2014-10-30 16:59

セオリー無視がまかり通る国

 昨日「橋が揺れて困る話」をエントリーした。
しかしその後ちょっと気になることが有り調べ直してみた。
またkazkさんから興味深いコメントもいただいた。

そこで今回の韓国の李舜臣(イ・スンシン)大橋の揺れによる通行止め問題について、70年以上前のタコマ橋崩落事故との比較などを考えてみたい。
誰かのセリフみたいだが、キーワードは「セオリー無視」である。

最初にkazkさんからのコメントを紹介しよう。

<以下引用>
中央日報のコメントにこういうのがあります。

>> 年金生活者になって、私の知識は古いのですが…》》たぶん、主塔がコンクリートと言うことが珍しいのだと思います。大変な技術革新か、鋼製主塔を作る技術がなかったのか?日本ではあまりお目に掛からない方法です。と言うのも、コンクリートの施工管理は、配筋(高張力鉄筋)、コンクリート品質、打設技術すべてに職人の不確定要素があって、強度計算通りに仕上がるか不安があるからです。

>>確か、高さ200m程度の斜張橋の主塔例はあるようですが、270mのバベルの塔を見に来る技術者はいると思います。ハイテンション・コンクリートの経年劣化の補修は、現在の技術ではできません。私もヤジウマになりたい。ちなみに、釜山の廣安里大橋も、見るだけで車で走ったことはありません。なんだか、見るだけの橋を作ったような…。

確かに主塔がコンクリートです。
吊り橋ならば掛かる力と主塔の剛性が鉄骨の場合とはかなり違ってくるでしょう。
コンクリだから圧縮応力には強いでしょうが振動の場合などはどうなのでしょうか。
こんな場合の経験は多分ないでしょう。鉄骨で出来るのだからコンクリでもケンチャナヨでやっちまったんでしょうか。

それよりもこの橋メンテはどうするんでしょうか。この橋当然海の上でしょう。
アルカリ骨材反応は大丈夫なんでしょうか。セメントの材質はどうなの?
これじゃあ補修ができるんでしょうか?

因みにこのコメントは3年前の橋ができた当時のもののようです。
近代国家を運営してはいけない民族だといえるんじゃないでしょうか。
2014-10-29 21:36 URL kazk #- 編集

<引用此処まで>

この指摘は鋭い所をついている。
吊り橋の主塔としては世界最高(?)の270メーターの主塔(注:明石海峡大橋の主塔は海面上298mで高いのだが・・・)、それが鉄筋コンクリートでkazkさんの指摘するような心配はどうなっているのか。甚だ危ない話だが良く調べるとさらのトンデモナイ事が有る。
以下それを書いてみたい。
尚引用資料は朝鮮日報だが、全文は長いので末尾に記載しました。問題個所は太字にしてあります。

① 李舜臣(イ・スンシン)大橋は吊り橋の全長に対し主塔間距離(橋の中央部分の事)が異常に長い。
 この橋は全長2260m、それに対し主塔間距離は1545mである。
 基本設計では主塔間距離は1100mだった。それをこの橋の名前の李舜臣将軍の生まれた年、西暦1545年に因んで1545mにしてしまった。
こんな長大なつり橋の場合、主塔間距離は全長の約半分にするのがセオリーだ。
理由は橋の重量を支えるメインケーブルが一番重要でしかも無茶苦茶重い。
それをうまく使うためには丁度バランスのいい所で支えるのが最も理にかなっているためだ。

そんな所を写真で見てみよう。

最初は日本の誇る世界最大の明石海峡大橋。
主塔間距離1991m、全長3911m、竣工1998年
2014-10-30明石海峡大橋
美しい橋ですねえ・・・ 流石世界一・・・

これはアメリカ、サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジ
主塔間距離1280m、全長2739m、竣工1937年
2014-10-30ゴールデンゲートブリッジ
1937年~1964年まで世界一のつり橋だった。アメリカの誇りの一つである。

そしてこれが李舜臣(イ・スンシン)大橋
主塔間距離1545m、全長2260m
2014-10-30李舜臣大橋


こうして三つの橋の写真を比べてみると良く分かるが、最初に二つの橋はメインケーブルが主塔の両側をほぼ同じ角度になっている。とてつもなく太く重いケーブルなのでこうしないと橋全体に無理がかかるのだ。
明石海峡大橋の場合、メインケーブルの太さは直径が112センチメートルである。

李舜臣(イ・スンシン)大橋はメインケーブルが主塔の左右で角度が違っている。
基本設計では主塔間距離1100m、それを1545mに伸ばしてしまったのでトンデモナイ無理がかかってるのだ。


② 異常に長くなった橋桁を軽くするために、異常に華奢な橋桁になってしまった。
主塔間を無理に伸ばしてしまったので重量オーバーの為軽量化しようとしている例として、舗装のアスファルトを8センチから5センチに薄くしている(朝鮮日報記事より)

またこれからが大問題なのだが橋桁の補剛トラスの高さが全く不足している。
上掲3枚の橋の写真の橋桁の下側の補剛トラスを見てほしい。
明石海峡大橋はしっかり強かさを確保している。
ゴールデンゲートブリッジもそれなりの高さが有る。
しかし李舜臣(イ・スンシン)大橋は横から見ると橋桁はぺちゃんこだ。

実は70年以上前のタコマ橋の事故原因を以下の文献で読んでみた。
「建設事故の記録 下人究明と防止策」ヤコブ・フェルド著、建築施工海外文献研究会訳、
昭和47年(1972年)2月、彰国社刊

ここでは橋桁が振動した原因として真っ先に挙げているのが橋桁の補剛トラスの高さ不足。
タコマ橋の場合、補剛トラスの高さは2.4m、そして補剛トラスの高さに対するスパン(主塔間距離)の比は350あった。
この当時できたばかりのゴールデンゲートブリッジはこの比が168、そしてゴールデンゲートブリッジは横からの風を受けるといくらか振動する事が当時すでに知られていた。
だからこの頃から長大橋の場合、この比を90またはそれ以下で設計するようにしていたと書いてある。

昨日のエントリーで紹介したこんな図、これはタコマ橋がどのように振動したかの図。
2014-10-29タコマ橋の振動状況

李舜臣(イ・スンシン)大橋も上掲の図の上に有るような振動をしたのだと思う。
それがドレ位か、朝鮮日報によれば「李舜臣大橋は今回、上方向に83センチ、下方向に128センチ動いた」のだと言う。
上下に最大約2メーターも振動したわけだ。
此れではトラックの運転手がビックリ仰天、トラックを乗り捨てて逃げる訳だ。

上掲文献ではタコマ橋の事故原因の一番大きな要因を「きつい予算に合わせて無理な設計をした」事と指摘している。

今回の李舜臣大橋の場合、主塔間距離を1100mから1545mに変更した段階で全面再設計、大幅な予算増額は避けられなかった筈だ。
それを当初設計のままで強行したのではないだろうか

そしてこれが報道されない第三の原因なのだと思う。


こんな所がこの李舜臣大橋の振動問題の中身ではないだろうか。
だから例えばwikiには世界の吊り橋ランキングがあり、主塔間距離順に並んでいるのだが、不思議な事にこの李舜臣大橋は載っていない。
主塔間距離だけなら世界4位になる数字で、韓国の報道では世界第4位とホルホルしているが、そんなホルホル出来るような内容では無さそうだ。

kazkさんが上手い事を言っている。
「近代国家を運営してはいけない民族だといえるんじゃないでしょうか。」
正にその通りだと思う。
そしてこの橋だけはもし何かあっても通ってはいけない橋、そう感じます。


最後にこのネタを提供してくれた朝鮮日報の記事を貼っておきます。

<以下朝鮮日報より引用>
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/10/28/2014102801219.html

記事入力 : 2014/10/28 10:35

李舜臣大橋の揺れ、原因は全長2キロ超の布製シート

全羅南道などが安全点検を実施、橋の亀裂は見つからず
通行禁止の措置、1日で解除


▲27日、全羅南道麗水市と光陽市を結ぶ李舜臣大橋で、作業員たちが欄干に設置された布製のシートを取り払っている。李舜臣大橋では26日午後、橋全体がうねるように揺れる現象が発生し、車両の通行が全面的に禁止されていた。この揺れは今年6月、麗水方向の2車線で再舗装工事を行った際、アスファルトを固めるため設置した布製のシートが突風を食い止めることによって発生した渦が原因だと発表された。/写真=キム・ヨングン記者
▲27日、全羅南道麗水市と光陽市を結ぶ李舜臣大橋で、作業員たちが欄干に設置された布製のシートを取り払っている。李舜臣大橋では26日午後、橋全体がうねるように揺れる現象が発生し、車両の通行が全面的に禁止されていた。この揺れは今年6月、麗水方向の2車線で再舗装工事を行った際、アスファルトを固めるため設置した布製のシートが突風を食い止めることによって発生した渦が原因だと発表された。/写真=キム・ヨングン記者
 風の影響により上下に大きく揺れたため、車両の通行が全面的に禁止された「李舜臣(イ・スンシン)大橋」で、わずか1日後の27日午後8時、通行が再開された。李舜臣大橋は全羅南道光陽市金湖洞と麗水市猫島を結ぶ、全長2.26キロ、往復4車線の韓国最長のつり橋だ。

 全羅南道と韓国施設安全公団などはこの日午後、専門家会議を開き「ケーブルの張力で橋桁を支えるつり橋は、風によって揺れやすい特性がある。李舜臣大橋だけに構造的な安全性をめぐる問題があるわけではない」との結論を下して、車両の通行を許可した。

 全羅南道と麗水・光陽両警察署は、上下に揺れる現象が発生した李舜臣大橋について、26日午後6時12分ごろから車両の通行を全面的に禁止した。その後、揺れの原因について調査に着手し、主な構造物の損傷の有無を調べた後、ダンプトラックなどを用いた車両の通行実験を行った。その結果、橋が揺れる現象は、エポキシ樹脂を混ぜたアスファルトで舗装した後、橋の欄干に設置された全長2.26キロ、高さ1.2メートルの布製のシートが秒速8.2メートルの風で揺れ動いたのが原因だったという結論を下した。

 全羅南道は「風が布製のシートにぶつかることで、円滑な風の流れが遮られ、橋の上で風が渦を巻く現象が発生したため、橋全体がうねるように揺れた。李舜臣大橋は風速が10分間の平均で25メートル以上となった場合、車の通行が禁止される」と説明した。

 李舜臣大橋は今回、上方向に83センチ、下方向に128センチ動いたが、安全許容管理基準値(上220センチ、下380センチ)の範囲内に収まった。全羅南道のウィ・グァンファン建設防災局長は「安全だが、通行する人には不安感を与える揺れだった」と話した。

 施工業者側は今年6月から、路面の一部にひびが入った麗水方向の2車線で舗装工事をやり直し、エポキシ樹脂を混ぜたアスファルトが完全に固まるまでの間、布製のシートを設置していた。エポキシ樹脂を混ぜたアスファルトは厚さが5センチで、一般的なアスファルト(8センチ)に比べ薄いため、橋桁の重さを軽減するのに用いられる。李舜臣大橋の主塔間の距離は基本計画では1.1キロとなっていたが、李舜臣が生まれた1545年にちなみ、距離を長くするため、エポキシ樹脂を混ぜたアスファルトを使用したという。

麗水=チョ・ホンボク記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

<引用終り>
  1. 朝鮮韓国
  2. TB(0)
  3. CM(16)

2014-10-29 14:16

橋が揺れて困る話

 韓国で出来たばかりの巨大な吊り橋、「李舜臣(イ・スンシン)大橋」が異常振動を起こして通行止めになったと言う報道が有る。
通行中のトラックの運転手が驚いて車を乗り捨て、走って逃げたと言うから大変な話だ。

 若い頃読んだ本に「建設事故の記録、原因究明と防止策」と言うモノが有る、著者はヤコブ・フェルドと言う人。
この本に米国ワシントン州のタコマ橋崩落事故の話が有った。
完成したばかりの吊り橋が風で異常振動し、あっと言う間に崩落した。衝撃的な話だが、これは1940年の話。
この件が切っ掛けになって、その後吊り橋の設計施工は大きく進歩したのだが、いまどき巨大橋が振動で通行止めとは・・・、いかにも韓国らしい話題。

「開通1年半の「李舜臣大橋」、揺れひどく車両通行禁止・・・2014/10/27 朝鮮日報」

内容についてはこれは笑韓ブログの世界なので、以下のご隠居さんのブログを参照ください。
http://ameblo.jp/nobody0728/entry-11944718718.html

こんな巨大橋なのだと言う
2014-10-29韓国のつり橋

此処に動画が有る
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=102&oid=214&aid=0000428721

そして早速結論が出て通行止めは解除された。揺れの原因は??

李舜臣大橋の揺れ、原因は全長2キロ超の布製シート

全羅南道などが安全点検を実施、橋の亀裂は見つからず
通行禁止の措置、1日で解除
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/10/28/2014102801219.html



所でこれからが今日のエントリーの本題。
70年以上前のタコマ橋崩落事故だが参考になることの多い事故。
此れがその崩落の瞬間をとらえた映像、今回の事故でこの件を調べ直したら映像が見つかった。
私もこの映画がある事は知っていたが、動画としてみるのは初めて。
時は1940年の事である。よくぞこんな映画を撮ったものだ。


この橋は最初は下の図の上の様な振動、途中で下の様な振動に変わっている。
橋の中央部が一部破損したので振動の仕方が変わったとの事。
2014-10-29タコマ橋の振動状況

詳細は下記参照ください
http://www.sozogaku.com/fkd/cf/CA0000632.html


この当時のアメリカは物凄い勢いで技術が進歩していた時代。
だからエンパイヤーステートビルやゴールデンゲートブリッジなど今でも感心する巨大なものは出来ている。
だからその為予期せぬ事故も色々有ったんだろう、しかし即座に当時珍しかった16ミリフィルムのカメラを持ち出して撮影した。だからこんな千載一遇の機会を捉えることが出来た。

こんな前向きな真剣な姿勢が当時のアメリカには有ったという事で、私はこの事を考えるたびにこんな取り組み姿勢は大いに見習うべきと思っている。
まあ橋の欄干にシートを掛けただけで振動を始める橋を作るような国では、タコマ橋の事例など馬耳東風かもしれない。
  1. 朝鮮韓国
  2. TB(0)
  3. CM(4)

2014-10-24 15:10

新幹線の生い立ち

 今年は新幹線開業50年の節目なので、最近本屋などでも新幹線関係の新刊書が目立つ。
今月初めにはこんな報道が新聞、テレビを賑わしている。

<以下読売新聞より引用>

新幹線50歳 56億人運ぶ
2014年10月1日15時0分 読売新聞

http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20141001-118-OYTPT50301/search_list_%25E6%2596%25B0%25E5%25B9%25B9%25E7%25B7%259A%25EF%25BC%2595%25EF%25BC%2590%25E5%25B9%25B4__

2014-10-24新幹線11
東海道新幹線開業50周年出発式で、出発合図とともに発車する「のぞみ1号」(1日午前6時、JR東京駅で)

2014-10-24新幹線21
東京駅で1964年10月1日に行われた東海道新幹線の出発式

 東海道新幹線(東京―新大阪)は1日、開業から50年の節目を迎えた。2大都市を結ぶ「夢の超特急」の利用客は延べ56億人。乗客の死亡事故ゼロの記録を更新し続けている。この日は、半世紀前と同じように、東京駅19番線ホームで記念の「出発式」が開かれ、多くの関係者に見守られながら次の50年に向けスタートを切った。

 出発式は午前6時ちょうどの始発電車に合わせて開催。JR東海の柘植康英つげこうえい社長のあいさつの後、50年前の新大阪行き「ひかり1号」の出発式と同じように、用意したくす玉が割られた。「ファーン」と高らかに汽笛を鳴らし、「のぞみ1号」は博多に向け、滑り出すように出発した。
・・・以下略・・・

<引用終り>


さてその新幹線がどのようにしてできたか。そんな事の分かる古い本が有る。
(影の声:また古い本を埃を払って引っ張り出したな・・・)

昭和33年9月20日発行の「特急物語 東海道線の今昔」交通新聞編集局編と言う。

昭和33年と言えば終戦から僅か13年。
これは終戦直後の東京駅周辺の航空写真
2014-10-24終戦直後の東京駅周辺2文字入り
撮影は米軍、撮影日:1948年(昭和23年)3月29日
東京駅、丸ビルが分かる。新丸ビルの所はプールの様になっている。


未だ戦争の傷が残っている時なのだが、敗戦から13年の本、こんな内容である。

此れが表紙
2014-10-24特急物語-01

目次はこんなモノ
2014-10-24特急物語-02

2ページ目がコレ。最初から広軌新幹線と書いてある。
2014-10-24特急物語-03
そして注目点。
東京ー大阪間を3時間で走破する「超特急電車」となっている。新幹線は最初から電車として計画されたのだ。

参考までに新幹線の成功に刺激され、新幹線に遅れる事17年、フランスはTGVを作ったがTGVは機関車方式。
しかし新幹線を徹底的にベンチマークして作ったTGVだが、次期TGVでは電車方式を採用するらしい。


巻末には運輸省への答申全文が掲載されている。
2014-10-24特急物語-04

最後がコレ。このイラストの電車、0系よりカッコいいんじゃないかな。
2014-10-24特急物語-05
下のマンガの中に書いてある文字は読みにくいですが「一路平安」と書いてあります。


昭和33年と言えば敗戦から僅か13年。
其れなのにこんなモノを考えて日本は立ち上がろうとしていた。
戦争でも打ちのめされなかった先人の心意気、大いに見習わねばいけないと思う。
  1. 鉄道
  2. TB(0)
  3. CM(18)

2014-10-21 10:36

「あひる飛びなさい」から半世紀

 阿川弘之の小説に「あひる飛びなさい」と言う本が有る。

戦後初の国産旅客機YS11物語だ。

これは私の持っている「あひる飛びなさい」の初版本

2014-10-21あひる飛びなさい

何せ昭和38年(1963年)5月25日発行なんで、本の外装はもうボロボロ。

でもYS11は昭和37年(1962年)7月11日試作1号機ロールアウト、8月30日初飛行。
実際に使用されたのは昭和39年(1964年)9月に東京オリンピックの聖火運搬に使われたのが最初。
就航は翌昭和40年(1965年)3月だった。


そしてそれから半世紀。再び日本製の旅客機がお目見えした。

これは10月18日初公開(ロールアウト)された半世紀ぶりの国産旅客機MRJ。

2014-10-21MRJ1

2014-10-21MRJ2


日本の実力で旅客機が出来ない訳ではない。しかし今まで諸事情で造ることが出来なかった。
やっと日本が普通の国になれる。嬉しい第一歩だと思う。

おっと、今年はもう一つ新しい飛行機のロールアウトが三菱重工小牧南工場で有った。
去る7月、密かにロールアウトしたのが国産のステルス戦闘機の実証機ATD-X(通称心神)。

2014-10-21心神ロールアウト

但しこのATD-X(心神)はステルス戦闘機の試作機ではなく、そのひとつ前の実証機。
ステルス性能や運動能力、レーダー(アビオニクス)、IHI製のXF5-1エンジンなどのテストが目的。
これが次期戦闘機F-3につながるかどうかは今後の努力次第と言った所。

自分の力で航空機を作って飛ばすことが出来る。
こんな先進国として当たり前のことがやっとできるようになった。
良い話です。

最後にコマーシャル。
これは三菱航空機のMRJのPR用動画。MRJの美しい姿をどうぞお楽しみください。



  1. 科学技術
  2. TB(0)
  3. CM(10)

2014-10-18 09:31

日本には奴隷と差別は無い

 友遊さんが「高山正之 戦後の在日蛮行原因を語る」をエントリーしている。
http://yuyuu2013.blog.fc2.com/blog-entry-4148.html#comment

このエントリーには高山正之氏の動画が有るのだが、色んな意味で大変興味深い。
そこで動画で言っていた事の文字起しを見つけたので、それを合わせてどんな点が興味深いか、そんなことw考えてみたい。

最初にこれが友遊さんが取り上げている動画



その高山氏の話している事の文字起し。

【高山 正之(ジャーナリスト)】

先程、GHQの洗脳とかね、いわゆる韓国・朝鮮問題てのは一番の根源にあるのは、そこなんですよ。先程、GHQと言ったけど一番最初に動き出したのは、ルーズベルトのカイロ会談なんですよ。アメリカが『日本は侵略国家だ、残虐な国だ。東南アジアで残虐行為を繰り返す』って言ってんだけど、残虐さってのは元々アメリカが持ってたもんでね。日本を非難するのに、仮に日本がやってたとして、そこの残虐さについてはシナ人と一緒になって南京大虐殺みたいなのをでっち上げときゃいいわけだ。

ただ一つだけどうしてもアメリカ人が日本にかなわないもの、これは奴隷なの。奴隷と差別なわけね。日本では奴隷と言うのが制度になったことは無いの、一度もね。それがアメリカにとっての非常なウィークポイント。日本を倫理的に非難するに当たってものすごく弱い。

それで、ルーズベルトが何を言い出したかというとカイロ会談で、『日本は朝鮮半島を奴隷化してる』と、『朝鮮人を奴隷にして搾取してる』と、これ全く根拠は無いわけ。根拠は無いけど、彼はそういう発言をカイロでやった。それからルーズベルトの記録を見ると繰り返しそれをやってるわけね。例えばエルミナーズの本なんか見ても、44年の終戦の前の年のカイロ会談の翌年、8月20何日、こういう『アジア人は日本の奴隷になりたくない』というような公式発言をボコボコやっている。

これを踏まえて、終戦、日本の占領統治政策が行われるんだけど、その時に、日本にいる在日それから朝鮮に対して何を言ったかって言うと、『今日は奴隷解放の日だ、朝鮮人が開放された日だ』。で、それを受けて、マッカーサーが日本に来て、厚木に降り立って1ヶ月後に、在日朝鮮人連盟、今の民潭だとか、総連の母体になるやつなんだけど、これがGHQの指導の下で、結成される訳だ。

その結成趣旨はどういうことかって言うと、『朝鮮人は奴隷から解放された。もう今や我々は、連合国民だ、戦勝国民だ』って言い出すわけですね。それで、この奴隷扱いした日本に対して、『日本人、お前等がどういうことしたか、十分理解させるのが我々の義務だ』。

それを追認するようにマッカーサーは、日本の新聞なんかに、連合国人について、つい最近もほら、あのサンフランシスコ講和条約の後も、「米兵の犯罪について裁判権を持たない、放棄した、させられた」って密約が出て来たって騒いでたけど、8月末かな、各紙乗ってたね、あれと同じ事で、逮捕権も裁判権も、連合国の兵隊やなんかには一切、日本人は持たない、新聞コードでも、そういう連合国人を批判するようなことは書いちゃいかんとある。それを9月の段階でもうすでにプレスコードやなんかで、それから裁判権放棄なんかを要求している動きと言うか、飲まざるを得ないんだけど。

で、その翌々月に、その連合国人に対する扱いは朝鮮人にも与える、これをはっきりGHQでも出しているわけだ。戦勝国民という扱いをしろと、それから、新聞で叩いちゃいけない、裁判権も無い。

それで何が起きたかって言うと、もう有名なのでは、直江津事件てあってね、闇米ってか、満員電車に、あれは信越線か、窓を割って入ろうとした朝鮮人を乗客が注意した。で、彼らは『この野郎』って直江津駅に着いたら、注意した日本人をホームに引き出してね、スコップで殴り殺しちゃうんだよ、みんなが見ている前で。

それからもっと有名なのは、浜松事件てあるの。これは浜松でやっぱり朝鮮人が全ての闇マーケットを握って、それに警察が介入したら、逆に警官を人質に取ってそれこそ嬲り殺しにし始めたわけね。それでどうしたかっていったら、そこにいたのが関東霊巌島一家小野組ていう、任侠の徒だよ。これは警察が手を出せない、警察官ぱくられてる、やられているってんで、小野組が立ち上がって、彼らを救出したんだよ。で、これを発端にして、あの浜松の町の真中で天満町(注:伝馬町が正しい)という所で、5日間、市街戦があって、300何人の死傷者出てんだよ。

こんな事、日本の歴史にも載らないし、新聞も報道しないわけだよ。で、こういう時はさすがに焚き付けたアメリカは、『兎に角、日本は、朝鮮人を奴隷にしたんだから、解放して、解放奴隷が少々はね上がっても黙認してた、ここまでやるか』ということで、MPが出て処理したんだけどね。

でも、事程左様に、日本は奴隷扱いしたってんで、ありもしない強制連行か何かを口実にして特別永住権を彼らに与えたのよ。日本は無くてもいい奴隷扱いしたみたいな格好で歴史を引きづらされてる。結局全ての根源がそこにあるの。今、在日の参政権要求も、『強制連行して連れてきたんじゃないか、こっちに住んでる俺達にそれぐらいやるべきだ』みたいな贖罪を訴えているわけ。

で、メディアは、今言った浜松事件や直江津事件なんてのは調べてみれば、あと、坂町事件、これ闇米全部使ってたのを拠点にしてたの、坂町の方で、警官が袋叩きにされてんの。それから富坂署事件とか生田署にみんな朝鮮人が殴り込みかけてんだよ。生田署事件で『この野郎』ってやったのが、田岡一夫なんだよ。昔は本当に任侠の徒だったんだよ。だけど、今は逆転しちゃったけどね。中に在日が入っちゃっておかしく成ってるけど。

こういう背景を全く知らないままで、今の現状の参政権問題なんか考えたら、とんでもない事になる。(我々は、)そういう格好でGHQじゃなくアメリカ自体が、自分達が奴隷問題を引っさげて、日本を黙らせるために、でっち上げた朝鮮半島奴隷化論みたいな、こういう押し付けがあった。戦後の朝鮮問題って全てこれが根っ子にあるのよ。

だから、日韓交渉というのがあったね。あれも向こう側の言い分てのを見ると、GHQが作った作文そのものだよ。長い間植民地支配して、何とかてくだりだね。こっちは持ち出しして、鉄道敷いてやり、電気引いてやり、窪田貫太郎ってのは言ってるけど、その通りやってんのに、ありがとうでもなくて、彼らは今でもその思いに乗っかって、誤解の上に乗っかって日本にいろんな要求してんのよ。それをやっぱり踏まえて、今の韓流て見て欲しいと思うね。

<引用此処まで>

尚上記文字起しは以下ブログを参照しました。文字起しは正確です。

http://www.asyura2.com/11/senkyo120/msg/504.html
但し上記ブログのコメントについては何とも言えないモノが有るので、見る場合はその旨ご了承を。


友遊さんは戦後の朝鮮人がムチャクチャ暴れた原因がGHQにあった、そんな事を言っている。
その大暴れの一つ浜松事件には友遊さんご自身の体験が重なる貴重な話なので、以下も参照ください。

http://yuyuu2013.blog.fc2.com/blog-entry-2548.html

そのGHQの言論弾圧の内容は以下のようになっている。

連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)によって行われた検閲では、以下に該当しているか否かが調べられた。

SCAP(連合国軍最高司令官もしくは総司令部)に対する批判
極東国際軍事裁判批判
GHQが日本国憲法を起草したことに対する批判
検閲制度への言及
アメリカ合衆国への批判
ロシア(ソ連邦)への批判
英国への批判
朝鮮人への批判
中国への批判
その他の連合国への批判
連合国一般への批判(国を特定しなくとも)
満州における日本人取り扱いについての批判
連合国の戦前の政策に対する批判
第三次世界大戦への言及
冷戦に関する言及
戦争擁護の宣伝
神国日本の宣伝
軍国主義の宣伝
ナショナリズムの宣伝
大東亜共栄圏の宣伝
その他の宣伝
戦争犯罪人の正当化および擁護
占領軍兵士と日本女性との交渉
闇市の状況
占領軍軍隊に対する批判
飢餓の誇張
暴力と不穏の行動の煽動
虚偽の報道
GHQまたは地方軍政部に対する不適切な言及
解禁されていない報道の公表

http://ja.wikipedia.org/wiki/プレスコード より。

このプレスコードの件は裏の桜さんもとり上げいる
http://sakuraura.blog.fc2.com/blog-entry-3152.html


前置きが長くなった。高山氏の話で最初にこれがが私には大いに納得できる話。

どうしてもアメリカ人が日本にかなわないもの、これは奴隷なの。奴隷と差別なわけね。日本では奴隷と言うのが制度になったことは無いの、一度もね。それがアメリカにとっての非常なウィークポイント。日本を倫理的に非難するに当たってものすごく弱い。

この話は大いに納得できる。
そしてアメリカが日本を非難するのに必ず言うのが「差別と奴隷」、そこがアメリカのウィークポイントだという事。
その為にアメリカが事あるごとに此処を何とかしようと捏造話をでっち上げてくるのだ。

この件で思い当たるのが戦前の国際連盟(日本は常任理事国だった)での人種的差別撤廃提案である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E7%A8%AE%E7%9A%84%E5%B7%AE%E5%88%A5%E6%92%A4%E5%BB%83%E6%8F%90%E6%A1%88

この提案は賛成多数であったにも拘らず、アメリカの反対でボツ。
当時のアメリカ代表(議長だった)はアメリカ大統領、ウッドロゥ・ウィルソン(1913年~1921年、民主党)だった。
そして1919年のアメリカでは自国政府の講和会議での行動に対して、多くの都市で人種暴動が勃発し、100人以上が死亡、数万人が負傷する人種闘争が起きている。

後年昭和天皇はあの戦争の原因は何だったのかについて、「多分原因はアレだっただろう」、そのアレと言うのはこの人種的差別撤廃提案だった、こんな話をどこかで聞いた事があるが流石そこが真相だろう。

そしてこんな事が次のF.D.ルーズベルトの超反日政策に繋がってゆく。
そんな風だったんだと思う。

そしてもう一つ、高山氏が指摘しているのが
>終戦、日本の占領統治政策が行われるんだけど、その時に、日本にいる在日それから朝鮮に対して何を言ったかって言うと、『今日は奴隷解放の日だ、朝鮮人が開放された日だ』。

此処に今日の在日問題の根が有るし、韓国が何時まで経っても日本に対し居丈高になる理由でもある。

こんな深い歴史の根がある事、それを踏まえての慰安婦問題解決を図る。
此れから日本の長い長い戦いが始まると思います。

1919年から数えても95年、
この問題の解決には何十年もかかるでしょう。
でも負けられないですね。
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2014-10-15 23:13

クマラスワミ報告の反論書の公開検討 岸田外相


 前回クマラスワミ報告書の幻の反論書を公開すべしとの話をエントリーした。
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1017.html

しかし朝日新聞の盛大な自爆記者会見以来事態が急速に変化しているようだ。
岸田外務大臣が幻の反論書の公開を検討すると言っている。

<以下引用>

クマラスワミ報告の反論書の公開検討 岸田外相
2014.10.15 19:57

 岸田文雄外相は15日の衆院外務委員会で、慰安婦を強制連行された「性奴隷」と認定した1996年の国連人権委員会の「クマラスワミ報告書」に対し、日本政府が作成した反論文書の公開も含めて検討していることを明らかにした

 日本政府は当時、報告書について「事実調査に対する姿勢は甚だ不誠実」などとする反論文書を作成し、国連に提出。その後、内容を差し替えて再提出していた。岸田氏は差し替えの経緯について「文書が(他国から)『詳細すぎる』と指摘を受け、多数の国の理解を得ることを目指して簡潔な文書を改めて作成した」と説明した。

 反論文書が非公開となっていることについては「当時の状況を総合的に判断した」と言葉を濁した。ただ今後については「国際社会の理解を得るのに何が最善の方法か考えたい」と述べ、公開の可能性も含め、検討する考えを示した。

http://www.sankei.com/politics/news/141015/plt1410150047-n1.html

<引用終り>

永年日本人を貶めている所謂慰安婦問題、いよいよ日本の反撃ののろしが上がったとみていいだろう。
背景にあるのは国民のこの問題に対する猛烈な反発ではないか。
良い事である。
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2014-10-15 18:52

ゼロ戦が里帰り

 今日隣町の大型スーパーに行ったのだが、そこの本屋で航空関係の雑誌を買ってきた。
見たかったのは50年ぶりの国産ジェット旅客機MRJについてだった。
所が何気なくパラパラ見ているとアメリカからゼロ戦が里帰りしたとの記事。

アメリカにある飛行可能な零戦(零式艦上戦闘機)は現在5機あるんだそうだが、その内の1機は日本人の所有。
それが9月4日、横浜港に到着したのだと言う。
来年が終戦から70年の節目なので、その記念の為の里帰りらしい。


これがそのレストアされた零戦、A6-M3の22型と同じ仕様に仕上げられたとのこと。
(写真は2枚とも航空情報11月号27ページより)

2014-10-15ゼロ戦-01縮小版

こんな雄姿が来年には見られるようだ。
ゼロ戦の好きな人には嬉しい話。
なおこの機体、エンジンだけは栄エンジンではなくP&W社製エンジンを搭載している。

2014-10-15ゼロ戦-02縮小版

尚この機体の所有者「ゼロ・エンタープライズ」では、現在米国に所属している本機を日本国内で永続的に維持補完する方向性を模索中とか。

但しこんな古い機体は日本では通常は飛行できない。
何とか飛行できるようにしてほしいものだ。

いずれにしても飛行機好きには嬉しい話です。
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2014-10-12 23:16

事実に反する誹謗(ひぼう)、差別を受けることは耐えられない

 一寸見落とした記事だったがとても良い話。
兵庫県宝塚市議会が6年前に慰安婦問題に関して、「被害者とされた女性の尊厳回復に努めることなどを国に求める意見書を可決」していたのだが、それを「根拠失った」とする決議を採択したのだと言う。
そんな報道が10月8日付読売新聞社会面に載っていた。


<以下引用>

ニュース社会
市議会、6年前の慰安婦意見書「根拠失った」
2014年10月8日23時13分 読売新聞

 朝日新聞がいわゆる従軍慰安婦に関する一部記事の誤りを認めたことを受け、兵庫県宝塚市議会は8日、国に対し、慰安婦問題の真相究明と、正しい理解を外国に促す努力を求める決議案を賛成多数で可決した。

 同市議会は6年前、被害者とされた女性の尊厳回復に努めることなどを国に求める意見書を可決したが、当時の意見書は「決定的な根拠を失った」とした。

 同市議会は2008年3月、米下院議会で「公式謝罪」を日本政府に求める決議が採択されたのを受け、「河野談話」に基づいて真相究明と、「被害者」の尊厳回復に努めるよう国に求める意見書を可決。だが、朝日新聞の記事取り消しを受け、3人の市議が決議案を提出していた。

http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20141008-118-OYT1T50171/search_list_%25E5%25B8%2582%25E8%25AD%25B0%25E4%25BC%259A%25E3%2580%2581%25EF%25BC%2596%25E5%25B9%25B4%25E5%2589%258D%25E3%2581%25AE%25E6%2585%25B0%25E5%25AE%2589%25E5%25A9%25A6%25E6%2584%258F%25E8%25A6%258B%25E6%259B%25B8%25E3%2580%258C%25E6%25A0%25B9%25E6%258B%25A0%25E5%25A4%25B1%25E3%2581%25A3%25E3%2581%259F%25E3%2580%258D__

<引用終り>

大変良い話である。日本人を貶めている慰安婦問題、
一番の問題は日本人が自らこうだったと言い(朝日新聞)、それを時の政府が認め、国連の報告書を認め、日本の首相がお詫び行脚をしている。ここにこそ問題が有るのだ。

しかしこんな事を一つずつ訂正していく、良い事である。

そんな事を考えていたら、現在タイに居る「バンコクジジイさん」のブログに興味深い話が載っていた。
自民党高村副総裁の話を取り上げ「高村君、珍しく攻勢です。」というエントリーを上程している。
http://ameblo.jp/bangkokoyaji/entry-11938097747.html

自民党の高村正彦副総裁は12日のNHK番組で、慰安婦問題について「『強制連行した性奴隷』というのは、いわれなき中傷だ」と言及し、国際社会に正しい情報を発信する必要性を強調した。


こんな話なのだが、問題はこのブログが言及しているその次の部分。

<以下バンコクジジイさんのブログより引用>

こっちは、10月7日の記事なんだが、ソースが消されてます。

ただこの内容は、上のニュースとほぼ似てます。

高村副総裁が、確固とした意見を持ってるものと考えて、いいのかもしれません。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【朗報】自民・高村副総裁がラッセル米国務次官補と会談「20万人を強制連行という、 事実に反する誹謗に耐えられない」 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141007-00000554-san-pol
自民党の高村正彦副総裁は7日、党本部で米国のラッセル米国務次官補と会談し、日本政府が北朝鮮による日本人拉致被害者の再調査に合わせ対北制裁を一部緩和したことについて「(日本側が)後戻りできないような譲歩をしてしまう心配は全くない」と述べた。

北側が核・ミサイル開発問題を解決しない限り、国連決議による制裁を解除しない方針を示したものだ。

高村氏はまた、朝日新聞が誤りを認めた慰安婦報道に関連し「(旧日本軍が)20万人の少女を強制連行して性奴隷にしたという、事実に反する誹謗(ひぼう)、差別を受けることは耐えられない」と述べ、国際社会に与えた誤解を解くため、丁寧に説明していく考えを示した。
================================

「事実に反する誹謗(ひぼう)、差別を受けることは耐えられない」

れを言われた、ラッセル君、焦ったろうね。

日本の政権党のナンバー2が、こんな強い言葉で、アメリカに怒りをぶつけるとは思わなかったでしょう。

ソースが消された理由は、其の辺かも知れません。

<引用終り、全文は上掲リンク先参照ください>

バンコクジジイさんは「ラッセル君、焦ったろうね」と言っている。
ラッセル君とは「米国のラッセル米国務次官補」、国務次官補と言うと日本人的にはピンと来ないが、国務省内ではナンバー2に相当する高官である。
そんな高官に「事実に反する誹謗(ひぼう)、差別を受けることは耐えられない」、こんな強い言葉で話すのである。
恐らくアメリカ内では「温厚な日本人が烈火のごとく怒っている」、そんな風に伝わっているのではないだろうか。

こんな事実を一つずつ積み上げてゆく、32年間の慰安婦捏造を潰すにはこんな事を一つずつ積み上げて行くことが重要ではないだろうか。
そんな思いを強くした次第。
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2014-10-10 18:50

クマラスワミ報告書に反駁

 産経の 阿比留瑠比さんが「クマラスワミ報告書」について、「幻の反論文書を公開すべき」との論を展開している。
このクマラスワミ報告書については前回その感想文について私もとり上げた。
クマラスワミ報告書を読んだ感想文

これはその続編である。

最初にこれが阿比留瑠比さんの話

<以下引用>

━━━━━━━━━━━━
クマラスワミ報告書に反駁
━━━━━━━━━━━━


      阿比 留瑠比

幻の反論文書を公開すべき

慰安婦を強制連行された「性奴隷」と認定した1996年(平成8年)の「ク
マラスワミ報告書」について、6日の衆院予算委員会で興味深い質疑が
あったので紹介したい。次世代の党の山田宏幹事長が、日本政府がいった
ん明快な反論文書を作成しておきながら、なぜかすぐに引っ込めた経緯を
ただすと、岸田文雄外相はこう答弁した。

「文書に関し、詳細すぎるといくつかの国から指摘を受けて、簡潔な文書
を改めて出した。(初めの)文書は、現状では取り扱いは非公開となって
いる」

この幻の反論文書の内容については産経新聞は今年4月1日付紙面で既報
だ。簡単におさらいすると、クマラスワミ報告書に対して、具体的な事例
を示して次のように反駁(はんばく)している。

「客観的資料は無視し」「事実調査に対する姿勢は甚だ不誠実」「無責任
かつ予断に満ちた」「軽率のそしりを免れない」「歴史の歪曲(わいきょ
く)に等しい」…。

その上で国際法上、「いわゆる『従軍慰安婦』の制度を『奴隷制度』と定
義することは法的観点からは極めて不適当である」と指摘し、クマラスワ
ミ報告書は「かえって問題の真の解決の妨げとなることを深く懸念する」
と結論する。

報告書は、慰安婦狩りを証言し、朝日新聞もこのほど記事を取り消した吉
田清治氏の著書などに依拠しているのだから当然だろう。

今月6日の質疑で山田氏が「なかなか良く書けている。日本の立場を説明
できる文書だ。ぜひ公開してほしい」と求めたほどで、今読んでも違和感
はない。

ところが、現実にはこの反論文書は撤回され、慰安婦募集の強制性を認め
た河野談話や、元慰安婦への支援を行うアジア女性基金の取り組みを紹介
した簡略版の文書に差し替えられる。クマラスワミ報告書への直接的な批
判は圧縮され、抑制的なものとなった。

歴史の事実関係は一切争わず、「法的には決着済み」「もうすでに謝罪し
ている」で片付けようという、われわれが見慣れた日本の「事なかれ外
交」に落ち着いたわけである。

とはいえ不思議なのは、当初は日本側も「日本政府として法的に反論すべ
きことはしていく」(当時の橋本龍太郎首相)などと強気だったのに、そ
の後は反論文書自体をなかったことにしていることだ。

そもそも、一度は関係各国に配布された公の文書だったはずの反論文書
が、現在では日本国民にも「非公開」とされている理由がさっぱり分から
ない。

当時、反論文書に対して中国や韓国、北朝鮮などの国や日本の人権派弁護
士やNGO(非政府組織)が反発したことは分かっている。ただ、それと
政府の方針転換が直接結びついているのかは藪の中だ。

反論文書が取り下げられた経緯について、現在の外務省幹部はこういう。

「われわれが調べても分からない。だが、きちんと間違いを指摘したもと
の反論文書と簡略版はまるで別のシロモノだ。いつか反論文書は公開すべ
きだ」

反論文書を公開すれば、安倍晋三政権が歴史を修正しようとしているので
はなく、日本政府は平成8年当時から、慰安婦問題の事実関係についてこ
う認識していたのだと内外に示すことができる。無意味な非公開指定は
さっさと解くべきである。(政治部編集委員)
産経ニュース【阿比留瑠比の極言御免】2014・10・9

<引用終り>

これが阿比留瑠比さんの言っている「次世代の党の山田宏幹事長が、日本政府がいった
ん明快な反論文書を作成しておきながら、なぜかすぐに引っ込めた経緯を
ただす
」と言っている質問の動画



この動画の10:00~12:54辺りが問題のクマラスワミ報告書に対する「幻も反論書」についてである。
岸田外相は非公開となっていると答弁している。

この動画は友遊さんもとり上げている

こんな話が堂々と議論される、とてもいい事だと思うのだが、この動画で言っている「非公開とされた幻の反論報告書」だが、実は雑誌正論で発表されている。

http://www.howitzer.jp/korea/box5/a01.pdf
尚この文書については日本談児さんから紹介いただきました。

その幻の反論書だが全31ページのもの。正論平成26年6月号と7月号に掲載された。
これはその最初に1ページ
2014-10-10クマラスワミへの幻の反論書1ページ

全文は上掲文書参照ください。

阿比留瑠比さんが言っているように明確に反論しています。
尚この文書が撤回されたのは1996年、村山内閣か橋龍内閣当時だがアメリカは民主党のビル・クリントン政権である。
アメリカ民主党はこの当時も今もその体質は変わっていない、そう思える話である。
  1. 政治
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2014-10-07 17:13

河野談話を見直し出来ない訳<追記あり

 日本を貶めている元凶、河野談話だがこれを安倍政権が見直しできない理由を青山繁晴さんが上手く解説している。
この動画は2014年4月16日の「青山繁晴の答えて、答えて、答える」だが大変興味深い。

先ずはその動画



この動画の6:30~22:40辺りがその部分。

そして「さくらの花びら」さんのブログに文字起しが有ったので紹介、一部省略もあるが全文は動画参照ください。
http://blogs.yahoo.co.jp/bonbori098/32674032.html
<以下引用>

青山繁晴「ままならぬ安倍政権と国論の現実」(以下文字起こし)

質問:安倍さんはなぜ河野談話を否定できないのか?

青山繁晴:アメリカの圧力です。安倍さんの本心はもちろん否定したいのです。日本の総理はアメリカに本気で睨まれるととても続けられないんです。与党の中で「あいつが総理で居続けたら大変なことになる」という、自分で自分を懲らしめるような気分を覆い、「とてもじゃないけれどやっていられない」となるわけです。
ちょっと古くは鈴木善幸総理がある日突然辞意を表明して、大学では政治学で「謎の辞任」と教えているところもありますけど、もう謎じゃないです。あの時に鈴木善幸総理は日米安保条約の軍事的側面を否定したとアメリカ側が思って、それだけで「こいつ辞めさせろ」というプレッシャーがかかって、あっという間に自民党はやっていられなくなった。だから、その後に登場した中曽根康弘総理は「不沈空母」なる発言をなさったことになっている。本当はこれは通訳の間違いだが、今ご健在の中曽根総理ご自身が「真意はそうだった」と仰っているからしょうがないんですが、日本列島を沈まない空母に見立ててアメリカに軍事協力するということを公言したことになっている。鈴木善幸さんと違って軍事なアメリカへの協力を強調したから5年続いたというのが現実なんです。
最近では鳩山由紀夫総理が総理を辞めてからの奇怪な行動を見ていると、国民の総意に基づいて辞めたかのように感じていますが、実際は鳩山さんが「トラストミー」とオバマさんに言って「言っていることとやってることが全然違う」。それはアメリカが一番嫌うところでもあるので「ユキオと言うのだけは勘弁してくれ」と言うことで鳩山さんを引きずり下ろしたというのが本当のところなんです。

そして、3月に安倍さんは一度、辞任の危機を迎えたんです。これを知っている人は政府与党の中でも少ないですがアメリカからのプレッシャーです。「あの修正主義者、軍国主義者、右翼、と思われかねない総理を続けさせるのはいかがなものか」と言うアメリカのプレッシャーで、3月半ばに突然の辞任に至るかという危機を思い出すとゾッとします。その時に重要な役割を果たしたのは安倍さんの強い意志。それが第一です。第一次安倍政権はたった1年の間に非常に画期的な成果をいくつもいくつも挙げた。しかし辞めた時のダメージが大き過ぎて、それが逆に安倍晋三という一人の人間、一人の日本国民、一人の政治家を本当に強くしました。
従って安倍さんの強い意志があって、本当は隠れた3月危機を乗り越え、そして官房長官の菅さんの働きぶりは凄まじかったです。つまりアメリカに対して一歩も引かないのに極めて現実的にも対処しました。この菅さんが煙たいので、自民党の中の保守と言われる人々、左翼と言わざるを得ない人々、その両方から「体よく幹事長に追い払え」という動きがずっと続いていますが絶対反対です。菅さんは内閣に置いておかなければいけない。河野談話も本当は「検証する」と基本姿勢は見せながら「当分は負けたふりをするしかない」と言うのが“菅流”なんです。河野談話を継承するという安倍総理の国会答弁も菅官房長官の“現実路線”によるものです。菅さんは国民を裏切ったというのはあまりにも早計だと思います。負けたふり、死んだふりだと思って下さい。これは安倍政権がどこまで政権を維持できるかの勝負でもあります。

3月危機はオバマ政権が安倍さんを辞めさせようとしたんです。それを乗り越えて安倍政権が長く続いていけばアメリカ大統領三選はないんでオバマさんはあと数年で100%確実に終わるんです。そうすればオバマさんに勝ったということになる。その時に「河野談話の見直しをしない」というのが、死んだふりなのか、総理を辞めたくないから保身のためにそれを言ったのか。それが分かるのは安倍政権が長く続いて始めて分かる。安倍さんには違うと思うところがどんどん増えていくということがあるけれど、しかし、この政権下でやるべきことをやらないと。

だから夏に予想される内閣改造はやるべきではない。少なくとも外交・安全保障替えろ、というのは自民党の中すごいんです。「外務大臣やらせろ」、特に「防衛大臣やらせろ」。防衛利権に関わった方々が一番それを主張している。そんなことに負けちゃダメです。だからこれは官邸にどんどんメールを送って下さい。
教育改革をやっている下村文科大臣。久しぶりに自衛官に信頼され選挙区に帰らずに部隊を回っている防衛大臣。アメリカのヘーゲル国防長官がすごく好きになってしまった小野寺五典。小野寺五典は気仙沼出身で、あの被災直後の無残な被災地を彼と泥の中、這いずり回った時に「この男は票のために被災地を回っているのではない。本当に自分が愛している国民選挙区民のために地域を回っている」と肌で感じました。だからそれが今の自衛官の信頼につながっていて、安倍さんが小野寺さんを防衛大臣にしたのは防衛利権に関わっていない政治家だからつけた。
                   
どの国民が改造を望んでいるのかということですよ。国をよくしたいと思っている国民がこの内閣を替えてほしいと誰か思っていますか。例えば参議院はなかなか大臣になれないから山本一太さんや稲田さんは「当然替わるべきだ」というのは参議院の中でも当たり前のような空気で過ごしている。ある参議院議員から「山本さんも稲田さんも参議院の慣習だから納得しているんだ。あなたからも総理に言って下さいよ。その枠は俺を推薦してくれ」という話を頂いた時に、「そんなものは参議院の中の常識であって、国民の参議院で、参議院議員のための参議院ではないんです。改造自体反対なので、そんなことは総理に申しません」と言いました。

<引用終り>

この動画は4月のモノなので、青山さんは内閣改造に反対しているが実際は内閣改造は実施された。

まあ、その話は兎も角として、私には以下の二つの点で印象深い。

一つ目は、1982年11月27日に鈴木善幸首相が突然辞任、中曽根内閣が誕生した理由、それがアメリカの圧力だったと言う所。
何故アメリカの圧力が私には気になるのか、
それはこの1982年こそ朝日新聞の慰安婦捏造報道の原点の年だからである。
この年
1982年6月、第一次教科書問題、日本の教科書が「華北への侵略」を進出と書き換えさせられたと言う朝日新聞の大捏造報道。
同年9月、朝日新聞大阪版が「朝鮮の女性、私も動員」と題する見出しで吉田清治証言を掲載。ここから今日に至る従軍慰安婦問題が発生したのだ。


二つ目は今年3月の安倍政権危機。
この問題に関しては青山さんは「3月危機はオバマ政権が安倍さんを辞めさせようとしたんです」と言っている。
これについて私には思い当たる節が実はあった。WSJの奇妙な報道である。

http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303702904579474601842717052

「4月1日、安倍政権は最大の試練に直面することになる」、こんな書き出しで始まるこの社説。読んだ時はどうにも違和感満載だった。しかし青山さんの解説で疑問氷解、そうか、そんな事だったのか、こんな印象である。
尚WSJ記事は参考までに全文引用しておきます。


<以下WSJより引用>

4月1日、安倍政権は最大の試練に直面することになる。それは消費税率の引き上げだ。日本経済は個人消費の落ち込みを乗り切れるかもしれない。少なくとも、1997年の前回の引き上げ当時よりは景気が良い。だが、本当のリスクは安倍首相の政治的影響力が危機にさらされかねないことだ。

 安倍首相の最大の成功は、(日銀に変革を迫ったことを除けば)強力で繁栄する日本を望み、国民の懸念に敏感で、具体的な政策を示し、少なくともある程度はそれをやり抜くリーダーが日本にいるというメッセージを発信したことだった。世論調査で、自分は景気回復の恩恵を感じていないと回答した人が80%近くに達したにもかかわらず、国民はそのメッセージに前向きな反応を示してきた。国民からの強い支持は、これまでに何度も歴代の首相を邪魔してきた自民党を沈黙させている。

 安倍政権への支持がますます強まっていたときには、こうした筋書きを維持するのも簡単だった。しかし、安倍首相はこの偉業を継続できるだろうか。安倍政権は長期にわたる景気の落ち込みに歯止めをかけようとすると同時に、集団的自衛権行使のために物議を醸している憲法解釈見直しを追求し、原子炉再稼働の判断を迫られ、法人税の大幅削減を議論している。

 安倍首相と自民党の蜜月期間はすでに終わっているもしれない。この数週間、自民党の幹部たちは、集団的自衛権を行使できるよう憲法解釈を見直すという安倍首相の計画に抵抗している。幹部たちの抵抗は、憲法解釈見直しの是非よりも、権力争いに根差したものだ。自民党議員たちは政策決定権限が首相に集中していることに苛立ちを募らせてきた。安倍首相はその問題に関して、政府と自民党のあいだでの審議を拡大することで自民党の不平分子と和解しようとしてきたが、連立パートナーである公明党は少なくとも秋まで、憲法解釈見直しを先送りにしようとするかもしれない。

 安倍政権はエネルギー基本計画の政府案の閣議決定も先送りせざるを得なくなった。この計画は年度末である3月31日までに自民・公明両党に承認されるはずだったが、両党の脱原発派議員たちの反対で何度も先送りされてきた。

 重要な問題で与党の議員たちに譲歩する――また、伝えられたところによると、この夏の内閣改造を求める彼らに妥協する――ことで、安倍首相は政権の安定を維持しようとしている。とはいえ、首相の座に就いたときの安倍氏の目標は安定ではなく、経済政策と安全保障政策に変革をもたらすことで、むしろ不安定になって当然なのだ。

 安倍首相が安定性を強調すればするほど、安倍政権が自民党や官僚機構内の既得権と闘うというリスクを冒す可能性が低くなるように思える。仮に安倍首相が以前から重視してきた問題である集団的自衛権に関して、反対意見に簡単に屈するようなことがあれば、法人税改革、論争を呼んでいる環太平洋経済連携協定(TPP)の批准といった重要課題を推進する覚悟があるのかどうか、はっきりしなくなる。この2つ問題も、自民党内の反発に直面している。

 エネルギー政策や集団的自衛権に関して焦らずに進めようという安倍首相の意志は、衝突を避けたいという気持ちではなく、慎重さの表われかもしれない。そもそも、世論調査では、国民の大半が憲法解釈見直しにも、原子炉の再稼働にも反対している。それでも安倍首相は、こうした論争の多い問題に関して、遅かれ早かれ決断しなければならず、そうした分野の速やかな政策策定が与党議員たちに妨害されるようなことがあれば、政府の重要課題に関して自民党に拒否権を与えるという前例を作ってしまいかねない。

 安倍首相は依然として国民からの高い支持率という切り札を握っているが、消費増税後の景気状態や憲法解釈の見直し、原発に関する議論を呼ぶ決断、あるいはその組み合わせで支持率が下がれば、議員たちに対する安倍首相の優位性は失われてしまうだろう。それでも首相官邸にはかなりの影響力が残る(多くの諮問会議や新設された国家安全保障会議のおかげで、特に経済・安全保障政策において)だろうが、すでに期待を下回っている改革のペースはさらに鈍化する可能性が高い。

 安倍首相にとっての危険は、2007年に第1次安倍政権に性急な幕切れをもたらしたような大崩壊ではない。野党の機能不全と明らかな後継者の不在を踏まえると、そうなる可能性は低い。それよりも危険なのは、向こう3カ月間に安倍政権が、改革に興味はあるが、リスクを嫌う、あるいは反動的な議員たちによって無力化されたかつての自民党政権のようになってしまうことだ。こうした状況下でも安倍首相は意味のある変革を実行できるかもしれないが、その変革は当初に達成しようとしていたものよりもかなり控えめになる恐れがある。

(筆者のトバイアス・ハリス氏は米ワシントン在住の日本の政治を専門とするアナリスト。政治リスク評価を手掛けるコンサルタント会社テネオ・インテリジェンスに所属している)

<引用終り>

朝日新聞の捏造報道の根は深い。そんな一端が垣間見えた、そんな思いのする話である。


*追記です。
コメント欄でのご指摘もありますので、この3月の安倍政権の危機についての私の考えを追記します。

3月の安倍政権の危機、これはアメリカからの圧力でして、青山さんが指摘されているように、アメリカから睨まれたら日本の首相などは簡単に首なんです。
その原因は昨年12月2日~6日のアメリカ・バイデン副大統領訪日、その後の中韓訪問に有ります。
・ 2013年12月2日、安倍・バイデン会談ではバイデンは靖国参拝問題を多分言い忘れた、少なくとも参拝しないとの言質は取らなかった。
・ その後バイデン副大統領は中国では安倍首相は靖国を参拝しないだろうと習近平に喋った。
・ 次の韓国でも6日、朴大統領に安倍首相は参拝しないだろうと喋った。
 ・・・帰国後、安倍首相には話してない事に気がついたのだろう、
・ 12月12日 バイデン副大統領が電話をかけ、靖国に行くなと何度も話すが、安倍首相は靖国問題は自分で判断すると説明する。

・ 12月26日 安倍首相、靖国神社参拝。
・ その直後 アメリカ大使館は「失望した」声明。

こんな事でアメリカとしては外交上の失敗なのだがメンツ丸つぶれ。
そこで安倍おろしに走ったと思われます。

そんな事の垣間見える記事が3月の朝日新聞記事にありました。
「河野談話見直さず」を評価 米国務省「前向きな一歩」
ワシントン=大島隆 2014年3月11日13時07分
(偶然ですが、丁度半年後の9月11日が朝日新聞謝罪会見日・・・神様のイタズラかも・・・)
http://www.asahi.com/articles/ASG3C2G74G3CUHBI00V.html?ref=reca

<以下はその内容>
 安倍政権が旧日本軍の慰安婦問題をめぐる1993年の河野官房長官談話の検証を検討していることに関連し、米国務省のサキ報道官は10日の記者会見で、「河野談話を維持すると官房長官が述べたことに留意している」と述べ、河野談話を見直さないという立場を「前向きな一歩だ」と評価した。

 米オバマ政権は安倍政権の発足当初から、河野談話の見直しに踏み切らないよう求めてきた。サキ氏の発言は、河野談話の検証に向けて動く安倍政権に対して、こうした米政府の立場を改めて示したものだ。

 サキ氏は会見で「村山談話や河野談話は、日本が近隣国との関係を改善するうえで重要な出来事だった」と指摘したうえで、「我々は、日本の指導者が近隣国とより強固な関係を築くことに資する形で、こうした過去の問題に取り組むことを促している」と話した。

 国務省当局者によると、河野談話検証の動きを受けて、オバマ政権はこうした立場を安倍政権に改めて伝えたという。オバマ政権は4月下旬に予定しているオバマ大統領の日韓両国訪問を前に、日韓関係の改善を両国に働きかけている。河野談話の検証に向けた動きに対し、韓国政府が反発していることから、慎重な対応を求めたとみられる。(ワシントン=大島隆)

 菅義偉官房長官は11日午前の記者会見で、慰安婦問題をめぐる河野談話について、「安倍政権としては河野談話を継承することを会見でもたびたび述べてきた。そうしたことをこれからも関係各国にしっかり説明していきたい」と語った。談話を踏襲する従来の政府の立場を改めて強調した。

<引用終り>

こんな事でアメリカの安倍おろしが画策されたようです。
だからこそ青山さんは「負けたふり、死んだふりをしている」と言っているんだと思います。
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