2009-11-27 15:40

太陽が警告している<温暖化、実は寒冷化だった(その3)

地球温暖化については今までにもさまざまな疑問が出されてきた。

しかし国連IPCCを組織し、世界中の学者を総動員して調べた結果「20世紀初頭から地球は温暖化している。特に1980年頃からの温暖化は今まで以上の速度で進行しており、この原因は人間の環境破壊とCO2排出以外には考えられない」、こう結論付けた。

 

然しこう結論付けた直後から「1998年をピークに温暖化は止まっている」とか、「いや少し寒冷化している」との話が出てきた。

 

さらに昨年から太陽の活動がおかしい、そんな事が分かってきた。

そして今回 科学者によるIPCCデータの捏造疑惑が発覚した。

 

捏造疑惑はさておいて、今分かっていること、今回は主題である太陽活動との関連を見てみたい。

 

 

 

太陽には黒点が有り、周期的に増減を繰り返していることはご存知だと思う。

実は黒点、周囲より温度が低いので黒く見えるのだが、正体は太陽活動が活発な為生じるもの。つまり黒点数が多いということは太陽活動が活発なことを示している。

 

 

太陽活動が活発なら太陽光が増えるのか?。答えはノー、変化はごく僅かで、地球の気温を左右するほどの物では無いと言われている。

しかし1998年になってスベンスマルク効果と言うものが見つかった。太陽活動が活発なとき、その磁力線が地球を包む為宇宙からの放射線が減る、

その宇宙線は雲の発生の原因なので

 

太陽活動が活発     逆なら  太陽活動が静穏

    ↓                   ↓

地球に届く宇宙線が減る      宇宙線が増える

    ↓                   ↓

雲が減り晴天が増える        雲が増える

    ↓                   ↓

気温が上がる             気温が低下する

 

こんな事が言える様だ。(風が吹けば桶屋が儲かるような話だが事実であることが証明されている)

 

 

これはそのスベンスマルク効果の概念図

 

宇宙線で雲が出来ると言うのは、放射線を観測するのに使う霧箱の原理と同じなので納得できる。

 

では温暖化の20世紀の気温は 

 

 

これは確実なデータが取れる範囲の世界の平均気温

、Aの部分(20世紀前半)の気温上昇、それに続くBの部分の気温横這いについては人間が関与したとは到底いえない変化である。

 

冒頭に掲げたIPCCの見解は本当はこう読み替えるべきなのだ。

「20世紀初頭から地球は温暖化している。がこれは人間の活動より他の要因のほうが大きい。

特に1980年頃からの温暖化は今まで以上の速度で進行しており、この原因は人間の環境破壊とCO2排出は大問題だが、これ以外の原因も考えるべきだ

 

 

さてでは今太陽はどうなっているか?

これは5年前、2004年11月のもの、この様に黒点が見える

 

これは今月、2009年11月4日のもの、黒点は全く無い

 

では黒点の増減がどうなっているか 

黒点は長期にわたって観測されており、黒点数が少ない時期は気温が低いことが分かっている。

 

太陽の黒点周期(活動周期)は11年と言われているが、実は一定ではなく短いときは9年とか、長いときは13年(或いはそれ以上)とかになる。そして短いときは太陽活動が活発、長いときは不活発であることが分かっている。

 

太陽の黒点周期と気温の間にはこの様に相関関係がある

(注:この図は1990年以降が無いのでこれを疑う意見がある、今後の研究が待たれる)

 

温暖化の20世紀は黒点周期は平均10.48年(1902年12月~1996年5月)

寒冷だった19世紀は黒点周期平均11.73年(1798年4月~1901年12月)

黒点周期11年と言う常識は20世紀については当てはまらないのである。

 

さてでは現在の黒点はどうなっているか

 

そしてこの黒点の極端に少ない状態は今も続いている

この表は太陽の無黒点の日数を纏めたもの、

 1.1913年311
 2.1901年287日
 3.1878年280日
 4.2008年266日
 5.1902年257日
 6.1912年254日
 7.1933年240日
 8.1954年229日

そして2009年はどうかというと、10月末までに235日である。

 

このまま推移すれば1902年~1902年と同じ状態、或いはもっと少ないと言えるのではないか。

(100年以上前と比べれば今は格段に観測精度が高い)

 

 

前回の太陽黒点の極小期は1996年5月である。

すでに13年を超えているが未だ上昇の気配が見えない。

そして黒点周期(太陽活動周期)が13年程度といえば1790年~1820年のダルトン極小期並み、

 

つまり太陽の活動を見ている限り「今すぐ太陽活動が活発化したとしても200年ぶりの不活発な状態になるのではないか

この様に太陽が警告しているのだ。

寒冷化は目の前に来ているのかもしれない。そんなデータである。

 

所で温室効果ガスの主役CO2は何処に行ったか?

実は温暖化とCO2は密接な関係があるが

このグラフ、よく見ると気温とCO2の変化はよく一致しているが、その変化は気温の変化が先、それに少し遅れてCO2濃度が変化していることが分かる。

つまり「CO2が増えて温暖化したのではなく、温暖化した結果CO2が増えた」、これが事実である。

 

ではそのCO2、何処から来て何処に行ったのか?、答えは海だという。海は最大のCO2貯蔵庫なので、海水温が上がればCO2を吐き出す、これがそのメカニズムらしいがまだ研究途上だ。

 

この様に寒冷化が迫っているようだが、ではどの程度かなど全く分かっていないのが現状である。

 

<続く>

次回はもうひとつのファクター海洋循環について考えます。

  1. 気候変動
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2009-11-25 21:32

太陽が地球に警告している<温暖化、実は寒冷化だった(その2)

北極の氷がとけ、白熊が絶滅の危機の瀕していると言う話を聞いたことがあると思う。

 

 

さてこんな話も有る。

南極も温暖化しえさを求めてペンギンが・・・

(2008年4月1日 イギリスBBCより)

えさを求めて空に舞い上がったにしては丸々と太ってますなあ・・・・・

失礼! これは昨年の4月1日、エイプリルフールにBBCが放送したもの。実に良く出来ているが真っ赤なうそ。

 

こんなのはご愛嬌で済むが只で済まないのが前回紹介した「データ捏造事件」。

彼らは10年以上にわたって不都合なデータの改竄を行っていた。

彼らの提供したインチキデータが、各国政府の政策決定者向けの資料にもなっている。

この不正が無ければ本当はどんなデータになったのか、それが分かるのは相当の時間が必要だ。

日本の報道機関がだんまりを決め込んでいるのは、多分どう対処していいのか分からない為だろう。

 

 

さて上記インチキデータが簡単にばれなかったのは何故か?

これは前回のエントリーでグラフを出したように1998年が平均気温のピークなのだが、北極の氷はその後も融け続けており、北極の氷の面積が最小になったのは2007年。

地球温暖化論者が「北極の氷を見ろ、どんどん融けてるぞ!」。これも事実だった為だ。

 

では真実はと言うと、北極の氷が解けているのは事実だが南極は違う。氷が減っていないのだ。

 

BBCの記者:ポール・ハドソン氏のブログより

Antarctic=南極=赤線、Arctic=北極=青線

 

このグラフのように北極の氷は減っているが、南極の氷はほんのわずかだが増加傾向(横這いといってもいい位だが・・・)。

 

その北極の氷も2007年夏に最小になった、(だから将来北極の氷が無くなり、船で北極横断が出来るなどといわれたが・・)

しかしそれ以降、夏の氷が最小になる時期、氷の量は少しずつ増え始めている。

(2007年まで海氷が減少し続けた原因は海流の影響であると言われている)

 

JAXAが人工衛星で北極の海氷を監視し、その面積を毎日公表している。

これは11月25日のもの、赤線が2009年

 

ここを見れば誰でも見られます。 

 

このように北極の氷も減少傾向が止まり、今は増加に向かい始めたように見える。

 

冒頭書いた白熊が絶滅の危機というのはNHKスペシャルで放映されたもの。

 

然し事実はこの頃から北極の氷も増加に転じている

まあNHKの放送は2008年5月のものなのでこれ以上は言いますまい。

 

この様に温暖化が叫ばれながら、実は温暖化が横ばいから寒冷化が始まっているのではないか。

今私たちは気候変動のターニングポイントにいるのではないか。そう考えている。

 

しかし温暖化懐疑論者、CO2主犯説反対論者の意見はあまり大きく聞こえてこない。

その理由は

1) 20世紀を通じて地球は有史以来(多分)最大の温暖化をしてきた、これは事実。

 

2) 人間は増えすぎた、そして人間の環境破壊は人類が生き残れないほど激しくなった、これも事実。

 

3) 石油をはじめとする資源は特定の国に偏在し、特に石油はアラブ諸国をむちゃくちゃな大金持ちにしてしまった、これも事実。

 

そんな事で石油依存を減らし、CO2削減を目指すのは正しい活動だからだ。

更に話を厄介にしているのがこれに付け込んだ強欲ビジネスの存在、排出権取引などその典型だ。

 

然し寒冷化は歴史を紐解いてみると分かるがきわめて深刻な打撃を与える。

その前に何故太陽の活動が・・と言う話を次回に

 <続く>

  1. 気候変動
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2009-11-23 18:41

太陽が地球に警告している<温暖化、実は寒冷化だった(その1)

地球温暖化が叫ばれて久しい、だが最近トンでもない事が分かってきた。実は寒冷化ではないかというのだ。

しかも温暖化・寒冷化いずれにしても大きな要因に太陽活動が有り、その太陽活動が2年以上前からおかしくなっていると言う。

 

更に先週末になってまたまたトンでもない事が発覚した。

 

温暖化に関するデータを捏造する相談をしていたメールが、11月16日East Anglia大学のサーバーに侵入したハッカーによって盗み取られ、それがネット上に公開されてしまった。

しかもこの捏造に関係していたのはIPCC国連気候変動に関する政府間パネル)にデータを提供していた科学者グループ。

IPCC地球温暖化についての活動でアル・ゴア元副大統領と共に2007年ノーベル平和賞を受賞している。

そんなところで捏造が発覚したのだ、この影響は計り知れない。

アメリカでは「科学の死」等とさえ言われ始めている。

 

詳細はここを参照ください。

 

私も正直何が何だか分からないと言ったところ、とりあえず今何が分かってきたのかまとめて見たい。

  

 

温暖化の証拠

これはここ100年間で日本の気温がどうなってきたかのデータ

 

この100年で日本では1.1度も気温が上昇したのである。

正に20世紀は温暖化の時代と言っても良い

この1度上昇の意味は

 

このように今の東京は100年前の宮崎並の気温になっている。

道理でこのごろ雪が降らないわけだ。これは誰でも納得。

 

だが最近これに異論を唱える人が出てきた。

温暖化は20世紀で終わったと言うのだ。

 

まずはイギリスBBCの報道から

What happened to global warming?

S BO

 

S IBYL
By Paul Hudson
Climate correspondent, BBC News

 
E IBYL S IIMA
Planet Earth (Nasa)
Average temperatures have not increased for over a decade
E IIMA

This headline may come as a bit of a surprise, so too might that fact that the warmest year recorded globally was not in 2008 or 2007, but in 1998.

But it is true. For the last 11 years we have not observed any increase in global temperatures.

And our climate models did not forecast it, even though man-made carbon dioxide, the gas thought to be responsible for warming our planet, has continued to rise.

So what on Earth is going on?

Climate change sceptics, who passionately and consistently argue that man's influence on our climate is overstated, say they saw it coming.

 <以下略>

詳細はこれをご覧ください

 

内容は一言で言えば世界的に一番暖かかったのは2008年でも2007年でもなく1998年だった。ここ10年は気温は上昇していない、こんな内容である。

 

そう言われて最初の図を見るとデータは5年の移動平均値、細かい変化はわかりにくくなっている。

BBCが1998年がピークと言ったのはこんなデータからだと思う。

 

地表全体の気温の推移(25年間)  Wikipediaによる

年単位で見ると変動が大きいが、確かに1998年がピークでその後大きな上昇は無く、横ばいのように見える。

(但し5年の移動平均ではまだ上昇傾向となっている)

 

さてBBCの報道だけかと言うとそうではない。

11月2日のウォール・ストリート・ジャーナルにも同様の記事があり、11月4日の読売新聞にその和訳が載っている。

 

さてでは温暖化ではなく寒冷化だとして、原因は? その結果どうなるか? そんなことを次回書いて見たい。

気の早い人は今年は紅葉も早かったし雪も早い。それもこの寒冷化のひとつか?と思われるかもしれないが、もう少しじっくり読んで欲しい。

 

尚捏造の記事、多分近いうちに日本でも報道されると思う。どんな内容になるか・・・

<続く>

  1. 気候変動
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2009-11-23 14:37

閉塞の十年 (その4)

閉塞の十年・・今回は私が朝日新聞の購読を取りやめた顛末を。

 

これは昨年4月、私が朝日新聞の購読を取りやめた際朝日新聞に送った文書。

 

 

<以下引用> 

朝日新聞社御中

     購読を取りやめいたします

 

 拝啓 私は祖父の代からの永年の朝日新聞の購読者であります。

詳細は不明ですが多分明治の終わり頃から、祖父から父、父から私と3世代(多分約100年間くらい)購読し続けてきました。

しかし今回購読を取りやめすることといたしました。

その理由は

 「朝日新聞の記事には不正確・偏った見方・国民を愚弄する内容があり、毎日読み続けるに値しない」為であります。

 

朝日新聞は昨今「アサヒる」などと悪口を言われています。

その理由を貴社は真剣に考えたことがあるでしょうか。

例えば 2007年10月28日の1面トップ記事

    数字を1桁間違えたゴメンゴメン では済まない筈

 

そして本日 4月27日の1面トップ記事

   「愛国の旗世界走る」の見出しの上の写真の旗は「五星紅旗」

    朝日新聞にとって愛国の旗とは中国の旗ですか、

    これでは写真に写っている人は全て中国の愛国者。

 

朝日新聞社殿 

    あなたは日本を中国の属国にしたいのですか。

    日本は中国の植民地ですか。

猛省を促し 購読取りやめの理由と致します。

 

2008年4月27日       住所

                 氏名 : 短足おじさん

                 (勿論本名で送付しました)

                 連絡先電話番号 

 <引用終り>

 

ここで(2008年)4月27日のトップ記事と言うのはこれ

 

それから2007年10月28日の記事と言うのはこれ

この記事の2日後以下の訂正記事が小さく出た

 

これらの記事はいずれもネットなどでは当時大きく取り上げられていた。しかし「人の噂もなんとやら」、いつの間にか尻すぼまり。

 

今回こんな旧聞に類することを持ち出したのは、閉塞の十年と言うことで今日本を覆う閉塞感を考えた時、最も大きな要因のひとつがマスコミ。 

 そこでこんな旧聞を持ち出したわけだが、こんなことに対し知らん顔を決め込むのが今のマスコミの体質と思う。

これが日本の世論を作り、閉塞感をつくり異常なまでの麻生内閣バッシングを行ったと見ている。

 

冒頭に上げた朝日新聞への文書だが、これは販売店経由と本社編集局宛に出した。販売店の社長さんがその日に飛んできて「即本社に伝えます」と約束してくれた、然しその後ナシの礫、朝日新聞にとってうるさい読者の1人や二人どうでもいいのであろう。

 

<続く>

次回もう一度マスコミを取り上げますが、別の話題をアップしたいので、このテーマは12月上旬に次回をアップします。よろしくお願いします。

  1. 経済
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2009-11-19 22:43

閉塞の十年 (その3)

閉塞の十年の3回目:労働の質の高度化。

 

タイには日系の会社が沢山あるが、その中で最大の会社(従業員数で)はどこかご存知だろうか?。

トヨタ? ホンダ? 実は意外な会社が一番・・・ミネベアである。

 

ミネベア、ミニチュアボールベアリングで世界一のシェアを誇るトップメーカーである。

このミネベアがタイの日系企業ではトヨタやホンダを押しのけトップ。

 

ではどれ位かというと

 このデータはやや古いので現在では「フジクラ」も3万人規模らしい。

またミネベアのHPによれば、タイにはバンパイン・ロッブリ・アユタヤ・ロジャナの4工場あり、合計従業員27248人(2009年3月末現在)となっている。しかしいずれにしてもトップであろう。

 

これはミネベア・バンパイン工場

(ここで15、000人が働いている)

 

 

ミネベアのグローバル展開の中身は

全世界に展開しているミネベアのビジネス、日本向けが売上の25%であるのは理解できる。

しかし従業員数で見ると日本は5.7%、アジアが88.6%である。

 

タイでミネベアがどうしてこんなグローバル展開をしたのか聞く機会があった。

要は新製品開発、生産技術開発、試作・評価、技術・管理指導などで最小限の生産工場は日本に必要なので それだけ残した。

そして量産品は殆ど海外(主にタイ)に移行したとのことだった。

 

これは私自身の経験とも重なる、つまり在来型の仕事は殆ど海外に移行できる、日本人が行って教えればよいわけだ

(だから私も日本空洞化の片棒を担いだ真犯人の1人・・・泣)

 

 

閉塞の十年とは従来型の仕事が海外に出し、高度な仕事だけが残った結果だと言える。

そんなことを裏付けるデータをもうひとつ、

閉塞の十年(その1)で自動車生産の停滞を取り上げたが、

yuyuuさんから「生産台数は確かに横ばいだが、生産金額は大きく伸びている」との指摘があった。

それに対する回答にもなると思う。

 

まず生産台数と金額はこうなっている。

 

乗用車生産台数と金額

         1999年      2008年       比率

台数     809.7万台    992.8万台    122.6%

 

金額    11兆5992億円  17兆5068億円  150.9%

 

台当り     1.43(百万円)   1.76(百万円)

 

これだけ見ると台当り単価が上がっており、車が高級化しているように見える。

しかしこれには数字の中身に違いがある。この統計の中身は

 

つまり早い話、生産台数は完成車+KD輸出車両だが、生産金額は完成車+KD輸出車両+KD輸出部品なのだ。

そしてKD輸出(普通はCKDと言う)がどれくらいかと言うと

 

これは中国インド・タイだけのデータだが

 

 

この様になっており、現地調達化が進んでいるタイでも意外と日本からの輸入品が多い。

これは発展途上国では簡単には現地調達できない難しい部品があり、それは日本から送らざるを得ないと言うこと。

 

長い話になったが、台数がそんなに増えないのに金額が増えたのは部品(普通CKD部品といっている)の分が金額のところに加算されている為である。

そしてこの海外生産なのに日本から送らねばならない部品とは

発展途上国では出来ない難しい部品」のこと、これは生産に携わる人もそれなりのレベルを要求されると言うことでもある。

 

自動車の海外生産が増えた、それは今まで以上に働く人のレベルアップを要求している、こんな事がいえると思う。

 

働く人のレベルアップ、これは言うのは簡単だが非常に難しい、そして例えば教育の現場などで

「時代が変わった、これからは今までよりはるかに高度な人が求められている。その為の教育をどうするか?」こんな視点で教育が進められているだろうか?。

残念ながらノーである。相変わらず「みんな仲良くオテテつないで」といった所。

永年の左巻き教育の弊害が未だ横行している。

 

若者は学校時代は「みんな仲良くオテテつないで」、そしていきなり就職氷河期(今年は一段と酷いらしい)で寒風にさらされ、やっと就職しても厳しい生存競争の真っ只中。

これで未来に希望を持てというのが酷だというのは当然だろう。

 

閉塞の十年、企業は発展途上国との住み分けで仕事の高度化へと大きく舵を切った。

だから人のレベルアップも必然だ。

だがこの時代の変化に社会のシステム、特に教育と情報(マスコミ)に関しては立ち遅れが酷いと思う。

日本を覆うこの閉塞感の一因がこんなところに有ると思えるのだがどうだろう。

  1. 経済
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2009-11-17 07:00

閉塞の十年 (その2)

この十年で何が大きく変わったか?。

コンビニがいやに増えた、馴染みの飲み屋のおばちゃんが死んで店が無くなったなどなど、誰でも思い当たることがある。

 

 

中でも特に目に付くのが老人介護施設が雨後の竹の子の如く出来た事。

  

2000年度に介護保険制度が発足、これは1999年10月の自民公明連立体制の産物、そしてその結果できたのが老人介護施設である。

 

私はこの介護施設介護保険制度は大変ありがたいと思う半面批判的でも有る。

ありがたいと思うのはタイに単身赴任している時、私の母はどんどん弱っていき、その介護が家内(やはり仕事をしていた)の大きな負担になっていた。 

救いの神だったのが介護施設、当時出来たばかりの介護施設に母が入所できたことがどんなに有り難かった事か。

然しそのことでこの制度も問題点もみえてきた。

 

 

 

介護施設の一例

こんなものである。病院と同じで市街化調整区域でも建設できるようで、田舎に沢山出来ている。

 

内部はこんな感じ

この写真は介護施設のパンフレットからとったものなので一見和気藹々といった感じ。確かに施設は新しく感じが良い。施設によっては下手なホテル顔負けといった感じ。

働いている人も元気よく挨拶するし、気持ちが良い。

 

然し実態はといえば・・・。

 

この様な介護施設を訪問した経験のある方は分かると思うが、施設に入るのがまず簡単ではない。入り口がロックされていて係りの人を呼ばないと開けられないとか、帰るときも簡単には出られないようになっているところが有る。

理由は簡単、入居している老人が家に帰りたがり、出て行ってしまうのを防ぐ為だ。

だから或る施設などは「これではていの良い軟禁施設」と感じられるところもある。

 

そして中に入ると・・・。老人たちが何するでもなくボォーッとしている。

上の写真にあるような4人掛けとか6人掛けのテーブルに向かっているが、隣の人と会話するでもなく、ただただ時間が過ぎるのを待っている。

 

 

そこで働く人若い人は元気である。日本に社会では忘れられかけた「こんにちわ」という挨拶が有るだけでも気持ちが良い。

だが、介護の職場では働く人の給料は安く、しかも離職率が非常に高い事が問題で、今外国人を入れようとしている

介護の仕事は家族でもいやな下の世話などもせねばならない。

非常に厳しい仕事である。夜勤も或る、盆も正月も無い。

だがそれなのに・・・

 

 

世話をしてもらった老人はほとんどの人が有難うとも言わない事が多い。そしていくら世話をしても認知症などの症状が改善することは無い。

冷暖房完備の居心地の良いところで、手厚い介護を受けながら有難うとも言わずに死んでゆく。これが介護施設なのである。

 

ここに病院の看護婦や保育園の保母さんとの決定的な違いがあると思う。病人は(死ぬ人も有るが)治れば又社会に出てゆく、子どもは手を掛ければ成長し大人になってゆく、いずれも苦労のしがいのある仕事だ。だが介護の仕事はこういった希望が無い、これが実態である。

今ポッポ政権は仕事が無ければ介護の仕事があると言う、その介護とはこんな仕事である。

 

その介護職員の離職率は

2006年・・・ 20.3%

2007年・・・ 21.6%         参考全産業平均16.2%

  内訳 介護職員   25.3% ⇒これが普通の施設職員

      訪問介護員 16.9% ⇒殆どがパートのおばちゃん

2008年・・・ 18.7%

 

一方これだけ離職率が高く、職員の給料も安いがその施設の経営はと言えば・・・、これは儲かっている

以前ある介護施設の決算書を見る機会があった、それによると利益は経常で15%ほど。なるほどこれなら雨後の竹の子の如く介護施設が出来るわけだ。

 

更に介護保険は利用者の負担は一割である。

これは過去に医療費の自己負担が一割で医療保険制度が破綻したのと同じ構図、特に介護保険開始直後の大盤振る舞いで保険制度は早くも破綻寸前である。

 

 

つまり介護とは

1) 介護の必要な老人を抱える家族には実にありがたい存在

2) 介護保険そのものが出来た当初の大盤振る舞い、一割負担で破綻寸前、

   これから団塊の世代が介護が必要になるが全く金が無い。

3) 介護関連の業界は儲かっている(ぼろ儲けもある)

4) 介護職員はきつい労働、安い給料、そして努力の結果の見えない3重苦、

 

こんな事がいえると思う。

 

しかし若い人には仕事が無い、やむを得ず介護の仕事に従事する若者が多い。介護職員の年齢構成を見ると4年ほど前のデータでは20歳代が40%であると言う。多分一般の製造業などでは殆ど無いような若年労働者率と思う。

そして彼らが働いているのが上にあげた「きつい、やすい、努力の結果の見えない」三重苦の職場、こんな実態が有ると思う。

 

この老人福祉の現実が日本の若者の厭世観、将来への不安の原因のひとつだと思う。

つまり介護に従事してみると、

老人はホテル並みの所で、素晴らしい食事を提供してもらって、ボォーッとして暮らし、有難うとも言わずに死んでゆく。だがその為の介護保険は今の一割負担体制では破綻は目に見えている。将来自分たちが介護してもらうとき、最早この制度は破綻しているはず。

こんな事が実感できるのだ。

 

介護職員は4年前のデータで全国で110万人いると言う。

身近にも介護職員がいるはずである。だが彼らはこの制度どう思っているか?。

 

最後にこの制度、どうしてこんな制度になってしまったのか?

そこに自民・公明連立政権の失敗があると見る。

本質的に公明党は「バラマキ」指向である。その失敗は定額給付金の失敗でよく分かるはずだ。

福祉の重要なことはよく理解できる、しかしあまりにも性急に実施してしまった、その結果はじめから介護保険は財政破綻するしくみが出来てしまった。

 

今この制度を廃止することなど出来はしない、然し少なくとも自己負担を一割から二割とか三割に上げる必要があると見ている。

おじいちゃん、おばあちゃん 、あなたのその快適な暮らしが可愛い孫たちに全部負担してもらっていることを知っていますか?。

あなたの可愛い孫はじいちゃんばあちゃんの残した負の遺産でお先真っ暗ですよ。こう言ったらどう思うだろうか?。

負の遺産、それは巨額の介護福祉会計の赤字、つまり借金である。既に死んでしまった人、認知症になった人にはそれがいかに巨額か分からないだろう、こういう施設に入っている人一人当たり年間200万円とか250万円が介護保険から支払われている。その殆どが後の世代の負担である。

 

20代・30代の若い人に自民党に対する反感が強く、それが鳩ポッポ以下のトンデモ政権であっても、とにかく変えたいと考えた原因と思う。

その原因のひとつが高齢者福祉制度ではないか、自民党は今すぐでも公明党との決別を宣言し、負の遺産の解消に向かって苦しい道を選択しなければならない。

 

<続く>

次回は閉塞の十年の一回目で取り上げた産業構造について考えます。

  1. 経済
  2. TB(0)
  3. CM(2)

2009-11-13 16:03

閉塞の十年 (その1)

以前のエントリー「ポッポ内閣を炎上させるだけでは問題は解決しない」で1998年がターニングポイント、ここで何が変わったのか自殺件数の急増を例にして、この1998年に変わったことから考えないと解決策が見えないと書いた。

 

ところがいつも含蓄深いコメントを下さるYuyuuさんから、「実業の世界では変化がよく分からない、何が変わったのか」とのコメントを頂いた。

これは私が分かる範囲で考えた1998年に何が変わったか、その回答のひとつ。

しかしこの件、多分「群盲のひとりが象に触る」といった内容と思うが、諸賢の忌憚のないご意見を賜りたいと思う。

 

 

最初に自殺者数がどんな風か、もう少し詳しいデータで説明したい

(身内に自殺者が見えるかたも見えると思うが、ご了承いただきたい)

 

月別に見ても1998年はじめから突如ポンとデータが上がっている。月毎に山谷があるのは以前と同じ、

上にあるのが失業者数だが、データが跳ね上がったところまでは同じだがその後は関係あるようには見えない。

 

 

 

この1998年は就職超氷河期といわれていた。そこで有効求人倍率を見てみると

有効求人倍率で見ると景気後退期とは言われていない94年頃からなべ底状態、98年は鍋の底が抜けた状態。

 

有効求人倍率がごく一時期を除き15年以上1以下、私もこのデータを纏めてみてあらためて愕然とした次第。

 

 

 

では産業はどうなっていたか、代表として自動車を取り上げる。

データが古く07年までしかない、08年・09年は更に大きく落ち込んでいる。

しかしこれだけ見ると98年減ってはいるが大したことは無いように見える。然し車種別に見ると

 

この様にトラックの落ち込みが大きい、その中身は

 

では自家用の中身は

 この様に自動車の国内販売はまあまあ頑張っているようだが、しかし建設関係を中心に自家用トラックが激減していた。

そんな結果、自動車の国内・海外生産がどうなったのかと言うと

これもデータが古く5年前までしかないが問題点は分かると思う。現在自動車メーカーの生産台数は国内は最早延びる余地なし、総生産台数の伸びは全て海外生産である。

最近ホンダが国内生産を縮小すると報道されている。

詳細はこれを参照ください

 

 

さてでは他の業種はどうか

実は今回データを調べていて「コンテンツ・メディア業界の1998年問題」なることを言う人がいることを知った。

詳細はここを参照ください

新聞・雑誌・音楽CDなどの業界でもターニングポイントは1998年らしい。

 

新聞の発行部数は

 

 

 新聞部数も減少に一途

(注:新聞部数は実際は大幅に少ないのが実情なので実態ははるかに悪いと思う、毎日新聞などは37%くらい水増しとか)

 

 新聞・テレビなどの広告収入推移は

98年以降一時的な上昇期はあるが全体としては前年比マイナスが続いている。

 

結果としてテレビ各社の決算状況は

 

親会社の新聞各社の決算状況は

 

新聞各社は軒並み赤字(除く日経)。

 

 

 

 

この様な中で外国人労働者は増加の一途

  

 

 

これは研修生だが実態は労働目的が大部分と思われる

 

 

以上のデータから読み取れることを纏めてみると

 

1) 1997年のアジア通貨危機、山一證券の倒産など金融機関破綻からの不況で、1998 年は就職超氷河期と言われる雇用縮小。

 

2) 自動車などは国内生産は横這いから下降、海外生産だけが伸びた。

 

3) 建設業、出版業なども需要縮小

 

4) 新聞・テレビなども若者の新聞離れ、広告収入減少などで減益傾向、それが一気に出たのが2009年3月期決算。

 

5) この中で外国人労働者は増え続けている。

   これは特に底辺の労働者の仕事(所謂3K仕事)に入り込んでいる。

 

こんな事がいえると思う。このターニングポイントが1998年だった。

これが閉塞の10年の実態(の一部)だと思う。

ではこの間何がどう変わったのか? それは次回に。

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2009-11-10 14:44

ポッポ、これは正気の沙汰ではない

鳩山首相、米大統領残しAPEC

 鳩山由紀夫首相が13日に来日するオバマ米大統領と同日中に首脳会談を行った後、大統領を日本に残し、同日深夜にアジア太平洋経済協力会議APEC)首脳会議出席のためシンガポールへ出発する日程が9日、固まった。複数の日本政府関係者が明らかにした。
 首相としては「アジア重視の姿勢を示すため、14日の首脳会議開幕に遅れることはできない」(政府関係者)という。ただ、来日中の外国首脳を残して、首相が外遊に出発するのは極めて異例。 
 一方、オバマ大統領は14日も日本に残り、天皇陛下との会見やアジア外交に関する演説などの日程をこなしてからシンガポールに向かう見通しだ。(2009/11/10-01:23)

http://jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009111000018

 

 

このニュースを見たとき流石に私も衝撃を受けた。

言葉も無いとは正にこのこと。

アメリカの国家元首が公式訪問した、その国家元首を放り出して当人は外遊に出かける?

恐らくアメリカ史上初めてのことではないか

 

ポッポはアジア重視だと言う、だがその会議オバマも出席するのである。オバマの都合で日程がずれた、だから少々遅れて一緒に来た、それで何の不都合があるか?。

いやアジア各国はその方が日本とアメリカの協力関係の象徴のように見える、きっと歓迎するはずだ。

アジア諸国は日本はアメリカに喧嘩を売ったことをハッキリ認識するはずだ。

 

アメリカはどうだ、大統領の初めての公式訪問、それも14日には天皇陛下と会うのである。時の首相が随行しないでどうする?。残念ながら世界はポッポとオバマを同格には見ていない、当たり前だ。

アメリカはポッポが喧嘩を売った、相手はアメリカオバマ大統領そして天皇陛下に対してもだ、そう確信するはずだ。いやもうしている筈だ。

アメリカとは「売られた喧嘩は必ず買う国」である。

日本にその覚悟があるのだろうか。

 

 

これからアメリカのジャパンバッシングが始まる。

すでにトヨタのフロアマットでの暴走問題、これの収拾は恐らくつかないだろう、何せトヨタ本体の出身、トヨタ労組が支援した大臣が直嶋正行経済産業大臣である。絶好の標的ではないか。

 

 トヨタは直嶋を切り、ミンスと手を切るべきだ。

さもないとトヨタ本体まで危ない、そんな事態が迫っている。

 

  1. 政治iza
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2009-11-09 18:48

オバマ大統領が日本に来る<アメリカは日本をどう見ているか

今週オバマ大統領が日本に来る。この訪日、ポッポの迷走振りだけが表に出ているので重要な点が隠れている。

普天間問題でもそうだ。

日本の視点は移転先をどうするか?それだけ。

十数年かかってやっと合意したことを、親方が変わったからと反故にするつもりだ。

 

アメリカの視点はアジアの中でこれからの安全保障をどうするか、アメリカ軍の再編成をどうするか。そしてそれはとっくの昔に合意したこと。

日本が約束を破るのならこちらも約束を反故にするぞ。

 

こんな事だと思う。

 

アメリカ在住の伊勢平次郎さんがアメリカの論調を翻訳している。長文だが大変参考になるので全文転載させていただく。

是非見ていただきたい。

 

<以下引用・・詳細は伊勢さんのブログを見てください>

 

 
「今週の、オバマ・アジア歴訪」を米国の報道で見る

>>アジアは台頭する中国によって形勢が変わった。オバマには対決が待っている、、

The Associated Press
Sunday, November 8, 2009; 8:22 AM

(北京 ) 今年9月に政権に就いた日本の新しい首相は、“東アジア貿易ブロックをライバルの中国と構築する”と穿孔をあけた。その共同体から、アメリカ合衆国は除外されていた。

ワシントンでは、「アメリカ合衆国に対する日本の拒絶」と受け取る政治家が出た。日本は、アジアにおけるアメリカの「岩石」だったからだ。注意すべきは、中国が、かっての極東の支配人ワシントンに挑戦する大国になっているということだ。それが日本の新首相のドクトリンによって裏書されたということである。

今週木曜日にアジア歴訪に出発するオバマ大統領にアジアとの対決が待っている。多分、オバマにとって、いままでの外遊の中で最も挑戦となるものだろう。この地域が、過去の半世紀のアメリカの支配を脱したことをオバマは発見するだろう。そして、この地域におけるアメリカの未来を問うであろう。この9日間4カ国訪問の旅は、ヨーロッパに行った外遊とは違い、「海難救助」に似ている。

さらに、このアジア歴訪の時期が、オバマ政権にとって繊細な時期と重なっているのだ。

大統領に就任して10ヶ月が経った。アフガニスタンの戦略を決定しなければならない。もうひとつある。内政最大の懸案、医療改革の決着である。

こんな巨大な差し迫る課題を置いて長期間、外国を歴訪するとは驚きだ。それほど、アジア歴訪が、USにとって重要と考えているからだ。オバマは、 この地域との関係には手入れが必要で~遅れることは出来ないと考えているからである。オバマは、テキサス米陸軍基地の銃乱射事件の遺族と会うために出発を一日延ばしている。アラスカと、在韓米軍基地でも演説が待っている。それでも、アフガン増派は未決定である。

                               ~~~

オバマの最初のストップは日本である。日本は伝統的にアメリカを熱烈に支持してきた。だが、日本は、中国と他のアジア諸国との関係を深めようと視線を変えている。小浜は、中国では二都市にストップする。そこでは、中国の指導者たちがたったの一世代で繁栄を達したことを自慢すだろう。そして、中国の周辺を中国を中心に形成することを言うであろう。

オバマは、シンガポールで行われるアジア太平洋会議にも出席する。その会議には一日の予定だけだ。ラストストップは韓国だ。その韓国も、中国を歓迎することは避けられない。なぜなら、アメリカが財政危機で弱っているのを見て、心が迷っているからである。

“アジアは急速に変わっていく~ファンダメンタルな変貌を遂げつつある”とシンガポール国立大学の、Huang Jing教授だ。“この変化はアメリカが伝統的に理解してきたアジア太平洋と違った種類の変化だ~これまでは、アメリカが一極支配して、急成長していた日本がアジアでナンバーワンだった~これからは、中国がナンバーワンだ。日本ではない”と語った。

オバマの9日間のアジア歴訪では、まず、「旧友の同盟国との関係と、新しいパートナーとの関係へのコミットメントは断固たるもの」という演説を東京で行う。この演説がアジア歴訪の基調演説なのである。オバマのメッセージは、急成長したこの地域への安全保障と繁栄を維持することに協力するというものである。

                               ~~~
 
オバマは、東京では、日本との同盟を再活性化するだろう。一方、鳩山首相に米軍基地編成の合意を守るように主張するであろう。北京では、中国首脳らが「尊敬された」と感じるお土産演説を持って行く。だが、北京大学では、学生たちに「アメリカの価値観」を伝染させる計画も持って行く。

オバマは、10カ国が集まるアジア太平洋会議に始めて出席する。これら東南アジアの国は中国との経済関係を深めている。だが、一方で、中国のパワーを警戒している。オバマは、ミャンマーの首脳とも会う。普通ならば、ワシントンでは圧制を敷く政権とは交流しないのだが。 オバマ政権は、それでも門戸を開く考えだ。

北朝鮮とイランの脅威は話題になるだろう。だが、進歩は期待されていない。

アジアでも、オバマの人気が高い地域はある。だが、アジアでは、ヨーロッパで迎ええられたロックのスターという熱気はない。オバマは、「医療改革や国内経済に関心が高く、アジアとUSの企業にとって深刻な自由貿易には関心が薄い」という懐疑心を払底しなければならない。

“オバマは、貿易に関して全く何も持って来ない”とマイケル・グリーン。グリーンは、ブッシュ政権のアジア担当であった。“アメリカの、リーダーシップ抜きで、他の国は好き勝手に貿易合意を轟音と共に結んで、アメリカが気がついたら取り残されていたという恐怖がある”とグリーンは語った。

“戦闘する気を持たず、スター気取りで、記念写真を撮りに来るならば、リスクの大きいアジア歴訪だ~アジア諸国はオバマに期待しているのだ”とシモン・テイ・シンガポール大学教授は語った。

「911事件の後、ブッシュ政権は逆上して国防のみを強調した」とアジアでは受け取られた。その期間に、中国は、アメリカの最大の貿易相手であった日本~韓国ASEANの位置を奪った。ほんの十年前まで、中国はイタリアの経済よりも少々大きかっただけだ。今や、来年には、世界経済第二の日本を追い越すと考えられえている。
                            ~~~

オバマのゴールはこうだ。「生き生きと、しかも明確に、アメリカがここにいるのはアジアにステイするということだとアジアの人々に宣言することだ」「アジアが成長し続け~新しいグループが出来~新しい構造が生じれば、アメリカはその競技場のプレーヤーであり~観客ではない」と金曜日、ワシントンでオバマのトップ・アドバイザーが公開の場で話した。

日本に戻ろう。どうも、オバマの大統領選挙が日本の大衆を鼓舞したようだ。だが、オバマにとって、日本訪問が最も難しいものに見える。

鳩山はオバマの「チェンジ」に似た政治宣伝をやり選挙に勝った。だが、鳩山は首相となると、日米関係で日本はジュニアの立場に置かれたと考え始めた。鳩山は、その東アジア共同体構想からアメリカを排除して提案した。だが、今は、考えを変えているようだ。

鳩山政権は、US指導のアフガニスタン派遣軍への協力の一旦とする、日本のインド洋給油活動を停止すると明言している。鳩山の在日米軍47000人の合意を見直すという姿勢は日米間に緊張を起こしている。特に、在沖縄米軍の普天間・米海兵隊のヘリコプター基地の移設で摩擦が起きている。USは沖縄南部に移設することに合意をしている。だが、鳩山は、米軍が沖縄から立ち退くことを示唆している。先月、東京にやって来たロバート・ゲーツ国防長官は、「移設合意を来年に決着する」と鳩山がヒントしていることに対して、合意を先延ばししないように要求した。

                             ~~~

中国では、米中貿易摩擦で大きな不信が起きている。チベットなどの人権問題や、中国の軍事力増大はそこそこに取り繕う考えだ。オバマ政権は、もっと建設的な~協力的なトーンで関係を続けたいのだ。つまり中国気候変動景気後退問題において、必要なパートナーであると。まず、クリーン・エネルギーの共同開発を合意している。

中国の学者らは、「オバマの北京でのアチーブメントは、胡錦濤ブッシュが持っていた相互の信頼関係を築くことだ」と話した。この意見の背景には、最近、USが中国製の安いタイヤに輸入関税をかけようとしたことがある。「経済が悪化していても、保護貿易政策はやらない」としていたオバマの裏切りだと北京は怒ったのである。(完)

(解説) USの外交の考え方を理解する一助にと翻訳した。鳩山が外交・安保で深刻な間違いを犯している。「鳩山のオバマ政権を焦らす」という強情な態度を米政府は許さないのだ。キリスト教徒の契約では、“ACT IN GOOD FAITH”(誠意を持って)と契約書や条約の末尾に書かれるのである。東京へ来たゲーツ長官夫妻が夕飯も食わなかったのは、鳩山らの言動が軍事経済同盟国を裏切る行為だからである。この鳩山がスタンフォードを出ただと?学歴のない伊勢爺でも理解していることだよ。

日米間には、軍事・経済ばかりではない二国間合意も、特別待遇も多くある。小さいのは学生ビザであり、大きいのは航空機・船舶などの相互乗り入れである。最も重要なのが情報提供と技術移転の好意を失うことである。しかし、人的交流が失われることはない。アメリカ人は大人だからだ。もっと、オバマが面している国内問題があったが、次回にする。伊勢平次郎 ルイジアナ
 

(注:太線は引用者が追加)

<引用終り>

 


今日米関係は危機的状況だと思う。

オバマは苦しんでいる、失業率は10%を超え、経済は一向回復しない。

そしてアフガン問題は第二のベトナムと公然と言われ始めている。そんな時に最大の同盟国日本に来る、しかし日本は反米ポッポだ。

遠い昔のことだが1941年11月、日本にハル・ノートを突きつけたのはアメリカの民主党政権だったことを忘れてはならない。

  1. 政治iza
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2009-11-08 16:30

ポッポ内閣を炎上させるだけでは問題は解決しない

今国会ではポッポ内閣が連日炎上し、何時退陣するか等と言う議論が始まっている。

週末にはオバマ大統領が来るがその訪日、口からでまかせのポッポは何を話すつもりなのだろう。

しかし、では野党になった自民党に期待すると言う話も出てこない。私の飲み仲間などに聞いても「ポッポは酷いなあ」とは言う、しかし自民党に戻そうとは言わない。何故だろう?

 

最近面白い統計を見た。

国別満足度調査・・幸福度調査だそうだ。

詳しくはこれを参照ください

 

日本より下位にあるのはインド中国などの発展途上国だけ、ロシア韓国にも負けており、先進国中ダントツの最下位。

特に酷いのは四角で示した将来に関するもの、日本より下は自殺大国ハンガリーだけ、正に1人負けといってよい。

GDP世界第二位の国が、犯罪件数では最も少ない国が、世界に良い影響を与えている国という評価で常に一番の国が一体如何したのだろう?

 

 

ここで思い出したことがある。

毎年の自殺者統計だ

このグラフ、自殺の事が話題になるたびに見るグラフで、平成10年(1998年)の所で突如ポンと上がって年3万人オーバー、その後ずっとそのまま高止まりしている。

これはもっと真剣に考えるべきグラフだと思う。

1997年~1998年はバブル崩壊後の不景気の中で山一證券(1997年11月)をはじめとする金融機関の倒産が相次ぎ、1997年7月にはアジア通貨危機が有るなど経済危機の混乱の時代であった。

 

このグラフの意味することは

この時日本が大きく壊れ、その修復がされていない

そして1998年からの10年は正に閉塞の10年、国民の不満が鬱積していたもので、その結果が「馬鹿鳩や汚沢が酷いのは分かっているが、とにかく変えてみよう」、こうなったと見るべきだと思う。

 

私はこんな激動の1998年からタイで仕事を始めた。

その当時のタイは通貨危機のど真ん中、町には造りかけで放置されたビルが無残な姿をさらし、仕事を探す若者たちが町をウロウロ、当然治安も悪く大変だった。

当時タイ人に話したのは”仕事は絶対確保するから心配するな、それよりきちんと仕事を覚え、アジア一番の会社になれるよう頑張れ。仕事は俺たちが全部教える、いいから付いて来い。”

 

今も続く日本の閉塞状態を見て思い出したのがこのタイ時代のこと、

今の日本に一番足らないのが”将来を見据えた方向性”ではないだろうか。

日本にはこの点で良い昔話が有る、”握り飯と柿の種”の話。今日の握り飯も大事ではあるが「今この種を蒔いて毎日育てればきっと5年10年先に実がなる」、これを信じて活動することが今こそ必要となっている。

 

野党となった自民党、ミンスの無策振り・腐敗体質を追及し炎上させるのも重要だ、手を緩めずシッカリやって欲しい。然しもっと重要な将来を見据えた方策もシッカリ打ち出すべきときでもある。

そうでなければ単なる反対野党に終わってしまう、今こそ自民党の力量が問われている。

 

そしてその時是非考えねばならない事、それは1997年~1998年何が変わって悪かったのか、そして今どうなったのか、この反省の上に将来を考えることが必要だと思う。

  1. 政治iza
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