2012-02-29 06:45

学力低下の実態<続の続>

 前回学力低下の実態<続>と言うことでエントリーした。

此処にkazkさんより大変興味深いコメントを戴いた。

特に4人に1人「太陽は東に沈む」という部分についてはkazkさんの意見が正鵠を射ていると思う。

 

そこでkazkさんのコメントはコメント欄に置いておくには勿体無いのでここにその全文を再掲させていただきます。

kazkさん有難うございます。

 

 

<以下kazkさんのコメント>

 

Commented by kazk さん

 

 小生がかつて教えた子供の中で中学3年生まで電車に乗ったことがない、という子供がいました。高校受験の受験場を一度くらい下見しといたほうがいい、と言う話の中で判明したのですが、実際切符を買って電車に乗ったことがない、と言う事実に呆れました。これがとんでもない低学力野郎ならばお笑いなんですが、県下一の最優秀校にゆうゆう入った子でしたから、別な意味で衝撃でした。


以前、sonoさんへのレスでもかいたのですが、当たり前の生活をしていく上手必ず常識的な知識が必要なのだから、そんなものはほっといても身につくはずだ、というのは本来健全な常識だろうと思います。ところが案外常識じゃあないんですよ。

昔の優秀と言われた子供は、間違いなく世間知に秀でてました。大人との接触や会話を聞くなどで、常識力を身につけたのです。今の時代はそれが要らなくなったらしいのです。親戚、家族、学校の先生などの限定された大人とし付き合わない、その上、学級や学年という集団を超えた付き合いをするということさえ減っている時代でこういう常識はどんどん身につかなくなっていきます。

世の識者と言われる人々はこの手の話を社会性の欠如と切って捨てるだけですが、その処方箋を出しません。これは完璧に家庭教育力の低下です。昨今言われる
学級崩壊なんかも子供に本来身につけさせるべき力、生活力といってもいい、それが低下してることが本当の原因です。学校自体は楽しいところですが、勉強なんか本来面白いわけがない。そこに持ってきて、楽しくないことはやらなくていいというような、誤ったメッセージが世の中溢れてます。こんなところで何で学習が成立しますか。世の78%は無理です。

(この辺で送ります。)

 

この状態で、さらに、知識と知恵の乖離というようなものが起きてるような気がします。例えば日食月食が起こる理由というものは分かる、しかし、夏のほうが日が高く冬のほうが日差しが低いから、日光はかえってよく入るというような当たり前の事実は認識してないということになります。

表題の話はおそらく、日没と聞いた所にミソがあります。日の出と勘違いしてる、というよりは日没という言葉を普段の生活の中で使っていないのでしょう。これが日の出、日の入りと聞けばまだ変わったはずです。

つまり、知識が知恵化していない、とでも言うんでしょうか当たり前の知識を運用できない、ということが問題になるのです。学校で勉強することはただそれだけ、実生活で役立てるとかいう認識がありません。

今の子供は、
JRなどの宣伝で東京青森をはやぶさが最高時速300キロで走り、東京青森を3時間10分で結ぶということは知識として吸収します。では東京青森間は何㎞位あるんだと聞いた途端に詰まるはずです。そしてそんな話が聞かなくなった東京大阪間は何km、と聞くともはや駄目ということになるのですよ。

これを20年繰り返してごらんなさい。立派な利口な馬鹿ができます。

世の中の利口か馬鹿かは世間知の量で決まります。ところが学力は基本的に学校で学習した量の反映でしかありません。それをきちんと蓄えられれば、試験に受かり学歴が付きます。かつての学生ならば学力は基本かかる常識の延長にありましたから、一定の能力を期待出来ました。今でも、学歴は叩きこめば知識を入れられる能力、という意味では機能するでありましょう。

しかし、そんな連中がリーダーになったらどうか、会社なら潰れるし国なら滅びます、というか会社はそんな奴に経営を任せませんし、当たり前の国ならばそもそも選良としません。

おからの親父があいつには会社の経営は無理だと役人にしたのは慧眼でしょう。
ただそんな奴を政治家にして良い訳がない。まあ、おそらく政治家として出てこられるわけないと踏んでたんでしょうね。
 


馬鹿を馬鹿と認識できないマスゴミが一番悪いんでしょうが。

 

 

 

 

<引用終り>

<追記>

最初にエントリーしたとき、本文ががクチャクチャになっていました。

編集しなおしましたのでよろしくお願いします。 

 

 

この話は私も納得です。

日没の方向と言う言葉が質問された学生には無い。

日常会話でも使っていない。

 

つまり学力低下とはこんな事だった、

科学的な知識の前に言葉の能力が無い、

そう考えるべきだと言うことだと思う。

 

有意義なコメント、kazkさん、どうも有難うございました。

 

 

 

<お詫び>

このエントリーをIZAにアップすると本文の中がクチャクチャになってエントリーされてしまいます。

私のパソコンが悪いのか、IZAの問題なのか分かりませんがご迷惑をお掛けしました。

とりあえず今までブラウザをIEだったのですが、google chromeに変えてエントリーし様子を見ることにします。

尚IEを使っているのはchromeだと偶にですがブルースクリーンエラーが出るためで、私のパソコンが古いせいだと思っています。コイツもしばらく様子見です。

  1. 教育
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2012-02-27 11:36

学力低下の実態<続>

 学力低下の実態、続編です。

最初に前回も紹介した教心ネットから凄い話を引用します。

 

教心ネットとは何か。

教師、心理学者、学生、親のための「心理学を教育に生かす」ページだそうだ。

http://www.kyo-sin.net/index.htm

 

 

 

<以下引用>

 

衝撃 大学生のあきれた知能程度 4人に1人「太陽は東に沈む」!(J-CASTニュース2011.11.21)
 

 

 

 大学生の学力低下が指摘されるなか、大学生・短大生の4人の1人が、日没の方向を「東」と答えていたことが明らかになった。また、地球の周りを回る天体として太陽を挙げた人も2割近くいた。この数値は小学生を対象に行った調査結果と大きくは変わらず、中高の理科教育の意義が問われることにもなりかねない。

 実態が明らかになったのは、東海大学産業工学部(熊本市)の藤下光身(ふじした・みつみ)教授らが2011年4月から5月にかけて行った「短期大学生・大学生に対する天文基礎知識調査」。調査内容は、11年9月に鹿児島大学で開かれた日本天文学会の「秋季年会」でも発表された。

月が満ち欠けする理由についても正答半分
 調査は国内の公私立の短大3校・大学2校を対象に行われ、天文学に関する基礎知識を選択式の問題を9問出題。1年生を中心に667人が回答した。調査を行う際の取り決めで、調査対象の学校名は明らかにされていない。

 日没の方向を聞いたところ、正解の「西」と答えた人が75%で、「東」と回答した人が22%にのぼった。「南」「北」と答えた人も、あわせて3%いた。南半球で日没する方向を聞いと、正解の「西」は44%に低下し、「東」が37%に増加した。

 月が満ち欠けする理由についても、「太陽・月・地球の位置関係」と正答できたのは56%で、「地球の影の影響」との回答が42%にのぼった。

 「天動説」を唱える人も続出。人工衛星のように地球の周りを回る天体を複数回答で選んでもらったところ、「月」と回答したのは74%にとどまり、「火星」が33%、「太陽」が18%にのぼった。

小学生からほとんど成長せず?
 実は、01年から04年にかけて、小学校4~6年生に対して同様の調査が行われている。調査では、約4割の子どもが「太陽は地球の周りを回っている」と考えていることや、太陽が西に沈むと理解している子どもが6~7割しかいないことが判明し、波紋が広がった。

 当時の小学生は現在の大学生の世代にあたるため、今回の調査は、この世代がどの程度知識の面で成長しているかをみる狙いもあった。だが、中学校、高校を経ても知識レベルで大きく成長していることは確認できなかった形で、藤下教授は、

 正答率の低さは衝撃的」
と嘆息。

 「若い人が、『どちらの方角から日が昇るか』といった、科学を意識しなくても生きていける現状があるのではないか。学生に『石ころが、だいたい何グラムか』『30センチはどのくらいの長さか』という質問をしても、とんでもない答えが返ってくることがある」
と、学校の理科の授業で習ったことと、自分が実際に生きている世界との断絶を指摘している。
 

<引用終り>
 

此処で注意すべき事、
<01年から04年にかけて、小学校4~6年生に対して同様の調査が行われている> この事である。02年から一番酷いゆとり教育が行なわれた時期、

こんな学生がこれから社会に出てくるわけだ。

 

 

私にとって衝撃的なのはタイで仕事をしているとき、こんな質問をタイ人に良くしていた為である。

だからタイ人の知識レベルを知っているのだ。

 

例えば電動式フォークリフトを導入したとしよう、

使い方やメンテナンスは当然業者が教えてくれる。

しかしそれだけでは直ぐ壊してしまう。

 

それでワーカークラスには単に操作の仕方を教えるだけだが、エンジニアクラスにはバッテリーの構造や仕組み等も知っているかテストしていた。

フォークリフトの電源は鉛蓄電池、だからこれが鉛、これが希硫酸、そして少しずつ漏れるガスは水素、

こんな事が分かるかである。

 

 

例えばH2は何か知ってるか、そんな事を聞いてみるのだ。

H2の分からない連中にそれ以上教えても仕方ない。

分かるヤツを探して、そいつに教えさせるしかない。

 

 

そしてこの経験から、この引用文に出てきた学生さんならタイ人の学生に負ける。これはまことに残念だが事実である。

 

 

今の新入社員はこんなレベルである。

企業として厳しい国際競争に立ち向かわねばならない時、極めて厳しい現実では無いだろうか。

  1. 教育
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2012-02-26 15:56

学力低下の実態

 昨日学生の学力低下についてエントリーした。

今日は昔実際に見た通知票の無い小学校の話を紹介する心算だったのだが、ちょっとググって見るとそれ所かもっと凄い話が有る。

 

 

2002年からの悪名高いゆとり教育で子どもの通知表に書く評価が相対評価から絶対評価に変わった。

相対評価はクラス全体を母集団にして、5が10%、4が20%、3が40%、2が20%、1が10%と言うように配分する。

 

絶対評価は目標とする習熟度に対してどれだけ達成したかを評価するので一見正しそうに見える。

だが実際はとんでもない実態が潜んでいる。

 

 

 

教心ネットと言うものがある。

教師、心理学者、学生、親のための「心理学を教育に生かす」ページだそうだ。

http://www.kyo-sin.net/index.htm

 

此処にこの絶対評価の実態を調べたデータがあった。

http://www.kyo-sin.net/evaluation.htm

 

どんな事が書いてあるかというと

<以下引用・・全文は上記リンク先参照ください>

 

ここまでひどい絶対評価の実態 -モデルケース-

 

 問題点だらけで、もはや入試では信用されなくなりつつある絶対評価だが、

守秘義務を盾にその実態というのはなかなか見えてこなかった。

ここではモデルケースをもとにその実態にせまる。

 中学校での絶対評価の内訳を算出した。

結果は予想よりはるかにひどかった。

5段階評定であるはずなのに「1」は誰一人としてついていなかったのである。

教科によっては「2」すらついていない。

表を見れば歴然であるが、「1」や「2」の評定が「3」にシフトし、

「5」や「4」も相対評価と比べて2割~3割高い。

これは大手学習塾のデータともほぼ一致する。これでは事実上3段階評価だ。

 分数ができない大学生等、学力低下が起きている今、

このような異常な評定の高さは説明がつかない。

さらに驚いたことに、現場教師の大半が異口同音に「これでいい」という無責任さだ。

※このデータは、個別に集めたデータを40人学級に換算したものである

 

中学校での絶対評価の評定(中3)の内訳<40人学級でのケース>
  相対評価(理論値) 絶対評価
  「5」「4」「3」「2」「1」 「5」「4」「3」「2」「1」
英語16121512
数学161320
国語161124
理科16 27
社会1619
5教科2040804020335410211


 小学校では、3段階評定であるが、その実態もひどいものである。

客観的に見て算数が普通の児童に堂々と「3」がついている。

国語では、漢字の習得率が50%程度、音読もままならない児童に「2」がついている。

事実上2段階評定だ。

※小学校は3段階評定 3・・・良い、2・・・普通、1・・・悪い

 

ある小学生のケース
 学校による
絶対評価
模試による
相対評価
算数
国語


 毎日新聞は情報公開制度を利用して横浜市内の公立中学校の評定一覧を集計した。
 報道で明らかになったのが、学校間格差である。

「5」の生徒数の割合でもっとも格差があったのが、

中2の英語で「80人中44人(55%)」と「82人中1人(1.2%)」と実に45倍である。

相対評価でも学校間格差や評定の内訳などの問題点があったが、

絶対評価での問題点は比べものにならないくらいひどい。

 評定平均は、相対評価なら「3.00」になるが、絶対評価になって2年生では「3.79」、

3年生では「4.02」となっていた。

これは横浜市だけが特別高いというわけではない。

全国的にほぼこのような水準だと予測される。

 実に「内申バブル」である。

 評定の平均が「4.02」というのは、平均すると「オール4」ということだ。

先ほど事実上3段階評定だと言ったが、まさにその通りだ。

 もっとも問題にしなければいけないことは、絶対評価に対する現場教師の問題意識の低さだ。

横浜市のある中学校の校長は「興味や関心を持ち、意欲的に学習する生徒が多いから」と、

他校より評定が高いことを説明している。

横浜市教育委員会の「気にはなるが、問題ではない」という発言も問題だ。
 絶対評価の実態について、ある教員に尋ねたところ

「みんな志望校に合格していくから問題ない」という有様だ。

基礎学力が不十分なのに、実力以上の高校に合格することが「問題ないこと」なのか。

この教師の良識を問いたくなった。

 絶対評価については国の制度であるから仕方ないとしても、

評定をつける教師のレベルの低さにはあきれてものが言えない。

客観的に見て「2」の生徒に「4」をつけるのは、犯罪的行為に等しい。

企業で言えば赤字を黒字という粉飾決算に等しい。
 評価の規準は一教師ではどうにもならない。

 

しかし、評価の基準については現場教師の良識が問われているのだ。

 

 

 

<引用終り>

 

この話は私にとっても衝撃的、今こんな教育を受けた子どもが社会に出てくるのである。

昔の感覚で接していたら全く間違える。

 

今の学生たちは自分たちがどんな程度なのか知らされずに育ってきた。

平均も計算できなくても4とか5の評価を貰ってきていたのである。

 

この問題、社会全体で取り組まないととても解決は難しいそう思えるのだ。

 

<続く>

 


 

  1. 教育
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2012-02-25 16:38

学生の学力低下<その一つの処方箋

 今日の新聞各紙は大学生の数学の学力低下が酷い事が報道されている。

新聞によっては技術立国の危機などと書いている。

確かにそうだ。

だがどの報道を見てもゆとり教育が云々とは書いて有るが、では対策は如何するか、そんな事は書いてない。

学校の先生の責任だくらいの感覚である。

 

 

だがちょっと待って欲しい、

ゆとり教育マンセーで日教組の尻馬に乗っていたのは君たちマスゴミだろ、

 

その反省のコメントは無いのか!

 

 

最初に学力がどんなものか、その実例の分かる報道から。

これは読売新聞の物。

 

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120224-OYT1T00931.htm

<以下引用>

 

 

「平均」の意味、大学生の24%が理解せず

 

 大学生の24%が「平均」の意味を正しく理解していないなど、基礎的な数学力、論理力に大きな課題があることが、日本数学会(理事長・宮岡洋一東京大教授)が実施した初の「大学生数学基本調査」で明らかになった。


ゆとり教育の影響のほか、少子化による大学全入時代の到来で入試の難易度が下がったことなどが、理由として指摘されている。

 調査は昨年4月から7月にかけ、国公立大、私立大計48大学で実施。主に入学直後の学生5934人が協力した。調査では小中学校で学ぶ内容を中心に、論理的な文章の読解や記述力、基本的な作図力を問う5問が出題された。

 

 その結果、全問正答した学生は、わずか1・2%だった。「偶数と奇数を足すとなぜ奇数になるか」を論理的に説明させる中3レベルの問題の正答率は19%

小6で学ぶ「平均」についても、求め方は分かるが、「平均より身長が高い生徒と低い生徒は同じ数いる」などの正誤については誤答が目立ち、中堅私大では半数が誤答だった。

(2012年2月24日20時19分  読売新聞)
<引用終り>

 

 

 

 

偶数と奇数を足すと何故奇数なのか正しく説明できる学生が僅か19%、衝撃的な数字である。

 

そしてこれは学生だけ、教師だけの問題ではなく、社会全体の問題として捉えないと解決は難しい。

家庭でも会社でもこの問題を解決する活動、つまり皆で勉強しようと言う活動を今こそやるべき時なのである。

 

この話に丁度良い事例が有る。

先日本屋がなくなったという話をエントリーした。

http://tansoku159.iza.ne.jp/blog/entry/2595424/

 

此処にyuyuuさんが大変いい話をコメントしてくれた。

この話をそのまま紹介しよう。

 

 

Commented by yuyuu さん

 

親がテレビを見て、新聞読んでるようでは子供は本は読みません。
だから、子供が小さいうちは親もテレビを見ないで本を読むことです。
我家の場合は小学校に入る前から週に数回は妻が子供を図書館に連れて行き一緒に読書。週末は私を含めて図書館で家族で読書。

その結果、本を読む子になりました。
量も尋常ではなく、ダンボール1箱3ヶ月は持ちません。
小学校時代は古本屋でダンボール単位で本を買ってましたね。

本を読んでも体育が゙好きで、2人とも体育会です。
武家の伝統は文武両道なので別に変ではありません。

親や爺や婆が努力すれば、これからの子供も読書好きになります。

<引用終り>

 

こういう話である。

子どもに本を読めというだけではダメ、親が自分で手本を示し、自分も本を読む

これが本を読む子を育てるコツである。

 

学生の学力低下、これは深刻だが、学校の先生がどうのこうの、

こんな事だけでは始まらない。

Yuyuuさんがやった様に親が手本を示し、親も行動する。

これは家庭だけでなく会社などでも同じだと思う。

会社の先輩、上司も行動すべきだと思う。

 

テレビなどは碌な番組をやっていない、

今こそ社会全体で勉強しよう、そういう運動が必要ではないか。

ゆとり教育マンセーをやったマスゴミさん、

せめて罪滅ぼしにこんな運動の音頭とりをやったら如何だね。

  1. 教育
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2012-02-23 17:45

アインシュタイン先生の勝ち

 昨年9月に世間を賑わしたニュースに「光より早い粒子発見、相対性理論と矛盾」と言うのがあった。

 

 

相対性理論は現代物理学の基本的な理論で、身近な所ではクルマのナビもこの理論が基礎になっている。

 

私は昨年この報道には疑問が有るとしてこんなエントリーをした

http://tansoku159.iza.ne.jp/blog/entry/2482817/

 

ニュートリノが若し光より早ければ、日本のノーベル賞学者小柴教授の研究と矛盾する、そういう事実が有るのだ。

 

 

 

所で今日WSJでこんな報道が有った。

http://jp.wsj.com/Japan/node_397659?mod=WSJFeatures

 

<以下引用>

 

「超光速」ニュートリノに誤り?=ケーブルに緩み―5月に再検証・国際チーム


2012年 2月 23日  15:29 JST

 名古屋大などが参加する日欧の国際研究グループ「OPERA(オペラ)」が昨年9月に発表した素粒子ニュートリノが光より速く飛ぶとした実験結果について、速度の測定に用いた全地球測位システム(GPS)とコンピューターをつなぐ光ファイバーケーブルに緩みが見つかったことが23日、分かった。

 

ケーブルが緩んでいると、ニュートリノの速度が速く測定される影響があるといい、「アインシュタインの相対性理論と矛盾する」と注目された実験結果が覆る可能性も出てきた。

 

 

 同グループの小松雅宏名古屋大准教授は「確定的なことは言えないが、誤差の範囲を超える影響があり得るので、再検証が必要だ」と話しており、5月以降に再実験を行う。

 

 実験は2009年に開始。スイス・ジュネーブ郊外の欧州合同原子核研究所(CERN)から約730キロ離れたイタリア中部の研究施設にニュートリノのうちミュー型と呼ばれるものを飛ばし、到達時間を最新のGPS技術などを使って精密に測定した。約1万5000回の実験を繰り返し、光速(秒速約30万キロ)よりもニュートリノが60ナノ秒(1億分の6秒)速く到達するとの結果が出た。

 

 ニュートリノは電子の10万分の1以下ではあるが、質量を持つ。アインシュタインの相対性理論は、質量を持つ全ての物質は光速を超えることができないとしており、実験結果は同理論を揺るがすものとして注目された。 

[時事通信社]

 

<引用終り>

 

前回のエントリーでも紹介したが、その実験とはこんなもの。

 

 

 

上の図のように差が有ると行っても1億分の6秒である。

僅かな誤差でも相当の差が出るわけだ。

 

 

どうやらこの話、発表した科学者が総スカンを食らって事件の幕引きをはかったものではないか。

 

何せ日本には15万光年先から光とニュートリノが同時に到着したという厳然たる証拠が有る。

この証拠を覆すにはあまりにもデータが乏しい。

 

アインシュタイン先生が笑っている。

君らには未だ分からんだろうな。

誰だ、タイムマシンも可能などとアホ言っているのは、

1000年早いぞ。

そして

 

  1. 科学技術
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2012-02-23 12:06

報道しない自由

 昨夜7時のNHKニュースのトップは福島原発事故についてのアメリカ原子力規制委員会(NRC)の議事録公開の話だった。

 

 

以下NHKより引用

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120222/t10013199921000.html

 

米当局 メルトダウン想定して対応

 

 

2月22日 19時30分 

アメリカ原子力規制委員会は、東京電力福島第一原子力発電所の事故発生直後の委員会内部のやり取りを記録した議事録を公表しました。この中では、アメリカ当局が、事故発生から5日後には、最悪の事態を想定すると1号機から3号機までの3つの原子炉がすべてメルトダウンする可能性もあるとして、日本政府が付近の住民に出した避難・屋内退避指示よりも広い範囲の勧告を行うよう提起していたことが分かりました。

アメリカ原子力規制委員会は、21日、東日本大震災が発生した去年3月11日から10日間にわたる、委員会内部の電話などによる緊急会議のやり取りを記した3000ページ以上にわたる議事録を公表しました。
それによりますと、事故発生から2日後のアメリカ東部時間12日には、福島第一原発の敷地内の周辺でセシウムなどが検出されたことが分かったことから、少なくとも原子炉内部で部分的な炉心損傷が起きている可能性があるなどとして、発電所から半径50マイル=およそ80キロ圏内に避難勧告を出すべきはないかと、幹部が原子力委員会に対して進言していたことが分かりました。

・・・以下略・・・

詳細はリンク先参照ください

<引用終り>

 

この話はWSJを見ると良く分かる

http://jp.wsj.com/Japan/node_396776?mod=left_top1

 

WSJ日本語版が22日日本時間午前9時47分にこの記事をアップしている。

しかしWSJと提携しているはずの読売新聞、この大ニュースを伝えていない。

アカヒ新聞も同様である。

侮日新聞はアメリカ発でチラッと載せているようだ。

 

 

日本の空き缶政権は情報隠滅の為議事録を作らせなかったらしい。

しかしアメリカには僅か数日分でさえ3000ページに及ぶ記録が有るのだ。

 

そしてNHKはミンス政権がおさえ損なったのか、トップニュースで報道した。

しかし新聞各社は情報隠蔽工作で何も報道しない。

 

こんな事が野豚政権の実態で有る。

我々は知らない・知らされない自由を謳歌している訳だ。

 

困った事である。

 

尚各社の報道ブリは今朝の読売新聞の報道に疑問を感じたのでこのエントリーをしました。

遅ればせに各社が報道すると思います。

  1. マスコミ
  2. TB(0)
  3. CM(8)

2012-02-20 21:57

タイの刑務所

 重い話題が続いたのでちょっと気晴らし。

タイの刑務所の話である。

実は私はまだ刑務所には入った経験が無い、(残念! 笑)

これは外から見ただけの話である。

 

 

先ず最初にこれをご覧ください。

 

 

海に浮かぶ白亜の豪華船、それともホテル???

そう見えるのだが・・・

 

 

 

タイの首都バンコクから東南に120キロほどの所にシラチャと言う町が有る。

昔は何も無い漁村だったが、今では近くの日系企業の日本人が多数住んでいる。

最近では日本人が5千人くらいいて日本人学校(小中)も出来た。

そのシラチャの町から船で渡るとシーチャン島と言う島に着く。

 

 

 

これがシーチャン島

 

シラチャの町から船で40分ほどでこの島に着く。

 

 

 

さて最初に見たもの、それがこの島に有った。

何処かの豪華客船かと見まがうが、実はこれが船の刑務所である。

この刑務所の写真は2000年頃にとったもの。

この船を見ても何だか分からず、島の人に聞いたら「ホテル」だと言う。

ホテル? そんな物が有ることなんか聞いた事無いなあ。

それに幾ら調べてもそんなホテルが有るとは出てこない。

 

 

不思議な事にタイ人に幾ら聞いても誰も知らない。

この写真を見せても分からない。

おまけにこの不思議な船、1年ほど経ったら見かけなくなってしまった。

 

ようやく真相が分かったのは4年ほど経ってから。

 

タイの犯罪事情を書いたものを見たらこんなくだりがあった。

「犯罪者が増えすぎて、収容する刑務所が不足、止むを得ず刑期が終わらない受刑者でも出所させざるを得なくなった。

仕方なく船をチャーターし、これを改造して刑務所にした。」

 

 

これで謎が解けた、あの船は刑務所だったのだ。

それでアレは何かと聞いたときホテルだなどと言ったのだ。

 

現在ではこの船は何処か別の所に停泊しているようだ。

尚こんな船の刑務所、受刑者が直ぐ逃げ出しそうなものだが大丈夫

タイ人は殆ど泳げない、カナヅチだそうだ。だから泳いで逃げるヤツはいないという。

 

 

とまあ、所変われば品変るという話。

 

 

 

さて此処から先は観光案内、

 

このシーチャン島は観光地ではないが、魚釣りの好きな人には楽しい所のようだ。

そして島の反対側に廻るとこんな物が有る。

 

小さい小さいビーチ

 

 

意外にも外国人も来ている

 

ちょっと山に登れば

 

日本は永田町界隈に刑務所に放り込みたいヤツが一杯いる。でもこんな風光明媚な刑務所はヤツラには贅沢すぎかもしれない。

  1. タイiza
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  3. CM(4)

2012-02-20 12:23

【光母子殺人】殺人事件の日本・タイ比較

 今日午後、光市母子殺人事件の判決が言い渡される。

この件で日本とタイの殺人事件事情を比較してみたい。

 

この件で皆さんの意見は極刑が正しいというのが圧倒的だ。

izaでは

SONOさ ん

http://sopnoraone-3.iza.ne.jp/blog/entry/2603376/

 

裏の桜さん

http://dale-alv.iza.ne.jp/blog/entry/2602790/

 

皆さんが同様の意見を述べている。

特に弁護団の詭弁を弄した弁護、マスゴミの可哀想だ報道には批判が多い。

実は私にはこの報道に接するたびの思いだす悲しい記憶が有る。

その顛末は裏の桜さんのブログのコメントに書いたので、そちらも参照ください。

 

 

さて本題はタイと日本を比較すると、殺人事件は人口10万人当りではタイは日本の10倍以上。

何故そんなに多いのか、それについての話です。

 

最初にどれ位多いのか

これは以前「日本は最近治安が悪くなったのか」をエントリーした。

http://tansoku159.iza.ne.jp/blog/entry/1433627/

 

そのグラフを再掲すると

これは2009年までの殺人・殺人未遂件数推移、2010年は更に減って1067件である。

尚このグラフは殺人・同未遂を含んでいるが、実際殺された被害者数は約半分、2008年のデータで546人である。

 

 

さてではタイはどうか

 

 タイの09年殺人3410件 発生率、日本の十数倍

2010/1/25 (21:57)

【タイ】タイ警察が2009年に認知した殺人事件は3410件で、2008年の3974件、2007年の4687件を下回った。

 その他の犯罪の認知件数は▽殺人未遂5009件▽強姦4273件▽傷害1万6773件▽強盗1870件▽窃盗・万引き4万8620件▽自動車窃盗2812件▽自動二輪車窃盗1万9297件▽農業機械窃盗113件▽牛・水牛窃盗68件▽賭博6万6085件▽麻薬21万5865件▽売春3万2605件――など。

 2009年に日本で発生した殺人事件(未遂などを含む)は1097件。タイは人口が日本の約半分だが、殺人、殺人未遂の件数は約9000件で、発生率は十数倍に上る。

 (注:タイらしいデータである・・・牛・水牛窃盗が68件!・・・長閑!) 

 

 

 

 

 

日本の2009年で年間1097件と比較するのは、タイは殺人3410件+未遂5009件、合計8419件である。

タイは人口は日本の半分なので人口当たりでは日本の10倍以上(約15倍)になる。

 

 

 

このようにタイは殺人事件が多いがその原因を色々聞いて廻ったことが有る。

(注:日本に比べて多いのです、外国と比べるとアメリカと大差無いレベル)

 

タイ人の言うタイで人殺しが多い理由。

 

1) 刑罰が軽い・・・宗教的な問題で、死んだ人は生き返らない。それより今生きている人を重視する考え方が有る。

 

2) 刑務所に入っても2,3年で出てこられる・・・日本で言う保釈、また何か有ると恩赦がある。

これにも宗教的な背景が有る。

刑務所に入っている人を恩赦などで救い出すと、仏教で言う「タンブン」で功徳を積んだことになり、来世に良いことが有る。

 

3) 刑務所が一杯・・・ 早く出所させないと次が収容できない。

 

こんな理由で簡単に出所できるので、人殺しなど平気でやってしまう。

 

ただし殺人は簡単に出所できるが簡単に出所できない物が有る。

麻薬である。

麻薬所持は最悪死刑も有る重罪で、しかも恩赦などの対象から外れている。

日本人でも麻薬所持で刑務所に入っている人がいるが、日本国大使館などが何とかしようとしてもこれだけは絶対不可だ。

 

以上のような理由なので、タイでは殺人事件はなくならない。逆に麻薬は昔に比べれば激減している。

 

 

矢張り罪を犯したものへはキチンと処罰する、

人を殺したら即死刑、こうでなくては犯罪は減らないと思う。

日本では裁判で死刑と決まっても刑が執行されないという不思議なことが有る。

これなどは法を守るべき法務大臣の怠慢そのものである。どうしても自分がサインしたくなければ、身代わりに自分を処刑するべきだと思う。

 

最後にそれでも最近殺人事件が多くなったと思いがちだが、有る方が新聞などの報道件数を調べた結果がある。

 

これはアカヒ新聞の例だが85年を100とすると00年以降は殺人事件の報道件数は400から500だそうだ。

新聞が面白おかしく書くので最近治安が悪くなった。

そう感じるようである。

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2012-02-18 21:06

麻生さんの講演録

 産経新聞正論懇話会と言うものが有るそうだ。

そして平成24年2月3日、ホテルオークラで産経新聞正論懇話会の講演会があり、麻生太郎元首相が講演したそうである。

この講演を聞いた井上政典さんと言う方が自身のブログにこの講演抄録を載せている。

 

私は井上政典氏についての知識は無い。

しかし麻生元首相の講演は大変面白いので、全文引用する。

 

尚この講演は産経新聞が主催しているはずなのだが、何故かこの話が記事に見当たらない。(私が見落としているだけかもしれないが・・・・)

 

それでこの話を皆さんにもご紹介する次第。

 尚井上政典氏のブログは以下参照ください

http://ameblo.jp/rekishinavi/entry-11167273442.html

 

 

 <最初に井上政典氏の話>

 

産経新聞正論懇話会 麻生太郎元首相公演抄録 2012年02月17日
テーマ:ブログ
以下は、平成24年2月3日にホテルオークラにて開催された産経新聞の正論懇話会で麻生太郎元首相の講演抄録です。

 メモと記憶を頼りに書いています、もしかして聞き間違いがあるかもしれませんが、文責は歴史ナビゲーターの井上政典にすべてありますので、よろしくお願いします。

 

<以下は講演抄録>

 

講演抄録 麻生太郎衆議院議員


 今日いただいている演題は、「日本のすすむべき道」ですが、これだけ大きいと何でもしゃべれるからいいなと思っております。偏っているN新聞など私は新聞がきらいですが、産経新聞だけはちょっとまともなようで、こういう新聞がもっと売れないと日本は良くならないと思っております。

 

 今の日本が置かれている立場ですが、3.11の大震災、地震による被害よりも津波による被害が圧倒的に多く、けが人よりも死者の数のほうが圧倒的に多いという前代未聞の大惨事であります。地元の消防団員も242名が亡くなり、行方不明が12名という犠牲者がでました。

 

 福島県相馬市に3日目にアメリカ軍が16000名の将兵がトモダチ作戦と名づけて救援に駆けつけてくれました。その際に海上自衛隊の艦船は夜間、ガレキが浮き照明もない岸壁に大きな船体を一発で横付けしました。アメリカの艦船は本当はしたくなかったそうですが、自衛隊の艦船が見事接岸したものだから、自分たちができないと沽券にかかわるということで、決死の思いで接岸を試みました。しかし、一度ではうまくいかず、今一度、そして三度目にやっと接岸できました。乗組員たちは固唾を呑んで潜んでいましたが、接岸に成功したというアナウンスが流れるといっせいに拍手が起きたというほど緊張していたそうです。アメリカ軍をはるかに上回る自衛隊の錬度・士気は旺盛なものでありました。

 

 そしてアメリカ軍が上陸してみると、アメリカではハリケーンカトリーヌの時に暴動や略奪がおきたのですが、日本人は救援物資がもらえるとわかったら、自然に列ができたのです。それに自国の実情を知っていたアメリカ軍はびっくりしました。この日本人があの大惨事の直後に見せた秩序正しさは賞賛の的でした。これを珍しく朝日新聞がきちんと書いてあったのにちょっとびっくりしました。

 このように、国民や隊員はすばらしいのに、指揮命令系統が悪いためにいまだに復興に手がつけられていない状態だとは嘆かわしいものです。

 

 阪神大震災発生当時、内閣は社会党の村山富一が総理大臣でした。彼はこういうことはわからんと潔く自民党の河野洋平総裁に丸投げしました。河野洋平もわからんと震災復興担当大臣を小里貞利氏にすべての権限を与え、国会に出る必要なしと言う事で被災地に張り付き復興の陣頭指揮に当たりました。小里大臣は皇居へ報告の為に2ヶ月間で7回ほど帰京しただけだと記憶しています。炭鉱でもそうですが、このような大事故が起きた時は、指揮系統を単純化しスピーディーに物事が運ぶようにするのが鉄則です。村山首相はすべてを任す、すべての責任は俺が取ると言い切り、そのとおりにしました。そのおかげで、二ヶ月で必要な予算を纏め上げることができました。

 しかし、今の民主党政府は10ヶ月たっても何もできていません。このように兵が優秀でも指揮する将が良くないとだめなのです。

 

 日本がどう進むべきかという問題についてまず世界で日本が置かれている立場を考えて見ましょう。

1960年代、カメラはライカ。車はアメ車。映画はハリウッドというように一流品はすべて欧米のものでした。トヨタカローラが始めてアメリカへ上陸した時、急な坂を上がらないために当時留学していた私と東京日産の御曹司で一緒に車を押した思い出があります。その友人は『俺は日産なのにどうしてトヨタの車を押さなければならないのか』と嘆いていたのが昨日のことのようです。

 

 1975年サイゴン陥落、日本の鉄鋼・家電が怒涛のように世界に出て行き、経済摩擦という言葉が毎日新聞やテレビでよく耳にしました。

 1980年代になると、アメリカのレーガン大統領やイギリスのサッチャー首相は先進国であり続けるためにいろいろな手を打ち始めました。それが今のパーソナルコンピュータやインターネットに繋がってきます。情報通信技術が発達し、それに伴って金融工学などという怪しげなものも盛んになってきました。

 

 このように10年もあれば、世界は変わるものだということを考えなければなりません。

 

 1980年代は日本の時代でした。ジャパンアズナンバーワンなどといわれ、世界のトップを走っていました。1985年9月にはプラザ合意と言う事で、一ドル240円だった円が一気に倍の120円に跳ね上がりました。「円高不況」「バブル」など言う言葉を良く聞かれたことだと思います。でも、円高不況というのもおかしな言葉です。どこに自国の通貨の価値が上がっているのに不況になるのでしょう。そんなことは一向に起きず日本は好景気を迎えます。

 

 そして1989年12月29日の平均株価は38,915円の最高値をつけたのが、今は8600円くらいまで下がっています。3万以上の資産が飛んだのです。失くしたのです。お金を持っている人はストックで経済を見なければなりません。

 

 でも、1991年になっても土地の値段は上がり続け、土地本位制の銀行はお金を貸し続けました。そして翌年橋本龍太郎首相が土地取引にいろいろな規制をかけたのです。というのも、ろくに勉強もしないで土地を転がしている人が金持ちになって勉強に明け暮れた浅春時代を送った大蔵省の役人は嫉妬したのです。浦安なんかは、ディズニーランドができたおかげで、300倍に土地の値段が上がりました。

 そうやって膨らみきったバブルに穴を開けたものだから、83%も一気に下がりました。平たく言うと100万のものが17万になってしまったのです。

 銀行は担保価値の下がった土地を持っている企業の追加担保を要求しました。企業は一瞬にして債務超過に陥ったのです。そして一気にデフレになりました。

 ダイエーの中内さんは、死んでしまっているから言ってもいいと思いますが、それを見誤り、売り上げを伸ばしたからつぶれました。その時に強かったのが無借金のトヨタです。昭和25年に一度トヨタは倒産しています。そのために固い経営をしていたおかげなのです。

 

 1992年に企業は売り上げを伸ばすことをやめ、借金を圧縮するために、50兆円あった借金を一斉に返済し始めました。銀行に企業がお金を返すため、銀行は貸し出すよりも返済される金額のほうが多くなりました。

銀行といえば聞こえはいいですが、早い話が金貸しですから借りる人が少ないと倒産します。そのために金融危機が生じ、北海道拓殖銀行を始めとする銀行が倒産していきました。それを政府が救ったのです。それは国債購入という形で市場が借りないために、国債という形で国が銀行のお金を借りてあげました。それによって銀行が救われたのです。しかし、今も銀行の貯蓄が余剰を抱えています。

 

当時の武村正義大蔵大臣は、450兆の借金で500兆のGDPしかないため、財政破綻宣言をしましたが、現在は900兆の借金で500兆のGDPです。ドルに換算するとどちらも   5兆ドルです。売り上げと資産が同じならば借金が増えれば金利が上昇するのが当たり前ですが、金利は下がっています。どうみてもおかしい状態です。円で考えると借金は増えていますが、ドル建てで考えると借金の額は増えていません。

 

ギリシャやイタリヤの借金と日本の借金の金額を比べてこちらが多いからといって大騒ぎしていますが、規模の違う町の鉄工所の借入金と新日鉄の借入金を比べても何の意味もないでしょう。それを複式簿記を理解していない日銀の役人が発表して、またそれを理解しない新聞記者が書いているが、こんなにバカらしいことはない。

 

問題点を整理すると、借り手は政府で貸し手は国民でそれも自国の通貨です。いざとなったら紙幣をどんどん印刷すればいい。

ギリシャは国債をユーロ建てで自国の通貨ではありません。というのもギリシャ国民自体がギリシャ人を信用していないからです。だから国債の3割しかギリシャ人は持っておらず、残りの7割は国際市場つまりユーロが買っているのです。

それに反して94%日本人が買っており、残りの6%は外国ですが、すべて円建てです。イタリヤやスペインなどと一緒にすべき問題ではありません。

 

日本が今することは、土地は安い、原材料は安い、工期は早いこの時期に設備投資をすることです。それが優秀な経営者がすることです。GDPはそのパイを大きくすることが大切なのです。

景気を上げるためには、1.個人消費を伸ばす。2.民間の設備投資を増やす。3.政府の支出を増やすことです。1と2が落ち込んでいるのなら、政府が率先して大きくしないとGDPは増えません。

そのため今は社会資本の充実の為に政府がお金を使うべきなのです。たとえば、仙台港の水深を14mから18mにするのです。日本の一級港湾は水深が14mの為に10万とクラスの大型コンテナ船は日本に入ってこずに韓国や中国で横積み、つまり荷を積み替えて小型のコンテナ船で日本に持ってきています。18mの水深を持った港を仙台港に作れば、輸送コストが下がるのです。大量の荷が仙台に入ってきてそれに対する道路や鉄道などのアクセスを考えてやれば、後は民間の資本が入ってきて復興特需がでてきます。このような公共工事を政府がすると、そこに仕事が生まれ、雇用が生まれます。

このように雇用が生まれるようなものに政府は投資すべきなのです。そうすれば経済のパイが大きくなってきて景気が回復するのです。

 

景気が良くなる前に増税をしてはいけないのです。1997年消費税を3%から5%に値上げしました。その際に2%増えた税率で5兆円の税収が増えると試算されていました。しかし、ふたを開けてみると97年に42兆円の税収が38兆円にと4兆円も下がったのです。結局試算より9兆円も税収が下がったのです。

この歴史を学習して、景気が上がってから税率を上げなければいけないのですが、何も歴史から学んでいません。

私は選挙で3年後に景気を上げてから消費税を上げると言ったら選挙に負けてしまいました。でも民主党は4年間は上げませんといって選挙に勝ち、そして政権交代を果たした後に、消費税を上げるといっています。

 

このように「政権交代」とか「郵政解散」とかシングルイシューで選挙を戦ってはならないのです。民間に設備投資をさせて景気が二・三年続いた段階で増税すればいいのです。

 

NHKの「坂の上の雲」でも登場した高橋是清は、7回も大蔵大臣をしました。その時に就任の記者会見で、「デフレにはデフレ対策を実施します」といって日銀に金を刷らせ、すべてを政府が買い取ります。日銀から政府しか借りることができません。これにより公共投資を実施して増税せずに景気を戻しました。

それをじっと見ていたフランクリンルーズベルトが高橋の経済政策をそっくり真似してニューディール政策をとり、大不況を乗り切りました。どうして高橋是清の業績は評価せずにアメリカのものばかり評価するのでしょう。私は爺さんからこういうことを良く効いていたから知っているのですが。

 

私が総理の時に80兆、75兆の補正予算を組んだのですが、まさにこれをしようとしていました。エコカー減税、エコポイントなどを実施し、効果を上げました。

エコカー減税は7000億使って49000億の自動車販売高になりました。これが政府による経済効果です。それを民主党はいったん止めてまた再開するなど馬鹿なことをしています。一度止めて復活するなどどれだけのコストがかかるのかまったく理解していません。

あくまでも日本の借金は政府の借金で、日本政府が国民に日本円で借りているのです。いざとなったらお札をすればいいのです。高橋是清の場合は、片方しか刷らないお札を作ってその対策に当てました。どうせ市中には回らないのだから裏側は要らなかったのです。今はそのお札はプレミアがついて高く売っているそうですが。そうやってデフレを対峙しました。

 

次にインフレの時代に蔵相になった時にはインフレにはインフレ対策をしますといって、歳出を思い切って削減しました。そのあおりをもろに受けたのが日本帝国陸軍で、軍事予算を大幅に削減しました。そのために226事件で暗殺されてしまいました。

 

今の世の中、絶望論があふれています。明日は真っ暗のように見えます。楽観論を述べるためには意志が必要です。デフレ不況にはデフレ対策で対抗しなければならないのです。そのためにも、財政出動をして、景気や雇用を上げることが先決なのです。その後で増税すればよい。よく日本経済は「のびしろ」がないという暗い人が多く、日本の先行きは真っ暗のように思えますが、金の値段を見てみると、1980年には一オンス当たり300ドルくらいつまり日本円で25万円くらいでした。ところが2007年には日本円で12万くらいになっています。円高のおかげです。

日本の個人預金だけで1480兆円あります。個人金融資産だけでこの金額です。すべてを考えればもっとあります。これが日本の金の力です。

韓国の経済がすばらしいと良く新聞なんかでもてはやされていますが、韓国には金がありません。ヨーロッパの銀行の支店で財務をしています。しかし、ユーロがえらいことになっている現在、ECの中央銀行が預金準備率を7%から9%に増やさなければならないために、増資どころか貸しはがしをアジアの各地でしています。

以前IMFに10兆円貸しました。国債を買えば金利1%。でも、IMFに貸せば3%です。2000億の金利が入ってくるのです。これが金の力です。

 ヨーロッパが悪くなり、アメリカも景気が悪い今日、日本の経済力や日本の力をどうやって使うかを真剣に考えなければなりません。物作りに長けている日本、世界に作れないものをつくり円で売ればいいのです。そして円で貸して円で返してもらえばいいのです。信用はあります。震災後の姿でまた一段と信用が増えました。

昔1ユーロは250円でした。それが今は100円。悲観的に考えるのはやめて持っている力を理解して日本の地位を向上させなければならないのです。

 

<引用終り>

 

 

麻生さんは分かっているのである。

今の日本を如何すればいいか、

例えば日本の借金、

日本の政府が日本の国民から日本の円で金を借りている。こうはっきり言っている。

 

こんな事が今のミンス連中やマスゴミには分かっていない。

産経もこんないい話を如何して紙面に載せないのか?

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2012-02-18 17:56

ゆとり教育世代が社会に出てくる

 ゆとり教育がどうのこうの、こんな話をこの頃聞かなくなった。

しかしゆとり教育世代は実はこれから社会に出てくるので有る。

 

 

ゆとり教育の問題、これについてはsonoさんのブログ、バカ国民のお勉強に是非と言うことで2点追加して欲しいとお願いしたが、その内の一つである。

 

先ずゆとり教育と言っても変遷が有るのでそれから説明。

 

ゆとり教育の変遷

1) 学習指導要領  1980年度施行

2)   〃        1992年度施行

3)   〃        2002年度施行

 

 

この3段階が有る、

そして終焉は2011年度施行の新学習指導要領である。

(但し新しい教育が1980年以前と同じかと言うとそうではないようだが私も詳細は分からない)

 

 

この内特に2002年度施行のものが極めて評判が悪く、一般的にゆとり教育といえばこれを指すことが多い。

しかしその前からゆとり教育は始まっている。

 

そして新学習指導要領による教育は

小学校・・・2011年度から

中学校・・・2012年度から

高校  ・・・2014年度から(数学・理科は2013年度から)

 

こんな風になっている。

 

 

ゆとり教育と脱ゆとり教育でどれ位変ったか、

それを授業時間で見ると

 

ゆとり教育と移行措置と脱ゆとり教育の学年別総授業時数の変化[7]
学年ゆとり教育移行期間脱ゆとり教育
小学1年生782(23)816(24)850(25)
小学2年生840(24)875(25)910(26)
小学3年生910(26)945(27)945(27)
小学4年生945(27)980(28)980(28)
小学5年生945(27)980(28)980(28)
小学6年生945(27)980(28)980(28)
中学1年生980(28)980(28)1015(29)
中学2年生980(28)980(28)1015(29)
中学3年生980(28)980(28)1015(29)

  • ()内は週時間あたりの授業時数

 

 

その主な変化内容は

  • 円周率を「目的に応じて3を用いて処理」から「円周率は3.14とする」に変更された。
  • 中学校において二次方程式の解の公式が登場する。
  • 中学校でイオンについて習う。
  • 教科書が増量となった。

 

詳しくは以下参照ください

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%B1%E3%82%86%E3%81%A8%E3%82%8A%E6%95%99%E8%82%B2

 

ゆとり教育には他にも学校週休2日制やハッピーマンデー制度など色々有るが省略。

 

 

さてこんな教育、今始まったばかりで、この3月に卒業する若者は古いゆとり教育を受けてきた訳だ。

その若者達を受け入れる社会人の方たちに是非お願いしたい事が有る。

 

一言、「この若者達は不幸にもシッカリした教育を受けられなかった。だから社会の中でシッカリ教育して欲しい。学問もだが人間としての生き方もキチンと教えてほしい。」

 

 

何故こんな事を言うか。

私がタイ時代にタイの子ども達の学校の時間割を手に入れたことが有る。

これは私の家内が小学校の教師なので是非その参考にして欲しいと持ってきたもの。

やや古いが是非見て欲しい。

発展途上国でもこんなに努力している、日本がボンヤリしている訳にはいかないのだ。

 

 

 

 

これが 私が手に入れた時間割の原本

 

これは中3の時間割

 

 

これは小6の時間割 (英語で書いて有る)

これは小3の時間割 タイ語なので中3のお兄ちゃんが英語を追記してくれた

 

 

次はこの時間割から日本の学校の授業時間を比較したもの

(2008年のデータです)

  
   タイ 日本新学習指導要領

日本  
教科区分教科6 選択科目配分
  1215       
基礎教科国語6647536.7533
     *245*175*105*235*175*105*105
 算数数学6555544.34.334
     *175*175*140*150*150*105*140
 英語276 14  34
    1       
    (chinese) *35*140  *105*140
応用教科理科2362.63422.72.33.3
     *90*105*140*70*95*80*115
 社会23323422.92.43.4
     *70*105*140*70*100*85*120
 生活家庭112 1.61 1.611
      *55*35 *55*35*35
 コンピュータ111       
            
技能教科体育 5+11 32.632.62.62.62.6
  activity         
  scout11*105*90*105*90*90*90*90
 音楽 111.71.411.71.411
     *60*50*35*60*50*35*35
 図工美術11 1.71.411.71.411
     *60*50*35*60*50*35*35
その道徳  1+11111111
    buddhism       
    christianity*35*35*35*35*35*35*35
 特別活動1  1111111
     *35*35*35*35*35*35*35
 総合的学習1 1+11+122233.1      2-3.72.7
  healthhealthhealth       
   physical      1physical     2*70*70*70*105*110*70-130*95
 その11+11    選択教科 3-4.7 
  guidanceguidanceguidance       
   free      *105-165 
合計 30353527282926272828
     *945*980*1015*910*945*980*980
特記事項授業時間505050454545454550 
            
 時間帯8:30ー8:30ー8:30ー       
  15:3015:4015:40       
  時限時限時限       

 

 

この表はタイの会社のスタッフの子どもが丁度中3と聞いたので、

その子どもの学校での時間割の小3、小6、中3の分を手に入れたもの。

日本はやっと小学校でも英語を教えるようになったが(それも週1時間)、

タイでは小3から英語教育をはじめ、小6では週7時間!、

英語だけでなく全体の時間数も日本より多い。

(年間の授業週数は日本⇒35週、これもタイの方が多いようだ)

 

詳細は以下のエントリーを参照ください 

http://tansoku159.iza.ne.jp/blog/entry/851439/

http://tansoku159.iza.ne.jp/blog/entry/853927/

http://tansoku159.iza.ne.jp/blog/entry/855063/

 

 

何やら見にくいエントリーになってしまったがご容赦を。

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