2009-12-28 22:48

派遣切りを禁止する為に派遣を禁止<禁酒法並みの悪法が始まる

アセアン諸国や中国など発展途上国には2010年は大変良い年になることが確定しそうだ。

それはなぜか、日本の製造業が大挙して日本脱出することになる。

その理由は日本では派遣切りを防ぐ為、製造業への派遣禁止となるのだ。

派遣労働は雇用の柔軟性の無い日本でやむなく出来た制度、これが禁止されたら製造業は海外に活路を求める以外生きる道は無い。

 

<以下引用>

製造業への派遣、原則禁止に~厚労省審議会

< 2009年12月28日 16:55 >

 いわゆる「派遣切り」を防ぐため、厚労省の労働政策審議会は、製造業への労働者派遣を原則禁止すべきという結論をまとめた。

 労働政策審議会がまとめた報告では、製造業への派遣を原則禁止し、仕事が途切れても派遣会社との契約が続く「常用型派遣」は例外として認めた。また、労働者が派遣会社に登録し、仕事がある時だけ雇われる「登録型派遣」も原則禁止だが、通訳など26の専門職と育児休業の代替要員などは例外となる。

 経営者側の反発もあり、製造業への派遣禁止は法改正から3年間、登録型派遣は法改正から最大5年間の猶予期間が設けられる。

 厚労省は、来年1月に始まる通常国会に法律の改正案を提出する方針。

 

<引用終り>

元記事はこれを参照ください

 

 

日本の経営システムの特徴のひとつが終身雇用制度といわれて久しい、

しかし今日は高度成長の昔と違う、社会の進歩がムチャクチャ早い時代に一度雇用したら何十年も雇用を保証できるなどという企業など何処にも無い。やむなく採用したのが派遣制度である。

仕事の増減に応じて柔軟に人員も増減できれば製造業は問題ない、

しかし人員の削減が簡単でないのはご承知の通り。派遣など無くても成り立つ時代なら問題なかった。だが有効求人倍率を見れば分かるとおり、今の製造業には長期間雇用を保証できる力は無い。

この様な背景で出来たのが派遣労働である。

これを製造業では禁止、これは製造業に仕事をするなということ

 

これで思い出すのが悪名高い禁酒法、飲みすぎで健康に害、喧嘩や暴力はある、家庭破壊などなど色んな理由はあったのだろう。

そして禁酒法が出来た。

結果はご存知の通り、喜んだのはアル・カポネ一味だけ。

 

エイズが蔓延しているからセックスを禁止しろ。

こんな議論となんら変わりない暴論がまかり通っている。

それが今日の日本の姿と言える。

 

残念ながらこんな法律が出来るようでは、最早日本の製造業に明日は無い。

来年3月卒業の若者が今就職氷河期で苦しんでいる。

だが、この若者達には非常に厳しい時代が来たといわねばならない。

製造業はどんどん海外に移転、あとには何も残らないだろう。

 

がしかしアセアンインド中国など発展途上国にとっては朗報である。

日本の製造業が大挙して逃げ出してくるからだ。

 

 

 

  1. 経済
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2009-12-24 12:27

クライメイトゲート事件のその後 (その2)

WSJの記事にあるホッケースティックとはこんなもの

 

過去1000年の気温のデータだが殆ど大きな変動が無かったのが20世紀に入って急上昇している。

国連地球温暖化対策の大きな要因となったグラフ

ホッケーのスティックの形に似ているのでホッケースティックと呼ばれている。

だがこれがとんだ食わせ物、実は捏造データによるものだった。

 

今確からしいとしてWikipediaに載っているグラフはこんなもの。

 

この様に色んなデータがある、中でも赤線が最新データらしい。これを見ればホッケースティックグラフがでたらめなのは分かると思う。

(注:このWikiのグラフの中のどれか一本の線はやはり今回の捏造が入っているらしい。何を信用してよいやら

 

その1で述べられているように今回の事件は単にデータ捏造だけではない。

自分らと異なる意見の学者の発表に圧力を掛けて発表させない。

さらに論文の検証体制もゆがめている

これでは科学ではない、完全な詐欺だ

 

問題の根は深い、自浄能力が求められている。

  1. 気候変動
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2009-12-24 12:25

クライメイトゲート事件のその後 (その1)

asayagさんのブログにクライメイトゲート事件のその後について、ウォールストリートジャーナルのコラムが載っている。

 

クライメイトゲート事件は単にデータ捏造事件ではなかった。自分たちの意見と異なる意見の学者の論文を発表させないようにするなど悪質そのもの。

こんな事を許容したのではこれは科学の死といえる。

元記事はこんなもの

 

 

Manufactureは日本では普通、製造と言う意味で使われる、だがここでは捏造・でっち上げという意味。

tip of the iceberg=氷山の一角

 

内容はmasayangさんが要点を纏めてくれている。

 

<以下masayangさんのブログ引用>

 

[][]地球温暖化・合意の捏造Add Star

 


  • 論文誌Climate Researchに、ペンシルベニア州大のMichael Mannおよび大気研究大学連合のTom Wigleyらの研究に反する二つの論文が掲載された。
  • ひとつは2003年のハーバード大学スミソニアン宇宙物理学センターWillie SoonおよびSallie Baliunasらによるもので、過去1000年の古気候を調査したもの。20世紀の気候はそれ以前より温暖化しているとは言えない、という結論。
  • 実際、中世温暖期(MWP)は20世紀よりも温暖だったというのが当時の一般的な学説だった。IPCCが90年代に出していた出版物にもそのように記述されていた。
  • が、1999年にペンシルベニア州大のMichael Mannが有名な「ホッケースティック」論文地球物理学会誌(GRL)に提出。多変量解析の「魔法」と、疑わしいデータ重み付けを使うことで、中世温暖期とそれに続く小氷河期(16世紀から19世紀半ば)をなかったことにし、20世紀だけ異常に気温が上がったようにみせかけてしまった。

  • Michael Mann氏とTom Wigley氏は、私が2002年Climate Researchに寄稿した論文もお気に召さなかったようだ。
  • 私は、人間が引き起こす温暖化は地上の表層面にとどまるものであり、二酸化炭素大気全体の温度を上昇させるようなことはない、と主張した。
  • Michael Mann氏とその仲間たちは、Climate Resarchの業務を妨害しようとした。Climate-Gate事件で暴露されたメールに、同氏による指示が残っている。

Perhaps we should encourage our colleagues in the climate research community to no longer submit to, or cite papers in, this journal. We would also need to consider what we tell or request of our more reasonable colleagues who currently sit on the editorial board.

Climate Research関係者には、GRLへの寄稿をさせないようにしよう。また、Climate Research関係者の論文の引用もご遠慮願おう。査読担当の人達に、もっと圧力をかけよう。


  • Phil JOnesやMichael Mannらが寄稿や査読をボイコットするという圧力をかけ始めてから、Climate Research編集委員会の半数が辞任した。
  • Tom Wigley, Michael Mann, そしてPhil Jonesらに歯向かう研究者達は、研究成果を発表することが実に難しくなってしまった。
  • これは私も経験したし、地球温暖化が穏やかになるという仮説を唱えていたアラバマ大のRoy Spencerも体験したことだ。
  • こういった圧力に嫌気がさして研究をやめてしまった人もいる。

  • このような「反体制派狩り」は地球物理学会誌(GRL)内部でも生じていた。
  • 温暖化に批判的だったエール大学のJames Saiers氏が追放され、その前後のやりとりのメールもClimate-Gateで暴露されている。

  • 「偏った」査読体制に甘えてきた研究者達は、基本的な姿勢すら忘れてしまう。
  • ローレンスリバモ国立研究所のBen Santerは、英国王立気象学会(RMS)の「論文作成で使った実データを提出すること」という当たり前な条件にケチをつける始末だ。Ben SanterはTom Wigleyの弟子。

  • こんな査読体制では研究論文の信頼性はなくなってしまう。
  • Tom Wigley氏は「温暖化に批判的な学者のいうことを聞くな。彼らはたいした論文を書いていない。」とメディアに何度も言ってるが、論文を受け付けない状況を作っておいて何を言うのか。

  • Climate-Gate事件の後、問題のCRUおよびMichael Mann, Phil JonesそしてTom Wigleyの立場は弱まった。
  • 米国環境保護庁(EPA)はIPCCの報告書に依存しているが、そのIPCCが拠り所としていた論文査読体制が信用できないとなったら、EPAの今後の政策決定にも大きな影響がでてくる。
<引用終り>
masayangさんの記事はここを参照ください
<続く> 

  1. 気候変動
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2009-12-22 10:52

新幹線型電車イギリスで開業、そしてユーロスターは

日本製新幹線型電車が鉄道発祥の地イギリスに輸出された。

この件は以前エントリーしたが、実に素晴らしいことである。

そして今月正式に開業した。

 

これはこの路線を運行するsoutheastern社のHPから

 

このHPには12月13日(日)から開業と書いてある、しかし開業式典は12月14日に行われている。

(開業式典前に列車が走るのは日本では有り得ないが、イギリスではそんな事も有りらしい)

 

実はこの開業、12月であることは知っていたが日本ではあまり報道されなかったようで昨日気がついた(泣)

 

新幹線の輸出と言う点では初めてではない、しかしイギリスへの輸出であること、そして同じ路線をフランスの誇るTGV(ユーロスター)と一緒に走る点で正に画期的な出来事だと思う。

ここまで頑張った日立の関係者の努力に敬意を表したい。

 

この新幹線型電車、正式名称はクラス395といい、愛称はジャベリン(やり)。ロンドンのセント・パンクラス駅からドーバー海峡近くのアッシュフォードまでは高速鉄道専用線(ここをユーロスターと一緒に走る)、その先は在来線を走る。

 

 

話は変わるがそのユーロスター、実は先週末から大変なことになっている。

コペンハーゲンの地球温暖化に関するCOP15が殆ど何の成果も挙げられずに終わったが、それにタイミングを合わせるかのようにヨーロッパアメリカ、そして日本も大寒波に襲われた。

日本も各地で大雪だがヨーロッパは各地で低温と大雪で死者まで出る騒ぎ、

そしてその中で先週18日(金曜日)ユーロスターはドーバー海峡トンネル内で故障し、最大16時間もトンネル内に閉じ込められるトラブル。

原因は冷たいフランス国内を走ってきた列車が暖かい海峡トンネル内に入って結露した水分で電気系統が故障というもの。

後続の列車も同様に故障したらしく、最大六本の列車がトンネル内でストップ、

救援の列車を出しても坂が上れずダメだとか、翌日暫定対策したユーロスターの試運転列車を入れても同じトラブルとか混乱が続いており、もう3日以上不通のまま。

ユーロスター運行会社ではクリスマス休暇には何とか間に合わせたいと言って頑張っていると報道されている。

(このほか空港も閉鎖されたり、道路もズタズタ状態のようだ。イギリスの地方の道路はスケートリンク状態だとか。)

 

さて最初にトンネル内で故障したユーロスターだが、この乗客(約500人とか)の救援に駆けつけたのが開通間もない日本製新幹線型電車(現地の報道ではJavelin trainsと書いてある)だったらしい。

大変なトラブルではあるが、日本の技術の優秀さがこんな所で発揮されれば、それはそれでうれしいことでは有る。

  1. 鉄道
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2009-12-16 22:48

北極の氷がなくなるんだって

アメリカのゴア元副大統領がコペンハーゲンのCOP15で、北極の氷が夏には無くなり船で通れるようになると言っている。

北極を船が通れるとなればそのメリットは大きい、アメリカ西海岸からヨーロッパなんてすぐだ。

だが本当か?

 

これはmasayangさんのブログで紹介されたもの

asayangさんのブログはこれを参照ください

元記事はこれを参照ください

Arctic ice-free in summer in 5-7 years? 

Published On Mon Dec 14 2009 
Image

Former U.S vice president Al Gore says the Arctic could be ice free in the summer within five years. The Franklin Strait in the Northwest Passage is seen in this July, 2007 file photo.

 
アメリカの元副大統領アル・ゴア氏が5年以内に北極が夏には氷が無くなると言った。写真説明、北西航路のフランクリン海峡は2007年7月にはこんな状況。
(注:フランクリン海峡とはカナダ北部、北極海に通じる海峡) 

 

アル・ゴアはまだ北極海の氷が減り続けているようなことを言っている 、だが北極海の氷は上の写真にある2007年夏が最小、その後2008年、2009年と少しずつ増えてきている

その証拠がこれ、日本のJAAが人工衛星で毎日監視している。

これがそのデータ・・・日本いい仕事をしてます

詳細はこれを参照ください

この北極の氷のデータは毎日更新されている、

最新のデータはこれを見てください。

 

おい! これじゃあ詐欺みたいなもんだろ・・・ 

その通り、これは温暖化詐欺である。

 

最近アメリカではアル・ゴアは金の亡者だと言われている。

温暖化は新興宗教らしい、金が儲かるようだ。

 

民主党てぇのはアメリカも日本も金まみれ

 

アル・ゴアを信用するくらいならこれを信用した方がマシ

おだてりゃ豚でも木に登る、温暖化すりゃぁペンギンでも空を飛ぶ。

金さえありゃぁポッポは嘘をつく。

  1. 気候変動
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2009-12-14 22:25

何時まで国民を騙すつもりだ!

今日(12月14日)日銀の短観が発表された。

その内容はよく読めば正に悲観的そのもの、事の重大性が分かるのだが・・・

マスゴミ各社の報道は一見すると・・・ん? 景気がよくなってる???

 

これは12月14日の日経夕刊一面、

3期連続改善・・・そうか、景気もだいぶ持ち直しているのか、

一瞥するとそう読める、

しかし細かい数字を見ると▲印ばかり、ん? どうなってる?

 

 

 

こんなものより、この方がよく分かる。

これはyuyuuさんのブログより拝借したもの。

このほうが景気の実態をよく表している。詳細はここを参照ください。 

 

 

指数では分かりにくいが実数はこんなもの

これは今年度の租税収入と国債発行額のグラフ

 

租税収入はGDPと連動しているのでGDPの動きそのもの、

今日本は前代未聞の収入より借金が多くなる状態、

日銀だってそんな事は百も二百も承知の上で発表した短観、

それをさも景気がよくなりそうな幻想を与えるような書き方が冒頭の日経。これは朝日も同様だった。

 

 

リーマンショック後の空前の不況に対し、なけなしの金を出して(だから国債発行額33兆を44兆にして)始めた不況対策、これがyuyuuさんのグラフで言うところの「麻生の奇跡」、然しこれを全部ぶっ壊したのがポッポ政権である。

そしてその提灯を担いでいるのがマスゴミ連中。

 

 

新聞の一面なんかは大見出しをチラッと見るだけ、後はテレビ欄だけ、こんな人が多いと思う。

そんな人は見事にこのインチキ記事に嵌っている。

それで最後に泣きを見るのだが、その頃には又別の逃げの手を打つだろう。

マスゴミ諸君、いい加減に国民を愚弄するのをやめたらどうだ。

  1. 経済
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2009-12-04 17:39

太陽が警告している<温暖化、実は寒冷化だった (その5)

気候の変動が人間に与えた影響を歴史で見てみたい。 

まずは長期間の気温はと言うと

Wikipediaによる)

 

 

昔から温度計があったわけではないので、色んなものから気温を復元しており諸説ある。赤線のものが最新のデータ。

中世に温暖な時期がある、丁度日本は平安時代・・・余談だが平安時代は気候も平安だったらしい。

また日本の江戸時代にはLittle Ice Age(小氷期)という気温の低い時期がある。この時期は非常に寒冷だったことが知られている。

 

では日本のデータはというと

 

そして太陽の黒点周期などが最近分かってきた

詳細はこれを参照ください

 

 

最初に温暖期と言われる時期に日本で何があったのか。

日本では平安時代は20世紀後半並みの気温らしいが、しかしそんな時期は西日本では非常に乾燥した時期で旱害による飢饉が発生している。

 

1181年 養和の大飢饉

    西国が旱害で大飢饉となり、「方丈記」によれば京都の死者数は4万2千3百人

 

この頃は多分黒澤明監督の「羅生門」が描いたような時代であったと思われる。

<羅生門>

 

 

所が一方東北地方はどうかというと豊穣の時代であったらしい。

中尊寺金色堂に代表される奥州藤原氏(1087年~1189年)100年の繁栄が それを表している。

 

ここに青森県の「南部八戸藩飢饉一千年小史」という資料が有る。二本柳正一氏が昭和43年に纏めたもので742年からの飢饉の歴史が記載されている。

詳細はこれをご覧ください

所がこの中で874年から1229年まで飢饉・凶作の記録が無い。

二本柳氏は「357年間凶作関係不明、要研究調査」としているが、私はこの時代が東北地方が豊穣の時代であったひとつの証拠と見たい。

 

 

 

所でこの温暖だが乾燥した時期は日本だけではない。

私はこの時期の旱害がもたらした影響で、タイ人が故郷を捨て、今のタイ国の地への移動を開始したのではないかと考えている。

詳細はここをご覧ください

 

 

中世温暖期が終り寒冷期に入るが、中でも江戸時代(1600年~1868年)は大変寒冷な時代であった。

最初に出したグラフのように現在より2度くらい寒かったようだ

 

江戸時代を通じて飢饉が頻発しているが、中でも大きなものとして

  名称      時期    被害地域     原因

・元和飢饉  1619

・寛永大飢饉 1642-1643  全国特に東北  全国的異常気象

                        (大雨・洪水・旱魃・霜・虫害)

・延宝飢饉  1675・1680

・天和飢饉  1682-1683

・元禄飢饉  1691-1695

・享保大飢饉 1732       西日本各地   冷夏と虫害

・宝暦飢饉  1753-1757

天明大飢饉 1782-1787  全国特に東北  冷害に火山噴火が追討ち

                         (浅間山噴火・アイスランド火山噴火)

・天保大飢饉 1833-1839  全国特に東北  大雨・洪水・冷夏 

                         (稲刈り時期に雪が降った

 

この様に多数の餓死者を出すような飢饉が頻発している。

余談だが私の先祖は浅間山が噴火した当時浅間山近くの群馬県に住んでいた。(約100年前愛知県に移住)、

そしてこの噴火の様子を代々語り伝えてきた。最近他界した私の母も数年前までこの噴火の話をしていた、多分想像を絶する衝撃だったのだろう。

 

然しこの様な飢饉、外国の事例はどうなっているだろうか。

ここでタイの事例を取り上げてみる。

 

タイとビルマ(ミャンマー)永年戦争を繰り返してきた。殆どの場合ビルマ(ミャンマー)がタイに攻め込んでいる。

侵略してきたビルマ軍は残虐・略奪の限りを尽くしている

一方日本人のビルマ(ミャンマー)に対するイメージは良い、ビルマの竪琴などでビルマ人(ミャンマー人)は心優しい仏教徒とのイメージが出来上がっている。

このギャップは何か?

 

実はビルマ軍がタイに攻め込んだのは、飢饉による食糧不足が原因なのだ。

餓死者が出るほどの飢饉に見舞われたとき、ビルマ王は兵士に「さあ!タイに行って食料を分捕ってこよう。うまいもの食い放題だ!」こう言って戦争を仕掛けた。

だからビルマ軍は行く先々で略奪を繰り返していたわけだ。

 

こんな事例を見てくると日本の江戸時代、多数の犠牲者を出しながらも何とか平穏でいられたのは安定した体制だった為ではないか。そう思えるのだがどうだろうか。

 

 

最後に江戸時代の飢饉の中でも最大のもの、それが天明の飢饉だがそれを無事乗り切った事例が有る。

戦前の修身の教科書にも載っていた話、米沢藩の上杉鷹山の話である。

(上杉鷹山)

 

上杉鷹山の話はあまりにも有名なので省略、私が言いたいのは彼が破綻状態だった米沢藩を建て直し、空前の飢饉だった天明の飢饉でも、1人の餓死者も出さずに乗り切った方策が現在の日本にも当てはまると思えるのだ。

(今の日本も財政は破綻状態、おまけに事業仕分けと言う人民裁判で将来に責任を持たない連中の勝手な言い分がまかり通っている)

 

彼の方策は一言で言えば「自助・互助・扶助」である。

自助は言うまでも無い、説明不要

互助は地域社会で助け合うことで現在ならボランティア

扶助は藩からの援助、現在なら公的支援とか色々有ろう

 

気候の変動など人間が止められるものではない。

しかしその気候変動で被害を大きくするか、それとも最小限にするかは人間によって決まってくる。

江戸時代の飢饉の歴史は21世紀の我々にも決して無縁なものではないと思う。

 

来週からCOP15が始まる。しかしここで先進国と中国・インドをはじめとする発展途上国との合意はほぼ不可能な状況だ。

更に先月になって科学者によるデータ捏造疑惑が明るみに出て、問題を一層複雑にしている。

恐らくIPCCは原点に立ち返ってやり直しとなると思える。

 

そんなとき日本ではノー天気なポッポ政権だ、この政権の残す負の遺産 将来にわたって大きな損失になると思う。

ポッポちゃん、早くあんたの好きな虫獄にでも飛んでってくれ。

 

<この項終り>

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2009-12-01 15:49

太陽が警告している<温暖化、実は寒冷化だった (その4)

地球は温暖化なのか寒冷化なのか、その鍵を握るもうひとつのファクターは海洋循環である。

 

海洋循環? 新しい言葉なので聞きなれない人が多いと思う。

ごく大雑把に言えば「地球上で最大の海流であるメキシコ湾流(注)が北極近くで海底に沈み込み、海底をゆっくり移動、そして太平洋上に湧き出し、又表面を流れてメキシコ湾流になる、約1000年程度掛かる壮大な大循環」 こんな事がいえる。

(注):メキシコ湾流は英語では「ガルフ・ストリーム」でメキシコの地名は無い、またメキシコ湾から流れ出ているわけでもない、しかし日本ではメキシコ湾流と呼び慣れているのでそのまま使用

 

まずはその概念図を

赤色が暖かい表層、青色が冷たく高塩分の深層

 

 

何故この海洋循環が問題かというと、海洋循環の中心であるメキシコ湾流がヨーロッパ全域の気象・気温に重大な影響を与えている為だ。

何やらまたまた風が吹けば桶屋が儲かるような話だが・・・

 

まずはヨーロッパの気候から話を始めたい。

ロンドンやパリが日本より随分北に有ることはよく言われることだが、それがどれくらいかと言うと

 

ロンドン・パリ・ベルリンなどヨーロッパの主要都市は皆北海道よりはるか北、それなのに冬などは札幌の方が寒い。 

具体的に数字で言うと

       1月平均気温     7月平均気温

ロンドン    3.6℃         16.1℃ 

パリ       3.3℃         18.2℃  

札幌     -4.9℃         20.2℃ 

東京       4.7℃         25.2℃

 

この違いは何処から来るか、これは地理の時間に習ったとおり暖流(メキシコ湾流)のおかげである。

 

このメキシコ湾流をJAXAの人工衛星が捉えた写真が有る。

上の地図と見比べてみれば暖流がヨーロッパに向かっていること、またメキシコ湾から流れ出ているわけでないことが分かる。

そして日本でも天気は西から変わるようにヨーロッパでも同じ、だからこの暖流、アメリカのニューヨーク付近はあまり温めず、欧州を温めているわけだ。

 

 

さてヨーロッパを温めたこの巨大な海流がそれからどうなったのか、これが分かってきたのが1990年頃のこと、北上した海流が冷やされ、塩分濃度が上がってグリーンランド沖で海底に沈みこむ、こんなメカニズムが分かってきた。これが海洋循環である。

(海洋大循環とか熱塩循環、或いは海洋コンベアとも言われる)

グリーンランド海、ラプラドル海では直径10キロにもなる巨大な渦巻きがあることが確認され(チムニーと言うそうだ)、ここが壮大な海洋循環の出発点と分かってきた。

そして地球温暖化の研究にグリーンランド海の更に奥で科学者が研究を始めた。

その最前線が北極点まであと1000キロのスパールバル諸島である。

 

このスパールバル諸島は地球温暖化の影響を一番早く受けるところと言われ、確かに2007年まで温暖化が続いた。

ここで観測された氷河の後退などの温暖化のエビデンスが、あたかもCO2のよる温暖化と解釈されて広く世界に広まった。

NHKの温暖化による北極海の白熊絶滅の危機報道ももとはここにあった。

 

しかし北極の氷の減少も2007年で終わった

この図は前々回のエントリーで使ったものだが、少しずつ氷の面積が増え始めている。

 

 

 

 

 (これは11月24日のデータ)

 

結論を言えば

20世紀は確かに温暖化した。しかしここ10年この温暖化は止まっている。

それなのに北極では温暖化が進んでいたが、その原因は海洋循環で有る。だがその北極圏での温暖化も2007年で終わったように見える

こんな事が言えるようだ。

 

 

最後にこの海洋循環、今学者を悩ませていることがある。

それはこの様なことが発見されてまだ間が無いので「データの蓄積が無い」こと。

そしてこの海洋循環、どうも僅かな変化がスイッチになって劇的に変化するらしいのだが、そのメカニズムがまだ解き明かされていない。

最悪の場合何かが原因でこの海洋循環が大きく変化し、劇的に寒冷化する事だって有りうる、然し予想がつかないのだという

こんな事が今回のデータ捏造事件の背景ではないかと思う。

 

<続く>

次回は温暖化・寒冷化がもたらす結果を、歴史上の事件との関連で考えます。

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