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2021-11-28 17:03

階前の梧葉 已に秋声<近況報告です


 11月もあと2日になりました。今月はあまりにも目まぐるしい日々で、とうとうブログの更新も出来ませんでした。やっと少し時間がとれるようになりましたのでちょっと近況報告いたします。

最初に、11月7日に東京在住の兄が死去しました。
10月にはもう危ないとは聞いていたのですが、見舞いに行こうとしても病院からコロナのため面会を断られ、やっと11月4日に面会できた(もう寝たきりで意識もない状態)。結局7日には死去。
コロナ禍で仕方ないとは言え残念でした。

東京へは見舞い、通夜、葬儀と3日もいかねばならず、家人の介護もあるので息子に休暇を取ってもらったり、在宅勤務に変えてもらって対応しました。
その後も家人の病状は芳しくなく、私も殆ど付き切り状態。やっと最近になって病状が安定し始めたので、今日こんなブログを書いています。

こんなことで、コメントいただいた方にも返事も出来ない状態で大変申し訳ない。お詫びいたします。

今後ともこんな状況が続くと思いますが、家人の病状を悪化させているファクターのひとつを突きとめましたので、これからは多少良くなるのではないかと(希望的ながら)期待しています。
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2021-11-02 14:24

プーチンのマルクス主義批判


 ロシアのプーチン大統領が、10/21黒海沿いの保養地ソチで行われた国際ディスカッションクラブで行った講演が話題になっている。
講演内容は「21世紀の世界的大改革」と題するもので、要点は三つ。
1.気候変動と環境悪化
2.社会経済的問題の悪化、つまり西側の資本主義の行き詰まり。特に富の不均一な分配は、過去の世界大戦や血生臭い社会的大変動の引き金になったのと同じ位に進んできた。西側先進国で資本主義の現在のモデルが答えを出していない。
3.西側先進国で進んでいるwokenessなどの極端な左傾化は、過去にソ連が1917年の革命後に起こった悲劇と異ならないもので、それに対抗する考え方が必要だ。

この3番目の項目がマルクス主義批判にもなっているわけで、プーチンもそう言っているが、マルクス・レーニン主義と言わず、マルクス・エンゲルスのドグマ(教義,教条主義)と言っているところがプーチンらしい。
このことに強く反応したのが、LGBTやwokeness運動などに苦しむアメリカ保守のメディアdaily wireだったという訳だ。

注:wokeness(ウォークネス)〈米俗〉
社会正義に関わる問題や人種差別、性差別などについて、気づきの状態にあるだけでなく、一歩進んで問題の解決に取り組もうとする状態。LGBTなど。「目覚めた」という意味の“woke”を名詞形にした造語。

これに対し、アメリカの保守系メディアdaily wire(2015年に出来た新しい保守系メディア)がこんな記事を出した。
Putin Warns Wokeness Is Destroying The West: It Happened In Russia, It’s Evil, It Destroys Values
「プーチンはWokeness(注:上掲解説参照)が西側(西側先進国、意訳すれば坂の上の雲だった西欧諸国)を破壊していると警告。それは凶悪であり、価値観を破壊する。」

最初に、プーチンの講演とQ&A全文はこれ(英訳されていますが超長文です)
https://valdaiclub.com/events/posts/articles/vladimir-putin-meets-with-members-of-the-valdai-discussion-club-transcript-of-the-18th-plenary-session/

それに反応したアメリカのdaily wireの記事がこれ
Putin Warns Wokeness Is Destroying The West: It Happened In Russia, It’s Evil, It Destroys Values
https://www.dailywire.com/news/putin-warns-wokeness-is-destroying-the-west-it-happened-in-russia-its-evil-it-destroys-values


以上までは英文で訳分かりませんが、以下メルマガのコメント欄でPB生、千葉さんが解説されています。

 「宮崎正弘の国際情勢解題」  
令和三年(2021)10月25日(月曜日)  通巻第7092号  

(読者の声3)近年急速に政治問題化されているいわゆるLGBTですが、ロシアのプーチン大統領が今起きていることは1917年の革命中にロシアで起こったことと何ら変わりはないと発言している。英語サイトですがWEB翻訳でも十分理解できる。
https://www.dailywire.com/news/putin-warns-wokeness-is-destroying-the-west-it-happened-in-russia-its-evil-it-destroys-values

 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は11日の演説で、極左思想が西欧諸国の社会問題を引き起こしているとし、「1917年の革命時にロシアで起きたことと変わらない」と非難しました。
プーチン大統領は、ソチで開催されたヴァルダイ国際討論クラブの第18回年次総会で、「21世紀のグローバルシェイクアップ」というテーマで発言しました。プーチンの発言は通訳によって翻訳され、その映像はロシア政府のウェブサイトにアップロードされた。
プーチンは、欧米諸国にはやりたいことをやる権利があるが、「ロシア社会の圧倒的多数」はこうした新しい考え方を拒否していると述べた。
「いわゆる社会的進歩の準備は、人類に新しい良心、新しい意識、より正しいものをもたらすと信じている」とプーチンは語った。
「しかし、一つだけ言っておきたいことがある。彼らが考え出すレシピは何も新しいものではない。逆説的に思われるかもしれませんが、これはロシアで見られたことなのです。1917年の革命の後、ボリシェヴィキはマルクスとエンゲルスの教義に従った。彼らはまた、伝統的なライフスタイル、政治的、経済的なライフスタイル、さらには道徳の概念、健全な社会のための基本的な原則を変えることを宣言しました。彼らは、時代や世紀を超えた価値観を破壊しようとしていました。
「ちなみに、ボリシェヴィキは、自分たちの意見とは異なる他の意見には絶対的に不寛容だった」とプーチンは続けた。
「このことは、何かが起こっていることを思い出させると思います。西洋諸国で何が起こっているかを見ると、ロシアがかつて持っていて、遠い道のりに置き去りにしてきた慣習を目の当たりにして困惑します。平等と差別に対する戦いが、不条理の瀬戸際にある攻撃的な教条主義に変わり、シェークスピアのような過去の偉大な作家が、性別や人種の重要性を理解していない後進的な古典として発表されたために、学校や大学で教えられなくなっています」。
「ハリウッドでは、映画館で、映画の中で何をすべきか、何人の人格や俳優がいて、どんな色をしていて、どんな性を持っているかを思い出させるビラがあり、時にはソ連共産党中央委員会のプロパガンダ局が行ったことよりもさらに厳しく、厳格なものになっています」と述べた。
そして「高い目標である人種差別との戦いは、新しい文化、キャンセル文化、そして逆差別、裏の人種差別へと変わっていきます。真の市民の権利のための闘士たちは、そのような違いをなくそうとしていたのに。私には夢があります。私の4人の小さな子供たちが、いつの日か、肌の色で判断されるのではなく、その人の人格の中身で判断される国に住むことです」。
それこそが真の価値である。
「ご存知の通り、ボルシェビキは財産だけでなく、女性も国有化しようと話していました」
プーチンは続けます。
「新しいアプローチの提案者は、男と女の概念をすべて排除しようとするほどで、男と女が存在し、これは生物学的な事実であるとあえて言う人は、すべて追放されてしまうのです。親1号、親2号、あるいは産んだ親、あるいは母乳の代わりに人間の乳と言う。そして、そのすべてを言うのだから、自分の性的意図がはっきりしない人も不幸にはならない」
「そして、これは新しいことではなく、20年代、1920年代には、ソビエトのクチュールタゴールがいわゆる「ニュースピーク」を考え出し、それによって新しい意識を築き、新しい価値観を打ち出していると考えていましたが、それが行き過ぎて、今に至るまでその結果を感じています」と、この問題について結論付けました。
幼い頃から「男の子は簡単に女の子になれる」と教え、その選択を子供たちに強要することは、非常に恐ろしいことです。親を押しのけて、子供に人生を狂わせるような決断をさせるのです。これは、人類に対する犯罪に近いものであり、進歩の旗の下に行われているが、一部の人々はそれを望んでいる。
・・・以下略・・・
<引用終り>

尚、PB生、千葉さんの記事はナニワの激オコおばちゃんも紹介しており、こちらの方が読みやすいかもしれません。


話が長くなりましたが、ここからが私に言いたいこと。

プーチンの言ってる2と3,つまり資本主義の行き詰まりと文化や思想面の左傾化は実は同じ問題の裏と表の面だという事がある。このことがマルクス主義者にとっては当に思うツボ。
それで思い出すのがイタリア共産党の創立者の一人、アントニオ・グラムシの言葉だ。

グラムシ(1891-1937、イタリアのマルクス主義思想家)は「文化を変えれば熟した果実の如く、権力は自然に落ちてくる。その為には年月はかかるが、教育、芸術、映画、演劇、新聞、雑誌、ラジオ(現在ではテレビも)、司法、行政、立法を慎重に攻め落とし(自由主義は試験さえ通れば内部に潜り込める)新しい価値を刷り込んでゆくこと」と主張している。

今西欧で起こっている極端な左傾化は、当にこのことが起こっているとみるべきだと思う。

私はプーチンが好きであるわけではない。しかし流石ロシアという難しい国を長年引っ張ってきた人物だ。西欧の現状をよく見ている。
此処までの現状認識を持った政治家が日本にいるだろうか?。


では解決策はあるのか?。

グラムシはいいことを言っている。
「教育、芸術、映画、演劇、新聞、雑誌、ラジオ(現在ではテレビも)、司法、行政、立法を慎重に攻め落とし(自由主義は試験さえ通れば内部に潜り込める)新しい価値を刷り込んでゆくこと」
これだ!。
ここに答えが存在する。

「時間がかかるが、教育、芸術、映画、演劇、新聞、雑誌、出版、ラジオ・テレビ、ネット・SNS、司法、地方を含めた行政、立法を慎重に改革し、内部に潜り込んだ獅子身中の虫を叩き出し、未来志向の新しい価値を確立していくこと」。
こんな風ではないだろうか。特に教育、司法、行政などは、一旦入り込めば簡単には追放出来ない。そんなところも改革の重点だろう。
 

更に冒頭紹介した宮崎正弘さんのメルマガのコメント欄には、この問題の答えの一つも紹介されている。全く偶然だが、それを紹介したい。
R生、逗子さんのコメントである。

<以下引用>
令和三年(2021)10月25日(月曜日) 通巻第7092号 
 
(読者の声1)トランプ氏が独自SNSを立ち上げました。
「新会社のトランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループ(TMTG)は来月にソーシャルメディア「TRUTH Social」のベータ版の試験運用を始め、2022年第1・四半期から一般の利用を開始する計画を明らかにした。」
https://jp.reuters.com/article/usa-trump-socialmedia-spac-idJPKBN2HC026
 トランプ氏をバンした、フェイスブック、ツイッターの株価は下落です。
Facebook チャート:https://www.tradingview.com/x/i9qb5kEA/
Twitter チャート:https://www.tradingview.com/x/UyAaFKEc/
 大手メディアが1984(引用者注:小説1984年が描く全体主義国家によって分割統治された近未来世界の恐怖の見意味)的に国民を支配するなか、トランプ派が息を吹き返すきっかけ、さらには日本にも影響を与えればと思います。トランプ氏はアメリカ人に寄付を募っていましたが、反撃返しですね。
 デジタルワールドトランジションのチャート。
https://www.tradingview.com/x/CNdEm8bW/
来年前半には新SNSスタートだそうです。
https://www.fool.com/investing/2021/10/21/why-digital-world-acquisition-stock-skyrocketed-35/
  (R生、逗子)
<引用終り>


プーチンの話は、単なる茶飲み話ではない。これからプーチンがどんな施策を行うのかがうかがえる話で、日本に無関係ではないと思います。
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2021-10-17 17:02

生きた経済の分からない財務官僚


 文藝春秋最新号(11月号)を買ってきた。
この前、文藝春秋を買ったのは何時だったのだろう。全く思い出せない遠い遠い昔の事だ。
どうしてそんな文藝春秋を買ってきたのか?。理由は今評判の財務次官の政府への反逆記事『財務次官、モノ申す「このままでは国家財政は破綻する」』に興味があったためだ。

2021-10-15文藝春秋11月号表紙

早速デカデカと11月号の表紙を載せたのはこんな所を見てほしかったから。
赤字で大きく「危機のリーダーの条件」とあり、その下に『財務次官、モノ申す「このままでは国家財政は破綻する」』とある。
この赤字の記事は「危機のリーダーの条件」とあり、明治維新から米中対立、コロナ危機まで取り上げた大変読み応えのある記事なのだが、表紙だけ見ると財務次官が危機のリーダー、そう言っているように見える。此れこそ印象操作そのものだと思う。
とまあ、第一印象はともかくとして、表紙の話はここまでにします。


最初に読後感から言います。
『財務次官、モノ申す「このままでは国家財政は破綻する」』こんな記事ですが・・・。
ひどいの一語に尽きます。財務官僚のトップたる現役の財務官僚が経済の何たるかを全く知らない、こんなひどい話なんです。
若しこんな奴がどこかの会社のトップだったら・・・。その会社は間違いなく潰れます。
そんなひどい話なんですね。

内容と反論は元財務官僚の高橋洋一さんの言っていることの通りです。

財務事務次官「異例の論考」に思わず失笑…もはや隠蔽工作レベルの「財政再建論」
2021.10.11

高橋洋一さんは10/13のニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」でこの問題について語っているが、この方が簡単で分かりやすいのでこちらを引用します。

<以下引用>
矢野事務次官の寄稿は「財務省の事務方トップが“会計学に無知識である”ことを世界に晒した」 ~高橋洋一氏が指摘
10/13(水) 17:45配信


ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(10月13日放送)に数量政策学者の高橋洋一が出演。『文藝春秋』で発表された矢野康治財務事務次官の論考について解説した。

財政政策について

飯田)『文藝春秋』11月号に載りましたけれど、現役の財務事務次官が、政策に関して「バラマキ合戦」と批判したという記事について伺います。ここへ来て与野党に波紋が広がっていますが、どうご覧になりますか?

高橋)「ついにやってくれたな」と思いますね。

飯田)やってくれたな?

高橋)いままで表では言わなかった話を言ってくれたなと思いました。私も30年以上昔から、「これはおかしい」と思っていたのです。何がおかしいかと言うと、一般会計のフローと言って、収支だけで判断する。おまけにストックのところは債務だけしかないという。

飯田)いままで言わなかった話。

高橋)国の会計は一般会計以外にも、特別会計がたくさんあるのですよ。それがフローの段階では全部合わせていない。さらに、それを全部合わせたもので「バランスシートをつくって、債務だけではなく資産も見なくてはいけない」というのが会計学の基本なのですが、それに反している。最初から変だと思っていたのだけれど、政府のバランスシートをつくることがなかったから、きちんと説明できなかったのです。私が財投改革をやったときに、「政府のバランスシートをつくらないと絶対にできませんよ」と言ったら、「やっていい」と言われたのですよ。

飯田)バランスシートを。

高橋)一般会計以外も含めたものを全部つくったのですよね。それで初めてわかったのですが、「財政問題はない」というのはそのときからそうでした。

飯田)この主旨の部分は、各党の経済政策に対して、「政府債務がこれだけあるのに、こんなにバラ撒いてもいいのか」というようなことが書いてあったわけですが。

高橋)はっきり言うとバランスシートが読めないという、会計学から見れば0点という状況なのですよ。みんな「意見だから、意見だから」と言うけれど、前提となる会計学の知識が0点というのは恥ずかしいことですよ。

飯田)矢野氏はもう少し踏み込んで書いていたかも知れませんが、資産の部分について「いきなり売ると言ったって、山や道路は売れないだろう」ということが出て来ますよね。

高橋)それはどんな会計でも一緒ですけれどね。売れなかったときには、それを担保としてファイナンスするなど、いくらでもできるのです。要するに、財務省の事務方トップが「会計学に無知識である」ということを世界に晒したというのが、私はポイントだと思います。

飯田)昨日(12日)の閣議後会見のなかで、閣僚の方々が「個人の意見だ」とか、「いままで政府が言って来たことから反していない」というような、どちらかと言うと擁護的な発言をしています。

高橋)「ずっと間違いを続けていて平気?」ということです。中身について言えないでしょう。中身について唯一言えている人は、安倍さんです。

飯田)安倍元総理。

高橋)「あの論文は間違っている」の一言でおしまいです。

飯田)間違っている。

高橋)このように「間違っている」とはっきり言えないとダメです。「意見だ」などと言うのは誤魔化していますよね。従来と同じだと言うけれど、従来からずっと間違っているのです。みんな中身について言えないのです。これでお里が知れてしまう人が出て来ますよ。

飯田)経済同友会の櫻田代表幹事は、「書かれていることに100%賛成だ」と言っています。

高橋)それでは企業経営はできませんね。

飯田)選挙の直前で出て来たというのも、ハレーションを生んでいるところです。

高橋)官僚のやりたい放題であるという内閣の形を表していると思います。
<引用終り>


ここでもう一つ、産経新聞の名物記者阿比留瑠偉さんがFBでコンナことを言っています。

<以下引用>
阿比留 瑠比
10月11日 0:21  · 
財務省が話題になっているので、拙著『総理の誕生』(文芸春秋)から、安倍元首相が首相時代に周囲へ語った言葉を引いてみます。
「財務省は、経済が分かっていない。特に(予算編成を司る主流派の)主計局あたりは、集めた税を再分配することしかやっていないから、生きた経済を分かっていない。彼らには、その必要性がないからね。私も最初は『まさか』と思ったけれど、いろいろ彼らと話をしていて財務官僚が経済を知っているというのは違うと分かった」
・・・以下略・・・
<引用終り>


さてその経済の分かっていない財務次官様がこんなグラフを論文の中に入れています。
通称ワニの口グラフ。
2021-10-16文藝春秋11月号の鰐の口グラフ

財務次官殿はこんなグラフで、日本の経済が大変だ~、だから歳出削減=緊縮財政だ~、と言いたいようだ。

だがね。この鰐の口グラフはもっと本質的なところを示している。
それは何か?

ここを見てください。
2021-10-16文藝春秋11月号の鰐の口グラフ改訂版

日本の税収はここ30年殆んど横ばいです。いや正確には1990年をピークに、鍋底状態。やっと第二次安倍政権のアベノミクスで少しずつ回復し、2020年にやっと30年前のピークを越えることが出来たんです。
原因は色々ありますが、ズバリ一言「デフレ」です。

しかし残念ながら、矢野事務次官様の論文にはそのデフレ対策云々はありません。
よくこんなことで事務次官が務まるものと思いますよね。

私は現役の最後はタイで仕事をしていました。そこで経理の若手(もちろん日本人です)に特に注意して言っていたことがあります。
『これからの経理は戦略的経理でなければいけない。戦略的経理とは一言でいえば「山之内一豊の妻」だ。普段は倹約に努めて居ても、いざという時は鏡の奥のへそくりを差し出して、これでよい馬を買って手柄をたてなさいと亭主のしりをたたく。これだよ。良い馬とは、今でいう設備投資だよ。これが戦略的経理だ』。
こんな発想でなければ、今日の難局を切り抜けることはできません。

そんなところが財務事務次官にはわからないのが日本の問題なのでしょう。さてどうしたものか・・・。

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2021-10-08 10:49

英霊に対する尊崇の念<プーチンの場合


 ネットでこんなツイートが流れていました。
ロシアのプーチン大統領が戦没者慰霊祭で、大雨の中ずぶ濡れになって参拝している様子が紹介されています。
プーチンの日本に対する態度は大いに問題があるのですが、戦没者に対する尊崇の念は立派と言ってもいいでしょう。
日本の首相が靖国に参拝するだけで外交問題になる。こんなことはいい加減にやめるべきです。
私が特に気になるのは、現在の高齢者には父親が戦死し、母子家庭で育った人が多数います。
こんな父親を戦争で失った人たちに共通するのは、金銭的にはともかく、「俺の親父は死んでも尊敬されないのか」という無念の思いです。
この無念の思いが政府のやっていることへの反感につながり、反政府活動を陰に陽に支持している。高齢者に多い反政府気分の原動力ですね。

そんな思いで見ると、この話しは大いに参考になります。



<以下平成を忘れないbotさんのツィートより引用>
https://twitter.com/HEISEI_love_bot/status/1443909795480702978

「無名戦士の墓」式典でプーチン大統領は大雨の中ずぶ濡れで参加。

「なぜ傘をささなかったのか?」
にプーチン大統領は
「ロシアの兵士は第二次世界大戦中にどんな天候でも戦った、人々はそこに住み(*注参照)そこで死んだ」
「私たちは砂糖で作られていない、傘をささなくても人間は溶けない」
と言った。

2021-10-8無名戦士の墓でのプーチン


このツイートに有本香さんがこんなことを言っている。

<以下引用>
https://twitter.com/arimoto_kaori/status/1444102135596023815

有本 香 Kaori Arimoto
⬇プーチン大統領に「墓参りの作法」を教えたのは森喜朗元総理であろう。昔シベリアの日本人墓地を共に参った際、コートや手袋を脱ぎ始めた森にプーチンが、どうしたのか、と聞き、「寒さで死んだ先人を思うと暖かいコートを着てお参りなどできない」と森が説明すると、プーチンも脱ぎ黙祷したそうだ。


ちょっと興味深い話なので典拠を調べてみたらこんな動画が見つかった。
ソースは4年ほど前のモノ。

<以下引用>
https://9post.tv/43807

「無名戦士の墓」での式典に大雨の中ずぶ濡れで出席したプーチン大統領。その理由が「素晴らしいリーダーシップ」と絶賛される
エンタメニュース2017/10/28


この動画にはこんな注がついている。
RT (formerly Russia Today)  
RT はロシア政府によりその全体若しくは一部の出資を受けています。


1941年6月22日、ドイツは、ソ連を奇襲攻撃、ソ連ではこれに端を発する戦争で2700万人の命が失われました。ロシアはこの日を「記憶と悲しみの日」とし、毎年式典が行われています。

話題になっているのはモスクワの「無名戦士の墓」で行われた式典での出来事。プーチン大統領は大雨にもかかわらず、ずぶ濡れでこの式典に参加しました。

「なぜ傘をささなかったのか?」とインタビューで聞かれるとプーチン大統領は

「ロシアの兵士は第二次世界大戦中にどんな天候でも昼も夜も戦った。人々はそこに住み(*注参照)、そこで死んだ。それは恐ろしい状況だ」「私たちは砂糖で作られていない。傘をささなくても人間は溶けない。」
と回答しました。

これに対し、YouTubeには「ロシアの英霊のためにこうしたのだね。。」「素晴らしいリーダーシップ!」「涙を隠すためか、、」「うちの大統領もこういう風にあってほしい」「本当のリーダー」など様々なコメントが寄せられています。

*引用者注:「そこに住み、そこで死んだ」の「住み」は原文は見ていないが多分「生き」の誤訳と思われる。ロシア語で「 жить (発音はジーチ)」には生きるという意味と住むという意味がある」
だから、「そこに生き、そこで死んだ」と解釈される。
<引用終り>

 英霊に対する尊崇の念、それが今を生きる人の生き方につながる。
そんな意味で、今回の総裁選での靖国参拝の議論が、日本をより良い方向に導いてくれることを期待します。

  1. 社会一般
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2021-10-01 17:12

総裁選を情報弱者の視点で見ると<*投票率を追記しました


 自民党の総裁選挙が終わりました。結果は岸田総裁で決まり。
私としては最悪の河野太郎にならなかったのでまあ良しと理解しています。

そして今回の選挙でよかったこと、それは各候補者の政策・思想が明らかになったことです。
特に皇室の問題、皇位の安定的継承をどう考えるか、エネルギー政策や原発の考え方、靖国神社参拝問題、ミサイル防衛や敵基地攻撃能力問題など、普段国会では取り上げられない問題や断片的にしかわからないことが明るみに出たこと。今回の総裁選が多分日本の転換点になる大きな問題が論点だったことが大きいです。


しかし今回の選挙でどうしても気になることがあります。党員票と議員票の乖離です。

こんな結果

<1回目の投票>
  ※   議員票+党員算定票=合計票
河野太郎候補    86票+169票=255票
岸田文雄候補  146票+110票=256票
高市早苗候補  114票+ 74票= 188票
野田聖子候補    34票+ 29票=   63票
※届出順

<決選投票>
  ※              議員票+都道府県票=合計票
河野太郎候補  131票+39票  =170票
岸田文雄候補  249票+  8票  =257票

国会議員だけの票で決めれば、1回目の投票結果で岸田と高市で決選投票になる。国会議員票では優勢と言われていた河野太郎は結果は高市にも及ばず3位。
河野太郎は投票直前の決起集会では90名以上の国会議員が参加していたのに、蓋を開けたら86票。
少なからぬ議員が裏切っているわけだ。

一方地方の党員の票を見ると全く違う。党員の票だけ見ると河野太郎はトップで44%の票を獲得している。
さらに驚くのは決選投票で一都道府県に1票を与えてみると、47都道府県で39票が河野になっている。なんと38都道府県(注)で河野がトップなのだ。
(注:奈良県だけダントツ高市がトップだが、決選投票はその県の党員党友票のうち二人の候補者の票数の多い方が選ばれるので、奈良県の一票は河野へ、)

*10/2追記します
投票率は、全国平均:69.0% 最高は広島県の90.8%、2位は奈良県の79.2%、最少は沖縄県の50.5%でした。
4千円の年会費を払っている党員の投票結果です。それでこの数字。あまりにも少ないと思いますね。やはりこんなところも改革の必要性を感じます。そうしないと某国に乗っ取られます。


そしてこの一般党員の票を左右しているのは恐らく新聞テレビなど日本のマスゴミの影響が大きいのだと思う。
実は昨日私は地域の友人たちとコーヒーを飲みながらおしゃべり会をしたのだが、私と同い年の友人たちの今回の選挙に関しての感想が面白かった。
もう末期高齢者(後期高齢者とも)になった友人たちは全くの情報弱者で、情報源は新聞とテレビだけ。スマホも持っていないので、テレビのワイドショーで喋っていたことがそのままその御仁の意見になる。活字の情報は新聞だが、新聞も左翼色満載の中日新聞ばかり。新聞は当地方では大部分が中日新聞で朝日新聞と大差ない左巻き、少数派が朝日新聞、絶滅危惧種が読売新聞、ほぼ絶滅が産経新聞。

私の友人たちは、とにかくアベとアソウが嫌い。顔を見るだけで虫唾が走るという。
つまり朝日新聞などの論調そのもの。
何せほかの情報源が全くないので、新聞テレビの言うことを信用するしかない。
テレビのワイドショーで、電波芸者たちが面白おかしく政権批判や官僚批判を繰り返しているのが情報源のすべてと言っていいだろう。

そして今回の総裁選の党員票はそんな情報弱者が投票した結果なのだと思う。

ここから導き出される結論は、マスゴミの浄化に尽きる。
第一歩として電波の自由化でもっと自由競争をさせる。
NHKの抜本的改革、政府の広報機関たるテレビ局を作ることも重要だろう。

こんなことがどうしても必要だと痛感した次第。

  1. 政治
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