2017-02-11 16:45

読解力について考えること

 先月から文章の読解力について色々エントリーしてきた。難しい問題だし、私はそんな事の専門家でもない。しかしこのエントリーに皆さんからいろんなコメントをいただいた。そんな事で皆さんからのコメントを紹介しながら、私なりに色々考えることを纏めてみたいと思う。


最初に該当のエントリーは以下の3本
① AI時代に生きる<追記有
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-date-201701-1.html

⓶ 問題文が理解できない<読売新聞が騒いでいます
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1349.html

③ 読解力が危ない SNS没頭 長文読まず
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1350.html

参考エントリー
④ 春の小川をタイ語で言うと<再掲
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1136.html


 私は教育者ではないので、「子どもの教育、かくあるべし」という視点では書けないので、ビジネス上の経験、特に海外での経験などを中心に書いてみます。

それでは皆さんからのコメント紹介、これは縄文人さんから頂いたの。

<以下①エントリーの縄文人さんからのコメント>
暗記しなければ思考力は生まれません
スマホやLINEの普及で問題視されるのはプレゼンテーション能力の低下ではないかと思います。 
仲間内だけで議論しているとプレゼンテーション能力がつきません。他人に説明するという重要なことをする必要がないからです。文章を書いているようで書いていないという状態になるのではないでしょうか。 
しかし、日本の教育が暗記力重視の教育であるという議論には、少し違和感があります。それより選抜の仕方が偏っていると考えた方が良いのではないかと思います。第一新井紀子氏ご自身が「暗記力偏重の教育」の優等生ではないですか。 
暗記をしなければ、アイデアが生まれません。私は、若い時分にもっと暗記しておけば良かったと思うことしきりです。そうすればもっと良い仕事ができたかもしれないと思います。今となっては手遅れですが。 
プレゼンテーション能力を若いうちから磨き、一所懸命に暗記力を磨くように豚児どもに言っています。
2017-01-08 17:56   縄文人 
<引用終り>


<以下①エントリーへのkazkさんからのコメント>
・・・引用者注:長文なのでかなり省略しました。全文は上掲①ブログ参照ください・・・
ブログ主様には以前お話ししたことがあるかと思いますが、小生はかつてガキども相手に国語の教師を10年以上やってたことがあります。とにかく、読解力という得体のしれないものをいかにインスタントかつスピーディーにそして確固たる理解力として育成するかということを本当に苦労してやってきました。 

いろいろ考えましたが、小生の結論は日本という国は本当にプレゼンテーション能力はいらないようにできてる国なのだということです。プレゼンテーション能力というものはかつてならば叙述力と言われたものでしょう。「話す」という能力を昇華させたものでしょうか。ここで日本人の名演説っていったいどんなのがあるか、と考えた時にふと考え込んでしまったのです。そしたら思い出せるものなんて尾崎行雄の議会演説くらいしかないんですよ。 

・・・中略・・・

次に問題点は縄文人さんが仰ってますが、きちんとした暗記を教えていないということです。暗記はシステマティックにやらねばいけません。物はやみくもに覚えれば覚えるほどおかしくなってきます。事物を体系的にかつ網羅的に教えるという努力がほとんどないのが最大の問題でしょう。物事を体系的に整理し記憶することは、それにより比較という視点が生まれます。比較の結果違いがあればそれを生じた理由は何かを考えることで因果関係を導けます。ここまで来なければ思考とは言えません。 

ただここまでくればなんだもう終わりじゃないかという気分になります。最近は頭がよさげな人が現代に必要なのは問題の解決能力ではない、発見能力だなどと言ってくれますが、日本という国家では問題が共有されればその時点で解決法は殆どの人が分かってるという国です。ここでもプレゼンはいらないのです。 

・・・以下略・・・

2017-01-13 22:22   kazk 
<引用終り>


この問題に関しては皆さん色々言いたいことがあるようです。その中でも最初にこの暗記について考えてみたいと思います。

暗記というと先ず思い浮かぶのがお経。”まか はんにゃはらみた しんぎょう ~”と言うアレですね。お経の本を見ると漢字で書いてありますが何が何だかチンプンカンプン。でも私も子供の頃に仏壇の前で毎日唱えさせられたので、この般若心経、今でも全部覚えていますが、さて何が書いてあるやら・・・、これでは駄目ですね。

暗記については、これが無くては何も進まないのは事実ですが、問題は暗記が「サラダのように断片がバラバラで、相互に関連なく記憶されている状態」がダメだと思うのです。
2017-2-9サラダ写真 

こんなサラダのような状態ではなく、「一つ一つの記憶の要素(断片)が脳神経細胞のようにあちこちに手を伸ばして相互に繋がっていること」、さらに「その要素(断片)がいろんな特徴・要素で分類され、層状に繋がっていること」、こんなことが重要だと思うのです。 
単に記憶するだけでは「記憶のサラダ」、そこに「考える」という要素を追加し、記憶と記憶を網の目の中に織り込んでいく、これが重要だと思っています。

このことはkazkさんが
暗記はシステマティックにやらねばいけません
事物を体系的にかつ網羅的に教えるという努力がほとんどないのが最大の問題でしょう。
物事を体系的に整理し記憶することは、それにより比較という視点が生まれます。比較の結果違いがあればそれを生じた理由は何かを考えることで因果関係を導けます。ここまで来なければ思考とは言えません。 
こんな事を仰っていますが、まさにその通りだと思います。


次にもう一つ、一寸視点を変えて、④のブログからの引用

これはkazkさんからのもの
<以下引用>
No title kazkさん のコメント
日本語は世界でも珍しい二重構造を有してる言語なのです。
つまり、日本古来の和語の基づく単語群とおもに漢語の輸入による単語群です。これは飛鳥奈良の時代から、膨大な支那からの文化の輸入を行い当時の日本人たちが必死の思い出言葉と格闘して創り上げた金字塔だと思ってます。

例えば春の小川の歌詞自体見れば分かるのですが、これはほぼ純粋に日本古来の和語で書かれてるものです。そしておそらくここに流れる情緒というものは言葉と共にあリ翻訳はほとんど不能なものです。このような単語群があり、それに基づく文学が成立し独特の文化というものは成立するものだと思います。

日本人はこのような体系の上に漢語に基づく思想、哲学、科学に及ぶまでの単語群を作り上げました。これは当時の日本人たちのおそらく血のにじむような格闘の結果だと思ってます。

それだけではありません。春の小川の歌詞の中で見られる、行く、咲く、という動詞、美しくという形容詞を我々は何も考えず使ってますがこれは全て漢字の訓読み、つまり完全に日本語化して使うという荒業をこなしてます。
その上「小川」などはどうしてこういう作り方ができるのか、不思議になるほどの言葉でしょう。小生は当時の日本人たちがかかる格闘をしてくれたお陰で日本の文化が誕生したのだと思ってます。
<引用終り>


それからもう一つ、これはNINJA300さんからのコメント
<以下引用>
 日本語がすばらしいのは、やまとことばと漢語のミックスにあると思います。 
やまとことばだけの国がタイやドイツ、漢語だけの国がシナ。英語はラテン語とやまとことばである古英語(アングロサクソン語)のミックスです。 
ミックスの言語が一番使いやすいです。それは速読は漢語やラテン語をイメージで読めるからです。タイ在住日本人の間ではタイ語が劣っている思われる方が多いですが、わたしはそうは思いません。その土地や文化にはそれにあった言語があるからです。もっとも人工的に漢語を消滅させた韓国は例外の可哀相な国です。 
タイ語以外のやまとことば言語である、ドイツ語がいかに長い組み合わせ単語を使用しているか。まるで和歌のごとくです。 
ドイツ語の例 
「Grundstücksverkehrsgenehmigungszuständigkeitsübertragungsverordnung 
(不動産取引許認可権限委託規則)」 
2015-07-09 12:31 URL NINJA300 
<引用終り>

大変面白い話だと思います。kazkさんが指摘している日本語の二重性、NINJA300さんが指摘している英語の二重性と二重構造の言語の便利さ。これは良く分かります。

英語の二重性、これについては以下参照ください。
http://japanenglish.jp/news/%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E6%95%99%E8%82%B2%E8%AB%96%E8%AD%B0%E3%81%AE%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E7%9F%A5%E8%AD%98%EF%BC%8811%EF%BC%89%E3%80%80%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E3%81%AE%E8%AA%9E%E5%BD%99.html

ここで詳しく書いてありますが、英語のルーツはアングロサクソン語で古ドイツ語(古低地ドイツ語)由来。それが1066年のノルマンコンクェストで支配階級がフランス語を話すようになり、これが300年続いた。16世紀に入ってルネッサンスの文化が入り、公用語などに主にラテン語が入ってきた。
結果英語は、アングロ・サクソン語系語彙とラテン・ギリシャ語系語彙の2つの語彙体系を合わせ持つ「二重語彙」の言語。日常的な表現は主にアングロ・サクソン語を使い、公的な表現は主にラテン・ギリシャ語を使うという、使い分けをしている。こんな風です。
英語の二重性はkazkさんが説明している日本語の二重性の経緯ときわめてよく似ている訳です。


さてでは二重言語でない言葉がどうなるか、タイ語を例に見てみます。

これはタイ語の本に1ページ。
2017-2-11おしん本文の一部 

タイ語は表音文字で「分かち書き」でもないのでこんな風。

試しにタイ人に読ませてみると皆こうしている。指でなぞっている、こうしないと読めないようだ。
(画像は指でなぞる読み方のサンプル、だから本文とは関係ありません)
2017-2-11指でなぞって読む所の写真縮小 

参考までに、上掲タイ語文章はタイで見かけたTVドラマ「おしん」の本の一部
2017-2-11おしん表紙 


さて以上のことを踏まえ、暗記の問題、言葉を教え込むことのついて、渡部昇一先生が良いことを言っています。
「傍若無人」と言っても、「辺りかまわず勝手に振舞う事」と理解はできる。
しかし傍若無人を訓読「傍(かたわ)らに人無きが若(ごと)し」と読めば、この理解が一層深まる。この徹底的に理解することが大切だ。こんな話です。

こんな徹底的に理解することの実践例に橋本武氏の銀の匙の事例がある。
2017-2-11銀の匙表紙 

この話は以下も参照ください
http://melma.com/backnumber_115_6202504/


この銀の匙には例えばこんな記述があります。
本文のこんな一行
また伯母さんと相乗りにのせられて 俥(くるま)を列(つら)ねてゆくのが
嬉しくて元気よく喋(しゃべ)っていた。

このたった一行の中の「 俥」という文字の橋本武先生の解説は

 にんべんに車で「 俥」という文字が出てきました。人力車のことです(注1)。これは中国にはない、我が国で作られた漢字体の文字で、こういった文字のことを和字、または国字といいます。
 どんな和字を知っていますか。少し、挙げてみましょう。顔かたち、すがたを意味する俤(おもかげ)、吹き下ろす風を意味する颪(おろし)、鎹(かすがい)は物の合わせ目をとめる両端の曲がった釘のことです。
 裃(かみしも)は昔の礼装の一種、鞐(こはぜ)は足袋などを留め合わせる爪形のもの、鋲(びょう)は頭の大きな釘。
魚の鰯(いわし)、鱚(きす)、鱈(たら)、鯰(なまず)、鳥の鴫(しぎ)、鶫(つぐみ)、。植物の笹(ささ)、栃(とち)。
当用漢字になっているものには、込(こ)む、峠(とうげ)、畑(はたけ)、働(はたら)く、匁(もんめ)があります。
 ここに挙げたのははんの一例です。ほかにも探してみてください。
注1:wikiによれば、俥の文字は中国には別の意味で存在するが、日本で気が付かずに作ってしまったとのこと。
<引用終り>

この橋本武氏の授業について、kazkさんは実際に其れを体験した方の話を聞いているそうですが、灘だから出来たんだろうなあ、という事のようです。

がしかし徹底的に教え込むという事はこんな事。そして私がタイに行って現地の何も知らない連中相手にやったのも程度の差はありますが、まあこんな事でした。
何も知らない現地人を雇用し、そこで日本なみの品質の物を作るにはこんな事を毎日毎日繰り返さないといけない。これは別に海外だけでなく日本でも同じではないでしょうか。

  1. 未分類
  2. TB(0)
  3. CM(36)

2017-01-28 09:54

外務省改革が動き出した

 一昨日1月26日の読売新聞に興味深い記事があった。こんな囲み記事である。

2017年1月26日 読売新聞朝刊4面(政治欄)
2017-1-27読売の記事1月26日4面 

4面のど真ん中にこんな囲み記事がある。新聞の編集などの経験のある方なら分かると思うが、随分異例の紙面づくりである。

内容はこんなもの
2017-1-27読売の記事1 

この記事、読売新聞電子版には記事が無い。
あまり残したくない記事なのだろうと勝手に推察し、スキャンしOCRで読んでみた。

<以下該当記事引用>
日露交渉体制を一新
担当大使近く退任
共同経済活動へ「条約畑」重視

 政府は北方領土問題を含むロシアとの平和条約締結交渉を担当しできた原田親仁政府代表・日露関係担当大使(65)を近く退任させる方針を固めた。今後の交渉役には、「条約畑」の秋葉剛男外務審議官を充てる。

 外務省では今月に入り、日露交渉を担当してきた欧州局長とロシア課長が、やはり国際法に詳しい人物に交代した。日露両政府が昨年12月、北方4島での共同経済活動について、日露双方の立場を害さない「特別な制度」の下で実施することで合意、今後の日露交渉では条約作りが焦点となるため、体制を一新したものとみられる。

 原田氏はロシア勤務経験が豊富で、ロシア語に堪な外務省の[ロシアンスクール]の代表格。ロシア課長、欧州局長、ロシア大使などを経て、昨年1月からロシアのモルグロフ外務次官との平和条約締結交渉を担ってきた。北方4島での共同経済活動をめぐっては過去何度も頓挫した経緯があり、首相官邸の意向で、これまでのロシアンスクール中心の体制から、首相の信頼が厚く、国際法局長経験もある秋繋氏を中心とする体制に一新することにした。

<引用終り>

フ~ンという感じの記事だが、一寸待てよ。この原田なる名前に他でもお目にかかったぞ。

実は同じ1月26日発売の月刊誌「HANADA」にこんな記事がある。
元外務省の主任分析官佐藤優氏の「猫は何でも知っている」と言う連載記事。
佐藤氏は無類に猫好きで、猫を6匹飼っているらしい。その猫にセリフをしゃべらせ、時事問題の解説をするという趣旨の記事。

内容は
「猫は何でも知っている」
サブタイトルは「実は大成功だった日ロ首脳会談」
全文は長いので現在発売中の月刊HANADA3月号を見ていただきたいのだが、小見出しだけでもこんなもの。

・ 朝日社説の浅薄さ
・ 外務省の説明不足
・ プーチンの重要な意思表明
・ 合同記者会見の場で
   ここでプーチンが「日本が初めて南クリル諸島(北方領土)を手に入れたのは1855年でし
   た」と述べ、江戸幕府と帝政ロシアの日ロ通好条約から説き起こしたことを指摘している。
   そして日ロ間の様々な問題を列記したうえで
   「これらぼ宿題を、日露関係を包括的かつ戦略的に展開していくことで、北方領土問題を解決
   していこうというシグナルうを合同記者会見の場で、プーチン大統領は日本国民に対して伝え
   たのだ」と書いている。
・ 日本政府の重要なシグナル
・ 反安倍の中心人物

さてそこでその最後の「反安部の中心人物」なる部分が大変面白い。以下その部分全文を紹介する。

<以下月刊HANADAより引用>

   反安倍の中心人物

 二匹のやりとりを聞いていて、北方領土交渉が大きく動き始めていることが僕にもわかった。(引用者注:猫に語らせるという書き方なのでこういう風になる)

 日露両国は、領土問題をまず解決するという「人口論」から包括的かつ戦略的な関係を発展させて、その結果として近未来に領土問題の妥協的解決を実現するという「出口論」に交渉方針を転換したのである。その結果、北方領土問題が近未来に現実的に動き出す可能性が出てきた。

 もっとも、政府代表の原田親仁氏(元駐ロシア大使)をはじめとする外務省内の「四島一括返還派」が、妨害活動を本格化するだろう。早く原田氏を更迭しないと、「獅子身中の虫」によって北方領土交渉は再び決裂することになる。

 すでに首相官邸と外務省の一部勢力との問で、水面下の熾烈な暗闘が展開されている。反安倍首相の中心が原田親仁氏、と飼い主は見ているようだ。

 そういえば、月刊『文蓼春秋』二〇一七年二月号に〈安倍と鈴木の連携に激しく反発したのが、外務省の口シアスクールだ。グループの重鎮は十一月末、周辺にこう吼えた。/「我々(ロシアスクール)が長年積み重ねてきた領土交渉をぶち壊しにしたのが宗男だぞ。あいつの罪は本当に重い。官邸は究極の愚か者だ」/元々四島一括返還を主張し、安倍の「新しいアプローチ」に批判的だったロシアスクールは、鈴木への反発から反官邸の姿勢を隠さなくなった〉(山口敬之「安倍・プーチン『密室の攻防戦』」と書いてあった。

 飼い主も、鈴木氏と組んで原田グループと「戦争」をするのだろうか。怖くなって、僕の尻尾がブルブルと震えた。

<引用終り>

面白いでしょう。月刊HANADAで早く原田を更迭せよとの記事が載った、ちょうどその発売日に読売新聞は原田氏の退任を報道している。なるほどねえ・・・。害務省が問題であることは以前から指摘されてきたが、ついに外務省改革が始まった、そういう事だろう。

考えてみれば、日本は(外務省は)「先ず4島返還、話はそれからだ」、こんなスタンスで70年やってきた。しかし全く進展することなく今日に至っている。いや北方4島には日本が何もしない間に中国や韓国が入り込んできている。今が最後のチャンスと言ってもいい時期なのだ。


所でこの話にはもう一つおまけがある。佐藤優氏のことだ。
佐藤優氏が鈴木宗男事件に連座し有罪判決を受けたことは良く知られている。
所が今年の1月17日に読売新聞にこんな記事が載った。何でもない猫談義だが、佐藤優氏が鈴木宗男事件に連座し、現在執行猶予機関は終わっているものの前科一犯であることに変わりはない。普通そんな人物はこんな猫談義には顔を出さない物なのだが・・・

[佐藤優]君は裏切らないから(前編) 2017年1月17日


読売新聞の1月17日の猫談義、1月26日の外務省人事異動報道、こんなものが1月26日発売の月刊HANADA3月号の佐藤優氏の記事で全部つながっていることが分かる。
さあ、害務省改革が始まったのだ。

海外在住の経験のある人は誰でも知っている、日本の外務省のだらしなさを。外務省の不甲斐なさに一度ならず激怒した経験がある人も多いと思う。
そんなところに改革の手が伸びた、良いことである。


  1. 未分類
  2. TB(0)
  3. CM(8)

2016-12-31 19:01

大変革の一年でした

 この一年、本当に色々ありました。
伊勢志摩サミットでG7首脳の伊勢神宮訪問、アメリカ・オバマ大統領の広島訪問、そして安倍首相の真珠湾訪問。これでやっと戦後の清算が終わりました。そしてアメリカは未知数のトランプへ。
いよいよ日本が世界にはばたく年がやってきそうな予感がします。

所で今年最後のエントリーは、この一年、どうしても気になっていることを書いてみます。

気になること・・・、それは太陽活動が大いに低調な事

太陽活動は黒点が多ければ活動は活発、黒点が少なければ不活発、こうなるのですが最近無黒点の日が時々あります。しかし今までは無黒点と大騒ぎしていましたが、もう今は話題にもなりません。

この太陽活動については過去何度もエントリーしました。

太陽はご機嫌斜め
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1278.html
太陽はご機嫌斜め<続編1
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1280.html
太陽はご機嫌斜め<続編2・温暖化ど~たら論
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1281.html
太陽はご機嫌斜め<最終回、処方箋は?
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1282.html
温暖化詐欺が隠し切れなくなってきた
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1139.html


さて現在の太陽活動周期は第24期ですが、この24期は2008年12月に始まっていますので、もう8年経過と言った所。
その前の23期は1996年5月に始まり2008年12月まで、活動期間は12.6年でした。
太陽活動が約11年周期という事はよく言われていますが、実際は結構山谷があります。しかし活動周期が12年を超えたのは1755年から始まるこの活動周期で第4太陽周期・第5太陽周期・第6太陽周期と1843年から始まる第9活動周期の4回しかありません。いずれも江戸時代のことです。この活動周期の長さは太陽活動が活発な時は短く、不可発な時は活動周期が長くなることが分かっています。

太陽活動周期リスト
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E6%B4%BB%E5%8B%95%E5%91%A8%E6%9C%9F%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88

太陽活動は今現在大変不活発な状態ですが、観測結果が教えること、それは江戸時代の頃以来の太陽活動が低調な時代にもう既に入っているという事です。


太陽活動が低調になると寒冷化する、これも過去何度のエントリーしました。
しかし世界は地球温暖化で大騒ぎしています。

所でこんなグラフを紹介しました

2016-7-29日本の平均気温推移 

日本の平均気温はこのように100年間で1.14℃上昇しています。これが温暖化の実態です。
しかしこのグラフでは多分実感がありません。昔は冬にはたくさん雪が降ったぞ、だけど今は前々降らないじゃないか。
こんな実感が一般の方だと思う。では日本全体ではなく東京はというと
2016-7-29東京平均気温推移 

このように日本全体の平均とは全く異なる。100年間で3,3℃上昇。これが実感として昔より温暖化したという事の実態。
これは日本全体では(世界ではと言っても大同小異)100年間で1.1℃の気温上昇。しかし東京では100年間で3,3度の気温上昇している。
この差の100年間で2,2℃の気温上昇は都市化が原因である。こう言えると思う。

特に東京のグラフを見ると最高気温は100年間で1,5℃の上昇、しかし最低気温は100年間で4,6℃上昇している。だから都市化による温暖化というのは最高気温が高くなることでは無い、最低気温が高くなるという事だった。
道理で雪が降らない訳だ。

これからが私の来年の宿題、こんなことを踏まえ、この寒冷化の世界がどうなるか、それを考えていきたいと思います。ただ単に暑い寒いではなく、農業も変わらねばいけないでしょう。インフラの整備はもっと重要になると思います。そんなところを考えていきたいと思っています。


この一年、拙いブログにお付き合いいただきありがとうございました。
来る年が皆様にとって実り多い年となりますよう祈念しております。
では2016年は此れにて。

  1. 未分類
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2016-11-30 19:20

雪とタラの思い出

 今日で11月も終わり、今月はいろいろ話題がありました。まず驚いたのがこれ。

東京都心で初積雪を観測
2016-11-30東京の11月24日の雪 

11月に雪が降ったのが54年ぶり、積雪となると1875年(明治8年)の観測開始以来初めてだとのこと。
でもどうしてこんな雪がというと、地球温暖化のせいで雪が降るんだとか???。
世の中奇奇怪怪ですが、最近は太陽活動が停滞し、太陽黒点数が非常に少ない状態が続いていて、このままで推移すれば江戸時代初めのマウンダー極小期(1645年~1715年までの約70年間)並の寒冷な時代になると予想されている。しかし世の中の報道は温暖化だから雪が降るのだそうだ(苦笑)。

太陽活動の異変については以下エントリー参照ください。
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1278.html
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1280.html
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1281.html
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1282.html



さてそんな可笑しな話は置いといて、思い出話として暑い国タイにかかわる雪の話でも。

タイにはもちろん雪は降らない。しかし不思議なことに雪という言葉はある。「ヒマ」という。
では氷はというと・・・。タイの北部、チェンマイ辺りの山のほうでは冬に氷が張ることはある。しかしタイ語には一語で氷という意味の言葉はない。氷というときは「ナム・ケン」という。ナム(ナーム)=水、ケン=固い、だからナム・ケンは固い水で氷のことを言う訳で、もともとタイ語には氷という言葉が無かった。しかし氷が売られるようになり、冷蔵庫が出来、必要に迫られて作ったのが「ナム・ケン=氷」という言葉である。

どうして雪が無いのに雪という言葉があるか、これはタイの文明はインドから伝わってきたので、物はないが言葉だけ伝わったようだ。このことを説明するときは「ヒマラヤ」の「ヒマ」ですと説明している。(ヒマラヤは古代サンスクリット語で、雪の住居の意)


さてではここからは思いで話。
雪の魚という料理がタイにある。「プラー・ヒマ」という。
プラー=魚、ヒマ=雪なので魚+雪・・・魚雪・・・鱈、そうです、鱈(たら)です。

これがプラー・ヒマ、鱈の煮付と言った所。
2016-11-30プラー・ヒマ 

身が真っ白なので、確かに雪の魚というのもわかる。味は淡白なのでタイ料理の濃い味付けにもよく合います。

鱈は寒い海でとれる魚なので勿論タイでは獲れません。日本から空輸しているものです。
このプラー・ヒマという名前も鱈の漢字が魚+雪、それでプラー・ヒマと付けたのでしょう。
尚鱈という漢字は国字、つまり日本で作った漢字なので中国にはこの漢字は無い。誰か日本人が鱈をタイに持ち込み、魚+雪だからと名づけたのだと思います。
雪の話から鱈へ、食いしん坊の食い物の話でした・・・。


  1. 未分類
  2. TB(0)
  3. CM(4)

2016-11-19 17:02

GHQが作った歴史の空白、焚書の話

  11月10日のエントリー「トランプが大統領になる」で戦後71年の頸木からの脱却としてGHQによる焚書を取り上げた。
しかしこの件は殆ど報道されることもないが、日本の真の独立のためにはどうしても避けて通れない事と思う。少なくとも他国の副大統領から、『日本の憲法は俺たちが書いた』などと言われるような情けない事。この根源にこの焚書がある。

幸い現在発売中の雑誌Will12月号(10月26日発売)に西尾幹二先生が「GHQ焚書図書開封シリーズ 現在にひびく占領軍の思想的犯罪」という論文を発表している。
大変貴重な論文なのだが、私が持っているのは西尾先生のこの著書

GHQ焚書図書開封  西尾幹二著 2008年6月30日 徳間書店刊
2016-11-19GHQ焚書図書開封 

内容はまさに驚異的な内容なのだが、その中で西尾先生がGHQ焚書とはどういうものか解説されている。以下は上掲Will12月号からの引用(P61~62)

『GHQ焚書図書開封』

 GHQによる「焚書」と言っても、ピンとこない方がまだまだ多いかもしれません。これは米占領軍が、自分たちに都合の悪い書物を日本国民の目から隠すため、戦前・戦中に日本で刊行された七千七百点(7769点)(数百万冊)もの本を廃棄させ、パルプにしてしまった、非文明的な行為のことです。米軍は「焚書」とは言わず、confiscationという言葉を使い、日本政府はそれを「没収」と訳していました。
 長らく日本国民に秘匿されていたその実態と、「没収・廃棄」された書物の内容を明らかにするため、私は二〇〇八年以来、『GHQ焚書図書開封』シリーズを八年かけて徳問書店より刊行し続け、第十二巻にあたる新刊『日本人の生と死』で、ひとまず区切りをつけました。
 その第一巻『GHQ焚書図書開封 米占領軍に消された戦前の日本』では、焚書とは何かを論じ、焚書のいきさつを語り、発掘した焚書をもとに新たな歴史の提示を行っています。以下、ご参考までに各巻の標題の一覧をここに掲げます。

『GHQ焚書図書開封』シリーズ
1 米占領軍に消された戦前の日本
2 バターン、蘭印・仏印、米本土空襲計画
3 戦場の生死と「銃後」の心
4 「国体」論と現代
5 ハワイ、満洲、支那の排日
6 日米開戦前夜
7 戦前の日本人が見抜いた中国の本質
8 日米百年戦争~ベリー来航からワシントン会議
9 アメリカからの「宣戦布告」
10 地球侵略の主役イギリス
11 維新の源流としての水戸学
12 日本人の生と死
  (徳間書店刊、6巻までは徳聞文庫もある)
 お読みいただければ、日本が何ゆえに戦争をしなければならなかったのか、そのときの日本人の心理はどのようなものだったか、アメリカは日本国民に何を隠したかったか、そして、いかにしてアメリカが日本の伝統と日本人の精神性を根こそぎ破壊しようとしたかがおわかりいただけるはずです。
<引用ここまで>

そして西尾先生も心底驚いているのが日本人協力者の名前。
日本人協力者は東京大学文学部が中心で、担当は2名の助教授(当時)尾高邦雄、金子武蔵と法科教授の牧野英一(多分この人がリーダー)、西尾先生は東大文学部出身で、著書によれば西尾先生の卒業当時、金子武蔵は文学部長だった、だから西尾先生の卒業証書はこの人の名前で発行されているはず、そんなことを書いている。これでは西尾先生も驚くはずだ。
また牧野英一は後に文化勲章を受章している(1950年、昭和25年)、オイオイ!、日本の思想・文化を破壊したやつが文化勲章か?。

そして西尾先生はこの当時の東大総長が南原繁であることを指摘し(当然承認しているだ)、南原は時の総理大臣吉田茂から「曲学阿世の徒(学を曲げ、世に阿るヤカラ)」と罵倒されるような悪いことを色々やっていたと指摘している。

曲学阿世の徒・・・、私も子供の頃この言葉を聞いた記憶がある。もっともその頃にはこんな言葉の意味など分からないが、この焚書に関しての話を読んでやっと納得した。
確かに南原は曲学阿世の徒、間違いない。
(参考までに、この言葉は吉田首相がサンフランシスコ講和会議を中ソ抜きで行おう(単独講和)とする政府を批判し、中ソを入れた全面講和を主張した南原東大総長を批判した言葉。この時中ソを入れていたら、日本はスターリンと毛沢東に無茶苦茶にされたはずだ)

さてそんな焚書なのだが、その具体例として前回紹介したマリア・ルス号事件、これを次回のテーマとしてもう少し書いてみます。百年以上前の事件ではなく、現在につながる話です。


  1. 未分類
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2016-11-17 15:45

反トランプデモに思う事

 アメリカの反トランプデモについてエントリーしたのだが、色々皆さんから情報をいただいたので、私なりに思うことを書いてみたい。


最初にこの反トランプデモ、不思議なことにアメリカのマスゴミはあまり報道しない。どちらかと言えば日本のほうが大騒ぎしている感があるのだが、そんな中WSJにこんな記事があった。

【オピニオン】トランプ氏抗議デモは「カタルシス」
統一テーマ不在で、怒れる人々の集合体に過ぎず
2016 年 11 月 14 日 15:28 JST

http://jp.wsj.com/news/articles/SB10043214266851864327604582435620739712012?mod=trending_now_2

2016-11-16反トランプデモ@NY 
全文は長いので文末に全文引用しましたが、その要点はこんなもの。

デモは持っているプラカードに書いてあること、デモ参加者の叫んでいること、これらはバラバラで統一された理念でデモが行われている訳ではない。持っている旗・国旗もバラバラである。
但しクリントン支持ではない
こんな事でこのデモは「カタルシス」と言える。
注:カタルシスとは、三省堂辞書によれば、「心の中に溜まっていた澱(おり)のような感情が解放され、気持ちが浄化されること」

そんなことでこのデモ騒ぎ、簡単には落ち着かないかもしれないがいずれ消滅するだろう、こんな見立てである。


しかし私にはこのデモ騒ぎ、もっと深いところに問題があるのではないかと見ている。前回の反トランプデモエントリーでも書いたのだが、黒幕は左翼投資家ソロスだという。

そして前回のエントリーに「けいさん」という方から情報をいただいた。
「NYでは、時給$35の10時間拘束で募集してました。トランプタワーの前まで行進したやつです」

また太玄さんからいただいた情報、これはデモ参加者を送迎するバスの写真
なんと韓国人が一枚噛んでいるとのこと。
2016-11-17反トランプデモのバス 

このバスを使うやり方で私はピンとくるものが有る。
不特定多数を金で呼び寄せてデモをする場合、カネの支払い方法が一番問題なのだが、バスが有れば最初にバスの中で何か番号札のようなものを渡し、デモが終わってバスに帰ってきたら、バスの中で番号札と引き換えに金を渡す。
こうすれば金の受け渡しが外部に見られることもない、大変いい仕組みなのだ。

こんなやり方はタイのタクシン派デモでやられていた方法と似ている。誰でも考えることは同じだ。
また私は詳しくないが、アラブの春で独裁政権を倒したり、ウクライナのオレンジ革命だったり、同じようなことでデモを煽ったりしたのではないだろうか。
但し発展途上国とアメリカは違う、発展途上国で通用した方法がアメリカでも通用するかというと、いくら何でもそれは無理だろう、そんな風に考えている。しかしソロスが簡単にあきらめるとは到底思えないのだが・・・。



WSJ記事は有料のため、全文を文末に添付するつもりで添付忘れしました。恐縮です。
以下が全文です、ご参考までに
<以下引用>
【オピニオン】トランプ氏抗議デモは「カタルシス」
統一テーマ不在で、怒れる人々の集合体に過ぎず

2016 年 11 月 14 日 15:28 JST

 次期米大統領にドナルド・トランプ氏が選出されたことに抗議するデモが収まらない。12日午後には、数千人のデモがニューヨークの5番街をユニオンスクエアからトランプタワーまで行進した。数日前から同様の抗議集会がロサンゼルス、ポートランド、シカゴなど全米各地で開かれていた。トランプ氏はデモ参加者の情熱が大好きだとツイートする一方、その多くはプロの活動家だと批判した。

 先週8日の投票後にまぎれもない選挙結果が判明したのに、そもそもなぜ抗議するのか。手がかりは参加者の掲げるプラカードにある。「F」ワード(訳注:汚いののしりの言葉)はもちろんのこと、「トランプ」、「ジュリアーニ」(トランプ氏を応援してきたルドルフ・ジュリアーニ元ニューヨーク市長)、「警察」、「家族重視」、「選挙制度」、「ニュート」(共和党のニュート・ギングリッチ元下院議長)、「アルパイオ」(アリゾナ州のジョー・アルパイオ保安官)、「トランプのAmerikkka」(KKKは白人至上主義団体の名称)など。ある女性はトランプ氏が税金を払わなければ自分も払わないと宣言。(アドルフ・ヒットラーをもじって)「アドルフ・トランプ」とあざけり、「痴漢の親玉」は「手を触れるな」と警告するものもあった。

 見識ある大学生は謝罪のメッセージを掲げた。「ご不便をおかけします。世界を変えようとしているので」あるいは「私の国が人種差別者でごめんなさい」といった具合。中でも最も人気だったのは「私の大統領ではない」だ。

 統一的なテーマを見つけるのは難しい。考えがみなそれぞれ違うからだ――戦争捕虜はヒーローだ、黒人の命は大切だ、オバマケア(医療保険制度改革)に家庭医を、スティーブ・バノン(トランプ陣営の最高責任者で保守系サイト「ブライトバート・ニュース」会長)は退場せよ――。

 群衆が叫ぶスローガンも一様ではない。多くはトランプ氏が公言した政策や個人的スタイルに強く反発していた。「大声で言おう、はっきり言おう、難民は歓迎されている」と叫ぶ声があった。男性は「君の体のことは、君が選ぶべき」と言い、女性は「私の体よ、私が選ぶ」と応じた。政策を批判するのにユーモアも忘れない。「彼の手はあまりに小さい。壁なんて作れない」

 ありとあらゆる旗――レインボー(性的少数者を示す)、プエルトリコ、無政府主義、社会主義オルタナティブ、メキシコ、米国(冒とくするものやそうでないもの)――が振られた。しかし、いかなる統一理念のもとにデモ参加者は行進していたのか?

 敗れたヒラリー・クリントン候補への支持ではない。確かに同氏の支持者は当初、「#ImStillWithHer」(それでも彼女とともにいる)というメッセージで存在感を示した。トランプ氏が第3回テレビ討論会で「なんて嫌な女だ」と侮辱したのを引き合いに「私たちは嫌な女、その通り」と叫び、「彼女とともにいる」と唱和した。しかしあっという間にそれは消滅した。

 クリントン氏の敗因を批判する声もない。史上まれにみる嫌われ者同士の対決で民主党が負けた理由を考えるより、群衆は声を合わせることに喜びを見いだした。

 私は徐々に理解し始めた。このデモは何かに怒る人々の集合体に過ぎないと。1960年代の左派運動を示すバッジを着けた白髪交じりの活動家は若い革命論者に語りかけていた。「全米家族計画連盟」のバッジを着けた男性は子どもを乗せたベビーカーを押し、「革命的共産党」を名乗るメンバーはビラを配っていた。中年女性グループは筆者にジャーナリストとして自由を享受できるうちはそうすべきだと警告した。

 異種混交のメッセージを掲げるデモは、主にプライマル・スクリーム(訳注:原初の叫びを表現することで抑圧してきた感情を解き放つ心理療法)として機能しているようだ。23歳の建築基準コンサルタント、クレア・ビーチさんは「カタルシス(精神浄化)のようなものだ」とし、「抗議することしかできない」と語った。

 ビーチさんが認めたように「大きな変化が起きるとは期待していない。ただ、こういう結果になったのに、何も声を上げないのは惨めだと思っただけだ」

 唯一、参加者の誰もが支持しそうな政策は、選挙人団の廃止だ。「一般投票の得票数ではこちらが勝ったのに」と訴える声は共通だった。 21歳のニューヨーク大の学生、エドゥアルド・エステバさんは「このせいでブッシュ(前大統領)が当選し、トランプ氏が当選した」と不満をあらわにした。ただ、どれだけこの抗議活動の規模が拡大しようと、制度はなくならないだろうとエステバさんは話した。

 数千万人の米国人が選挙の結果に納得しておらず、選挙期間中のトランプ氏の発言にもっともな懸念を抱いている。しかしカタルシスは大きな運動には発展しない。ただ旅行者の目を楽しませ、報道陣が集まってくるだけだ。

 この抗議デモはどこまで行くのか? 人々は心底怒っているため、当面は続くだろう。トランプ氏の来年1月の就任式にも支障があるかもしれない。それでもいずれは下火になるはずだ。民主党全国委員会の議長選は、トランプ氏に反発する勢力について、どんな抗議活動よりもはるかに多くを物語るだろう。

 しかし全く希望がなくなったわけではない。あるデモ参加者は友人に打ち明けた。「少なくともこれで私は最初の女性大統領になることができる」
<引用終り>


  1. 未分類
  2. TB(0)
  3. CM(6)

2016-11-14 19:24

反トランプデモ

 アメリカの大統領選挙が終わっった。トランプに決まった。と思ったらいきなり反トランプデモなのか、反トランプ暴動なのか、可笑しな連中が騒ぎだした。
このデモ、暴動、おかしな話だが私には既視感がある。タイのタクシン派のデモとよく似ているのだ。

これが今回のデモの一例

2016-11-14反トランプ2 

かわいい女の子ですね。でもこれってどんな意味?。スペイン語ですが・・・?。
あんた、アメリカ人かね、それともメキシコ人なのかね???。

2016-11-14反トランプ1 
下品なものを持っていますね。この「F□CK」という言葉、日本語にはこんな下品な言葉はありません。

所でこれは2014年のタイ、軍事クーデターでタクシン派インラック政権を倒した直後のタクシン派のデモ。
詳細は以下ブログ参照ください
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-964.html

2016-11-14thai1.jpg 

タイ人たちは「欧米のメディアに見てもらいたい、だからこんな英語のプラカードを持っている」。こう言っていたのだが・・・

2016-11-14thai2.jpg 

こんな下品な言葉はタイ人は使わない。だからこれも欧米向けかな。


所でこの反トランプデモ(暴動)、黒幕は左翼投資家のソロスなのだという。
以下ブログ参照ください。
http://blog.goo.ne.jp/zaurus13/e/5f153aa0d1c6110d045823f43d69d098

このブログによれば、ソロスの仕組んだ反トランプデモは時給15ドルx4時間(=約6千円)位で雇われた連中が暴れているらしい。
まあ、ソロスならウクライナなどでも散々無茶をやっているので納得できる。おまけに彼の財力なら全米で騒動を起こすことなど朝飯前だろう。

所で1日6千円?、はてな?、タイの騒動でも1日6千円くらいで雇われた連中だったぞ。
オイオイ!、グローバリズムとはデモで暴れる日当までアメリカもタイもマル公の相場が有るんかいな(笑)。

こんな連中を暴れさせると、国内の分断が一層激しくなる。アメリカの病は相当重症だ。




  1. 未分類
  2. TB(0)
  3. CM(18)

2014-12-26 22:31

12月26日の思い出

 12月26日、今日はインド洋大津波(スマトラ島沖地震)から丁度10年。
私には色々思い出深い日なので一寸思い出話などを・・・

今から10年前、2004年12月26日、私はタイで仕事をしていた。
正確には何とかして年内には帰国し、その頃体調を崩していた母の介護をしようとしていた。
帰国するため仕事のキリをつけるため、12月30日まで仕事、その日の深夜便に乗って31日帰国。
そんな段取りだった。

とは言うモノの12月26日は休日、せめて最後のゴルフでもとその日友人とゴルフ。
そして当時住んでいたコンドミニアム近くのマッサージ店で足のマッサージをやってもらっていた。
丁度目の前にテレビが有ったので見るともなく見ていると・・・
突然画面が変わり、プーケットでビッグウェーブで被害が出ている、そんな事を言いだした。
「Big wave」、「Big wave」、と騒いでいる。「高さ10メートルのBig wave」なのだと言っている。
「高さ10メートルのBig wave」? そりゃあ津波だぞ、そう思っていると電話がかかってきた。
電話は長女からのモノで、「タイで凄い津波被害が出ている、地震はインドネシア沖らしい。そちらは大丈夫?」
私は丁度今テレビで見たところだけどプーケットからは1000キロ近く離れている、それにプーケットはインド洋に面している。こちらはタイ湾、南シナ海に面しているので全く関係ない、そう返事をしたのだった。

時間がたつにつれ被害の深刻さが分かってくる。
勿論タイ人の間でも話題沸騰であったが、私は兎に角仕事を終りにせねばならない、四苦八苦だった。

そんなこんなで2004年12月31日、この日がタイでの仕事が終わって帰国した私の記念日。
そして正月は母は何とか元気だったものの5日に入院。16日に黄泉の国へと旅立ってしまった。
皆さんから「アンタが帰ってきたから安心して死んだんだよ」と言われるのだが・・・

しかし私には更に義父の介護・葬儀、それが終わったら義母の介護・葬儀、そんな日の始まりの記念日でもあるのがインド洋大津波の日なのだ。
私にしてみると年明け早々、義母の3回忌なのでこれでこの介護生活とも終りと思っていたのだが・・・・・・

今日ある介護関係の人から電話が有った。曰く「私の叔父の人が自宅で転んでけがをしている、すぐ来てくれないか。」そんな話だった。その叔父には3人の息子はいるのだが遠方に住んでいたりで頼りになるのは長男だけ。その長男が二日ほど前、別の病気で緊急入院中。

そんな事情で今日一日、叔父を病院に連れて行ったりで大変だった。
結局走り回っていたので昼飯も食えず・・・、ブツブツ。
明日もその延長戦で叔父の家に出かけることになっている。マタマタ老人介護生活に入りそうな予感・・・
どうも私には12月26日は厄日になってしまったようだ。

思い出話はこんな所にして、又また寒波が来そうですね。
先週の寒波では当地方の雪はこんなモノでした。
(18日の積雪)

2014-12-26雪景色(18日)その2

2014-12-26雪景色(18日)その1

このワンコは置物です。
でも何となく雰囲気は良いかもしれません。
  1. 未分類
  2. TB(0)
  3. CM(2)