日本大地震後にこんなエントリーをした。
「地殻はパンドラの箱を開けた状態」
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-278.html

そしてここにこんなグラフを
20世紀初頭からの世界のマグニチュード6以上の地震推移グラフ。
21世紀に入ってから激増している事が分かります。
2015-4-2820世紀からの世界の地震
http://earthquake.usgs.gov/earthquakes/world/historical.php

21世紀に入ってから地殻は変動期に入ってしまった。20世紀に比べると地震は7倍かそれ以上である。
昔と比べると格段に危険な状態、そんな地球に今我々は生きている事を忘れてはならない。



それから日本は70年前にも矢張り大地震の連続だった経験がある。

1945年の敗戦前後にかけて4年連続で1000名を超える死者を出した昭和の4大地震とその後の福井地震
しかし、これらの地震は戦火と戦後の混乱に埋もれ、震災そのものが十分に伝えられているとは言いがたい。

1943年9月10日 鳥取地震(マグニチュード7.2) 死者1083人

1944年12月7日 昭和東南海地震(マグニチュード8.0) 死者1223人

1945年1月13日 三河地震(M6.8*M7.1という説もある) 死者2652人

1946年12月21日 昭和南海地震(マグニチュード8.1) 死者1330人

1948年6月28日 福井地震(マグニチュード7.1) 死者3769人

70年前にもこんな大震災が有った。しかも戦中戦後の混乱期だった事も有り、こんな災害がしっかり継承されているとは言い難い。

戦後70年と言って「従軍慰安婦」などと言うバカな売春婦問題を騒ぐ奴らが日本にもいる。
そんな事よりもっと大事な事があるのではないだろうか。
朝日新聞さんよ、70年ほど前におこった大地震の5連発、忘れてはならないのは慰安婦ではなくこんな事だよ。
  1. 大震災・原発事故
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2015-04-25 10:55

日本の国際収支が赤字にならない理由

 裏の桜さんが興味深い記事をエントリーされている。それが・・
食虫植物を彷彿させる記事
http://sakuraura.blog.fc2.com/blog-entry-3385.html

犬HKの「ここに注目! 続くのか? 日本の貿易黒字 4月23日」と言う記事が食虫植物を彷彿とさせるのだとか。
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/300/215096.html

この記事は今井純子とか言う反アベノミクスおばチャンが書いたものらしい。どこが食虫植物かと言うと

Q)貿易で稼ぐことができないとすると、どうしたらいいのでしょうか?


A)別の形で稼いでいかないといけません。例えば、企業は、海外の事業にどんどん力を入れて、その利益を国内に戻して、次の成長のための投資を増やすまた、外国人観光客を、さらに増やして、国内での消費を増やしてもらう。こうしたエンジンを強化して、日本全体で稼ぐ力=浮上する力を本格的につけていけるのか。それが今後の注目点です。


こんな事を言っている。そして裏の桜さんは「甘い言葉に騙されたらダメでっせ、食虫植物に食べられまっせ」と警告されている。
私も全く同感で、こんな食虫植物おばチャンの甘い言葉に騙されてはいけない。

おばチャンの言っている事は二つ、貿易黒字は続かない、だから貿易以外で稼がないといけない。
具体的には海外の事業にどんどん力を入れて稼ぎを日本に持ってこい。それから外国人観光客をもっと誘致してカネを落としてもらえ。こう言っている。

一見マトモそうである。

がしかし、外国で稼ぐと言って外国人を奴隷の如くこき使って、そこで稼いだ金を全部日本に持ってくるのかね。
それならしっかり稼げそうだが、それじゃあ昔の欧米の植民地支配と一緒じゃないかね?
今井純子おばチャンよぉ、そんな事をしろとでも言っているのかね。
こんな空論をのたまうおばチャンには、こんな事を言ってからんでみたくなる。
此処には海外で苦労した多くの日本人の血と汗が有るのだが、そんな所を少し説明したい。


最初に貿易収支と貿易外収支を合わせたトータルの経常収支(国際収支)から説明したい。

2015-4-24日本の経常収支推移

昔から日本の国際収支(経常収支)は黒字である。そして1980年代までは確かに日本の国際収支の黒字は貿易収支の黒字が大きかった。しかし90年代になると状況は変わってくる。特に1995年辺りを見ると貿易収支が大きく減っている。
この頃から日本が貿易だけで黒字を確保するのが難しくなった。そして98年の第二の敗戦と呼ばれる金融ビッグバンへとつながってゆく。そんな事から企業の海外生産が加速していった。
その状況がハッキリしたのは2005年。そこで初めて海外からの稼ぎの所得収支が貿易収支を上回った。

これは2005年に海外からの稼ぎである所得収支が貿易収支を超えたことの良く分かる図
2015-4-24日本の貿易収支と所得収支推移

これは最近の貿易収支の赤字状況、やっと3月に水面から顔を出したと言ったところ
2015-4-24日本の貿易収支がやっと黒字

そして日本を襲った二つの災難、民主党政権による出鱈目政治と2011年の大震災である。
だから2011年以降は貿易は大赤字。しかしそれでもトータルの経常収支(国際収支)は赤字にならない。
世界があっと驚いたのはこの点だった。
あんな未曾有の大災害、それにも拘らず日本の国際収支は赤字にならない、日本はどれだけ足腰が強いんだと

犬HKで経済を担当する解説委員の今井純子さんとやら。背中の看板が泣きますぜ。
日本の経済の一番の基礎構造を知らなくてどうするの。

そんな事の傍証にこんな話が有る。

「誰も知らない1.8個分の日本<レコードチャイナの報道です」
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-366.html

この記事は2011年のモノだが、この当時でさえ「日本は国外に1.8個分の日本を持っている」、こう評価されていたのだ。だから少々何か有っても平気でいられる、こんな経済構造を作り上げたのである。

私も1998年からタイでの仕事をやってきた。
周りにいる日本人も皆似たようなもの。
中には働きすぎで体調を壊して帰国した人とか、家族がノイローゼになっただとか、そんな事がざらにあるのが海外勤務組。
そんな苦労を皆さんしてきた結果が所得収支の数字になっていると思っています。
最近の日本の所得収支は1ヶ月に1.5兆円位。こんなカネが入って来るので原発反対とか言って原発を止めても何とか経済が回ってるわけです。


もう一つ、今井純子おばチャンに言いたい事。
それは日本企業の海外進出は基本的に「共存共栄」が狙いだという事です。
同じように見えますが「収奪狙いの植民地的支配」ではありません。「現地人に奴隷労働させるのではなく、仕事を通じて現地人のレベルアップをはかる」、コレを目標にしています。

こんな事を是非こんな機会に声を大にして言ってほしい。
今アメリカ、そして中韓と歴史戦争をやっています。彼らが言いたいのは日本人は残虐で奴隷支配していた。
こう言っています。
そこに現在はアメリカや中国・韓国企業と違ってこんな奴隷支配的な事はしない、あくまで共存共栄、これが日本人だと言ってほしい。そう思っています。
  1. 経済
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2015-04-22 17:56

中国のインフラ投資の結果は?

 4月21日のエントリーで中国のインフラ投資はゴーストタウンを作るだけという事をエントリーした。
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1098.html

そんな事が良く分かる事例が有るので紹介したい。

これは中国奥地からバンコク(=タイ湾)への南北回廊がどうなったかの話である。

最初にこの図、中国雲南省から南下するルート

2015-4-22メコン回廊

このラオス北部の山岳地帯に中国主導で国道3号線が整備された。国道完成は2007年。
中国との国境ボーテンからタイとの国境ファイサーイまで
但しメコン川を渡る橋は2013年末開通(第四タイラオス友好橋)

2015-4-22ラオスの国道3号線

この国道を走って実際の走行時間をJICAが調査している。
その結果がコレ。(調査は第4タイラオス友好橋開通直前に行われたので、川は渡し船で渡っている。)
2015-4-22ラオスの国道3号線走行時間

ラオス国内223キロを平均時速48キロで走っている。
中国に入ると209キロを平均時速77キロ、又タイ側は145キロを平均時速60キロで走っている。

所でそのラオス側が如何言う所か、ラオス北部は平地が無く、険しい山岳地帯である。
そこに住んでいるのは主に少数民族ばかり。
実はラオスの主な民族はタイ族系のラオ族だが、彼らは水稲栽培をする為低地に居住する。
山の中腹や上の方は焼き畑と陸稲が主で少数民族が多く住む。
こんな風だ。
2015-4-22濁流と満月2ラワの村

これは焼き畑で陸稲を植え付け
2015-4-22濁流と満月1焼畑


さてそんな所に中国主導で道路を作った。2007年に道路が完成すると国境のボーテンにはカジノやホテルが出来た。
そして大量の中国人が押し掛けてきたが・・・
しかし殺人事件などが多発し、2011年には閉鎖。
現在はこうなっている。ゴーストタウンである。

国境のイミグレーション
2015-4-22ボーテンのイミグレーション

首都ヴィエンチャンにも無いようなビルだが・・・
2015-4-22ボーテンのボーテンの廃墟1

このホテルらしきものも廃墟
2015-4-22ボーテンのボーテンの廃墟2

とまあこんな調子。


そして2013年末、第四タイラオス友好橋が完成した。費用はタイと中国が半々で出したようだ。
2015-4-22第4タイラオス友好橋


そしてこの道路を通って中国人が大量にタイに押し寄せた。
しかし中国人観光客の余りのマナーの悪さに或る寺院などは中国人拝観禁止とか、中国人専用トイレを作るなどの騒ぎが起こっている。

例えばこんな報道
タイ寺院、「中国人お断り」トイレを別途設置へ=中国人観光客のトイレマナーの悪さ受け―中国メディア
http://www.recordchina.co.jp/a103360.html

小便器で大便をしたり、汚れた生理用ナプキンを壁に貼るなど、中国人観光客のマナーの悪さ・・・・・
これは凄いですねえ。日本でも中国人観光客のマナーの悪さは問題になっていますが、まだ日本に来るためには色々制限が有るので極端な人はいない。
しかし陸路やって来る連中は凄いですね。


そしてチェンマイ在住のuccih.さんのブログ「チェンマイUpdate」に依れば、
「びっくり!チェンラーイの物価がチェンマイより高くなっている」
http://uccih.exblog.jp/21725725/
なんだそうです。

要点を引用すると

>タイの北の都チェンマイのさらに北北東200kmにチェンラーイの街がある。
タイの北の国境ミャンマーやラオスへの起点となる街だ。

4月中旬、タイの旧正月にチェンラーイへ行ってきた。
チェンラーイはチェンマイより小規模の街だ。より田舎の街に行く趣だ。

人口は最新の確たるものは判らないが、チェンラーイ市部で
20~30万人前後(チェンラーイ県全体で120万人ほど)と言われる。
チェンマイ市は100万人近くにのぼる(チェンマイ県全体で170~180万人)
ので、その3割ほどの規模か。

・・・中略・・・

しかし、今回チェンラーイへ行って、物価がチェンマイよりも
高くなっているのでびっくりした。

街の食堂のカオ・ラート(惣菜掛けごはん)が40バーツ(150円)ほどと
チェンマイ並みになってきたのは仕方ないが、
チェンマイで一皿19バーツ(70円)の点心が、チェンラーイの店で
一皿30バーツ(110円)だったのにはびっくりした。
中国人観光客が増えたせいだろうか。

そのほか、チェンマイで50バーツ(185円)のカオニャオ・マムアン
(マンゴー・もち米ごはん)が60バーツ(220円)と高い。
以前はチェンマイよりも安めだったマッサージ屋もほぼ軒並み
1時間200バーツ(740円)に値上げしていた。

中略

消費者物価統計には反映されないが、
中国人等旅行者の増加のせいか、
北タイの安かった諸物価は上がっている。

以下略

<引用此処まで>

中国人が来るとゴーストタウンとバブルを持ってくるようだ。
日本も中国人歓迎と言って騒いでいるが、ちょっと考えねばいけないようだ。

  1. 中国
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2015-04-21 09:15

本性を現したAIIB

 中国がゴリ押ししているアジア・インフラ・投資銀行(AIIB)、いよいよその本性を現してきた。
中国の軍事展開用の鉄道や道路などだという事がハッキリしてきた。
日本はこんなモノに参加しなくて正に大正解。安倍さん良い仕事をしています。
なるほどそれでアカヒ・日経などの中国傀儡マスゴミが「バスに乗り遅れるな」と騒ぐわけだ。

そう言えばタイの高速鉄道について4月5日に「タイの高規格鉄道計画が動き出しそう」をエントリーした。
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1089.html

此処に「この路線は中国が高速列車を走らせると言う甘い言葉で誘っているが、実は中国奥地からラオスを通ってノンカーイ経由でマプタプット軍港に出る。中国の軍用路線見え見えの話なのだ」と書いたが、最近の宮崎正弘氏のメルマガにその通りのことが出ていた。
興味深いので以下全文引用する。

<以下引用>

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成27年(2015)4月20日(月曜日)弐
http://melma.com/backnumber_45206_6196561/

 中国のシルクロード「一帯一路」は鉄道、ハイウエイ建設による軍輸送が基軸
  曖昧だった「陸のシルクロード」は鉄道輸出プロジェクトが根幹に


*引用者注:宮崎正弘氏の言っている事は正論だが、宮崎氏は中国のパクリ高速鉄道のことを盛んに新幹線、新幹線と言っているが間違いだ。新幹線とは単に車両だけでなく、路線や運行管理なども含めたトータルなシステムのこと。勿論日本独自のモノである。
中国はパクッたつもりだがその全部をパクれた訳ではない。宮崎氏は技術的な話は無知だと思うが、新幹線を高速鉄道に訂正し引用するのでご理解ください



 21世紀のシルクロード構想、中国は400億ドルを「シルクロード財団」に投じ、あるいはAIIBを通じての融資によって、アジア各国との国境を越えて新幹線高速鉄道、ハイウエイ、そして海のシルクロートは港湾の建設プロジェクトが主眼とすることが分かった。

 米人学者によれば「これは徹頭徹尾、軍の戦略が基本にある」という。
軍の機関誌に発表された論文を読んでも「21世紀のシルクロード構想」はいかにして軍事力を迅速に効率的に輸送できるかに力点が置かれており、2007年と11年の中ロ共同軍事演習でも、ロシア兵、中国兵それぞれが鉄道によって如何に迅速に輸送できるかの作戦展開に重きを置いた。

 2014年末に中国は新幹線高速鉄道を(1)蘭州(甘粛省)からウルムチ(新彊ウィグル自治区)へ。(2)貴州省貴陽から広州へ、そして(3)広州から広西チワン自治区の南寧へ通した。いずれも中国版「新幹線」パクリ高速鉄道(中国語は「高速鉄道」)で、残りの予定工事区間は、まだ3000キロ(この三千キロだけでも日本の新幹線の全営業距離に匹敵)。

 そして国内ばかりではなく、この高速鉄道を(1)カザフスタン、ウズベキスタンなど中央アジアイスラム圏を通過させ、トルクメニスタンを通過してヨーロッパへ向かわせる。モスクワは従来のシベリア鉄道の競争力を奪われる危険性もあるが、モスクワがシルクロートのハブとして機能し、対欧輸出の拡大となれば、ロシアのメリットは大きいとして前向きになった。

 (2)トルコへはすでにイスタンブール → アンカラ間を中国が支援した高速道路が完成しており、これをトルコはさらに四本、東方へ連結する計画がある。

(3)アジアへも雲南省からラオス、カンボジア、ベトナムへ鉄道を拡充して結ぼうとしており、軍事戦略として勘案すれば、たしかに米人学者等の懸念が当たっている。

 米国の有力シンクタンク「ジェイムズタウン財団」のレポートによれば「中国国内の鉄道プロジェクトは明らかに中国人民解放軍の軍事戦略の下に発想されており、兵力、兵站、装備、戦車輸送などの基幹ルートでもある」(同財団CHINA BRIEF、4月16日)

欧州戦線への軍投入という事態は想定しにくいが軍人の論文には「ロシアがクリミア戦争で苦戦し、日露戦争が敗北におわったのも、鉄道建設が遅れたからである」としている点には注目しておくべきである。

とはいえ今世紀最大のプロジェクトともいわれる「一帯一路」は短時日で完成しない。
そもそも資金が続くのか、どうか。途中で挫折すれば、あとに残るのは索漠たる曠野(あらの:荒野のこと)であろう。

▼あちこちにプロジェクトの残骸はゴーストタウン、こんどの「一帯一路」のシルクロードも、アジアのあちこちに曠野を出現させるだけでおわるリスクが高い


中国自身が「おそらく何世代にもわたる」と言っているように、これは短時日のプロジェクトでないことも鮮明になった。そしてAIIBの融資先は、これらのプロジェクトへの融資が主力となる。
やはり、そうだった。AIIBは「中国の、中国により、中国のため」の銀行なのだ。

 習近平はことし初めての外遊先をパキスタンと、インドネシアに絞り込んだ。
パキスタンとは半世紀を超える軍事同盟でもあり、同国のイランとの国境グアイダールの港湾建設工事も十年前から中国主導で進んでいる。陸のルートも山道が開けているが、これを本格的なハイウエイとする。

 インドネシアは大々的な港湾設備に全力を注いでおり、中国の「21世紀の海のシルクロード」はマラッカ海峡を重要視している。シンガポールで分岐するもうひとつのシーレーンをインドネシアへ向かわせる。
 したがってジャカルタは中国からの資金導入に前向きとなる。

 
  ▼中国国内シンクタンクからは疑問の声も

とはいえ、構想はあまりにも壮大であり、本当に完成するのか、リスクはないのかと中国の国内シンクタンクからは疑問の声があがっている。

『サウスチャイナ・モーニングポスト』(4月19日)によれば、中国国際問題研究院の石澤らは、「トルクメニスタンからイスラム国へ入っているテロリストは360人、もし鉄道がかれらによって爆破されると、どうなるのかという脆弱性がある。鉄道沿線の長い距離を守れるのか、ましてカザフ、ウズベクなど指導者はすでに70歳代であり、次の後継者が未定(つまり親中派の指導者が続投できるのか、どうか)なのもリスクをともなうだろう」としている。

 「こうした諸問題を勘案すれば、中国の当該地域への投資はリスクが高い」。
また、国内ではGDP成長率が鈍化し、不況にさしかかっているタイミングでの海外投資には疑問がのこり、あまつさえ米国が協力しない金融機関の設立など、「歴史をひもといても中国がおこなった壮大なプロジェクトは多くが挫折しているではないか」と自省の声が聞こえてくるのである。

<引用終り>

こんな話なのだ。日本がAIIBに参加しないのは中国のこんな野望に加担しない為には大変良い事。

がしかし一つとても気になる事がある。
それは中国に共産党政権を作ったのはアメリカであり、朝鮮戦争でも中国に勝たないようにしていた、そんな勢力がアメリカに有ると言う事実だ。
アメリカは巨大な国で、決して一枚岩ではない。
そして中国と裏で手を握っている、今回のAIIBの件もそんな変な勢力が裏で蠢いているのかもしれない。

最後に中国のインフラ投資がゴーストタウンを作るだけ、そんな事を次回とり上げたいと思います。
  1. 中国
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2015-04-20 16:39

正面衝突事故の思い出から法匪の話へ

 福井地裁と言う所は正しく法匪(ほうひ、但し放屁ではない)の巣窟らしい。
先日の高浜原発3・4号機の再稼動差し止めを認める仮処分、これで正しく法匪間違いなしの樋口英明裁判官。
しかし法匪はまだまだいたと見えて、同じ福井地裁で又してもトンデモ判決が出た。出したのは原島麻由裁判官。
ざっと言ってこんな事件である。

2012年、国道8号線での正面衝突事故。

2015-4-20福井の正面衝突事故

この事故で右側の車の助手席に乗っていた車の所有者が死んだ。運転していたのは当時19歳の男子大学生。
しかしこのクルマの保険、運転者限定だったので保険は出ない。
そこで事も有ろうにぶつけられた左側の白いプリウスの人を訴えた。

その判決が「被害者側に過失が無いことを証明できないから」と言う理由で4000万円賠償せよ!
この判決を出したのが法匪、原島麻由裁判官である。日本の司法が此処まで劣化していたのかと改めて愕然とせざるを得ない。
尚この件はno-risuさんが詳しく解説されているので以下参照ください。
http://norisu415.blog.fc2.com/blog-entry-2237.html

no-risuさんが全部詳しく解説されているのでこれ以上は不要でしょう。
そこで私の体験から「過失が無いことの証明」などという事がいかに詭弁か、そんな所を書いてみたいと思います。


正面衝突を目の前で見た話

これは私が車の正面衝突事故を目の前で見た時の体験記です。
正面衝突事故は事故車を見ることは有っても実際目の前でぶつかったのを見ることは極めてまれ。私も百万キロ以上乗っていますが、このケースのただ一度だけ。

もう何十年も前です。その日仕事を終えて帰途につきました。自宅まで後6キロほどの所まで来たとき、道路がやや混んでいて数珠つなぎ状態でした。時刻は夜8時ころ。道路は昔でいう2級国道で片側一車線の道路、左側は海の護岸堤防、右側は市街地はずれでまばらな民家や工場の有る所で見通しも結構いい所でした。

私の2台後ろを走っていたライトバンがノンビリ走行に嫌気がさしたのか、追い越しを始めました。
この道路は制限速度は50キロで追い越し禁止区間でしたが、強引に抜こうとしたのです。
私の車を抜きその前の車と並んだところ辺りで、前から来た小型トラックとまともに正面衝突しました。
ぶつけたライトバンは衝撃で私のクルマの前に真横を向いて止まりました。ぶつけられた小型トラックはその場で横倒し。

幸い私は衝突する直前にはブレーキを踏んでいましたので事故車が目の前に飛び出してきても難を逃れました。
そこで安全な所にクルマを止め、怪我人救助を始めました。ぶつけたライトバンはドアが開かず、運転手はハンドルに顔をつけたまま、ぶつけられた小型トラックは横転した中に若い男女が乗っており血だらけでした。
集まってきた野次馬に救急車と警察を呼んでくれと頼み(まだ携帯電話の無い時代です)、それから怪我人を車から引きずり出しました。
そこへ急を聞いて近くの交番から警察官がバイクでやってきました。「事故の状況は??」と聞くので、「何いっとる、怪我人を助けるのが先だ!」と怒鳴った事を覚えています。
お巡りさんは「ハッ」といって敬礼し、連絡に走りました。
私も後にも先にもお巡りさんを怒鳴ったのも、お巡りさんから敬礼されたのもこの時だけの経験・・・・

この事故から正面衝突が何故起こるのか私なりに理由が分かったと思っています。
今回のケースで対向車線に飛び出し、追い越してゆく車は反対側から車が来ているのを全く認識していません。
多分視野には入っていた、しかし「見えども見えず」状態だったと思います。
ほんの何分の一秒かの事ですがそうだと思います。

一方反対から来て正面衝突されたクルマはまさか自分のクルマのところまで突っ込んで来るとは思わなかった、だから衝突直前、対向の小型トラックはヘッドライトをパカパカッとやって、ホーンをバーと鳴らした瞬間、ぶつかっていました。そりゃあ、対向車にぶつけられる経験など殆どの人はしたことが有りませんから無理ないと思います。

こんな事で正面衝突と言うのはぶつけるほうは見えども見えず状態、ぶつけられる方はまさかぶつかって来るなんてと思っていた。こんな事だと思います。

そう考えると福井地裁の法匪共の判決、実に許せない
こんな時「過失が無いことの証明」、こんなことが出来るでしょうか。
福井地裁の法匪どもは事実と言うモノがどういうモノか全く知りません。だからこんな絵空事を平気で言うのです。


所で私の事故体験談は続きが有ります。
間もなく救急車とパトカーが到着し、怪我人を運び始めたので、私は警察官に目撃者だという事、必要なら詳細を説明しても良いと言うこと。そして住所氏名と私の帰宅後の予定、当時家人が入院していたのでそこに行く事、その病院と部屋番号も教えました。
私が家人の病室に着くと何と先まわりして警察官が家人の病室に居ました。
曰く、怪我人二人は重傷で死ぬかもしれない、そうすると事故の状況が分からなくなるので詳細を聞かせてくれと言うのです。
でも家人に聞くと警察官はご主人の事故ではないが聞きたい事があるとやってきた、そこへ当人が血だらけで病室に入ってきた。あんな驚いた事は無かったと言っていました。
私も言われるまで気がつかなかったのですが、胸のあたりが血まみれになっていました。

後日談です。警察からあとでけが人は何とか一命をとりとめたと連絡が有りました。
良かったです。
  1. 社会一般
  2. TB(0)
  3. CM(4)

2015-04-18 08:11

戦後史を知るために

 宮崎正弘氏の4月17日のメルマガに面白いモノがあった。
記事も面白いが、読者の声と言う投稿欄に貴重な意見がある。

 GDPは二倍だが、中国は日本に40年遅れていると華字紙も自省
  ひとりあたりのGDPは中国7000ドル弱、日本は40000ドル


この本文記事もなのだが、そこに読者からのコメントを掲載している「読者の声」と言う欄がある。
そこに「PB生、千葉」と言う方が興味深いコメントを寄せている。
私はこの「PB生、千葉」と言う方は全く存じ上げていないのだが内容が面白いので紹介したい。

戦後70年、今年は戦後史に関して色々反省することの多い年になるが、矢張り戦前の日本人が何を考えていたか、そんな事をきちんと知ることも大事だと思う。

特に今回の中国のAIIB問題、私にはドイツの参加で新たなABCD包囲網に見えるのだが、そんな意味で戦前の日本の考えている事が興味深い。
現在の日本はあの戦争に引き込まれた時と同じような立場ではないだろうか。

何はともあれ、先ずは「PB生、千葉」氏の意見を引用したい。

<以下引用>

読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声

(読者の声2)国立国会図書館では「近代デジタルライブラリー」として明治以降に刊行された図書・雑誌のうち、インターネットで閲覧可能なデジタル化資料を公開しています。
 中国関係を検索していたら面白い本がありました。1931年に発行された松岡洋右著「東亜全局の動揺-我が国是と日支露の関係 満蒙の現状-」です。
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1453943

内容は国会議員として民政党の幣原外交を徹底的に糾弾している。対露では大正14年(1925年)の国交回復以降の変化として、貿易は日本の輸入超過、北樺太の石油・石炭事業に対する妨害、北洋漁業は昭和3年の漁区の割合が日本側8割6分1厘だったのに昭和6年には日本側4割9分6厘と押されっぱなし。国交回復しないほうが良かったのではないかとまでいう。
日本政府に対しては『我が帝国の総理大臣も外務大臣も、尚ロシアの善意と好意に固く信頼し、そのうちに、円満なる解決をロシアはしてくれるであろうと言っておられるのである。・・・ロシアは誠によい支持者と代弁人を我が政府者に有している事ではある』と批判する。
他にも「ルーブル」換算率問題、ウラジオの朝鮮銀行支店閉鎖などがでてきます。為替レートに関しては今も昔も大問題。廣田弘毅駐ソ大使が日本側の主張を押し通したのに対しロシア政府は大使の頭越しに直接幣原外相と交渉を試みた。
大使といえば国の代表ですから外相はあくまで廣田大使をバックアップすべきなのですが実態は『しかるにこの明白なる事理を無視し、出先帝国の代表使臣の面目を潰し、立場を失わしめ、しかも廣田大使の主張と態度とを覆すが如き譲歩を敢えてしたる幣原外相の真意は果して那辺にあったか』と対露外交の弱腰ぶりを嘆いている。

対支外交についてはもっと悲惨です。
江西・福建では共産党が勢力を強め、国民政府も広東政府あり、張学良・閻錫山・馮玉祥ありで、支那二十二省中、完全に南京政府の下に支配されているものは、わずかに江蘇・浙江の二省にすぎない。
経済問題では関税自主権の回収と国内産業保護により日本製品の輸出に大打撃。政治では小幡公使(現在の大使)のアグレマン問題があり中国側の気に入らない外交官は受け入れ拒否という滅茶苦茶ぶり。
中国側は中村大尉事件ほか日本人襲撃事件では日本の陰謀と言いつのる。
日貨排斥、上海では白昼公然、日本人商人の貨物を強奪、ついには海軍陸戦隊が出動する始末。『我が出先軍部のかかる直接行動は、取りも直さず、外交の破綻を意味するものでなくて何であるか。腕力の行使は外交ではない』、『由来敗北宗の信条は無抵抗であり、譲歩であり、叩頭である。自ら屈する者に敬意を払う国は今日世界に一国もない』と批判はさらに続きます。
戦後の対中国、位負け・叩頭外交と瓜ふたつ、福田元首相など、相手の嫌がることはしない、とまさに幣原外相そっくり。
蒋介石は国共内戦に負け台湾に逃げたために忘れがちですが、国民党はあくまで革命党でした。
条約も国際法も無視の「革命外交」に対し日本の「協調外交」などいかに無力であるか、『人足に小笠原流の礼式を以て臨んだり、荒くれ男に箱入り娘が立ち向かったりするのでは、夫(それ)は到底物にはならない』と表現する。
満洲事変以降の歴史を日本の侵略だった、軍部が全て悪かった、とする戦後の歴史教育がいかに偏ったものだったのかわかります。

  (PB生、千葉)

<引用終り>


今年は戦後70年とあって様々なイベントがあるだろう、問題も吹きだす筈だ。
しかしその戦争に至る経緯、特に満州事変辺りからの歴史は全く知らない人が多いと思う。教育もされないし報道もされない。只々軍部が悪いと言うばかり。

そんな歴史を認識することこそ大切だと思う。
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2015-04-15 09:34

タイの高規格鉄道に思う事

 4月9日に「タイの高規格鉄道計画が動き出しそう<続々編 もう一つの課題」 をエントリーした。
此処に皆さんから色々コメントを頂いたのだが、コメント欄だけでは書ききれないので、もう少し考えている事を書いてみたいと思います。

コメントは何時も鋭いご指摘を頂くkogumaさん、相模さんからのモノですが、最初にどんなコメントかから紹介させていただきたいと思います。


<kogumaさんのコメント>

日本は現在官民挙げて新幹線の輸出に努力しているようですが、車両や設備や運行システムのような目に見えるものより先に、安全運行や定時運行をすることとはなんぞやから教育することが必要に思います。日立がイギリスから車両等を受注するのとは異なりすぎます。賄賂が3割であれば3割増で受注できれば済みますが、金を蒔いても国民の性根は変えられません。
線路のすぐそばで多数が暮らす、線路の上で商売をする(車両が来た時だけどかす)、運行の合間に手製の軌道自転車やトロッコを勝手に走らせる、線路に寝そべると運気が上昇するなどと言う国では、いくら専用軌道を確保するとしても安全運行の確保や迅速な事故復旧は不可能でしょう。
国やJRはそのところをよくよく考えた方がいいと思います。


<短足の回答>
確かにご指摘の線路の上で商売するような国民性では困ります。
がしかし、今回のケースは鉄道車両の輸出ではありません。鉄道システム全体の輸出と鉄道建設、こんなモノなのです。
当然ながら高速鉄道の場合、線路内に人が入り込めば事故間違いなしですから対策が必要です。
現在のタイの鉄道は軌間1000ミリの狭軌、今回の話は軌間1435ミリの標準軌、全く別物です。

そしてご指摘の心配はもっともですが、現在タイは日本の自動車生産の大拠点になっています。
車種によっては部品の90%以上を現地調達、日本では作っていない車種も生産しています。
私はご指摘の心配の有る所でご指摘の心配一杯の連中を使って仕事をしてきました。
何もしなくても大丈夫などと言うレベルではありませんが、日系メーカーの長年の苦労でタイのレベルも随分上がってきました。

心配ないとは言いません。
しかしそんな土地で、そんな人を使って仕事をしていくことがその国、その国民のレベルアップにつながり、世界に貢献できると考えています。

これを売り込めば・・・ JRは物凄く苦労します。
例えば運転のマニュアルなど全部翻訳、この労力だけでも大変です。
しかしこんな作業を通じて日本人もレベルアップします。
私の経験ひとつとっても、日本の方にはアッと驚くことばかり。

こんな事でこのプロジェクト、大いに意味があると見ています。
是非暖かく見守っていただきたい。マスゴミは多分問題山積と言います。事実です。
しかしそんな問題を地道に一つずつ解決していくことが世界に貢献できる道。
そう理解していただきたいと思います。


これに関して相模さんからも意見を頂いた。

<相模さん>
もう一つの松下村塾

吉田松陰は海外事情を注視した軍学者でした。日本が諸外国の餌食にならないためにはどう対抗したらいいかに腐心した人です。

その結論が学問をする、という余りにも平凡かつ迂回的な結論でした。意識改革、それしかない。答えは松下村塾であり、塾からは伊藤博文などの明治を開いた多数の人材が生まれました。

他方、幕府はフランスの金で軍事国家を目指していた。その結果、良策は松下村塾に上がったのは歴史の見るところです。

タイで新幹線その他の近代化を進めるとき、フランスの金で動く幕府=即物的にシナの金で動く今の姿を選ぶか、賄賂を否定し、教育と勤勉という平凡かつ迂回的な意識をもつのかで、将来の姿も決まるのではないかと思います。

短足様が仰るように日系企業は海外で我々の知らぬご苦労をされています。それは大きな観点で見れば、大小の松下村塾が現地に作られていると言えるのではないでしょうか。技術を取得する、そのためのハード、ソフトの整備が積み上がり人が育つ。

今般の天皇皇后両陛下のパラオ巡礼の旅で改めて知ったことですが、大航海時代以降、南太平洋を手中に収めたスペインはその土地で何をしたか。性病と疫病を現地に残した。下ってドイツは何をしたか。燐鉱石などの資源を持ち帰った。
1次大戦後の日本は学校を作った、郵便局を作った、漁港を作った。今のパラオの基礎を作ったのです。広い意味でこれも別の形の松下村塾ではなかったかと思います。


コメントの紹介は以上です。
ではこれをどう見るか、その辺りを考えてみたいと思います。

最初にkogumaさんが心配されている件は多分これのことを言っているのではないかと。
バンコクから西へ80キロほどのメークロン駅近くの市場

2015-4-14メークロン線の市場

これは動画



そして線路のメンテはどうかと言えば

2015-4-14メークロン線のレール

2015-4-14メークロン線のレール1

2015-4-14メークロン線のレール2

こんなガタガタ、グニャグニャのレールなど、工事現場のトロッコのレール並と言って良いだろう。
レールのつなぎ目はボルトは1本紛失しているし、残った3本中1本はホントに利いてるの?

こんな管理しか出来ない人に200キロ以上で走る高速鉄道などは夢のまた夢。それはそうだ。

(注:タイの名誉のため一言、これはメークロン線と言ってタイ国鉄ではあるが他の路線とつながらない離れ小島的な路線、そして市場の有る所では列車は1日3往復だけ。兎に角特殊ケースではある。)

そしてそこにこんなモノを走らせようとしている。

これは50年前の新幹線開業当時、昭和39年(1964年)である。
2014-10-24新幹線21

これは昨年の新幹線開業50周年記念セレモニー
2014-10-24新幹線11


この落差を見るととても高速鉄道など”百年早いわ”、そう言いたくなるのも無理はない。


しかし、鉄道は悲惨だが他の分野ではうまくいっている所も有る。
現在タイは日本の各自動車メーカーが工場を稼働させており、そこで出来た車は日本品質のクルマとして世界中で認められている。


これはタイの自動車工場の一つ、タイトヨタのバンポー工場、2007年完成の新鋭工場。
生産しているのは1トンピックアップトラック、日本には入ってきていないが世界中に輸出されている人気車種だ。

2015-4-14タイトヨタバンポー工場

工場は日本と何ら変わりない、同じ品質、同じ生産性、そしてコストは安い

その日本と同じものを作るために日本人が一生懸命教えている。
勿論文化、習慣、歴史、言葉、みんな違う。その中で日本のやり方が一番だという事で教えている。

2015-4-14技能検定員指導

注:この写真はJICAの資料で見つけたもの。こんなタイ人を指導している写真は滅多にないので掲載。
教えられているタイ人の真剣な表情をご覧くださいこんな光景は日系企業では毎日毎日続いている
ただ私の目には中央の人は某自動車メーカーからの指導員だが、どうして帽子をかぶっていないのか気になる。こんないい加減な態度は直ぐタイ人にマネされてしまう。もっての外だと怒らねばいけないケース。


そして最後に是非見てほしい写真が有る。
タイ人が変わってきた、そんな事が分かるモノだ

2010年にタクシン派反政府デモ隊がバンコク中心部を占拠した。軍の突入などでそれを排除したのだが・・・

デモ隊に放火されてビルが焼け落ち
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町はゴミだらけ
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タクシン派のデモ参加者は田舎の農民が殆ど。だからゴミを片づける習慣など全くなく、こんなゴミだらけが当たり前。


バンコク市の清掃員だけではとても追いつけない汚れ方
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そこで若い人などが中心になって、日曜日にボランティアで清掃作業が始まった
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このオジサンはバンコクのレストランチェーンの社長タン氏、富豪である。
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普通は金持ちはこんな汚れ仕事はしない、いや若くてもエリート層は汚れ仕事など決してしない。
汚れ仕事は下の方の人間のするものと考えている。

この写真を見て思い出した。私がタイ人に対して最初にやった事、それが掃除の仕方を教えることだった・・・ そんな経験から見ても感無量である。
タイ人はゴミなどポイ捨てが当たり前。掃除はメイドの仕事と考えている。
そんな国民性が少しずつ変化してきている。これがその証拠なのだ。


最後にこの様なタイ人の教育、指導、訓練は単に技術者や作業員だけが対象ではない。
管理者(マネージャ)、そして経営者も当然ながら教え込まねばならない。
日系企業でも中にうまくいかない所も有るが、殆どこれが失敗している。


最後に高速鉄道を売り込むとJRは恐らく物凄く苦労するはずだ。
マスコミは揚げ足取りに狂奔し、トンデモ報道が溢れるかもしれない。
しかしそれを乗り越えて行くこと、それが日本が一層発展するきっかけになると思っている。
  1. タイ
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2015-04-12 17:44

夜祭り

 この所重い話題が多かったのでちょっと息抜き。
昨日(11日)、今日(12日)と当地では春祭りだった。
ちょっと気分転換に昨夜の夜祭りの風景など。

2015-4-12祭り1

2015-4-12祭り2

そして花火
2015-4-11祭りIMG_1609

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2015-04-12 10:59

中国夢のラオス・タイ高速鉄道

 中国がラオスからタイに建設を計画している高速鉄道(と称するモノ)の実態がさっぱり分からない。
又ラオスの様な小さな国(人口678万が日本の本州並の国土に散居)に鉄道など建設するだけのカネが有るのだろうか。
そんな疑問を持っていたのだが、少々古いが興味深い記事を見つけた。

中国夢と言うのがどんなものか良く分かる、大変興味深いモノだった。

<以下昨年(2014年)1月17日の大紀元の報道から>

http://www.epochtimes.jp/jp/2014/01/html/d19256.html

雲南省からシンガポール 中国の東南アジア縦貫鉄道 ラオスで初合意

【大紀元日本1月17日】中国政府が計画している同国雲南省とシンガポールを結ぶ「東南アジア縦貫鉄道」計画は、初めて通過予定国の承認を得た。英紙デイリーテレグラフはこのほど、ラオス政府は昨年、同プロジェクトを「優先すべき」だとし、関係国にも協議の締結を呼びかけたと報じた。

 同報道によると、中国と政治形態が類似する一党独裁の社会主義国のラオスのトンシン首相は昨年、中国の李克強首相と会見する際、双方が全計画の一部にあたる、ラオス国内での鉄道建設に合意した。

 建設には2万人の中国人が参加し、2019年に完成する予定。ラオス国内は現在、ほとんど鉄道が敷かれていないため、プロジェクトは大規模なものになるという。国境の町ボーテンから首都ヴィエンチャンまでの区間だけでも、154の鉄道橋と76のトンネル、31の駅の建設が必要だ。

 インフラ整備や産業開発では立ち遅れるラオスだが、カリュウムや天然ゴムなどの天然資源は豊富。今回の建設でラオス政府は、未開発の鉱山を抵当に中国から約7700億円を借り入れ建設費に充てる予定。これは同国の国内総生産(GDP)の9割に相当複数の国際金融機関はこの巨額な借款を「待ち構える災難」だと指摘し、ラオスには返済する能力はないとみている。

 中国の「東南アジア縦貫鉄道」計画は同国の雲南省・昆明市を起点とし、ラオス、タイ、マレー半島を通り、シンガポールに至るというメインルートと、ミャンマーやカンボジア、ベトナムに入る支線がある。デイリーテレグラフは、高速鉄道で東南アジアとつなぐことは北京のかつてからの夢だとし、このルートを利用して中国は商品を同地域に持ち込み、また同地域から資源を持ち帰ることを目論んでいるという。同鉄道の建設はまた、中国経済圏の構築に重要な役割を果たすことになるとみられている。

(翻訳編集・張凛音)  (14/01/17 11:12)

<引用終り>

この東南アジア縦貫鉄道計画がどんなものか、日本では報道されていないが、有るブログに興味深い記事が有った。
大紀元の記事に有る中国とラオスの国境のラオス側の街ボーテンを見てきた記事である。

ゴーストタウンと化していた中国・ラオス国境の町ボーテン   2014年 04月 13日
http://inbound.exblog.jp/22437603

このブログに中国の計画する縦貫鉄道の地図がボーテンに有ったと紹介されている。
こんなモノだ。

2015-4-11中国の計画するインドシナ半島鉄道

この地図では大きすぎるので関係部分だけ拡大するとこんなモノ。

2015-4-11中国の計画するインドシナ半島鉄道ラオス部分大き目



自国の欲望の為に近隣の国に鉄道を敷く、それなら自分で金を出せばいいのだが、全部ラオスのような貧しい国に出させる。これは酷い話としか言いようがない。冷酷無比な植民地支配とはこんなことを言うのだろう。
そして
建設には2万人の中国人が参加し
こんな事をしたらラオスにはカネは落ちない。工事でラオス人を雇えば其れなりに雇用が生まれるが、中国式は全部自国に持って行ってしまう。
若しこの2万人の作業員にラオス人を雇用すれば、建設費用としてラオスが支払う金額から莫大な人件費がラオスに還流される。ラオスのGDPを相当押し上げるだろう。
それだけではない、この工事で得たノウハウが他のモノにも反映できる可能性がある。
中国人労務者を連れてきたら、ラオスには何も残らないではないか。


国境の町ボーテンから首都ヴィエンチャンまでの区間だけでも、154の鉄道橋と76のトンネル、31の駅の建設が必要だ。
物凄い工事である。中国式だったら正しく環境破壊であろう。トンネルを掘ったりしたらその土は何処に捨てるのか等々、中国で起こっている環境破壊がそのままラオスで発生するだろう。

上掲「ゴーストタウンと化していた中国・ラオス国境の町ボーテン」、そこは何の変哲もないラオスの田舎の村が突如ゴーストタウンになってしまった。こんな事例が写真で紹介されている。中国のやる工事とはこんなモノと言う証拠。

しかしラオスはアセアンの中の貧困国である。人口の68%が農村で自給自足に近い生活をしている農民であり、農業がGDPの33%を占めるような国。そしてその農村にはまともな道路の無い所が相当ある現実。
まともな道路?、雨季には水没したり泥濘の道になって車が通れなかったり、こんな事のない道路である。しかしラオスは未だにそんな事が問題になる国という事だ。
そんな所に凄まじい環境破壊をするような工事などムチャすぎと言えるだろう。


私はラオスには行ったことは無いが、メコン川を挟んで反対のタイ側の街には何度か行った事がある。
例えばこの計画されている鉄道でタイに入るとそこはノンカイの街。そこに泊まった時の衝撃は今でも忘れられない。
ノンカイの街は夜でも灯りが煌々とついている。しかしラオス側は真っ暗なのだ。しかしそこが首都ヴィエンチャンのはずれ。そしてそこにはラオスの水力発電所からの送電線が高々とメコン川を越えている。
ラオスで発電した電気は貴重な外貨獲得の為、タイに輸出されているのだ。その鉄塔の下では真っ暗な中に人の暮らしが有ると言うのに・・・

そんな事の分かる写真を、これは第二タイラオス友好橋(日本の援助)のタイ側ムクダハンのもの。
観光案内を兼ねて・・・

夜明け直前
2015-4-12ムクダハン1
明るくなると人家が結構あるのだが、夜は灯りはポツンポツンと有るだけ。


そして日の出、この川がメコン川
2015-4-12ムクダハン2


この写真が悲しい。高々とそびえる鉄塔はラオスの水力発電所からの電気をタイに売るための送電用鉄塔。
2015-4-12ムクダハン3


そして昼間はこんなモノが・・・ 貧困ツアーである。貧しいラオス見物に行く船。
2015-4-12ムクダハン4
自分らも昔は貧しかったという事は忘れて、今も貧しいラオスを見物する・・・、



さてこの鉄道建設、どう考えても無理筋。だからこの話はご破算になったと言う話しもあるが、中国政府はそんな報道を否定している。
そしてラオスの次はタイ、そのタイにもこの鉄道を建設しようとしているがやはり無理筋だろう。


そして中国自慢の高速鉄道だが、どうにも不便でお客さんも乗らないようだ。

そんな所がこんな記事で分かる。

中国の高速鉄道はなぜ不便なのか
役人のオモチャにされたらこうなった
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/37346
但しこれは会員専用記事なので下記の方が良い

中国高速鉄道はただの「遅い飛行機」:なぜかくも不便なのか
http://omoshiro-chuugoku.blogspot.jp/2013/03/blog-post_25.html


タダの遅い飛行機と言っている。その遅い飛行機を更に拡大しようとしているようだ。

尚日本の新幹線でもフランスのTGVでも長距離は飛行機、中距離は高速鉄道と言う事で大体結論が出ている。
その分岐点は高速鉄道で約4時間、それ以内なら高速鉄道、それ以上は航空機である。
  1. タイ
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