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2020-04-05 10:25

季節は清明、こんな時シナから日本への海路を考える


 昨日は24節気のひとつ「清明」でした。中国では清明節というお祝いで墓参りなどするらしい。
そんな清明について、私にはとても気になることがある。
以前、稲の伝来のルートについて調べていた時分かったこと。日本と中国の間には東シナ海が有り、往来は大変危険だとの常識があるが、その常識とは関係なく自由に往来していた連中がいる。倭寇である。

その倭寇の襲撃には時期が決まっていて、年2回あるのだという。
その倭寇の襲撃時期は旧暦の清明節(春分の日の15日後、今年は4月4日)から5月までの1~2ヶ月と、重陽節すなわち旧暦の9月9日(今年なら10月25日)から1ヶ月弱の間がその時期であった。

この倭寇の襲撃時期というのは、中国から日本へ小さな船でもたどり着ける時期。今中国は武漢肺炎で大騒動だが、そんな時心配なのがボートピープル。
そして、倭寇が暴れていた時期は中国から日本へ小さな船でもたどり着ける時期だということです。

丁度いまはそんな時期になった。これをシナからの難民を考えるうえで重要だと思う訳です。


そんな事で昔のエントリーで稲の伝来について考えたのですが、その記事から中国と日本との間の往来に絞って記事を纏めなおしてみました。

稲の伝来に関しての古いエントリーはこの記事
『古代の海の道から現在を考える  2014-11-24 17:52』
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1036.html


最初に倭寇が東シナ海を跋扈していた時の襲撃ルート

倭寇の侵略地とルート(中国の海商と海賊:山川出版社刊より)
2014-11-22倭寇の侵略地

その倭寇については良く分からないが、ほとんど唯一ともいえる倭寇を描いた図によれば

倭寇図巻(東京大学史料編纂室蔵)
2014-11-21倭寇図巻(東京大学史料編纂室蔵)

倭寇図巻(東京大学史料編纂室蔵)その2(部分)
2014-11-21倭寇図巻(東京大学史料編纂室蔵)その2(部分)

こんな小さな舟でこの大海原を暴れまわっていたようだ。

この様に時代が違うとはいえ、遣唐使船のような大きな船でも手こずった東シナ海の航海、それがあんな小さな船でも可能、その理由は上に上げた「中国の海商と海賊」では以下のように書いている。

 万暦「温州府志」兵戎志、海防、「入寇海道」の条を引用する形で、
「日本から帆船で東北風が多く吹けば、その風を受けて薩摩、長崎県の五島からただちに浙江省中部沿海地区に到達する航路となった。その際の目標が寧波府の象山県東部の海上に位置する菲山列島であった。そこから沿海にそって南下すれば温州が襲撃地となり、北上すれば舟山列島が襲撃地となるとみられたのである。
倭寇の襲撃時期は旧暦の清明節(陽暦の4月上旬)から5月までの1~2ヶ月と、重陽節すなわち旧暦の9月9日から1ヶ月弱のあいだがその時期であった。

つまり日本から中国に行き、そして帰ることに出来る時期は年2回あり、この時期であればあのような小さな船でも往来できたわけだ。
船乗りにとって風を読むことは命にかかわること、だから海の民は風のことを熟知していたのであろう。


中国江南地方と日本・朝鮮との航路が有る季節だけ往復可能であったことを裏付ける資料が同じ文献に出ている。

これは朝鮮半島の高麗の記録「高麗史」の中に記載された宋代の中国商人の記録の中に出身地の分かるものがあり、それを纏めたもの。

高麗史にみる宋代海商表
2014-11-24高麗史にみる宋代海商表

ここには西暦1017年~1059年までの間に詳細不明の1件を除く20回の来航記録がある。
その20回中15回は7月~8月に到着している。
また同じ名前の人物が2回来ているものも有る。
つまり中国江南地方と朝鮮(日本もたぶん事情は同じ)との航路は、安全な季節があり、彼らはそれを良く知っていたと思える。
(尚この様なことは資料豊富な日本の方がもっとハッキリするだろうが・・・)


もう一つ、この中国江南地方から日本へのルートについてこんな話が有る。

この図は2001年にNHKスペシャル「日本人はるかな旅」で紹介された稲の渡来ルート(古い記事ですが、滅多にない情報が含まれているので紹介します)

稲の伝来地図
2014-11-24稲の伝来地図
出典:http://bunarinn.lolipop.jp/bunarinn.lolipop/bunarintokodaisi/inenotami/inenotami/ine4/ine4.html


正直な所、このNHKスペシャルが放送されていた頃、私は海外で仕事をしていたので残念ながらこの番組は見ていない。
しかし改めて色々資料を調べると、どうも何やら強いバイアスがかかっている報道の様に感じる。とは言うモノの貴重な情報も有るのでここに取り上げた。

この上掲イネの渡来ルート図で右下の赤枠内に興味深い事が書いてある。
以下のように書いてある

現在でも上海付近の漁民が漁に出ていて天候のせい(多くは台風のようだが)で、長崎の西海岸に漂着することがある。
日本政府はこれらの漁民を国費で飛行機に乗せて中国の送り返しているが、彼らが日本に到着する日数はほとんでが1~3日である。平均すると毎年1,2名が飛行機に乗っている。
第二のルートで日本から大陸へ渡っていくのは非常に困難だと思われるが、その反対の方法ならいともたやすく日本へたどり着けるのである。

そして以下は取材したNHKディレクターの書いたもの。取材は恐らく2000年頃と思われ、現在は相当事情は変わっているだろうが、大いに参考になるので、その内容を以下引用する。

<以下抜粋引用>
浙江省の沿岸は地形が複雑に入り組んでいて良質な漁港が無数にある。
やがて洪漁村(浙江省奉北市)という集落に辿り着いた。ここは中華民国総統であった蒋介石のゆかりの地だという。到着してまず驚いた。夕方で丁度漁民たちが海から戻り水揚げが始まったのだが、彼らの舟がどれも竹の筏(いかだ)なのである。長さ約10m、幅2m。どの筏も太い竹を20本ほど組み合わせただけの簡単な造りである。申し訳程度の小さな船外機が付いている。

ここは波は小さいが潮の干満の差が激しく、漁民は引き潮とともに漁に出て、満ち潮とともに港に引き揚げてくる。これはまさに太古さながらの漁である。主な獲物は浅瀬で海底をさらって獲るアサリなど貝類、そして仕掛け網で獲るアジやカニなどの近海魚である。舟を持つ費用は殆どかからないこの筏漁は、豊かな魚貝に恵まれた内海という環境に相まって、古くからずっと続いてきたそうで、もしかしたら河姆渡の昔から続いているのかもしれない。

さらに「日本まで流されることがよくある」という。潮の流れや風の関係で、漂流すると二日ほどで日本の九州沿岸あたりに流れ着くらしい。 確認するために海上保安庁に問い合わせると「現在はさすがに減ったが、1960年代頃までは中国の浙江省や福建省から漂流してきた漁船を、頻繁に沿岸や海上で救助していた」というのである。

河姆渡のあたりから流れ始めると、まず大河長江から吐き出された流れによって沖合いに運ばれ、やがて対馬海流にのって九州あたりに到着する。風向きが良い春から夏だと、この流れはさらに加速し、まる一日ほどで着くこともあるのだという。
<引用終り>


さて延々と長いこの話、やっと結論です。
私が言いたかったこと。
中国と日本の間には東シナ海が有り、そう簡単には越えられないと思われていますが実は違う。
季節を選べば・・・ それは年2回あるのだが・・・
倭寇の伝馬船くらいでも中国から日本には来られるのだ。
一番可能性の高い長江下流域、上海や寧波辺りから日本の九州まで800キロ位の海路。
そんな所だが、いとも簡単に日本までたどり着ける、これは将来起こるであろう中国の崩壊を考えるうえで非常に重要な事だと思っている。

その中国の崩壊が今秒読みに入っています。こんな古い話の中から現代でも参考にすべきことが沢山あるのではないか。そう思います。

丁度季節は清明。春の一番いい季節ですが、今世界は戦争状態と言ってもいいでしょう。備えが今こそ必要だと思います。

  1. 中国
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2020-04-03 15:21

オオイヌノフグリ


 オオイヌノフグリと言う名前の野草がある。
春先に薄い青色の花を咲かせる可憐な花なのだが、何せ名前がとんでもない名前をもらっている。

この花について、越後の国の季節の便りを写真でアップしてくださる無才さんが記事にしている。
「オオイヌノフグリ」
http://musai00h.blog.fc2.com/blog-entry-2645.html

一寸そのブログから写真を1枚拝借
2020-4-3オオイヌノフグリby無才さん

綺麗な花ですね。
オオイヌノフグリの名前の由来などは無才さんの上掲エントリー参照ください。


さてこんなかわいそうな名前の花だが、それを不憫に思ったか、読売新聞の4月3日朝刊一面のコラム欄(編集手帳)が取り上げている。

2020-4-3読売新聞4月3日朝刊一面

4月3日 編集手帳
2020/04/03 05:00
 東京では先日の雪が桜を散らすどころか、葉が出るのを遅らせ長持ちさせているらしい。多くの名所で近づいて仰ぎ見ることが制限される寂しい春だが、かがんで足元を見れば可憐かれんな花が咲いている◆小さな青い4弁の花が白っぽい芯をかこむ…と書けば植物好きの方はお分かりだろう。英名はキャッツ・アイ。くるくるした愛らしい猫の瞳を思い浮かべるけれど、いささか気の毒な日本名のせいで文学作品などに見ることは少ない◆高浜虚子にかろうじて一句がある。<いぬふぐり星のまたたく如(ごと)くなり>。オオイヌノフグリである◆英名と虚子の作を合わせてだろうか。かつては植物学者の間で「星の瞳」に名を変えてはどうかと議論になったこともあると聞く。小欄の自宅近くにある小学校では、フェンス越しにだが、校庭のあちらこちらに咲いているのが見て取れた。鉄棒やジャングルジムのそばにも。“長い春休み”が訪れ、ズックに踏まれることがないからかもしれない◆全国の主な都市で再開する小中学校は、約半数にとどまるという。小さな青い花がひそやかに咲き乱れる景色は、美しくもさみしい。


この花はどう見ても「星の瞳」の方がよく似合う名前だと思いますが、どうでしょうか。
虚子の句もこの花の美しさをよく表しています。

学校でこの花の名前を教えるのに、「ふぐりってなあに」と聞かれると困りますよね。


でも「ふぐり」「ふぐり」と言ってもバカにしてはいけません。
ふぐり丸出しで天皇陛下をお迎えしたことだってあるのです。信楽焼の狸です。
昭和26年11月15日、昭和天皇が信楽行幸のおり、信楽焼の狸が沿道でお出迎えされたとの事。(これで信楽焼の狸が有名になったらしい)

これがその時の写真
2020-4-3昭和亜天皇を迎える信楽焼の狸昭和26年11月15日
https://artsandculture.google.com/asset/h%C5%8Dgei-no-tanuki-tenn%C5%8D-heika-gek%C5%8D-kinen/RwHJLOSsOYWxjw?hl=ja

その時の御製が「をさなどき あつめしからになつかしも しがらきやきの たぬきをみれば」

最近もNHKのブラタモリでやっていましたね。この時の天皇陛下をお出迎えした信楽焼の狸。
これでいっぺんに有名になったのだとか。
  1. 社会一般
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2020-04-02 18:06

武漢肺炎<3つの「密」を防ぐ理由


 武漢肺炎への対策としてこんな事が政府から要請されている。
これは分かるのだが、どうも全体像が見えにくい。

2020-4-2新型コロナウイルスの集団発生防止


そんな時、良い資料が有った。
押谷教授の新型コロナウイルス感染症の現状、日本の対策などをまとめた資料。
https://www.jsph.jp/covid/files/gainen.pdf

押谷仁東北大教授は新型コロナウイルスの感染防止策を検討する政府の専門家会議メンバー。
長文だが大変分かりやすいのでぜひ見ていただきたい。

特に私にはこの部分が、今まで疑問に思っていた事が腑に落ちた。

2020-4-2クラスターの起きる環境
クラスターの起きる環境の類型化
・換気量が増大するような活動
・大声を出す
・歌う
・1対複数の密接した接触
・多くは咳・くしゃみが無く、通常の飛沫感染ではない

ここで「換気量」と言う言葉が出てくる。この換気量、換気と言うと普通は「部屋の換気」を思い出す。特に一つ上の政府の要請文「3つの密を避けましょう」の1番目が「換気の悪い密閉空間」、だからこの換気と思いがちだが違う。
この「クラスターの起きる環境」で言っている「換気量」は医学用語の換気。
肺で呼吸する時、どれだけに空気を吐いて吸うか、その量のことである。

肺胞換気量とはこんなもの
2020-4-2肺胞換気量
https://www.kango-roo.com/sn/k/view/1619 この記事を参考にしました。

ここから先は医学知識ゼロの短足が考えた推測なので違うかもしれませんが、普通の肺の換気量は1回あたり450mL~500mL。しかしその換気量の中で実際には肺胞まで届かずに吐き出される分が1回あたり150mL。だから普通に呼吸している時は吸った空気500mLの内約3分の2の350mLが肺胞まで届くことになる。
勿論これは大声を出したり、歌を歌ったり、運動したりすればこれよりずっと多くなるわけです。
ウイルスは小さいので、この肺胞まで届く空気に乗ってくるから、呼吸が激しくなって来れば肺に届くウイルスの量が増える。こんなことでは無いかと思います。

お医者様が難しい「換気量」などと言う言葉を言うので、わたしなりに考えてみました。
これで私なりに「3密」が理解できたと思います。
  1. 疫病
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  3. CM(4)

2020-03-31 19:37

蕗の薹 ほろ苦い春の声


 この所重い話題ばかりで、気が付けば今日で激動の3月も終わり。
明日からはまた怒涛の4月なんでしょう。

そんな事で今日は息抜きの話題。

29日の日曜日、朝6時35分からNHKのEテレ(変な名前です)で俳句の時間をやっていた。
私はその前が体操の時間なのでテレビをつけていたのだが、体操が終わったら俳句の時間。どれどれと見ていたら春の話題でフキノトウがテーマ。
俳句の時間だが、フキノトウで作った料理を食べながらの俳句談義。

その俳句はこんなもの。

ほろ苦き 恋の味なり ふきのとう
                杉田久女

杉田久女(1890-1946)にとっては蕗の薹のほろ苦い味は恋の味らしい。
でも私にとって蕗の薹の味は「ほろ苦い春の声」。

それで先日食べたフキノトウなど

2020-3-29蕗の薹


私は生来の怠け者なので、フキノトウは熱々の味噌汁に手でちぎった蕗の薹をパラパラ。
それで食べるとほろ苦い春の声が聞こえる・・・。

2020-3-29蕗の薹の味噌汁

3月はほろ苦いどころか、前代未聞の苦い味。
さて4月は、何とかトンネルの向こうに明かりが見えてくれることを祈ります。

  1. どうでもいい事
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2020-03-30 22:07

武漢肺炎<国内感染者数には日本国籍以外の人が多すぎ<*追記あり(3/31)



* 追記します。
このエントリーの内容は見直しが必要です。
コメント欄でkazkさんにご指摘いただいたのですが、厚労副大臣橋本岳氏のFBにこんな記事が有ります。
以下橋本岳氏のFBより引用
https://www.facebook.com/gaku.hashimoto.3/posts/3601287046612514
橋本 岳
3月22日 14:20 · 
たまたまこの記事を見つけたので、内部的に確認をしてみました。日本国籍者の数字は確認できた数字であり、それ以外の数(この方が「外国籍」としている数)は大半が「確認中」とのこと。PCR検査は匿名化して行っているため、陽性の検査結果が判明すると、保健所で名寄せしてから追跡し、自治体を経由して国籍等の報告をいただくことになります。よって把握に時差が生ずるため、資料的には直近の数字は「確認中」が一定数生じてしまうのが現状です。
記載の仕方を工夫してもらうよう担当に伝えるとともに、情報の集約の仕方を考えます。

橋本岳氏がこの記事と言っているのはこんな記事
厚労省・新型コロナ陽性者データに内在する不可解な矛盾 ishtarist 2020/03/20
<引用終り>


当初このエントリーはこの情報が分からずアップしました。しかし現役の厚労副大臣の発言なので一応信用すべきかと思います。但し橋本岳副大臣が厚労省に問いただしてからすでに1週間以上。厚労省のデータには変化が有りません。副大臣の言うことなんか聞くもんかとでも言いたいのでしょうか。
本文のグラフを見ると分かりますが、日本国籍以外の数字は3月11日以降様相が激変しています。
そしてその前、3月4日付でPCR検査が保険適用との厚労省の決定が有ります。
保険適用になったら急激に日本国籍以外が増えてきた。でも保険適用ならそもそも保険番号など確認する筈で、どうしてこんな事になるか分からない。
百歩譲って名寄せに時間がかかるなら、分かった時点で訂正すればいい。こうでは無いでしょうか。
こんな疑問が有ることを前提に以下記事を見てください。
尚詳細が分かったら別途記事アップします。


では以下当初エントリーです。

 武漢肺炎の感染者数が日々増加している。しかしここに今まで殆ど報道されていない問題をツイッターで問題視している人がいる。
その問題点は何か?

国内の感染者数に占める日本国籍以外の人数が異常に多い。多すぎるのだ。
3月29日のデータでは日本国籍以外の感染者数は全体の約40%(3/29現在)。日本に居住している外国国籍の人は確か2%程度のはずだが、何だ? この異常な日本国籍以外の人数の多さは。

最初にそのグラフ
以下Chieko Nagayamaさんのツイッターからグラフを借用
https://twitter.com/RibbonChieko/status/1244219925943615488

2020-3-30日本国内感染者数累計
こんな信じられない話のソースは厚労省のデータなのでそのページを見てみた。

厚労省のHPより
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10555.html

厚労省のHPコピー
このコピーの下の方、赤枠内にその記述が有ります。
3/29の場合、PCR検査陽性者1693人、その内日本国籍者1007人なのだという。

2020-3-30厚労省の武漢肺炎ページ


この日本国籍以外の人が何者なのか、日本居住者の外国籍の人は確か2%程度の筈。
余りにも多すぎとは思いませんか。
矢張り、トランプに倣って、「ジャパン・ファースト」を叫ばねばいけない時代の様です。
  1. 疫病
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