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2018-05-08 15:56

旧国鉄中央線・愛岐トンネル群に行ってきた


 名古屋から東京に向かう中央線の愛知県と岐阜県の県境に愛岐トンネルがある。現在のトンネルは複線電化の為、明治時代に建設された単線のトンネルの隣の超大トンネルだが、その廃止されたトンネル群が再発見され、国の登録文化財になっている。
公開は年2回で、今回は5月2日から6日まで。その最終日に行ってきた。

場所はJR中央線(中央西線、東京の方の中央線と繋がっているが直通列車はない)の定光寺駅周辺。

2018-5-8定光寺駅から愛岐トンネル

定光寺駅を出発した電車は岐阜県方面に向かっています。その先が愛岐トンネル。
この愛岐トンネルは複線電化の為昭和41年に完成。旧トンネル群は新トンネルの右側の山の中に有。
右に流れる川はこの辺りでは玉野川、上流岐阜県側は土岐川、下流名古屋方面は庄内川と名前を変える。
しかし、今見れば美しい風景だが、明治中頃の機械の何もない時代。よくまあこんな断崖に鐡道を通したものだ。西欧諸国に追いつこうとする情熱を感じる場所だと思う。

国・登録文化財になっているトンネル群はこうなっている
2018-5-7愛岐トンネル群配置図 
全部で14基のトンネルがあり、13基が現存している。

定光寺駅からはこんな所を歩いて
2018-5-8愛岐トンネル群1 

こんな急な崖を階段で登る
2018-5-8愛岐トンネル群2 

これが3号トンネル、入り口に実物大のSLを描いた幕(のれん?)
2018-5-7愛岐トンネル群3

トンネルの中は真っ暗、但し最初の3号トンネルは少し明かりも有った
2018-5-8愛岐トンネル群4 

トンネルの外ではボランティアの方がオカリナの演奏
2018-5-8愛岐トンネル群5 

鯉のぼりも
2018-5-8愛岐トンネル群6 

こちらでは青空演奏会、題してトンネル・コンサート
2018-5-8愛岐トンネル群7 

いいですねえ、緑の中のコンサート!
2018-5-8愛岐トンネル群8 

最後の6号トンネル
2018-5-8愛岐トンネル群9 

此処で行き止まり
2018-5-8愛岐トンネル群10 

この下の谷川が愛知県と岐阜県の県境。対岸は岐阜県だが名古屋市の廃棄物処分場への道路。だから右側の赤い橋も含め一般車通行禁止。
ケーブルはイベントの機材や弁当などの運搬用に設置されたもの。正面に見える駐車中のクルマはその関係者用のモノ。名古屋市から特別に許可をもらって駐車しているとの事。

しかしこんな美しい景色の所にゴミの処分場を、それも県外のゴミの処分場を作らねばいけない。こんな所でゴミ問題の深刻さを痛感した、そんな一日だった。


所で一寸話は変わりますが・・・

鉄道の廃線跡、特に廃トンネルは特定の所に集中している。
一寸この地図を見てください。

これは関東から関西方面への鉄道路線で廃トンネルが沢山あるところの図
2018-5-8中部地区地図2

東京大阪間には鉄道を通すうえで大変困難な場所が有った。まさに隘路と言って良い所。
中央西線では名古屋から僅か30キロほどの所にこんな難所が有った。現在では長大トンネルで 殆ど意識しない所。そこが実は先人の苦労の結晶だった。
東海道線だとこんな所は日本坂トンネル周辺にも色々ある。
北陸線だと敦賀の先、北陸トンネル周辺いこんな廃トンネルが残っている。

そしてこんな所が普段は何も問題はないが、天災とか外国の攻撃などには大変脆弱なので、その対策が必要である。
明治の先人はこんな事を考えていた。
若し「黒船が一隻やってきて東海道の隘路を砲撃すれば、東京大阪間の交通が途絶する。だからその代替として中央線が必要だ」、こんな事を考えていた。
先人の国防に対する思いを今一度考えてもいい時期になってきたようだ。

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2018-05-05 17:37

「世界は一つ」から靖国問題の真相へ

 5月3日のエントリー『「理想主義」が諸悪の根源』でジョン・レノンのイマジンを取り上げたのだが、この歌は最後が「And the world will live as one    そしてきっと世界はひとつになるんだ」で終わっている。

この「世界は一つ」という見果てぬ夢をとなえた高名な人が日本にもいる。日本人初のノーベル賞学者湯川秀樹博士である。
その湯川秀樹博士の言葉「世界は一つ」は愛知県の三ヶ根山にある「殉国七士廟」の記念碑にもなっている。

ちょっと話がアチコチするが、この件を調べていて私が誤解していることが分かった。
何を誤解していたのか。
昭和天皇はA級戦犯が靖国神社に合祀されたことで靖国神社に参拝しなくなった、こう報道されており、私も可笑しいと思いながらもそうなのかなあと思っていた。
しかし事実は全く違っていた。昭和天皇はひそかに「殉国七士の墓」に御親拝されていた。こんな事実が分かったので、そのことを書いてみたい。

これが世界は一つの碑
2018-5-3湯川秀樹「世界は一つ」の碑 

殉国七士廟の駐車場には「萬世太平の像」、「世界は一つ」の碑がある。
2018-5-3三ヶ根山殉国七士の碑 

これが殉国七士の墓
2018-5-3殉国七士の墓 

殉国七士は
軍人
・東條英機(首相・陸軍大将)
・土肥原賢二(陸軍大将)
・板垣征四郎(陸軍大将)
・木村兵太郎(陸軍大将)
・松井石根(陸軍大将)
・武藤章(陸軍中将)
文官
・広田弘毅(首相)

殉国七士廟については以下参照ください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AE%89%E5%9B%BD%E4%B8%83%E5%A3%AB%E5%BB%9F

何故殉国か、これは東京裁判そのものが国際法上不当なもので、戦勝国による言いがかり、復讐であったから。
A級戦犯・靖国神社参拝問題の基本的事実
http://www.seisaku-center.net/node/505

公共裁判の問題については、その後マッカーサー自身が間違っていたことを認めている。
参考エントリー
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1201.html
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-763.html

マッカーサーはトルーマン大統領のウェーク島での会談でこう言っている。
「戦争犯罪人などに手を出してはいけない。うまくいくものではない。ニュルンベルク裁判や東京裁判は、戦争の抑止力にはならなかった」
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Yasunari/7517/nenpyo/1941-50/1950_makkasa_uekuto.html

また七士の遺骨はGHQが遺族には渡さず、海に捨てる計画だったが、それをひそかに盗み出して殉国七士として祀ることが出来た経緯は以下参照ください。
https://ameblo.jp/atomu-coco50/entry-11903633046.html


さてこれからが私が驚いたこと。
昭和54年に昭和天皇が全国植樹祭で愛知県に来られた際、わざわざ不便な三ヶ根山山頂にあるホテルに宿泊され、ひそかに殉国七士の墓を御親拝されていた事だった。



昭和天皇 愛知県幡豆郡三ヶ根山 東條英機が眠る墓へお参りされる 昭和54年
https://ameblo.jp/atomu-coco50/entry-11903633046.html


何が驚いたかというと、当日の植樹祭会場と宿舎となったグリーンホテル三ヶ根との位置関係を見て欲しいからである。
2018-5-5グリーンホテル三ヶ根案内図 

天皇陛下がご出席される全国植樹祭会場は名古屋市のほぼ真東約20キロの所。しかし宿舎からは直線距離で40キロ以上だが、多分実走行は60キロ以上。宿舎から東名岡崎インターへ出て、そこから名古屋インターで東名を下り、猿投グリーンロード経由で会場に入られたと思われます。誰が考えても名古屋で泊まれば良い筈だと思う所です。昭和天皇にはグリーンホテル三ヶ根にそれだけ強い思いが有ったのでしょう。

小さい字で・・・余談ですが、天皇皇后両陛下が地方に出たとき、特別な思いのある所へわざわざ立ち寄るというケースが当地方にもあります。・・ちょっと参考までに・・
2010年6月、天皇皇后両陛下が岐阜県に来られました。第30回全国豊かな海づくり大会ご出席のためです。その時当地方にある小さな小さな「新見南吉記念館」に両陛下が来られました。最初は美智子皇后陛下だけが来られるという話だったんですが、結局両陛下お揃いでおいでくださいました。新見南吉は小学校の教科書にある「ごんぎつね」の話の作者ですが、皇后陛下は子供の頃、新見南吉の「でんでんむしの悲しみ」という同和を聞いて感銘を受けたのだが、大人になってからでも苦しい時、悲しい時にいつもその話がふと頭に浮かんできて、自分だけじゃないんだと勇気づけられた。だからその記念館をぜひ見てみたい。こんな話でした。
新見南吉記念館
http://www.nankichi.gr.jp/


話がどんどん飛んでしまいました。
最後にもう一つ、昭和天皇が靖国神社に行かれないのはA級戦犯の合祀が原因だという話があります。わたしもそんな報道があり、へー、そうだったのかと思っていたのですが、これがトンデモナイ嘘、フェイクニュースでした。
若しそんな事をだったら、全国植樹祭で愛知県に行くからと言って、昭和天皇がわざわざあんな辺鄙なところ(失礼!)に宿泊する筈が有りません。

この件は以下参照ください
昭和天皇の靖国ご親拝中止は戦犯合祀が原因でない

時系列的には簡単である。
昭和天皇が最後に靖国神社に御親拝されたのが昭和50年。昭和51年からは御親拝されていません
靖国神社に問題の7名が合祀されたのが昭和53年
ですから靖国に御親拝されなくなったのは、所謂A級戦犯と言われる方の問題ではありません。
そのうえ、昭和54年には殉国七士の墓にひそかに御親拝されています。

靖国問題の原因は上掲記事に有ります。
その要因は、当時の三木武夫首相が昭和五十年に靖国神社を参拝した際、 取材記者に「私的立場で参拝をした」 と発言したことにあります
マスコミは、その発言を取り上げ、政治家の靖国神社参拝は「私的参拝」か「公的参拝」か、と問うようになりました。 
それまでは、 八月十五日に天皇陛下も、 総理大臣も、 靖国神社を参拝してもマスコミが特別に騒ぎ立てることはなかったのです。 

それが、 三木首相の発言で、 眠っている子を起こしてしまったわけです。 
「公的」 と言えば、 憲法の政教分離の原則に反する言い、 侵略戦争だった大東亜戦争を認めるのか、 という論法でマスコミが叩いていくわけです。 その流れは、 今日まで続いています。
こんな事ですね。

最後にどうして愛知県の三ヶ根山が舞台なのか、これについては以下参照ください。
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-820.html

この話は私が若いころ、当時の大先輩から聞いた話がもとになっています。南方で苦労し、多くの戦友を失った人にとっては、三ヶ根山からの景色はあのマニラ湾やレイテ湾の景色によく似ている。だから現在では80基とも言われる慰霊碑が三ヶ根山上にあり、慰霊の地になっているという事です。

三ヶ根山からの眺め
2018-5-5三ヶ根山頂からの景色 
長い話になりました。最後までお付き合いいただき有難うございます。

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2018-05-03 17:20

「理想主義」が諸悪の根源


 理想主義が諸悪の根源、こんな事を藤井聡先生が話している。
丁度いま南北朝鮮が和解に向かっている最中なので、そんな事を考えてみた。

最初の藤井聡先生の話から

<以下引用>
https://the-criterion.jp/radio/20180430-2/

https://www.facebook.com/Prof.Satoshi.FUJII/posts/1333471233420483

週刊ラジオ「表現者」

「理想主義」が諸悪の根源。ピースの影に戦争あり。
2018.05.01




複雑な勢力均衡で成り立っている国際社会で,理想主義的な「平和」ばかりを唱えていると,逆に「戦争」を招く結果になることもある.また歴史的に人間社会では,理想主義が暴力の原因となった例も少なくない.そのパラドキシカルな関係を解説します.

今週の一曲
Imagine by ジョンレノン

1980年に銃殺されたジョンレノンの、1971年にリリースされたビートルズ解散後の代表曲。「Imagin」(想像してみなさい)と語りはじめるこの曲は、国家や宗教や所有欲が「存在しない状態」を万人が想像できれば、平和になって、世界は一つになるに違いないさ、という見解を表明し、万人に「想像」することを呼びかける。1975年まで続いたベトナム戦争に反対するアメリカの若者達の反戦運動を象徴する一曲。「もしこれが可能なら」、どんなに素晴らしい事だろうと思わない人など、いるわけがない―――が、実際には、可能でないにも関わらず、『もし可能なら』と多くの人々が想像しはじめたら―――そこにはジョンレノンが全く想像すらしていなかった地獄の扉が開かれることになる
執筆者 : 藤井 聡

そしてこの投稿の追加
https://www.facebook.com/Prof.Satoshi.FUJII/posts/1333471233420483
Satoshi Fujii
May 1 at 5:05pm · 
実は、先に紹介した「諸悪の根源は理想主義」のラジオは、朝鮮有事でなくむしろ「シリア」をイメージしてお話しておりました。で、そのシンボルとして
 「ジョンレノン」
のイマジンを紹介していたのですが・・・・まさにジャストタイミングにも、その奥様のオノ・ヨーコさんが、今回の南北首脳会談に関して、こんなツイートをしておられるようです。

『夫が喜んで宇宙をはね回ってるのが目に浮かぶ・・・これが世界中の国々が握手するスタートになってほしい。1つの世界。1つの人類。私は、これが、私と夫が信じたことの始まりだと望む。もうすぐだと確信している。平和はパワーだ!』

・・・・いやぁ、まさに「理想主義」・・・・

我々日本人が朝鮮半島和平でただ単に浮かれているようでは、取り返しのつかない損害を被ることになるでしょう・・・・
兎に角、外交では(我が国の情けなさ、無能さも含めて)現実を直視することが必要です。


オノ・ヨーコ氏「ジョンは喜んで宇宙はね回ってる」
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201804300000134.html

<引用ここまで>

これが「イマジン Imagine 」   いい曲です。ですが・・・



「イマジン Imagine 」の歌詞は簡単な英語なのですが、どうも意訳が多い(上掲動画も同じ)。それで色んな訳を見て、私なりに適当に訳してみた。

イマジン  Imagine    和訳

Imagine there's no Heaven   想像してごらん 天国は無いと
It's easy if you try        やってみれば 簡単
No Hell below us          下に地獄は無く
Above us only sky                      上には ただ空があるだけ
Imagine all the people               想像してごらん  みんな     
Living for today...                      ただ今を生きているって...

Imagine there's no countries      想像してごらん 国が無いことを
It isn't hard to do                      難しくないでしょう
Nothing to kill or die for             殺すことも死ぬことも無く
And no religion too          そして宗教も無い
Imagine all the people         さあ想像してごらん  みんな
Living life in peace         ただ平和に生きているって...

You may say I'm a dreamer    僕のことを夢想家だと言うかもしれない
But I'm not the only one      でも僕一人じゃない
I hope someday you'll join us    いつかあなたもみんな仲間になって
And the world will be as one     きっと世界はひとつになると願う

Imagine no possessions      想像してごらん 財産がないのを
I wonder if you can          あなたは想像できるだろうか

No need for greed or hunger   貪欲になることも飢えることも無い
A brotherhood of man      人はみんな兄弟なんだ   
Imagine all the people      想像してごらん みんな
Sharing all the world       世界を分かち合えるんだ...

You may say I'm a dreamer    僕のことを夢想家だと言うかもしれない
But I'm not the only one     でも僕一人じゃない
I hope someday you'll join us    いつかあなたもみんな仲間になって
And the world will live as one    そしてきっと世界はひとつになるんだ

引用者注:途中に「Imagine no possessions 」というフレーズがあります。このpossession は普通には「所有」という意味ですが、「possessions 」となると財産とか国の領土という意味になります。恐らくこの曲が問題を含んでいる一番のポイントではないでしょうか。私は財産としましたが、領土にすれば完全な無政府主義思想になります。

<歌の話は此処まで>

さて藤井聡先生は上掲ラジオ番組の中で、「理想主義が強ければ強いほど、理想から外れた国に対し不寛容になって、一瞬で暴力主義的になる。そういう恐ろしいものが潜んでいる・、こう言っています。

さてジョン・レノンがイマジンを作ったのはベトナム戦争最中の1971年、そして1975年に戦争は終わったのですが、その後どうなったでしょうか。
一番極端な例がベトナムの隣国カンボジアにあります。

こんなもの
(酷い写真なので小さくしました。詳しく見るにはクリックしてください)
2018-5-3カンボジアの大虐殺写真 
1975年から僅か4年の間に起こったポルポトの大虐殺、未だ正確な死者数は分からないが170万とも220万ともいわれる。当時のカンボジア人の4人に一人とか5人に一人である。しかも殺されたのは主に学校の先生とか村や町の役人・芸術家など知識人・インテリ層。知識人の大半が殺されたと言う。

参考ブログ
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-591.html



さて本題に戻ります。

ジョン・レノンがNYで平和に暮らしている時、世界ではとんでもないことが起こっていたのです。それを藤井聡先生はこう言っています。

「実際には、可能でないにも関わらず、『もし可能なら』と多くの人々が想像しはじめたら―――そこにはジョンレノンが全く想像すらしていなかった地獄の扉」が開かれることになる。」

そして更に

「我々日本人が朝鮮半島和平でただ単に浮かれているようでは、取り返しのつかない損害を被ることになるでしょう・・・・
兎に角外交では(我が国の情けなさ、無能さも含めて)現実を直視することが必要です。」


日本は国を挙げてモリカケの蕎麦屋騒動からセクハラ騒動に明け暮れ、とうとう国会は野党議員が長期勝手気まま連休を決め込む始末。
こんな事で国を守れるのだろうか。暗澹たる思いである。

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2018-04-28 16:42

朝は「あさ」か「あした」か


 なぜ「朝」を「あした」と読むかは寡聞にして知らない、こんな書き出しで始まるコラムが読売新聞(朝刊1面、編集手帳 4月24日)に載っていた。まさか編集手帳士が「あした」を知らなかったとも思えないので、この後をつなぐため惚けて見せたと思うが、時の概念というのは大変難しい。

私の失敗談も含めてそんな「あした」の話を書いてみたい。


これが編集手帳
2018-4-28読売新聞編集手帳 

4月24日 編集手帳
2018年4月24日
 なぜ「朝」を「あした」と読むかは寡聞にして知らない。論語に<朝(あした)に道を聞かば、夕べに死すとも可なり>という一節がある
◆朝(あさ)どう生きるかを悟れば、夕方に死んでも後悔はない――との意味だが、映画『男はつらいよ』で寅さんが「朝」を「あした」と受け取ったまま、この一節を披露する場面がある。あした道を聞こうと思っていたら、夕方に死んじまったと
◆少し先にどんなトラブルが待つか、人には分からない。命にはかかわらずとも、思いがけず大けがをした居酒屋社員の男性の訴えを本紙社会面(23日東京版)で読んだ
◆ある年の12月、上司の誘いを断り切れず、休日をさいて忘年会に参加した。1次会のあと、カラオケ店での2次会が午前2時半から。その席で酔った同僚から暴行を受け、肋骨ろっこつを折る重傷を負った。東京地裁は私的な会合とは認めず、責任は会社にあるとして賠償を命じたという
◆もし防げるとしたら、宴会の“強制”などの旧弊に物言える雇用主だけだろう。組織管理は往々「あした道聞かば」では遅い。寅さんは勘違いのようで、じつは道理を述べている。
<引用終り>


所でこんな歌を知らないだろうか、。
浜辺の歌



 「あしーた~はーま~べーぇーをー♪、さ~まーぁーよーえ~ばー♪」。「ー」はまっすぐ伸ばして、「~」は細かく動きながら伸ばす。少ない言葉に起伏のある複雑なメロディです。
でも名曲ですね。

そして誰でも子どもの頃にこの歌を歌いながら、「あした」の話だろ、どうして今日さまようんだろう?、こんな疑問を持ったのではないか。

一寸そんな所を手元の広辞苑(昭和48年の第二版第七刷、古い!)を見てみるとこんな風にかいてある。

あした【朝】 ❶(古代には昼間を中心にした時間の言い方と、夜間を中心にした時間の言い方があり、「あした」「ゆうべ」「よい」「よなか」「あかとき」「あした」の最終の部分)朝①夜が終り明るくなって暫くの間。旦。②夫が来て泊っていった翌朝。また夜中に何か事が有った、その翌朝
❷あす。明日。・・・以下略

ではもう一つの言い方「あさ」はどうなっているかというと、
あさ【朝】(古代には昼間を中心にした時間の言い方と、夜間を中心にした時間の言い方とがあり、「あさ」は昼間を中心にした「あさ」「ひる」「ゆう」の最初の部分)夜明けからしばらくの間、また、正午。までの間・・・以下略

こんな風である、漢字で書けば「朝」の一字だが、日本語は「あした」と「あさ」、この二つの言い方が有り、意味が微妙に違う。
「あした」は夜が明けてしばらくの間だが、「あさ」は夜が明けてからでいいが午前中いっぱいは朝で良い、こんな違いがあるようだ。
編集手帳で論語の<朝(あした)に道を聞かば、夕べに死すとも可なり>を引いて、漢字の朝を「あした」と読ませているが、論語原文(里仁第四の八)は「子曰、朝聞道、夕死可矣」であり、読みは「あさ」でも「あした」でも構わないのだろうが意訳で「あした」になっている。
編集手帳士はその後ろのことを言いたいために無理やり話を捻じ曲げたのだろうが、こんな事は今はネットでいくらでも調べられる。もっとキチンと調べて書いて欲しいものだ。


 所で時の概念について、私のタイでの経験を少し。
一日が24時間であることは誰でも知っている。そしてその24時間を二つに分けて深夜0時で日付けを変え、そこから正午まで12時間を午前、正午以降を午後と称して、何時と言っている。これ以外に午前午後では不便なので、1日を24時間制で言うことも有る。(13時とか20時とか言いますね)

ではタイである。
タイでの時間は6時間で0に戻る言い方をしている。1時、2時・・5時、その次6時は又0時になる。これだけでは何がなんやらわからないので、午前午後と同じように、タイの時刻は最初の何時、朝の何時、午後の何時、夜の何時、こんな言い方になる。但し特に午前7時~午前11時はビジネスでよく使う時間帯なので例えば午前8時は本来のタイ語は「朝の2時」なのだが「朝8時」という事が一般的になってきた。

タイに行ったらすぐにこんな事が有った。日本人用の運転手がタイ語の分かる日本人の所に飛んできた。「ミスター〇〇が明日7時に迎えに来いと言っているが、朝の7時なのか夜7時なのか分からないので聴いてほしい」と。
まあこの程度なら笑い話で済むのだが、私もこんな経験が有る。
夕方、運転手に「明日の朝4時の来てくれ」と言っておいたのだが来ない。急用だったので大騒ぎだったのだが、如何してこなかったのか聞いてみた。
その運転手にとって今日というのは夜明けから翌日の夜明けまで。だからまだ真っ暗な午前4時というのは「今日」と理解していた。
そこでスタッフなどに聞き込んでみた。「今日と明日の境目はどこか」。結果高学歴の都会人スタッフは午前0時が境目で、それを超えると日付が変わるときちんと理解していた。しかし主に田舎出身のワーカークラスはそこがあいまい。明日の朝、真っ暗なうちは今日、明るくなったら明日と思っている者が少なからずいた。

そういえば日本でもマスコミ人などは25時とか26時などと言いますね。
私の見ている衛星テレビ「クラシカジャパン」の番組表などは、例えば本日4月28日の番組は29日の午前5時までが28日の番組欄に記載されています。

たかが時刻表示一つでも世の中多様な時代になったものです。
そういえば「朝日」となると、将来の辞書には、日本を貶める不逞の輩の巣窟だったが今は無い、こんな事が書かれるかもしれませんね。

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2018-04-26 16:55

セクハラだ、ハニトラだと喧しい


 財務次官のセクハラ問題がどうにも煩い。しかしこの報道にはどうにも違和感がある。
それは日が暮れてから若い女性(記者だそうだ)と中年のおっさん(財務次官)が二人だけで飯を食iい酒を飲む。この事である。

世の中常識が有る。そんなものの一つが男女関係に関するもの。
清少納言が枕草子で「遠くて近きもの・・・極楽、舟の道、人の仲(162段)」と言った男女の仲である。

まあ極楽が遠くて近いかどうかは分からないが、(多分私は死んでも行けない所ではないかなあ・・・)、男女の仲は確かにその通り、遠くて近いものだろう。
だからこそ大人の常識として「妻のある男は、女性と二人だけで食事をしたり、酒を飲んだりすることは避けるべき。どうしても必要なら複数で会うべき」「独身の男なら、そんな機会を作れば、その気が有ると思われる」、こう理解し行動すべきと思って行動してきた。

しかし一方女の場合はどうだろう。
若し女性からそんな機会を作れば、女性の側にその気が有るという事で、単なる色恋沙汰、或いは昔から「美人局(つつもたせ)」とかハニートラップと言われるものだ。


所で私にはそんな事に関して悲しい思いでが有る。もう時効だから書いても良いかな・・・。

私は若いころスキーに凝っていた。毎年年末には岐阜県のあるスキー場に会社の仲間と行くことが年中行事で、常宿はスキー場のある町の民宿。
ある年の初夏の頃、偶然見た新聞に岐阜県で殺人事件が有ったと報じられていた。さして気にも留めず見ていたのだが、よく見ると被害者の名前が定宿にしていた民宿のご主人と同じ名。驚いて電話してみたら事実だった。そのスキー場までは自宅から250キロほど離れているので、その週末にお悔やみに行ってきた。悲しい話だったが、男女問題の誤解を避けることの参考になると思うので、その一部始終を。

そのスキー場では、スキーシーズンが終わった初夏の頃、仕事の総決算で関係者全員が集まる。リフトの担当やら食堂の関係者やら、その町の人が総出で運営しているので結構賑からしい。また仕事のまとめなので何日もかかって資料を作ったり、残ったメンテナンスをしたりしている。勿論狙いは翌シーズンの計画と準備。その最終の打ち上げ会があり、食事も出て少し帰りが遅くなったらしい。

そのご主人が帰宅したら直後に近所のおじさんが血相を変えて怒鳴り込んできた。その人は本人はスキー場の仕事はしていなかったが、奥さんがスキー場の仕事をしていたとの事。
その近所のおじさん「やっぱりテメエだったのか!、どうもこの頃女房の帰りが遅くて可笑しいと思っていたのだが。オイ!!!、テメエ俺の女房に手なんか出すんじゃねえ。こうしてくれる!」
そう言っていきなり殴りかかってきたとの事。殴られた民宿のご主人は倒れた時打ちどころが悪かったのか、そのまま死んでしまった。さてこれで大騒ぎになって相手の奥さんも駆けつけて「何を馬鹿なことを言っているの。スキー場の仕事だったんだよ。この人もこの人も一緒だから分かるでしょ」、こんな風に奥さんに怒鳴られて事実は分かったのだが、最早後の祭り。
その晩は大騒ぎだったのだが、相手のオジサンはいつの間にかいなくなり、あくる朝になって近くの林の中で首をつっているのが見つかった。
一晩で未亡人が二人もできてしまう悲劇だった。
定宿の民宿の奥さんは「あまりにも悲しいのでもうこの土地には住みたくない、でもこの家は主人との思い出がいっぱい詰まっているので手放したくない」、こう言って家を解体し少し離れた大きな街に持って行って転居してしまった。

遠くて近きは男女の仲、こんなつまらぬ誤解が想像もつかぬ悲劇を生む、そんな事を理解して注意すべき、そんな事例である。

私に言わせると、今回のテロ朝の記者女史と財務次官のケース、こんなのは双方に落ち度がある。男女の仲を疑われても仕方ないケースだからだ。
がしかし、テロ朝の記者女史は最初から録音していたようだ。もし財務次官が某文科次官さんみたいなスケベで記者女史に手を出せば完全なハニートラップになっただろう。
私の私見だが、今回の財務省のセクハラ事件はハニトラをやり損なった女性記者の意趣返しにしか見えないが、そのうちに事実が分かるだろう。


スケベな話ついでにもう一つ、ハニトラの話。

私がタイで仕事をしているときの事。仕事では大量の鉄鋼を使うのだが、鉄鋼は日系メーカーのものしか使わなかった。そこへ韓国の某大手メーカーポ〇コの営業マンがやってきた。一応知り合いの紹介だった。勿論鉄鋼の売り込み。
やってきたのは韓国人3人、二人は中年と若手の男だったがもう一人は若くて美人の女性社員。
この3人の韓国人、日本語もペラペラなので通訳もいらないはずだがと聞いてみると女性も営業の担当者との事。
海外にも女性社員を派遣する、凄いなあと思って女性営業担当者に色々聞いてみた。鉄鋼の営業なら最低限の知識は持っている筈なのだが、どうも技術的な知識はゼロ。日本語と英語で聞いてみたので、知識の無いのが丸わかりだった。同じく経理面はどうかと矢張り日本語と英語で確認すると経理面も知識ゼロ。
その時は「海外にまで自分の女を連れてきたのではないかなあ、凄いことやるなあ」と思っていたのだが・・・。
2,3日したらその女性から電話がかかってきた。「せっかくお近づきになったのだから、二人だけでお食事でもどうですか」と。
なる程、色仕掛けで何とか売り込もうとしていたのか、そう理解して丁重にお断りし、スタッフには今後一切取次不要、電話には私はいないと言っておくようにしたので、その後何度か電話が有ったらしいが付き合いはせずに済んだ。
その後いろいろ噂は有ったが、間違いなくこの女性社員はハニトラ要員らしかった。流石韓国流、凄い事をするものである。

スケベ人間短足がハニトラに引っかからなかった話なので、この先は面白くない。よってここまでにします。

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2018-03-30 19:00

人間力について考える


 現在発売中の月刊誌Will5月号に安倍首相と大阪大学名誉教授の加地伸行さんの対談が載っている。
この中で安倍首相の言っていることに私は大変興味がある。

その対談は、題して
安倍首相 明治150年特別対談
国難突破! 輝く日本へ        

表紙はこんなもの
2018-3-30-02-01will表紙 

対談の最初のページ
2018-3-30-1-01改 

対談風景
2018-3-30-1-02.jpg 


全文はWill5月号を見ていただきたいが、この対談の内容はこんな風(中見出し)。

・幕末・明治の先人に学ぶ
・国を守り抜くために
・日本人よ、雄々しくあれ
・助け合いの精神
・瑞穂の国の資本主義
・「名」と「実」
・政治=結果

色々興味深いことが話し合われているのだが、その中でも「助け合いの精神」の所に大変興味深い部分が有る。そこだけ引用したい。

<以下雑誌Will5月号p45より引用>

助け合いの精神

加地 平昌五輪でメダルを獲得した日本人選手のインタビュー‘を聞いていると、全員同じことを言うのです。「メダルを獲れだのは自分の力だけでなく、周囲で支えてくださった方々、応援していただいた方々のおかげです」というものです。それは、自然と溢れ出てきた集団主義・家族主義の立場からの言葉だと思います。欧米の選手であれば、「俺の力を見たか!・」なんてコメントしそうですよね(笑)。

安倍 平昌五輪での日本選手の活躍、そして選手たちの言葉には心を動かされました。ソチ五輪で日本選手団長を務められた橋本聖子さんから聞いた話ですが、選手としての能力向上のためには、精神面を含めた「人間力」を高める必要があるようで、目的意識を明確に持つため、何のために競技に情熱を注いでいるのかを自分の言葉で発信する訓練もしているというのです。

加地 日本人選手たちのコメントは、決して誰かに教えられたものではありません。自然に出た言葉です。改めて、日本人には集団主義的な性格があると感じました。
・・・以下略
<引用終り>


加地先生は日本人の助け合いの精神について強調されているのだが、安倍首相はもう一つ、選手としての能力向上のためにどうするか、それを問題にしています。キーワードは「人間力」を高める、こんな話です。

実は私の今までの経験から、困難な仕事に取り組んだり、未知のことをやろうとする場合、一人一人がいかに自分のやっていることをコントロールして結果につなげるか、その為に具体的にどうするか、こんな事をいつも考えてきました。そして安倍首相が橋本聖子さんから聞いた話として言っているこのことが重要だと思うのです。

「何のために協議に情熱を注いでいるのか」という『自分の目的』。
その目的のために『自分の言葉で発信』という具体的な行動
大事なのが『訓練』、これも一度やったら終りでは無く、毎日毎日の繰り返し
その結果として『人間力を高める』


以前見たテレビで確か家電量販店のやり方として、開店前に従業員がみんなでポリシーを唱和するところが報道されていました。

そのポリシーは
・スピードはサービス!
・正確さは信頼!
・安さは魔力!
これをみんなで唱和していました。この方法は大変いいことです。がしかし此処からさらに一歩出ていかないとさらなる上は目指せません。

その為に自分の目標を自分の言葉で発信、大変いいことだと思います。
こんな事のために道場が必要だと思うのですが、それはまた別の機会にします。

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2018-03-08 17:15

新聞が日本語を壊す


 今日3月8日の読売新聞地域緬をみて驚いた。
何に驚いたか、まあ、見てください。

2018年(平成30年)3月8日 読売新聞 「愛知(名古屋圏)面」
2018-3-8読売新聞27面1 


被災地のろう者映像に・・・?
この見出しを見てこんな風に見えた人が多いと思いますが、どうでしょう。
被災地呪う者映像に・・・・?
???
おいおい、いい加減にしろよ!
いくらなんでも酷い話じゃないですかねえ。

被災地の聾者映像に
こんな風に読めた人は多分少数派だと思うのは私の目が悪いせいか?


矢張りこんな難しい漢字語はフリガナしかないです。これが昔からの日本の文化ですから。

チョット見出しを改善してみました。
2018-3-8読売新聞27面改1 

このほうが余程理解しやすいですね。

それにしても最近の漢字語のひらがな表記は可笑しい。
蔓延、語彙、熾烈・・・
こんな言葉をひらがな表記したら意味不明じゃないですかねえ。

ほら、子どもに「お水」と書いて、これは「汚水」だから飲んじゃダメ。
こんな事、どうやって教えるんでしょうか。

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2018-02-24 18:26

小学校に来たアイヌの思い出


 アイヌ語を公用語になどという事を言う人がいるらしい。裏の桜さんとよもぎねこさんのブログで取り上げられている。

裏の桜さん
「これを「頓珍漢」というのでは?」
http://sakuraura.blog.fc2.com/blog-entry-4551.html

よもぎねこさん
「民族文化継承の理想と現実 アイヌ」
http://yomouni.blog.fc2.com/blog-entry-6222.html

この話は札幌大学の本田優子とかいう教授様が「アイヌ語を公用語に」という意見を述べた、そんな事を取り上げている。
お二方とも、そもそもアイヌ語には文字が無い。そんな言葉を果たして使えるのか、そんな事を書いているのだがまったく同感だ。


実は私が小学生の頃、学校にアイヌの人が来てくれたことが有る。アイヌの文化とはこんなものという事を見せてくれた。
子ども心に非常に強烈な印象のある話なのでその顛末を書いてみたいと思うのだが、その思いで話の前に文字の件でどうしても気になることが有るのでその部分を。

裏の桜さん、よもぎねこさんとも本田優子氏の記事を取り上げているのだが、その記事には本田優子氏は札幌大学「ウレㇱパクラブ」代表と書いてある。この言葉は何と読めばいいのだろうか。「ウレシパクラブ」なら読める。だが「シ」では無く「ㇱ」と小文字になっているぞ。

アイヌ民族博物館の資料によると(http://www.ainu-museum.or.jp/siror/rule/
「ウレㇱパ」は「urespa」と読むようだ。しかし「クラブ」はアイヌ語には「b」という子音は無いので、アイヌ語しか話せない人(今はいないと思うが)だったら発音できない。若し発音したとすると「クラブ(kurabu)」では無く「クラプ(kurapu)」と発音することになる。
念のため上掲資料でアイヌ語の母音と子音を調べると
・母音 aiueo
・子音 kstcnhpmyrw でした。


話が最初から横道に入ってしまいました。以下は子供の頃の思い出です。
確か小学校の3,4年生頃、小学校にアイヌの人が来てくれました。アイヌ文化の紹介という事でいろんな宝物も見せてくれました。
今回の話でネットでこんな写真を見つけ、アッ、あの時そっくりだと思いだしました。

2018-2-24正装したアイヌ 
正装をしてイクパスイ(捧酒箸)で神に酒を捧げるアイヌ
(「シラオイコタン」木下清蔵遺作写真集、白老民族文化伝承保存財団、1988 年)

この写真を見て、私が小学生の頃、学校に来てアイヌの文化を紹介してくれたアイヌのオジサンもこんな髭の人だったなあ、こんな漆塗りの器を大事そうに宝物だと言って見せてくれたなあ、漆塗りのお椀には同じ色の台が付属していたなあ。そんな事がありありと思いだされましたが、何せ昭和20年代の話。そんな事しか覚えてませんが、一つだけ印象に残っていること。アイヌの宝物と言っている漆塗りの器は多分「輪島塗」みたいなものなんだろうなあ。まあ大事なものだけどこの辺りにもあるぞ、と。

漆塗りの器は大変高価なもので、もちろんその地域の金持ちしか持っていませんでした。その地域の人たちはその器類を何かあると借りてきて使っていました。
(漆塗りの器の製造工程例)
http://www.inachu.jp/process/index.html
そして年に一度、輪島から漆塗りの業者が来て修理をしていました。そんな時新しいものの欲しい人は注文する。そんな事をしていました。
そして近所の悪ガキどもはそんな業者が来ると早速見に行っていました。そんな事をしていたので漆塗りの器について小学生の子どもがちょっとした知識を持っていたわけです。

今考えると、北前船が大阪と北海道の間で交易をしていましたので、大阪の文物がアイヌに渡っているのも当然。そんな北前船の交易の名残で今でも大阪名物が「コンブ」、途中の中継港の敦賀には北前船のコンブを加工して「おぼろコンブ」にする業者が有って、敦賀名物が「おぼろコンブ」。

アイヌ文化そのものは尊重すべきものだが、唯一の新聞アイヌタイムズが年2回~4回発行程度なので、これを公用語には到底無理があると思う。


最後に参考用としてアイヌタイムズの記事を
http://www.geocities.jp/otarunay/taimuzu.html#kigi

アイヌタイムズ記事一例 
1998年6月の記事 サッカーWカップについての記事一例
左から「かな表記、ローマ字表記、日本語」、但し実際のアイヌタイムズは日本語は3か月後の日本語版のみとの事。
2018-2-24アイヌ語 

アイヌ語では語彙が不足なのでそこは日本語(カナ・漢字)で書かれている点に注意。
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2018-02-10 16:50

37年ぶり大雪 根本的な問題をどう克服<福井県の話です


 福井県北部は今豪雪で大変と聞く。道路や鉄道網はズタズタ、生活物資は届かないので、コンビニやスーパーも品不足。ガソリンスタンドも給油制限しているとか。
そんな事が良く分かる話が福井新聞にあった。
大変な大雪ではあるが、日本は小泉改革以来の公共工事敵視政策で地域の建設業の衰退が激しく、これが除雪などの遅れに繋がっているという話である。

しかし福井新聞の論調は素晴らしい。こんな前向きのことを書く新聞はめったにない。福井県の皆さん、大変だが頑張ってください。


<以下福井新聞より引用>
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/291666

37年ぶり大雪
根本的な問題をどう克服
2018年2月8日 午前7時30分
 
 【論説】雪国北陸は雪に強い。そんな「常識」は通用しないようだ。福井県内は嶺北を中心に記録的な大雪となり積雪は昨日、福井市で140センチ超に達した。1981年の五六豪雪以来、37年ぶりの130センチ超えだ。

 降り続く雪に除雪が追いつかず、基幹道路の北陸自動車道や国道はじめ鉄道、バスなど交通網はまひ状態。市民に不可欠の生活物資や企業活動が滞り、学校も大半が休校、私立高校の入試日程も延期された。雪下ろし作業などによる死傷者も出ている。だが、三八、五六も乗り越えてきたわが福井だ。我慢強い県民の克雪力を発揮したい。

 もう日本海寒帯気団収束帯」という用語に慣れたのではないか。数年に一度の強烈な寒気が居座り、日本海上に発達した雪雲の帯が絶え間なく本県付近にぶつかり雪を降らし続ける。

 1月中旬以降のこうした気象条件がこれほど長く続くことは予想もせず「まだ降るのか」。誰もがそう感じただろう。市民生活の基盤であるライフライン、特に道路網がなぜこうもズタズタになったのか。

 道路は除雪が届かず、あちこちにできた圧雪の塊でタイヤがスリップ。あっという間に渋滞の列ができてしまう。降り積もる雪がさらに障害となり、身動きが取れなくなる。国道8号で約1400台が立ち往生したのはこれが原因だ。

 県は6日、自衛隊に災害派遣を要請。迅速な人海戦術と自治体、市民らの協力もあり、徐々に解消に向かってはいるようだ。ただ、もっと事前のリスク管理ができなかったか。県は派遣要請と併せ災害対策本部を設置したが、降雪状況を考えれば迂回(うかい)路の確保など早く対応すべきだった。

 県内のJRや私鉄、バスは県民の大切な足なのに、雪に弱すぎないか。積雪シーズンに備え、常に「万全の体制」を取っているはずである。

 体制が追いつかないのは特に道路の除雪だ。建設業者の減少で除雪車を操作するオペレーター不足も深刻化している。全国建設業協会が2年前にまとめたアンケートで、福井県は「除雪作業員が足りない」と答えた業者が4割超。広島県と並んで最低だった。しかも区画整理の進展で除雪距離も長くなっている。

 高齢化で一人暮らしが年々増え、ご近所同士の助け合いも希薄になる一方だ。押し寄せる人口減少下の少子超高齢社会が冬に立ち向かう力を弱めている。

 自助、共助、公助をどう発揮するのか除雪費不足を嘆くより、足元の強化が重要なのかもしれない。

 県や市町は体制の弱点と課題、克服力を官民一体で検討する必要がある。それに加え、県民は多様化する社会生活の中で便利さを追求するあまりローテクによる自助努力の大切さを忘れてはいないか車に積んだスコップ一つが非常時に役立つ。懸命な除雪姿はきっと共助を生むだろう。

 天を仰いで雪と格闘してきた県民だ。過去の経験に学んで今を乗り切り、未来に備えなければならない
<引用終り>


この福井県の気候の話をすると、この県独特の地名、嶺北と嶺南を説明しないと分かりにくい。
現在の福井県は昔の越前国と若狭国なのだが、気候や県民性などはその地形で大きく2分されている。
その境目は越前国の中の敦賀市と南越前町(旧今庄町等)の間、木の芽峠(鉢伏山地)であった。
此処は近畿地方と北陸地方各地を陸路移動する際に、必ず通らなければならない交通の要衝であり、古来から紫式部や道元禅師などの足跡が残されている。
そしてこの木の芽峠の敦賀側と武生・今庄側で気候ががらりと変わり、住民の言葉も食べ物の味付けも変わると聞いた。昔の越の国(大化の改新以前の国の名前)は此処からとなっていた。福井県の気象の話で必ず嶺南、嶺北という名前が出てくるがその嶺とはこの木の芽峠のこと。


今回の豪雪でそれがどうなったか。

これは積雪量

2018-2-9北陸豪雪2月7日 

木の芽峠をはさんで積雪量が全く違う。

これはその頃の道路の監視カメラの映像 敦賀市内
2018-2-8-3.jpg 

監視カメラの映像 南越前町今庄近郊
2018-2-8-2.jpg 

二つの監視カメラの映像で積雪量が大きく違うのがご理解いただけよう。

どうしてそんな事が起こるのか。
これは福井県嶺北地方に大雪の降るメカニズム

2018-2-10日本海寒帯気団収束帯 





気象の話に古い地名まで持ち出したのは、その土地独特の気候があり、それに応じた対策が、それも長い目で見た対策が必要という事である。
小泉政権で公共事業敵視政策を始め、ミンスの悪夢の3年半でそれを大加速させてしまった。今そのツケが回ってきたという事だと思う。

こんな時こそ行政をつかさどる方々、現場は日夜死に物狂いで頑張っています。
こんな事をするのではなく
2018-2-10おんぶされて災害視察 

ぜひとも自ら手を汚して対策を考えて欲しいと思います。

  1. 社会一般
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2018-02-08 20:05

雪の中で長時間停車せねばいけない時<豪雪対策です

  北陸地方を中心に豪雪で皆さん苦労されている。特に積雪で車が立ち往生し、その中で複数の死者が出ている。亡くなられた方、大変お気の毒で、ご冥福をお祈りいたします。

所で私は愛知県在住で普段は雪が降ると言っても年に数回、積雪も大したことは無い。
しかし雪に対する備えは、例えばスキーやスノボなどに出かける等、普段雪が降らない地域でも重要だ。そんな雪の対策について、JAFのHPに大変いいことが書いてあったのでそれを紹介し、私が普段からやっていることを書いてみたい。


最初にJAFのHPから
http://qa.jaf.or.jp/trouble/prevent/14.htm

2018-2-8JAF-Ⅰ 

一酸化炭素中毒とは何ですか?
2018-2-8JAF-2.jpg 

一酸化炭素中毒とは何ですか?
エンジンの排気ガスには有毒な一酸化炭素(CO)が含まれています。一酸化炭素は空気より軽く、無色・無臭・無刺激の気体です。そのため発生に気付かないことが多く、危険の察知が非常に難しい有毒ガスです。一酸化炭素は吸い込むと血液中のヘモグロビンと結合します。それにより血液の酸素運搬能力を阻害するため、身体が酸素欠乏状態となります。中毒症状は一酸化炭素の濃度と吸引量によって異なります。軽度であれば、軽い頭痛や疲労感などがみられ、症状が進むにつれて激しい頭痛やめまい、耳鳴り、吐き気などが起きます。重症になると意識障害や痙攣が起き、昏睡状態に陥ります。最終的には心肺機能が停止し、死に至ります。


クルマが雪で埋まるとどうなりますか?
2018-2-8JAF-3.jpg 


クルマが雪で埋まるとどうなりますか?
JAFによるユーザーテストでは、クルマの周囲を雪で埋めるだけでなく、ボンネットの上まで雪を被せた状態(ワイパー下の外気取り入れ口を塞いだ状態)でエンジンをかけ、空調を外気導入にして車内のCO濃度の変化を検証しました。すると、排ガスが車体の下側に溜まり、エアコンの外気導入口を伝って排ガスが車内に吸い込まれていくことが確認できました。車内のCO濃度をガス検知器で測定すると、16分後にCO濃度は400ppmに上昇し、その後6分で1,000ppmに達しました。この数値は、身体への影響が「3時間ほどで致死」という、非常に危険な状態にあることを意味します。また、空調を内気循環にしても、車体の隙間などから排ガスが車内に入る危険性があります。


一酸化炭素中毒とならないための対策とは?
2018-2-8JAF-4.jpg 

一酸化炭素中毒とならないための対策とは?
一酸化炭素(CO)中毒を防止するために最も重要なのが、マフラーの周辺を定期的に除雪することです。JAFによるユーザーテストでは、クルマがボンネットの上まで雪で埋まった状態でエンジンをかけても、マフラー周辺を除雪しておいた場合は、車内のCO濃度はほとんど上がらないという結果が出ています。同じ条件でマフラー周辺を除雪せず、運転席の窓を5cmほど開けた場合のCO濃度も測定しました。その結果、初めはあまり上昇せずに、風が止むと濃度が「2時間で失神」する危険レベルまで上昇しました。天候によって変化することもあるので、換気には十分な注意が必要です。天候や状況によっては短時間のうちにクルマが雪に深く埋まることもあります。降雪時に車内にとどまる際には、できるだけエンジンを切るようにしましょう。また冬場は万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。


2016年02月現在
JAFチャンネル動画「車が雪で埋まった場合、CO中毒に注意!」




<引用ここまで>

この動画は大変良くできていて、何が危険なのか、どうすればいいかが良く分かる。
がしかし、これだけは抜け落ちている。それは

2018-2-8JAF-41.jpg 

これは北海道や東北北陸など雪の多い地方の方が聞くと笑われる話だが、雪の少ない地方の人間には重要な事。
それは
雪かきをしようにも第一「靴」が無いのです。雪の上は普通の短靴・革靴・運動靴では歩くのも大変。ましてや雪かき、動けなくなった車を押すこともできません。

雪の上を歩いたり、何か作業するにはこんな靴がどうしても必要です。
これはスノーブーツ
2018-2-8スノーブーツ 

靴の底がギザギザになってますよね。これが無いと雪の上はダメなんです。
別にスノーブーツでなくても普通の長靴、ゴム長でも構いません。靴に雪が入らない事と靴底がギザギザになっていること。これだけです。

所が雪のない地方の住人は第一長靴やスノーブーツを持っていない人が多い。普段要らないからです。

そんな事で私の場合は、雪が降りそうなときはクルマの中に長靴を入れていました。リヤシートの所です。若し雪が積もってきても、社内にあれば履き替えて外に出られますから。
トランクに入れると、雪の中でトランクまで普通の靴で行かねばいけないので、万一の時困りますね。
この車の中に長靴を入れておくという習慣は(雪の降りそうな時だけですが)何度も助かりましたので、これから寒冷化に向かう時代にはぜひ皆さんにも知っていただきたい・・・。その前に長靴を買わないといけませんが・・・。

スコップはクルマの中に入れるですが、使う機会は少ないです。
尚イラストのスコップは「雪かき用スコップ」でして軽くできています。但し温暖な当地方ではホームセンターに行っても売っていません。(だから私もこのスコップは持っていない)


JAFは良い事を載せてくれています。しかし問題はそれを受け止める側。
そんな目でこの話を見ていただければ幸いです。


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2018-01-22 19:19

シラスウナギ不漁

 ウナギの稚魚、シラスウナギが今年は大変な不漁だとマスメディアが騒いでいる。
でも待てよ、日本ウナギが絶滅危惧種だってことは随分前から騒いでいたぞ。それなのに今でも新しくウナギ料理店があちこちで開店しているけどどうなってる??。

これはウナギの稚魚「シラスウナギ」の漁獲量推移

2018-1-22シラスウナギ国内漁獲高推移 
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018011700954&g=eco


ここ30年位トンデモナイ不漁が続いているじゃないか。これでは絶滅危惧種になるのも無理はない。

さてでは今年のシラスウナギはというと、最初にシラスウナギの漁の写真。

これは産経の記事にあった「シラスウナギ漁」の写真。美しいですね。まるで精霊流しみたい。

2018-1-22シラスウナギ漁 
集魚灯をともし、川面に浮かび上がるシラスウナギ漁の船=2017年1月、高知県四万十市

<以下産経より引用>

シラスウナギ、大不漁の恐れ このまま推移すれば過去最低の漁獲量 値上がり必至か
2018.1.13 18:34

 絶滅危惧種ニホンウナギの稚魚シラスウナギが今期は極度の不漁で、国内外での漁獲量が前期の同じころと比べて1%程度と低迷していることが13日、複数の関係者の話で分かった。

 漁は4月ごろまで続くが、このまま推移すれば過去最低の漁獲量となりかねない。品薄で今夏のウナギがさらに値上がりするのは必至で、かば焼きは食卓からますます縁遠くなる。資源保護のため来年のワシントン条約締約国会議で国際取引の規制対象とするよう求める声も高まりそうだ。

2018-1-22シラスウナギ写真 
漁獲量が急減し、価格が高騰しているニホンウナギの稚魚「シラスウナギ」(愛知県水産試験場提供)

 シラスウナギは毎年11月ごろから翌年4月ごろを中心に、台湾や中国、日本などの海岸に回遊してくる。
 海外の状況に詳しい業者によると、最初に漁が始まる台湾の今期の漁獲量は、前年の同じ時期と比べ100分の1程度に低迷。中国でも同レベルだという。
 水産庁によると、2016年は11、12月の2カ月間で約6トンのシラスウナギが国内の養殖池に入れられたが、今期はまだゼロ。「漁の始まりとして良くないのは確かだが、これから漁が本格化する。今後の推移を見ないと何とも言えない」(栽培養殖課)としている。

<引用終り>


 こんな事の背景には日本人がウナギを好むことから、ウナギの稚魚シラスウナギの値段が信じられない高値だという事が有る。NHKさんの報道ではこんな風。

シラスウナギは従来平均で1キロ当たり100万円とか200万円だったが、日本が不良なので中国や台湾からの輸入ものは1キロ当たり400万円から420万円だという。
キロ400万円と言えば、金(きん=ゴールド)の値段に近いではないか!。(本日の金価格はキロ517万円)
尚シラスウナギ1キロは約5000匹、キロ400万円なら一尾800円、これで養殖して成魚が一尾1000円ではとても採算が合わないと養殖業者は悲鳴を上げているらしい。
詳細は以下参照ください。


 ウナギは美味しい。しかし高すぎて貧困ブロガー短足ではとても食べられないが、世の中豊かな人がいるもので、うなぎ屋は結構繁盛している。

これは当地方の名物「ひまつぶし」、もとい「ひつまぶし」
2018-1-22ひつまぶし 
これはひつまぶしの元祖(諸説ある)を自称する「あつた蓬莱軒」のひつまぶし


こんな食文化を守るためには、資源保護の為に2.3年禁漁にするくらいの荒療治が必要ではないだろうか。そんな事をしたら養殖業者もウナギ料理店も大変だ。
しかし牛丼の吉野家がアメリカ産牛肉が輸入できなかった時、豚丼で我慢した前例もある。やろうと思えばやれないことは無いのだと思う。
メディアも将来のためにはそんな事を堂々と言うべきだと思う。
しかし「フェイクニュース」が信条のメディアでは無理だろうなあ、そうだよねえ、朝日新聞さんよ。
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2018-01-11 10:18

「焼き場に立つ少年」の写真、<何故、今、ローマ法王が・・・

 長崎で原爆に被災し弟を失った少年が、弟の遺体を背負って火葬を待つ有名な写真が有る。
ところがその写真をローマ法王がカードにし、自身のメッセージと署名を添えて、新年のあいさつとして配布下という報道がある。
詳細はCNNの報道を見ていただきたいが、実はバチカンには世界中に張り巡らされた情報網が有り、その情報は極めて深い意味が有ることが知られている。
例えば前回1月9日のエントリーでも米国太平洋艦隊司令官だったライアン氏がこんな事を言っている。
「実は、終戦前の一九四五年に日本が和平提案をした時にも、こうした連中が暗躍し、戦争を引き延ばしていました。日本はバチカン、ソ連など、五つのルートから和平提案をしていました」
このようにバチカンは「私らの提案を真剣に受け止めれば、ヒロシマ・ナガサキの悲劇は回避出来た」、こう思っている筈だ。多分この事はバチカン内部では今でも共有されている認識だろう。

こんな風に考えると、今この時期にバチカンが核による悲劇を防ぐような行動に出た背景が分かろうというものである。
尚日本人としては核問題は即半島問題だが、アメリカから聞こえてくるのは今のアメリカは反ムスリムキャンペーンが凄いらしい。世界は複雑だ・・・。


では以下その記事紹介を

<以下CNNより引用>

「焼き場に立つ少年」の写真、ローマ法王が配布を指示
2018.01.01 Mon posted at 15:08 JST


2018-1-10焼き場に立つ少年 

「焼き場に立つ少年」として知られる写真
(引用者注:この少年の名前もその後についても一切分からない。しかし凛とした様子、しっかりした少年であることは写真から伝わってくる。)

(CNN) ローマ法王フランシスコが、長崎原爆投下の被害者の姿をとらえた1945年の写真をカードに印刷して配布するよう指示を出していることが1日までにわかった。カードの裏には、法王の要請により「戦争が生み出したもの」という言葉が記載されている。

この写真は、死亡した弟を背負いながら火葬場で順番を待つ1人の少年の姿をとらえたもの。第2次世界大戦末期に原爆が投下された直後、米海兵隊の従軍カメラマン、ジョー・オダネルさんにより撮影された。

法王は今回、カードの裏に自身の署名とともに「戦争が生み出したもの」という言葉を記載するよう要請した。

写真の内容と由来は短いキャプションにより説明。「幼い少年の悲しみはただ、血のにじんだ唇をかみしめるその身ぶりの中にのみ表現されている」などと記している。


2018-1-10焼き場に立つ少年2 
裏には「戦争が生み出したもの」という言葉が記載されている

米議会図書館の記録によれば、オダネルさんは4年間をかけて両都市の戦後の様子を記録した。一連の写真は本の形で出版されている。

CNNのバチカン専門家、ジョン・アレン氏は自身のウェブサイトで、「新年を前にこの写真を公開したことで法王の立場に何か実質的なものが付け加わるわけではないが、フランシスコが年末年始の休暇期間中に特定の画像を配布するよう依頼したのは今回が初めてだ。これは法王が、写真のメッセージが今特に重要だと考えていることを示唆している」と述べた。

アレン氏によれば、法王は以前にも核兵器を非難し、紛争が子どもたちにもたらす影響を強調したことがあるという。

<引用終り>


尚この件は私もあまり詳しくない。以下のブログを見ると概要が分かります。

もう一つ追記・・・長崎の爆心地・浦上天主堂はカトリックの聖地である。心しておくべきことだと思う。

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2017-11-13 18:52

加計問題が炙り出した官僚の腐敗


 伊勢雅臣氏の「国際派日本人養成講座」11月5日号に大変いい話が載っている。
この話を引用しながら、カケ問題がどうして此処までこじれてきたのか、単に朝日新聞の問題ばかりではない点を書いてみたい。

尚この件は前回のエントリー「戦後メディア・憲政史の大汚点」の続編でもある。

<以下引用>

No.1034 「加計事件」 ~ 朝日新聞の謀略報道
<<   作成日時 : 2017/11/05 07:35   >>

■1.「総理からの指示に見えるのではないか」

 これはまさしく確信犯による謀略報道だ、と小川榮太郎『徹底検証「森友・加計事件」――朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪』を読んで思った。加計事件の発端となった朝日新聞の5月17日付け「新学部『総理の意向』」と1面横にぶち抜いた大見出しの「スクープ」記事である。

 記事では「加計学園事件 文科省に記録文書 内閣府、早期対応求める」と縦の大見出しを添え、その記録文書の写真を載せているが、そこには次のような問題となった一文が読める。

2017-11-12伊勢雅臣 
__________
○ 設置の時期については、今治市の区域指定時より「最短距離で規制改革」を前提としたプロセスを踏んでいる状況であり、これは総理のご意向だと聞いている。[1]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 しかし、この次の次の段はスポットライトからはずれて、暗くて読めないようにしているが、実はこういう文面になっていた。
__________
◯「国家戦略特区諮問会議決定」という形にすれば、総理が議長なので、総理からの指示に見えるのではないか。[2, 1718]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 この文面はどう読んでも、総理からの指示はなかったのに、そう見せかけた、という意味である。朝日はこの部分をスポットライトから外して、読めないようにして写真を掲載した。まさに意図的な捏造記事である。

 小川榮太郎氏の『徹底検証「森友・加計事件」』は、森友事件に関しても同様に朝日による「報道犯罪」ぶりを暴いているが、「森友事件」そのものは地方行政での土地売却事案に過ぎず、国政に関わる重要問題ではない。しかし「加計事件」として使われた獣医学部設置は鳥インフルエンザなどへの危機管理対応からして、国民の安全に直結する国家的課題である。

 この国家的課題を朝日は倒閣のための謀略報道に使った。以下、この点を詳述しよう。
・・・中略・・・

■4.「ゆがめられた行政が正された」

 このような岩盤規制がどのように生まれたのか。獣医師会幹部と自民党の族議員の結託が、その理由と推定されている
__________
 業界団体は多年の自民党政権下、有力な族議員に参入規制を陳情し、議員は監督官庁に圧力をかけて、規制を作らせてきた。この規制によって業界は既得権益を保護され、その為に動いた議員には様々な利益が供される。官僚はこの仕組みに積極的に参加することで天下り先を確保できたわけである。[2, 3216]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・・・以下略・・・
<引用終り>


この話は大変いい話なのだが、私には「このような岩盤規制がどのように生まれたのか。獣医師会幹部と自民党の族議員の結託が、その理由と推定されている」、ここがいまいち腑に落ちない。獣医師会だけの問題だったら、あそこまで問題がこじれることも無いではないか。それに特に腑に落ちないのがこの規制は「告示」という形で2003年にポンと出てきているように見えることだ。

そこで前回の長谷川煕(ひろし)氏の話をチェックしていて気が付いたことがある。
BSE問題がどのように明るみに出、報道されて来たか、そこを見てみると【前代未聞と言ってもいい農水省の失政】が見えてくる。農水省の失政と報道の過熱化で多大な犠牲者を出した大事件ながら、丁度発生した9.11テロ事件などで真相が隠れてしまっている。


どんなことがあったのか、年代順に見てみたい。

1985年4月 英国で乳牛1頭の狂牛病が発見された(公式認定は翌86年11月)
1987年6月 BSEの原因が飼料の中の肉骨粉との仮説が出された
1988年7月 牛や羊などの反芻動物への肉骨粉を与えることを禁止(但し製造は禁止せず)

1990年   日本も英国などからの牛の輸入を禁止、また肉骨粉も加熱処理を義務付けるも不徹底 

1996年   農水省より通達(わずか5行の)、しかし誰もノーアクション、記憶も無し
      (この通達があるので、日本ではBSEは発生しないというのが農水省の考え)

2000年3月 BSEではないが日本では92年ぶりに口蹄疫発生、宮崎県で3戸、北海道で1戸。6月には集束。

2000年秋 ドイツでもBSE発生、パニックになる。

【失政1】
2001年6月  EUが2000年秋から2001年春にかけて行なったBSE発生に対する各国のリスク評価に対して、日本の農水省が猛然と反発し、報告から日本を省かせた
EU側は日本が88年に英国から19頭の生きた牛を輸入し、18頭が肉骨粉に加工されたとみられていること、90年に英国から132トン、98年以降もイタリアとデンマークから肉骨粉を輸入したことなどを根拠に、日本のBSE発生の危険度は「カテゴリー3(上から2番目)」だとした。
この肉骨粉輸入は、2003年3月の衆議院本会議でこんな質問あり。
「1997年、米国などがEUからの肉骨粉の輸入を法律上も禁止しているのにもかかわらず、それまで25トンと僅かでしかなかった肉骨粉を農水省が承認して次々にEUから輸入、ついには10万トンに達する肉骨粉が輸入された

実はこの件の前段階がある。2000年秋にそれまでBSEの無かったドイツでBSEが見つかった。2001年初めまでに発見されたのが16頭。これでドイツは大パニックになった(それ以前からBSEの見つかっていたフランスなどにも波及)。牛肉価格は暴落、農家は窮地に落ちた。
こんな経緯があるので、EUとしては日本も多量の肉骨粉を輸入しているので、日本も早く対策を取らないと大変だよとアドバイスしたつもりだったが、日本はこのアドバイスに反発。
それでBSEが出なければよかったのだが、そのすぐ後にBSEが発見された

EUからは日本は他人の善意のアドバイスも聞く耳を持たない偏屈な国と烙印を押されたと思う
この失政は相当後まで影響があったと思われる。


【失政2】
2001年9月、千葉県でBSEの国内発症例第1号が出た。この乳牛の感染を調べるプロセスをみると混乱と怠慢の連続である。

まず、千葉の乳牛は2001年8月6日に処理され、脳は動物衛生研究所(動衛研)に送られたが、15日、動衛研はBSEについて陰性と結論づけた。
ところが、24日、千葉県家保の検査で、脳のスポンジ状態を確認、同日、ファックスと電話で農水省に連絡。電話を受けた同省担当者は、動衛研に検査結果確認の連絡をとるが、相手方不在でそのまま放置。4日後、ファックスに気づき再び相手方に電話連絡するが、またもや連絡つかず、確認検査は9月7日に行なわれた。
この間、2週間がすぎていた。
そして9月10日、BSE発生を公表

この時のBSE患牛は焼却処分されたと農水省は公表。
しかし、実際は頭部だけ保管、その他は廃牛としてレンダリング(弊獣処理施設)で処理され、肉骨粉に加工され流通してしまっていた。

2001年 BSE3件確認

【失政3】
この年発見されたBSE患牛に対し、農水省はその牛舎の牛全部の殺処分を決めた。更に補償として市場価格の80%を補償すると言ったが、基準価格が老廃牛の価格の80%の為、実際は10%以下のお涙金。農家は多額の借金を抱え、廃業するしかない窮地に追い込まれた。

翌2002年2月の国会ではこんな事が言われている。(参考資料③)
 狂牛病が発生してから今日までに、牛肉の売買トラブルによる殺人事件、畜産不振による自殺、酪農家の廃業、肉流通業者、焼き肉屋の倒産、そして今回の牛肉偽装による詐欺事件など、狂牛病発生の二次的被害が拡大し続けています

【失政4】
BSE発見以前にマスコミ対策として全く何の手も打っていなかったので、BSE発見直後のマスコミの報道は政府批判一色。
この事が風評被害拡大を加速させた。

例えばこんな事例、動物衛生研究所疫学研究部のY主任研究官はこんな事を言っています。

 「BSE騒ぎの最中に,行政機関だけでなく私自身も多くの人から電話があり,「牛肉は大丈夫だろうか?」,「絶対安心と言えるの?」のような質問をしばしば受けました。このように食への恐怖が連鎖反応的なパニックを生んだ背景として,NHKがテレビで報道したvCJD(変異型クロイツフェルト・ヤコブ病)の末期患者の悲惨な臨床症状とか,大事な脳を攻撃する疾病であること,熱を加えても異常プリオンが不活化されないこと,罹患すると治療法がないことなど,人々を怖がらせるに十分な各種の条件が整っていたことが考えられます。」

こんな事で煽り報道大好きのゴミマスコミの餌食になった面があるという事です。

2002年 BSE2件確認

2003年3月13日 衆議院で食品安全基本法案審議
生産者、流通業者はかなりの数の倒産、破産、夜逃げ、一家離散、ついには自殺者が身近なところで発生した

2003年3月31日 文科省の告示 (平成十五年三月三十一日文部科学省告示第四十五号)
「大学、大学院、短期大学及び高等専門学校の設置等に係る認可の基準
ここに以下の記述あり、
一~三 (略) 四 歯科医師、獣医師及び船舶職員の養成に係る大学等の設置若しくは収容定員増又は医 師の養成に係る大学等の設置でないこと
(私のコメント:卑怯にも禁止とは書いてない。認可の基準は〇〇と獣医師要請に係る大学の設置でない事と書いてある。あとで問題となったときの言い逃れであろう。卑怯だ)

2003年 BSE4件確認

・・・以下略・・・


こんな所を見ていくと、今回の加計事件が単に新しい大学の新設問題というより、過去の無茶苦茶な失政が奥に潜んでいる。こんな体質を明るみに出すことができない、そんな農水官僚、厚生官僚、獣医師関係団体の思惑が裏にあるのだと思う。折角臭いものに蓋をしてきたのに「アベガ~」がその蓋をこじ開けようとしている。それを何とか防ぎたい。こんな思惑がありそうだ。
そこに安部憎しで凝り固まっているアカ匪新聞が飛びついた、こんな事ではないだろうか。

特に国会で食品の安全問題が議論されているその同じ2003年3月に文科省の告示が出されている。しかも目につきにくいようにカモフラージュされている。隠蔽工作と考えるべきだろう。

そしてこんな所を見ると邪推だが、EU辺りでは日本の農水官僚や学者さんたちは殆ど相手にしてもらえない状態だったのではないだろうか。
EUとしては、「俺たちは酷い目にあっている。それは日本も同じだ。だから早く手を打ったほうが良いぞ」、こんな親切な助言にかみついたのだから、EUとしては呆れるほかはない。
日本の国益をおおいに損ねる話である。

 こんな事情が冒頭書いた【前代未聞と言ってもいい農水省の失政】なのだが、もう一つ
【不正確な報道の過熱化】が風評被害を生み、殺人事件1件、自殺者5人、破産倒産は数知れず、こんな多大な犠牲者を出した大事件になってしまった。

加計問題を一刻も早く収束させ、こんなバカ騒ぎを起こした大本の改革に手を付けるべきだと思う。


【参考資料】
① 「 脳髄スッカスカの農水官僚の『不作為』を糾す! 」 2002.02.02 (土)

② 「何が原因なのか、日本のBSE」 2006.02.23 (木)

③ 平成14年2月5日 衆議院本会議議事録
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/000115420020205005.htm
<抜粋引用>
武部農林水産大臣不信任決議案を提出する理由を申し上げます。
 狂牛病が発生してから今日までに、牛肉の売買トラブルによる殺人事件、畜産不振による自殺、酪農家の廃業、肉流通業者、焼き肉屋の倒産、そして今回の牛肉偽装による詐欺事件など、狂牛病発生の二次的被害が拡大し続けています。畜産業、食肉産業界の被害総額は、少なく見積もっても昨年三カ月だけで二千億円を超えると推定されており、この先、被害がどこまで拡大するのか、予測すらできない状況になっています。
 消費者の牛肉離れを引き起こした最大の原因が、消費者の行政不信、特に農林水産省に対する不信にあることは疑いの余地がありません。
 武部大臣は、昨年八月に日本で狂牛病の疑いのある牛が初めて発見される直前まで、日本で狂牛病が発生する危険はないと言い続け、昨年六月には、EUからの日本の狂牛病発生リスクは極めて高いとの警告を否定し、EUの調査を中断させてしまいました。
 大臣が安全性の根拠としていたのは、平成八年四月に出された畜産局流通飼料課長名の通達であり、通達が出されている以上、狂牛病は発生しないはずだというのが大臣の主張でした。
 しかし、実態は、大臣の認識とは大きくかけ離れておりました。通達の内容があいまいだったために、都道府県の担当者の多くは飼料メーカーへの通達と誤解し、畜産農家に情報を流す努力をした自治体は、四十七都道府県のうちわずか十府県にしかすぎませんでした。その結果、判明しているだけでも五千二百頭近くの牛に、通達後も肉骨粉が与え続けられました。しかし、この事実を突きつけられた武部大臣は、通達の不徹底を反省するどころか、行政指導を知らなかったのは農家の恥だと居直り、生産農家から猛反発を買いました。
 英国で一九八六年に初めて狂牛病が発生してから我が国で発生するまでの十五年間に、農水省が行った予防行政は、わずか五行の通達を一回出しただけでした。これを行政の怠慢と言わずして何と言えましょうか。(拍手)
 我が国で初めて感染牛が発見された直後の農水省の対応も、ひどいものでした。大臣の部下である畜産部長は、感染牛は焼却処分したと発表しましたが、直後に、焼却処分どころか、肉骨粉に加工されて全国に流通していたことが判明しました。武部大臣は、家畜伝染病予防法に違反しているこのうそを追及されると、農林水産省の危機意識のなさはあきれたものだと他人事のようなコメントを出しましたが、国民があきれたのは、大臣自身の危機意識のなさと責任感の欠如でした。(拍手)


④ 平成15年3月13日 衆議院本会議議事録
 食品安全基本法案(内閣提出)の審議
<抜粋引用>
平成十三年九月、我が国で一頭目のBSEが発生してからは、御承知のように、大変なパニックに陥りました。私も四百頭ほどの肉牛を飼っていた者として、夜も眠れないほどのショックでした。当時、生産者、流通業者はかなりの数の倒産、破産、夜逃げ、一家離散、ついには自殺者が身近なところで発生したのも、皆さんの記憶に新しいところです。BSEの発生によって、少なくとも三千億円を超える未曾有の損失を発生させました。
 その原因はどこにあったのでしょうか。
 一九九七年、米国などがEUからの肉骨粉の輸入を法律上も禁止しているのにもかかわらず、それまで二十五トンとわずかでしかなかった肉骨粉を農水省が承認して次々にEUから輸入、ついには十万トンに達する肉骨粉を輸入させたところにその原因があります。まさしく、報告書でも明らかにされたように、政府の失政、過失責任そのものなのです。
 ところが、政府は、農水大臣も辞任せず、農水次官も九千万円近い退職金をもらってやめたばかりで、だれ一人、責任をとろうとしませんでした。このようなことが二度と発生しないように、食の安全と安心の世論の高まりに応じて提案されたのがこの基本法です。

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2017-11-03 15:53

正倉院展に行ってきた

 今週初め奈良で開催中の正倉院展に行ってきた。正倉院御物は年1回、この時だけの公開なので大変貴重。私は毎年行っていたのだが、ここ3年ほど時間が無く行けなかった。今年は本当に久しぶりの正倉院展だった。

目玉の一つがこれ。

緑瑠璃十二曲長杯
2017-11-2正倉院展1 

素晴らしいガラス製の杯です。こんなもので酒を飲んだら、さぞ美味しかろう・・・。

ササン朝ペルシャ(226年ー651年)で作られたものといわれ、奈良国立博物館の資料にもそう書いてあるが、この器だけ材質が鉛ガラスなので、中国で作られたものとの説もある。
こんな素晴らしいものだが、それがはるばるシルクロードを通って日本までやってきた。
そして、ササン朝の有ったイランやイラク辺りにはもはや伝世品は残っていない。有るのは遺跡から発掘されたものだけだが、ガラス器は長期間土中にあると銀化といわれる変質をして、表面が変質してしまい、できた時の美しさを保っているのは日本にあるものだけ。そんな意味でも素晴らしい。


参考までに、正倉院御物の白瑠璃椀と出土品を比較するとこんなもの。

2017-11-3正倉院御物と出土品比較

こんなものを見ると正倉院と言うのが世界の中でいかに奇跡的なものなのかが良く分かると思う。 


所で今回気になったこと、今まで正倉院展は何度も見に来たが今回ほど外国人が目についたのは初めてだった。特に中国人の多いのが気になった(大きな声でうるさいので・・・)。


そんな事で帰り道で見かけた中国人家族連れ

2017-11-3奈良で見た中国人家族連れ

日本人だって町中に野生のシカがいるなんて珍しい。ましてや中国だったら・・・。
(影の声:中国だったら、あっという間に全部食べられてしまうだろうなあ。現に私の住む地域でも中国人の研修生が酪農研修で来ているが、その辺りでは犬が全部いなくなってしまったとか・・・)


おまけ、奈良から京都への近鉄特急の車窓からはこんなものが。
復元された朱雀門と大極殿が線路の両側にあるのだが、あっという間に通り過ぎてしまうので、今まで写真を取れなかったが今回何とか撮れた。
(復元された朱雀門と大極殿の間に近鉄奈良線が走っている)

朱雀門
2017-11-3近鉄特急車窓からの朱雀門 

ススキの野の大極殿
2017-11-3近鉄特急車窓からの大極殿 

秋ですね。

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2017-10-09 18:45

半田山車祭り

 明日10月10日は衆議院銀選挙の公示日ですね。何か選挙を前にして緑のタヌキだとか赤いケツネだとか騒がしいですが、ちょっと浮世の喧騒を忘れて・・・。 

最初は一寸余談から・・・。8日(日)は早朝から快晴でした。

2017-10-9早朝5時31分10月8日 
10月8日 午前5時31分の東の方向

2017-10-9早朝5時36分10月8日の西の空 
同じ所から 10月10日午前5時36分 西の方向
空高く、月が煌々と・・・。
こんな写真を持ち出したのは、9月30日のエントリでこんな和歌を紹介した。

ひむがしの野にかぎろひの立つ見えて かへりみすれば月かたぶきぬ

こんな歌が詠まれるような条件は実は結構特別。日の出前に月が西に傾くという事は、旧暦の16日~17日でないと見られない。丁度8日は旧暦で19日なので、どんなものかと写真を撮ってみた。


月の話はこれにて終了。

一昨日・昨日(10月7日・8日)と愛知県知多半島の半田市で半田山車祭りという5年に一度の祭りがありました。半田市には各地区ごとに2輌~5輌の山車(だし)がある。普段は各地区ごとに春祭りで地区内を引き回しているのだが、5年に一度全部で31輌の山車が集合する。今回で8回目の祭りで、特に全31輌もの山車が並ぶのは壮観だ。

特に今回は亀崎地区の潮干祭りがユネスコの無形文化遺産に登録されたことも有り、一層盛り上がった。


先ずはどんなものか・・・。

朝の会場周辺には沢山の山車がスタンバイ

2017-10-9半田山車祭り1 


2017-10-9半田山車祭り2 


2017-10-9半田山車祭り3 

全員集合の会場へ、運河に架かる橋を渡っていきます。

2017-10-9半田山車祭り4 

運河には山車31輌の外に巻藁船(まきわらぶね)が2艘。

2017-10-9半田山車祭り4-1 

31輌全員集合の集合場所へ隊列を作って進みます。

2017-10-9半田山車祭り5 


そしてこれが31輌全部が集合したところ。広すぎてカメラには全部は収まりきれません。

2017-10-9半田山車祭り 

二日間で55万人の人が祭りを楽しんだそうです。好天でよかったですね。

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2017-10-04 16:57

読解力を考える<続編

 読解力について色々書いてきたのだが、9月24日の【読売新聞の「読解力不足記事」】にkazkさんからいただいたコメントにこんな記事があった。
「AI研究者が問う ロボットは文章を読めない では子どもたちは「読めて」いるのか?」

結構面白い記事なのだが、これもコメント欄でかんぱちさんが指摘しているように記事の著者はこんな奴。
湯浅誠  | 社会活動家・法政大学教授

この湯浅誠なる左巻は自身のHPを見ると、京大原子力Gの小出裕章と繋がっているらしい。小出裕章は原子力の研究者ながら反原発論者である。そして京大原子力と言えば、北朝鮮の核兵器開発に協力した奴がいることで知られている。
「 国立大学研究者が北朝鮮核開発に協力」  西岡力 / 2016.04.04 (月)
https://jinf.jp/weekly/archives/18303

要するに小出ナンタラもそんな仲間なのだと思う。そんな奴と付き合っているのが湯浅誠、なるほど類は友を呼ぶか・・。それで肩書が活動家になるわけだ。
この湯浅誠のFBを見ると、新井紀子教授と知り合ったのは一昨年、2015年7月にこの問題でインタビューをした時が最初と書いてある。左巻きの湯浅誠は新井教授の研究に貧困が読解力低下と結びつくとの日本貶めの匂いを嗅ぎつけたらしい。
(注:貧困と子供の成績に一定の関係があるのは昔から教育者の間では広く知られていること。と同時にトンビが鷹を生む、こんなことも有るので先入観は禁物、これも同様である)


何はともあれ、この研究は大変面白い。特に前回も書いたのだが、記事をじっくり読んでみると、私が海外で特に苦労してきたことが色々指摘されている。
そして、日本語に関する話ではあるが、こんな事を人前で話す必要がある人、海外で外国人と仕事をする人、こんな立場の人には自分の話す言葉、書き言葉を見直すいい教材だと思う。そんな見方でこの研究記事を読んでみた。

この関係の記事で読んでみたのは以下3本。

① 「AI研究者が問う ロボットは文章を読めない では子どもたちは「読めて」いるのか?」
URLは上掲

② 「「東ロボくん」が偏差値57で東大受験を諦めた理由」
http://diamond.jp/articles/-/108460

③ 「リーディングスキルテストで測る読解力とは」
http://www.nii.ac.jp/userimg/press_20160726-1.pdf

<以下③より抜粋引用>
・・・前略・・・
文章(テキスト)と図表から成る初見のドキュメントを、人がどのように読解するかについては、いまだ解明されていない部分が多く残されていますが、少なくとも次のようなプロセスが含まれると考えられています。
1. 文節に正しく区切る。(例:私は学校に行く。→私は/学校に/行く。)
2. 係り受けの構造を正しく認識する。(例:美しい水車小屋の乙女。→美しいのは「乙女」である)
3. 述語項構造や接続詞を正しく解析する。(「誰が」「何を」「どうした」のような構造を正しく認識する)
4. 照応関係を正しく認識する。(例:私はハンカチを落とした。それを彼は拾った。→「それ」は「ハンカチ」である)
5. 日常生活での経験や伝聞から得られる常識と、小学校における学び等から得た知識と、簡単な論理推論によって、未知の用語の意味を実世界に関する知識の中に位置づける。(語レベルのマッピング)
6. 日常生活での経験や伝聞から得られる常識と、小学校における学び等から得た知識と、簡単な論理推論によって、未知の関係や概念の意味を実世界に関する知識の中に位置づける。(文構造レベルのマッピング)
7. 既存の知識と新たに得られた知識に対して、論理推論を働かすことにより、実世界に関するさらなる知識を獲得する。
8. 得られた多くの情報間の重要度を適切に付与する。特に、与えられた観点において、また問題解決の上で必要な情報を適切に取捨選択する。
9. 同様のことを、図やグラフ等、ほかの論理的表象手段についても実行できる。
10. テキストと図やグラフで表していることの同一性を実世界の意味を介してチェックすることができる。
11. 以上の各処理において誤りがないかをメタな視点からモニタリングして修正する。

1~4 は、一般には、記号列としてのテキストを処理するプロセスと考えられています。ただし、実世
界に関する知識が何もないと、1~4 についても、正しく処理できるとは限らないことが近年の自然言語処理等の研究から明らかになりつつあります(例:「私は岡田と広島に行った」と「私は岡山と広島に行った」では、述語項構造が異なるが、それを正しく認識するには、岡山と広島が隣接する県であることや、岡田というのは〈岡山より比較的多い〉苗字のひとつだという知識が必要)。リーディングスキルテストは、日常生活での経験や伝聞、小学校における学びから得られると考えられる範囲の知識および常識を前提とした上で、作問されています。

<引用終り>


ここで「1. 文節に正しく区切る。(例:私は学校に行く。→私は/学校に/行く。)」を見てみたい。
簡単なことのようだが、外国語にはこんな事も苦手な言葉が沢山ある。
例えば「タイ語」では文字は表音文字だけ、書くときは分かち書きもしていないので、タイ語の本はこんな風。

2017-2-11おしん本文の一部
この本はタイのテレビでこの頃放映されていた「おしん」の話の本
2017-2-11おしん表紙

こんな本をタイ人に読ませると、こんな風にして読む。指でなぞり読みだ。

2017-2-11指でなぞって読む所の写真縮小

上掲例文の「私は学校に行く」は「私は/学校に/行く」と文節を切って理解することもできる。
しかし「私〇学校〇行〇」と読んでもほぼ理解できる。
実は日本語の漢字かな交じり文は外国人には極めて理解しにくい所だが、話す・聞くは比較的簡単らしい。また読み書きは中国人・台湾人には漢字の拾い読みで相当意味が分かるようだ。

詳細は以下参照ください
「読解力について考えること」
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1353.html


次に「2. 係り受けの構造を正しく認識する。(例:美しい水車小屋の乙女。→美しいのは「乙女」である)

詩としては「美しい水車小屋の乙女」で良いのだろうが、「水車小屋の美しい乙女」のほうが誤解されない。上掲のタイ語の例のように、左から右へ順に読むだけの言語では複雑な「係り・受け」を理解するには相当の訓練がいる。
(日本人の話す日本語が、日本語の読み書きできるタイ人通訳に理解されにくい理由の一つ)

尚、この言葉は原語を見ると、こんな誤解の起きる要素はない。
ドイツ語でこの言葉は「Die schöne Müllerin」ですが、「Müllerin」はMüller(粉屋:現代風に言えば製粉業、動力が水車なので水車小屋が仕事場)に女性接尾語-inをつけたもの。だから製粉所の娘さんといった意味(ロマンチックではないですね)

・・・ちょっと休憩・・・
美しき水車小屋の娘(Die schöne Müllerin)

私の大好きな歌曲の一つです。いいですねえ、フィッシャー・ディスカウ。


さてもう一つ、こんな事例。
私は岡田と広島に行った」と「私は岡山と広島に行った」では、述語項構造が異なるが、それを正しく認識するには、岡山と広島が隣接する県であることや、岡田というのは〈岡山より比較的多い〉苗字のひとつだという知識が必要。

この事例を見た時、私はタイでいろいろやっていた事を一つづつ思い出していた。岡山県と広島県が隣同士で、新幹線が繋がっているという事を知らないとすると、この説明は極めて難しい。
私が今の若い人は本を読まないなあ、そう痛感したのはこんな場面だった。

こんなものをじっくり読んでみて、結局考えたのは読解力にしてもプレゼン力にしても、基本的な人間力だという全く当たり前の結論。がしかし、これが言うは易く、行うは・・・。私なんざぁ、いまだ鳥羽口をうろうろ。日暮れてなお道遠し・・・ですね。
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2017-10-01 18:53

読解力を考える

 先日、読売新聞の子どもの読解力不足に関する記事を紹介した。
読売新聞の「読解力不足記事」
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1450.html

ここに皆さんから有意義なコメントをいただいたのだが、その件について私の考えることを纏めてみたいと思う。
最初に何故私が読解力というより国語力に関心があるか、そんな事を話のきっかけとして書いてみたい。


 最初に私が読解力、国語力が問題と強く意識したのはタイでの仕事を通じてだった。タイではそれこそ何もない所に工場を作り、機械設備を据え付け、従業員を雇い、一つずつ仕事を教えて行く。その為日本から技術者や指導員に来てもらい、現地人に教えて行く。
そんな中で「行き違い」や「理解不足」による問題が山のように出てくる。そんな事例を一つずつ虱潰しで解決していくうち気が付いたことがある。
それは日本から来た若い指導員などがマニュアルや技術指示書などをきちんと理解していない、そんな事だった。またプレゼン能力、ごく簡単なことの説明にも問題があった。
仕事が難しくなってきたころには、日本人の話す日本語をタイ人通訳が理解できないなどという問題が出てきた。そこで日本人の話す日本語を通訳が分かる平易な日本語に通訳する、こんな事も私がやらねばいけなかった。
こんな事が私が読解力、国語力に対して危機感を持つ要因になっている。

それともう一つの問題、それは日本の産業構造の変化である。日本国内に居て、日本だけ見ていてもわからないが、90年代からの失われた20年と言われる期間、日本の産業構造は大きく変化した。
日本では成長できない為、各企業がみんな海外に拠点を作り、そこで仕事をするようになったからである。私も90年代に「これ以上日本では成長できないから海外に打って出る。落下傘部隊で敵陣深く降下し、ひと暴れしてこよう。武器はやる気と知恵だ」、こんな事でタイに行ったわけです。

そんな日本企業の戦略の変化がこんな事に表れています。

これは国際収支(経常収支)の過去20年のブラフ。青い棒グラフが貿易収支、緑色の棒グラフが第一次所得収支で海外への投資やロイヤリティなど海外での稼ぎの分です。
見て欲しいのは、昔から日本は貿易立国と言われ(実は違うのですが・・)、貿易収支が国際収支の中心でした。しかし2005年を転換点にして海外からの稼ぎである第一次所得収支が貿易収支を上回るようになりました。
2017-10-1日本の経常収支推移グラフ1

特に大きいのは東日本大震災で原発が停止し、多額の原油天然ガスを輸入するため、貿易収支は赤字になり、2015年まで続きました。(悪夢の民主党政権・・特に土鳩・空缶の失政の影響が2015年まで続いたという事です)
しかしこのような空前の大災害にも拘わらず、トータルの国際収支(経常収支)は赤字になっていません。世界を驚愕させた日本のこの強靭な国際収支体制、これこそ日本の産業構造が変わっていることの証拠です。

上のグラフで現在第一次所得収支が年間18兆円~20兆円あることが分かります。毎月ざっと1兆5千億円の稼ぎがあるという事です。

そしてもうこれは古い話ですが、こんなエントリーをしました。
 「誰も知らない1.8個分の日本<レコードチャイナの報道です
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-366.html

この記事は6年も前のモノですが、この当時でも日本がいつも間にか海外で稼ぐ国になっている。だが誰もそんな事に気が付かない。そんな風に言われていまして、それをこの当時でさえ海外に1.8個分の日本を持っている。そう言われていたわけです。

もう一つ、こんな指標を。GNIである。

海外投資を含んだ指標でGNI、海外で稼ぐ国になった今はこの指標が正しく国の実態を表している。
実質GDP:実質国内総生産 一年間に国内で生産される付加価値の実質総額
実質GDI:実質国内総所得 GDPから交易条件の変化で生じる交易利得(あるいは損失)を加減したもの
実質GNI:実質国民総所得 上記GDI に対外的な所得(主に配当と利息)の受取と支払のネット(つまり国際収支上の所得収支)を加えたもの (昔はこれがGNPと呼ばれていた)

そのGDPとGNIの推移はこうなっている。

2017-10-1日本のGDPとGNI推移 

海外からの稼ぎを考慮すると、日本は現在順調であるという事になる。


前置きが長くなりました。
日本はいつの間にか海外で稼ぐ国になっている。その為には人もそんな体制に順応しなければいけない。そういう事なのです。
皆さんの身の回りでも、海外勤務の方はたくさんおられると思います。そんな海外での仕事のためには日本人は日本語力、読解力、プレゼン力などをきちんと身に着けたうえで英語なり他の国の言葉なりを使わねばいけません。最近コンピュータの進化で自動翻訳も話し言葉の翻訳もできるようになりました。
こんな時こそ正しい日本語の能力が重要になる。そう信じています。

私がこの読解力について色々書いているのはこんな危機感からという事です。
さてではその読解力について、次回もう少し掘り下げてみます。
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2017-09-30 15:24

ひむがしの野にかぎろひの立つ見えて

 国会が解散され、いよいよ総選挙ですが、それを前に「前原民進党は遂に分裂し、前だ後ろだの大騒ぎ」、さてそんな日々ですが、今朝早くこんな景色が・・・。

2017-9-30-1.jpg
9月30日午前5時40分、日の出直前の様子。太陽から空に向かって光芒がのびています。

これを見て、こんな歌を想い出しました。

ひむがしの野にかぎろひの立つ見えて
       かへりみすれば月かたぶきぬ

万葉の歌人、柿本人麻呂の作。西暦692年の太陰暦11月17日に詠まれたものと云われています。
その万葉仮名の原文は次の通りです。
東野炎立所見而反見為者月西渡
直訳すると、東の野に炎が立っているのが見え、振り返って見ると月が西に渡る、でしょうか。

この「かぎろひ」は手元の広辞苑によれば
かぎろい : 陽炎、火光 (「ちらちら光るもの」の意)
① ちらちら光る日の光、【万葉集のこの歌を引用している】
② 春ののどかな日に空中にちらちらと立ち上る気。かげろう。
③ ほのお。【かぎろひの(陽炎の):「春」「燃ゆ」にかかる枕詞。万葉集に「奈良の都はかぎろひの春にしなれば」】

柿本人麻呂は光は東から上がってくる。西に月が傾いて沈んでゆく。一つの時代が終わって、新しい時代が来るのだなあ。そんな思いを込めてこの歌を詠んだと言われていますね。


こんな事でいよいよ明日から10月、そして光は東から上がってくる。西の方には「傾いた」中朝韓という所ですね。

実は上掲万葉集の歌は昔から気になっていまして、この「かぎろひ」とは何なのだろう?、そう思っていたのですが、多分私的にはこの日の出直前の光のことでは無いかなあ、そう思っています。

そして光は東からと言えば、やはりこんなもの。

2017-9-30護衛艦いずもの旭日旗 
護衛艦いずも艦上に翻る旭日旗


所で光は分かったが、じゃあ「トリ」は何だ?ですか。・・・う~~ん。

これですね

2017-9-30-2.jpg 

もしかして瑞鳥(瑞兆)ヤタガラスかも???、

何はともあれ、見事民進党が分解しました。いよいよ日本再生の出発点にしたいですね。

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2017-09-24 16:45

読売新聞の「読解力不足記事」

 今年初め、読売新聞が【読解力が危ない】と題するシリーズの記事を掲載し、私もそれを取り上げた。この読解力の問題はここ数年特に重要度が増してきたことで、背景にはいろんなものがハイテク化し、世の中が極めて難しくなったという現実がある。
それともう一つの厄介な問題は、最近の若い先生方も「ゆとり教育」を受けた世代という事。こんな事から子供の読解力が取り上げられてきたのだと思う。


それでは最初に読売の記事から。

<以下読売より引用>
http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170923-118-OYT1T50000/newstop

中3「教科書理解できない」25%…読解力不足
2017年9月23日18時0分

 新聞や教科書などを読み取る基礎的な読解力を身に付けられないまま中学を卒業する生徒が25%にのぼることが、国立情報学研究所(東京都)・新井紀子教授らの研究チームの初調査で明らかになった。
 社会生活を送るのに最低限必要な読解力の不足が懸念される状況だ。

2017-9-24中学生の読解力低下 

 調査は2016年4月~17年7月、全国の小6~社会人を対象に、独自の読解力テストを実施。公立・私立中高生2万1000人の結果を中心に分析した。

 主語や目的語など文章の構造が理解できているかを問うタイプの設問群で、中学1年の正答率は62%、中学2年が65%、中学3年が75%となった。中学3年の4人に1人(25%)が、教科書レベルの基礎的な読解力を身に付けないまま義務教育を終えていることになる。

 高校のデータは進学校の生徒が比較的多かったため、高校1年が83%と中3より大幅に上がるが、高校2年が82%、高校3年が80%とその後の上昇はみられなかった。新井教授は「高校で読解力の向上が見られないことから、中学3年までに読解力を養うことが急務となりそうだ」としている。

 研究チームは、事実について書かれている短文を正しく理解する能力を測定するため、新聞や教科書、事典などの文章をもとに1000問以上のテスト問題を作成。文章構造理解を問うタイプのほかにも、文章から図表がイメージできるかや、文の一部を書き換え、変更前後の文章が同義文かどうかを問うなど、計6タイプの設問群とした。

 文章から図表をイメージする問題など二つのタイプでは、中3の平均正答率が3割台にとどまった。

 新井教授は「読解力が低く教科書が読めないと、自力で新しい知識を得ることができない。運転免許など資格も取得できず、社会生活に支障が生じる」と指摘した。

<引用終り>


これは読売新聞が大変だ大変だと騒いでいますが、ではどうすればいいのかは全く書いてありません。新聞が問題提起だけすればいいと思っているのなら、それは読売新聞が傲慢だという事です。
この問題は子供の問題でも教師・先生の問題でもありません。大人の社会の問題なのです
教育をつかさどる官僚、つまり文科省のトップが怪しげな売春ビジネスの巣窟に出入りしているような所。こんな所を是正しないと話になりません。
そんな意味でこの記事、多分続編が出ると思います。読売がどんなことを言い出すか、もう少し様子を見たいと思います。

尚、冒頭書いた今年初めの読解力関連エントリーはこんなものです。

① AI時代に生きる<追記あり
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-date-201701-1.html
② 問題文が理解できない<読売新聞が騒いでいます
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1349.html
③ 読解力が危ない SNS没頭 長文読まず
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1350.html
参考エントリー
④ 春の小川をタイ語で言うと<再掲
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1136.h
⑤ 読解力について考えること
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1353.html

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2017-08-08 21:27

海王丸を見てきた

 8月の4日~8日、海技教育機構の練習帆船「海王丸」が愛知県の衣浦港に来たので見に行ってきた。


海王丸とはこんな船

2017-8-8海王丸3 

総トン数 2556トン、全長 110メーター 堂々たる帆船
海の男を養成するためにはこんなものが一番らしい。


さてその海王丸の夜明け前の様子

2017-8-8海王丸1 

4本マストのバーク型帆船 四本目のマスト(ジガーマスト)は縦帆用なので小さく、1枚目の写真では横帆に隠れて良く見えない。前3本のマストは前からフォアマスト、メインマスト、ミズンマストと言い、この3本には横帆を張る。
残念ながら全部の帆を張るセイルドリルは前日の5日に終わって、私が行った6日は一般公開だけだが、こんな早朝ではもちろん見せてはくれない。


早朝の衣浦港亀崎地区風景、帆船が見えます。台風5号の影響か、早朝から入道雲が発達中。

2017-8-8海王丸2 


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2017-07-02 16:38

今日は半夏生

 今日は半夏生(はんげしょう)ですね。このところ重い話題が多いので梅雨空らしい季節の話題など。

半夏生と言っても何ですかソレは??、近くのスーパーではおばちゃんが「今日は半夏生です。タコをたべましょう」とゆでタコを売っているが・・・
2017-7-2ゆでタコ 


半夏生はwikiによれば
「半夏生(はんげしょう)は雑節の1つで、半夏(烏柄杓)という薬草が生える頃。一説に、ハンゲショウ(カタシログサ)という草の葉が名前の通り半分白くなって化粧しているようになる頃とも。様々な地方名があり、ハゲ、ハンデ、ハゲン、ハゲッショウ[1]などと呼ばれる。」・・・つまり草の名前
或いは
「七十二候の1つ「半夏生」(はんげしょうず)から作られた暦日で、かつては夏至から数えて11日目としていたが[2]、現在では天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日となっている。毎年7月2日頃にあたる。」・・・季節の名前の一つでもあるようだ。


 半夏生以外は名前も聞いた事の無い雑節。この日だけ特別なのは稲作農家にとって重要な日だからで、【この日までに田植えをしないと実りは得難し】と言われているから。そしてその理由は稲が短日植物で、日が短くなると花を咲かせ実を結ぶ、そんな稲の性質の為、こんな事が言われている。

今日の田んぼ、これは拙宅近くの田んぼ。
2017-7-2今日の田んぼ 


そして半夏生という草、これは奈良県御杖村の半夏生(御杖村HPより)
2017-7-2奈良県御杖村の半夏生 

今日はこれにて失礼します。
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2017-05-31 22:13

キツネは犬になれるのか<古代人から近代人になるのも同じかも

 現在発売中の月刊Hanada7月号に大変興味深い記事がある。
犬の祖先が狼であるとはよく言われるのだが、ではどのようにして犬に進化したのかは全く分かっていなかった。それならやってみるかという事で約60年前にロシア(ソ連)の研究者が始めた研究の話。先ずはその内容。

<以下月刊Hanada7月号よりスキャンし引用>

世界の雑誌から
     河村真木

~キツネは犬になれるのか~
  『SCIENTIFIC AMERIKAN』五月号
2017-5-31scientificamerican.jpg 

2017-5-31scientificamerican1.jpg 

 野生の狼が、どう飼い慣らされてペットとしての犬となったのかはわかっていない。ならば実際に試すのみと、一九五八年、ロシアの研究者たちが実験を始めた。ただし、対象となったのは狼ではなくキツネ。
 実験方法はいたってシンプル。キツネを一群入手し、そのなかから〈人間にもっとも好意的な反応を示すキツネを選んで交配を繰り返す〉

 最初の数年間は〈犬というより、口から火を噴く龍〉とかなり攻撃的だった。第四世代過ぎから軟化の兆しが見え始め、第六世代で〈子狐のなかに犬のように尻尾を振る、キャンキャン・クンクンと鳴く、舐めるなど、熱心に人との接触を求めてくるものが現れ始めた〉

 さらに〈犬以外の家畜は特定の人間になつかない〉という通説を検証するため、一九七四年に一人の研究者が第十五世代のキツネと同じ屋根の下に暮らしてキツネの反応を見るという実験を行った。

 最初の数日は〈明らかにイライラして家のなかを駆け回っていた〉が、一週間もするとかなり落ち着き、〈撫でてくれと言わんばかりに仰向けに寝転がってお腹を見せる〉等の行動も見られるように。仲が深まると主人の帰宅を窓際で首を長くして待ち、〈主が家に近づいてくるのを見つけると、玄関で尻尾を振って待って〉いたり。こうなると、もう犬そのものだ。

 研究所で飼育するキツネもいまや五十八世代目、うち七〇%はペットと変わらない程度に人に懐いているDNAレベルでも犬と同等の変化が起こっていることも確認されている。

Hanada-2017年7月号・138
<引用終り>


 この研究で素晴らしいのは59年も研究を継続していること。その間ソ連の崩壊が有り、飼育しているキツネのエサ代にも苦労する時期もあったのだと思う。よくぞ継続してくれたものだ。
このおかげで「口から火を噴く龍」のようだった野生のキツネが「15世代経過すると人間にある程度懐く」、こんなすごいことが分かったことだ。そして58世代も経過すると、約70%がペットと変わらないくらい懐いた」。

これを人間に当てはめてみると、人間の1世代を30年と見ると、15世代は450年。58世代は1740年になる。人間が本当に変われるとしたら、それも古代人から近代人に変われるとしたら・・・、このキツネの事例のように、それには最低400~500年位かかるという事だ。
そう考えると日本の敗戦直後に見せた韓国朝鮮人の古代的凶暴性、これが説明できる。それまでは彼らは近代人の皮をかぶっていただけなのだ。本質は古代人、そうだったんだと思う。

今半島の国は北も南も発狂状態と言って良いだろう。北は禁断の凶器を手に入れてしまったし、南はと言えば完全に先祖返りで古代国家になってしまった。
そしてこれとどう付き合うかだが、キツネの事例の如く400年から500年は進化するににかかる。それまでは手を出さずに静観するのがいいだろう。キツネが半島の古代人とどう付き合うかを教えてくれている。そう考えると実にいい事例だと思います。




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2017-04-19 09:50

【訃報】渡部昇一先生逝く ご冥福をお祈りいたします

 【訃報】 渡部昇一先生逝く ご冥福をお祈りいたします。

 先生には沢山のことを教えていただいた。まだまだ元気で活躍したいただきたかった方だが、残念です。
合掌。


2017-4-19渡部昇一先生 



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2017-04-10 18:12

武力攻撃やテロなどから身を守るために

 4月6日のエントリー「駐韓大使帰任、目的は邦人保護」にコメント欄で太玄さんからこんな情報をいただいた。
「武力攻撃やテロなどから身をまもるために」、こんなタイトルの政府からのマニュアルなのだが、これは皆さんに是非知っていただきたいので取り上げます。

最初に、これは内閣官房『国民保護ポータルサイト』から

武力攻撃やテロなどから身を守るために
~避難にあたっての留意点などをまとめました~
http://www.kokuminhogo.go.jp/shiryou/hogo_manual.html


これは同じものを小坪しんやさんが取り上げているもの。このほうが見やすいかも
【拡散】武力攻撃やテロなどから身を守るために(内閣官房)J-ALERTの音源【生き残るためにシェア
https://samurai20.jp/2017/04/j-alert/


これは私の経験でも断言できるのだが、このような時一番肝心なことは「訓練」である。
どんなに色んなマニュアルを用意しても、いざというときマニュアルを開いて読む時間など無い。普段から訓練し、そこで分かった必要な品目をそろえる、此れしかうまく対応する方法はない。

朝鮮半島は今実にきな臭い状態である。何が起こっても可笑しくない。今すぐ対応を考えるべきだと思います。


尚私のタイでの経験から、緊急帰国するのに一番役に立ったことを紹介します。
それはその国の国際線空港の中にあるJALなどの事務所の電話番号を手帳に書いて持っていることです。
急に日本に帰りたい、そう思っても航空券が無ければ何ともなりません。普通の人は旅行社で航空券など買う事が多いのですが、夜とか休日は休みなので購入できません。また航空券を持っていてもスケジュールチェンジしないと搭乗できません。
こんな時、空港内にJALやANAの事務所があり、航空機が運航している限り事務所は開いています。急な予定変更などのために航空券を買う事も出来ますし、空席が有れば乗ることもできます。
名前とe-チケットの番号を言えば大丈夫です。
(但しツアーなどの格安航空券はスケジュール変更できないものが多いので、この場合はべらぼうに高いけれど定価で航空券を買う事になります)

私の経験でも、タイでのケースですが、身内に不幸のあった方の緊急帰国のため、夜20時ころ帰国便確認し席を確保、空港から約180キロ離れたホテルから車を飛ばして、午前零時台のフライトに搭乗、翌朝名古屋着、こんな経験があります。
こんな時、現地の空港のJALのオフィスはもちろん日本人はいないし日本語も通じませんが、英語なら何とかなります。
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2017-03-24 14:37

護衛艦「くらま」退役に思う事

 海上自衛隊の護衛艦「くらま」が3月22日に退役した。

【防衛最前線(114)】ありがとう護衛艦「くらま」 日本の海を護り続けた36年
http://www.sankei.com/premium/photos/170323/prm1703230007-p1.html

2017-3-24有難う護衛艦くらま 

2017-3-19護衛艦くらま 


「くらま」の後継艦は海上自衛隊最大の護衛艦「かが」、いずも級護衛艦の2番艦である。

就役した護衛艦「かが」、隣は同型の1番艦「いずも」
2017-3-23護衛艦かが就役と同型艦いずも 


さてここからは私の護衛艦「くらま」についての思いで話。

私はタイで仕事をしていたころ、護衛艦「くらま」を訪問したことがある。2000年6月に「くらま」が海上自衛隊のタイ訪問の旗艦としてやってきた。そこでの艦上レセプションに出席したことがあり、ここで自衛官の方と親しく話をすることが出来、大変感銘を受けた。
その折の話のうち「空母が日本にも必要だ」という話は先回書いた
それ以外に特に印象に残っているのは、自衛官の方が言っていた「補給」に関する話。海上自衛隊の艦艇は燃料でも食料でもすべて満タンの7割になったら補給する、この為日本からタイに来るのも真っすぐには来られず、途中で補給せねばならないので大変だ。しかしこれは万一の時「即対応できる体制」のためには必須、だからこれを厳格に守っている。こんな話だった。

この話を聞いて納得した。大災害の時など自衛隊はただちに出動してくれる。(最近では東日本大震災の時もそうだったのは忘れてはならない)。しかしそんな事の陰には毎日毎日の活動の時、万一に備えて燃料や食料まできちんと管理している。その為面倒でもきちんと補給している。
こんな活動があるからこそ、万一に対処できるのだと。

この話を聞いて私もタイでの仕事の中身、特に在庫管理について色々見直してみた。所が自衛隊並みに管理するのは並大抵ではない。かなり発想の転換が必要なのだ。

例として車のガソリン補給を考えてみると分かる。
東京から西へ大阪方面に向かうとしよう、行程は約550キロ。車の燃料タンクは60リッターだが警告灯がつき始める残り10リッターの所までで50リッター使える、燃費はリッター10キロとすると・・・
普通なら東京から京都辺りまで(約500キロ)走れる。ほぼ目的地近くまで行けるわけだ。
それを満タンの7割で補給することにすると、満タンの3割は約18リッターなので、静岡辺りで給油。次に名古屋辺りで給油、最後に京都辺りでまた給油でやっと目的地に着く。
これじゃあ、やってられないですね。
がしかし、こういった面倒なことを黙々とこなしていればこそ、いざと言うとき即出動できるわけ。

護衛艦「くらま」は私にとってはタイでの仕事のレベルアップに非常に役に立ちました。
その「くらま」が引退する。
「くらま」、本当にありがとう。形は無くなっても、心は生きています。


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2017-02-02 13:40

読解力が危ない SNS没頭 長文読まず

 読売新聞の特集記事『読解力が危ない』の機能の記事は『SNS没頭 長文読まず』だったが、この記事でいろいろ家族で話し合った。


これがその記事
2017-2-1読売新聞一面記事2月1日 


長男がいうには、以前おいらも友達に誘われてやってみた。普通の会話がそのまま文字になっているようなもの。確かに便利なところはあるがつまらないので直ぐやめた。
「ねえねえ、これなあに」、こんなのが延々と続くから、長い文章など読め無くなるのも無理はない。おいらの世代なら先日の読解力調査は90%以上正解だろうが、今の若いLINE世代なら45%かそれ以下だろう。あんなものをやっていると馬鹿になる、間違いない。こんな話だった。

この話はあちこちで聞く。しかし危機感を持っているのは多分若い人だけだろう。
ある程度の年代から上の人たちは、こんなLINEなど触ったこともない。触れば便利であることは確かだ。しかしそこの落とし穴に気が付かない。
現に私の地域の友人たちはパソコンも満足に使えない、携帯電話はガラケーで十分という世代(私もガラケー派だが)。今の若い人の間で何が起こっているかなんて多分理解不能だろう。

しかしゆとり教育世代が深刻な問題である以上にSNS問題も深刻だ。
同じSNSと言ってもフェイスブックにはそんな危険性はないと思う。やはり通信アプリが曲者だが、だからと言って禁止できるものではない。

ただしい使い方の徹底と特に世間を知らない小中学生への使用の制限や注意の喚起などが必要ではないか。


参考:LINEを小学生に使わせていいかという視点で問題点を具体的に指摘したものが有るので紹介
「小学生でLINEは早い? 問題に巻き込まれないために親ができること」
http://moomii.jp/kosodate/linemanner-children.html

概要はこうなっている(詳細は上掲リンク先参照ください)
小学生でLINEは早い?問題に巻き込まれないために親ができること
* 小学生にLINEを使わせてもいい? 8つの問題点

1個人情報の漏えい
2知らない人とつながる
3コミュニケーション能力の低下
4犯罪に巻き込まれる可能性あり
5課金トラブル
6人間関係のトラブルが発生
7健康被害あり/長時間の使用は厳禁!
8スマホ依存になってしまうことも

* LINE問題を防ぐ親が教えるべき8つのこと
1大切なことは直接伝えるように教える
2相手の都合を考える(既読でもすぐ返事を求めない)
3ブロックの方法を教える
4中学生/高校生に起こるLINE問題を教える
5LINE IDのネット/SNSへの書き込みの危険を教える
6知らない人と繋がる危険を教える
7「通報」の方法を教える
8困った時には相談しやすいようにしておく

こんな風です。大変参考になります。
但しここにLINEは読解力を育てるのを損なうという問題は抜けています。
LINEがバカを作るという側面を見逃さないでほしいと思います。


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2017-01-24 21:56

諸行無常

 今年ももう3週間たったのだが、私的には今年はスタートからどうも幸先が良くない。
新年早々家人が体調を崩し、毎年恒例の初詣も三が日には行けず、9日にやっと初詣。
まあそれはともかく、15日に母の13回忌の法要を行う予定が直前に和尚さんが病気で倒れる始末。ヤレヤレ・・・。(法要は1週間延期し、22日に行った)

そんなことはどうでもいいが、1週間ほど前、私の同級生が二人死去との報が入った。そのうちの一人は女の子(おばさん?、おばあさん??)だが、私とは小学校・中学校・高校と一緒だった幼馴染。
遠方に暮らしているため情報が遅れたのだが、同い年の人の訃報を聞くのは悲しいもの。

そうこうしているうちに昨日家人の同級生の人が死去との一報が入り、あわてて今日お悔やに・・・。
多難な一年になりそうです。

2017-1-24敦賀湾風景 

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2017-01-15 14:08

雪の朝

 今朝は何年振りかの(当地方では)大雪でした。
朝6時55分の気温はー1.5℃、本日の(つまり深夜0時以降の)最低気温はー2.7℃でした。

2017-1-15本日朝の雪景色 

昨夜は夕方6時ころから雪の中を車で外出、高速道路も幸い通行出来たので名古屋近郊の町まで行ってきました。
帰りは9時少し前から走り出したのですが、私は冬の装備をしているので別に支障なく走れるのですが、雪のほとんど降らない当地方では夏タイヤのクルマが多く、極端なノロノロ運転をするクルマがいて時間がかかりました。

まだまだこれから冬本番。しっかり備えをしてこの冬を乗り切りたいですね。

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2017-01-07 17:10

AI時代に生きる<追記有

 読売新聞2017年1月6日号にAI時代に生きる我々には大変興味深い特集記事があった。
記事の名は
[2017 問う]<4>人工知能のあした AIは人間を超えるのか 創造力 代替できない
2017年1月6日5時0分
語っているのは:国立情報学研究所教授 新井紀子氏

記事は以下2本
*追記します:この読売記事にアクセスできないので、画像データ追加(クリックで拡大)。
また本文末尾に元記事をスキャンし文字情報化したものも追加しました。・・・ 2017-1-31

創造力 代替できない
2017-1-31読売新聞1月6日一面記事 
http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170106-118-OYTPT50163/search_list_%25E4%25BA%25BA%25E5%25B7%25A5%25E7%259F%25A5%25E8%2583%25BD%25E3%2581%25AE%25E3%2581%2582%25E3%2581%2597%25E3%2581%259F__

AIを使いこなすには…読解力の育成 急務
2017-1-31読売新聞1月6日9面記事1 

2017-1-31読売新聞1月6日9面記事2 
(記事が横長のため分割表示、中央部分が重複している)
http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170105-118-OYTPT50390

新井紀子氏の意見は、AIで東大入試合格を目指す「東ロボ」を開発した経験から、AIに何が出来て何ができないか、そしてこれからの人間はどう生きてゆくかを語っているもので大変面白い。

進歩するAIとその周辺技術が、これまで人間が行ってきたことの相当部分を肩代わり出来るようになった。得意な分野は決まった枠組みの中で答えを見つける作業など。不得意なのは人が何に価値を見いだすのかを考えなければならない仕事。これはAIに代替させるにはハードルが極めて高い。またAIには責任を取らせることはできない

こんな事で、ではこれからの人はどうすべきかを「AIを使いこなすには…読解力の育成 急務」という項目で語っているにで、その該当部分を紹介したい。

<以下引用>

 日本の中でどれだけの人が、AIにはできない創造性ある仕事を生み出し、携わる能力を持っているでしょうか。

 次代を担う子どもたちがAIを使う側になるか、使われるかは、教育にかかっています。AIは暗記と手順通りの作業が最も得意です。だから現在のような、暗記力を重視する教育では、AIにかなわない子しか育ちません。

 大切なのは、物事の意味を理解し、思考し、表現できる力を養う教育です。AIが最も困難とするところだからです。

 しかし現状を見ると、ますます危惧を抱かざるを得ません。

 「東(とう)ロボ」プロジェクトの過程で、AIは、ある程度の長さを持った文章を、文脈を理解して読み解くのが極めて苦手だということが分かりました

 ところが同時に、その東ロボくんに読解力で劣る中高生がたくさんいることも判明したのです。

 これはツイッターなど、ごく短い情報や思いつきをやりとりするSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に、コミュニケーションや知識獲得の場が偏っている影響でしょう。

 家の中に新聞や本のない家庭が増え、スマートフォンの画面を見るばかりで、論理的に構成された文章にほとんど接していない子どもが多い。

 すでに大人の世界も、論理的ではなく、断片的、感情的な情報で世論や政治が動き始めました。この風潮は、今後いっそう強まるかもしれません。

 AIを研究することによって、「人間は劣化していないか」という皮肉な問いもまた、突きつけられているのです。

<引用終り>

この話を読んで私が最初に思い出したこと、それはまったく新しい技術が普及すると人の仕事が全く変わるという事。その具体例として、これは昔々の話だが・・・

昔々、未だコンピュータが普及し始めたころまでは銀行というのは若い女性の花型職場だった。銀行に行くと窓口の後ろに女性の事務員さんが大勢で帳面をつけていた。銀行が3時にシャッターを下ろしても事務員さんの仕事は終わらない。パチパチそろばんをはじいて勘定を合わせていた。
夜遅くになって、やっと総勘定元帳と現金が合うと「チョーン」と拍子木が鳴る。今日も無事勘定が合ったと銀行マン・ウーマンが帰宅の途に就く。こんな時代だった。
しかしコンピュータの導入で一変した。あんなに沢山いた事務員さんはまったく要らない、銀行から女性の事務員さんが激減した。
しかし幸いこの当時は高度成長期、このコンピュータ普及による余剰労働力は色んなところが吸収してくれた。その付けが回ってきたのはバブル崩壊後の失われた○○年時代。就職難で若い人が苦労してきたのはこんな時代だった。
私がタイで仕事をするようになったのは1998年からだが、タイに行って大いに驚いたのが、若い独身女性で日本に仕事が無いためタイに仕事を探しに来る人が結構いたことだった。
勿論給料は安い。しかし実際そんな人に聞いてみると、給料は安いけれど物価も安いから貯金ができる。だから悪くない。そう言っていたのを思い出す。

こんな古い話を持ち出したのは、新しい技術が人の働き方まで変えるという事だ。昨日までの仕事のやり方では明日の仕事はない。そんな時代が目の前という、極めて厳しい時代が迫っていることである。
特に若い人の教育に関しては大いに変わらねばいけないと思う。

新井紀子氏はとてもいいことを言っている。

現在のような、暗記力を重視する教育では、AIにかなわない子しか育ちません。
大切なのは、物事の意味を理解し、思考し、表現できる力を養う教育です。AIが最も困難とするところだからです。

AIは、ある程度の長さを持った文章を、文脈を理解して読み解くのが極めて苦手
ところが同時に、その東ロボくんに読解力で劣る中高生がたくさんいることも判明した

これはツイッターなど、ごく短い情報や思いつきをやりとりするSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に、コミュニケーションや知識獲得の場が偏っている影響でしょう


とまあこんな話だが、以前からツィッターは「バカ発見器」と言われているが、事実のようだ。

そしてもう一つ、今度はまったく別のところから同じような指摘が出ている。

現在発売中の雑誌「HANADA」2月号(12月20日発売)にこんな記事がある。
「スマホで子どもはバカになる!」 東北大学加齢医学研究所所長 川島隆太

全文は長いのでタイトルだけの紹介にとどめますが、川島隆太氏はこんな本も出しています。
「2時間の学習効果が消える! やってはいけない脳の習慣 」 2016年8月 青春出版社刊
横田 晋務 (著), 川島 隆太 (監修)

川島隆太氏はスマホの中でも「LINE」などの通信アプリが極めて害が大きいことを指摘しています。まあこれはLINEが韓国産のアプリであることを考えれば納得できます。

スマホは大変便利なもので、これを無くせなどと言っても不可能。だからこういう便利なものにどう向き合っていくか、こんなことが課題だと思います。
こんな問題を教育の現場だけでなく、いろんなところで考えていきたいところだと思います。



*追記します。元記事がアクセスできないため画像追加しましたが、文字データも追加。

<以下引用>
2017 問う
4.人工知能のあした
AIは人間を超えるのか

創造力代替できない

 人工知能(AI)が人間を凌駕(りょうが)することはありえないと私は思っています。
 いずれは人間の脳全体の計算パワーを上回るコンピューターが出来るとしても、やはり「何をするか」という枠組み(フレーム)を人間から与えられなければ何もできない。人間を超えられません。
 しかし、進歩するAIとその周辺技術が、これまで人間が行ってきたことの相当部分を肩代わりし、社会を大きく変えることも確実です。
 「ロボット(AI)は東大に入れるか」という刺激的なテーマを掲げ、2011年から「東ロボ」プロジェクトに取り組んできました。約5年でAIの東ロボくんは、名の知れた私立大学に受かるレペルまでになった。与えたフレームは、入試問題の正答をより多く見つけることです。

 ただ、真の目的は東大合格ではなく、「AIには何かできるか」 「どこまで任せられるのか」を見極めることでした。それは「人間は何をするべきか」という深い問いとなって返ってくる。そして、AI技術の進歩で人間の未来がどうなるかを、社会問題として提起したかったのです。
 枠組みの中で情報を処理する能力は、すでにAIが人間を上回っている。「囲碁」という枠組みで、AIがトップレベルのプロ棋士に勝ったことは象徴的な出来事でした。
 束ロボくんも例えば、ある記述の正誤を尋ねる問題で、事実か否かの判断が大きな要素ならば、膨大なデータを検索して、かなりの確度で正解できます。しかし「価値観」のような要素が絡んでくると答えに到達するのが一気に難しくなる。「政治・経済」の模試で、民主主義への理解度が試される問題に、東ロボくんは10間中1問しか正答できなかったことがありました。
 だから、人が何に価値を見いだすのかを考えなければならない仕事は、AIに代替させるにはハードルが極めて高い。介護や子育てに関することが一番難しいでしょう。
 また、物事をAIにどこまで任せられるかを考える時、「責任」の問題が立ちはだかります。膨大な検査データと症例を参照して、可能性の高い病名を指摘する医療支援AIが登場しても、手術するのかよいかどうかといった判断は、人間の医師がするしかない。同様に、事故を起こせば命にもかかわる自動車の運転も、AIに全面的にゆだねることはできません。
 AIは「責任」を負うことができないからです。
*AI=Artificial lntelligence
国立情報学研究所教授  新井紀子氏


AIを使いこなすには  読解力の育成急務

    (-面の続き)
 人工知能(AI)を活用することで、便利になることはたくさんあるでしょう。
 車の完全自動運転は無理でも、運転者をアシストして事故を防ぐ技術はかなり実用化が進む。
 経験に頼る部分が多かった農業も、収穫状況と天候などの諸条件を関迪づけるビッグデータから、AIがコントロールできるようになっていく。
 一方で、人間にとって、うかうかとはできない状況ももたらします。
 AIの方が人間よりうまくできる作業は、当然、AIが行うようになる。
 例えば、会計監査や銀行の融資審査などはエリートの仕事というイメージが強いけれども、多くは枠組みの中でデータを分析する作業であり、AIが得意とするものです。製品のセールス業務なども、消費者の使用データから買い替え時期を割り出すAIが受け持っていく。そうすると、ホワイトカラーの人たちの半数くらいはAIに「仕事を奪われる」。
 その時、人間が携わるのは、高い創造力や重い責任が求められるためAIにはできない仕事と、AIより人間を使う方が安いから人間にさせておく仕事に、二極分化すると思います。
 日本の中でどれだけの人が、AIにはできない創造性ある仕事を生み出し、携わる能力を持っているでしょうか。
 
 次代を担う子どもたちがAIを使う側になるか、使われるかは、教育にかかっています。AIは暗記と手順通りの作業が最も得意です。だから現在のような、暗記力を重視する教育では、AIにかなわない子しか育ちません。
 大切なのは、物事の意味を理解し、思考し、表現できる力を養う教育です。AIが最も困難とするところだからです。
 しかし現状を見ると、ますます危惧を抱かざるを得ません。
  「東ロボ」プロジェクトの過程で、AIは、ある程度の長さを持った文章を、文脈を理解して読み解くのが極めて苦手だということが分かりました。
 ところが同時に、その東ロボくんに読解力で劣る中高生がたくさんいることも判明したのです。
 これはツイッターなど、ごく短い情報や思いつきをやりとりするSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に、コミュニケーションや知識獲得の場が偏っている影響でしょう。
 家の中に新聞や本のない家庭が増え、スマートフォンの画面を見るばかりで、論理的に構成された文章にほとんど接していない子どもが多い。
 すでに大人の世界も、論理的ではなく、断片的、感情的な情報で世論や政治が動き始めました。この風潮は、今後いっそう強まるかもしれません。
 AIを研究することによって、「人間は劣化していないか」という皮肉な問いもまた、突きつけられているのです。

国立情報学研究所教授 新井紀子氏

<引用ここまで>

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2017-01-01 15:45

年賀

 明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

2017-1-1北斎美術館 
                                すみだ北斎美術館より

昨年は大変革の年でしたが、オバマ大統領の広島訪問、そして安倍首相の真珠湾訪問で戦後71年の清算は終わったと思います。
もう一つ見逃せないのが伊勢志摩サミットでG7首脳の伊勢神宮訪問、これは日本の歴史や文化を発信するうえで大変貴重でした。これからジワジワとこの効果が出てくるでしょう。


オマケ
G7での各国首脳への記念品の一つ
2017-1-1伊勢志摩サミットの手土産コーヒーカップ 

拙いブログですが、これからも頑張っていきたいと思います。

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2016-12-21 19:36

巷の話題

 昨日家人が美容院に行ったのだが、その折なじみの美容師さんが憤懣やるかたないという感じでワアワア喋っていたのだという。何がそんなにお気に召さないのか・・・、曰く「日本のテレビはなっとらん!」、そう言って怒っていたそうだ。

原因は「おでんつんつん事件」

『店のおでん「指でツンツン」男の「罪」 コンビニ側「刑事的な処分求め相談」』

【社会】おでんツンツン男、全国テレビでも紹介されネットには身元が流出!

おでんツンツン男、プロスノーボーダーだった!日本スノーボード協会が激怒か

美容師さんが言うには、世界にはテロだとか難民が大勢死んだりとか、たくさん事件や問題がある、日本だってそうだ。それなのにこんなどうでもいい事件を何度も何度も報道する。いい加減にしてほしい。
こんな事だった。

市井の庶民がメディアの異常ぶりに気が付いてきた。良いことである。

12月20日、冬至を翌日に控えた町
2016-12-21冬至の町 


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2016-11-25 14:23

神経内科フォーラムに行ってきた

 一昨日11月23日に名古屋駅前の逓信会館でのセミナーに行ってきた。
題して
「パーキンソン病と脳・神経の病気を知るセミナーin名古屋」
タイトルの通り、パーキンソン病に関してのセミナーだが、結構聞きごたえのある内容だった。

パーキンソン病は、脳の神経伝達に欠かせない「ドパミン」という物質が不足することで、ふるえ、筋肉のこわばり、動作の緩慢、姿勢反射障害などを引き起こす病気で、病気の原因が良く分からず、治療は症状を緩和することが中心になっている。
私の家族もこの病気と闘っているので、ちょうどいいセミナーなので参加してみた。
講師は名古屋大学の4人の先生方。病気そのものが難しい病気という事もあり、話は難しかったが大変面白い内容であった。

特に興味深く感じたこと。
パーキンソン病になると症状の一つとして「便秘」、「嗅覚の異常(鼻が利かない)」があり、これはパーキンソン病発症より随分前から出ていると言うことは知っていた。
今回のセミナーで「パーキンソン病で便秘とそれに関係する腸内細菌叢の関係」を調べているので協力してくれる人を募集中、こんな話を聞いた。
どうも腸内細菌叢でできたタンパク質の一種「α-シヌクレイン」が発症に関与している、そんな仮説が有るらしい。
そうすると、その仮説通りなら、「パーキンソン病だから便秘になるではなく、便秘が遠因の一つになって長年かかってパーキンソン病を発症する」、こんなことになるかもしれない。
病気と症状の因果関係が逆になる、そんな話である。

最近の病理学の進歩は素晴らしい、山中教授のIPS細胞の件がいい例だと思う。そんなことを痛感したセミナーだった。

たまたま全く別の話だがこんな報道があった。
「不安強める脳タンパク質 京大、引きこもり治療に光」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016112201002110.html?ref=rank

人間の脳の中の蛋白質の状態など、昔は如何なっているかさっぱり分からなかった。それが今色んな方法で調べられるようになってきた。科学の進歩は本当に素晴らしいと思う。凄い時代に生きていることを実感する話だった。

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2016-11-07 17:41

こんなカレーを食べた

 今日の昼飯はカレー、こんなカレーを食べました。

2016-11-7海軍カレー2種 


今日買い物に入った地元の食品スーパーにこんなカレーが並んでいた。
私が食べたのは右側の「鹿屋海軍航空カレー」、
こんなものがごく普通に食品スーパーの店頭に並んでいる。時代は変わったものです。

尚鹿屋基地の資料館には平成4年に鹿児島県錦江湾などから引き揚げられた零戦52型が復元展示されています。
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2016-11-04 21:47

飛燕から現代へ

 神戸のポートターミナルへ「飛燕(ひえん)」を見に行ってきたことを書いたのだが、そこに興味深いコメントをいただいた。
三式戦闘機飛燕は悲運な戦闘機である。
問題はドイツから技術導入した液冷(水冷)エンジンに有った。製造しにくく、修理もしにくく、故障も多い、そんなものだった。
戦闘機は稼働率が大問題である。1回出撃して基地に戻ったら燃料と弾薬を補給したらすぐ次の作戦に飛べる戦闘機と1回出撃したら整備に3日もかかるような戦闘機では実際稼働できる機数は大違い。この稼働率最悪が飛燕だった。
優秀な整備兵の手で完璧に整備できれば素晴らしい性能、しかし整備がうまくいかなければ全く性能が発揮できない・・・。
しかし戦争末期にエンジンを空冷に換装した五式戦闘機は大変出来の良いものだったが、あまりにも遅すぎたエース登場だった。



これが今回レストアされた飛燕を別角度から

2016-11-4飛燕レストアを真横から


これが世界で現存する唯一の五式戦闘機、英国王立空軍博物館にある。
(終戦直前に完成した機体を前線に空輸する途中、カンボジアまで到着したところで終戦、英軍が持ち帰った)

2016-11-4五式戦闘機

確かに見るからに五式戦のほうがよくできた機体。これをもっと早く出せなかった設計者の無念、分かりますね。


そこで先日のエントリーにいただいたkazkさん、縄文人さんのコメントを紹介します。
皆さん大変よくご存じで、私の出る幕が無い・・・(涙)・・・、とは言うものの飛燕の悲劇はここで終わったわけではない。
時と所、そして人を変えて今日に続いている。そんなところを書いてみたいのだが、まずはkazkさん、縄文人さんのコメントを見てください。


最初にkazkさんからのコメント

三式戦ほど日本の技術とマネージメントの問題点を浮き彫りにしてくれるものはなかったと思います。

あまり知られていませんが三式戦のエンジン換装機である五式戦と同じエンジンを積んだ零式艦戦64型は基本設計が零式戦のほうが2年ほど早いだけで機体の大きさや重量も非常に似通っていますが性能は段違い、五式戦が圧倒しています。これは本来1942年中に登場できた機体で、この3年間の遅れが最大の問題でした。

機体設計をやった土居武夫はその限界を知り早期にハ40からハ112に積み替えろと言ってたのですが陸軍が頑として言うことを聞かなかったという経緯があります。機体に問題があったとすればそれはモーゼルの20ミリ機関銃を採用してしまったことですがこれは13ミリにでも換装できましたから問題ではなし、本来は陸軍が大東亜決戦機と呼んだ四式戦にかけるべきエネルギーを全て投入しても良かった機体です。

海軍だって大戦後半には相対的に零式戦の性能低下が甚だしかったのですからこれにかけるくらいの決断が必要だったんです。そうすれば戦局の様相はかなり変わったと思ってます。

ブログ主様は中島の半田製作所の近くにお住まいとのことですが、小生は過去30年以上この手の経緯を研究してきましたが中島飛行機の技術は徹頭徹尾二流だったというのが結論です。中島飛行機の採った施策とそれに乗っかった、もしくはそれを指導した陸海軍のマネージメントが劣悪であった、そうとしか言えないと思ってます。

極論ですが中島の作った飛行機の中で褒められるのは陸軍のキ27、キ46と海軍の97艦攻だけだと思ってます。

三式戦の悲運は日本の悲運の象徴であったような気がしてなりません。

後年、飛燕の設計者、土居武夫はYS11の図面を引きました。記録ではそうではないはずですがその戦闘機のような操縦性は戦闘機乗りの出身者が多い小国のパイロットたちが絶賛しました。それがすべてを物語ってます。

堀越も本庄も小山も皆戦後飛行機を断念しましたが土居武夫と菊原静雄は戦後飛行機を作りました。YS11とPS-1は彼らの執念を感じます。(引用者注:堀越二郎:零戦、本庄季郎:一式陸攻、小山悌:一式戦隼・四式戦疾風の設計者)
2016-11-02 23:05 URL kazk


引用者注
YS11:http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1022.html


PS1の後継機US2:http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-668.html


次は縄文人さんからのコメント

戦闘機開発競争は製品開発競争です
日米戦争について日本は色々と反省が必要であることは周知と思われますが、戦闘機開発競争に敗れたことに言及している書物は少ないように思います。
これについて最初に書かれたのは日下公人先生ではないかと思います。日下先生の詳細な分析がありますが、私が申し上げることはその受け売りです。
戦闘機の命は、何と言ってもエンジンにあるのですが、日本は米軍のように小型軽量で馬力の大きいエンジンを開発することができませんでした。
またB29のエンジン部分の写真を見て、アメリカが過給器の開発に成功したことを知りましたが、日本は作ることができませんでした。
新型エンジンの開発競争に敗れたことは仕方のない面もあるかもしれませんが、日本の場合、戦闘機の機種が多すぎると言う欠点がありました。限られた資源を極め付けのところに集中してこそ競争に勝てるのですが、日本の場合、軍官僚の担当者ごとに一機の戦闘機となってしまい資源の集中に失敗しました。
製作会社ごとに規格が違っており、一つの会社で余っている部品を他社の戦闘機に転用することができませんでした。
周辺の技術にも差がありました。アメリカ軍の戦闘機は機体が滑らかに作ってありましたが、日本の戦闘機はどうしても凹凸が出ました。
戦艦武蔵は、艦内電話がすぐに不通になりました。全く役に立たなかったようです。何でもない技術のように見えますが、日本にはなかったようです。中国の航空母艦はどうなのでしょうか。きっと信じられないところに信じられない技術の不足があるはずです。
それでも川崎のキ45改によってB29の損耗率は、P51が護衛につくまでは、50%を超えていたと日本の記録にあると聞きました。場合によってはほぼ全滅に近い時もあったと言う話ですが。
いずれにしろ戦闘機の機種が多かったと言うのは、意外に深い問題であると言うことです。
アメリカのように軍需産業を数社程度に絞り込むことは決して良いこととは思いませんが、そうではなく、軍の方で戦闘機開発について方針が統一されていなかったと言うことが致命的であると言うことです。
翻って現在の自衛隊はどうなのであろうかと心配です。
2016-11-03 15:51 URL 縄文人


とこんな所で次は次回に。
(続く)
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2016-11-01 13:32

飛燕を見に行ってきた

 一昨日の日曜日、神戸まで旧日本軍の戦闘機「飛燕(ひえん)」を見に行ってきました。
飛燕は日本に現存するのは一機のみ、終戦後奇跡的に破壊を免れた機体が残っていて、昨年まで鹿児島県の知覧特攻平和会館に展示されていた。
それを飛燕のメーカー川崎重工が創業120周年記念事業としてレストアすることにし、それが完了したので展示されたもの。

川崎重工創立120周年記念展 (10月15日~11月3日 神戸ポートターミナルにて)
http://www.khi.co.jp/120th-Hien/

2016-10-31飛燕@ポートターミナル

展示会場は神戸ポートターミナルの一角、決して広い所ではない。だから展示してあるのは飛燕と川崎の新型バイクNinja H2R 750Turboというレースコース用バイクだけ。
しかしこの人出である。
それだけ皆さん飛燕に興味があるようだ。


 三式戦闘機飛燕は悲劇の戦闘機である。日本ではほかの飛行機は殆ど空冷エンジンだが、これは液冷(水冷)エンジン。
ドイツのメッサーシュミットに搭載されているDB601というエンジンを国産化したものである。
しかしこのエンジンは日本の当時の工業力に合わず、故障が極めて多く、整備にも多大な時間がかかる代物で、結果として稼働率が低下し、戦場では苦労の連続だった。
さらにエンジンの生産がうまくいかないため、飛行機の生産工場ではピークで200機とも言われるエンジン無しの機体が出来てしまった。その為昭和19年の終わりころに急遽空冷エンジンを搭載することにし、五式戦闘機ができた。
この五式戦闘機は非常に出来が良いものだったが、まもなく終戦となった。


今回、レストアしようとしても、図面もすでに無く、レストア作業は大変だったらしい。
元々製造時にも当時の技術では大変苦労が多かったと言われている。

私が若いころスキーにいつも行っていたが、定宿にしていた民宿のご主人は「戦時中、各務原の工場(川崎重工岐阜工場、各務原にある)に徴用で働いていた。そこでは飛燕を毎日1機ずつ生産していた」、こんなことを話していたのを思い出します。

でもそんな未熟練工で、まったく新しい飛行機を作るのは苦労の連続だったのでしょう。
今回のレストアした飛燕の展示ではそんな苦労の分かる話がパネルに書いてあった。

例えば、操縦席の風防の修理、ガラス アクリルパネルの交換という所では
「割れやすいアクリルパネルと薄い板の風防フレームをリベットで止める作業は、達人級の職人が必要でした。
特に後部風防は手が入らないので、リベットを切る作業も、打つ作業も難航しました」

2016-11-1飛燕レストア


 さてここからは私のもう一つの思い出話。
私の若いころの話・・・(・・・遠い思い出です・・・)
日本はなぜアメリカに負けたのか、それを物作りの面から考えよう、そんなことでいろいろ勉強もしたし、いろんな面の改善活動をしてきた。合言葉は「追いつき、追い越せ」。
何せ生産管理も品質管理も生産技術も、言葉はあっても中身のない時代。
そんな時、日本の何が至らなかったのかを考えるのに、この飛燕をはじめとする沢山の事例は立派な反面教師。

そんな経験が実はその後海外で仕事をするようになった時、本当に役に立ちました。
特に現地スタッフに言葉の概念を教える、これが大変でしたが、技術者を養成するのに役に立ったです。


最後にオマケ
飛燕の展示と一緒に展示されていた川崎の新型バイク  Ninja H2R 750Turbo

2016-10-31NINJAH2R750turbo

これはレース専用モデルで、これで一般公道を走れるモデルではない。
でもバイク好きな若い人の真剣に見ている様子がうれしいですね。
バイクにしろ車にしろ、こんなカーガイ(クルマ好きの人)がもっと増えてほしいと思います。
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2016-10-25 16:18

治安悪化神話

 10月23日のエントリー「死刑廃止論者にとって命の値段は安い」で日本の他殺者の数が戦後一貫して減少していることを紹介した。
しかし皆さんはこの他殺者数減少に違和感があると思う。最近物騒になったなあ、あるいは最近治安が悪くなったなあ、こう思っている人が多いと思うからだ。

最初に前回も紹介したこのグラフ。

2016-10-21他殺者数推移

このグラフを見ると、平成に入ってからでも他殺による死亡者数は平成元年(1989年)の767人から昨年(2015年)の314人と半分以下になっている。これを見れば日本の治安は良くなってきているなあ、そう思うのが当たり前なのだが現実は全く逆。
最近治安が悪くなったなあ、凶悪な犯罪が増えたなあ、こう思っている人が多いのではないだろうか。

実は私は以前からこの問題にはマスゴミの過剰報道、つまり日本全国の殺人事件などをしつこく、いつまでも繰り返し繰り返し報道していることが大きいと思っている。
そしてこの件は以前から朝日新聞などでは何年か前に比べて殺人事件の報道件数が4~5倍に増えたという事をどこかで見た記憶がある。
今回調べなおしてそのソースが見つかったので早速購入した。
「犯罪不安社会」 浜井浩一、芹沢一也著 2006年12月 光文社刊
https://www.amazon.co.jp/%E7%8A%AF%E7%BD%AA%E4%B8%8D%E5%AE%89%E7%A4%BE%E4%BC%9A-%E8%AA%B0%E3%82%82%E3%81%8C%E3%80%8C%E4%B8%8D%E5%AF%A9%E8%80%85%E3%80%8D-%E5%85%89%E6%96%87%E7%A4%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%B5%9C%E4%BA%95-%E6%B5%A9%E4%B8%80/dp/4334033814

もう10年も前の著作だが、こんな研究は他にはあまり無いようで、なかなか良い本である。

そしてここにこんなグラフがある

2016-10-25治安悪化神話1

このグラフが言っていることは、一般の人は自分の周りは治安悪化していない。しかし全国的には非常に治安が悪くなっている。
そういう風に感じ取っていることで、これは10年前のデータだが多分現在でも同じではないか。

そしてこれからが私が最も興味をひかれるデータ。この著者は朝日新聞を例にとって凶悪犯罪の報道件数と実際の他殺者数を比較している。

2016-10-25治安悪化神話2

他殺者数はほぼ横ばいだが、朝日新聞が報道する凶悪犯罪の件数は以前に比べ3倍から5倍と大幅に増えている。
これが犯罪が増えたなあ、そう感じる原因になっていると思われる。

この調査は朝日新聞を例にとったが、多分他の新聞でも大同小異ではないだろうか。
私は朝日新聞は殺人事件大好き、そう思っていたのだが、他のメディアがどうなっているかは調査したわけではないようだ。

つまり治安悪化というのは都市伝説、神話のたぐいだが、これを悪徳マスゴミが拡散し、さらにそれに乗っかる連中がいる。

こんなことが日本はダメだという諦念を助長し、厭世観を広めているのではないだろうか。
冒頭の他殺者数グラフには自殺者数も記入してあるが、1998年から突如ポンと跳ね上がっている。
原因はデフレにより給料が下がり始めたことが大きいが、こんなマスゴミのネガティブキャンペーンも厭世観を蔓延らせ、自殺者増の遠因になっていないだろうか。


上掲「犯罪不安社会」には、この治安悪化神話を解決する提言が載っている。
大変いいことを言っているので紹介したい。(犯罪不安社会 p73-p74)

<以下引用>

治安悪化神話の解消を

 しかしながら、治安悪化神話に対して、われわれは何をなすべきなのであろうか。
 イギリス内務省では、犯罪の低減とは独立したものとして、犯罪不安の低減を内務省の取り組むべき重点課題としている。つまり、客観的な治安レベルが回復したからといって、人々の不安が解消するわけではないということを国の機関が認め、それに対する対策を講じようとしているのだ
 目本においても、おそらく治安悪化神話の解消のためには、まず治安悪化の根拠となっている犯罪増加について正確な情報提供を行うこと、警察に対する信頼感を回復することなどが重要だと思われるが、同時に治安悪化神話の生成および確立に大きな役割を果たしているマスコミ、市民活動家、行政・政治家、専門家の「鉄の四重奏」の絡みを一つ一つほどいていく必要がある。もちろん犯罪被害者に対する支援は強化した上でである。
 本章では統計の分析を中心として、治安悪化というのが神話でしがないこと、そしてそのような神話を支え、日々再生産している構造を明らかにした。

<引用終り>


「客観的な治安レベルが回復したからといって、人々の不安が解消するわけではない」、この考え方は私にとっても目から鱗の話だった。
客観的事実があっても、それをどう人々の安心につなげてゆくか、難しいがみんなで取り組まねばいけないテーマだと思う。

その為のキーポイントが
「犯罪増加について正確な情報提供を行うこと、警察に対する信頼感を回復すること」
そして
「治安悪化神話の生成および確立に大きな役割を果たしているマスコミ、市民活動家、行政・政治家、専門家の「鉄の四重奏」の絡みを一つ一つほどいていく必要がある」
こんなことのようである。

そんな意味で
淫乱尼僧こと瀬戸内寂聴の発言「殺したがるばかどもと戦って」、こんなことが治安悪化神話に繋がり、日本を覆う厭世観へと繋がっていく、そんな風に感じる次第。
  1. 社会一般
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2016-10-23 17:57

死刑廃止論者にとって命の値段は安い

 10月12日のエントリー「不快な発言をする尼僧」で淫乱尼僧こと瀬戸内寂聴の発言を取り上げた。
日弁連シンポで死刑制度を批判した発言(ビデオメッセージ)だ。
「殺したがるばかどもと戦って」

私はこんなろくでもない言葉を聞くたびにタイでの悲しい経験を思いだす。

もう十数年前だが、秘書の子を殺されました。レイプ殺人の被害者でした。
余りにも惨たらしく悲しい話なので、家族にも殆ど詳しいことは話していません。
この事件を報道する現地の新聞も持っていますが、惨たらしい遺体の写真がデカデカ載っている・・・、
これは家族にも誰にも見せていません。死んだら棺桶に入れてもらい、あの世までもっていくつもりです。



さてそんな経験があるのですが、この為どうしてタイにはそんなに殺人事件が多いのか、色々調べました。
多分ここまで調べた日本人はほとんどいないでしょう。
その経験を書いてみます。

実はこの話、どうにも書く気にならなかったのですが、淫乱尼僧瀬戸内寂聴の発言で、これはどうしても反論したくなりました。


最初にタイの殺人事件が日本の十数倍あるということについて、2012年2月20日にこんなエントリーをしました。
「殺人事件の日本・タイ比較」
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-445.html

それからこれはno-risuさんのブログだが大変興味深いことを言っている。
「死刑を廃止すると殺人事件が増える?」
http://norisu415.blog.fc2.com/blog-entry-1066.html

なおこのno-risuさんのブログで法務省の死刑廃止に関する勉強会資料が紹介されていますがリンク切れ。
これは法務省のHPに資料が載っています。
http://www.moj.go.jp/keiji1/keiji12_00055.html
http://www.moj.go.jp/keiji1/keiji12_00056.html

民主党政権時代に死刑廃止を叫んで勉強会をやったお○カ議員センセ。やってみたら法務省から、死刑廃止すると殺人事件が増えるというデータを突き付けられて目を白黒、そんな話です。



さてでは本論だが、最初に現状理解のため少しデータを

これは戦後から現在までの日本の殺人の被害者数(棒グラフ)
(参考までに自殺者数と失業率を折れ線グラフで表示)

2016-10-21他殺者数推移
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2776.html

日本は長期的には殺人事件の被害者数は減少し続けている。
終戦直後を除いても、1955年(昭和30年)は他殺者数のピークで年間2千人を超えている。それが半分の年間1千人を下回ったのが1987年(昭和62年)、さらにその半分の500人を下回ったのが2009年(平成21年)、そして現在はと言えば昨年(2015年)は314人である。
昭和の終わりころから比べても殺人事件の被害者数は三分の一になっているのだが、多分このデータを見ても皆さんは信じられないのではないか。こんなことはまったく報道されないからだが、この件は別途エントリーすることにし、先に急ぎます。


では次にタイの事情、諸外国の事情を見てみます。

その他殺者数の国際比較はというと、こんなページにデータがあります。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2776a.html

国別であまりにも差が大きいため、高レベル国、中レベル国、低レベル国に分けてありまして、そこから関係分を抽出。
(高レベル国は省略した、また下記グラフは取り上げた国が多すぎて分かりにくいので、主要国だけにした。詳細は上掲元資料参照ください)

これは他殺者数が中レベルの国、アメリカ、タイ

2016-10-23他殺率推移中レベル国米国とタイ


これは他殺者数が低レベルの国、イギリス、フランス、ドイツ、そして日本。日本の低さが際立っています。

2016-10-23他殺率推移低レベル国英国日本他

このように日本の他殺者数は人口10万人当たりで見て他の国とは全く違う、非常に少ないレベル。
最近の数字は日本は10万人当たり0.3人くらい、それに対しアメリカやタイは10万人当たり5人から6人くらい。
日本はアメリカとかタイの十分の一以下ですね。
(注:日本はこの少ない他殺者数の半分くらいは家庭内(親が子を、又は子が親をというケース)になっているようです)

こんな現実を踏まえ、冒頭書いたタイでの悲しい経験からどうしてタイがそんなに殺人事件が多いのか調べてみた結果。

タイで人殺しが多い理由。(いろんなタイ人の話を聞きましたが、特に日本に滞在経験のあるタイ人の意見が参考になりました)

1) 刑罰が軽い・・・宗教的な問題で、死んだ人は生き返らない。それより今生きている人を重視する考え方が有る。
但し麻薬・覚せい剤は別、厳罰である。一寸量が多ければ死刑だ。そして特赦・恩赦の対象にはならない。

2) 刑務所に入っても2,3年で出てこられる・・・日本で言う保釈、また何か有ると恩赦がある。
これにも宗教的な背景が有る。

刑務所に入っている人を恩赦などで救い出すと、仏教で言う「タンブン」で功徳を積んだことになり、来世に良いことが有る。

タイに行った事のある人ならわかると思うが、タイで寺院などでスズメなどを籠にギュウギュウ詰めにして売っている。
食べるため?
いや違う、これは功徳を積むため:
囚われているスズメを逃がすと善行を積んだことになるため功徳になり、来世に良いことがあると信じられている。
だから人を殺してもスズメを逃がしてやればその罪はチャラになる・・・・ う~~ん、絶句ですね。

これが寺院の門前で功徳を積む為、ネエチャンがスズメを逃がしている。

2016-10-23タイのタンブンでスズメを逃がす
この赤い籠の中に数羽のスズメが入っていて、何かタンブンをしたいお姉さんがスズメを逃がしている。

しかしよく考えてみれば日本でも死刑廃止を叫んでいる連中も程度の違いはあれ、似たようなものかもしれません。
人を殺してもスズメを逃がしてやればチャラ!・・・・、悪徳弁護士連中の考えそうなことではある。
いえいえ、これはそこの弁護士センセのことではありません。タイでの話です。ハイ。

3) 刑務所が一杯・・・ 早く出所させないと次が収容できない。
例えば刑務所不足のため、船を改造した刑務所まである始末。

これが船の刑務所、2000年ころタイのシラチャ沖シーチャン島に停泊していた。今はどこへ行った事やら・・・
2016-10-23船の刑務所
詳細は下記エントリー参照ください
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-446.html


こんな理由で簡単に出所できるので、人殺しなど平気でやってしまう。

この一つの例として殺し屋がある。日本では殺し屋はTVドラマのネタではあるものの現実には(多分)ごく少ない。
しかしタイではごく普通に殺し屋がいる。
しかもごく安く殺しを請け負うことが一般的だ。
殺し屋の請け負う金額は数年前までは一人2万バーツ(約6万円くらい)だった。多分最近でもあまり変わっていないだろう。
そんな安く請け負う理由は、多分捕まっても簡単に出てこられるから。



結論です。タイで殺人事件が多いのは人の値段が安いから、殺しても厳罰に処せられないからです。
これが麻薬になると死刑を含む厳罰が待っているので、タイ人は非常に怖がりますから分かります
特に人間の値段が安い、これは加害者サイドから見た一方的な価値観である事が問題です。

冒頭あげた淫乱尼僧瀬戸内寂聴の「殺したがるばかどもと戦って」、この発言がいい例です。
寂聴にとっては殺された人の人権など何の意味もない無価値なものなのでしょう。現に寂聴は自分の産んだ子供でさえ3歳の時に捨ててまったく顧みていません。
自分にとって関係のない連中は何の価値もない、そう思っているのでしょう。

この考え方が『パヨク』に共通する考え方だと思っています。
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2016-10-12 19:02

不快な発言をする尼僧

 今日10月12日の読売新聞1面のコラム欄は淫乱尼僧こと瀬戸内寂聴の話が載っている。
どんなことを言っているか・・・。


その前に瀬戸内寂聴が何を言ったのか、こんな報道がある。

「殺したがるばかどもと戦って」 瀬戸内寂聴さんの発言に犯罪被害者ら反発「気持ち踏みにじる言葉だ」 日弁連シンポで死刑制度批判
http://www.sankei.com/west/news/161007/wst1610070012-n1.html

とまあ、こんなことを喋っている。


さてでは、読売のコラムでは如何言っているか。

<以下引用>
http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20161012-118-OYTPT50119/search_list_%25E7%25B7%25A8%25E9%259B%2586%25E6%2589%258B%25E5%25B8%25B3__

10月12日 編集手帳
2016年10月12日5時0分

 菊池寛の句を思い出す。〈故人老いず生者老いゆく恨(うらみ)かな〉。青春を知らず、恋を知らず、遺影のなかで子供たちはいまもあどけない表情のままだろう。大阪教育大付属池田小学校で8人の児童が凶刃の犠牲になった事件から15年がすぎた。
◆犯人の男に死刑判決が言い渡されたとき、遺族は「“8人の天使たち”の親の想おもい」と題する共同談話を発表している。一日も早い死刑執行を願う、と。その人にいわせれば、これも“ばかども”の談話になるらしい。
◆「殺したがるばかどもと戦ってください」。死刑制度に関するシンポジウムに瀬戸内寂聴さんがビデオメッセージを寄せ、死刑廃止論者を激励したという
殺したがるばかならば、殺人狂だろう。肉親を理不尽にも殺された遺族が加害者に命で償ってもらいたいと願ったとして、どうして殺人狂呼ばわりされねばならないのか。死刑廃止に傾ける熱情には敬意を表するが、心ない発言といわざるを得ない
「あなたのお父さんやお母さんは、ばかです。死刑でひとを殺したがるばかどもです」。心が痛まぬのなら、遺影の目をみつめて語りかけてほしいと思う。

<引用終り>


新聞1面のコラムは社説と並んで新聞の主張を書くところ。そこでこんなことを書かねばいけない。
瀬戸内寂聴とはなんと罪深いオナゴなのだろう。

若いころから3歳の幼子と夫を捨てて他の男のもとに走ったり、男遍歴の数々を繰り広げ、それを書いて売ったり、ろくでもない「すべた」。
それが今は坊主の格好をして左巻き発言の数々。

こんな事で日本人の間に厭世観を煽り、諦念を助長する。
寂聴のやっている事は正しく愚民化工作そのもの
だという事だ。

読売新聞・産経新聞がこんな発言をとらえ、厳しく糾弾している。良いことだ。
もっとこんな事を日本中に広めてほしい。こんな所から日本再生が始まるのだと思う。
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2016-09-19 16:40

蓮舫は「主役になれない女優の典型」<武田鉄矢談

 蓮舫の二重国籍問題(二重国賊問題)がやっとメディアを賑わすようになってきたが、武田鉄矢が面白いことを言っている。
曰く
「蓮舫は主役になれない女優の典型」なんだとか。

<以下引用>

武田鉄矢、蓮舫氏を批判「主役になれない女優の典型」- 出演者から納得の声
2016年09月18日 13時50分 マイナビニュース
https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12158-20160918028/

俳優・武田鉄矢(67)が、18日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~10:55)で、「二重国籍」問題で世間を騒がせた民進党代表・蓮舫氏(48)を批判した。

日本と台湾の二重国籍について、発言が二転三転しながら最終的には謝罪した蓮舫氏。武田は「この方を見ていると、残念な女優さんを思う。主役とれない人。ドラマで主役をとれない女優さんの典型」と切り出し、「出てきただけで表情が全部セリフになっている」と付け加えた。

さらに、「出てきただけで何を報告するかが分かる。表情でセリフが読める人は主役になれない」と補足しながら、石原慎太郎元都知事が多くの人に支持されていた理由を「かっこいいから」と説明。「(石原元都知事が)何の根拠もなしに、何の自信もなしに、何の計画もなしに『大丈夫!』と言うと、みんな『大丈夫かな』と思う」と世間の受けとめ方を分析した。

つまり、武田が伝えたいのは「『明るい未来を目指そう』と人に呼びかける時に、明るい表情で語れる人がトップをとる」という政治家としての資質。蓮舫氏を「明るい未来を人々に呼びかけておいて、暗い表情しかできない人」とし、「自分の潔癖を訴える時も、表情が暗い」「本当に残念」と鋭く批判した。

「ウソでもいいから明るい顔で明るい未来を語れる人のみが政治を動かせる」という武田の持論に、同じくゲストの石原良純(54)は「面白い」と感心し、「本当に政治家は明るく未来を語らなければいけない」と同意。父・慎太郎氏について、「うちの親父は自分が楽しいことを考える」と語り、「蓮舫さんに欠けているのは、夢を与える部分」と結論付けた。

わざとらしく切迫した表情を作り、「大変です! 島田課長が殺されました!」と"主役になれない女優"を演じてみせ、スタジオの笑いを誘った武田。司会の東野幸治(49)「鉄矢さんの話すごい」、ダウンタウン・松本人志(53)「なるほど」と、出演者をうならせていた。

<引用終り>

この番組の動画を見るとさらに面白い。さすが武田鉄矢、蓮舫の問題点を鋭く突いている。
動画の34:28あたりから蓮舫問題が始まり、40:09あたりから武田鉄矢の話があります。


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2016-09-14 17:39

秋ですね

 しばらくブログ更新ができませんでした。先週後半に叔父が急逝、病院への見舞やら通夜葬儀でドタバタしておりました。
今日になってやっと一段落という所です。


所でいつの間にか季節は秋、もう田んぼでは稲が穂を垂れています。
向こう側は川の堤防、女の人が傘をさして歩いていますが・・・

2016-9-14岩滑の田んぼ1


でも稲穂の色が黒いのやら黄色いのやら、いろんな色がありますが、はてな?

一寸堤防の上に上がってみます。

2016-9-14岩滑の田んぼ2

堤防の上から見ると、こんな『田んぼアート』ができていました。

ここは小学校の教科書に載っている童話「ごんぎつね」の舞台になった所。
下の写真の右奥の赤い旗には「ごんの秋まつり」と書いてあります。
田んぼアートの顔は『ごんぎつね』でした。
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2016-06-21 08:08

梅雨の合間に

 最近ちょっと重い話が続いたので、ちょっと梅雨の合間の風景など


これは昨日6月20日

2016-6-21昨日の田んぼ6月20日

下の田植え直後の写真と見比べると、分蘖(ぶんげつ)がどんどん進んでいます。
稲の成長と子供の成長は早いですね。


同じ田んぼでもこれは田植え直後の5月27日

2016-6-21田植え直後の田んぼ5月27日

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2016-06-03 07:22

コメント欄異常<解消しました

 6月3日早朝以降ですが、コメント欄への投稿ができない状態が続いています。
原因は不明です。
新規エントリーの投稿は可能です。


⁂ 追記します。
コメント欄不具合は何時からかは分かりませんが解消しました。
確認した不具合時刻と解消時刻は
・ 不具合時刻、6月3日午前5時20分頃~午前7時20分頃までは不具合を確認
・ 解消時刻 6月3日午前10時15分頃には解消していた。
こんな結果でした。

ご心配をおかけし恐縮です。
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2016-05-28 16:28

減点主義からの脱却

 5月22日に「「現場の限界認めないといけない」、モノ造りで心すべきこと」をエントリーした。
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1258.html

これは三菱自動車の燃費不正の件だったのだが、こんな事を問題点として取り上げた。
減点主義の弊害

そこへよもぎねこさんから大変興味深いコメントを頂いた。
問題提起として大変参考になるので、ここに全文引用し、ではどうしたらいいか考えてみたい。


ではよもぎねこさんのコメント

 学校のテストがこれですから。
 決まった範囲から出題して、できなければ×を付けて減点です。
 しかし子供が学校で習った事以外を、勉強しても評価対象にはなりません。 
 成績の良い子と言うのは、実はこの減点を減らす事に努力してきた子なのです。
 だからこうした高等教育が普及して、こうした学校式の人間評価に慣れた人間が増える程、こうした減点思想が社会を覆う事になります。
 減点思考の問題のもう一つは、学校のテストと同じで、決められた範囲以外での出題ができなくなることです。
 「数学のテスト範囲教科書の123ページから195ページまで」と決めるように、極めて狭くそして極めて常識的で凡庸なレベルで目標を定めてしまうのです。  
 企業で言えば同業他社が皆やっているような事を、自分達も目標にするのです。
 そうしないと減点法評価の対照になるような目標は作れません。 
 だって他の企業が全く思いつかなかった、誰もやっていないような事では、細かい点数評価の基礎になる目安もありませんから。
 だから減点法が普及すると、独創的な目標など設定不能になります。
 しかし学校のテストと同じで、細かい数値まで決めて目標を設定し、それを減点法で評価すると、形式的には大変公正公平であり合理的に見えます。
 だから減点法で高評価を得てきた人達にとっては、堪らない魅力でしょう。 と言うよりそれ以外の評価自体思いつかないでしょう。 
 ワタシはこれが日本の活力を奪っている大きな原因だと思います。
2016-05-22 12:52 URL よもぎねこ



よもぎねこさんの言っていることは私もよく分かる。確かにその通りだ。
しかし、実際に各論として、「では自分がどうすればいいのか」、こう考えると簡単ではない。
そんなことの回答になるかどうか、これは私なりの考えを纏めてみたものです。


最初に今の時代がどんな時代なのか、ちょっとそんなことを考えてみたい。
先日来ウィンドウズ10にアップグレードされてしまい、大いに困った話をエントリーしたのだが、こんな事をせねばいけないほどコンピュータの世界が激変しているということと思う。
その一例として、最近良く取り上げられる「第4次産業革命”といったフレーズで語られる『IoT(モノのインターネット化)』」、こんな事のためには今までと全く違う発想のものが必要な時代だと言うことだ。

キャッチアップからイノベーションと言い換えてもいいだろう。
キャッチアップとはお手本や目標が有って、それに向かっていく、日本が長年やってきたことでもある。
しかし今では日本は「お手本のない時代」に入っている


前置きが長くなったが、では減点主義に対してどう考えればいいか。
減点主義の逆なら加点主義。持ち点がないから何もしなければ0点。こんな考え方はどうだろう。
何か成果を上げればその分プラス。うん悪くない。
しかしこれをやろうとすると目標やお手本がなくなる
だからよさそうと思っても採用するのは難しい。


さてそんなことの分かる事例として、こんなものを見てください。

2016-5-28科学の芽賞

http://www.tsukuba.ac.jp/community/kagakunome/

これは日本で2番目にノーベル賞を受賞した朝永振一郎博士の言葉にちなんで筑波大学で毎年やってるもの。

そのもとになった言葉がこれ

2016-5-28科学の芽朝永振一郎

こんなものには減点法などで評価できるものではない。また目標やお手本も有るわけではない
しかしこれがイノベーションの原動力なのだと思う。

そしてこんな考え方の基礎にあるもの
それは
プラス思考とか前向き思考、ポジティブ・シンキングなどと言われる考え方ではないだろうか。

もうお手本は無い。見えない世界、認知できない世界に手探りでアプローチしていかねばならない。
武器は「実践と鍛錬」、これしかない。
そんな考え方を支えるもの。それはこのプラス思考とかポジティブ・シンキングと言われる考え方だと思う。

よもぎねこさんからの問題提起に私なりの答えとしていえること。

職場でも学校でも、あるいは家庭でも共通していえる考え方である。
プラス思考、ポジティブ・シンキング、これに尽きるのではないだろうか。
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2016-05-26 17:28

ウィンドウズ10不具合顛末記

 ウィンドウズ10にアップグレードしたのだが、スキャナーのOCR機能がうまくいかず、一旦「7」に戻したりとドタバタだった。
やっとまともに使えるようになったので、その顛末を書いてみたい。

なおこの件は「裏の桜さん」のご助言で解消できた。ご親切なアドバイスに感謝しています。


では最初に私が使っているのはこんなもの

2016-5-25スキャナー

この赤丸内のOCR機能が使えなかった。

2016-5-25スキャナーno

このOCR機能はキャノンがパナソニックから提供を受けてスキャナーにつけているもので、云わば「グリコのおまけ」みたいなもの。
(こんなものをバンドル版というのだとか・・・)
パナソニックの出しているOCRソフト読取革命は現在Ver15、私のスキャナーについていたのは読取革命Liteというバンドル版専用のもので、Ver1.1.01だった。

そしてキャノンではスキャナーのドライバーはwindows10に対応したものを出しているが、OCRは他社製品だということで出してない。
ただし不親切なことに㏋でwindows10対応を見るとOCRは対応してないとしか書いてない。パナソニックを見ろと書いてあれば分かったのだが・・・(ブツブツ)

おまけにwindows 10にアップグレードしてしまうと、古いバージョンの読取革命LLiteは開けないのでバージョンアップもできない。

結局やったのは
① 一旦OSをウィンドウズ7に戻す
② スキャナードライバーを最新版にバージョンアップ
③ スキャナーの読取革命Liteをバージョンアップし、Ver1.2.02にする。(このバージョンだけがウィンドウズ10に対応でいる。
④ そのうえでOSをウィンドウズ10にアップグレードする
・・・本来はここでOCRが動くはずなのだが、不思議なことに動かない。
この日は夜遅くまでやってもわからず、一晩たって翌朝パソコンを起動し、あちこち調べていたら不思議なことにOCRが動くことが分かった。その後はまったく以上は出ていない・・・???
(こんなバカなことはと思うのですが、OS切り替え直後はコンピュータ内ではまだ処理が終わっていなかった???、分かりません)

②のスキャナードライバーは
http://cweb.canon.jp/cgi-bin/download/select-product-by-catg.cgi?i_cd_pr_catg=005


③の読取革命Liteバージョンアップは
http://www.panasonic.com/jp/company/pstc/products/yomikaku_l/up_w.html


こんなことで現在は異状なく使えています。
以上がOCR問題の顛末でした。

最後にこの件は裏の桜さんの助言がなければわかりませんでした。
まったく有り難く思っております。

>>ウィンドウズ10不具合顛末記の続きを読む

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2016-05-23 19:57

News Up 勝手にアップグレード なぜ?<NHKの報道です

 ウィンドウズ10でいろいろ苦労しているのだが、ついにNHKでも報道された。
どうして勝手にアップグレードしてしまうのか、そんな理由がよくわかるので、NHKの報道を全文引用します。
なるほどなあ、そんな思いです。

なお私のスキャナーのOCR問題はきょう解消しましたが、この件は別途アップします。

ではNHKの報道から

<以下引用>

News Up 勝手にアップグレード なぜ?
5月19日 23時08分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160519/k10010527561000.html

News Up 勝手にアップグレード なぜ?
パソコンの基本ソフトの一つ、Windows。去年から無償で提供が始まった最新版の「Windows10」を巡って、このところインターネットで「勝手にアップデートされる」「問答無用でのアップデートはやめて」などと、戸惑いの声が上がっています。一体、何が起きているのでしょうか。
去年7月から提供が始まったマイクロソフトの基本ソフト、「Windows10」。登場以来、パソコンの画面には、利用者に切り替えを促す通知が現れるようになりました。さらに、このところ、自分が使っている基本ソフトがいつのまにか、この最新版にアップグレードされ、一部では、パソコンが使えなくなったり、ダウンロードしていたアプリが使えなくなったといった、悲痛な叫びがインターネットで目立つようになりました。

ツイッターには次のような投稿がありました。
「勝手に更新されて大パニック」
「朝起きたら完了していて慌てて戻した」
「ソフトが動かない」
なぜ知らないうちに
なぜ、自動でアップグレードされてしまうのか。

これまで基本ソフトは、みずから新しいものを購入して、アップグレードを行う必要がありました。今回は「Windows7」と「Windows8.1」の利用者であれば、期間限定で無償で行うことができるようになったのです。この無償期間は7月29日までです。
今回の騒動について、日本マイクロソフトの担当者は、無償期間の終了が迫っていることから、通知画面を変更したことが理由ではないかと話しています。

通知画面は5月13日に変更されました。この変更によって画面には「Windows10はこのPCで推奨される更新プログラムです。このPCは次の予定でアップグレードされます」などと表示され、併せてアップグレードが実行される日時が示されるようになりました。
最近この画面を見た人も多いのではないでしょうか。中には、あとでアップグレードしようと思い、右上の「×」印をクリックして表示を消した人もいるかもしれません。
しかし、マイクロソフトによりますと、この操作だけでは、通知画面が消えただけで、予定をキャンセルしたことにはならないということです。そのため、利用者の思わぬ形でアップグレードされるという事態が起きているというのです。
「分かりづらかったかもしれない」
今回の通知画面の変更について、マイクロソフトでは、無償期間のうちに「Windows10」へのアップグレードを促すために、「利用者の手間がかからない形」として、導入したと説明しています。つまり、あくまで利用者の利便性を高めるための措置だというのです。
一方で、利用者に戸惑いが広がっていることについて、マイクロソフトの担当者は「画面が分かりづらかったかもしれないので、改善も考えていかないといけない」と話しています。そのうえで、「Windows10に変更すれば、セキュリティー能力が向上し、操作性も高まるので、早めの変更をお願いしたい」と強調しています。
アップグレードしない方法は
それでも、今の「Windows7」などを使い続けたいと思う人はどうすればいいのか。

ネット上ではさまざまな方法が伝えられていますが、マイクロソフトでは次のようなやり方を紹介しています。

通知画面には「ここをクリックすると、キャンセルできます」と書かれた表示があります。このリンクを押せばアップグレードの予定を取り消すことができるというのです。また、もし間違ってアップグレードしてしまった場合は、30日以内なら元の状態に戻すことが可能です。
ただし、キャンセルの表示は少し見つけづらいかもしれません。しかも、無償期間中は、キャンセルしても数日するとまた表示されるので、毎回、同じ作業を繰り返さないといけません。

「詳しい人ほど放っといて」
今回の事態について、テクノロジー分野に詳しい、フリージャーナリストの本田雅一さんは、「利用者にとっては、Windows10に変更することでメリットも多いが、パソコンや周辺機器などが使えなくなるリスクはある。パソコンに詳しい人ほど放っといてほしいと思う人が多く、なかば強制的なやり方はすべきではないと考える」と話しています。
そのうえで「マイクロソフトにとって、今はWindows7などいろいろな基本ソフトが混在している状況だ。今後、クラウドサービスをはじめ新たなサービスを提供するために、何としてもWindows10に統一したいと考えていることのあらわれではないか」と分析しています。
「Windows10」を巡っては、アップグレードを装ったメールが送り付けられウイルスに感染したという被害も海外では報告されています。
今回思わぬ形で騒動となった「Windows10」。騒ぎのもとになった通知画面は今のところ無償期間が終われば表示されなくなる見通しです。

<引用終り>


なるほどねえ。
通知画面には「ここをクリックすると、キャンセルできます」と書かれた表示があります。このリンクを押せばアップグレードの予定を取り消すことができるというのです。また、もし間違ってアップグレードしてしまった場合は、30日以内なら元の状態に戻すことが可能です。
ただし、キャンセルの表示は少し見つけづらいかもしれません。しかも、無償期間中は、キャンセルしても数日するとまた表示されるので、毎回、同じ作業を繰り返さないといけません。

これではまるで罠。
しかしここまでして10へのアップグレードをさせようとする。よくよく何か事情があるのだろう。

しかしこの問題でマイクrソフトは大きな考え方の転換をしたと思っている。
従来のパソコンは原則として「画面に表示されているものが動くもの」だった。
今回のアップグレード案内は「それを消して、画面に表示がなくても動くことに変わりがない」。大きな考え方の違いである。

古い頭には理解しがたいことが起こり始めているようだ・・・。
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2016-05-14 17:16

今も通用するキャラウェイ・スピーチ

 前回のエントリー「報道されない沖縄」で日下公人さんと高山正之さんの対談本を紹介したのだが、その中に「朝鮮と沖縄は似ている」、こんな項目が有った。その中にアメリカの高等弁務官ポール・キャラウェイの発言が取り上げられていた。
曰く『沖縄の「自治」は神話だ』、こんな話なのだが、その全文をkazkさんが見つけてくれた。

kazkさん、どうもありがとうございました。

大変興味深い話なので、以下全文を引用し紹介したい。
読んでみると50年以上前の話なのだが、現代にも十分通用しそうな話である。

最初にポール・キャラウェイとは
ポール・キャラウェイ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BBW%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4

キャラウェイ旋風
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4%E6%97%8B%E9%A2%A8

そしてこの記事の引用元
宮田裕氏のBログより
http://yugafu-uchina.seesaa.net/article/252998760.html?seesaa_related=category



では以下引用です。

最初に宮田氏の解説が有り、その後にポール・キャラウェイのスピーチが有ります。
但しキャラウェイ自身は英語でスピーチしたと思いますが、引用文は日本語に訳してあります。
誰がどのように訳したのか不明ですが、ソースは明記してあります。
(出所:南方同胞援護会『沖縄問題基本資料集』昭和43年11月)

<以下引用>

7.高等弁務官の沖縄支配(5)

 米軍支配下の沖縄に君臨したキャラウェイ高等弁務官は、絶対的権力をバックに軍参謀的手法で直接統治、布令政治に乗り出した。
金門クラブ会員を対象に演説で沖縄の自治は「神話」であると発言し、「キャラウェイ旋風」を巻き起こすことになる。

 注:金門クラブとは
米陸軍省後援による米国留学を経験した人たちの親睦団体。初期の留学生たちは、軍輸送船で金門橋(ゴールデン・ゲートをくぐったので、これにちなんで命名された。1947年7月にスタートし、施政権が返還された1972年までに支給された米留学奨学資金件数は1,110件、そのうち、博士号取得者は28人、修士号262人、学士号155人。
(出所:沖縄タイムス『沖縄大百科事典』上)

 キャラエェイ高等弁務官の演説は米軍支配を特徴づける。その全文を掲載する。

キャラウェイ高等弁務官の演説全文
 (1963年3月5日:ハーバービュークラブ)
  ポール・W・キャラウェイ陸軍中将.

沖縄の「自治」は神話

 昨年の6月22日私は、金門クラブ会員の諸君に「現実を直視して」という題でお話しした。その時、私は世界情勢や琉球の情勢をよく把握し、かつ直視するばかりでなく、琉球住民の間でこれまで信じられている多くの神話を払拭するため、諸君の才能や説得力を活用されるよう諸君に要望したのである。今晩もその時お見かけした同じ顔ぶれが多く見えているが、ある意味では同じ男女ではないのである。

 金門クラブは、長足の進歩を遂げてきたのである。諸君はもはや琉球における指導者の地位の幾つかを引き受けてくれと頼まれる日が来るのを待ちわびる必要はないのである。諸君は諸君に投げかけられた指導権を把握しつつあるのである。

 今晩は昨年のテーマから一歩進んで、現在依然として神話が現実を覆っている分野、すなわち、自治と誤称されいろいろな表現であいまいにされている分野について、少しばかり話し合いたいと思う。

 私には琉球において自治とは何を意味し、また何を包含し、あるいは何を暗示しているかについて全般的に理解されていないように見受けられるのである。諸君はこれまでにインドスタンの5人の盲人に1頭の象を吟味させ、象とはどのようなものであるかを言い表せる話を聞いたり、あるいは読んだりしたことが多分あると思う。象のしっぽを偶然つかんだ盲人は「象とは網のようなものである」といい、もう1人は象の太い足にふれて「象とは木のようなものであるといった。3番目の盲人は、たまたま象の腹のところへ歩いて行って突き当り、「象とは壁のようなものである」といった。そして4番目、5番目の盲人もおのおの自分が得た印象を伝えたということである。

 私は「自治」に対しても何かこれと同様の考え方があるのではないかと観察しているものである。つまり、だれでも自己の経験の範囲内でそれを理解しているのである。

 定義によれば「自治」とは、自治政府を意味しているのである。この定義を論理的に結論づければ、琉球列島における自治論者は、外部からいかなる抑制を一切受けない自治政府の樹立に尽力していることになるのである。これはとりもなおさず独立国家を主張していることを意味するのである。

 しかし、彼らは果たして独立国家を主張しているのであろうか。もし、ある人間が新聞で読むものや住民の代弁者だと自称する人々の言葉をそのまま信じるならば、自治の真の意味は著しく誤解されるであろう。あるいは、この用語が故意に人を惑わす意図のもとに使われているのである。

 政治とは実際的な問題を処理していくことであって空想的な計画を作ったり、圧力団体がスローガンを叫ぶことではないのである。政治というものは可能なものを行う芸術であり、琉球において可能なことは、自治とはかなりかけ離れたものである。なぜならば、琉球列島においては、ある段階の政府から他の段階の政府に対して行われる責任の委任が存在するだけである。

 もし私たちが事実を直視するならば、琉球においても、また行政上一区分を構成するいかなる地域においても自治政府はあり得ないという結論に到達するに違いないのである。

 対日平和条約第3条で規定されているように、米国民政府の下で自治政府があり得ないと同様、1州、1省あるいは1県の場合でもそれは不可能である。

 現在の時点で自治政府は架空のものであり、実在しないのである。そして、琉球の住民である諸君の自由意思で再び独立国家となる決定を下さない限り、将来においても自治は存在しないであろう。


まず、責任と能力の実証

琉球列島の最終責任を実際に有するものとして、私は、それ相当の責任を持つとか、または持たないとか、行動する能力を示すとか、または示さないとかという完全な行動の自由について話すのではなく、政治的現実に限定して話を進めたいと思う。

琉球政府に対し、「いつ如何なる状況の下に、もっと多くの機能を委任できるかを決定するために、琉球列島における政治的諸機能を継続的に検討していく」のが米国の政策である。このような検討は、現在も継続して行われているのである。
諸機能の移管に当たって私としては、「自治」を要求する声よりも、むしろその実績によって裏付けられた「責任」と「能力」の度合いに考慮を払わざるを得ないのである。

大統領行政命令には、国防長官はその権限を行使するに当たって「効果的でかつ責任ある琉球人による政府の促進を助長しなければならない」と規定しているのである。これを簡単に言えば、琉球政府がさらに「責任」ある、かつ「効果的」なものになるにつれて諸機能が同政府に委任されるということである。

如何なる場合に責任ある政府といえるであろうか。私の答えは
1.単に実質のない装飾的な政府の特権ではなく、委任された義務と職分を受領する場合
2.政府が全住民の福祉向上を図るために真に努力する場合
3.政府が真に政府自体およびその各職員を住民の公僕として考える場合
4.適正な政治を行い、経済および社会の発展を助長し、一般生活水準を向上させるため政府に合法的に帰属するあらゆる必要な施策を進んで講ずる場合

 如何なる場合に効果的な政府といえるだろうか。私の答えは、納税者の最小限の負担で政治の安定並びに住民の福祉で最大の効果を上げながら合法的な機能を効率的に行使する場合において、効果的な政府といえると思うのである。
琉球政府はその行為および決済に対する責任を喜んで受け、政府の機能を十分行使する能力があることを実証することによって、一層大幅な責任を得ることができるし、また、現に得つつあるのである。

機能の移譲は要求されているのが責任ではなく、権力だけであるということが明白に実証される場合はあり得ないことである。また、機能を移譲することによって特殊な利益団体が納税者の負担で利益を享受し、あるいは一般住民を無視して社会のある特権層が利益を享受ことになるということが記録によって明らかに示される場合も権限の委譲はあり得ないのである。


委譲責任を拒否した琉球行政府、立法院

 琉球政府の立法府や行政府のこれまでとった措置について客観的に検討すれば、何人たりともこの政府がある場合においては責任を果たし、効率的であったが、また一方では無責任で効果的でなかったと結論付けざるを得ないのである。効果的でかつ責任ある措置によって特色づけられている分野においては、ほとんど自動的により大きな責任を得たのであり、また今後とも継続して責任をえられるであろう。


琉球政府は提供された権力を躊躇なく取り入れたが、これまで幾度となく同政府に委任された責任を受諾しなかったのである。その1、2の例をあげて話してみたいと思う。


1.琉球政府は失業保険制度が制定されたとき、その資金の管理者にされたのである。しかし、同資金は琉球政府のものではないのである。その資金は被雇用者や雇用者が納入した者であり、それから利益を受ける労働者に所属するものである。琉球政府は単に、その資金を労働者のために保管しているのに過ぎないのである。しかし、同資金を労働者の利益以外の目的のために流用しようとしたことが、これまでに幾度となくあったのである。同資金の保全にとっての脅威は、やっと最低必要な保護策が立法されるまで続いたのである。

2.琉球政府は、労働争議の一部である小さな暴力になるかもしれない行為と、争議の一部ではなく、実際に刑事上の行為である暴力行為とを区別することをこれまで一貫して拒否してきたのである。政府は労働争議中のすべての行為を、争議の一部とみなす傾向があったのである。庫の主張は、法律的見地から支持することはできないのである。これは、その平和と安隠を保つため社会に対して責任を持つ当局によって、全社会を相手として犯された欺瞞行為である。そして、これは琉球政府の方で責任を取ることを拒否することになるのである。

3.西原地区における二つの競合する製糖工場の問題は、責任回避の一例である。道をへだてて二つの製糖工場を設立し、同じ農民からサトウキビの奪い合いをさせることに経済的な妥当性がないことは知られていたのである。それにもかかわらず、琉球政府は二つの製糖工場を許可したのである。この措置には、その地域の住民への、ひいては琉球経済全般に対する影響についての考慮がなされていなかったのである。今日、農民も工場側もこの問題および少なくともこれと性質を同じくするもう一つの問題に対して、無謀にも無責任であった琉球政府も、砂糖産業を合理化することを狂気のように試みており、その反面それと同時に他地域からの競争に対処するため、より大型の、したがってさらに小数の製糖工場にする決裁を避けようとしているのである。

4.多年にわたって琉球の銀行は、ほとんど完全な許可証を受けて運営を許されてきたのである。私は自由という言葉よりむしろ許可証という言葉を用いる。というのはここでもまた、私たちは、銀行と政府による信用機関の甚だしい濫用を見出すからである。この分野における不正行為の一例として、理事たちは彼らが経営している営利会社に無担保貸し付けを行うことが認められていたのである。これらの資金は、銀行に彼らの貯金を任せた大小多数の預金者の預金から出たのである。このような行為は他国ではほとんどどこでも重罪となるのである。琉球政府は、これに対して措置を取ることを拒否し、その代り弱々しくもその責任を回避して、米国民政府にそれを転嫁しようとしたのである。

私は琉球政府の行政部門がその責任を果たし得なかったか、または効果的でなかった状態の例は他にもあるが、その中からほんの二、三の例を述べたにすぎないのである。同時に行政府は、その住民によって寄せられた信頼に応えるために、必要なすべての責任と行動の自由を持っていたのである。


琉球立法院も同様にその責任に応じた活動をすることができなかった場合がある。歴史をさかのぼるまでもなく1962年の議会に適切な例がある。

1.医療法案は病院、診療所および助産院が一般大衆保護のための最低基準に適っているか、いないかを確かめるために必要な年次監査を規定しなかったのである。法律違反に対する刑が専門的水準を維持する上に全く不十分であり、また、不法営業を除去したり、厳重に防止することもできなかったのであろう。
2.立法院は、その労働者災害保障保険法案の草案の中で労働者が被った業務上障害のため、雇用者が当然も持つべき負担額を納税者に負わせるように法案を書き表して、納税者の税金の不当な使用を許可しようとしたのである。

 立法院は、行政府と同様、琉球住民の利益のため必要とされているすべての法律を制定する権限を委任されているのである。立法院がそれをなし得なかったことに対して、高等弁務官が立法院に十分な権限を委任しなかったり、その行動に対する責任を与えなかったとして、高等弁務官のせいにして逃れることはできないのである。
 司法部門は、その義務と責任の性質上、責任を引き受け、それを遂行するのに最も優れた記録を持っているのである。したがって司法府はおそらくもっとも広範囲の責任を持っているのである。しかし、ここにも法律上迅速な裁判をなす場合、それをよほど遅らせたり、法曹人の職業的水準が望まれているよりも低いのを黙認している例があるのである。

偽りの「住民の願望」を見極めよ

これらのことからどういう結論が得られるのであろうか。私はなぜ誤りと失敗について、長々とこのような話をしているのであろうか。私が意図したことは、架空の理論の核心を深く探求し、それが何であるかを見極めるように私たちを導くことであった。
 今日、琉球には選択と行動の自由がある。諸君の政府は琉球の社会の要求を満たすための、すべての必要な権限を委任されているのである。

 この社会の政治的、経済的あるいは社会的分野は、いずれもいちいち手を引いて教えられている段階にあるのではないのである。また、政治的に隷属の身分にあるのでもなければ、自身で誤りを犯すことを許されてもいないのである。

 「自治」やすべての拘束を受けない完全な自由や責任、または実証された能力を伴わない支配権力を要求する叫びは、偽りの「住民の願望」である。それは意識的になされようと、また気まぐれになされようと、無能力や無責任、並びにそれに対して権限を与えた社会に対する不忠実を隠すかくれ蓑である。

そうでなければ、それは社会の他の人々を利用して私腹を肥やしている特定の利益および特殊の利権のためのものである。それが何であるかを見分けてもらいたい。そして、それを拒絶してもらいたい。それは、事実、下働き政治屋といかさま経済人に残された最後の架空の理論である。(終わり)

(出所:南方同胞援護会『沖縄問題基本資料集』昭和43年11月)

<引用終り>




 
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2016-05-11 18:09

報道されない沖縄

 最近こんな本を読み終わった。いや最初にざっと読んでみて色々考えさせられるところが有り、もう一度読んでみたのが終わったと言う所。

2016-5-11日下高山対談本表紙

色々興味深い所があるが、その中にこんな項がある。

『朝鮮と沖縄は似ている』

この項の全文は長いので文末に全文を乗せました。
(著書をOCRでスキャンし電子情報化しましたので、変換ミスなど有るかもしれませんがご了承を)

しかし聞き捨てならぬ話だが、そんな事が現実に起こっている事の大変良い事例がある。

これは「no-risu」さんがブログ『日本の定跡』でこんなエントリーをしている。

『沖縄サヨクには見えない「構造的差別」』
http://norisu415.blog.fc2.com/blog-entry-2470.html#comment


詳細は上掲ブログを見ていただきたいのだが、沖縄読谷村(よみたんそん)の米軍飛行場跡(2006年に返還)のダイオキシン汚染などが問題になっている。捨てたのは地元の業者なのだが、左翼連中がそれでも国と米軍が悪いから国が何とかしろと言っているとの事。

no-risuさんのブログによれば
沖縄県読谷村の読谷米軍飛行場は2006年に返還された。しかし、2014年に環境基準の8倍を超すダイオキシン汚染が発覚し、跡地利用計画は遅々として進んでいない。汚染原因ははっきりしていて、複数の地元業者が不法投棄したことによる。

読谷米軍飛行場は敷地を柵などで囲っておらず、地元民の出入り及び利用は黙認されていた。監視の目が届きにくい米軍敷地であることをいいことに、地元業者が杜撰なゴミ処理をしていた。国・米軍・読谷村が認めており、証拠もバッチリある。

したがって、土壌汚染の除去は自治体が責任を負う。問題の業者を追及するなり、自治体の予算を使うなりして除染するしかない。当たり前の話だ。

これに猛反発しているのが反基地サヨクの皆様である。「原状回復の責任は国・米軍にある」と主張し、自治体の自主的な除染を認めようとしない。勝手に侵入して野グソたれ、「クソの後始末は地主がやっとけ!」と暴言を吐いている。

<引用此処まで>

まるで893の因縁のような話がまかり通っている。
こんな沖縄の現実を我々はもっと理解しないといけないと思う。良くも悪くも沖縄は日本なのだから・・・。

尚no-risuさんのブログには沖縄についての色んな話がある。我々の知らない、報道もされない沖縄事情、大変興味深い。

私が中でも興味深いと思っているのはno-risuさんの沖縄紀行のこんなもの。
「裏沖縄旅行記 Part6 海中道路」
http://norisu415.blog.fc2.com/blog-entry-2427.html

この中には、辺野古に座り込んでいる左翼連中が地元民からは「大変凶暴で危険なので近寄らない方がいい」と言われている。こんな事が分かる、
尚no-risuさんの沖縄紀行は色んな意味で面白い。私には沖縄の食べ物がおいしくないと言う話が気になるのだが、それはまた別の機会に・・・・・。



<以下「日下公人・高山正之対談本、世界は邪悪に満ちている。だが日本は・・・」より抜粋引用>

第4章 残虐な中国と付き合うのをやめよ

朝鮮と沖縄は似ている

 高山 朝鮮も中国もひどい国ですが、朝鮮は中国と相似形ですね。大きさが違うだけで気質もよく似ています。
 朝鮮は、日本がまともな国になるように支援して、教育を普及させてやっても、恨み言しか言わない。何を言っても因縁を付けてきて、嫌がらせをしてくる。金が欲しいのだろうが、自分の大義名分みたいなものも欲しがる。格好付けが欲しい。援助は欲しがるけれど、彼らはあまり働こうとしない。
 日下 働かないね。
 高山 朝鮮の人は、「ケンチャナヨ」、つまり、「もういいじゃない≒適当なところで」 つてよく言う。
 かつて大島紬をやっている人が、朝鮮に最初に工場をつくったときに、朝鮮の人だちは糸を飛ばしても平気で、困ったものだと言っていました。「紬って、そういうものじゃないんだよ」と言っても、「まあ、いいじゃないの。それくらい」と、目立たなければいいという考え方をしている。すべてがそういう精神なんです。
 そのくせ、「日本は我々にひどいことをした」とばかり言っている。日本が何かを教えても、恩というものはまったく感じない人だちなんです。
 セウォル号の事故だってそうでしよ。わからなければいいと思って、適当なことをやって、乗客の安全のことなんか考えなかった。そういう精神。
 実は、沖縄も朝鮮と気質は似ているようです。

 日下 まあ、そうかもしれないな。

 高山 沖縄が復帰する前の一九六〇年代に、ポール・キャラウェイという高等弁務官が沖縄にいた。彼が日本を去る前に「沖縄の自治なんて神話だ」と言い残して帰って行った。実際には短い文ではなくて、長いスピーチの全文があるんですけど、そこには沖縄人がいかにダメかということが、書き連ねてある。
 彼は、グアムやハワイなど米軍基地の中で、沖縄を一詐没かでいいところにしようと思った。それで医療から金融まで援助した。
 たとえば、沖縄の銀行に資金を流人すると、銀行の理事たちは自分の身内にだけ無担保融資をしてしまう。要するに資金の横流しをして、島民の福利厚生なんかまったく考えなかった。こんな人たちではどうしようもない。沖縄人には政治能力はないと書き残しています。
 組合問題しかり、役所の問題しかり、すべての分野において沖縄人っていうのはまったく当事者能力、がないと言っている。「当事者能力がない人間が、何で自治権が欲しいんだ」と言う。
 普天間基地問題で二〇一五年四月に、翁長雄志知事が菅義偉宣房長官互面談しましたよね。そのとき、翁長知事は「粛々」という言葉を何度も使う菅長官が「ギャラウェイと重なる」 つて言ったんです。
 沖縄が自分たちの当事者能力を少し反省したのかと思ったのですが、全然違った
(笑)。
 ギャラウェイが沖縄に対して言った言葉は、アメリカが朝鮮に対して言った言葉と同じです。
 先けども言いましたけど、一丸〇五年に日露戦争、が終わった後、ルーズベルトは朝鮮にある公館を全部引き払った。その言い分か「あなたたちには、国としての能力はまったくないんだ」ということだった。それで日本に「朝鮮を引き受けろ」と言ったわけです。

 日下 「ここから後をやれ」つてことでしよ。
 高山 そうです。それでルーズベルトは朝鮮を捨てたのですが、同じように、ニクソンも沖縄を捨てたわけです。基地以外の県民をね。
 ルーズベルト、が朝鮮に言ったこととまったく同じことを、ギャラウェイは沖縄に対して言った。
 ギャラウェイは、グアムよりも、ハワイよりも、沖縄を一番高い収入を得られる立派な地にしようと思ったのに、自治能力のない沖縄人に裏切られたという。
 米国がサジを投げた沖縄のために日本政府はサトウキビを作らせた。沖縄振興のためです。アジアから買えばもっと安く買えるのに、補助金まで付けてやった。それでも収穫が上がらない。
 日下 いや、彼らはもらった補助金で韓国人を雇ったんですよ。自分たちは遊んでいた(笑)。
 高山 その通りです。フィリピン人や韓国人を入れて働かせて、沖縄の人たちは働かないわけです。
 だから、朝鮮と沖縄も相似形と言ってもいいんです。朝鮮と中国もまったく相似形。
 日下 アメリカと中国も相似形ですよ。アメリカと中国は、中世がなくて古代からいきなり現代になったことも同じだから。
 高山 アメリカも似ているんですよね。
 日下 そう。だから、日本はヨーロッパのほうが近いのですよ。

<引用終り>
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2016-03-24 11:06

出雲は魚がおいしい

 出雲へ行ったら、どうしても書きたいのが美味しい魚。
こんな店に行きました。

2016-3-24丸善水産

如何にも居酒屋でござい、そんな感じの店。
初日に行ってみたのだが満員で断られ、二日目は予約しても断られたのをカウンターでも良いからと言って席を確保。

最初はアジの一夜干し

2016-3-24アジ一夜干し
手前にあるのはイカの一夜干し

それからお目当ての「のど黒」

2016-3-24のど黒造り丸善水産HPより

食べるのに忙しくて写真がうまく取れなかった。だから丸善水産のHPから拝借。

これがのど黒

2016-3-24のど黒

「のど黒」は山陰~北陸地方で獲れる超高級魚、アカムツと言うのが本名らしい。
写真はのど黒の口をあけてのどを見た所。確かに真っ黒だ。
「ハラ黒短足、ノド黒を食すの図」(笑)
ノド黒は造り、炙り、煮魚で食べたが、特に炙りがおいしかった。

そして酒にはこんなモノも。

2016-3-24丸善水産の清酒死神

出雲は八百萬(やほよろず)の神が集う所、だから800万の中にはこんな神の一人や二人、いても良いんだろうなあ・・・
でも「清酒死神」、美味しかったですね。
出雲の国では死神まで美味しい(笑)・・・。
良い国ですねえ・・・・・・。
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2016-03-22 17:32

雲の国へ行ってきました<追記あり

 八雲立つ、雲の国へ行ってきました。
色々面白いものを見てきたのですが、最初は雲の話から。

八雲立つ 出雲八重垣 妻籠に 八重垣作る その八重垣を

ご存知、古事記、日本書紀に出てくる「ヤマタノオロチ伝説」、ここで須佐之男命(スサノオノミコト)が櫛名田比売(クシナダヒメ)と暮らすに際して詠んだ歌です。
この歌の件は後で説明します。



今回出雲に行くにあたって、どうしても見たかったものがコレ、日御碕(ヒノミサキ)の夕日でした。
そこで出雲空港に夕方着いたので、そのまま日御碕へ直行。
写真の好きな人なら一度は行きたいポイントです。

2016-3-22日御碕の夕日3月19日

幸いなことに天候に恵まれ、こんな夕日の写真が撮れました。
日本海に沈む夕日、一度見たら忘れられないですね。
そして、ここに写っている雲はごく普通に雲でした。


でも翌日アチコチ歩いてみるとどうも雲が違う。
何がどうだかわからないが、私が住んでいる愛知県辺りの雲とはどこか違う感じがするのです。

一日歩いて、ずっとそんな疑問を持っていたのですが、翌日出雲市から松江の方に移動する際、山陰自動車道の宍道湖SAに立ち寄りました。素晴らしい景色でした。

2016-3-22宍道湖SAより島根半島を望む

正面に見えるのは宍道湖。手前の町並みは玉造温泉駅周辺。正面の山は島根半島。このSA辺りで標高40メーター位でした。

そして空には独特の雲が・・・
雲は積雲なのですが、高さが低いのです。この気象(上空は晴れている)なら他の地方では見たことのない雲でした。

この日は風が強く、結構寒い日でした。
雲を良く見ると、北からの風が島根半島にぶつかって、そこで雲が湧きあがっていました。
島根半島の山々と雲の間からその先の方が見えますが、そこには雲らしきものは見えません。
雲は島根半島から湧き上っているのです。

調べてみると島根半島は険しい山で出来た半島で、山は200m~500m位、特に日本海側は切り立った断崖になっている。
そんな地形なので北風が山にぶつかって雲を作っていた。

矢張り出雲は雲の出ずる土地でした。

目を北から西に転ずると、こんな風。

2016-3-22宍道湖SAより島根半島を望む2

雲は風に流されていきますが、宍道湖を渡り中国山地近くになると、どんどん消えていきます。

こんな事で、冒頭あげた「八雲立つ・・・」の歌の通り、出雲とは「雲の湧きたつ土地」だった、そんな事を目の当たりにしました。


* 追記します
出雲地方の特徴的な地形が分かりにくいので、山と平地が分かる地図を追加します。

2016-3-22島根半島

こんなモノを見ると松江から出雲にかけて、北側に島根半島が壁のようになっている事が分かります。
これが穏やかな気候と雲が湧きだす、そんな気象上の特色を作っています。
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2016-03-19 09:05

出雲へ行ってきます

 今日午後のフライトで名古屋から出雲へ行ってきます。
島根県は当地方からは非常に遠い(不便な)所でした。丁度1年前の県営名古屋空港(中部国際空港が出来る前の名古屋空港だった所)から1往復だけ航空便が出来たので、これで行ってきます。

使用機材はエンブラエル170(78席)、エンブラエル175(86席)のどちらか。
ブラジル製のリージョナル・ジェットで、日本のMRJのライバルに当たる飛行機。
どんなものか楽しみです。



帰ってくるのは月曜日、どんなものか帰ったら報告します。
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