2014-04-28 22:32

ニューズウィークが良い事を言っている

 現在発売中のニューズウィーク、4.29/5.6号の巻末コラムが良い事を言っている。
日本のモノづくりを強烈に批判しているのだが、これは正論。
ものづくりに携わる人には是非一読をお勧めしたい。自分のやっている事を見直すいい機会になるのではないか。
先日奈良県十津川村の老鍛冶屋さんの話をエントリーしたが、多分この鍛冶屋さんは納得するんじゃないかなあ。

こんな話である。

2014-4-28ニューズウィークコラム


この中でも特に注目したいのはこの部分。

「日本人はものづくりに注目するあまり、工業製品の別の側面、つまりデザインとマーケティングをないがしろにしている。」
そして最後のこの部分
「この根本的な問題が見えない日本企業について、「残念ながら、彼らは余りに大きな問題を抱えているため、問題が存在することにさえ気付いていない」と指摘する。」


昨日から長男が帰省しているので、この記事について話をした。
長男はこんな事を言っていた。
例えばテレビについて、日本のテレビは高機能だが使い方が極めて難しい、リモコンを見てもボタンが多すぎてどうすればいいのか分からない。
韓国のサムスンのテレビは機能は大したことは無い、しかしマニュアルが無くても操作できる。どちらがお客さんの為になるか、そんな事は一目瞭然だ。
これが日本の、我々に課せられた課題である。
  1. マスコミ
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2014-04-27 10:14

モノづくりの原点

 今日は最初にNHKの宣伝から始めたいと思います。
何だと?? 犬HKなどと悪口言っていたのに如何したんだ、陽気のせいで頭が可笑しくなったのか? と言う話しはちょっと置いといて・・・

実は前のエントリーでTaigenさんから「日産の凋落はソニーの凋落に似ている」、そんな話が有った。
そしてソニーの凋落についてスティーブ・ジョブズとビル・ゲイツの対談ビデオを紹介していただいた。
この話を私なりにエントリーするつもりなのだが、その前にモノづくりの原点について実にいいテレビが有った。
皆様のNHKの紀行番組「小さな旅、奈良県十津川村、村で一人の鍛冶屋」、こんな番組である。


NHK 小さな旅 【 マチで 唯一の 鍛冶屋さん 84歳 】1/2


NHK 小さな旅 【 マチで 唯一の 鍛冶屋さん 84歳 】2/2


昔ながらの正に鍛冶屋さん
2014-4-27村の鍛冶屋1

昔はどこの村・町にもこんな農鍛冶があった。作るのは主に鎌や鍬などの農作業道具。
そして外には学校帰りの子どもたちがいつもウロウロ、トンテンカンと叩く槌の音を聞いていたものだった。
(トンテンカンは鍛冶屋の音だが、真っ赤に焼いた鉄を金床の上にのせ、親父が金槌でトンと叩く、反対側にいた先手の若い衆二人が大きな金槌を振り上げ、テン、カンと叩く。だからトンテンカン)


所で私が言いたいのはこの鍛冶屋のオヤジさんのこの場面

2014-4-27村の鍛冶屋2

これは動画の2/2に出てくる場面なのだが、依頼主のお客さんの注文の品を親父さんが説明しながら渡している所。依頼者のお母さんは高齢で畑仕事をするのに鍬が重くて使いにくい、村の鍛冶屋さんに「ワシのオフクロが使いやすいような小さくて軽い鍬を作ってくれ」と頼んだ。今日その鍬が出来たので取りに来たところだった。

こんな所にこそモノづくりの原点が有る。
もの造りは使う人の使い方、体の状態などを考えて一番それに合うモノを作る。作り手と使い手が直接対話して最適なものを作る
大量生産ではこんな事は不可能なのだが、ここではそれが生きていた
、そんなシーンだった。

そしていくら機械化が進み、大量生産の時代になってもこんな老鍛冶屋のオヤジの心は現代のモノづくりにも必要だ。それを忘れると単に儲かればいい、そんなモノ造りになってしまう
お手本のコピーをしている分にはそれでもいいのだが、お手本の無い時代、トップを走る企業になったらそんな考えでは駄目で、お客さんの必要なものを先取りする姿勢が無いとダメ。
そんな事の原点が村の鍛冶屋だったという事である。


さて村の鍛冶屋と言えばこんなモノ


この曲を聴いて、懐かしいなあ・・・SPかあ・・・と思った人はかなり古い方。
レコードと言えばLPだよなあ、昔はよく聴いたなあと思った方は・・・
これを聴いて、初音ミクちゃんの方がうまいよなあ、こんな方は若者かな。

この曲の歌詞はこんなモノ。

2014-4-27村の鍛冶屋歌詞

これは戦前の歌詞オリジナル。漢字の難しいのはとも角、内容も現代版より良いですね。
特に3番の「刀はうたねど・・」の所など、日本は昔から平和愛好国家である証拠だと思うのですがねえ。
残念ながら現代版は2番までしか無いのです。本当は3番、4番の方がモノ造りの心が謳われていていいと思うのですが。
この辺りの所は下記wiki参照ください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%91%E3%81%AE%E9%8D%9B%E5%86%B6%E5%B1%8B

折角こんな良い歌を台無しにしてしまった事が良く分かると思います。
  1. 社会一般
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2014-04-22 11:47

WEDGEの話

 WEDGE(ウェッジ)と言う月刊誌がある。
ビジネス系の月刊誌で、新幹線の中とか駅の売店でも売っていると言うちょっと珍しい雑誌。

こんな雑誌です。
2014-4-22WEDGE5月号


実は発売されたばかりのWEDGE5月号の”世界で悪評「韓国クオリティ」”と言うところにポスコ・インドネシアの高炉事故が取り上げられている。
そこに名前だけだがブロガー「短足おじさん」を紹介していただいた。

ポスコ・インドネシアの高炉事故はなんとも情報が少なく、ブログでも取り上げにくかったのだが、多くの皆さんから色んな情報が寄せられた。
お蔭で色んなことが発信できました。
またいろんな方からアドバイスもいただきました。大変ありがたかったです。
皆さま、どうも有り難うございました。

WEDGEは新幹線の中とか駅の売店でも売っている(勿論本屋でも)のだが、内容は硬派で面白い。
私も新幹線に乗る時は必ず買っていまして、新幹線に乗る時の楽しみの一つです。
・・・とこれはコマーシャル(笑)です・・・

  1. 日常の話題
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2014-04-21 11:51

不正なコメント

 FC2ブログで厄介な事の一つにコメントしようとすると「不正な投稿と判断されました」と出ることが有る。
何が引っ掛かるのか分からず、私も何回かやり直している。
しかし此処にその投稿が入っている事が分かった。これを見て承認すればいいようになっている。
知らない事とは困ったものである。

これはコメントの管理画面。


2014-4-21FC2コメント管理と不正コメント

此処の「迷惑コメント」に自分が出したモノも他の人から来たものも一緒に入っている。
ここで承認すれば良い訳だ。

何か特定の単語とその関連の単語が引っ掛かるようで、不便だがこれを承認すればいいようだ。

今回私も気が付いたので、2月16日にその蜩さんから頂いたコメントがこの状態だったので承認させていただきました。コメントが重複したかと思います。ご了承ください。
また私が書いた返信コメントも可笑しなのが有ったので承認手続きしました。

ホント、知らない事が多い、FC2は難しいですね。
  1. 日常の話題
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2014-04-20 14:43

まともな良い話

 17日の読売新聞に良い話が載っていた。
こんな話である。

2014-4-20読売記事4月17日インパール

http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20140417-118-OYTPT50057/search_list_%25E3%2582%25A4%25E3%2583%25B3%25E3%2583%2591%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25AB%25E3%2580%2580%25E5%2584%25AA%25E3%2581%2597%25E3%2581%2584%25E6%2597%25A5%25E6%259C%25AC%25E5%2585%25B5_2014%252F04%252F17_

この記事は有料記事なので、念のためコピーも添付します。

<以下読売記事>

インパールの優しい日本兵 「逃げ道教えてくれた」 インド人の古老語る 
2014年4月17日3時0分 読売新聞


 70年前に3万人以上が犠牲になったとされる旧日本軍のインパール作戦について、「日本兵はインドのために戦ってくれた」と記憶にとどめるインド人古老に話を聞くことができた。(インド北東部ロトパチン 田原徳容、写真も)

 インパール南西の村ロトパチンにある丘「レッド・ヒル」。英国軍との戦いで日本兵数百人が戦死し、大量の血が流れたとして、そう呼ばれる。麓に住む農家のタオレム・ゴラムホン・シンさん(83)は1944年4月、草むらに潜んでいた日本兵と出くわした。靴を履いておらず、「指の形の靴。地下足袋だった。今も目に浮かぶ」。

 旧日本軍は5月のある夜、レッド・ヒルに陣取る英軍を急襲。シンさんが家の前で立ちすくんでいると、駆け寄った日本兵が手ぶりで逃げ道を教えてくれた。

 「自分が死ぬかもしれないのに、なぜやさしいのか」

 逃げながら、そう思ったという。戦闘は旧日本軍の惨敗に終わり、シンさんは父親らと日本兵の遺体を火葬した。

 戦後、レッド・ヒルの麓には慰霊碑が建設された。シンさんは建設に協力し、訪れる日本人を案内した。「日本兵が眠るこの丘を見守り続けます」と言う。

 ロトパチンの南にある町モイラン。主婦のアコイマチャ・クマムさん(85)は、日本兵に英軍の空爆情報を教えてもらい、難を逃れたという。日本兵は空爆の犠牲となったと聞いた。

 「私の自宅は日本兵に使われていたが、衣類や食器は(荒らされず)側溝に保管されていた。日本が復興できたのは、戦争中でも常識を忘れなかった日本人ならではだと思う」

 日本兵の遺留品収集を行っているアランバン・アンガンバ・シンさん(40)は、「旧日本軍の動きがなければ、英からのインド独立の機運は高まらなかっただろう。日本兵の優しさを受け止め、記憶をつなぎたい」と話した。

                ◇

 【インパール作戦】1944年3~7月、ビルマ(現ミャンマー)を占領した日本軍が、連合軍拠点だったインド・インパールの攻略を目指した作戦。武器・食料が不足し、補給もなく、英国軍に大敗した。兵士の間ではマラリアや赤痢が流行した。
2014-4-20読売記事4月17日インパール地図


インド・ロトパチンの「レッド・ヒル」(後方)の前で日本兵の印象を語るシンさん
2014-4-20読売記事4月17日インパール古老写真

<引用終り>


良い話である。
所でもう一つ、宮崎正弘さんのメルマガにこんな記事が有った。
ハノイ在住のR生さんと言う方のコメントである。
http://melma.com/backnumber_45206_6015734/

<以下引用>

(読者の声1)貴誌前号投稿欄の「PB生様」の以下について、です。日本が戦前の台湾・朝鮮・南洋諸島などでおこなったような総合的なインフラ整備や産業開発を英国が植民地で実施したのは1947年の労働党政権が初めてだったという。日本の朝鮮統治や満洲開発など、偏見のない研究者には高く評価されていますから、日本の成功事例を参考にしたのかもしれませんね。
昨年ミャンマーへ行った時のこと、同行した60台後半の方がヤンゴンの空港へ向かうなかで、私に質問しました。
「日本はビルマ人に学校で日本語を強制的に勉強させたんだ。イギリスはそんなことは一切しなかった。いったいどう思う?」・・
私の答えは以下。

「イギリスはビルマ人を猿と定義して植民地経営をしたから学校や病院などインフラは一切作らなかった。日本は有能なビルマ人に日本語を勉強させて将来はビルマのリーダーになってもらおうとした」と応えたら、彼にとってはとて--も意外な答えだったらしく黙りこんでしまいまいました。自画自賛気味で申し訳ありませんが、いままで自分なりに勉強してきてよかったナァと思いました。洗脳をはねつけられましたからね。PB生様の文書を読んでいて思い出しました。
朝日新聞読者はやはり60代が一番多いらしく、60代がもっともサヨク洗脳されているようです
また国士舘大学のクララ(倉山満)さんは逆説的に日本は韓国人を猿とみなして植民地経営すべきだったといっています。倉山氏は素晴らしいですね。そして若いですよね。
・・・以下略、詳細は上掲メルマガ参照ください・・・

<引用終り>

このR生さんの回答をいつでもどこでも言えるようにして欧米と欧米かぶれの連中に話してやりたいものだ。
  1. 歴史
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2014-04-17 22:47

矢張り外圧であった

 移民法などと言う不可解な問題が起こっている。
どうにも胡散臭い話と思っていたが矢張り外圧であった。
この件はJJさんから情報を頂いたのだがこんな話である。

在日米国商工会議所 のプレスリリースから。
http://www.accj.or.jp/ja/news-a-media/press-releases/doc_view/395-accj-

ヤッパリそうだったのか! この野郎!!とお怒りのあなた、まあそんなに頭から湯気など出さずに取りあえずこれを読んでください。
と言う私も少ない頭の毛が逆立っておりますが・・・(影の声:本当か? 少ないじゃなくて「無い」だろうが・・)


<以下プレスリリースより引用>

2013年6月13日
在日米国商工会議所

ACCJ、日本人女性の就業を促す外国人家事労働者の雇用に向けた
移民法の改正を求める意見書を発表
-海外の外国人家事労働者制度をモデルとし、日本人女性の労働力を経済成長の原動力に-


在日米国商工会議所(ACCJ)は本日、 自由民主党と安倍晋三首相が率いる日本政府に対し、外国人
家事労働者制度を実施し、日本人女性の就業を促すことを求める意見書を発表しました。

ACCJは意見書の中で、(1)世帯の合計所得が700万円以上であることを条件に、日本国民と永住者
が外国人家事労働者の身元引受人になることを認めること、(2)外国人家事労働者が複数の日本人世
帯および永住者世帯で働くことを許可すること、(3)年間所得700万円以上の永住者と単身の日本人
に、高齢者介護に携わる外国人家事労働者の身元引受人になる資格を付与すること等を含む、日本の
法規制の改正を提言しています。

ACCJ労働力多様化タスクフォースのブライアン・ノートン委員長は、「急速な高齢化と出生率の低下
により、 日本は必然的に人口統計学的な危機に見舞われるでしょう。日本の総人口は、2060年には
約8700万人に減少すると見込まれ、そのうち40%が高齢者になると言われています。総人口に占め
る労働人口の割合は、現在の64%から51%まで減少するとされていますが、現在60%に止まる女性
の就業率を男性の就業率と同水準の80%まで高められれば、日本の労働人口は820万人増大し、GDP
は15%伸びると言われています。私たちは、日本の女性の労働市場再参入を促し、日本の経済的生産
性にさらに貢献できるよう、日本政府に外国人家事労働者制度の設置を求めます」と述べています。

ノートン委員長はさらに、「海外の優れた人材を誘致するという点において、日本政府が認識してお
かなければならないのは、そのような人材の多くは家族を伴って来日するということです。そのため、
日本で暮らす外国人女性に対しても、できるだけストレスなく子育てができるようなサポートが必要
になります」
と述べています。

また、同タスクフォースの佐藤玖美副委員長は、「日本政府は、外国人家事労働者に関する現行の移
民法を緩和することによって、女性の就業を促すことができます。女性の雇用を増やすためには、保
育と介護に携わる人材・施設の不足という問題に対処しなければなりません。女性に新しい保育の選
択肢を提供するために、移民政策を一部見直し、外国人家事労働者の雇用に対する柔軟性を高める必
要があります。外国人家事労働者制度を活用しているシンガポールや香港などの諸外国の外国人家事
労働者制度が示すように、家事労働者の利用を拡大することで、女性の就業を困難にしている家事負
担の多くを大幅に軽減することができるでしょう」と指摘しています。

提言の全文は、ACCJのウェブサイトにてご覧いただけます。
< http://www.accj.or.jp/images/130613_Revise_Japans_LFD.pdf >

<引用終り>

移民だと! 家事労働だと! 兎に角おかしなことを言うと不審だったが此れで分かった。
間違いなく外圧、アメちゃんからのこんな圧力だったのだ。
こんな政策を推し進めれば日本人は怒る。それで安倍さんの人気が下がれば正しく一石二鳥、そんな話だったのだ。

私は毎年アメリカからこんな要望を突き付けられている事は知っていたが、具体的にこんな風だったのだ。
しかも
「海外の優れた人材を誘致するという点において、日本政府が認識しておかなければならないのは、そのような人材の多くは家族を伴って来日するということです。そのため、日本で暮らす外国人女性に対しても、できるだけストレスなく子育てができるようなサポートが必要になります」

良く読んでみるとこの在日米国商工会議所 の連中が他の発展途上国に行ったらメイドなどはいくらでも雇える。必要なら運転手、メイドなど雇いたい放題だ。そんな王侯貴族暮らしが日本では出来ない。それが困るという事なのだ。
何ちゅうことを考える連中だろう。
奴らは自分らが豊かに暮らすためには奴隷労働が必要なのだ。そう言う事を言っている。

こんな連中の言ってくることにそれなりの対応をせねばならない安倍首相、この頃発言、やることがぶれているがこんな裏が有ったのだ。

こんな事で安倍さんのやることにケチをつけずに兎に角支持していきたい。今は安倍さんしかいないのだ。
難しい時代ではある。
  1. 政治
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2014-04-15 09:35

日本にいる中国人の実態

 最近移民を入れろと言うアホな議論がまかり通っている、
震災復興や東京五輪などで公共工事の人手不足が背景だが愚かな事である。
ヨーロッパなどが移民政策でどんな社会になってしまったか、移民の問題点などはいくらでも実例が有る。

さて、伊勢雅臣さんが日本にいる中国人問題を坂東忠信さんの著書を引用する形で紹介している。
大変有用と思うので紹介したい。

中国人の真実の姿が良く分かる。

<以下頂門の一針から引用>
http://melma.com/backnumber_108241_6012007/

日本に巣食う無法チャイナ社会

         伊勢 雅臣

「本国で盗みをしていないのに、何で日本でやるんだよ?」


1.中国人犯罪者から「反省」を聞いたことがない

通訳捜査官として、中国人犯罪者の取り調べに永年、立会って来た坂東忠
信氏によれば、彼らから「反省」という言葉を聞いたことは一度もない、
と言う。

取り調べの終わりに近づくと、刑事はおきまりの質問をする。「どうだ、
今回の事件について、何か言いたいことはあるか?」 ここで反省の弁を
聞けば、情状酌量の余地も出てくる。しかし、返ってくるのは、日本人に
とっては想像もできない言葉である。

「私、ものすごい借金あるんだから、こうしたのは仕方のないこと」

刑事の怒りが炸裂する。「反省してんのかって言ってんだよ! こんなこ
としてよくなかったとか、やるべきではなかったとか言えねえのか?」

「あ、あう、う~ん、あのとき外に出なければ、捕まらなかったよ。失敗
したなあ」

確かにこれも「反省」だが、日本語の「反省」とは意味が違う。坂東氏は
こう述べる。


「もちろん中国語にも「反省(ファンシン)」「自我検討」という単語は
ある。しかし彼らは悪事の露見を「后悔(=後悔)」するばかりで、日本
人が求める「被害者の立場に立った反省」はしないのである。利害が対立
した相手の気持ちになって物事を考えるということは、できないらし
い」。[1,p44]

これは差別発言ではなく、「生まれ育った社会の仕組みと脳の回路が違う
ので、本当に反省しないのである」と坂東氏は言う。

2.「本国で盗みをしていないのに、何で日本でやるんだよ?」

「社会の仕組みが違う」例を挙げよう。

坂東氏が中国人犯罪者に「本国で盗みをしていないのに、何で日本でやる
んだよ?」と聞くと、「中国の店で盗みが見つかったら、よその店の人や
通行人までもが寄ってたかって殴りかかる。警察が来る前に死ぬかも知れ
ない」と答えるそうだ。[1,p43]

日本人と偽装結婚して取調中の女性に、中国に住む弟から次のような手紙
が来た事がある。弟も日本滞在中に警察にひっくくられた経験があるらしい。

<お姉さん、ニイハオ。日本の警察はとても優しいですから大丈夫。中国
の警察みたいに、殴ったりしませんから安心してください。・・・
体の不調があれば、何でも言ったほうがいいよ。僕は歯を治しました。>
[1,p71]

中国で犯罪を犯すと、家族が村八分になったり、通行人に袋叩きにされた
りする。警察に捕まれば殴られたり、自転車泥棒でも死刑になったりす
る。それによって犯罪が阻止されている。「そう考えると、現在の中国の
体制を単純に『人権軽視』などとは非難できない」と、坂東氏は指摘する。

しかし中国人が日本にやってくると、そういう抑制が一切、なくなってし
まう。やさしい「人権社会」の日本では、彼らはたとえ捕まっても、冷暖
房完備の留置所や刑務所で三食昼寝付きで遇され、病気や怪我もタダで治
療してくれるのだ。

これでは「普通の中国人」が、日本にやってきて犯罪者に早変わりしても
不思議ではない。

3.「日本に行ってカネ稼いで親孝行しなさい!」

「普通の中国人」が日本に密入国し、その一部が犯罪者となっていくプロ
セスが坂東氏の著書に明らかにされている。

台湾の対岸にある福建省から日本への密航する者が多いが、坂東氏は彼ら
からこんな話を聞いている。[1,p92]

<日本に来た複数の福建省密航者の話によれば、若者が地元でブラブラし
ていると、近所のおばちゃんから、「なんだいあんた、いい若い者が密航
のひとつもできないで! 日本に行ってカネ稼いで、親孝行しなさい!」
と気合いを入れられるとのことであった。

彼らの話を聞くと、「日本から帰ってきたヤツの生活を見て、うらやまし
くなった」と言うほかに、「親に勧められて密入国してきた」と言う者が
意外に多かった。「オレの兄弟はみんなそうだよ」と言う者もいた。>

かくて親孝行な「普通の中国人」が、大量に密入国してくるのである。

4.日本密航はベンチャー・ビジネス

密航にはカネがかかる。密航の手配をする蛇頭(じゃとう)に10万元程度
の金を払わねばならない。現在のレートでは160万円、日本人の金銭感覚
では3千万円ほどにもなる。そんな大金を家族、親戚、知人のコネを通じ
て借りまくる。頼まれた知人の方は、たとえばこんな風に考える。

{こいつの息子はまだ若いから、日本に行けば一日でこっちの一ヶ月分近
くは稼げる。よし、投資と思って、金を集めて貸し付けよう。}

稼ぎの大きい日本に密航するのは、行く方も金を出す方も、一種のベン
チャー・ビジネスなのだ。そこには密入国は不法だ、などという意識はない。

そして日本への密航に成功すると、稼いだ金を送るようになる。「親孝
行」という点では尊敬すべきだ、と坂東氏は指摘する。


「どんなに凶悪な犯罪者でも、ほとんどの場合はきっちりと親元に送金し
ているのだ。

もっとも福建省密航者の場合、来日の時点で親が多額の借金を背負ってい
るので、送金するのは当たり前かもしれないが、その借金を返済した後
も、せっせと稼ぎの半分近くを親元に送金し、高額な国際電話カードを
買って、マメに連絡を取っている場合がほとんどである。」[1,p94]

5.金さえ払えば誰でも密航できるシステム

金ができれば、密航を手引きしてくれる「蛇頭」に依頼する。「蛇頭」と
は中国マフィアというより「中国公安当局や中国海上警備隊、船長、信頼
できる親戚などの日本滞在者と連携を取り合う、資金力のある手配師」だ
という。[1,p103]

密航の一つのパターンは、漁船や貨物船のエンジン・ルームか、甲板の下
に隠れて日本に渡る、というものだ。密航者たちは4日から1週間程度の
航海中、そこに隠れ、パンやカップ麺を食べて過ごす。

日本近海まで来ると、日本人ヤクザの運転するクルーザーが来る。密航者
たちは立派な船のお迎えに大喜びするが、船の甲板の高さが違うので、波
に揺れるクルーザーに飛び降りるところで海に落ちてしまう密航者もい
る。「海に落ちたヤツがいたけど、助けてはもらえなかった」とは、坂東
氏が複数の密航者から聞いた話である。

クルーザーは日本の港に接岸し、夜中になってから密航者を上陸させる。
日本人ヤクザや福建人通訳が出迎え、ワゴン車に密航者たちを詰め込み、
逃げないよう外から鍵をかけて、名古屋や東京などの大都市に連れて行く。

密航者たちは、そこで5~7人のグループごとに、アパートの一室に入れ
られる。そこから見張りの中国人が密航者の実家に電話をかけ、本人の声
を聞かせて、密航費用支払いの督促をする。

実家の両親が指定された場所でカネを渡すと、地元の蛇頭は見張りの中国
人に連絡し、その密航者に目隠しをして、日本に住む知り合いに送り届け
る。これで密航の成就である。

密航は「普通の中国人」が金さえ払えば、誰にでもできるよう、ビジネス
として成り立っているのである。

6.「どうだい、一緒に一儲けしないか?」

こうして日本に入国した密航者たちは、知り合いのアパートに転がり込
む。知り合いの方も、家賃を分担させることができるから、歓迎である。

彼らは夜中でも大声で話し、大量の油を使って何人分もの中華料理を作る
ので、換気扇も外壁も油でベトベトになり、生ゴミをまき散らす。日本人
の住人は喧噪と異臭に耐えられずに出て行き、空いた部屋にはまた中国人
密航者が入る、ということで、アパートはスラム化していく。

仕事の方は、はじめのうちは皿洗いなどして真面目にやっていても、やが
て盛り場で遊び歩くようになる。

{中華料理の香りに誘われて中華居酒屋に入ると、懐かしいお国なまりが
聞こえてくる。

「おお、あんたも同郷か! 奇遇だなあ」

 中国人は食事をともにすれば、一気に友だちになる。仲間を見つけ孤独
な生活から解放された気分になり、気もゆるむ。

「おう、仕事がないから、どうだい、一緒に一儲けしないか?」・・・
「どうせ日本人相手だ。男気を見込んで誘うんだぜ。一緒にやらないか」}

「男気」、中国語では「義気」という言葉に中国人は弱い。「おお!いい
ねえ! やろうじゃないか!」と現代版三国志が成立し、翌日、一緒に泥
棒に行く。日本人が家にいたら、あっさり刺して、あっという間に強盗に
昇格する。

日本人の場合は、強盗になるまでに、借金地獄に陥ったり、酒におぼれた
り、とストレスに苛(さいな)まれて、強盗犯にふさわしい凶相となる。
しかし中国人の場合は、こんな具合にあっという間に強盗になってしまう
ので、犯罪の凶悪さが顔に表れない、と坂東氏は言う。

7.無法チャイナタウンの出現

犯罪は日本人相手に行われるものだけではない。中国人が中国人を誘拐
し、中国の実家や、日本にいる関係者に脅迫電話をかけるが、被害者は日
本の警察には訴えられない。密入国や不法な滞在延長だったりすると、逆
に逮捕されてしまうので、黙って金を払うしかない。

不法滞在者が多く集まる中華料理店や中華パブなどで、ケンカや傷害事件
が発生しても、110番通報されることは、まずあり得ない。日本人経営者
が不法就労者を雇っていて、金を持ち逃げされても、警察に通報したら、
不法就労助長罪で自分の身が危ない。

しかし、こういう在日中華社会でも、秩序は必要なので、ヤクザの出番と
なるが、日本のヤクザは中国人とのトラブルは面倒なので、「中華マフィ
ア」に任せてしまう。

かくして日本の警察の手が出ない無法チャイナタウンが出現する。「世界
各地に点在するチャイナタウンには、そうして生まれたリーダーが群雄割
拠し、現地人を押しのけ、表と裏の中華社会基盤を拡大している」と坂東
氏は指摘する。[1,p164]

逆に、国内で真面目に暮らしている中国人も多いが、彼らの多くは同国人
との付き合いを避けている、という。人脈を重視する中国式の人付き合い
では、「パスポートや保険証を偽造するから貸してくれ」などと同郷出身
者に頼まれても断れない。下手に断ると、実家が村八分にされたりする。

「普通の中国人」が普通に暮らしていこうとすると、無法チャイナ社会か
ら絶縁しなければならないのだ。

8.将来の禍根を残す前に

平成24年度での来日外国人犯罪の検挙状況では、中国人が件数6,483件
(42.2%)、人数3,719人(40.6%)と、いずれも2位韓国の4倍以上のぶっ
ちぎりトップである。

しかも本稿で見たように、不法滞在者数もよく分からず、警察に通報され
ない犯罪も多いことから、これらは氷山の一角に過ぎない。水面下では、
この何倍もの犯罪が行われているだろう。

現在、東京オリンピックのための建設労働者不足などを理由として、外国
人労働者の積極導入を、などと言う声が上がっているが、世界中で外国人
移民で成功している国など聞いたことがない。

弊誌でもドイツがトルコ人移民問題でいかに苦しんでいるかを紹介したが
[a]、中国人は、トルコ人よりもはるかに人口が多く、賃金格差が大きい
ため、不法移民の大量流入につながるリスクは各段に高い。さらに「普通
の中国人」が犯罪者化する率も高いだろう。

その上、中国政府自体が、外国への過剰人口の「棄民」によって、海外で
の覇権を伸ばそうとする政策をとっている。[b]

建設労働者が足りないなら、もっと賃金を上げて、国内の労働力を無駄使
いしている低生産性分野から労働者を吸収したり、働いていない層を開拓
すれば良いだけの話で、それでこそデフレ脱却も進む。目先の企業利益の
ために、国内で無法チャイナ社会をこれ以上、広げては将来に禍根を残す
だけである。

あなたの周囲に移民賛成論者がいたら、こう聞いて欲しい。「移民政策が
うまく行っている国があったら教えてくれ。移民政策で失敗して困ってい
る国なら、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、カナダなどいくらで
も教えて上げるから」
と。我が日本も、その一つになりつつある。

<引用終り>


私はタイで仕事をしてきたので、こんな話はタイでも程度の差こそあれ有る事だ。
その対策はと言えば、おぎゃあと生まれた時から保育園、小学校、中学校と日本的価値観の中で暮らして、その事を骨の髄まで教え込むしかない。
大人になってからいくら教えても心底わかった事にならない事が多いのだ。

移民論争に対し考えるネタとして紹介する次第。

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2014-04-14 21:11

祭りの日

 当地方は今春祭りの季節。まだ残っている桜と祭りの山車。
今日はそんなほのぼのとした写真をお楽しみください。

昨日13日の午後、拙宅の近くで撮った祭りの山車。

2014-4-13岩滑の山車高山の広場にて

携帯で撮ったものでおまけに空は花曇り。でも祭りの雰囲気は出ているのかと。
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2014-04-13 16:28

この夏はエルニーニョ現象発生が予測される

 気象庁は10日、この夏はエルニーニョ現象が発生する見通しとの予報を発表した。
これは気象協会のHPから。

<以下引用>

この夏 5年ぶりにエルニーニョ現象発生か

2014年4月10日 20時2分
気象庁は10日、この夏は5年ぶりにエルニーニョ現象が発生する可能性が高いとの見通しを、エルニーニョ監視速報で発表した。夏にエルニーニョ現象が発生すると、日本付近では太平洋高気圧の張り出しが弱くなり、冷夏になる傾向がある。(日本気象協会)
気象庁の発表によると、3月はエルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態が続いたが、これから夏にかけて太平洋赤道域の東部の海面水温が上昇し、夏以降はエルニーニョ監視海域の海面水温が基準値より高くなることが予測されるという。この夏にエルニーニョ現象が発生する可能性が先月の発表時(3月10日)よりも、さらに高まった。
・・・以下略、詳細は下記リンク先参照下さい・・・

http://www.tenki.jp/forecaster/diary/tenki_news_flash/2014/04/10/10021.html

<引用終り>

この報道で私は二つの点で大いに関心が有る。
一つ目はエルニーニョ現象は異常気象、冷夏などの原因になる。しかしテレビや新聞報道もいやに静かだ。
だが油断できない。
特に農家の方など今から冷夏に備えてほしいと思う。間際になってから慌てても手遅れになりやすい。
先手必勝です



二つ目、こんなエルニーニョがまだ始まっていない段階でこの夏エルニーニョが発生しそう、こんな予報は恐らく初めてだろう。
此れこそ予報であり、これを聞いてそれに対する備えをしていけば良い。大変良い予報だと思う。


実は私は2011年9月に「気象庁の天気予報がおかしい」、こんなブログをアップし、気象庁に問題提起したことが有る。
それから半年くらい経ってから気象の道を志す学生だがという方から長文のコメントを頂いた。
「気象庁の天気予報がおかしい」は台風の進路予報の問題とエルニーニョ現象の問題について疑問を書いたのだが、その方から一つずつ反論を頂いた。

最初のブログはコレ、2011年9月のエントリー「気象庁の天気予報がおかしい」である。
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-355.html

そしてその後の気象庁の変化に関してはコレ、2012年9月のエントリー「気象庁の天気予報に変化の兆し」
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-578.html


最初のエントリーを気象庁の方が読んで下さったのかは分からない。しかしコメント下さったのは気象庁の方なのではないか、余りにも詳しいのでそんな気がする次第。
そして2012年9月のエントリーで書いたように、気象庁発表の天気予報に私が指摘したことが盛り込まれている。大変良い改善だと思い感謝する次第。

そして今回エルニーニョ現象の予報について非常に大きな改善がされた。海面温度のデータからは全く分からないエルニーニョ現象発生の可能性を今、ここで発表する。実に画期的な素晴らしい事である

実は海洋観測は日本が昔からやっていて、エルニーニョなどと言う言葉も無かった時代からの地道なデータの積み上げがある。
一寸その辺り、日本が世界の他の国では出来ない事をやってきたいい例だと思うので紹介したい。

最初にエルニーニョとはこんなモノ
2014-4-13エルニーニュ4


この暖かい海洋の水が動くのはこんな仕組み
波が伝わるように動くのだとか
2014-4-13エルニーニュ1


そしてここに日本の観測船が海洋の調査を長年続けてきた話がキーポイントとして浮かび上がる。
海洋観測船凌風丸の観測したデータである。エルニーニョなどと言う言葉も無かった時代から調査してきた。

2014-4-13エルニーニュ2


凌風丸の観測は1967年から観測を続けている。
エルニーニョが問題視され始めたのは1980年代になってからだ。

これが凌風丸と啓風丸、現在日本の気象庁の海洋観測船はこの2隻だけになってしまった。

2014-4-13凌風丸・啓風丸写真


ついこの間まではこの5隻体制。
2014-4-13海洋観測船5隻体制の頃

残念ながらこの内3隻は2010年、ミンス政権下のレンホー一味の手にかかって売り飛ばされてしまった。
以下エントリー参照ください
「蓮舫仕分けの気象庁の海洋観測船がシーシェパードの手に」
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-625.html

これが売り飛ばされ、シーシェパードの手に落ちた清風丸。
2014-4-13清風丸の現在、シーシェパードの写真


あと2隻の内、長風丸は残念ながら何処へ行ったか分からない。
しかし幸いこの内高風丸だけはスクラップ屋から海上保安庁によって救出され、巡視船風神になった。

2014-4-13高風丸改め風神写真2


エルニーニョの話がいつの間にかミンスの悪辣ぶりの話になってしまった。
だがこんな地道な調査を長年続けているのがエルニーニョの発生予報などと言う素晴らしい成果を生む。
昔ジャパン・アズ・ナンバーワンと言われた時代が有ったが、アズ・ナンバーワン、ナンバーワンとしてやる事とはこんな事なのだと思う。

エルニーニョ発生予報の裏にこんな関係者の血と汗の結晶がある事をもっと知るべきなのではないだろうか。
それにしてもいい話である。

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2014-04-11 22:08

ウクライナはどうなっているのか?

 ウクライナ・クリミヤの事が報道されるのだが、一体どんな理由・背景が有るのかサッパリわからない。
丁度ロシアの声(VOR)にそれが良く分かる記事が有った。
「小手川 大助: ウクライナ問題について」である。
http://japanese.ruvr.ru/2014_04_10/271030556/

「約20年の間に、ウクライナ経済は悲惨な状況となった」と題するこの記事、書いたのは小手川 大助。

何ッ!、小手川 大助、そいつは元財務官僚で同期があの悪名高い勝財務事務次官、同じく同期にIMFの篠原尚之副専務理事もいる。この篠原は故中川大臣の問題会見の時隣に座っていたヤツ。
此れだけで拒絶反応が有る方も多いと思うが(実は私もそう)、ウクライナの現状を知る上では興味深い記事。
まあ、とりあえず肝心な所を紹介。

<以下引用>

ソ連邦が崩壊した1991年以来、ウクライナの経済がどのようなことになってきたのかを検討してみることとしたい。
 
ウクライナは1992年6月3日に独立し、IMFに加盟し、IMFのコンディショナリティーの下に、IMFから資金の借入を行った。IMFの主要な要求は、規制緩和、民営化、そしてマクロ経済の安定であった。
 規制緩和という観点から行われたのは、変動為替制度への移行であり、為替の価値が大幅に下落した。民営化の掛け声の下に、国営企業が入札にかけられて低価格で民間企業に売却された。そして、低い労賃を売りにする経済モデルの下、社会福祉の水準の引き下げ、住宅や公共料金に対する補助金の廃止がおこなわれた。2008年にウクライナはWTOに加盟したが、加盟の結果はIMF加盟の際とあまり変わらないものとなった。
 結果として、この約20年の間に、ウクライナ経済に何が起こったかをまとめてみると、以下のような悲惨な状況となっている。
  人口 ▲12% (5,200万から4,600万へ)
     国内居住人口 ▲ 25% (5,200万から3,900万へ)
  GDP ▲32%
     GDPの世界シェア 2% → 0.2%  (引用者注:数字に多少疑問あるがそのまま引用)
  一人当たりGDP 世界平均+11% → 世界平均▲40%
  電力生産 ▲35%
     トラクター ▲95%
     金属工作機械 ▲99%
  国立科学アカデミーの従業員数 ▲50%
     科学者総数 ▲70%
     産業関連研究所総数 ▲90%
  雇用者総数 ▲1,200万
  対外借入れ +245億ドル(GDP比率80%)
  平均寿命 71歳 → 68.8歳(男性は62歳)
  年金受給年齢 55歳 → 60歳

・・・以下略、詳細は上記リンク先参照ください・・・
<引用終り>

ロシアがこの20年で凄い事になっているのはある程度知ってはいた。しかしウクライナも全く同じである。
よくもまあ強欲資本主義、ハゲタカ連中に食い荒らされたものだ。
GDPが32%減という事は国内の工業はほとんど壊滅してしまったのだろう。
人口減少も国内居住人口が700万人少ない。この700万人がどこかよその国に出稼ぎに行ったんだろうなあ。
残ったのは農業と鉱業など?、他に何かあるか?

グローバル資本主義とは何と残酷なものだろうか。

余りにも悲惨な話なのでこれ以上コメントしようが無い。今日の所は事実の紹介という事で。
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