2017-03-28 17:36

英科学雑誌 日本の科学研究の失速を指摘

 日本の科学技術が失速している、こんな衝撃的な指摘が報道されている。
指摘したのはイギリスの科学雑誌「ネイチャー」、それをNHKが報道している。

私はこれをDHCシアターで見たのだが、ちょうどその時のコメンテーターが武田先生。武田先生は予算配分の問題という解説をされていたのだが、この問題は根が深そうだ。
最初にどんな報道かというと

<以下引用>
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170323/k10010921091000.html

英科学雑誌 日本の科学研究の失速を指摘
3月23日 4時36分
世界のハイレベルな科学雑誌に占める日本の研究論文の割合がこの5年間で低くなり、世界のさまざまな科学雑誌に投稿される論文の総数も日本は世界全体の伸びを大幅に下回ることが、イギリスの科学雑誌「ネイチャー」のまとめでわかりました。
「ネイチャー」は、「日本の科学研究が失速し、科学界のエリートとしての地位が脅かされている」と指摘しています。イギリスの科学雑誌「ネイチャー」は、日本時間の23日未明に発行した別冊の特別版で日本の科学研究の現状について特集しています。

それによりますと、世界のハイレベルな68の科学雑誌に掲載された日本の論文の数は、2012年が5212本だったのに対し、2016年には4779本と、5年間で433本減少しています。

また、世界のハイレベルな68の科学雑誌に掲載された日本の論文の割合は、2012年の9.2%から2016年には8.6%に低下しています。

さらに、オランダの出版社が集計した、世界のおよそ2万2000の科学雑誌に掲載された論文の総数は、2005年から2015年にかけての10年間で、世界全体では80%増加した一方で、日本の増加は14%にとどまり、日本は世界全体の伸びを大幅に下回っています。
特に、日本が以前から得意としていた「材料科学」や「工学」の分野では、論文の数が10%以上減っているということです。

こうした状況について、「ネイチャー」は、「日本の科学研究がこの10年で失速し、科学界のエリートとしての地位が脅かされている」と指摘しています。
その背景として、ドイツや中国、韓国などが研究開発への支出を増やすなか、日本は大学への交付金を減らしたため、短期雇用の研究者が大幅に増え、若い研究者が厳しい状況に直面していることなどを挙げています。

「ネイチャー」は、特集記事の中で、「日本は長年にわたり科学研究における世界の第一線で活躍してきたが、これらのデータは日本がこの先直面する課題の大きさを描き出している。日本では2001年以降、科学への投資が停滞しており、その結果、日本では高品質の研究を生み出す能力に衰えが見えてきている」と記し、長期的に研究に取り組める環境の整備が求められるとしています。
米留学 学生数も減少
論文の発表数が最も多い、世界最大の科学大国アメリカに留学する学生の数でも日本は減少の一途をたどっています。
アメリカの教育関連の非営利組織「国際教育研究所」によりますと、日本から
アメリカへの留学生の数は、1994年度から1997年度にかけては国別で1位で、ピーク時の97年度には4万7073人でした。
しかし、2005年度に3万8712人と4万人を切って以降、大幅な減少が続き、2015年度には1万9060人まで減り、国別で9位と、中国やインド、サウジアラビアや韓国などよりも少なくなっています。

減少の原因について「国際教育研究所」は、日本の少子高齢化や留学の期間と、日本の就職活動の時期とが合わないことなどを挙げています。

一方で、急速に留学生の数を増やしているのが中国で、アメリカへの留学生の数で1998年度に日本を抜いて1位になって以降、ほぼ増加の一途をたどっています。一時はインドに抜かれたものの、2009年度に12万7628人と10万人を超えて再びトップとなり、昨年度は32万8547人と、アメリカへの留学生全体の31.5%を占めるに至っています。

<引用終り>


衝撃的な話だ。これは10年、20年かけてゆっくり衰退してゆくという事を示している。
それがどんな状況か、ネイチャーにはこんなグラフが載っている。

2017-3-28科学技術論文数比較 
http://www.natureindex.com/news-blog/the-slow-decline-of-japanese-research-in-five-charts

凄いグラフではないか。左側の件数のグラフでは、ほかに国は猛烈な右肩上がりのグラフ、それに対し日本はと言えばまったく横ばい。だから右側のシェアーで見ると大きく数値を下げている訳だ。日本一人負けである。

この件は藤井聡先生も危機感をあらわにした論陣を張っている。

【藤井聡】鮮明になる日本の科学技術の凋落――「PB緊縮財政」が日本をここまでダメにした
https://38news.jp/economy/10268

藤井先生はPB(プライマリー・バランス)緊縮財政が原因だとおっしゃっており、確かにその通りだ。
しかしもっとよく見てみると・・・
実は国立大学の金に関してはこんな事がある。
・ 平成16年(2005年)から国立大学の「法人化」が実施され、従来国の予算で運営されていた国立大学が、気にからの補助金で運営する法人になった。

・ 国からの補助金は平成16年度以降毎年1%づつ、平成22年度以降1.3%づつ削減されることとなった。
おいおい、こんな事を10年以上続けてくれば、そりゃあ金が無いのは当たり前だろう。大学には今は金がない。これは由々しき大問題ではないだろうか。

実はこれが小泉純一郎が郵政民営化の陰で仕掛けた日本貶めの罠だった。小泉純一郎は細川のバカ殿と組んだり、変原発運動をやりだしたり、その言動が元総理大臣と思えないものが有るのだが、こんな事でとんでもない「日本下げ」もやっていたわけだ。
そんな経緯があることも忘れてはいけないと思う。

こんな事のため、大学は予算不足で、新しい研究など出来ない状態のようだ。
日本の大学の国際競争力が下がり続けている背景にはこんなカネの面があるという事だった。
道理で聖徳太子を抹殺しようとするような可笑しな連中が、金目当てに変なことを言い出すわけだ。
私にはこれを見て大いに納得したことがある。
何年も前から地球温暖化詐欺と言われ、温暖化懐疑論が取り沙汰されてきたが、最近さっぱり聞かなくなった。温暖化懐疑論者はお役人から金が出ない、そんな事なのだが、その背景には大学自体がカネがない。だから政府の見解に反する研究などしてもらっては困るわけだ。
だから温暖化懐疑論の学者さんが大学から消えてしまった・・・。

色んな意味で日本の科学技術が危機に瀕していることが良く分かった。
藤井先生には大いに頑張ってほしいものだ。

尚この件について、NHKは海外留学生の人数減少の問題も指摘しているが、それには別の側面がある。
この件は別途エントリーします。

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2017-03-27 16:50

中国スパイと工作員の浸透は広く深かった<続編

 3月26日のエントリーで、「中国スパイと工作員の浸透は広く深かった」という事でいろいろ書いたのだが、いま日本にはたくさんの中国人が暮らしている。勿論大部分は善良な学生であり市民として行動している。
しかしいったん何かあれば、中国大使館の命令で「中国のために働く工作員」になることがある。

そんな事例を紹介する。
先ず最初は26日にエントリーで紹介した山岡氏の話の中にこんな一文がある。


「中国スパイと工作員の浸透は広く深かった」より

<以下引用>

中国人留学生ネットワーク

 2014年には、豪州の主要大学で教える中国人講師が本国に帰国した際、当局から4回に亘って尋問されるということがあった。その理由は、彼のクラスの中国人学生が、当該講師が「民主主義の信奉者であり、民主化活動団体に寄付をしている」と虚偽を含めた報告を中国政府に流したからだった。この一件がメディアで報じられて、中国政府による留学生利用の実態が一般に知られるようになった。陳によれば、各大学の留学生向け中国人協会は、中国政府によって作られ、リーダーまで指名され、財政的援助を受けているという。

 上記は豪州の例だが、陳は言う。

 「最大の標的である米国には、少なくとも3倍の数のスパイが潜伏していると聞いている。日本も同様だ」

 中国の軍事技術や宇宙開発の発展の速さに驚かされることがあるが、その背後にはこのような組織的スパイ活動の実態があるのだ。2016年11月、豪州国営放送のインタビューに答えた陳はこうも言っている。 

 「あれから十年以上が経過し、スパイの数は増加しているだろう。中国は今や裕福な国だ。大幅にスパイの数を増やすことが可能だ」

 2014年、米国FBIは中国に留学中の米国人留学生に、スパイにされないよう注意喚起する30分のビデオを作成して公開している。  関東地方のある大学の校門の近くに、小さな中華レストランがある。そこに日本人客は入れるが、日本人学生は絶対に働かせない。

 そして、2008年、長野県内で行われた、北京オリンピックの聖火リレーの際には、何台もの観光バスがこの店の前に並び、大勢の中国人学生をのせて走り去るのが目撃されている。このような拠点が日本全国にあると推測される。日本国内の現状は豪州のそれ以上と考えてしかるべきだろう。スパイ防止法もない日本は、まさにやりたい放題のはずだ。
<引用ここまで>


ここで言及されている「2008年、長野県内で行われた、北京オリンピックの聖火リレー」、これはこんなもの。聖火リレーの周りを五星紅旗を持った中国人が大挙取り囲んだ事件である。

これはその時の状況を伝える売国アカヒ新聞紙面
2014-8-28朝日新聞2008年愛国の旗世界走る 

愛国の旗というのが五星紅旗である。アカヒ新聞は祖国が五星紅旗の国と白状している。

しかしこれを見て、こんなにたくさんの五星紅旗、一体どこにあったんだろう。持っているのは誰なんだ。そう疑問に思う方も見えると思う。

五星紅旗は当時言われていたのは、中国大使館が中国本土に大量に発注し、それを現地で支給した。
旗を持っているのは中国人留学生と日本在住の中国人(ビジネスマンとか研修生とか)と言われていた。上掲の引用文でも、そんな学生などを多数のバスを出して長野まで運んでいたことが目撃されていた、そう書いてある。

そしてこれはこの当時在日中国人ビジネスマンが書いていたブログのコピー。
大使館から聖火リレーの五星紅旗応援隊への参加を強要された状況が書かれている。

実はこの方はこのブログを最後に筆を置いてしまわれた。中国に帰ったのか、それともまだ日本にいるのか、全く不明である。無事ならいいが・・・
そんな事でHN、コメントなどは割愛しました。そんな目で見てください。

2014-8-29朝日記事詳細関連ブログshukushou 


ここに「漢奸」と書いてあります。日本語では「売国奴」という意味ですが、もっと強い意味があります。漢奸と言われたら・・・、殺されても仕方ない、そんな意味の言葉です

そしてもしこの方が日本国内で逃亡し、中国大使館の牙から逃れようとしたら、中国にいる家族は酷い目にあいます。そんな事例はいくらでもあるので、このブログの方も「困った」と言っている訳です。

いま中国人は日本の国内に沢山いるが、大部分はごく普通に暮らしています。
しかし何か事が有れば、即中国大使館の命令で「工作員」になる。そんな事を理解して付き合う必要があるという事だと思います。

日本もやっと共謀罪成立まであと一歩のところまで来ました。次はスパイ防止法。一刻も早い成立が待たれます。

最後に前回エントリーのコメント欄で太玄さんからの情報で、「TVのニュースで少子化の為東京大学を含む日本の有名大学も、学生不足を補うのに大量の中国人留学生を受け入れていると報じていました。」、こんな事が実態とのことです。

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2017-03-26 14:16

中国スパイと工作員の浸透は広く深かった

 オーストラリアで韓国による「売春婦像(慰安婦像)」設置阻止運動をしているAJCN代表 山岡鉄秀氏が中国のスパイと工作員についての論稿を書いている。掲載されているのは雑誌正論4月号なのだが、幸い産経がそれを掲載してくれた。
ここに特に日本人にとても重要なことが載っているので紹介したい。
中国の日本破壊工作の内容が良く分かるとおもいます。

2017.3.25 01:00
【月刊正論4月号】
拉致、麻酔薬、歴史戦…中国の亡命外交官が明かした衝撃の事実 中国スパイと工作員の浸透は広く深かった

但し山岡氏の論稿は長文なので、全文は本文末に掲載することとし、特に私が重要と思った所を引用します。

前回聖徳太子抹殺に関してエントリーしましたが、そこに福沢諭吉貶めもあるとことに触れました。そんな事の内側が分かると思います。

最初にこの山岡氏の話はオーストラリアに隠れている亡命中国外交官の事から始まりますが、この部分は省略し、日本関係について
・・・

最初は「中国総領事館の役割」という項から

<以下引用>

 このように、中国総領事館は反中分子の摘発と監視を行うが、その他の重要任務は、豪州国内で活動するスパイや工作員の統括だ。陳が総領事館で勤務中に目にしたファイルには、豪州国内に約1000人のスパイが配置されていることが書かれていたという。ここでいうスパイには密告者も含まれていて、中国政府が指揮する海外でのスパイ活動には複数のパターンがあると陳は説明する。  
・・・中略・・・
 ここで広く活用されているのが、留学生を使ったネットワークだ。中国人留学生をリクルートして、空港で政府要人を歓迎させたり、反中勢力の活動を監視したり、デモを妨害させたりする。特に親が中国政府の人間だった場合、その留学中の子弟が本業以外の諜報活動をしている可能性が高い。  
 ニュージーランド在住のある日本人家族の息子さんは、そんな中国人留学生を友人に持つ。ある日、その友人がこう打ち明けたという。   
 「中国は本気で日本を盗ろうとしているぞ」 

 息子さんが尋ねた。 

 「盗ってどうするんだ?」  

 友人が答えた。 

 「みんな殺すつもりだ。嫌だが、俺は中国に忠誠を誓わなければならない。お前は日本に忠誠を誓え」

<引用ここまで>

これが中国の本音である。
以前中国の百年マラソンという計画に関してエントリーしたことがあるが、まさしくこれも百年マラソンだと思う。何世代かかろうとも絶対日本を分捕るんだ。そう固く決心しているのだと思う。
そしてこれが重要な事。普段身の回りに普通に中国人がいる。その中国人が本心では上掲のようなことを考えているのだ。もし何かあったら、その時初めて牙をむきだす、そう思っていないといけない、これが中国人の本音という事である。
百年マラソンについては以下エントリー参照ください。
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1194.html


また「日本に罪悪感を持たせ続ける」という項には
<以下引用>
我々AJCNの慰安婦像阻止の活動を耳にした陳(亡命中国外交官)は、次のように語ったという。 

 「中国共産党の日本に対する一貫した戦略は、日本に独り立ちして自分の意見を言わせないよう、中国に対して謝らせ続け、悪いことをしたと罪悪感を持たせ続けることである」 

 最近の中国政府によるアパホテルへの攻撃も、この戦略に忠実に則って行われているのは間違いない。中国当局も、南京で30万人の市民が虐殺されたことを証明できるとは考えていないだろう。南京大虐殺記念館は、戦略的に日本人に対する敵意と憎悪をかきたたせるためのツールであり、史実を伝えるためのものではない。まさに、反日生産工場と言ってよい。  

 つまりは情報戦であり、謀略なのだ。まじめな日本人はこの点が理解できず、事実を争おうとし、本当のことを伝えれば良いと思い込む傾向がある。  

 もちろん、真実を語ることは大切だ。しかし、それだけでは全く不十分だ。中国は1982年に発生した「教科書誤報事件(当時の文部省が侵略を進出に書き換えさせようとしたと誤報された事件)」以来、歴史問題で叩けば日本は容易に膝を屈すると学び、事実検証は無視して歴史問題で日本を徹底的に攻撃してきた。   

 その理由はナイーブな日本人が考えるような「反省しない日本人に中国人が憤っている」のではなく、歴史問題が日本人の最大の弱点だから徹底的にそこを突いてきているのだ。

 いくら誠意を示して謝っても事態は全く改善しまい。中国政府の目的は日本に謝らせ続けることなのだから。そしてもちろん、慰安婦像を世界中に建てようとする行動もまた、日本人の自尊心を打ち砕き、罪悪感と自己嫌悪に埋没させ、世界で孤立させようという戦略に沿って行われている。  

<引用ここまで>

ここまで見ると、聖徳太子抹殺計画もわかる。日本が昔から独立国だった、そんな事を打ち消すためには例え千年以上前の歴史でも書き換えなければいけない、そういう作戦なのだと思う。

以下に山岡さんの論稿全文を掲載しておきます。読んでみると驚くことばかり。
次回この山岡さんの話を、私が実際見聞きしたこととの関連でもう少し書いてみたいと思います。




<以下全文引用>
http://www.sankei.com/world/news/170325/wor1703250001-n1.html
2017.3.25 01:00
【月刊正論4月号】
拉致、麻酔薬、歴史戦…中国の亡命外交官が明かした衝撃の事実 中国スパイと工作員の浸透は広く深かった

オーストラリア・ジャパン・コミュニティ・ネットワーク代表 山岡鉄秀


 去る2月5日、ホテルチェーンのアパ(APA)ホテルが南京大虐殺などを否定するオーナー、元谷外志雄の著作を客室に置いているとして中国政府が反発している問題で、日本在住の中国人約100人が東京都新宿区の同ホテル周辺で抗議デモを行った。一部のネットニュースでは「いかなる政府当局の後ろ盾もない住民による自発的で民主的なデモだった」と伝えられているが、私個人はこれを信じていない。

 理由はふたつある。まず、すでに足かけ三年間もシドニーで慰安婦像阻止活動をリードしている経験を踏まえれば、この手の活動に工作員が介在していないケースなど非常に考えにくいからである。 

 2014年4月から2015年8月まで戦った豪州・ストラスフィールド市のケースでは、中国側から韓国側に声をかけて共闘するスタイルだったが、背後に両国政府が介在していることが明らかだった。現地の韓国系住民からも、北米から工作員が潜入していたことを確認している。

 中国系は現地で買収した会社を拠点としていた。現在進行中の教会の敷地(私有地)に置かれた慰安婦像を巡る問題は、韓国の挺身隊問題対策協議会(挺対協)という、北朝鮮と密接な関係が指摘される政治活動団体の主導で行われている。現地の在住者が突然自発的に行動を起こすことはほぼないと言ってよい。そもそも、中国は一民間企業のアパホテルの言論の自由を無視し、政府観光局が旅行会社に「アパホテルを使うな」と命令するお国柄である。デモだけが民間人によって自然発生的に起こったと考える方が不自然だし、ナイーブすぎるのである。

 もうひとつの理由は、本論文の主題でもある、亡命中国人外交官の告発である。彼の告発は、豪州、米国、日本といった自由主義国に、いかに中国のスパイと工作員が広く深く潜入しているかを教えてくれた。そして、日本に対しては一貫して歴史問題で攻撃し続ける方針が貫かれていることも確認された。  

 今回、在住中国人のデモでみられたソフトなアプローチや、あたかも民間人が自然発生的に行ったと報じるネットニュースは、むしろ、その内実を覆い隠しているのではないだろうか。


拉致と強制送還、法輪功の弾圧

 2005年5月、シドニーの中国総領事館を離れ、妻子と共に豪州政府に政治亡命を求めた外交官がいた。名前を陳用林という。豪州政府の当初の反応は温かいものではなかった。中国の資源爆買いに依存を強める豪州は、中国政府の機嫌を損ねたくなかったからだ。しかし、陳はメディアの注目を集め、保護ビザを獲得することに成功した。そして、陳の覚悟を決めた告白に、全豪が激震することになる。陳は大勢のメディアの前で口を開いた。

 「シドニー中国総領事館における私の役割は反中分子を監視し、本国政府に報告することだった。そして、豪州には1000人以上のスパイが暗躍してあらゆる情報を盗んでいる」

 豪州で自由を手に入れた陳だが、電話はすべて盗聴され、外に出れば尾行される。中国当局の監視は止むことがない。本国に戻れば、確実に処刑されることは容易に察しがつく。陳自身がかつて、監視する側にいたのだ。目的の為なら、拉致も辞さなかったという、陳が自らの経験を語った。  

 豪州に不動産を買って、妻子を逃がす中国要人は少なくない。陳らは、そのような要人の拘束と本国への送還を行うために、豪州在住の息子の拉致を計画した。

 麻酔薬で息子を眠らせ、漁船で沖合の公海上に停泊させた貨物船まで運び、そこから父親に電話をさせ、本人であることを確認させてから、本国にすぐ戻るよう脅迫した。父親は帰国に同意したが、帰国するなりただちに裁判にかけられ、死刑判決が出された。 

 陳はまた、ニュージーランドでも居住権を持つ女性を拉致し、中国船籍の船で本国に送還したことがあるという。彼女もまた、拷問され処刑された可能性が高い。陳はこのような拉致を在任中に複数回行ったと告白している。  

 そして陳の最重要任務は法輪功信者の監視と弾圧だった。法輪功の信者リストを作って本国に通知する。法輪功の組織にスパイを潜入させて調査もする。信者が領事館にパスポートの更新に来れば、パスポートを没収し、本国へ帰国できないようにする。危険と見なした信者は「610オフィス」に引き渡す?という。

 「610オフィス」とは、1989年6月10日に法輪功弾圧を目的に作られた秘密組織で、全ての中国外務省官僚はその存在を知っているが、中国政府はその存在を否定している組織である。 

 陳によれば、本国に送還され、取り調べを拒否して自殺したとされる法輪功信者のほとんどは実際には撲殺されているといい、「610オフィス」は日本国内にも存在するという。


中国総領事館の役割

 このように、中国総領事館は反中分子の摘発と監視を行うが、その他の重要任務は、豪州国内で活動するスパイや工作員の統括だ。陳が総領事館で勤務中に目にしたファイルには、豪州国内に約1000人のスパイが配置されていることが書かれていたという。ここでいうスパイには密告者も含まれていて、中国政府が指揮する海外でのスパイ活動には複数のパターンがあると陳は説明する。  

 まず、本土から直接送り込まれてくるスパイ、または工作員だ。あらかじめ現地にダミー会社を作ったり、潰れそうになった会社を買収したりして、ビジネスマンとして赴任させる。そのまま現地の企業との商行為を通じて様々な情報を入手し、本国へ送付する。このような会社はスパイ活動の拠点として機能する。  

 我々もそのような会社が存在することは認識していた。このように派遣される者はスペシャルエージェントと呼ばれ、盗聴やGPSによる標的追尾も行うプロのスパイ兼工作員だ。陳によると、さらに、警察学校を卒業した者が、協力者を探す目的で潜入してくるという。  そしてすでに現地で勉強している留学生や、ビジネスマンをエージェントとして活用するパターンだ。金銭的報酬やハニートラップを使って協力者を勧誘する。ここで広く活用されているのが、留学生を使ったネットワークだ。中国人留学生をリクルートして、空港で政府要人を歓迎させたり、反中勢力の活動を監視したり、デモを妨害させたりする。特に親が中国政府の人間だった場合、その留学中の子弟が本業以外の諜報活動をしている可能性が高い。  

 ニュージーランド在住のある日本人家族の息子さんは、そんな中国人留学生を友人に持つ。ある日、その友人がこう打ち明けたという。   「中国は本気で日本を盗ろうとしているぞ」 

 息子さんが尋ねた。 

 「盗ってどうするんだ?」  

 友人が答えた。 

 「みんな殺すつもりだ。嫌だが、俺は中国に忠誠を誓わなければならない。お前は日本に忠誠を誓え」


中国人留学生ネットワーク

 2014年には、豪州の主要大学で教える中国人講師が本国に帰国した際、当局から4回に亘って尋問されるということがあった。その理由は、彼のクラスの中国人学生が、当該講師が「民主主義の信奉者であり、民主化活動団体に寄付をしている」と虚偽を含めた報告を中国政府に流したからだった。この一件がメディアで報じられて、中国政府による留学生利用の実態が一般に知られるようになった。陳によれば、各大学の留学生向け中国人協会は、中国政府によって作られ、リーダーまで指名され、財政的援助を受けているという。

 上記は豪州の例だが、陳は言う。

 「最大の標的である米国には、少なくとも3倍の数のスパイが潜伏していると聞いている。日本も同様だ」

 中国の軍事技術や宇宙開発の発展の速さに驚かされることがあるが、その背後にはこのような組織的スパイ活動の実態があるのだ。2016年11月、豪州国営放送のインタビューに答えた陳はこうも言っている。 

 「あれから十年以上が経過し、スパイの数は増加しているだろう。中国は今や裕福な国だ。大幅にスパイの数を増やすことが可能だ」

 2014年、米国FBIは中国に留学中の米国人留学生に、スパイにされないよう注意喚起する30分のビデオを作成して公開している。  関東地方のある大学の校門の近くに、小さな中華レストランがある。そこに日本人客は入れるが、日本人学生は絶対に働かせない。

 そして、2008年、長野県内で行われた、北京オリンピックの聖火リレーの際には、何台もの観光バスがこの店の前に並び、大勢の中国人学生をのせて走り去るのが目撃されている。このような拠点が日本全国にあると推測される。日本国内の現状は豪州のそれ以上と考えてしかるべきだろう。スパイ防止法もない日本は、まさにやりたい放題のはずだ。


工作員の暗躍と監視される移民社会

 前述したように、慰安婦像設置を推進した団体の背後には本国から送り込まれた工作員の暗躍がある。これまで平和に暮らして来た市民が、いきなり組織的な活動を起こすのは不自然だ。工作員の活動によって、普段は平和的だった地域が、突然反日の炎に包まれてしまうのだ。

 その理由のひとつは、陳の告発で説明されている。中国総領事館の任務のひとつは、現地の中国系住民の監視と統制だからだ。中国人コミュニティや留学生協会の代表のほとんどは中国政府に繋がっている。好きでやっているとは限らないが、逆らえば何をされるかわからない恐怖があるので、従わざるをえない。いつ同胞に告発されるかもわからない。あなたの街に住む中国人も、このような状況下に置かれていることに変わりがない。


無実の父が殺害された過去

 陳自身、文化大革命が吹き荒れる1971年、無実の父親が当局に拉致され、拷問の末に殺害された経験を持つ。その後苦労して大学に進み、在学中に天安門事件に遭遇、多大なショックを受ける。

 それにも拘らず、外務省入省後には徹底的な再教育を受け、いつしか罪のない人々を弾圧する側に回ってしまったのだ。彼の仕事を通じて殺された人もたくさんいただろう。共産主義の洗脳の恐ろしさを見せつけられる思いだ。  

 私の脳裏に浮かぶのは、かつて部下だった中国人女性たちだ。いずれも秀才で品行方正な模範社員だった。陳同様に、高度な人材といえる。ある意味、彼女たちは中国から流出した頭脳だ。しかし、完全に洗脳されていて、「天安門で学生を弾圧しなければ、今日の経済的発展はなかった」とまじめな顔で言っていたのを思い出す。  

 彼女たちはみな、共産党配下の青年組織に属しているようだった。彼女たちもまたスパイとしての顔を持っているのだろうかと思うと憂鬱になる。この相互不信こそが、共産主義の特徴でもあるのだが…。


日本に罪悪感を持たせ続ける

 ここまで読めば、日本政府が現在進めている移民政策がどのようなリスクをはらむかご理解頂けるだろう。   

 2016年9月、ニューヨークを訪問中の安倍首相が「一定の条件を満たせば世界最速級のスピードで永住権を取得できる国にする。乞うご期待です」と講演で宣言した。そして今年1月、法務省は外国人の永住許可について、高度な能力を持つ人材に限って 許可申請に必要な在留期間を最短で「1年」に短縮する方針を発表した。  

 高度人材であればあるほど、高度なスパイや工作員になるだろう。したがって、盗まれるものの価値も破格に大きくなり、国家に与えるダメージも計り知れないのだが…。  

 私は陳の存在を耳にはしていたが、最近、現地のスタッフを通じて彼からのメッセージを聞くまでは、はっきりと認識したことはなかった。我々AJCNの慰安婦像阻止の活動を耳にした陳は、次のように語ったという。 

 「中国共産党の日本に対する一貫した戦略は、日本に独り立ちして自分の意見を言わせないよう、中国に対して謝らせ続け、悪いことをしたと罪悪感を持たせ続けることである」 

 最近の中国政府によるアパホテルへの攻撃も、この戦略に忠実に則って行われているのは間違いない。中国当局も、南京で30万人の市民が虐殺されたことを証明できるとは考えていないだろう。南京大虐殺記念館は、戦略的に日本人に対する敵意と憎悪をかきたたせるためのツールであり、史実を伝えるためのものではない。まさに、反日生産工場と言ってよい。  

 つまりは情報戦であり、謀略なのだ。まじめな日本人はこの点が理解できず、事実を争おうとし、本当のことを伝えれば良いと思い込む傾向がある。  

 もちろん、真実を語ることは大切だ。しかし、それだけでは全く不十分だ。中国は1982年に発生した「教科書誤報事件(当時の文部省が侵略を進出に書き換えさせようとしたと誤報された事件)」以来、歴史問題で叩けば日本は容易に膝を屈すると学び、事実検証は無視して歴史問題で日本を徹底的に攻撃してきた。   

 その理由はナイーブな日本人が考えるような「反省しない日本人に中国人が憤っている」のではなく、歴史問題が日本人の最大の弱点だから徹底的にそこを突いてきているのだ。

 いくら誠意を示して謝っても事態は全く改善しまい。中国政府の目的は日本に謝らせ続けることなのだから。そしてもちろん、慰安婦像を世界中に建てようとする行動もまた、日本人の自尊心を打ち砕き、罪悪感と自己嫌悪に埋没させ、世界で孤立させようという戦略に沿って行われている。  

 韓国は完全に中国に利用されているのだが、恨の激情に溺れて自らを見失い、わざわざ国を溶解させようとしている。中国共産党の対日戦略は、実はあきれるほど単純で一貫している。  

 したがって、まさに日本人が自立し、自分の頭で考えて、自分の意見を持ち、自虐コンプレックスという戦後敗戦レジームから抜け出せば、それが中国の対日戦略を打ち砕くことになる。陳はさりげなくそのことを我々に伝えたかったのかもしれない。


国防動員法は機能するか?

 私はAJCNの現地スタッフを通じて、陳に質問を投げかけてみた。 「中国の国防動員法は機能すると思うか? 海外の中国人は共産党の命令に従って蜂起するか?」 

 国防動員法とは、中国で2010年7月1日に施行された法律で、「中国が有事の際には、金融機関、陸・海・空の交通輸送手段、港湾施設、報道やインターネット、郵便、建設、水利、民生用核関連施設、医療、食糧、貿易など、あらゆる分野が政府の統制下に置かれる」とするもので、海外に住む中国人も対象となり、有事の際には中国軍に呼応して破壊活動や軍事活動を行わなくてはならない、と解釈されている。  陳は国防動員法を重く受け止めているようだった。陳は言う。 

 「日本でも豪州でも、中国籍のままの中国人は間違いなく従わなくてはならない。拒否すれば処刑されうるし、本国の家族や親せきが代わりに処刑されたり投獄されたりする可能性があるからだ」 

 たとえ日本の永住権を取っていても、最初から工作目的で来ている人間は確実に破壊行為を実行するだろう。高度な人材であれば、単純な暴力行為ではなく、中枢システムの破壊など、巧妙なテロ攻撃を仕掛けてくる。その準備のために移民として潜伏する工作員が必ずいる。  

 ただ、陳はこうも付け加えた。

 「豪州在住の中国人は、すでに共産主義の独裁制に疑念を抱いているものも多く、昔に比べれば洗脳の度合いが下がっている。おそらく、最終的には中国政府に進んで従うもの、いやいや従うもの、拒否するもの、に分かれるだろう。そして、豪州政府もその区分で対応するだろう」  

 その割合はその時が来るまで彼にもわからない。日本にいる中国人が、中国籍のままの人間の割合が高ければ、それだけ人民解放軍に呼応する人間が多いということだ。


中共の文化侵略に注意せよ

 陳のメッセージには新たな警告も含まれていた。それは、中国共産党による、文化を使ったソフト侵略に気を付けろ、というものだ。その先兵が「孔子学院」という中共の国策文化センターだという。「孔子学院」とは、中国政府が海外の大学と提携し、中国の費用で「中国語を学び、中国文化を普及させる」ことで中国との友好関係醸成を図る目的で設置される公的機関ということになっている。普通、提携する大学の名前を冠していて、「早稲田大学孔子学院」や「立命館大学孔子学院」など、日本でも14校ほどの大学が置いている。高校や中学校向けに「孔子学級」もある。 

 一般の語学学校よりも安く中国語を学んだり、中国への留学もできたりするために、人気を博しているが、米国やカナダでは閉鎖する大学も出てきた。明らかに「中国のプロパガンダ機関」であることがわかってきたからである。中国にとって都合のいいことばかりを教える、ソフトな洗脳機関に過ぎない。これも海洋進出を図る軍事力強化と対になった中国共産党の世界戦略だ。しかし、必然的に言論の自由はなく、中国の人権問題やチベット問題について議論することはできない。また、いくつかの孔子学院の所在が、米国のシンクタンクや大使館に対する情報収集活動拠点となっているという嫌疑もある。  

 このように、平時においてもあらゆる謀略と工作が行われているのが国際社会である。陳は、次第に法輪功の信者に深く同情するようになり、800名に及ぶ信者の氏名リストを上層部に報告せず、削除してしまった。

 後任者がそれを発見すれば、間違いなく本国で投獄され、処刑されることもあり得る。陳は任期の終了と共に亡命することを決意した。「命を狙われている」と陳は今も自覚している。中国当局が好む暗殺方法が、不慮の事故を装うことだということも知っている。豪州政府内にも中国人スパイが潜伏していることも把握している。  

 日本政府の移民政策を見て、中国共産党が「これで武力に拠らずに日本を征服できる」とほくそ笑んでいるのは間違いない。このような間接的侵略なら米国も阻止できないだろう。日本人のナイーブさにとことん付け込めば、日本は自壊する。日本を倭人自治区として占領できれば、中国共産党のレゾンデートル(存在意義)は盤石だ。安倍首相と日本政府の耳に、陳用林の命がけのメッセージは届くだろうか? それとも、この日本を敵性覇権国家に最も都合よく差し出してしまうのだろうか?「乞うご期待」とは誰に向けた言葉だったのだろうか?  

 中国人スパイと工作員の浸透は広く深い。それは移民を利用して拡大し続ける。表面的に平和的なデモや、わざわざ「当局の関与はない」と断言する報道に惑わされてはいけない。裏からスパイと工作員、表から歴史問題と、日本は戦略的に挟撃されているのだ。日本人はその現実を直視しなくてはならない。

■山岡鉄秀(やまおか・てつひで) 昭和40年、東京都生まれ。2014年、豪州・ストラスフィールドで起きた慰安婦像設置の動きを知り、『Australia-Japan Community Network(AJCN)』を結成。圧倒的劣勢を覆し、2015年、同市での慰安婦像の設置阻止に成功。

※この記事は、月刊「正論4月号」から転載しました。

<引用終り>
  
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2017-03-24 14:37

護衛艦「くらま」退役に思う事

 海上自衛隊の護衛艦「くらま」が3月22日に退役した。

【防衛最前線(114)】ありがとう護衛艦「くらま」 日本の海を護り続けた36年
http://www.sankei.com/premium/photos/170323/prm1703230007-p1.html

2017-3-24有難う護衛艦くらま 

2017-3-19護衛艦くらま 


「くらま」の後継艦は海上自衛隊最大の護衛艦「かが」、いずも級護衛艦の2番艦である。

就役した護衛艦「かが」、隣は同型の1番艦「いずも」
2017-3-23護衛艦かが就役と同型艦いずも 


さてここからは私の護衛艦「くらま」についての思いで話。

私はタイで仕事をしていたころ、護衛艦「くらま」を訪問したことがある。2000年6月に「くらま」が海上自衛隊のタイ訪問の旗艦としてやってきた。そこでの艦上レセプションに出席したことがあり、ここで自衛官の方と親しく話をすることが出来、大変感銘を受けた。
その折の話のうち「空母が日本にも必要だ」という話は先回書いた
それ以外に特に印象に残っているのは、自衛官の方が言っていた「補給」に関する話。海上自衛隊の艦艇は燃料でも食料でもすべて満タンの7割になったら補給する、この為日本からタイに来るのも真っすぐには来られず、途中で補給せねばならないので大変だ。しかしこれは万一の時「即対応できる体制」のためには必須、だからこれを厳格に守っている。こんな話だった。

この話を聞いて納得した。大災害の時など自衛隊はただちに出動してくれる。(最近では東日本大震災の時もそうだったのは忘れてはならない)。しかしそんな事の陰には毎日毎日の活動の時、万一に備えて燃料や食料まできちんと管理している。その為面倒でもきちんと補給している。
こんな活動があるからこそ、万一に対処できるのだと。

この話を聞いて私もタイでの仕事の中身、特に在庫管理について色々見直してみた。所が自衛隊並みに管理するのは並大抵ではない。かなり発想の転換が必要なのだ。

例として車のガソリン補給を考えてみると分かる。
東京から西へ大阪方面に向かうとしよう、行程は約550キロ。車の燃料タンクは60リッターだが警告灯がつき始める残り10リッターの所までで50リッター使える、燃費はリッター10キロとすると・・・
普通なら東京から京都辺りまで(約500キロ)走れる。ほぼ目的地近くまで行けるわけだ。
それを満タンの7割で補給することにすると、満タンの3割は約18リッターなので、静岡辺りで給油。次に名古屋辺りで給油、最後に京都辺りでまた給油でやっと目的地に着く。
これじゃあ、やってられないですね。
がしかし、こういった面倒なことを黙々とこなしていればこそ、いざと言うとき即出動できるわけ。

護衛艦「くらま」は私にとってはタイでの仕事のレベルアップに非常に役に立ちました。
その「くらま」が引退する。
「くらま」、本当にありがとう。形は無くなっても、心は生きています。


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2017-03-23 17:05

「不都合」な史実の抹消狙う左翼に警戒を<平川祐弘先生<追記あり

 文科省のお役人様が聖徳太子の呼び方を変える、こんな可笑しな話があったが取りやめになり、私もエントリーした。
聖徳太子の勝ち<追記あり
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1365.html

ここで青山繁晴さんの「中国から学者や役人にいろんな工作があり、その結果こんな事が起こった」と書いたのだが、調べてみるといろんな学者の方がこの問題を大問題として取り上げている。

例えば、
東京大学名誉教授・平川祐弘
【正論】 聖徳太子を「厩戸王」とし、「脱亜入欧」を貶める 「不都合」な史実の抹消狙う左翼に警戒を

拓殖大学客員教授・藤岡信勝
【正論】 周到な「聖徳太子抹殺計画」 次期指導要領案は看過できない 
http://www.sankei.com/life/news/170223/lif1702230029-n1.html

ほかにも色々あるだろうが、皆さん問題にしているのが日本の国体を貶める動きに対する批判で、決して容認できないというものだ。官・学の腐敗に対する問題提起だと思う。
これからも問題は大きくなっていくと思うのだが、特に平川先生の意見は重要と思うので、記録のためアップします。


<以下引用>
http://www.sankei.com/column/news/170315/clm1703150005-n4.html
2017.3.15 08:26
【正論】
聖徳太子を「厩戸王」とし、「脱亜入欧」を貶める 「不都合」な史実の抹消狙う左翼に警戒を 東京大学名誉教授・平川祐弘


 昭和の日本で最高額紙幣に選ばれた人は聖徳太子で、百円、千円、五千円、一万円札に登場した。品位ある太子の像と法隆寺の夢殿である。年配の日本人で知らぬ人はいない。それに代わり福沢諭吉が一万円札に登場したのは1984年だが、この二人に対する内外評価の推移の意味を考えてみたい。

 ≪平和共存を優先した聖徳太子≫

 聖徳太子は西暦の574年に「仏法を信じ神道を尊んだ」用明天皇の子として生まれ、622年に亡くなった。厩(うまや)生まれの伝説があり、厩戸皇子(うまやどのみこ)ともいう。推古天皇の摂政として憲法十七条を制定した。漢訳仏典を学び多くの寺院を建てた。今でいえば学校開設だろう。

 仏教を奨励したが、党派的抗争を戒め、憲法第一条に「和ヲ以テ貴シトナス」と諭した。太子は信仰や政治の原理を説くよりも、複数価値の容認と平和共存を優先した。大陸文化導入を機に力を伸ばそうとした蘇我氏と、それに敵対した物部氏の抗争を目撃したから、仏教を尊びつつも一党の専制支配の危険を懸念したのだろう。

 支配原理でなく「寛容」をまず説く、このような国家基本法の第一条は珍しい。今度、日本が自前の憲法を制定する際は、前文に「和ヲ以テ貴シトナス」と宣(の)べるが良くはないか。わが国最初の成文法の最初の言葉が「以和為貴」だが、和とは平和の和、格差の少ない和諧社会の和、諸国民の和合の和、英語のharmonyとも解釈し得る。日本発の世界に誇り得る憲法理念ではあるまいか。

 ≪独立自尊を主張した福沢諭吉≫

 ところで聖徳太子と福沢諭吉は、日本史上二つの大きなターニング・ポイントに関係する。第一回は日本が目を中国に向けたとき、聖徳太子がその主導者として朝鮮半島から大陸文化をとりいれ、古代日本の文化政策を推進した。第二回は Japan’s turn to the West 、日本が目を西洋に転じたときで、福沢はその主導者として西洋化路線を推進した。

 明治維新を境に日本は第一外国語を漢文から英語に切り替えた。19世紀の世界で影響力のある大国は英国で、文明社会に通用する言葉は英語と認識したからだが、日本の英学の父・福沢は漢籍に通じていたくせに、漢学者を「其功能は飯を喰ふ字引に異ならず。国のためには無用の長物、経済を妨る食客と云ふて可なり」(学問のすゝめ)と笑い物にした。

 このように大切な紙幣に日本文化史の二つの転換点を象徴する人物が選ばれた。二人は外国文化を学ぶ重要性を説きつつも日本人として自己本位の立場を貫いた。聖徳太子はチャイナ・スクールとはならず、福沢も独立自尊を主張した。太子の自主独立は大和朝廷が派遣した遣隋使が「日出づる処の天子、書を日没する処の天子に致す、恙(つつが)なきや」と述べたことからもわかる。日本人はこれを当然の主張と思うが、隋の煬帝(ようだい)は「之(これ)を覧(み)て悦(よろこ)ばず、〈蛮夷の書、無礼なるもの有り、復(ま)た以(もっ)て聞(ぶん)する勿(なか)れ〉と」いった(隋書倭国伝)。

 中華の人は華夷秩序(かいちつじょ)の上位に自分たちがおり、日本は下だと昔も今も思いたがる。だから対等な国際関係を結ぼうとする倭人(わじん)は無礼なのである。新井白石はそんな隣国の自己中心主義を退けようと、イタリア語のCina(チイナ)の使用を考えた。支那Zh●n★(Zhīnà)は侮蔑語でなくチイナの音訳だが中国人には気に食わない。

 東夷の日本が、かつては聖人の国として中国をあがめたくせに、脱亜入欧し、逆に強国となり侵略した。許せない。それだから戦後は日本人に支那とは呼ばせず中国と呼ばせた。

 ≪学習指導要領改訂案に潜む意図≫

 アヘン戦争以来、帝国主義列強によって半植民地化されたことが中華の人にとり国恥(こくち)なのはわかるが、華夷秩序の消滅をも屈辱と感じるのは問題だ。

 その中国はいまや経済的・軍事的に日本を抜き、米国に次ぐ覇権国家である。中華ナショナリズムは高揚し、得意げな華人も見かけるが、習近平氏の「中国の夢」とは何か。華夷秩序復興か。だが中国が超大国になろうと、日本の中国への回帰 Japan’s return to China はあり得ない。法治なき政治や貧富の格差、汚染した生活や道徳に魅力はない。そんな一党独裁の大国が日本の若者の尊敬や憧憬(しょうけい)の対象となるはずはないからだ。

 しかし相手は巧妙である。日本のプロ・チャイナの学者と手をつなぎ「脱亜」を唱えた福沢を貶(おとし)めようとした。だがいかに福沢を難じても、日本人が言語的に脱漢入英した現実を覆すことはできない。福沢は慶応義塾を開設し、英書を学ばせアジア的停滞から日本を抜け出させることに成功した。だがそんな福沢を悪者に仕立てるのが戦後日本左翼の流行だった。

 これから先、文科省に入りこんだその種の人たちは不都合な史実の何を消すつもりか。歴史は伝承の中に存するが、2月の学習指導要領改訂案では歴史教科書から聖徳太子の名前をやめ「厩戸王」とする方針を示した由である。(東京大学名誉教授・平川祐弘 ひらかわ・すけひろ)
<引用終り>

平川先生の言う「福沢諭吉貶め」については、私は具体的に把握していない。判明したら別途紹介しようと思います。


* 追記します
コメント欄で「かんぱちさん」から福沢諭吉貶めについての情報をいただきました。
重複になりますが、コメント欄の話をそのまま本文に引用します。かんぱちさん、どうも有難うございました。

<以下かんぱちさんのコメント>
17/03/25 かんぱち
反日左翼たちが福澤諭吉を攻撃し始めたようです

以前、まとめサイトで漫画「美味しんぼ」の原作者である雁屋哲が、福澤諭吉を批判していたのを読んだことがあります。雁屋氏は、あの「美味しんぼ」の登場人物たちが「福島へ行った後、鼻血を出した」というストーリーを考えた反日左翼です。 

雁屋哲 - Wikipedia 
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%81%E5%B1%8B%E5%93%B2 

今、検索してみたら、その福澤諭吉批判を本にまとめたようで、左翼メディアや左翼系弁護士のサイトで宣伝していました。 

まさかの福沢諭吉 | 雁屋哲の今日もまた 
http://kariyatetsu.com/blog/1850.php 
「まさかの福沢諭吉」、発刊、そして緊急のお願い | 雁屋哲の今日もまた 
http://kariyatetsu.com/blog/1856.php 

福澤諭吉は民主主義者ではなく軍国主義者だった〈週刊朝日〉|朝日新聞出版 
https://dot.asahi.com/wa/2017011800026.html 

雁屋哲氏『まさかの福沢諭吉』発刊 70年戦争史観への転換点?: 街の弁護士日記 SINCE 1992 at 名古屋 
http://moriyama-law.cocolog-nifty.com/machiben/2016/11/j-875d.html 

「福沢諭吉が日本を大日本帝国に引き戻す!」 | IWJ Independent Web Journal 
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/347887 
>「美味しんぼ」雁屋哲氏らが会見!「チャンコロ」「豚尾兵」…アジア人を罵った元祖ヘイトスピーカー福沢諭吉の正体が12月4日、明治大学で暴かれる! 

※IWJは、テレビのコメンテーターもしていたことがある反日左翼のフリー記者、岩上安身が運営している動画ニュースサイトです。
<引用終り>

雁屋哲がシナに取り込まれ、日本貶めに走るのも困ったことですが、それに提灯をつける反日マスミの存在が悲しいですね。
この件は別エントリーでも取り上げたいと思います。




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