2017-03-20 13:47

日本は潜在的な敵性国<その後どうなったか

 アメリカが日本を潜在的敵性国として認定、これが1990年のことと先回エントリーした。
これがその後の失われた20年になっていくのだが、その後どうなったのか見てみたい。
色んな側面があるので、最初は防衛面から。

 防衛面と言っても、私は自衛隊との関係はないのでネットなどで見る話が中心なのだが、一度だけ海上自衛隊の護衛艦を訪問したことがある。最初はその話から。

 もう古い話だが、タイで仕事をしていたころの事、タイに海上自衛隊の護衛艦隊が親善訪問にやってきた。2000年6月の事である。
寄港したのはパタヤの少し南サタヒップ軍港。護衛艦3隻の艦隊で、旗艦が護衛艦くらま。
その護衛艦くらまで艦上レセプションがあり、私も招待されたので参加。そこで自衛官の方と親しく話をする機会があり、大変貴重な経験をした。
 
護衛艦くらま
2017-3-19護衛艦くらま 

くらまは基準排水量5200トン、ヘリコプター3機を搭載する護衛艦である。
レセプションはヘリ用甲板と格納庫を使って行われた。
 
そこで特に印象に残ったことが三つ。
一つ目はくらまが停泊した直ぐ近くにタイ海軍自慢の軽空母「チャクリナルエベト」が停泊しており、自衛官の方は早速そこを訪問、中を色々見せてもらったと言っていた。

チャクリナルエベト ・・・ アセアンで唯一の空母である。
2017-3-19チャクリナルエベト 
1997年ころ完成、基準排水量1万トン、総排水量11500トン、世界最小の空母と言われている。
 
自衛官の方の話が印象に残っている。
あの空母は現在はまだ稼働できない状態だが、それでも大きな抑止力だ。若し万一何かあれば、それが自然災害でも大きな力になる」こう言っていた。
自衛官の方がタイでさえ小さいとは言え空母を持っている。日本ならばぜひとも空母が欲しい、いろんな災害などにもとても役に立つはずだ。こういっていたのが印象に残っている。
(後日談、タイの空母はその何年か後、インド洋大津波の時非常に役に立ったそうだ)。
 
あと二つは自衛隊の艦艇の食糧・燃料の補給についてと、日本国の駐タイ特命全権大使閣下と色々話が出来た事だが、この件は今回省略。

こんな事で、2000年ころの日本は自衛隊の艦艇も大型のものはできず、タイでさえ持っている空母など夢のまた夢。こんな状態が前回エントリーしたアメリカの日本封じ込めの一環だった。

しかしその後、2001年の9.11、そして2003年のイラク戦争辺りからアメリカの態度が変わってきた。従来作れなかった大型の艦艇を製造することを認めるようになってきた、護衛艦は5千トン級が6千トン級になり、イージス艦は7千トン級になった。そして空母のような全通甲板を持つ護衛艦ができるようになった。護衛艦ひゅうが(発注~2004年、就役~2009年3月)の登場である。
このひゅうがは東日本大震災で大活躍したことは記憶に新しい。

所でこの防衛に関して、余命三年時事日記に衝撃的な記事が載っている。

余命さんはこれは妄想記事だがと断ったうえで、引用自由だが引用するのなら全部引用してほしいと言っておられたので、該当部分全部を引用すると

<以下引用>

68 韓国よさらば
http://yh649490005.xsrv.jp/public_html/2015/08/21/68%E3%80%80%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%82%88%E3%81%95%E3%82%89%E3%81%B0/

 第一次安倍内閣の時代、日米安保で極秘交渉があった。米軍再編成、沖縄問題等公になっている部分以外に、日米の超高官レベルで別途の問題の核心的提案があったのである。日本側からでは、合意に至ったか、文書化されたか、記録に残されたかはまったくわからないが、米側からの情報でその交渉の中身はすべてわかっている。何十年か後に米国公文書館においてみつかる可能性がある。
「我々は日本側が一切の記録を残さないことを前提に提案を行う。米国は韓国に対し、過去、現在、将来の各種分析を行った結果、同盟国としては不適格との結論に達した。よって経済的には,スワップの延長停止をはじめとして積極的に関わる援助等は行わないことを決めた。軍事に関しては、最先端軍事技術の供与停止をはじめとして、軍事訓練等もそれを考慮して対応する。来る2012年米韓指揮権委譲後は速やかに在韓米軍の撤退をすすめ、統合司令部だけを残す予定である。その後の北朝鮮侵攻のような事態については、朝鮮戦争勃発当時とは大きく周辺国の状況が変化しているので、韓国の国防力と中国非参戦を考慮すれば米国や日本が巻き込まれることはないと判断している。原則、米国は介入しない方針だ。韓国との原子力協定改定を認めることはない。陰で核開発を進める国に核開発のお墨付きを与えるようなもので論外である。米中ともに朝鮮半島非核化を望んでいる。このままの中途半端な米韓同盟は北朝鮮の核武装を進め、それはIAE脱退による韓国の核武装と必然的に日本の核武装につながる。米国が半島から手を引いて日本とともに第一列島線防衛に専念することは両国にとっても多くのメリットがあると考える。半島は中国の影響を受け韓国は半属国となるであろうが、即、侵攻、占領のパターンは考えにくい。韓国が国として存在するならば中国は北朝鮮と韓国に自国の安全保障上、絶対に核を持たせないであろうから半島は非核化されるであろう。ついては事実上、敵となる韓国と直接向き合い対峙することとなる日本に対し、米国は以下の対応をとる。まず日米安保の密接強化。軍事共同訓練の強化。日本の防衛力強化への協力。また戦後の軍事産業にかかる制限や規制を原則解除、容認、黙認することとする。米国は直接の脅威となりうる原潜と大陸間弾道弾は認めないがそれ以外は注文をつけない。日本の国内事情が許せば、中国に対する抑止力の範囲で核弾頭を売却してもよい(注)。日本が軍備増強し、中国に対する核抑止力を持つことはアジアの平和、世界の平和につながると我々は確信している。日本はこの提案を踏まえて適切な対応をとられたく思う」まさに驚愕メッセージ。これは2007年と思われるが、当時はもちろんのこと、現在であってもこんなものが明るみに出れば国内大混乱となるでしょうな。

(引用者注:核の問題については、ここでは詳しく書いてないが、ドイツと同じようなニュークリア・シェアリング(Nuclear Sharing)ではないだろうか。ドイツは核保有国ではないがイタリア・オランダとともに、このニュークリア・シェアリングで実は核を持っている。核不拡散と言いながら、うまい抜け道が作ってあるものだ)
<引用終り>


この「戦後の軍事産業にかかる制限や規制を原則解除、容認、黙認」の一例が大型護衛艦いずもの就役ではないだろうか。

護衛艦いずも
2017-3-20護衛艦いずも 
基準排水量:19500トン 総排水量は非公表ながら2万7千トン位らしい

最近このいずもを南シナ海に派遣するという話をロイターが報道している。

海自最大の護衛艦「いずも」、南シナ海で長期活動へ
http://jp.reuters.com/article/maritime-self-defence-izumo-idJPKBN16K0UA

そして早速これに対し某国が「ぷぎゃあ!!」と言っているようだ。
http://www.recordchina.co.jp/b172445-s0-c10.html

ロイターの記事によれば、「フィリピンではドゥテルテ大統領を艦上に招待することも検討している」そうだ。良いことではないか。
南シナ海は日本にとって生命線。航行の自由は絶対譲れないところだと思う。


  1. アメリカ
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2017-03-18 22:15

日本は潜在的な敵性国

 3月12日のエントリー「お役人様の本心を垣間見る」でコメント欄にこんな事を書いた。
アメリカは日本を「潜在的な敵性国家と」して認定』、これは1990年のパパブッシュの頃の話。この件は1993年のクリントン大統領の「冷戦は終わってアメリカが勝った。次は日本が敵国だ」と経済戦争を仕掛けられた話と繋がる。しかしそれが1990年からだという事は私も最近西尾先生の著作で知ったのだが、今回その1次ソースを調べてみた。

他にもあるかも知れないが、多分この伊藤貫の著作らしい。そこでこの著書を手に入れて読んでいる。

自滅するアメリカ帝国 日本よ、独立せよ 2012年3月刊 文春新書 伊藤菅著

2017-3-18-0.jpg 

もう5年も前に出版された本だが、今見てもその内容は新鮮である。
この本の帯の部分が面白いので、表紙・裏表紙ともに映像を張り付けたのだが、赤枠のところなど、今の世界の状態そっくりそのままである。
曰く
「中国から巨額借金するアメリカが「中国封じ込め」など出来はしない」
或いは
「北朝鮮が核兵器による恫喝を仕掛けた場合、米国は危険を冒して日本を助けるだろうか」


さてこんな風なのだが、「冷戦後の日本を国際政治のおけるアメリカの潜在的敵性国と定義し、日本に対する封じ込めを実施する」
こんな事をアメリカが言っている。その中身を見てみたい。
少々長くなるが、上掲伊藤貫氏の著作から引用する。

<以下引用>

第2章 驕れる一極覇権戦略                           
一九九〇年「日本封じ込め」

 一九八九年末にベルリンの壁が崩れて東西陣営の対立が終わると、米政府は即座に、「世界を一極構造にして、アメリカだけが世界を支配する。他の諸国が独立したりリーダーシップを発揮したり、独自の勢力圏を作ろうとすることを許さない」というグランド・ストラテジーを作成した。ブッシュ(父)政権のホワイトハウス国家安全保障会議が、「冷戦後の日本を、国際政治におけるアメリカの潜在的な敵性国と定義し、今後、日本に対して封じ込め政策を実施する」という反日的な同盟政策を決定したのも、一九九〇年のことであった。
 (筆者は当時、「ブッシュ政権は日本を潜在的な敵性国と定義して、『対日封じ込め戦略』を採用した」という情報を、国務省と国防総省のアジア政策担当官、連邦議会の外交政策スタッフから聞いていた。ペンタゴン付属の教育機関であるナショナル・ウォー・カレッジ〔国立戦争大学〕のポール・ゴドウィン副学長も、「アメリカ政府は、日本を封じ込める政策を採用している」と筆者に教えてくれた。)
 ブッシュ(父)政権が、レーガン政権時代に国防総省からの強引な要求によって決定された自衛隊の次世代戦闘機の日米共同開発合意を一方的に破棄・改定したり(注1)、日本に対して国際通商法(GATTルール)違反のスーパー三〇一条項を適用して、米製品を強制的に購入させる「強制貿易」政策を押し付けてきたりしたのも、「アメリカが支配する一極構造の世界を作るためには、。潜在的な敵性国”である日本を封じ込めておく必要がある」という戦略観に基づいたものであった。
 当時のアメリカ外交に関して優秀な国際政治学者(リアリスト派)であるケネス・ウォルツ教授(カリフォルニア大学バークレー校とコロンビア大学)は、「ソ連が没落してアメリカに対抗できる国が世界に存在しなくなったため、米政府は傲慢で自己中心的な外交政策を実行するようになった……カントやニーバーが指摘したように、国内政治であれ国際政治であれ、一旦、絶対的な権力(覇権)を握ると、どこの国も不正で腐敗した統治行為を行うようになる。アメリカが一極構造を作って世界中の国を支配しようとすれば、そこに権力の濫用と権力の腐敗現象が発生するのは当然のことだ」(Realism and International Politics)と述べている。
 公式の席では日本に対して、「日米同盟は、価値観を共有する世界で最も重要な二国間同盟だ」とリップ・サービスしておきながら、実際には日本を”潜在的な敵性国”とみなして強制的な貿易政策を押し付けてきた一九九〇年代のアメリカーーブッシュ(父)政権とクリントン政権ーーのやり方は、ウォルツが指摘したように「権力の濫用と腐敗」を体現したものであった
                             
 ■リーグされた一極化戦略

 アメリカの「世界一極化」グランド・ストラテジーがホワイトハウスと国防総省の内部で真剣に討議されたのは、一九九〇年と九一年のことであった。この「世界一極化」グランド・ストラテジーを構想する際、米政府は、アメリカの重要な同盟諸国と何の協議も行わなかった。この新しい戦略案は同盟国のアメリカに対する信頼感を裏切る内容となっていたため、米政府は同盟諸国に、一極覇権戦略の内容を知られたくなかったのである。
「世界一極化」戦略の内容が最も具体的に描写されたのは、一九九二年二月十八日に作成された「一九九四~九九年のための国防プラン・ガイダンス」(DPG:Defense Planning Guidance for the Fiscal Years 1994‐ 1999)というペンタゴンの機密文書においてであった。チェイニー国防長官(当時)とウォルフォウィッツ国防次官(同)は、この機密文書の戦略構想に承認を与えていた。DPGの内容を知ることを許されていたのは、統合参謀会議のメンバーと陸海空海兵隊・四軍の最高幹部だけであった。
 ところがこのDPGが作成された三週間後、何者かによってこの機密文書の内容がニューヨーク・タイムズ紙とワシントン・ポスト紙にリーグされてしまった。この文書をリーグした人物は、「この戦略案は非常に重要なものである。したがってアメリカ国民はその内容を知るべきである」と判断して、リーグしたという。一九九二年二月のDPGの中で最も重要なものは、以下の七項目であった。
① ソ連崩壊後の国際社会において、アメリカに対抗できる能力を持つ大国が出現することを許さない。西欧、東欧、中近束、旧ソ連圈、東アジア、南西アジアの諸地域において、アメリカ以外の国がこれらの地域の覇権を握る事態を阻止する。

② アメリカだけがグローバル・パワーとしての地位を維持し、優越した軍事力を独占する。アメリカだけが新しい国際秩序を形成し、維持する。そして、この新しい国際秩序のもとで、他の諸国がそれぞれの。正当な利益”を追求することを許容する。どのような利益が他の諸国にとって”正当な利益″であるか、ということを定義する権限を持つのは、アメリカのみである。

③ 他の先進産業諸国がアメリカに挑戦したり、地域的なリーダーシップを執ろうとしたりする事態を防ぐため、アメリカは他の諸国の利益に対して”必要な配慮”をする。アメリカが、国際秩序にとって”害”とみなされる事態を修正する責任を引き受ける。何が国際秩序にとって”害”とみなされる事態であるか、ということを決めるのはアメリカ政府のみであり、”そのような事態を、いつ選択的に修正するか”ということを決めるのも、アメリカ政府のみである。

④ アメリカに対抗しようとする潜在的な競争国が、グローバルな役割、もしくは地域的な役割を果たすことを阻止するための(軍事的・経済的・外交的な)メカニズムを構築し、維持していく。

⑤ ロシアならびに旧ソ連邦諸国の武装解除を進める。これら諸国の国防産業を民生用に転換させる。ロシアの所有する核兵器を、急速に減少させる。ロシアの先端軍事技術が他国に譲渡されることを許さない。ロシアが、東欧地域において覇権的な地位を回復することを阻止する。

⑥ ヨーロッパ安全保障の基盤をNATOとする。NATOは、ヨーロッパ地域におけるアメリカの影響力と支配力を維持するためのメカニズムである。ヨーロッパ諸国が、ヨーロッパだけで独自の安全保障システムを構築することを許さない。

⑦ アメリカのアジア同盟国ーー特に日本-―がより大きな地域的役割を担うことは、潜在的にこの地域を不安定化させる。したがってアメリカは、太平洋沿岸地域において優越した軍事力を維持する。アメリカは、この地域に覇権国が出現することを許さない

 ーー以上が、DPGの内容の要点である。

 この機密文書の中でアメリカの潜在的な競争国(もしくは敵性国)として描かれていたのは、ロシア、中国、日本、ドイツ、の四国であった。前年に軍事帝国が崩壊したばかりのロシアとニ年半前に天安門虐殺事件を起こした中国が、アメリカの「潜在的な競争国・敵性国」と定義されていたことは納得できるが、すでにほぽ半世紀聞も「アメリカの忠実な同盟国」としての役割を果たしていた日本とドイツが、米政府の機密文書において冷戦後のアメリカの潜在的な敵性国と描写されていたことは、「外交的なショック」(ワシントン・ポスト紙の表現)であった。
 当時、連邦上院外交委員会の議長を務めていたショー・ハイテン議員(オバマ政権の副大統領)は、「DPGの内容は、我々にとって。最も親密な同盟国”ということになっている日本とドイツの横っ面を張り倒すようなものだ。米政府は、日本とドイツが国際政治においてより大きな役割を果たすことを阻止するため、アメリカが巨大な軍事力を維持する必要があるという。日本とドイツをこのように侮辱し、敵対視することが、本当にアメリカ外交の利益となるのだろうか」とコメントしていた。

<引用終り>


こんなものである。
これが日本の失われた20年の出発点。そしてここからいろんな問題が出てきた。
前回エントリーしたお役人さんの発言、円を刷り増ししたらとの意見に対し、「そんなことをしたら、アメリカが機嫌を悪くしますよ」、こんな事も出てきた。
また(注1)と書いた戦闘機の日米共同開発は現在自衛隊が使用しているF2戦闘機のことである。この戦闘機はF16をベースに共同開発されたのだが、突如「フライバイワイヤのソースコードを供与しない」と言い出した。これが無ければ戦闘機にならないのだが、この話にはオチがある。日本は元々独自開発を考えてフライバイワイヤも開発していた。だから「アッ、そうですか」でF2が出来てしまった。出来てみたら元のF16より出来がいい(笑)。


そして最大の問題は「中国という巨大なオバケを育て上げてしまった」ことではないか。しかし今回はこの問題はちょっと省略。
それからこれは私の推測だが、アメリカの日本封じ込め政策を見て、中国・江沢民は93年から反日政策を始めた。南京大虐殺など一連の反日政策をやってもアメリカはなにも文句は言わないだろうと・・・。

このアメリカ一極支配に対するアンチテーゼとして、トランプの「アメリカ・ファースト」があるし、各国のナショナリズムがあるのだと思う。

アメリカがこの政策のせいでいかに病んでいるか、そんなデータがある。

これはWSJの『「トランプ劇場」が支持者を失わない理由』という記事にあったグラフ

貿易赤字、連邦債務、軍事作戦費用累計のグラフである。

2017-3-18アメリカの貿易赤字・債務・軍事費 
 

凄まじい貿易赤字と連邦債務。特に連邦債務はクリントン時代、ブッシュ(ジュニア)時代、オバマ時代とはっきり急増していることが分かる。
このアメリカの借金=アメリカ国債を一番たくさん持っているのが日本と中国、日本はもっとアメリカにモノを言わねばいけないことが良く分かりますね。
・・・次回に続きます・・・


  1. アメリカ
  2. TB(0)
  3. CM(4)

2016-12-11 17:50

ホワイト・ギルトの話<続々編 謀略プロパガンダ

 ホワイト・ギルトの件は何とも分かりにくいのだが、もう一つさらに分かりにくい話、こんな問題が謀略プロパガンダに結びつき、今日の日本に繋がっているという事を書いてみます。


最初に前回のピルグリムファーザーズでアメリカにやってきたのが今日のアメリカのルーツ、だから彼らは神の子だ、そんな意識がアメリカのテキサス併合や西部開拓などの合言葉として「マニフェスト・デスティニー」などと言われてきた。
マニフェスト・デスティニー
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%8B%E3%83%BC

こんな考え方はアメリカだけでなく、イギリスやオランダなどにもある。その裏返しとして敵対国に対する謀略プロパガンダも有るわけだ。

西尾幹ニさんの著作に面白いことが書いてある
GHQ焚書図書開封  2008年6月 徳間書店刊

<以下引用 p197-p200>
日本を「第二のスペイン」にしてはならない
・・・中略・・・

 スペインという国もいま意気が上がらない。それはなぜか、ご存じでしょうか。
 スペインもまた「虐殺国家」という名前を与えられたからです。いうまでもなくスペインは十六世紀に南米を侵略しました。現在、南米の国々の公用語がほとんどスペイン語であることからもわかるように、スペインは数少ない軍隊によって謀略のかぎりを尽くして南米を侵略したーーといわれています。そういう歴史が残っていることは確かです。しかし、ほんとうに「謀略の限りを尽くした」のか。じつは、そこはわからない。わからないのだけれども、そのような「伝説」がいくつも残っています。それを後になってイギリスとオランダが盛んに宣伝したのです。そうしてスペインに「暗黒の国」というレッテルを貼ってしまった。スペインが「犯罪と暗黒と虐殺の国家」だというのは、かなりの程度イギリスとオランダのプロパガンダによるものなのです。

 徳川幕府がスペインとポルトガルを嫌悪して排除したとき、そうした宣伝がイギリスおよびオランダ政府からもたらされたことはまず間違いないと思いますが、いずれにしても、スペインはそうした悪宣伝のために近代国家として大きなダメージを受けました。

 いま日本は、ありもしない「南京虐殺事件」というものを世界中に宣伝されています。「従軍慰安婦」のようなデタラメも世界中に宣伝されている。そんなデマが世界中に行き渡ったら、日本という国は真っ黒に塗り込められてしまいます。日本人はいま先進工業国の中で胸を張って生き、そしてサミットの一員だなんて思って安心しておりますけど、「南京虐殺事件」や[従軍慰安婦]のようなウソが真として通ってしまったら、私たちの国はスペインのような国に追いこまれてしまいます。

 アメリカもオーストラリアも中国も韓国も、日本がそうなることを虎視耽々と狙っているのです。日本の地位を引き下げるためにスキをうかがっている。それがオーストラリアの首相の発言にも、アメリカ議会で日本の慰安婦問題が討議されている事態にも、現われています。げんに、アメリカ議会では「慰安婦は日本政府も認めているではないか」という虚報まで広まっているようです。そうしたアメリカ議会の動きについて、彼らは単に北朝鮮問題で取引するためにやっているんだとだけ考えるのは非常にまずい。国家が全体として自分たちの神話を失ってしまうということになりかねないからであります。
2016-12-11-3.jpg 

<引用終り>

スペインがこのプロパガンダに対して反論できないのは、西尾先生も指摘しているように相当ひどいことをしたことは確からしい。
しかし西尾先生の本にある銅版画は惨いものですね。こんなものをばらまかれたら、確かに余りのひどさに元気がなくなるのもわかる。
何か南京大虐殺などという出鱈目話にそっくりです。


ここでちょっとデータを。
白人国が過去数百年間どんなことをしてきたのか、中南米の民族構成に表れています。

これは中南米諸国の民族構成
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/8820.html
2016-12-11中南米諸国の人種構成 
民族名のメスチソ=先住民インディオと白人の混血
  〃 ムラート=アフリカからの黒人と白人の混血

この先住民インディオと白人の混血メスチソが中米・南米アンデス地方に極端に多い。これがスペインの暴虐の証拠となっている。

尚参考までにアフリカからの黒人奴隷の人数はこんな風

2016-12-7黒人奴隷の地域別輸入数 
民族で読みアメリカ 野村達朗著 1992年5月 講談社刊 p69より 

黒人奴隷と言えばアメリカと直考えるが、このようにアフリカからの奴隷貿易ではアメリカはごく僅か、多いのはカリブ海諸国やブラジル。感覚で物を判断してはいけない例です。

<追加事項>
ここで終わりにしようと思ったのですが、ちょうどいい事例が有るので追加します。

こんなプロパガンダですが、今、アメリカでKilling the Rising Sun(日出ずる国・日本を殺す)という本が、バカ売れしている。こんな話があります。

米国でバカ売れしている「日本叩き本」の正体
トンデモ本が3カ月で50万部も売れた!
http://toyokeizai.net/articles/-/148867?page=3

いろんな形で反日プロパガンダが襲ってくる。日本人がしっかりし、こんな事に反撃していかないといけないですね。





  1. アメリカ
  2. TB(0)
  3. CM(6)

2016-12-07 19:09

ホワイト・ギルトの話<続編

 前回ホワイト・ギルトについてエントリーしたのだが、もともとこの話は大変分かりにくい。
おまけに中南米がスペイン・ポルトガルによって植民地化されているのにどうして北米の植民地化が遅れたのか。こんな疑問に私の知るところを書いてみたい。
知るところと言ってもこんな書物の受け売りである。
「国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源」(上)
ジャレド・ダイヤモンド著 鬼澤忍訳 2013年6月早川書房刊

この本大変面白いのだが大著で読むのに苦労します。
何はともあれその中でイギリスがアメリカで植民地経営に乗り出した経緯について、こんな記述があります。

<以下引用>
 (コロンブスのアメリカ発見から)一〇〇年近く後の一五八八年、スペインのフェリペニ世がイングランドを侵略しようと送った無敵艦隊が幸運にも敗走すると、ヨーロッパ中に政治的な衝撃が走った。イングランドの勝利は運も味方してのことだったとはいえ、海上での影響力が増大する兆候でもあった。おかげて、イングランドはようやく植民地帝国を追い求められるようになったのだ。

 したがって、それとまったく同時にイングランド人が北米の植民地化を始めたのは偶然ではなかった。だが、彼らはすでに出遅れていた。イングランド人が北米を選んだのは、そこが魅力的だったからではなく、そこしか手に入らなかったからだアメリカ大陸の「好ましい」部分、つまり搾取すべき先住民がたくさんいて金山や銀山がある場所は、すでに占領されていた。イングランド人は残り物を取ったのだ。十八世紀の作家にして農学者たったアーサー・ヤングは、利益になる「主要産物」--彼はその言葉によって輸出できる農産品を意味していたーーがどこで生産されるかを論じた。ヤングはこう述べている。

 概して、われわれの植民地の主要産物の価値は、太陽からの距離に比例して減じるようだ。どこよりも暑い西インド諸島では、一人あたり八ポンド十二シリンダーペニーが生産される。大陸植民地の南部では、五ポンドー○シリング。中央部では、九シリング六と二分の一ペニー。北部の開拓地ではニシリング六ペニー。こうした等級がきわめて重要な教訓を示しているのは間違いないーー北緯度地方に植民するのは避けるように、と
<引用終り>

下手に私が解説するよりちゃんとまとまっています。

尚同書にはこんな地図が掲載されています。
コロンブス到着頃の南北アメリカ大陸の人口密度(推定値)を平方キロ当たりの人口で表したもの

2016-12-7アメリカ大陸の1500年頃の人口 

これを見ると人口密度の高いメキシコ中部辺りやペルーのアンデス地方では1平方キロ当たり400人に達しており、それに対しアメリカ合衆国の地域は1平方キロ当たり四分の三人だった。
このようにごくまばらに人が住んでいるところ、それが現在のアメリカ合衆国辺りの事情。
これを日本で見ると山手線の内側で63平方キロくらいなので、山手線の内側に40~50人程度の人が住んでいるくらい。これに対しメキシコ中央部は約500倍の人口なので、山手線の内側だとすれば人口2万5千人程度。これでは侵略者に狙われる訳だ。

さてイギリスによるアメリカ合衆国地域の植民地経営は初期は悲惨な歴史しかない。
一寸書き上げてみると
1) イギリスによる最初の植民地は1585年~1587年ノースカロライナ州ロアノーク(この数年前にも失敗した植民地があったが省略)
ロアノーク植民地
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%A2%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%82%AF%E6%A4%8D%E6%B0%91%E5%9C%B0
ここは115人の開拓者集団は3年間補給がないままだったのでどこかに消えてしまった(現在も謎)

2) 次に最初の永続的植民地はバージニア州ジェームズタウンで1607年に始まった。
しかしここでは厳しい冬を乗りきるが大変で、500人いた開拓民が一冬で60人になったとか、食人せざるを得なかったとか、ある者は自分の腕で眠っている妻を殺して塩漬けにし、頭を残して全部食べてしまったとか、酷い話が沢山ある。
さらに先住民との軋轢も酷く、白人が自分らが決めた約束を何度も破るため、とうとう先住民が白人開拓者を襲撃し300人以上を殺戮した(1622年)。その争いの和解をして仲直りパーティー(と銘打った謀殺パーティー)で今度は白人が酒に毒を盛って先住民200人以上を殺した。こんなものすごい歴史がある・・・ジェームズタウンの虐殺。

ジェームズタウン
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%BA%E3%82%BF%E3%82%A6%E3%83%B3_(%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E5%B7%9E)

ジェームズタウンの虐殺
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%BA%E3%82%BF%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%81%AE%E8%99%90%E6%AE%BA


こんな歴史ではアメリカ合衆国の建国の歴史など誇りを持って語れるわけがない。酷いものだ。
ピルグリムファーザーズが到着した1620年、そして先住民の食糧を盗んだりしながらでも何とか冬を乗り切って収穫の秋を迎え、先住民とともに収穫を祝ったのが1621年、その丁度同じ頃最初の植民地では悲惨な虐殺が起こっていた。だからこのジェームズタウンは遺跡ではあるものの人は住んでいない。とても後世に語り伝えられない歴史だ。

こんな事情があるので、噓でもいいからピルグリムファーザーズの話を美談にしないといけない。そう見てくると感謝祭にはホワイトハウスで大統領が食べられる筈だった七面鳥に恩赦を与える儀式が有るのも納得できる。
こんな事でもしない事には、あまりにも建国の歴史がむごい、その一言という事だ。

今犬HKで真田丸をやっていますが、大坂夏の陣が終わったのが1615年、それから日本は平和な時代になったのだが、アメリカではそんな頃こんな悲惨なことが起こっていたわけです。
(続きます)
  1. アメリカ
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2016-12-05 06:37

ホワイト・ギルト(白人の罪)

 ニューズウィークの最新号が面白い。トランプが次期大統領になったのだが、反トランプ一色である。そんな中、こんな記事があった。
日本では殆ど報道されないが、アメリカの自虐史観である「ホワイト・ギルト=白人の罪」についてである。自虐史観は日本だけのものかというとそうでは無い。アメリカでも自虐史観が問題になっているようだ。
何はともあれ、どんな記事かというと

<以下引用>

2016-12-4newsweekの記事と風刺画 

 風刺画で読み解く「超大国」の現実

Newsweek 2016/12/06

知つておくべき感謝祭の裏側
    ロブ・ロジャース(風刺漫画家)、パックン(コラムニスト、タレント)
     
 アメリカの感謝祭って、家族が全員集まって七面鳥を食べ過ぎたり、政治の話題でもめながら恥ずかしいプライベート事情まで詮索し合ったりして、一家だんらんを楽しむ日なんだよね。
 では、なんで風刺画に先住民が登場するのか? その理由は、感謝祭の歴史を振り返れば分かる。1620年に、いわゆる「ピルグリムーファーザーズ」がイギリスからメイフラワー号で荒波を渡り今のマサチューセッツ州プリマスあたりにたどり着いた。上陸した100人ほどのうち、最初の冬に食料不足や病気で半分ぐらいが亡くなった。
 そこに現れたのが先住民。特救世主となったのは、スクヮントという男性だ。奇跡的にも英語が堪能で、豆や瓜、トウモロコシなどアメリカ原産の作物の育て方や魚の釣り方を伝授した。さらに周辺の部族の仲介人となり、複数の平和条約を結ばせた。つまり農水、外交、防衛など、今でいヶ内閣の半分ぐらいの仕事を一人でやってのけた。
 おかげで、ピルグリムたちは無事に上陸1周年を迎えることができ、近くの先住民を招いて感謝を込めた晩餐会を催した。
 これが、アメリカ人がみんな知っている感謝祭の始まり。しかし、先住民の視点から見ると歴史の意味合いは違う。
 ピルグリムたちが最初の冬を乗り越えられたのは、先住民のトウモロコシを盗んだから。住む土地が空いていたのは、そこにいた先住民の9割がヨーロッパ人が持ち込んだ伝染病で亡くなっていたから。スクワントがピルグリムたちの世話をできたのも自分の部族が死に絶えたから。そして英語がしゃべれだのは1614年に奴隷としてヨーロッパに拉致された経験から。「ありがとうの前にごめんなさいだろ!」と言われても当然だ。
 それからも虐殺や土地の略奪、人種差別など、先住民の被害はずっと続いた。この時期は七面鳥を食べながらでもいいから、その歴史を思い出すべきだ。
 この複雑な背景から風刺画が読み解ける。首長が持つ「ピルグリム登録」という本や、「夕ーキーの前に(ターキーを切り分ける前に)ゲストブックにお名前を」というせりふから先住民の気持ちがうかがえる。[僕らの土地へようこそ。そのうち帰ってくださいね~]だね。
<引用ここまで>


 >先住民のトウモロコシを盗んだから

この当時のアメリカ先住民(いわゆるインディアン)の主食はトウモロコシ、そして彼らはトウモロコシの皮を剝いで天日乾燥させた「乾燥トウモロコシ」を屋外に穴を掘って貯蔵。これが土饅頭になっているので、ピルグリムたちはここを掘り返し乾燥トウモロコシを奪った。丁度彼らが到着したのが11月下旬で冬場の全く食料の無い時期、彼らはこのトウモロコシで命をつないのだが、先住民が戻ってくるとトウモロコシが無くなっていた。先住民から見れば盗まれたとなる。


さてこんな風刺画が掲載される、それだけアメリカが病んでいる証拠だと思う。自虐史観が蔓延し、人の心を蝕んでいるようだ。
トランプが『再びアメリカを偉大にしよう』と言っている。そのトランプを支持しているのがこの自虐史観に苦しんでいる人たちだという事。
この風刺画はそんなことを教えてくれると思う。

  1. アメリカ
  2. TB(0)
  3. CM(14)

2016-11-10 15:38

トランプが大統領になる

 アメリカの大統領選は大方の予想を覆しトランプが大統領に当選しました。
私はこの開票状況を見ていて大いに考えさせられたこと、それは事前の調査だけでなく出口調査でもクリントン優勢だったのが逆転したことでした。

元々マスコミは民主党支持で凝り固まっていましたが、開票が始まって出口調査の結果が分かってきてもクリントン優勢。私は当初CNNを見ていたのですが、開票が始まってしばらくはコメンテーターも皆さん余裕たっぷり。皆さんクリントン支持だったので無理ないですね。
それが開票結果が入ってきてだんだんトーンが変わってきた。
私は出口調査でもトランプ支持と言わなかった隠れトランプ支持者が結構いたのではないかと見ています。

これが州別の色分け図、アカがトランプ、青がクリントンです。

2016-11-10アメリカ大統領選2016 

東海岸と西海岸が青、真ん中がアカですね。

この地図を見て昔きいたこんな話を思い出しました。
『アパラチアとロッキーの間に本当のアメリカがある』、こんな話です。
今地図を見ると見事に色分けされています。
トランプが本当のアメリカになるのかどうか、それはこれからですね。

この結果は戦後71年続いた現在の政治体制が大きく崩れた瞬間だったのでしょう。何せトランプは所属政党の共和党主流派からも支持されておらず、既存の政治家をほとんど全部敵に回し、また新聞テレビも全部が反トランプの大キャンペーン。その中での勝利ですから。

この件で戦後マッカーサーが大統領選に出馬するつもりだったのを断念した、その経緯を思い起こしています。マッカーサーは日本との戦争に勝利し、アメリカに帰国してきたときの国民の熱狂ぶりは凄いものでした。しかしマッカーサーは朝鮮戦争でアメリカの真の敵は日本ではなく共産主義、ソ連、中共だと思い知ります。それを1951年の上院公聴会で明言したため、アメリカの陰の支配者層から疎まれ、結局大統領選には出られませんでした。

トランプはそんなアメリカの影の支配者層を敵に回して尚選挙戦に勝利した、凄いことだと思います。

トランプ次期大統領の対日政策は分かりませんが、日本としては戦後71年の頸木からいよいよ解き放たれるチャンス到来でしょう。
最大の論点が憲法を日本人の手に取り戻すことでしょうが、それともう一つアメリカが占領政策としてGHQに命じた『焚書』、この焚書を開封することも大切だと思うのです。

今でも海外からは「歴史の書き換え云々」と日本に対し文句を言う輩がいます。
冗談じゃない、歴史の書き換えはアメリカが焚書というとんでもない手を使ってやっていたのです。
だから日本の明治以来の歴史にはあちこちにぽっかり大穴が開いている。

焚書は私も詳細は知識がないが、約7000冊もの図書が焚書に付された。しかもアメリカの要求に唯々諾々従った売国日本人が大勢いたようです。

そんな焚書の例を見つけましたので紹介します。

2016-11-10GHQ焚書大衆明治史 
「大衆明治史 國民版」 菊池寛(著) 汎洋社 昭和十七年
42頁~61頁 (マリア・ルーズ号事件、西南戦争)

この本の内容はここで見ることができます。
http://tncs.world.coocan.jp/tsmeijisi.html

このマリア・ルーズ号事件はwikiによれば

マリア・ルス号事件
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%82%B9%E5%8F%B7%E4%BA%8B%E4%BB%B6
「マリア・ルス号事件(マリア・ルスごうじけん)とは、明治5年(1872年)に日本横浜港に停泊中のマリア・ルス号(ペルー船籍)内の清国人苦力を奴隷であるとして日本政府が解放した事件。日本が国際裁判の当事者となった初めての事例である。」
こうなっています。

こんな明治時代の歴史の本が焚書?、こう思うのだがこのマリア・ルーズ号事件、この奴隷を運ばせた荷主はアメリカのラッセル商会。
このラッセル商会はアヘンと奴隷貿易で莫大な富を得た悪徳商人。そのラッセル商会の中国広東でアヘンと中国人奴隷の輸出入を担当していた取締役がウォーレン・デラノ。このアヘン貿易は当時のアメリカ政府の公認だった。
そしてウォーレン・デラノの孫(娘の子)が第二次世界大戦当時のアメリカの大統領フランクリン・デラノ・ルーズベルトだった。

そうか、それでアメリカは無茶苦茶な反日政策だったのか、そう思うのですが、この話にはさらに続編が。
フランクリン・デラノ・ルーズベルトは第二次大戦当時、日本人を「日系人強制収容所」に入れてしまいます。そこになぜかペルー在住の日系人も収容された。
そんな話が延々と続くのですが、これは別の機会にします。

こんな焚書を開封する、こんなことを地道にやっていくことが必要ですね。

安倍さんは早速トランプ氏と会談することを決めたようです。こんな厄介な話はすぐには出来る筈もありませんが、日本の真の独立のための長い道のりが今始まった、そう思います。
  1. アメリカ
  2. TB(0)
  3. CM(20)